THEME: PICK UP
ssstein for Unlimited ” SHIRT / COAT / TROUSERS “
”ssstein for Unlimited/YOKE for 1LDKannex”
“YOKE for 1LDK annex DOUBLE JACKET”
“YOKE for 1LDK annex CUT OFF COAT”
1LDK annex三浦、西脇からバトンを受け取りまして尾州企画のBLOGの締めは鵜飼が務めさせて頂きます。
この記事が公開される本日私達Unlimitedloungeチームはニットを学びにBATONERの工場を訪ね山形の寒河江に来ております(笑)。
その3日後には一宮市の機屋に立つと思うとどれだけ工場好きなんだと突っ込まれそうですが、そのスタンスが今回の企画の原動力となりました。
最高のプロダクトを生む人達に愛と敬意を持ちお客様と一緒に全力で楽しみたいと思います。
念の為再度お伝えさせて頂きます。
このプロジェクトは店舗ではなく、この生地が織られた場所で販売いたします。
当日はsssteinデザイナー浅川氏、YOKEデザイナー寺田氏、Unlimited-lounge-鵜飼、1LDK annex 西脇、三浦、葛利毛織工業スタッフがお迎えします。
会期:2024年11月2日(土) ~ 3日(日) 12:00-17:00
販売会場:葛利毛織工業
〒493-0004 愛知県一宮市木曽川町玉ノ井宮前1
※名古屋鉄道玉ノ井駅徒歩2分
近隣にコインパーキング有り
私からは特別に制作していただいたsssteinのアイテムをご紹介いたします。
どうか最後までお付き合いください。
まず今回の企画が実現できる可能性が見えてきた中で伺った24AWの展示会で、もし形にできるならばと真っ先に想像が膨らんだものがこちらです。
ssstein for Unlimited
“FLANNNEL SKIPPER SHIRT”
color:CHARCOAL
size:S/M
¥63,800- taxin
私自身、毎年秋冬になるとイギリスFoxbrothers社のフランネル生地を使った某ブランドのプルオーバーシャツを愛用していまして、購入時はとにかく着た時の雰囲気が好きという単純なものでしたが年々愛着が湧いてきまして今では欠かせない存在です。
私の中でフランネルのシャツは、Tシャツ、ロンT、タートルネックと気温毎でインナーのグラデーションを作れば長期間着用できる上、どうしてもニットばかり袖を通すことになる時期にも新鮮さをもたらしてくれる救世主。
なぜプルオーバーが良いかと言う点に関しましては、もしこの質感の前開きデザインでシャツ作るとなるとボタンも重い質感をチョイスすることになり、シャツジャケットのようなアイテムになることが予想出来ます。
その雰囲気になってくると上からジャケットやコートを羽織るスタイルが想像できず、このプルオーバーのワンアクションで着用出来るボタンレスのディテールこそがしっくりくる。
私自身冬らしいアウターの質感が好きだからこそ、それを気軽に取り入れられるこのプロダクトは、着心地だけでなくファッションアイテムとしても気に入る未来がしっかりと想像でき、是非皆様にもお勧めしたく製作を依頼をしました。
デザインに関しましては、ボタンレススキッパーですからこの文脈の延長線上にいるプロダクトかと思います。
1997-2003エルメスのデザイナーにマルジェラが就任していた時のヴァルーズを20年の時を経てsssteinの美意識の中、再構築したのだろうと。
私とデザイナー浅川氏が同学年ということもあり、ブランドのクリエションから、洋服に興味を持ちはじめたあの頃に憧れを抱いていたデザイナー達から影響を受けている部分も感じています。
そして、心の底から先人達へのリスペクトがあるからこそブランドが世界に羽ばたくこのタイミングで表現したのかなと感じています。
当時はレディースのみの展開でしたが、sssteinのバランスでメンズがリラックスして着用できる提案。
敬意があるからこそエレガントに重きを置きながら作り込みを。
襟はやや小ぶりにし、台襟が付き、襟が外に寝ないように設計。
ブランドの縦に落ちるようなシルエットとのバランスを考慮し、カフス部分は2プリーツで全体像を調整しています。
胸元の縫製仕様は、パイピングで挟み込み引き算の美学を感じます。
素材の提案としてもデザインとしても新しい扉が開く逸品です。
続いてコート。
座談会でも言っていたようにYOKEの寺田さんが「あの生地で浅川くんが作るコート見てみたいな」とその一言で確かにブランドの顔でもあるコートをこのプロジェクトで作らない理由はないなと。
浅川氏にご相談したところ素材との相性を考慮した3型をご提案くださって、その中の1つが当店で毎年欠かさずセレクトしている型だったので迷わずこちらに決めました。
ssstein for Unlimited
“OVERSIZED INVESTIGATED COAT”
color:CHARCOA
size:S/M
¥187,000- taxin
大ぶりな襟やスリーブ、シルエットが映えるよう意図したミニマルで静かなデザインのバルマカーンコート。
初めて展示会で袖を通した時、このモダンに映るバランスに衝撃を受けた記憶があります。
浅川さんは、物作りを始めた当初から“なぜこの洋服は美しいのか”を根本から理解したいが為にその洋服を分解してまで分析をするような変態気質の方(褒め言葉です笑)
素材やパターンの部分だけじゃなく、縫製の順番や始末の部分でも仕上がりに差が出てくることを熟知されています。
ブランドの色が出し辛いスタンダードなものこそ、その経験値を持った上でデザイナーがどれだけの理想像を描けているかがとても重要で、プロダクトの完成度が左右されると思います。このコートは、そんな sssteinの表現の強さとクオリティの高さを存分に体感頂ける逸品です。
ベースが決まりサンプル製作を依頼した際、浅川さんにコレクションと素材も違う為、全く同じシルエットと設計で作らずに一度この素材に合うように調整させて下さいと。
コートの凛とした雰囲気と柔らかな着心地から、目付もしっかりとしたフランネルなので、本家のメルトンに比べると軽やかに仕上がるかな?ぐらいの想像をしていて、正直そのまま生産してもクオリティ的には全く問題ないはずなのにこの対応には震え上がりましたね。
世界中のお店から発注がくるものではなく、一回限りの企画に対してここまで注力して頂けるとは。
少し申し訳ない気持ちと全力で取り組んでくださる姿勢に浅川さんに依頼してよかったなと心から思いました。
生地の柔らかさを活かすことを優先し、サイジング、パターンを微調整して頂き、表からは確認できませんが内蔵されている副資材も完全にこの一着の為の仕様となっております。
その仕様変更の賜物として個人的に袖のシルエットがやばい。
是非袖を通した際に注目していただきたい。
そしてこのプロジェクトの中YOKEと素材の関連性だけでなく”レザー”使いのアクセントもリンクさせた特別仕様となっております。
フランネルの柔らかく温かみのある素材とレザーの質感のコントラストはスタイリングに置き換えたとしても最高の組み合わせですからきっと皆様にもお気に召して頂けると思います。
スクエア状のレザーパーツは取り外し可能で前身頃裏に納められるボタンが付き、ミニマルな印象でも着用頂けます。
独自の縦に落ちるシルエットを演出する為の身幅の分量は、ベルトでグッと絞った時にフルオープンとは対象的な映り方となりその振り幅も広さもこのコートの魅力の一つ。
また、カフスに配されたボタンを留め、袖口を絞ることで袖に溜まりを作ることも可能。ベーシックながら着用者の着こなしによって似合い方が変わる最高なコートに仕上がりました。
最後は
ssstein for Unlimited
“WIDE EASY TROUSERS”
color:CHARCOAL
size:S/M
¥63,800- taxin
今回のプロジェクトで実現したかった“生地がブランドの垣根を越える”こと。
このパンツはsssteinの浅川さんに作って頂きましたが、YOKEの寺田さんに作って頂いたカーコートやジャケットとセットアップになります。
本来セットアップというスタイルはそのブランドでしか成立しないもの。
そしてデザイナーが描く理想があり生まれるものだと思います。
YOKE,sssteinの世界観からすると本来ならばジャケットと対になることを想定したトラウザーズはモードな提案となりますが、本企画は私達が穿きたいこのバランスで制作頂きました。
フロントにはタックが入り、腰裏はイージー仕様。着こなしにメリハリを付ける際に必須なベルトループも搭載。そして、内側にはドローコードが付いています。
形に関しましては、ワイドストレートシルエット。
裾に溜まりが作れてシューズの履き口が隠れるこのバランスは両店舗のお客様は大好物かと。
ベースとなった形はsssteinでもアクティブな素材を使用していたものですからこの仕様なのです。
それを聞くと私達が選んだちょうど求めていた感覚を汲み取って頂けるのではないでしょうか。
イージー仕様にも関わらずシルエットが立体的に仕上がるのはやはり高級オーダースーツやオーダースラックスの世界でも重宝されている素材ですから仕立て映えが素晴らしい。(日本一と呼ばれるスラックス職人の方も賞賛しています)
その点だけでは、実際このクオリティまで仕上げることはできないと思いますので恐らく、こちらはイージーパンツでは珍しくトラウザーズ工場で縫製しています。
パターン設計上のシルエット作りが秀逸なのは勿論、タックの入りや膨らみ方を見ればアイロンワークなど丁寧な作業工程を経ていることが読み取れます。完全に立体物として作られている為、身体を入れたときの雰囲気がとにかく抜群です。
このフランネルの角のない柔らかな質感は、大袈裟に聞こえますが何年も履き続け自分だけの道具に育ったパンツのようにリラックスした快適な着用感を提供します。それでいてこの色気は本当にたまりません。
5年10年着用しても質感を失わずプロダクトとして恒久的な価値を保つションヘル織機で織った生地の耐久性の高さはボトムスでこそ安心感を得られます。
エイジングを楽しめるカシミヤニットや革靴同様にご自身の定番の一本としてお勧めさせて頂きます。
三浦、西脇のスタイルサンプルもご参考にどうぞ。
そしてannexの二人に着用してもらったsssteinのスタイリングをご覧ください。
最後に少し素材の話しに戻りますが、この白、グレー、ブラックが混ざり合った質感ってどう作られていると思いますか?
