LOG: 2015
INST DESIGN WORK “EPILOGUE: そのブランドは”
1LDK 2015 AW WOMENS STYLE LOOK
こんにちは。1LDK/DEPOT.の髙阪です。
1週間にわたり、INST DESIGN WORKというブランドについて、そのアイテムやモノづくりについて、紹介してきました。
必要最低限のデザインには、デザイナー自身の経験と知識に裏付けられた機能やディテールが施されています。唯一無二のユニークさを光らせながらも、どの1点からも確かな説得力を感じられるのは、そのため。
一見ありふれているようでいて、寄ってみると隅々に施された気配りに驚き惹かれ、着てみるとその計算された着心地の良さから逃れられなくなる、数々のアイテム。そこにいまの東京の空気を注いで完成したのが、INST DESIGN WORKなのかもしれません。
古くからお付き合いのあるブランドながら、いまだ僕らも目が離せない理由も、その辺りに見出せそうです。
語れなかった話、見せ切れなかったディテール、他に提案したいスタイリング、まだまだあるので残りはやはり店頭にて。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK/DEPOT. STAFF 髙阪
INST DESIGN WORK “CHAPTER 3: NYLON BACKPACK “
1LDK 2015 AW WOMENS STYLE LOOK
RE:RE-STOCK。
CHAPTER3:”NYLON BACKPACK”
INST DESIGN WORK “NYLON BACKPACK” ¥17,800+TAX
入荷しては完売を繰り返しているアイテムが再入荷しました。
過去に何度かご紹介していますINST DESIGN WORKのバックパック。
同バックパックでは初の、ボディカラーを変更した新色ネイビーも、再入荷に併せて登場です。
1988年から定番として愛される代表的なアイテム。
長年定番であり続ける所以があります。
見た目通りの大容量。
適した位置に配された最小限のポケット。
ブランドロゴすらも排除したシンプルさ。
滑らかで軽いナイロン。
洋服を傷つけず、吸水性に優れたフリースの裏地が付いたベルト。
街中に溢れたアウトドアブランドのバックパックと違った無駄のないバックパック。
シンプルですが、随所に使い易さを感じさせるブランドのオリジナリティがあります。
EPILOGUEにつづく。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK/DEPOT. STAFF 渡邉
INST DESIGN WORK “CHAPTER 1-2: 60/40 CLOTH”
1LDK 2015 AW WOMENS STYLE LOOK
CHAPTER 1: “60/40 CLOTH RESCUE PARKA”
INST DESIGN WORK “60/40 RESCUE PARKA” ¥35,800+TAX-
機能的な60/40クロスならではの、季節を問わず様々なシーンで使える『シェルパーカ』。
昨日紹介した“WALL POCKET SHIRT”同様、大きな特徴はやはりそのポケットにあります。
前身頃についたフラップを開けると、「ああ、これは面白いな」と思わず漏らしてしまいそうなのは、ポケットが折り返されており、中に入れたものが絶対に落ちないようになっている仕様。「ここは『ポケット』ではなく『バッグ』なんだ」とはIDWのデザイナーさんの言葉。ちょっとしたこだわりもやはり面白く、それだけ思い入れも感じられます。
フロントにフルレングスのベルクロ、という仕様にも驚かされました。『ありそうでなかなか見つからない』とはまさにこのことを言うのでしょう。
ZIPを使わずにベルクロで瞬時に閉じられるフロントは、レスキューパーカに必須の機能ではありますが、もちろん日常使いでも非常に便利であることが容易に想像できます。
そしてこれまた見たことのないディテールが、フード全体にクロスしたアジャスターベルト。
絞ってシルエットを調整できるほか、急な突風にも飛ばされないよう頭をしっかりホールドすることだってできます。
知識や経験に裏付けられたオリジナリティーを、ふんだんに盛り込んだ1枚と言えるでしょう。
CHAPTER 2: “60/40 CLOTH DRIVER JACKET”
INST DESIGN WORK “60/40 DRIVER JACKET” ¥26,800+TAX-
同じく60/40クロスでできたドライバージャケットも、やはりブランドならではのオリジナリティー溢れる、唯一無二の1枚。
