B.B Cap by “Mountain Research”
1LDK 2015 AW WOMENS STYLE LOOK
こんにちは。1LDK/DEPOT.の渡邉です。
学生の頃に通い詰めていたとある古着屋でディスプレイされていたのを今でも鮮明に覚えています。
1930年代の襟付きベースボールシャツと共生地のパンツ。
同年代のウールジャケットとは全く違うウールの表情と、リアルなスポーツウェアとしての風合い、当時ならではのフェルト、刺繍のフォント。
着られないけど欲しいと、謎の物欲を掻き立てられ、ベースボールシャツを探し回ったことがあります。
結局、年代の曖昧なコットンの混紡生地でフェルトワッペンが前後ろに入る、どこかのマイナー製薬会社のユニフォームを買いました。
これが、僕の初めて買ったベースボールアイテムです。
Mountain Research PHANS CAP ¥9,000+TAX-
このキャップが入荷して、改めてベースボールアイテムの事を考えていたら懐かしくなりました。
と同時に、以前普遍的なアイテムとしてLevi’s501を挙げましたが、 このベースボールキャップも同じ部類ではないかと思い至ったのです。
調べてみると100年近く大きな形の変化がなく、至ってシンプルな形状はそのままです。
戦前、戦後でつばの長さには変化があるようですが、頭にフィットする丸型に縫製されたトップ部分とアヒルのくちばしのようなつば部分の形は変わっていないように感じます。
アメリカ、日本問わず古い写真や映像で見るどの野球選手も、この形のキャップを被っています。
長い歴史のあるキャップですが、今ではタウンユースとして何気なく取り入れられているアイテム。
あくまでタウンユースとして使用しやすいのは、このウール生地のクラシカルなベースボールキャップではないでしょうか。
オリジナルのウール地は独特の表情で薄く、蒸れの心配もなさそうです。
この裏地も、蒸れを防いでくれます。
前2パネルはコットン地のようですが、後4パネルはナイロンで、肌触りの良さに加え吸水性もあります。
そして、クラシカルな印象を与えるアジャストゴムでサイズ調整も簡単で、適度に深さがあることで被りやすさが格段に良くなっています。
大きくカテゴライズするとベースボールアイテムも様々ですが、一番馴染みがあり、取り入れ易いアイテムがベースボールキャップかもしれません。
老舗のベースボールキャップブランドのものも、その忠実に再現されたディテールに魅力はありますが、あくまでタウンユースを考え被りやすいアイテムを探すと、このあたりに行き着きそうです。
被りやすさの所以は、汎用性が高く様々なスタイルに適応している点でしょう。
きっといつものスタイルにプラスするだけで、ちょっと違った雰囲気を楽しんで頂けます。
アウターやニットが買い物の主となる時期ですが、ちょっとした変化を出したいときに是非。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK/DEPOT. STAFF 渡邉