Hender Scheme “pablo”
1LDK AOYAMA HOTEL at 里山十帖が始まりました。
現在生み出されるプロダクトは、古着や既存のモノなど、僕らが一度は目にしたことがあるようなモノから着想を得て作られることがほとんどです。
個人的にデニムやスニーカーに関してはオリジナルに魅かれてしまいますが、どこか野暮ったかったり、似合わなかったりすることも少なくありません。
しかし既存のモノの素材を替えたり何かと組み合わせたりすることで、現代に馴染む新しい何かに生まれ変わります。
本日ご紹介するアイテムにもデザインの根源がありますが、ブランドによって生まれ変わり新鮮なモノに仕上がっています。
Hender Scheme “pablo” ¥36,000+TAX-
Hender Schemeがブローセル・クリーバーズを再構築したデザイン。ブローセル・クリーバーズとはラバーソールと呼ばれる分厚いゴム底の靴、いわゆる厚底靴のことを言い、ジョージ・コックス社を代表するアイテムです。
ラバーソールは別称として、ビートルクラッシャーとも呼ばれ、 農園等で害虫を踏み潰していた作業靴が原型なのかもしれないとも言われています。
このような背景をもつ仕様とHender Schemeらしさが上手く組み合わさった“pablo”。
一際目を引くのが昨年の春夏シーズンから使われているカマボコソール。履き口辺りはメッシュ仕様で通気性も良く、スニーカーとも捉えられます。ワントーンで仕上げた、アッパーに見られる異素材のコンビネーションも絶妙ですね。 実際に履いてみると履き心地の良さに驚きです。
僕自身、厚底靴などボリュームのある靴は持っていないのですが、これなら合わせやすそうです。既存のモノが合わなくても、新しいモノとして生み出されたモノは違和感なく現代にフィットし、自然に合わせられる。“pablo”もそれを可能にしたアイテムと言えます。
是非店頭で実感してほしいと思います。
1LDK 2015 AW WOMENS STYLE BOOK
皆様のご利用を心よりお待ちしております。
1LDK/DEPOT. STAFF 安生