細かいディテールにマイナーチェンジを繰り返してできあがった、カバーオールとワークジャケットを絶妙なバランスでMIXしたようなこちらのジャケットも、レスキューパーカに負けず劣らずの存在感を放ちます。
一見シンプルな面持ちながら、フロントにはスナップボタンとZIPを、そこに襟のステッチも相まって、独特の雰囲気を醸しだします。
もちろん『ドライバージャケット』ということで、ダブル仕様のフロントZIPは下からも開けられます。車を運転するとき、ちょっとした作業をするときに、あると嬉しい機能ですね。
レスキューパーカとドライバージャケットどちらにもブランドのオリジナリティーが光り、そして独自の解釈を施したディテールと機能が、オリジナルであることのみに満足しない、日常での使い勝手の良さまで保障します。
このように、本日紹介した2枚を見るだけでも、INST DESIGN WORKのモノづくりに対する信念のようなものが垣間見えるようです。
さて、いよいよこの週末にはあの”NYLON BACKPACK”が入荷いたします。ボディカラーをNAVYに変えた新色と定番ALL BLACKの2色を、CHAPTER 3では紹介いたします。
CHAPTER 3につづく。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK/DEPOT. STAFF 髙阪
INST DESIGN WORK “PROLOGUE:本来の機能を離れて”
1LDK 2015 AW WOMENS STYLE LOOK
こんにちは。1LDK/DEPOT.の髙阪です。
さっき使ったリモコンがどこかに消えてしまった。明日の約束をメモした紙切れを失くした。思わぬところにあったメガネを踏んづけて壊してしまった。着信音が聞こえるのに携帯が見当たらない。家の鍵探しに時間を取られて電車3本分遅刻した。
モノの定位置管理ができない友達がいます。
携帯やメガネなど、会うたびに新しいものに変わっているのは、よく失くし、よく壊すから。当てはめるとしたら『ずぼら』という言葉でしょうか。『ずぼら』から来る物持ちの悪さは財布へのダメージも大きく、不要な出費のせいで本当に必要なものが買えないなど、いままさにお困りの方も多いかもしれません。
特に年末の、忘年会やクリスマスで出費の嵩むこの時期には、少しの『ずぼら』が命取り。
本日は、そんな僕の『ずぼら』友達にも伝えたい、あるアイテムの型破りな使い方を紹介したいと思います。
INST DESIGN WORK “SIX POCKET LIGHT HUNTER SHIRT” ¥18,800+TAX-
コートやマウンテンパーカなどのポケットと違い、シャツのポケットって、『収納』や『携帯』のために使わない人がほとんどではないかと思います。生地が薄いため、ポケットに何か入れるとどうしてもその形がまんま浮き出てしまったり、ゴツゴツと体に当たって煩わしかったりします。また、いつの間にか型がついてしまい後悔した、なんて経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。シャツのポケットは『デザイン』だと考えて使用しない人がほとんどでしょう。
では、上のシャツはどうでしょう。
ハンターシャツに付いた合計6つのポケットは、やはりもちろん『デザイン』としての解釈もできますが、これだけたくさんポケットが付いて主張してくると、どうしても本来の機能を発揮させたくなってきます。洋服は本来着るためにあるものですが、ポケットが本来の機能を離れて『デザイン』と解釈されるのが許されるように、このシャツにも『着る』以外の解釈を与えてみようと思います。
INST DESIGN WORK “WALL POCKET SHIRT”
ウォールポケット。
なんだかちょっと申し訳ないような気持ちにもなる使用法ですが、IDWのデザイナーさん自身もこの使い方を推しているくらいで、デザイナーさん自身が『アリ』とするなら、既成概念なんてスッと飛び越えられそうですね。
『着用すること』が機能ではなくなったシャツには別の解釈が許され、『デザイン』だったポケットが本来の機能を取り戻すわけです。
『ずぼら』な人でも、ディスプレイとしても楽しいこんな収納方法なら、きっとモノの定位置管理を癖づけられるようになるはず。
浮いたお金を有効に使いましょう。
さて、今回紹介した別名”WALL POCKET SHIRT”を作っているのはINST DESIGN WORKという東京のブランド。
僕ら1LDKも以前からお付き合いしているブランドですが、非常に完成されたデザインと機能性、またコストパフォーマンスの良さで愛される“NYLON BACKPACK”が代表的なアイテムで、ブランド名を知らなくてもそのバックパックなら知っている、なんて方も少なくないでしょう。
