1LDK PARIS

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Zip up knit

こんにちは。1LDK PARISの店長関です。

Hi everyone, Bonjour, I’m tencho-Seki of 1LDK PARIS.

 

本日フランスはLyonより、こちらが到着しました。

We received new garments from Lyon today.

ARPENTEUR ROSCOFF J. zip up knit  340€

古き良きフランスのワークウェアをベースに、現代的なデイリーウェアを作るARPENTEURは2011年にLyonでスタートしました。

大きな特徴の一つは全てのアイテムの生産をフランス国内で行っている事です。

MADE IN FRANCEです。

 

先日ご紹介しましたDE BONNE FACTUREもそうですが、今30代のデザイナー達は自国生産の魅力を見直しているのかな、と感じます。

国は違いますがS.E.H Kellyも同じ世代だったと思います。

 

生産国がどこにあるからと言ってクオリティの高い、低いという事は一概には言えません。

ただ、その国のデザイナーが自分の国の生産背景で作った物には「匂い」が確実に出てきます。

ここを1LDKでは大切にしていきたいポイントだと思っています。

ベーシックだからこそ「匂い」にこだわらなければ、何でもない「ただの普通」になってしまいますから。

「ただの普通」も場合によっては格好良いんですが、やはり自分が気に入って毎日愛用する物には何かの要素が欲しいのも確かです。

1LDKの場合はそれが過度なデザインではなく「匂い」「雰囲気」なんだと思います。

 

本日ご紹介するのもアイテムとしては超普通、なのに持っていない人の方が多いであろう「ジップアップニット」です。

それはこのアイテム、おじさんファッションのイメージが強すぎるからでしょうか。

カーディガンにデザインと機能性を足してジップアップになったのでしょうが、それを求めて着こなすと当然、間違った方向に進んでしまいます。

個人的にも挑戦する気のないアイテムでした。

 

しかし昨年Parabootの工場見学に行った時、ランチを一緒に食べた2人の営業担当のフランス人が、揃ってジップアップニットを着ているのを見た時に「これは・・・!」と思う事がありました。

冬だったので彼等はアウターの下に着込んでいるのですが、それが何とも言えずちょうど良いバランスだったんですね。

これがインナーダウンとかフリースだと感じ方も違ったのでしょうが、クラシックな靴ブランドのスタッフは着こなしもクラシックなのだな、と妙に納得してしまったのです。

で、そういえば今までスルーしていましたがARPENTEURも初期からジップアップニットは作っていたと思い出し、その後の展示会ではすぐにオーダーを決めたのでした。

 

とは言え、やはりおじさんアイテムという事に変わりはないのですが、これを上手く着る方法として「ブルゾンとして使う」があります。

カーディガンとして着るのではなく、ブルゾンとして着る事によって、着こなしの方向性も見えてきそうです。

Kaptain Sunshine EAST COAST DENIM PANTS  160€

これが普通の着こなしです。

シャツとデニムにParaboot。

個人的には気に入っていますが、人によってはちょっと敬遠するかもしれません。

 

そこで

UNIVERSAL PRODUCTS Sweat hoodie  150€

インナーにスウェットパーカーなどを入れてあげるだけで印象が変わります。

かなりヘビーウェイトなニットを使用しているため、このような着こなしでも上手くハマってくれます。

 

フロントファスナー裏に付いている綿のテープや、ファスナーヘッドに付いたコード、そしてファスナーも今では見かける事のほとんどないフランスのECLAIR社製のものです。

このタイプのファスナーはARPENTEURの別注ではないのですが、使うメーカーがほとんどないためほぼ別注扱いになっていると聞いた事があるような、ないような気がします。

逆にECLAIR社のラインナップで彼等が使いたい型はこれだけだったそうです。

 

そんなディテールへの「こだわり」と、フランス生産だからこそ出せる「匂い」を持って、新しいアイテムに挑戦するのもきっと楽しい事だと思います。

1LDK PARIS 店長関

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September 2, 2015, 2:39 AM

Category: ARPENTEUR