純粋な装飾品としての腕時計
こんにちは。1LDK/DEPOT.の髙阪です。
腕時計を日常的に着ける人って、いまどれくらいいるのでしょう。
スマートフォンの普及によって、腕時計を身に着ける人の数は急激に少なくなったように思います。
ただ同時に、正確な時間を刻むことがその役割ではなくなった腕時計は、却ってそのデザインや背景に重きを置かれるようになり、実用を離れたそれは、純粋な装飾品としての役割を担い始めたのでしょう。
決して実用的とは言えないアンティークの腕時計に近年ふたたび火が点いているのも、そのためかもしれません。
そういうわけで、アンティークウォッチを精緻に再現することを得意とする”VAGUE WATCH CO.”から、本日はふたつのタイプを紹介します。
VAGUE WATCH CO. “COUSSIN STAINLESS BELT” ¥27,000 ~¥29,000+TAX-
まずは、定番の”COUSSIN”にステンレスベルトを合わせた一本。
このベルトはちょっと特殊な構造で、写真からもわかるように、伸びます。
これはROLEXのヴィンテージなどに用いられている『リベットブレス』という伸縮ベルトで、いまでは高値で取引されていたりする大変貴重なものらしいのです。
自分用にサイズを調整してしまえば伸びる伸びないはそこまで問題でないような気がしますが、それでも外から見えないユニークな構造や背景には、どうしても惹かれてしまいますよね。
VAGUE WATCH CO. “GRN DAUB” ¥22,000+TAX-
こちらは新作の『グリーンダウブ』。
グレーとグリーンの艶消し塗装は、光の反射を防ぐため。グリーンの方に関しては、実はグレーの塗装の上に更に色を乗せてあるため、使用するうちに剥がれていくことも。本格的なミリタリーウォッチのディテールを取り入れるために、敢えてそういった経年変化を作り出しているのです。
一方で、プリント風のチープなカモフラージュをあしらったベルトや、ややネイビーがかった色味のポップな文字盤など、抜くところを抜いていて、本格志向でありながらも、随所に遊びの要素を盛り込むバランスの良さに好感を持てます。
『純粋な装飾品としても楽しめる腕時計』という現代的な視点で以て、モノ選びを楽しんでみてください。
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