その答えは織りではなく、実は染めです。
糸になる前の綿(ワタ)の状態で染めたものをTOP染めと呼ぶのですが、こちらはTOP染めされた複数色の綿を混ぜ合わせて、紡績し糸にしたものを織ることで均一で豊かな表情が作られています。
更に追記させて頂くと生地に色が付けられるタイミングは大きく分けて、4段階あって、製品→生地→糸→綿(わた)です。
右にいくにつれて順番に素材へのダメージが少なく、風合いが良くなっていく為、素材の知識があり原料の良さを最大限に引き出そうとなると自然と綿の段階で染めたTOP糸を用いるのです。
例えば、annexチームが偏愛するスウェットでもグレーだけやけに手触りが良いものが存在しませんか?
TOP糸で編んでいるのか、編んだ後に染めているのか同じ生地だとしても表現したい色によって染めの工程が違っていたりすることで大きな差が生まれるのです。
私自身その風合いの良さを最大限に引き出せるTOP糸の魅力に惹かれ、ウール、コットン、カシミヤにおいても
選択肢があれば取り憑かれたようにセレクトしていた24AW
annexであれば、COMOLIのこちらやA.presseのこちらもまさにムラと風合いからTOP糸でしょうから、やはり極上素材へと向かうにつれて”CHARCOAL”の魔力に取り憑かれていくのかなと。
このプロジェクトで満場一致した葛利毛織工業が手掛けた最高のフランネルも”CHARCOAL”。
Unlimited-lounge-と1LDK annex各店舗スタイルは違えど素材やプロダクトを見極めることが我々の仕事ですから今となっては、これまでに培ってきた経験値から次第に浮かび上がってきた最良の選択肢をシンプルに選択しただけなのかもと思えてきました。
それを私達が全幅の信頼を置く日本を代表するデザイナー2人に託し最高のコレクションに。
デザイナー、バイヤー、生産背景それぞれと会話をしながら洋服を選ぶこのプロジェクトは私達、お客様、双方にとっても新たな体験型の販売会になります。
それでは、当日葛利毛織工業でお待ちしております。
会期:2024年11月2日(土) ~ 3日(日) 12:00-17:00
販売会場:葛利毛織工業
〒493-0004 愛知県一宮市木曽川町玉ノ井宮前1
※名古屋鉄道玉ノ井駅徒歩2分
近隣にコインパーキング有り
・販売は先着順でご案内します。
・会場の近隣が住宅街となる為、混雑した場合は
当日の状況によってルールを設けさせていただきます。
その場合はスタッフの指示に従っていただけますようお願い致します。
・イベントでの販売を優先させていただきますので、
オンライン販売につきましては11/3(日)夜にお知らせします。
・完売した場合はオンラインでの販売はございませんので予めご了承下さい。
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
Unlimited 鵜飼
October 30, 2024, 7:00 PM
Category: PICK UP
YOKE for 1LDK annex BONDING CUT OFF COAT
こんにちは。1LDK annexの西脇です。
アンリミテッドラウンジからブログを読んでいただいている皆さん、初めまして。
既に鵜飼さんから生地や取り組みについて、そして昨日三浦からは彼女が企画したジャケットをご紹介しました。
対談もさせていただき、もう既に話すことがないんじゃないか(笑)というくらいの情報量になっていますが、今日は私西脇から色々とご紹介させてください。
本題に入る前に少しだけこれまでに入っていなかったパーソナルな話もできたらと思います。
1LDKで働く私たちですが、実は僕と三浦も岐阜県出身。この企画に参加したのもお互い岐阜から名古屋へ向かう時には必ず通る場所で馴染みがあり、個人的に一宮は学生時代に夏の七夕祭りに行っていた青春の地。
今回企画に声を掛けていただいた鵜飼さんとはかれこれ10年以上のお付き合いで、自分が10代の時からよく遊んでいただいた先輩です。駆け出しの頃から仕事の相談やファッションの話をしてもらっていて、いつも刺激をいただいていました。仕事終わりに鵜飼さんの地元の一宮、稲沢のラーメン屋さんに連れていってもらったのも今ではいい思い出です。(有名店多いですよね)
当時は鵜飼さんも販売員で、僕はひよっ子だったので、時を経てこうして一緒に素晴らしい仕事に取り組ませていただけるのが本当に嬉しいです。
今年1月の初めてのパリ出張も海外買い付けの経験がある鵜飼さんが一緒に同行してくれました。実はこの企画が本格的に決まったのもその行き帰りのフライト中(笑)。お互いやりたいことを話していたらどんどん熱が入り、帰国後すぐに三浦に話して、彼女も熱が入り、その翌週には葛利さんへ行きと凄いスピード感だったのは忘れることはないと思います。(さらにその翌週に寺田さん、浅川さんとも食事し、参加が決定して..)
