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ROTOL #1

 

1LDK terraceが札幌にオープンしました。

 

例えば名前も知らない監督によってつくられた映画を誰かに薦められて、それをとても気に入ってしまったら、僕はその監督の他の作品も気になって、古いものから新しいものまでTSUTAYAで借りて一気観してしまいます。

例えば本屋で偶然目に入った小説の、最初の一文を読んだだけで引きこまれてしまったとき、僕は新しく知ったその作家の、他の様々なジャンルの小説を、とりあえずまとめ買いして読んでしまいます。

 

こんにちは。1LDK/DEPOT.の髙阪です。

きっと誰にとっても、『新しい何か』に出会うことは(大袈裟に聞こえるかもしれませんが)人生の中の楽しみの大きな部分を占めているはずです。『新しい何か』との出会いをきっかけに、自分の世界が広がるなんてことも、決して稀ではないからです。

そしてそれは、映画でも小説でも、等しく同じであるでしょう。

 

もちろん洋服でも。

 

 

“CONTEMPORARY FATIGUE(現代の戦闘服)”をコンセプトに、タフでエレガントなユニフォームウェアを近代的に昇華する”ROTOL”は、伝統的手法と現代技術から成る、パターン・素材・製造背景を巧みに掛け合わせる。

GIZA TYPEWRITER USEFUL SHIRT ¥34,000+TAX-

エジプトの高級綿糸『GIZA88』を細かく度詰めしたタイプライタークロスを使用したシャツは、名前の通り高い機能性が売り。アームには可動域を広げるフリーダムスリーブを採用し、腰回りには小説、ガジェットなどを入れることのできる大小のポケットを360度搭載する。

RYE 2TUCK PANTS ¥37,000+TAX-

イギリスはブリスベンモスのRYE生地を使用したパンツは、しっかりとしたタフな生地とフロントに入った2本のタック、本来ワークウェアに用いられる補強用の裾テープなど、絶妙なディテールバランスに支えられた1本。

 

 

さて、この”ROTOL”というブランド、実は今期16SSがデビューシーズン。

つまり、冒頭で述べた『新しい何か』との出会いという点では、僕らにとっても、みなさんにとっても、誰にとっても等しく同じであると言えるのです。

 

ただ、ここで面白いのが、『知らなかった映画監督や作家と出会ったとき』と、僕らが『知らなかった洋服のブランドに出会ったとき』とでは、大きく違う点があるということです。

それは、僕らが新しいブランドに出会ってそれをとても気に入ったとしても、それだけを着るのでは、本当の意味でそのブランドを味わったことにはならない点です。

複数の映画や小説を同時に楽しむことはなかなかできませんが、複数のブランドを合わせてひとつのスタイリングを完成させることはとても自然で、むしろそれが洋服を着ることの醍醐味だったりもします。そうすることによって、特定のブランドに対する理解がより深まるのも事実でしょう。

 

そういうわけで、”ROTOL”という新しいブランド自体に注目したいのはもちろんですが、次回のブログでは、”ROTOL以外”の洋服と合わせながら、この新しいブランドを紹介していこうと思います。

 

 

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April 6, 2016, 2:42 PM

Category: KOSAKA News