ただ、今回見ていただいたように、実はバックパック以外にも機能的でユニークなアイテムを数多く作っているブランドなのです。
今週は、そんな僕たちにとっても新鮮なIDWのウェアと、そしてお馴染み”NYLON BACKPACK”の待望の新色をご紹介します。
CHAPTER1につづく。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK/DEPOT. STAFF 髙阪
Mountain Research B.D. SHIRT
1LDK 2015 AW WOMENS STYLE LOOK
Mountain Research B.D. SHIRT ¥18,000+TAX-
こんにちは。1LDK/DEPOT.の髙阪です。
久しぶりに『動物刺繍』のシャツが1LDK/DEPOT.の店頭に並びます。
今回選んだカラーはBLACK。刺繍の動物はむくどり・うさぎ・きつね・くまの4匹です。
都会の寒空と合いそうな溶けるような黒に、動物刺繍が映えます。
明日、販売開始です。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK/DEPOT. STAFF 髙阪
B.B Cap by “Mountain Research”
1LDK 2015 AW WOMENS STYLE LOOK
こんにちは。1LDK/DEPOT.の渡邉です。
学生の頃に通い詰めていたとある古着屋でディスプレイされていたのを今でも鮮明に覚えています。
1930年代の襟付きベースボールシャツと共生地のパンツ。
同年代のウールジャケットとは全く違うウールの表情と、リアルなスポーツウェアとしての風合い、当時ならではのフェルト、刺繍のフォント。
着られないけど欲しいと、謎の物欲を掻き立てられ、ベースボールシャツを探し回ったことがあります。
結局、年代の曖昧なコットンの混紡生地でフェルトワッペンが前後ろに入る、どこかのマイナー製薬会社のユニフォームを買いました。
これが、僕の初めて買ったベースボールアイテムです。
Mountain Research PHANS CAP ¥9,000+TAX-
このキャップが入荷して、改めてベースボールアイテムの事を考えていたら懐かしくなりました。
と同時に、以前普遍的なアイテムとしてLevi’s501を挙げましたが、 このベースボールキャップも同じ部類ではないかと思い至ったのです。
調べてみると100年近く大きな形の変化がなく、至ってシンプルな形状はそのままです。
戦前、戦後でつばの長さには変化があるようですが、頭にフィットする丸型に縫製されたトップ部分とアヒルのくちばしのようなつば部分の形は変わっていないように感じます。
アメリカ、日本問わず古い写真や映像で見るどの野球選手も、この形のキャップを被っています。
長い歴史のあるキャップですが、今ではタウンユースとして何気なく取り入れられているアイテム。
あくまでタウンユースとして使用しやすいのは、このウール生地のクラシカルなベースボールキャップではないでしょうか。
オリジナルのウール地は独特の表情で薄く、蒸れの心配もなさそうです。
この裏地も、蒸れを防いでくれます。
前2パネルはコットン地のようですが、後4パネルはナイロンで、肌触りの良さに加え吸水性もあります。
そして、クラシカルな印象を与えるアジャストゴムでサイズ調整も簡単で、適度に深さがあることで被りやすさが格段に良くなっています。
大きくカテゴライズするとベースボールアイテムも様々ですが、一番馴染みがあり、取り入れ易いアイテムがベースボールキャップかもしれません。
老舗のベースボールキャップブランドのものも、その忠実に再現されたディテールに魅力はありますが、あくまでタウンユースを考え被りやすいアイテムを探すと、このあたりに行き着きそうです。
被りやすさの所以は、汎用性が高く様々なスタイルに適応している点でしょう。
きっといつものスタイルにプラスするだけで、ちょっと違った雰囲気を楽しんで頂けます。
アウターやニットが買い物の主となる時期ですが、ちょっとした変化を出したいときに是非。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK/DEPOT. STAFF 渡邉
「裏表がある服」2
1LDK 2015 AW WOMENS STYLE LOOK
こんにちは。1LDK/DEPOT.の安生です。
みなさんは一日の中で服装を替えること(制服に着替える等を除いて)、あるいは服装を替えたい、と思うことはありますか?