鉄は熱いうちにと言いますが、まさにそれです。普段から色々と考えている方々が集まり、気持ちの方向性が合うとこんなにもすごいパワーが生まれるんだと実感しました。
そして葛利さんの生地とも出会い、実際の現場を見て改めて洋服が完成していく道のりとそこに携わる多くの人がいること、一つ一つの過程を経て形になったものを僕らが皆さんに紹介していることを再認識しました。
この企画は特別な形でご紹介していますが、普段からお店に並んでいる多くの洋服も同じです。
やはり私たちの基準でご紹介している洋服はお値段もする訳ですが、そこには確かな理由と技術が詰まっていることを知っていただくきっかけになれば嬉しいです。販売する人間としてはこれからも変わらず強い責任感を持ち続けますし、お店、インスタグラム、ブログを通して洋服の魅力を伝えていきたいと思っています。
さて、ここからは私西脇が寺田さんにリクエストした「カーコート」をご紹介します。
YOKE for 1LDK annex “BONDING CUT OFF COAT”
Color: CHARCOAL
Size: 2 / 3
¥130,000(¥143,000-TAX IN)
これまでにも説明がありましたが、この葛利さんのフランネル素材はとても柔らかく本当に気持ちの良い生地。5年10年着用しても質感を失わず恒久的な価値を保つクオリティのこの生地なら、僕はアウターを見てみたいと。
annexのお客様なら分かると思うのですが長らくコートから離れていた自分でも、この生地のアウターなら絶対コートが良いと久しぶりに思い、せっかくの機会でしたので自分のライフスタイルに合ったコートを形にしてもらいました。
カジュアルなスタイルをベースにしっかりと着られるコート(やっぱり三浦とは似てます笑)というテーマで考えていただきました。ロング丈ではなく、着丈が80~90cmくらいのミドル丈が好きで、ミドル丈のコートって意外と選択肢がなく、普通のデザインを求める割に、普通過ぎるのも嫌だったりするので、以前YOKEのインラインで展開していたカーコートのデザインをヒントに依頼しました。寺田さんからも「それなら西脇くんっぽくいけそうだね」と意図を汲み取っていただき進行しました。
ただ一つ課題も発生。対談での話とも重複しますが、そのまま葛利さんのフランネルを使った場合薄手になってしまうと…。重コートにしたい訳ではありませんでしたが、あまりに薄いのは違う…。その解決方法としてウール生地をぜいたくにボンディングしていただきました。硬くならないように芯地の柔らかさを何度も調整し、手間をかけてトライしていただき、結果きれいなプロポーションと葛利さんのフランネルの良さであるしなやかな着心地と表面の光沢をしっかり感じていただける素晴らしい仕上がりになりました。
イメージしていた重すぎず、軽すぎない本当に理想の重量感とデザインになっています。
そしてなぜそもそもチャコールだったかもお伝えします。
フランネルのこの素材感としての理由も勿論ありますが、多分ここは鵜飼さんが話してくれると思うので、僕からはもう少しリアルなスタイル目線でお話します。
これまでNAVY企画をはじめ、ネイビーの洋服を中心、もはや特化したお店かと思います。ネイビー以外もブラックやグレー、ホワイトの基本カラーで構成されるラインナップ。今まで買っていただいたお客様の多くも僕らと同じだと思います。
買ってきた服を振り返った時、やはり気になるのがネイビーとブラックの洋服を合わせるのって難しかったり、苦手だと思っている方もいるかと思います。もちろん色味にもよりますが、ネイビーはネイビーで合わせたいし、ブラックもワントーンで合わせることが多いですよね。特にこの感覚は男性の方に多いイメージで、実際自分のマイルールもネイビーとブラックは合わせない(小物意外)と決めています。
だけどやっぱり変化も欲しい気持ちと、いつも通りな雰囲気のままどちらのカラーも悩まず合わせられる役割を持っているのがチャコールだと思っています。
今期annexのお店でもチャコールの洋服のセレクトが多いですが、その理由がこれです。
チャコールと言っても様々な加減がありますが、私たちが思っているチャコールは限りなく黒に近いこの葛利さんの生地が正解でした。
本当に万能性が高いカラーで、三浦のスタイリングもそうでしたが、明るい色物にだって馴染んでくれます。
スタイリングも後ほどご紹介していきますが、そういった視点でも見ていただけたらと思います。
ここからはディテールについてお話します。
先程お話した普通だけど普通すぎないっていう部分はここで一番感じていただけると思います。
コートを着る時は襟立て派なので襟と袖裏にレザーを使ってアクセントを加えていただきました。
また写真だと分からないのですが、デザインのヒントにしたレザーのデザインがカットオフだったので、今回のカーコートにも採用していただき襟と袖口がカットオフのデザインに。よく見てみないと分からないこの感じが最高です。
コートの両サイドはドットボタンが付いていて、ボタンを外すとスリットになります。開けて着ると生地の風合いと共に気持ちの良い抜け感が生まれるので個人的には開けて着るのをおすすめします。
そして今期自分らしく着たかったスタイリングがこちらです。
いつも通りじゃん!ってツッコミをいただきそうですが、スウェットは最近別注発売したAFTERHOURSのスウェットセットアップです。実はこのコートに合わせたくて超熟コットンのスウェットもお願いしていました。
最高の天然素材の掛け算で超ベーシック。やりきました。超気持ちいいです。
こちらはいつもの自分らしい日常スタイル。
今期手に入れたO-のフリースフーディーにWELCOME-RAINのデニム、そして買い足したROAのシューズでちょっとだけアップデート。
素材感の良いコートですがテーマ通りにしっかりと馴染んでくれます。
格好良さはありつつも、この雰囲気に落とし込めるコートはannexのお客様にとってはちょうど良いのかなと思っています。
あくまでも日常的にしっかりと着られる洋服が僕は良い洋服だと思っているのでこの特別なカーコートもガシガシ着ようと思います。
サイズは2サイズで作っていただきました。私の体型は168cmでサイズ2を着ています。同じ160cm代の方から170cm前半の方はサイズ2、170cm半ば以上の方はサイズ3になります。
そして僕からもう一型ご紹介させてください。
ssstein for Unlimited
“WOOL FLANNEL EASY WIDE TROUSERS”
Color: CHARCOAL
Size: S / M
¥58,000(¥63,800-TAX IN)
アンリミテッド別注のアイテムですが、このパンツは僕と三浦の意見も反映していただきましたので少しご紹介させてください。
というのもやはりこの素材で、チャコールだったら3人とも欲しかったのがパンツ。
鵜飼さんが「このシルエットとディテールどうかな?」と見せてもらったのが、もうドンズバ!ですぐに満場一致でした。
ご覧の通りストレート見えするシルエットで、レングスも長めでワンクッションさせて穿ける設定。
ルーズになりすぎず、綺麗目な雰囲気ももつ本当に絶妙なバランスです。
そして注目はウエスト部分。
前から見るとスラックスですが、後ろから見るとギャザーが入っており、実はイージーパンツってところがラウンジとannexらしさを掛け合わせたバランスにしていただきました。
ウエストの内側に紐も付いていますがベルトループも完備したことで、スタイルによってイージーパンツとしての役割と、綺麗目にタックインスタイルをする場合もしっかりと使える万能パンツが誕生しました。
annexだとスニーカー、ラウンジだと革靴といったイメージでそれぞれのお店のスタイルにもリンクした内容になっています。
本当にざっくりとした説明になっているので、鵜飼さんから詳しく紹介していただきます。
最後にこの企画だからできたシュタインとヨークの贅沢で最高のセットアップスタイルでannex側の紹介を締めくくります。僕と三浦もセットアップで手に入れたので当日はこちらで皆様をお迎えします。
そしていよいよ明日、ラストの商品紹介は鵜飼さんです。
※当日のスケジュールや、アクセス、販売方法等をまとめた情報は別途ブログとインスタグラムでお伝えしますので今しばらくお待ちください。
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 西脇
October 29, 2024, 7:00 PM
Category: PICK UP
YOKE for 1LDK annex “DOUBLE BREASTED JACKET”
こんにちは。1LDK annexの三浦です。
Unlimited-lounge-の方からブログをお読みいただいている方は初めまして。
今回に限り少しだけそちらにもお邪魔します。
早速ですが先日アップしたブログはもうご覧いただきましたでしょうか?
