GS/TP
1LDK 2017S/S MEN’S STYLE SAMPLE
こんにちは。1LDK/DEPOT.の髙阪です。
1LDKのブログでもしばしば登場する“男心をくすぐる”という表現。
ともすれば、「なんとなくわかる気はするけれど、それって個人の感性次第じゃない?」という声も飛んできそうなその表現ですが、もしかすると、その出所さえはっきりすれば、“男心”をさっぱり理解できないという女性からの批判も少しは減るかもしれません。
出所のひとつは、きっと“スパイ映画”ではないでしょうか。
そこに登場する物は、どんな男性の心も総じて虜にしてきました。
ビスポークされたスリーピース、磨き上げられた高級車、思わぬ仕掛けが施されたスパイ道具の数々……。
なかでも、無線や発信機、はたまたレーザートーチや時限爆発機能のついた腕時計には、誰もが“男心をくすぐられ”てきたことでしょう。
“GSTP”とは、イギリス軍が1939〜1945年に軍用懐中時計として生産した際、イギリス軍の印とともに時計の裏側に刻印されていた<GSTP(General service time piece)>のこと。
イギリスのヴィンテージを由来とした<GS/TP>は、デザイン設計をイギリスのメンズウェアブランド<TENDER Co.>のWilliam Krollが担当し、そこに数々のアンティークウォッチを現代に蘇らせてきた日本の時計職人の手を加えることで生み出されました。
細部の作り込みまで、信頼できるひとつの工場にて、全てヴィンテージの機械を使用して生産します。裏蓋の刻印やぽってりとした厚みのある塗料を使用した文字盤も、熟練した職人の手作業によるもの。
また、ラグやクッションケース、ペンシルハンド、ベゼルなど、各パーツにはそれぞれ細かいデザインソースや背景が詰まっているのですが、「ちょっと素人の僕にはついていけそうにない……」というのが正直なところ。それでも、とにかく並々ならぬ語りどころの多さに、“スパイ映画”に出てくる仕掛け時計さながらに心惹かれていることだけは、はっきりと自覚できるのです。
今回用意したモデルはふたつ。
それぞれの文字盤には、モチーフがあります。
GS/TP “QMD02B” ¥48,000+TAX-
まず、こちらは20世紀初頭に生産されたモールス信号のオペレーター用懐中時計からインスピレーションを受けたモデル。時間を知らせるアラビア数字の内側にはアルファベット(午前は赤、午後は青)が並べられており、モールスによって時間を伝えられるようになっています。
GS/TP “QMD03B” ¥48,000+TAX-
一方、こちらは陸地測量に使用されていたイギリスのコンパスをサンプリングした、通称“Fried Egg”。東西南北をそれぞれ“12、3、6、9”に置き換えて表示しているほか、それら以外の時刻には、「イングリッシュブレックファストと言えば」な“目玉焼き”を配置。本気なのか本気じゃないのか、そのバランスに惹かれます。
そして、個人的にもっとも注目すべきだと思うポイントは、あのエルビス・プレスリーが愛用していた<HAMILTON>にも使用されていた“フレックスベルト”。
これにはやられました。
フェイスが凝っている腕時計は数多く存在しますが、腕時計にとってはどちらかというと付属的な位置づけであるベルトに惹かれたのは初めてです。
着脱のしやすさ、腕にフィットする着用感の良さはもちろんですが、サイズ調整に専用器具を必要としない手軽さもポイント。
せっかくなので、本日DEPOT.に立っていたSTAFF三好に試してもらいました。
「“男心をくすぐる”というのはまさにこのこと」 とは、まさにこのことです。
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1LDK/DEPOT. STAFF 髙阪