僕はというと朝着るものを考えて、出勤したものの納得がいっていなかったり、その日の気分によって変化を加えたいと思うことがあります。 しかし、替えの服を持ち歩くとなると荷物になりますし、ほとんどの人がその日のうちに違う服装に着替えるという事は無いと思います。
そんな中、前回「裏表がある服」 と題してご紹介した様なリバーシブル仕様のウェアは、その日の気分によって使い分けることができ、着方も様々なので、その日の中で服装を替えたいというちょっとした要望に応えてくれます。
そして、本日も「裏表がある服」をご紹介します。
O-/DUAL PARKA ¥88,000+TAX-
男心をくすぐるブランド”O-(オー)”から届いたリバーシブルタイプのパーカ、その名もDUAL PARKA。DUALとは2を表す用語で二重人格という意味もあるように、まさしく二つの顔を持っています。
ボディにはアルパカ混のウール地を採用。裏はリップストップナイロンを使用することで強度を増しています。また、”プリマロフト”を中綿に使用している為、非常に温かく、それでいて軽い着心地。これからの時期に持って来いです。
前回ご紹介したWIND COATもそうですが、機能性の高さと面白味のあるデザインがこのブランドの魅力。
一日で二つのコーディネートを楽しめそうですね。もちろん、リバーシブルとしてそれぞれのボディに合わせて服を選ぶのも楽しそうな一着。思わず自分からリバーシブルなんだと言いたくなるような仕上がりです。
是非店頭で試してみてください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK/DEPOT. STAFF 安生
1LDK/DEPOT. OUTER STYLE and
1LDK 2015 AW WOMENS STYLE LOOK
こんにちは。1LDK/DEPOT.の髙阪です。
1LDK apartments.のブログにて行われている『OUTER STYLE』企画。1LDKでは、STAFF間でバトンを渡しながらのこのような企画を定期的に行っていてすでにお馴染みですが、STAFF別に様々なアイテムを様々な角度から様々な言葉で紹介していて、回を追いながらいつの間にか僕たちまで次回を楽しみに待ってしまっていたり。
そんな風にしているとDEPOT. STAFFもそわそわし始めて、「僕らもやりたいね」なんて話していたのが昨日のこと。
そういうわけで本日は、誰からもバトンを受けてはいませんが、非公認な番外編として『1LDK/DEPOT. OUTER STYLE and』を勝手に敢行します。
UNIVERSAL PRODUCTS ORIGINAL DUFFLE COAT ¥68,000+TAX-
KAPTAIN SUNSHINE REVERSIBLE MT.COAT ¥76,000+TAX-
それぞれに、シルエット、素材、用途などの異なる3つをSTAFF各々で着てみました。
どの1着も、一度ブログにて紹介しているので、詳しくはそちらをご覧ください。
さて、このブログ、『1LDK/DEPOT. OUTER STYLE and』ということで『and』の後には続きがあります。
もう一度上の写真を注意してご覧ください。
気づいていた方もいらっしゃるかもしれませんが、そう、どのSTAFFもアウターの下に選んだのはUNIVERSAL PRODUCTSのセットアップ。
STAFF WATANABE→WOOL EASY SET-UP
STAFF ANJO→CORDUROY SET-UP
STAFF KOSAKA→WOOL GABARDINE SET-UP
セットアップスタイルって、ちょっと抵抗があって普段なかなか取り入れられない方や、どうやって着れば『普段着』として着地させられるのかわからないという方が多いかもしれません。
ただ、冬場のセットアップって意外と簡単で、上からガバッとアウターを羽織るだけで、セットアップ感を良い塩梅で殺すことができたりします。今回各STAFFが組んだコーディネートも、そんなに難しいことは考えていません。それ自体がカチッとしている『セットアップ』だからこそ、ある程度肩の力を抜いて付き合った方が良いのかもしれませんね。
突然に乱入した『OUTER STYLE』でしたが、誰にどれが似合うかなど、あれやこれやとアウターを着比べたりして、DEPOT. STAFFも思いの外楽しむことができました。
みなさんにも僕らと同じように楽しみながら、これからの季節のためのアウター選びをしてほしいなと思っています。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK/DEPOT. STAFF 髙阪
「裏表がある服」
1LDK 2015 AW WOMENS STYLE LOOK
こんにちは。1LDK/DEPOT.の安生です。
「裏表がある人」、この表現に対してほとんどの方が悪いイメージをお持ちではないでしょうか。