私たちが長らく温めていたスペシャルな企画の全貌が明らかになりました。
「ssstein・YOKE・Unlimited-lounge-・1LDK annex・葛利毛織工業」
初めは???となった方も多いのではないでしょうか。
この5つのチームがタッグを組み、今回スペシャルなアイテムを製作いたしました。
コート2型、ジャケット、シャツ、パンツの計5型をカプセルコレクションのような形で皆様にご提案します。
ブランド、ショップ、機屋それぞれのキャリアの中でも初の試みとなるこの合同企画。
お披露目は来月の11月2日(土)、3日(日)の2日間。場所は葛利毛織工業さんの工場がある一宮市で販売します。
イベントはいよいよ5日後に迫ってまいりました。自分ごとながら今かなりドキドキしています。
自分たちで言うのもなんですが、本当に奇跡的なコラボレーションが実現したと思っているからです。
正直言うとここまでくるのにかなり長い道のりがかかりました。
ようやくか!というホッとした気持ちも強く、時間をかけて練ってきた企画だからこそいよいよ皆さんの元へお届けできると思うととても感慨深いです。
まずは先日のUNLIMITED-lounge-の店長 鵜飼さんのブログをご覧いただきたいのですが、そちらのブログで葛利毛織工業さんとの出会いだったり、sssteinとYOKEと私たちがお取り組みをすることになった経緯だったりをお話しさせていただいています。
私たち1LDK annex目線の話をすると、YOKEとはここ数年何度か別注をさせていただいたり、お店としてとても関係の深いブランドさんとの新たなプロジェクトです。
既存のブランドファンの方にもきっとワクワクしてもらえると思いますし、まだブランドをよく知らないという方々にも一歩踏み込んだ魅力をお伝えできるのではないかと思っています。
今回製作した5型は私たち現場スタッフの鵜飼、西脇、三浦の3人それぞれが純粋に着たいもの、提案したいものを作りました。
このブログではまずトップバッターとして私がYOKEにリクエストした「ジャケット」についてご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
YOKE for 1LDK annex
“DOUBLE BREASTED JACKET”
COL: CHARCOAL
SIZE: 1 / 2
¥110,000-TAX IN
個人的に今シーズンはテーラードジャケットをお店でプッシュしていこうと以前から決めていました。
1LDK annexのAWの定番としてはスウェットやフリースなどのカジュアルアイテムがマストになってくるのですが、それを軸として毎年着たいスタイルが少しずつ変化します。
ここ数年はスポーティなジャケットやミリタリーベースのカジュアルなブルゾン系を主に、全体的にリラックス感があり日常的に着やすいスタイルを多く提案してきましたが、2024年に入りトレンドの動きもやや変化し、お店的にもスラックスや革靴の提案も増やしていたりと徐々にアイテムラインナップをアップデートさせたシーズンでもあります。
そんなタイミングで私がこの葛利さんの生地を見た時に一番に浮かんだのがジャケットでした。
この生地がジャケットになったらきっとカッコイイだろうなと漠然と妄想しながら、YOKEのデザイナーの寺田さんに相談してみたところ、良さそう!と共感していただけたので今回の企画の一つに入れてもらえることに。
今までお店でYOKEのジャケットはあまり展開したことがありませんでした。
ブランド的にもジャケットは継続的に作られていてブランドファンの間でも支持が高いのも知っていましたが、独自の路線を貫く私たちですので(笑)なかなかお取り扱いに至らず、今期久々にインラインからもセレクトしました。
別注でジャケットを作るにあたり私が寺田さんにリクエストしたのは、元々あるダブルのジャケットをベースに、シルエットを私たちの理想のバランスで仕上げてほしいということ。
いつもはYOKEのサイズ1をレディースとしてご用意していましたが、物によってはやや着丈が長いとかウエストが大きいとか、私の体型だと綺麗に着れないこともあったりして、マイサイズをずっと夢見ていました。
これは完全に私のわがままなのですが、今回の別注はいつものサイズよりもやや小さめで仕上げてもらっています。
生産管理の方と何度もやりとりをして、こちらの要望をこと細かく汲んでいただき出来上がったジャケットです。
小さくしたとはいえ、YOKEらしく程よくゆとりのあるリラックス感は残しつつ、女性や小柄な方も綺麗に着られるバランスを追求。
個人的には真冬にも着られるジャケット型のコートのような立ち位置を目指しました。
ユニセックスでサイズ1,2の2サイズ。
サイズ1は私が着るとややオーバーサイズで、身長168cmの西脇が着るとジャストめ。178cmの金澤だとサイズ2ちょうど良いです。
私が求めていたのはいつもの格好にさらっと気軽に羽織れるジャケット。
冒頭でもお伝えしましたが基本的に1LDK annexはカジュアルスタイルが強いので、ボトムスはデニムを合わせたり、スウェットパンツを合わせたり。そんな着こなしもカッコイイ、理想通りのものが出来上がったと思います。
たまにはキャップを合わせるのもいいでしょうし、スニーカーで外すスタイルも好きです。
自分流に着崩して、あくまでも”綺麗に着ない”のが私のテーラードのマイルール。
私の制服でもあるグレーのスウェットに合わせて着るのが本当に楽しみです。
最後に今年新たにやりたかったスタイルの一つとして、モノトーンの中にカラーの掛け合わせ。
前にスタッフ金澤がYOKEのブルゾンをご紹介した際に少しお話ししていたのですが、今シーズンのYOKEは”黒と光”にフォーカスしてコレクションが展開されていて、黒を基調としたコレクションの中に差し込まれた大胆なカラーが一際目を引いたシーズンでした。
今期はフランスの画家”Pierre Soulages(ピエール・スーラージュ)”の作品を元に製作され、YOKEといえばアート的な観点からもとても見応えのあるコレクションです。
当店でもセレクトしたYOKEのカシミヤのニットがその象徴で、発色の良いREDやBLUEを今年の着こなしに取り入れたいと思っています。
奇遇にも今回の企画で私たちが提案したいものも黒に近いチャコールグレー。
YOKEが提案する着こなしともリンクしていて、今年らしいスタイルとしてかなりお勧めです。
私は赤いニットをゲットしたので、ちょっと気が早いですがクリスマスディナーは絶対これでいこうと思っています。笑
sssteinの方で作ったパンツもいち早く着させてもらいました。
今回のプロジェクトの醍醐味としてはYOKEとsssteinの異なるブランド同士をセットで着ることができるというのも面白さの一つです。
このパンツを作るにあたっては今回の企画のどのトップスにもマッチするシルエットを。とみんなでものすごく吟味して選びましたので、是非お好きな組み合わせで楽しんでいただけたらと思います。
annexとしてはこうして新たな提案ができることとてもワクワクしていて、もちろんUnlimitedのお客様や私たちの事を初めて知ったという方々にも一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。
長々とお話ししてしまいましたが、そろそろ西脇にバトンタッチしようと思います。
明日はYOKEのコートのご紹介です。引き続きチェック宜しくお願いします。
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 三浦
October 28, 2024, 7:00 PM
Category: PICK UP
ssstein for Unlimited / YOKE for 1LDK annex
Photograph: @ikyri_
Model: @nhswrg
Hair: @kazhironaka
Make: @yokominamimua
ssstein for Unlimited “OVERSIZED INVESTIGATED COAT”
Color: CHARCOAL
Size: S / M
¥170,000(¥187,000-TAX IN)
ssstein for Unlimited “WOOL FLANNEL SKIPPER SHIRT”
Color: CHARCOAL
Size: S / M
¥58,000(¥63,800-TAX IN)
ssstein for Unlimited “WOOL FLANNEL EASY WIDE TROUSERS”
Color: CHARCOAL
Size: S / M
¥58,000(¥63,800-TAX IN)
YOKE for 1LDK annex “DOUBLE BREASTED JACKET”
COLOR: CHARCOAL
SIZE: 1 / 2
¥100,000(¥110,000-TAX IN)
YOKE for 1LDK annex “BONDING CUT OFF COAT”
Color: CHARCOAL
Size: 2 / 3
¥130,000(¥143,000-TAX IN)
会期:2024年11月2日(土) 〜 3日(日) 12:00-17:00
販売会場:葛利毛織工業
〒493-0004 愛知県一宮市木曽川町玉ノ井宮前1
※名古屋鉄道玉ノ井駅徒歩2分
近隣にコインパーキング有り
・販売は先着順でご案内します。
・会場の近隣が住宅街となる為、混雑した場合は当日の状況によってルールを設けさせていただきます。その場合はスタッフの指示に従っていただけますようお願い致します。
・イベントでの販売を優先させていただきますので、オンライン販売につきましては11/3(日)夜にお知らせします。
・完売した場合はオンラインでの販売はございませんので予めご了承下さい。
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex & Unlimited lounge
October 27, 2024, 7:00 PM
Category: PICK UP
new standard denim
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
annexには無類のデニム好き店長西脇と三浦の2人の影響で、他の1LDKのショップと比べても「1LDK annex = デニム」のイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
僕の感覚でいくと、店長西脇はほぼ1年、三浦は一年のうち3/4はデニムを穿いている印象ですが、そんな2人もデニムの中でも好きなカラーは違っていて、西脇は濃いインディゴ、そして三浦がウォッシュブルーといった感じ。
実際僕はデニムよりもチノパンやスラックス派なので2人に比べるとデニムを穿く機会は少なく、そもそもデニムには苦手意識があって今でも自分に合うデニムを探している最中なのですが、、、
出会っちゃったんですよね。いいデニムに、、、
デニム好きの2人も、そして苦手意識のある僕も、満場一致でセレクトしたメニューですので、いつもannexに通ってくださっている方におすすめしたい、新定番になる予感の一本です。
refomed
“RIGHT HANDED DENIM PANTS (OW)“
COL: INDIGO
SIZE: 2 / 3
¥41,800-TAX IN
リフォメッドはこれまでも継続的にデニムをリリースしていて、その中でもこの「RIGHT HANDED DENIM」シリーズは毎シーズン形を変え展開され、ブランドを表現するために必要なピースとなる重要なシリーズだと思います。
これまでも何度かこのシリーズをセレクトしてきましたが、何かお気づきの方はいらっしゃるでしょうか?
