ANA-TECH “DORADO”
こんにちは。1LDK/DEPOT.の髙阪です。
秋こそサンダルの季節だと言えるのは、『春に着るコート』が特別なものであるのと同じように、『秋に履くサンダル』は夏のそれとは違う特別さを秘めているから。
ローテクにしろハイテクにしろ、暑い暑い夏にサンダルを履くというのは今となってはもうごく当たり前で自然なことで、ともすれば面白味に欠けてしまうことも。個人のスタイリングだってそうですが、『似合いすぎ』というのは意外と見落としがちなものの避けるべきポイントで、それは『季節』に関してもやはり同じように言えるのかもしれません。そう考えると、夏の風物詩とも言えそうなサンダルが本当に映えるのは実は秋なのかも、ということになってくるわけです。
そういうわけで、明日から始まる次の季節のために特別なサンダルを用意しました。
ANA-TECH “DORADO” ¥25,000+TAX-
ANA-TECHは、カリフォルニア州サウスゲートを拠点に医療用サンダルや外反母趾用シューズなどを自社工場にて生産するフットウェアブランド。
フットウェアと言っても、アメリカ国内では薬局などでも販売されていることからもわかるように、ストレートにファッションのためのものを作っているわけではありません。そういうところに好感を覚えてしまうのは僕だけではないはず。記憶に新しいところでは、1LDK AOYAMA HOTELで販売したHARUTAのスポックシューズに通じるところがあるような。あれも元々はお医者さんやお坊さんが実用する靴という点では、本来的にはファッションのための靴ではないのです。
一方、創業者のKarnig OughourlianがあのClarks社でキャリアを積んでいることと、この上品なブラックスエードの雰囲気とが相まって、同じくClarksと関係の深かったPadmoreのナタリーを想起させます。
過去に販売したそれらは、モノ自体の持つ癖や個性が強いため常に一軍で活躍するというタイプではないですが、その分スタイリングを組むのが楽しかったりして、そういう部分で個人的にとても気に入っています。たまに恋しくなっては引っ張り出して履いてしまうのもそのため。
そしてANA-TECHの”DORADO”からもやはりそういう匂いがぷんぷんしてくるわけで、非常に気になるというかもうすっかり気に入ってしまっているのです。
このようにして(オフィシャルにもパーソナルにも)新しい季節は『足もと』から始まります。
ANA-TECH “DORADO” 明日8月1日より店頭に並びます。
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1LDK AOYAMA HOTEL at 里山十帖が始まりました。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK/DEPOT. STAFF 髙阪