SPRING COAT
1LDK AOYAMA HOTEL at 里山十帖が始まりました。
「コートの季節は春だ」
なんて言うと、首を傾げる人が多いかもしれない。
街にコートが溢れるのはいつだって、寒い冬だ。
大きなトグルのついた懐かしいダッフルコート、膝下まであるロング丈のたっぷりとしたチェスター、古着のモッズコート、バーバリーのトレンチ…。
ボタンやジップを一番上まで閉めて、あるいは首元にマフラーをぐるぐるに巻いたりして、様々のコートに身を包み寒さを凌ぐ。
そんな光景は冬ならではで、そうなるとやはり「コートは冬のもの」という気がしてくる。
ただ、だからこそ春に着るコートはちょっと特別なのだ。
特別寒い日が多いわけではないし、着ても着なくても変わらないような気がするときもある。
着られる期間が短いからと、買わずに終わってしまう春を過ごす人の方が多いだろう。
つまり、必要に迫られて着るわけではないところに、春のコートの本質がある。
それは特別な日のための、ちょっとした背伸びかもしれない。
それは特別な何かや誰かのためかもしれない。
だからこそ春に着るコートは、それだけ特別なものであるべきなのだ。
The crooked Tailor “British motorcycle coat” will be on sale at 1LDK/DEPOT. tomorrow.
今年もまた、そんな僕らの特別のための、春のコートを着られる。
皆様のご利用を心よりお待ちしております。
1LDK/DEPOT. STAFF 髙阪