そう、今まででいっちばん”シンプル”なんです。
UNIVERSAL PRODUCTS. “JUMBERCA CREW NECK SWEAT”
HERILL “Cottontwill Weekendjacket”
そもそもこのシリーズはリフォメッドというブランドを表現する上で軸となる”左官職人”にフォーカスしており「左手(パレットのようなもの)に塗料を乗せ、右手でコテを持ち作業をする左官職人」がイメージソースとなっています。
僕の中では22AWでリリースされた、ずるっと裾をするくらい長く右裾にポケットが付いたデザインが特徴のワイドストレートデニムが印象に残っていますが、同シリーズとしてリリースされた今シーズンは、程よい太さのワタリから緩やかにテーパードが効いたオーセンティックな(ほぼ)ストレートのシルエット。
僕は少しO脚気味なこともあって、テーパードがきつ過ぎたり、シルエットが細過ぎたり、生地が薄かったりするとラインが出過ぎてしまうのが気になって、なかなかコレっていうものに出会えていなかったのですが、直感的にコレはいい!と思えたデニムでした。
ただ、ふとなんでこのシリーズでこんなにシンプルなデザインを作ろうと思ったのだろう、、?と気になったので、デザイナー安藤さんに直接疑問をぶつけてみました。笑
まず今回のこのシルエット、そして本格的な生地を採用したのは、(すでに完売してしまいましたが、)今シーズンから新たに登場したフレッシュマンシリーズとの対比的な意味合いが含まれているのだそうです。
確かにフレッシュマンは若者の職人をイメージした遊び心のあるバランスでしたが、打って変わってこちらはまさに熟練の職人といった感じ、、余裕を感じさせるいい歳の取り方をされていそうですね。
追加で面白い余談もいくつか聞かせていただいたので、皆さんにも共有させていただきますね。
僕も初めて耳にする単語で聞き直してしまいましたが、日本にはデニムの奥深さ、魅力をもっと多くの方に伝えていくための”デニムソムリエ資格”というものがあるらしく、その資格を持っている方が超が付くほどのヴィンテージデニムを数本安藤さんの元に持ってきてくれたそうで、その中からデザインを抽出してこのデニムが出来上がったそうです。
1800年代のベルトが普及する前は、作業着としてビブと呼ばれる胸当てのついたオーバーオールが主流でした。
しかし、だんだんとその胸当てに不便さを抱き、腰位置でカットしたものが”ウエストオーバーオール”と呼ばれるデニムの原型となったそうで、今でこそ「デニム=リーバイスやリー」と名前が挙がってきますが、それよりずっと前のモデルを参考にして、今シーズンの”RIGHT HANDED DENIM PANTS”が完成しました。
さらにリフォメッドといえばの”ギャザー”をデザインとしてさりげなく加えた”バックヨーク”のシルエット。
通常ですと2本ラインのミシン打ちがされていますが、こういった裏話を聞くとさらに愛着が湧いてきますよね。
僕の場合デニムのシルエットが綺麗に出ない理由として、ウエストが細いせいでベルトで締め上げることでどうしても後ろ姿特にお尻周りは気になるポイントでしたが、リフォメッドのこれはお尻周りにもたつきがなくすっきりとしたラインが特徴的で、すごく穿きやすく絞ってもシルエットが崩れない設計が素直にいい!と思えた理由の一つな気がしています。
さらに僕が直感的に惹かれた部分にはこの生地選びにもあります。
まず12.5ozの1年通してガシガシと穿いていける生地の厚さに加えて、今回採用されているのが洋服好きの方には響く”セルビッチデニム”であること。
今回リフォメッドがセルビッチを選んだのも”当時の職人さん”をイメージされてのことですが、
旧式の織機でガシャン、ガシャン、、、とゆっくりと時間をかけて織ることで、経糸(↓)と緯糸(→)のテンションにばらつきが出て凸凹感のある表情となっており、さらに今から数十年前の素材を再現するためにあえて染めムラができるような染色を施した糸を使用しているのだそう。
ぱっと見シンプルなデザインのデニムですが、シンプルなデニムだからこその追求をすごく感じます。
また、個人的にこれからおすすめしていきたいのが”ジャケットスタイル”です。
annexメンバーだと三浦が一番ジャケット熱が高く、普段からジャケットは”きれいに着ない”をモットーにカジュアルスタイルに馴染ませて着ていますが、
僕がジャケットを着るなら、もう少しだけフォーマルな要素を増やしたバランスがいい。
A.PRESSE “Wool Regular Collar Shirt”
A.PRESSE “Double Breasted Jacket”
僕のスタイルにはローファーが欠かせませんし、やっぱりシャツが大好きなのでクラシックな要素が多めですが、そこに合わせるデニムはLEVI’Sでもなければ、国内ブランドのヴィンテージモチーフのデニムでもない。
綺麗な仕立てのジャケットに対して、リフォメッドが作るこのデニムを合わせることに1LDKのらしさがあると思いますし、コテコテになりすぎることなくファッション的にジャケットを挑戦しやすくしてくれていると思います。
今後メンズのみなさまにもジャケットをご提案する機会を増やしていきたいと思っていますので、ぜひこのタイミングで試してみてください!
次が最後のスタイリングになりますが、やっぱりこれを着なくては。
UNIVERSAL PRODUCTS. “JUMBERCA CREW NECK SWEAT”
refomed “H-M-D CASTRO LEATHER JAMPER”
今シーズンセレクトしたリフォメッドの中で一番の大物。
店長西脇も展示会時点で購入を即決めして、お店に届いた瞬間にタグを切って持ち帰っていたレザージャケット。
今やブランドの中で定番化された”カストロジャンパー”をベースにホースレザーver.で登場し、エイジング加工が施された”漢”のジャケットは見ているだけでもそのパワーに吸い込まれそうになる迫力があります。
ですが「スウェット+デニム」のannexスタイルに馴染む、カッコつけ過ぎていないレザージャケットでしたので、リフォメッドファンの方はもちろん、お店のスタイルをお好きでいてくださっている方はぜひ今シーズン”レザー”にもご注目ください!