普段は女性らしいワンピースを着ておしとやかに振舞っている人が、休日はフットサルをしてアクティブに過ごす。これもある意味「裏表がある」と言えるかもしれませんが、、、。
「裏表がある人」と周りから思われずに生活できている人は賢いのかもしれない、、、と少し前向きに考えてみましたが、やはり思い浮かぶのは悪いイメージ。
では、「裏表がある服」、正確に言うと裏面も表面と同様に使用できる、いわゆるリバーシブルの服に対してはどうでしょうか。
気分で使い分けが出来て便利、なんだかお得感がある、などなど良いイメージが浮かんできます。上手に使えればとても重宝する仕様の一つ。
本日ご紹介するのはリバーシブルで着用可能なこちらのコートです。
KAPTAIN SUNSHINE REVERSIBLE MT.COAT ¥76,000+TAX-
キャプテンサンシャインより届いたリバーシブルマウンテンコート。
40’s US Armyのマウンテンコートから着想を得て作られた、たっぷりとしたゆとりのある、フード型のコート。フィンクスコットンと呼ばれる高品質素材を使用しており、ガシガシ使えるコットンとは見た目から違います。肌触りが良く、シルクのような光沢があるのも魅力。
裏地にはこちらも上質なタスマニアウールを使用し、防寒性はもちろん独特なハリを持たせています。
何も考えずにザックリ羽織っていただきたいですね。
リバーシブル仕様ですが、ネイビーのコート、あるいはチェック柄のコートをお探しの方にも試していただきたい仕上がりです。
裏表がないという方が好感が持てそうですが、たまには裏表を上手く使い分けてみるのもいいかもしれません。
色違いでベージュとグリーンチェックのタイプもご用意しておりますので、併せてご覧になってみてください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK/DEPOT. STAFF 安生
『気分』
1LDK 2015 AW WOMENS STYLE LOOK
こんにちは。1LDK/DEPOT.の髙阪です。
『気分』という言葉が嫌いです。
いつからでしょうか。『気分』という言葉が、それ自体の持っていた意味以上の意味を、ファッション界隈で発揮し始めたのは。
非常に便利な表現だなと思う一方、どこかいけ好かない表現にも感じられ、必要に迫られない限り使わないようにしています。
市民権を獲得し、世の半分以上の人が当たり前のように使っているような言葉や言い回しでも、僕は何となくその使用を避けたりすることがあります。
『~感』というこれまた便利な表現も同じで、極力使わないようにしています。
『生地感』『艶感』『抜け感』『丈感』『サイズ感』『起毛感』などなど、、付けるだけでそれっぽくなってしまう『~感』という言葉は、便利がゆえに何にでも付けたくなってしまう性質があるのか、間違った使い方をされがちです。
確か箭内さんだったと思いますが、彼の語録集か何かの中にあった「『!』の多様は人をダメにする」という言葉を見て以来、やはり必要に迫られない限りは『!』を使わないようにしています。
そのように、言語コンシャスというかただの偏屈というか、「ただの言葉だろう」と思う人が大多数だと思いますが、そうやって言葉を選びながら、今日もブログを書いています。
とは言っても、嫌って避けてばかりというのも大人げないので、たまには歩み寄ってみようかと思います。
ここ何年かスニーカーばかりを履いている僕ですが、その反動でもあるのでしょうか、最近個人的に購入したのは、このところ気分のタッセルローファー。
手入れ要らずで雑に扱えて、履いていて疲れ知らずなスニーカーも良いけれど、やはり革靴にしか出せない雰囲気やバランスがあって、切りっぱなしのデニムやワイドコーデュロイパンツなどを穿くことが多いこのところのパンツ事情と併せて考えてみても、一軍の革靴のひとつくらい必要だったよなと、今更ながらに思っています。
ただ、見た目は良いのですが、こと履き心地に関しては、特に立ち仕事であるためにスニーカーの楽チンさも却ってひしひしと感じてしまうところ。
洋服以外の何にしてもそうですが、全ての面で納得できる物って、なかなか見つからないものですよね。
そんなモヤモヤを、先日DEPOT.に入荷したHender Schemeのシューズが解消してくれそうなので紹介いたします。
Hender Scheme “oak” ¥29,000+TAX-
油をたっぷり含んだ牛革の、荒く毛羽立った素材感がユニークな1足。
厚みのあるクレープソールが、快適な履き心地も保障します。
クタッとした柔らかい履き口は、踵をつぶして履くことでコーディネートに抜け感をプラスすることだってできます。
普段スニーカーばかり履いてしまうけれど、その快適さはそのままに、きっちり感のある革靴も履きたい、この冬そんな気分のあなたにぴったりの1足をどうぞ!!!!
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK/DEPOT. STAFF 髙阪