SUNGLASSES & ME #KOSAKA
ANA-TECH “DORADO” ¥25,000+TAX-
僕にとってサングラスは、ちょっととっつきにくい存在だ。
サングラスを『かけている』っていう落ち着かなさのようなものに、28歳になろうとしている今でもまだ馴染めない。
街なかでかけていると、どことなく気取った感じやコミュニケーションを絶とうとしているかのような雰囲気が滲み出るような気がしてしまう。汗をかく真夏にはずり落ちてくるのをその都度直すのが煩わしいし、電車に乗るときや屋内に入るときにいちいち外したりするのも面倒だ。
そんな風に個人的にとっつきにくいサングラスを、それでもかけたくなることがある。
1年中無しで過ごそうと思えば過ごせてしまうのに、それでも。
それは、僕にとってサングラスの原体験とも言える映画の世界で、そこに登場するクールな男や女たちが決まってサングラスをかけていたからかもしれない。
僕がサングラスをかけるのには、いつだってそのような動機が伴うように思う。
腕の良い寡黙な掃除屋に倣ってラウンドフレームをかけ始めたマチルダよろしく。
そういった理由からサングラスをかけることは、地に足の着いた日常の装いとは言えないかもしれないけれど、そんな『落ち着かなさ』や『違和感』の中に身を置いてみたい瞬間が、夏のある時期にふとやってくる。
今年も例年通りにそれはやってきて、だからこの夏も僕はサングラスをとっつきにくいと感じながらも、それでもやっぱりかけずにはいられないのだ。
SUPER BY RETROSUPERFUTURE “Terrazzo”
3627 ¥36,000+TAX-
BLACK SUN ¥35,000+TAX-
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1LDK/DEPOT. STAFF 髙阪