改めてすごくスタイリングに馴染ませやすく、本格的な生地を採用していながらリフォメッドらしい遊びも加わった、今バランスよく穿きやすいデニムに感じました。
annexとして欠かすことのできない”デニム”はもちろん他のブランドさんからもセレクトしていますが、苦手な僕からみてもおすすめできる一本でしたので、ぜひ秋冬の洋服を支える土台にも目を向けてみてください!
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 金澤
October 24, 2024, 6:30 PM
Category: PICK UP
若者へ。
こんにちは。1LDK annexの杉浦です。
突然ですが、今季のROTOLのデリバリーが到着いたしました!
他のスタッフの比べ年齢が若い僕が代表してブログを書かせていただきます。
なぜ若い僕がと言いますと、僕と同世代の方もブログを読んで欲しい。
ブログを読むことでブランドのことを知るきっかけにもなるし、何を思ってお取り扱いさせていただいているのかも理解しやすいと思います。
そして今回の本題、ROTOLはannexの中でも特に若い方は取っ掛かりやすいブランドだと僕は感じています。トレンドなサイズ感やジップや指抜きなどのギミックが程よくポップに表現されているので若い方にすんなり抵抗なく馴染みやすいと思ったから。
ここ数年流行っているノームコアの引き算スタイルに飽きてきたなぁと思っている方に対してもちょうどよく刺さるのがこのROTOL。
それでも文章を読むことはそれなりにハードルがあると思いますが、、笑
けれども、annexというお店自体決して安い価格帯ではないのでブランドさんや僕たちの想いも汲み取って購入するきっかけになれたらなと思って書いています。
ぜひ読んでいってください〜。
ブランドコンセプトは「現代の日常生活における戦闘服」を掲げ、今でこそ見慣れているかもしれませんが、機能服としての役割をデザインとしてROTOLなりに解釈して表現。
これがとても凄い事で、現代に落とし込む事自体は難解ではないと思うのです。某アウトドアブランドさんがこぞってやっているディテールに関しては機能性をメインに考えられているため、言ってしまえばデザインは二の次。
その機能性を「普通」にしないのがROTOLなのです。
機能性とデザインの両面を兼ね備えてカッコよく落とし込む。
一例を挙げると、ROTOLのアイコニックにもなっている背面ジップになります。
写真でいくと1枚目のアイテムは、内側にメッシュが施されておりベンチレーションも兼ねています。
このベンチレーションとは熱や蒸れを逃して温度を調節する機能のこと。
意外とこの機能が役立ちます。冬はダウンや重ためのアウターに重ね着で着用するかと思いますが、そこでこの機能です。僕は汗をすぐかきやすい体質で冬でもこういう機能があると蒸れないのですごく重宝します。
とこんな感じ。アイテムごとの詳細はまた後日ブログを書かせていただくのでお待ちください!
シンプルに着るとテンションが上がる笑
そんなブランドは皆さんにもあるかと思います。今日はデートだからこの服を、とかテンション上げるためにこれ着ようとか、、。
あくまで日常生活の範疇を越えずに、うわっなんかちょーど良いなぁというラインをつくのがとても巧みだなと僕自身感じています。
ちなみに余談にはなるのですが、ROTOLのお取り扱いは1stシーズンからさせていただいております。当初は僕自身入社しておらず店長西脇からお聞きしたのですが、1LDK別注のジャージセットアップからスタート。
へー。と流し見した方いるかと思いますが、2016年からスタートしたこの頃はジャージというアイテムがファッションとして活用するのはとても画期的でとても印象に残っているアイテムだったそうです。
ナードでいなたいスタイルが今っぽいスタイルになってくることを考えると、ファッションが巡っているなと改めて感じました。
余談はほどほどにして。
そんなROTOLを1LDKのスタイルに当てこむといつものチノパン、デニムにROTOLのフーディ。そしてannexメンバーが大好きなスウェットにROTOLのデニムやスラックスなどなど。
偏りがちないつものスタイルに幅を持たせてくれるそんなブランドです。
なので今回は1LDKとしてなぜお取り扱いさせていただいているのか、雰囲気が少しでも伝わってくだされば幸いです。
size : 2 / 3 col : gray / black ¥44,000- (tax in)
size : 3 col : charcoal ¥57,200- (tax in)
“TRIPLE SEAMS 6P DENIM DAMAGE”
size : 1 / 2 col : indigo ¥51,700-(tax in)
一旦ざっとスタイリングを撮ってきました。雰囲気だけでもお伝えできたらなと思います。すでにオンラインストアでも掲載させていただいておりますのでサイズや色味等ご確認ください!
先ほども言ったように、近々アイテム詳細等のブログも更新していきたいと思っているので参考にしてくだされば幸いです!
では今回は以上になります。
少しでもアリだなと思ったらこれを書いた甲斐があります笑
一気に気温が下がって寒くなったので服を全力で楽しみまくります!!
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1LDK annex 杉浦
October 23, 2024, 6:30 PM
Category: PICK UP
尾州
地元が誇る産業を、地元の店が伝えたい——私たちUnlimited-lounge-と1LDK annexは、そんな思いでsssteinとYOKEと共に特別なプロジェクトを企画しました。
愛知県と岐阜県の“尾州産地”は、世界三大毛織物の産地として知られています。尾州産地とは一宮市を中心に、名古屋市、稲沢市、津島市、江南市と岐阜県羽島市で、日本の約8割の毛織物を生産しています。木曽川の豊かな水に恵まれた環境と高い技術を生かしたモノづくりで、日本のファッション産業の発展に貢献してきました。
中でも創業100年以上の葛利毛織工業は、世界的な有名ブランドにも多くの毛織物を提供し続けている老舗です。現在でも昭和7年に導入したションヘル織機を使い、まるで手織りのような風合いのテキスタイルを提供し続けています。
世界的にも誇れる尾州の素晴らしさは、ファッション業界のプロの間では知られているものの、一般的な認知度はまだ高くありません。Unlimited-lounge-と1LDKannexは、海外ブランドにも多大な影響を与えた地元のモノづくりを多くの人に知ってもらうため、特別なプロジェクトを企画しました。
両店で取り扱うsssteinとYOKEと共に、葛利毛織工業のフランネル生地を使ったコートとジャケット、ブルゾン、シャツ、パンツという5型の特別なアイテムを共同制作しました。葛利毛織工業に販売スペースを設け、11月2、3日にはsssteinの浅川喜一朗デザイナーとYOKEの寺田典夫デザイナーを迎えて、地元産業の魅力溢れる仕事をみなさまにお伝えします。
今回のプロジェクトに至った背景を、Unlimited-lounge-の鵜飼健貴と1LDK annexの西脇洋太、三浦茜が、2人のデザイナーと語り合いました。
■取り組みについて■
鵜飼健貴(以下、鵜飼):僕の地元である一宮市や自分たちが住んでいるエリアは、世界的に有名な毛織物の産地なんです。洋服に携わる身として、地元産業の素晴らしさをお客さまにも知ってほしいという思いで、今回のプロジェクトの構想がスタートしました。
西脇洋太(以下、西脇):食事会の際に鵜飼さんと話したのが、1LDK annexも参加するきっかけでした。鵜飼さんとは付き合いも長いから、好きなことややりたいことも大体分かるんです。店の垣根を越えた取り組みはこれまでなかったのですが、鵜飼さんとなら一緒にできると即決し、企画は進んでいきましたよね。
鵜飼:僕はテキスタイルがもともと大好きなんです。服を見る上でもとても重要視していて、生地を見て、触って、高揚感があるかどうかを重要視しています。だから産地を問わず、いいテキスタイルを作る人たちへのリスペクトはありました。工場見学にも足を運ぶうちに、地元の素敵な生地を使ったプロジェクトをやりたい気持ちはさらに強くなっていったんです。ただ、自分にとってもブランドにとっても未知数の企画でした。Unlimited-lounge-単独では限界があるし諦めかけていたところに、1LDK annexの2人も参加してくれて実現しました。
