FNO EXCLUSIVES #1 -STORY mfg. for 1LDK/DEPOT.-
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デザインと機能性が共存するED ROBERT JUDSONの財布
こんにちは。1LDK/DEPOT.の網谷です。
このFNO別注のアイテム達それぞれには、今回は特に
別注させて頂いたのは現:中目STAFFの郡を含めた、
STORY mfg. SHORT ON TIME JACKET for 1LDK/DEPOT. ¥45,000+TAX-
それはさておき、今回の別注アイテムはSTORYでは欠かすことの出来ないこのジャケット。洋服を買う上でそのバックグラウンドであったり、裏話であったり。僕たちを含めてなぜか特別さを感じるのは普通は知ることが出来ない様なことを知った時だったりします。という訳で直接デザイナーのBobbinとKatyに連絡を取ってみました!!
単刀直入に聞いたのはやはりこのジャケットのこと。
AMITANI — The jacket called “SHORT ON TIME JACKET ” we let you make the bespoke at this time have been lineup as a main item in your brand we think, is there any kind of image source? And why do you keep on making that? Personally I’m so curious where that name of jacket come from…
網谷 — 今回別注でお願いしたショートオンタイムジャケットは定番的に作っているかと思いますが、そのイメージソースや定番でやっている理由などはありますか?また個人的にショートオンタイムジャケットという名前も気になるのですが。。
Bobbin — The Short on Jacket is actually the second version of our first ever jacket – the Time Jacket. The original vintage Time jacket is a 1950s prison uniform (the name Time jacket comes from the idea of ‘doing time’ in prison), made entirely from selvedge denim. The jacket was popular with our customers so we made a shorter cut-off version – and the Short on Time jacket was born! It’s kind of a joke because “Short On Time” means you are in a rush. We make it every season because customers love the fit – it is simple and easy to wear!
Bobbin — 実はね、SHORT ON TIME JACKETは僕たちの2番目に作ったジャケットなんだ。 1番最初に作ったのはTHE TIME JACKET って言うんだけど、そのオリジナルは1950年代の囚人服、所謂プリズナージャケット。どうしても良くないイメージが湧いてしまうけど、逆に刑務所で彼らは何をしているのだろう?とポジティブに考えてみたのが名前の由来なんだ。僕たちはそれをセルヴィッチ付きのデニムで作ってみたら僕たちのカスタマーには大好評で、次に裾の部分をカットオフして丈を短く作ったのがSHORT ON TIME JACKET。このジャケットはこうして生まれたんだ!SHORT ON TIMEって短い時間だったり、時間に急かされているって意味だから僕たちが使うとジョークみたいだよね。笑 とにかくこのジャケットのフィッティングが好きだってみんな言ってくれるし、シンプルで着るのも楽だから毎シーズン作ってしまうんだけどね!
僕たちがこのジャケットを選んだのは1番最初に展開した時にメインでオーダーしたという思い入れというのも勿論ありますが、ボビンが言っている様にカスタマーの一人一人として凄く着易いというのが、着る度に思うことです。ヴィンテージアイテムをデザインソースとするのはあまり珍しいことではありませんが、その型に対してのマテリアル選びの面白さであったりちょっとした袖の入り方であったりと、どのようにして洋服を学んで来たのか、とても単純なことも気になります!
AMITANI — How did you get the skill of constructing clothes?
網谷 — 服作りはどのように学んだのですか?
Bobbin — Katy studied fashion design at university and we are both studying the construction of the clothes we find, wear and love ever since. We both collect a lot of vintage clothing and appreciate well made clothes that can last for decades.
