Bonjour à tous !
1LDK PARISの青山 翔太郎です。

パリ店舗の内装デザインはパリ在住の友人ケンジの紹介でTeePee Architectsのレイブン舟木さんにお願いすることになりました。
http://raybunfunaki.com
日本、フランスを中心に建築設計、改修、都市計画、遺産保護の活動を展開している方で、
雰囲気でいうと坂本龍馬 meets シャルベ的な、知的日本男児とエスプリのきいたエレガンスさ、
倉庫裏の地下通路へスーツが埃まみれになるほどグイグイ入っていく男気溢れる行動力は、一緒に仕事をする上でとても良い刺激を与えてもらっています。

内装デザインは大まかな方向性が決まり、見積もりが届き次第さっそく改修工事に進みたいところでしたが、現在フランスはToussaintというカトリック系の短いバカンスに入っていて、2週間ほどの業者のバカンス帰りを待ってからの見積もりとなりました。
ここまで順調だったスケジュールでしたが、「ついにここでフランス式の洗礼がきたか…」と。

海外ではこのバカンス事情が大変頭を悩ませるところで、例えばヨーロッパの縫製工場は７、８月は夏休みに入るので夏場工場はストップ、中国の縫製工場は旧正月の間ストップ、イスラム教の地域ではラマダン(断食)の時期を考慮する必要があったり、さらにフランスに限ってはストライキで交通機関が頻繁にストップするので、各国の文化をしっかりと把握しておく必要があります。
今回のパリへのフライトもストライキ中で、当日４便のフライトがキャンセルになりましたが、針穴に糸を通したかのようにすり抜けて、たまたま僕のフライトは運行したので無事パリ入りできました。
日本にいると当たり前のことが、一歩外を出ると通用しない常識や文化がたくさんありますが、
ビジネスランチにワインを飲むのもフランスの文化…
ということで、なかなか良いところもあるじゃないか、と。

Salut,
1LDK PARIS 青山 翔太郎