三浦茜(以下、三浦):私が参加したのは、両店で唯一の女性スタッフとして意識してきたことが生かせると思ったから。いつもメンズやウィメンズ関係なく、私の視点でのユニセックス提案を心掛けています。ショップやブランドの垣根を超えるのと同じように、性別も超える取り組みになればいいなとご一緒させてもらうことになりました。
西脇:参加メンバーが決まり、何を作ろうかと考え始めたときに葛利毛織工業の名前が挙がりました。3人で見学に行き、このフランネルの生地を使いたいと満場一致で決まったんです。1LDK annexとしては、ダークチャコールのカラーリングでスタイルを提案したかったのでぴったりでした。
鵜飼:生地は葛利毛織工業では定番のカシミヤタッチのフランネルで、雰囲気と質感が素晴らしいんです。世の中のテキスタイルは、カシミヤより高級なウールがあったり、シルクより高級なコットンがあったりと複雑です。だから、実物を見て感じるパワーを何よりも大事にしました。葛利に個人的に初めて行ったときから覚えていた生地でもあったんです。
西脇:生地が決まり、次はデザイナーです。1LDK annexとしては、これまで何度も別注を作ってもらったYOKEにお願いしたかった。寺田さんなら、自分たちが本当に着たいと思えるものを届けてくれるという確信がありました。
寺田典夫(以下、寺田):1LDK annexにはすでに確固たる世界観があります。YOKEのバイイングも、他の店にはない視点がある。西脇さんと三浦さんのやりたいことはすでに決まっているので、僕はそこに合わせて作るだけでした。一番面白かったのは、「商品を機屋で売りたい」と言われたこと。グッときましたね。お客さまに現地まで足を運んでもらい、地元を盛り上げたいという強い思いを感じたんです。自分自身の刺激にもなりました。
鵜飼:Unlimited.-lounge-からは、sssteinの浅川さんに早々に依頼しました。浅川さんの生地の使い方からシルエットの出し方、服への向き合い方まで全てに置いて信頼感があったので。それに、2ブランドが混ざり合うプロジェクトは、僕たちも純粋に見てみたかった。同じ生地を使っているので、例えばYOKEのジャケットにsssteinのパンツを合わせるとセットアップになります。ssstein とYOKEが好きな人たちは潜在的な感覚が似ているから、ファンも面白がってくれるのではないでしょうか。
浅川喜一朗(以下、浅川):鵜飼さんは本当に生地が好きなんです。バイヤーの方々の服の見方はそれぞれ個性があり、鵜飼さんはアイテム一点一点をすごく丁寧に見てくれる。僕自身もプロダクトやアートワークを掘り下げて服を作るので、その深い部分までお客さまに丁寧に届けてくれる人なんです。僕に似てシャイで、いつもは先陣を切って「何かやりましょうよ」というタイプではありません。その鵜飼さんから「やりたい」という相談を受けたときにその強い気持ちがぐっと胸に入ってきて、うれしかったんです。内容も普通の別注とは違い、地元の生産背景をお客さまに届けたいという試みで、とても意味のあるプロジェクトだと感じました。
寺田:こんな面白いことを考えられる機会はこれまでなかったですよね。“尾州産地=ウール”という何となくのイメージはある程度浸透しているかもしれないけれど、地元の人たちが発信すると説得力が違いますから。
鵜飼:3人で工場見学に行った際、それぞれのお店で販売するよりもここで売りたくなったんです。葛利毛織工業は決してアクセスのいい場所ではありません。一宮市駅から、30分に1本しか走っていない尾西線に乗り継ぎ、玉ノ井駅に来てもらわないといけない。それでもお客さまに工場まで足を運んでいただき、ガチャンガチャンという工場の音を聞きながら、実際に現場を見てもらうことにこのプロジェクトの意義があると信じています。
西脇:11月2、3日には葛利の方が工場の説明から生地ができるまでを、実際に機械を稼働させながら説明してくれます。その場に浅川さんと寺田さんも来てくれるので、生地と服のそれぞれの作り手の思いを伝えられる場にしたかったんです。
■商品について■
三浦:工場で販売する別注アイテムは、1LDK annexからはYOKEのジャケットとブルゾン、Unlimited.-lounge-からはsssteinのコート、シャツ、パンツです。私はジャケットが個人的にずっと好きで、テーラードジャケットを1LDK annexらしく提案したかったんです。ブルゾンなどのカジュアルなスタイルが定着しつつあったので、少し変化を出すためにジャケットスタイルを打ち出しました。別注では生地に加えて、私のサイズ感にバランスを変えてもらっています。女性のお客さまや小柄な男性にも着てほしいので。
寺田:パターンを三浦さんサイズに作り直しましたよね。
三浦:はい、絶好の機会でしたから(笑)。
寺田:もう一着は、元々レザーをカットオフして作っていたカーコートに、葛利のフランネル素材を使いました。テキスタイルにハリ感がないと作れない構造なので、ウール生地をぜいたくにボンディングして、きれいなプロポーションにこだわっています。硬くならないように芯地の柔らかさを何度も調整し、しなやかな着心地と表面の光沢が気に入っています。手間はかかりましたが、それがYOKEらしさでもあるので満足しています。フランネルのハリ感が絶妙で、アウターにもパンツにも使えて本当にいいテキスタイルだなと作ってみて感じました。
浅川:鵜飼さんが言ったように、葛利のフランネル生地には迫力があるんですよ。原料もいいし、ゆっくり丁寧に織られている分、弾力と膨らみがある。スキッパーはボタンがないシンプルなデザインなので、生地の魅力がピュアに伝わるはずです。テキスタイルがきれいな分、パンツは逆にラフな雰囲気にもスタイリングできるように、ウエスト周りにあえてゆとりをもたせて抜け感も出せる構造にしました。
鵜飼:スキッパーとパンツに加えて、寺田さんが「浅川君がこの生地で作るコートも見てみたいな」と言っていたらしいので、であればコートもとお願いしたんです(笑)。
そうなればお店としても、思い入れのあるモデルでリクエストさせて頂きました。
浅川:コートは普通に作るとシルエットがやや落ちてしまいます。肩や袖、胸周りに接着芯を入れてシルエットを保ちながら、弾力感のある生地の特性を生かした、動きのあるデザインを意識しました。
■それぞれの思いについて■
鵜飼:デザイナー2人に、地元の、自分たちが選んだ生地で服を考えてもらえるのがうれしかったですね。僕もファッション業界に入るまでは、自分の住む場所が世界三大毛織物の産地だということは知らなかった。今回のプロジェクトを通じて、お店で手に取る商品の背景や、すでに自分が身にまとっている服の価値を考えるきっかけになればいいなと願っています。
西脇:そうですね。1LDK annexはオープンから13年間、幅広い年齢層のお客さまと日常の変化を共にしてきました。その大切な人たちのライフスタイルに新しい視点を提供し、さらに豊かになればという思いで続けています。今回のショップやブランドの垣根を越えた取り組みで、また一つの発見につながるのを楽しみにしています。
三浦:私もずっと現場に立っているからこそ、物の本質や価値をもっと伝えたいという思いがありました。最近はSNSの浸透によって、物を選ぶ基準が良くも悪くも多様化しています。だからこそ、誰がどのような思いで作っているかなど、生産背景やストーリーを届けたい。この取り組みをきっかけに、表面的なことだけではない価値を伝えたいですね。
寺田:三浦さんが言うように、スマートフォンの画面上ではなかなか伝わらない価値が服にはあります。その一つが、日本人が作る生地です。正直、そこまでやるか?といういい 意味での変態気質があるんです。他国の生地と比べても、明らかに品質がいい。その技術や執念が、“メード・イン・ジャパン”の価値を支えているんでしょうね。世界的にも貴重なモノづくりを継承していくために、ブランドと地元のショップがタッグを組んで発信する試みはこれまでなかったので、何かを感じてもらえるいい機会なのではないでしょうか。
浅川:パリで展示会を続けていて思うのは、尾州産地はもちろん、“メード・イン・ジャパン”は僕たちが思っている以上に海外からの信頼が今も高いこと。例えデザインがプレーンでも、上質な生地や丁寧な縫製など、日本のモノづくりが“メード・イン・ジャパン”とし てブランド化しているのだと、逆に海外のバイヤーやスタイリストから教わりました。だから僕たちブランドにできることは、その価値を今後も作り続けることです。イタリアの革職人や調香師の話を聞くと、仕事への誇りが伝わってきます。街も、彼らの仕事の価値を理解しているから、産業を継承していく環境が整っているんです。今回のプロジェクトが、尾州産地の価値が広がる一つのきっかけになればいいですね。
Supported by Mizuma wataru (ENKEL)
今週末10月27日(日)にLOOKを公開します。お楽しみに!