Bobbin — Katyは大学でファッションデザインを学んでいたけど、結局は着ることとそれを大事にすること、そして自分たちで見つけて来た服を見て、ここはこうだ、いや違うな?みたいな感じであれこれ言いながら今でも勉強しているよ。知っての通り僕たち2人はヴィンテージが大好きでずっと集めているんだけど、10年以上も廃れることもなくちょっと破れたりしても少し直してあげればずっと使える良い服がまだまだ見つかるし、そういう服に出会えることと、それを作った人達には本当に感謝しているよ。
2人の言葉はとても僕たちにとっても身近なことばかりで、実際に着てみて知ることであったり、それを大事にするということであったり。使用している天然染料は、約一ヶ月程丁寧に煮立てて、灰汁を取り除いての繰り返しによって作られるそうですが、それを手染めによって生地に落とし込む長い過程経て生まれるのがこのジャケットを含めたSTORYのアイテム達。だからこそしっかり着込んで色味の退色まで楽しみながら大事にしていきたいです。
JACKFRUITと名付けられた色味はインラインでも展開している素晴らしい発色。気になるもう一色は僕たちDEPOT.の別注カラー、IRONBLACK。染めを得意とするブランドにお願いするなら他の色でも、、というのはそうなのですが、STORYだからこその手染めBLACKの色落ちを実感して頂きたいですし、落ち方は人それぞれではありますが、必ず期待に応えてくれるはずです。
わざわざ染めによって黒を出すなんてとても贅沢ですし、だからこそベロアの艶っぽいイメージを上手く削ぎ落とし着易さを兼ね備えたバランスになっているのではないかと思います。
代表アイテムのことや2人のことを前よりも少し知れた上で、最後に聞きたいのは、常にSTORYが掲げている”SLOW MADE”というコンセプトのこと。そしてなぜデザイナーを志したのか。
AMITANI — What makes you to be the designer of fashion brand with the concept “Slow Made”?
網谷 — どうして「SLOW MADE」を掲げながら洋服を作ろうとしたのですか?
Bobbin — We both love craft based natural items and we learned very early on that these things always take a long time to make – so we began using the phrase ‘slow made’ to tell customers the story. There is a lot of cool behind-the-scenes stories about how our clothes are made and we like to share them.
Bobbin — 僕たち2人は天然由来の素材を基に服を制作するのが大好きで、その作り上げるまでの工程を急かすのではなくゆっくりと時間をかけて行うのも大切にしているということがまず根本にある。それが僕たちが掲げる”SLOW MADE”に繋がり、このフレーズと共に様々な背景を携えどのように私たちの服が作られたのか、そんな”STORY”をお客様に知って欲しいというのが一番の理由なんだ!
SNSやファッション媒体などでもブランドの概要は調べようとすれば出てくる時代ではありますが、デザイナー本人の言葉をダイレクトに受け取ると伝わってくる度合いもやはり違います。生産スピードを求めることにより、生地選びや縫製などのプライオリティーはどんどん低くなり、デザインとしての洋服選びが先行している中で際立つのはSTORYの様なブランドです。背景を肌で感じながら変化を伴いつつ自分なりの付加価値を見出していくこと、自分なりにそのブランドを理解し落とし込んでいくことの大切さを感じざるを得ません。
ここまで触れては来ませんでしたが、このSHORT ON TIME JACKETの左胸に施された刺繍のデザインも僕たちの別注ポイント。染めを得意とするブランドの核となるのはやはり、生地と色。その点でこのSTORYのジャケットに欠点は見当たりませんが、逆にシンプル過ぎてしまい双方の良さを引き出し切れていないのではないか、、というのが僕たちの解釈です。ハンドソーイングによるキノコと月のかわいらしさが加わりブランドらしさが引き立ち、このアイテム自体が完成した言い切れる、そんな仕上がりです。
(刺繍はアソートです。)
最初にBobbinが言っていた様に、”STORY”というブランドが”SHORT ON TIME”というネームを使ってしまう面白さであったりと、言葉遊びまで携えた、隅々まで抜け目無く僕たちを引きつけるこのジャケットはFNOのスペシャルなアイテムと言えます。
何と合わせたら良いのかなどは考えずに、これを着て良さを実感しながら自分自身のSTORYを共に作って欲しいです。
※STORY mfg. for 1LDK/DEPOT. “SHORT ON TIME JACKET”は、表参道”FASHION NIGHT OUT” 当日の9月15日(土)より1LDK/DEPOT. 1LDK apartments.(レディースのみ)1LDK annex そして1LDK ONLINE STOREにて販売開始致します。
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1LDK/DEPOT.STAFF 網谷