UNUSED LEATHER RIDERS BLOUSON
1LDK AOYAMA HOTEL at 里山十帖が始まりました。
UNUSED LEATHER RIDERS BLOUSON ¥145,000+TAX-
僕には、よくわからないことがたくさんあって、それはどうして学校の教科を主教科と副教科に分けるのかとか、映画館で映画を観るのに日本では2千円近くも払わなければならないこととか。
赤ちゃんポストが、いまどうなっているのか。
Mr.マリックがどうやってスプーンを曲げているのか。
カキを美味しそうに食べる人のこと。
低気圧のときに頭が痛くなる理由。
幽霊は存在するのかしないのか。もし存在するとしたら、人によって見えたり見えなかったりするのはどうしてか、とか。
そして、なぜ男たちがライダースを着るのかってことも、そのひとつ。
硬くて重いし、そのくせ防寒性が高いわけでもない。大きなジップやベルトなんかがじゃらついて、なんだか雰囲気ばかり強すぎる気がする。
ただ、『FIGHT CLUB』ではブラッドピットが、『Buffalo’66』ではヴィンセントギャロが、そして『GHOST WORLD』ではソーラバーチ(男じゃないけれど)がライダースを着ていて、それらがめちゃくちゃ格好良いってことはわかる。
このUNUSEDのライダースも着てみるまでは何とも思わなかったけれど、無骨なジップを下ろして袖を通し、太めのパンツにブーツで合わせて夜の原宿を歩いているうちに、不覚にも「ちょっと良いんじゃないか」って感じてしまって。
それはあるきっかけで、自分に合わないと思っていたものが思いのほかストンと落ちて気に入ってしまうあの感覚に似ているけれど、ちょっと違う。そこにはまだ自分がうまく馴染めない領域が含まれていて、『掴めないけれど触れられる』くらいのその感じが、「ちょっと良い」のかもしれない。
「よくわからない」から少し足を踏み込んで、「ちょっと良い」が見えてくると、もうその先に行くのはそんなに難しいことじゃないはずだ。
1LDK 2015 AW WOMENS STYLE BOOK
皆様のご利用を心よりお待ちしております。
1LDK/DEPOT. STAFF髙阪