自由なデニム。
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
各ブランド秋冬モノが続々と立ち上がり始めていますが、毎年この時期になるといつも以上に物欲との戦いです。
新しいものが欲しい。でも、買ってもまだ暑いから着れない。
この時期の買い物ってほんとにむずかしいと思いますし、1発目に何を買うかって結構迷いどころですよね。
そんな今の時期だからこそオススメしたい通年穿くことができるデニム。
デニムと一口に言っても種類なんて無数にありますし、特に1LDKはデニムが得意なお店でもあるので、色々なブランドさんからデニムは毎シーズンピックしています。
そんな中で今回ご紹介していくのは、ユニバーサルプロダクツの新型デニムです。
“5POCKET BAGGY DENIM PANTS”
Color : LIGHT INDIGO / INDIGO
Size : 1 / 2
Price : ￥26,000-(￥28,600-tax in)
今までユニバーサルは、ノータックのものから、ワンタック、ツータックと様々な形でデニムを提案してきました。
これはあくまで僕の主観ですが、今までのデニムは割と縦のラインが出るスッキリとしたものが多かった印象ですが、今回のモデルは対照的にどかっとド太いバギーパンツ。いい意味でいなたさの残る仕上がりです。今までのモデルを見てこられた方には特に新鮮に映ると思います。
写真からも伝わりますかね。最近見てきたデニムの中では群を抜いて太いシルエットです。
そもそもバギーパンツのBAGGYとは、”ぶかぶかの”という意味で、ヒップから裾にかけて極端に太いシルエットが特徴的なパンツになっています。
日本人の体型に多いO脚を隠す意味もあるとかないとか、何かの記事で見かけた気がします。
股上は深めで、膝下あたりから少しずつテーパードさせているので、もたつきすぎず丁度良いたまり感で穿くことができます。
商品名の通りデニムと言えばの5ポケ仕様なので、この辺りは抜かりなく。
背面の腰位置にはいつものUNIVERSAL PRODUCTSのバーコードタグを配置しています。
INDIGOを洗い込んで色落ち具合を楽しむも良し。
初めから履き古したような安心感がありつつ、でも古着屋さんで見かけるような色味とも違う絶妙なLIGHT INDIGOもあり。
この辺りは、今の気分であったり、合わせたいシューズによって決めてもらうのが良い気がしてます。
ここで、そもそもですがバギーパンツの歴史が気になったので調べてみました。
1960年代後半~1970年代にかけて、アメリカの若者の中で流行したヒッピーファッション。
そんな中で、自由や反抗の象徴としてデニムが愛用され、ワイドパンツやバギーパンツ、フレアパンツなどが穿かれていたようです。
“ファッションは時代を映す鏡である”という言葉があるように、その時々の時代や在り方にあった洋服が好まれていくんだと思います。
今から50~60年前のファッションがまた今の時代にフィットして、今自分たちが当たり前のように着ている洋服がまた数十年後に流れが回っていくと考えるとおもしろいですよね。
そろそろ話を戻しますが、そんな歴史がありつつの、今です。
ただ太いだけでは何の新鮮さもありませんし、そのままの形で良いのであれば、それこそヴィンテージで探すのが良いと思います。
ユニバーサルが提案するのは本質的な良さは残しつつ、いかに今のファッションと融合させるか。ここが大事になってくると思います。
178cm / Size 2
最近気分の革靴で合わせてみました。
特にハイウエストで穿くこともなく、腰位置で履いてみると、ワンロールしてクッションが溜まる感じです。
僕と同じくらいの身長の方は、股上も深いモデルになっていますので、若干ハイウエストで穿いていただければ、ジャストで穿くことができると思います。
ただ、キレイに穿くのも良いと思いますが、個人的には長時間その状態でいると疲れるので、潔くワンロールかそのままで穿くことをお勧めします。
そのままの長さで裾がボロボロになるくらい穿き潰すのもカッコ良さそうですね。
ここまで、敢えて”太さ”を強調してきて矛盾するようなことを言いますが、本来のバギーパンツからしたらかなりスッキリとしたデザインで、日本人の体型に合わせたレングス設定をしているので、あれ、案外穿きやすい？みたいな不思議なバランスの良さが魅力な気がします。
歴史的にもカルチャー的にも自由なパンツ。深く考えず、穿いてみるのが良いかもしれません。
このぐらい淡いデニムで、カシミヤのニット合わせなんかも良さそうです。まだまだ暑いので想像ばかり広がります笑
ユニバーサルの物作りからして、お手持ちの洋服と合わないということはそうそう起きないと思うので、その辺りは安心感あるブランドだと思います。
ちなみに店長西脇でこんなバランス感。
168cm / Size 1
同じくワンロールです。
このダボっと溜まる感じがこのデニムの特徴で、若干のテーパードが効いていることから、溜まっても収まりのいい面構えに。
スニーカーだろうと、革靴だろうと、今時期ならサンダルでも。
何だっていいです。
ハイウエストだとジャストなデニム。
腰穿きだとがっつり溜まるルーズなデニム。
その時々に応じて見せ方を変えることができる自由なデニム。
穿く方によって、今まで見てきたものによって捉え方が変わるであろう面白いデニムです。ニットを買うのはまだ早いな〜という方、デニム好きな方は、来たる秋冬に向けてパンツから揃えるのもいいかもしれません。
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1LDK annex 金澤
August 17, 2022, 5:35 PM
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