○お問い合わせ先
1LDK annex
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愛知県名古屋市東区泉1-12-33
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1LDK annex & Unlimited lounge
October 22, 2024, 7:00 PM
Category: PICK UP
Unlimited-lounge- × 1LDK annex
こんにちは。 Unlimitedloungeバイヤー鵜飼と申します。
突然ですが 1LDK annexのBLOGにお邪魔いたします。
皆様”尾州”という言葉をご存知でしょうか?
愛知県の尾張から岐阜県西濃エリアのことを指し、我々洋服業界の中ではその言葉から連想することはただ一つ
”世界最高峰のウール織物産地”
決して過剰な表現をしている訳でもなく、これは世界中のファッション関係からすると紛れもない事実で、誰もが知る海外メゾンまでもがその質感、風合い、クオリティを求めわざわざ尾州に来ているのです。
洋服を生業としている私達としましては、地元の産業として素直に嬉しく想い、そして誇りに思っています。
私が素材が好きになったきっかけはまさにこの敬意からなのです。
そして、探究心が止められず機屋さんに伺い実際に織っている現場を拝見し、素材を見させてもらったりするうちに完成した洋服だけではなくその背景にフォーカスし取り組みたいという想いが生まれました。
とはいえ私達がお取引させて頂いてる日本ブランドに関しては尾州産のウールが占めていますし、ただ尾州産ウールを使用するだけの企画には興味がなく、構想を練りながらも実現させるルートが見えないままでした。
1LDK annex 西脇と三浦と話すまでは。
2人とタッグを組むことで生地をプロダクトの軸としてブランド、店舗、性別の垣根を超えたプロジェクトを立ち上げました。
今回尾州の機屋さんと両店舗の取り扱いブランドにご協力頂き特別なコレクションを制作いたしました。
詳細に関しましては改めて告知させていただきます。
今回のBLOGは、ご協力頂く尾州の機屋さんに関してとその素材について綴っていこうと思います。
なかなかの長文となりますので最後までお付き合い頂けると幸いです。
まずはじめに「尾州ウール=上質」その認識は間違いではないのですが、それぞれ機屋さん(工場)にも特色があります。
現代技術の発展に伴い最新のシステムを積極的に取り入れていく会社や、ヴィンテージの織機にしか作れない独自の風合いを追求し続ける会社も。
それぞれ得意分野や目指す方向が異なるように出来上がる生地の風合いや価格面でも大きな違いが生じてくることを認識して頂けると。
皆様のご想像通り今回お取り組みをさせて頂く機屋さんは後者に該当します。
一般的には、商社を通して生地を買うのですが辿り着いて直接コンタクトを取る方法でしか買えない形式の知る人ぞ知る老舗です。
因みに両店舗の生地マニアブランドのものを織っている為、お店で何気なく触れている方も多いだろうと思います。
それでは。
“葛利毛織工業”
1912年(大正元年)創業
100年以上の歴史あるテキスタイルメーカー。
工場自体が国の登録有形文化財に指定されていて、
趣ある建物の中で生地が織られています。
葛利毛織工業の工場では”ションヘル織機”という生地を織るときに緯糸を左右に運ぶために「シャトル」を用いる旧式のシャトル織機を使って生地を織り上げていきます。
この織機は生地を織るための準備にも非常に手間隙がかかり、1日に100m以上織ることができる高速織機に比べ、たったの15mほどしか1日に織ることができません。
生産性や効率を重視した現代では、杼を使わず、空気や水の力で糸を左右に飛ばす高速織機が主流となり、大量生産・低コストを実現した反面、均一化したモノづくりは生地の「味」まで均一化させてしまいました。
多くの工場が生産性の低いションヘル織機を廃棄していく一方、素材の良さを活かした手織りに近い風合いのモノづくりに拘り、葛利毛織は今も昔ながらの希少な製法を守り続けています。生地を織り始めるまでの工程も凄まじく遠い道のりでして折角ですからその辺りもご説明させてください。
1.「整経」
整経は文字通り、「経糸(たていと)を整える」作業です。
経糸の準備。必要な長さの経糸を巻き取っていきます。
※一反分(50m)で300個ほどに割り振ります。
2. ビーム巻き
巻き取った糸は専用の台に並べ、
素材によって張りを調整しながら支柱に巻き取り。
織りの密度によって本数は様々ですが、通常でも3000から8000本。
密度の高い生地ですと1万本を超えるものもあります。
3. 綜絖通し
経糸を上下に開く綜絖(そうこう)という器具に
先ほど巻いた数千本の糸を1本1本通す作業へ。
生地の組織図(設計図)を見ながら何行にも別れた綜絖に、
1本1本手作業で糸を通す作業は職人技。
4. 筬通し
綜絖(そうこう)に通された糸は、
2本から4本ずつ筬(おさ)という金具の間へ。
この工程で生地の密度や生地幅を調整するとのこと。
綜絖通しと共に時間のかかる作業で、
合わせて約3日間を要する、根気と熟練した技術を要する作業は本当に気の遠くなる作業です。
5. 緯糸の準備
シャトルにセットする緯糸は、
多くても生地の30cm分ほどしか巻くことができません。
一反50mなので、少なくとも一反につき160個弱は必要。
6.製織
職人が付きっきりでメンテナンスを行いながら、
緯糸の交換を行い、4日かけて一反を織り上げて行きます。
とんでもないですよね。
織りの設計図をはじめ仕掛けやセッティングは全てマニュアルですし、使用する糸の番手や質感に応じて微調整を行い、最も適した状態で糸に如何にストレスをかけないようにすることを経験値から導き出しています。
もちろん取り扱い説明書も存在しませんし、想像以上にアナログな方法で織り上げていくションヘル織り機を操るには、熟練の技術が必要なのです。
そんなスペシャルな生地を織り上げる葛利毛織工業の生地の中で私達が提案したい素材は
スタイルならば、annexはデニム、loungeはトラウザーズ
カラーならばannexはNAVY、loungeはBLACK
それぞれに親和性がある
こちら“college flannel “
長年生地と会話をしてきた葛利毛織にしか生み出せない風合いがあります。
タッチはカシミヤのような滑らかさがありながら、ウールの豊かな膨らみを感じさせる素材です。
フランネルは一般的に紡毛(長さや太さが不均一な)ウールを用いるのですがこちらは梳毛(繊維が長く整った)Super120’s原料を2/60番手に敢えて太くひくことでハリやコシの良さを出しています。
あのFOXBROTHERSのフランネルの19.5μ基準よりもスペックとしても優れている17.5μの原料ですから触れて頂けたら洋服好きな皆様にはきっと伝わるんじゃないかと。
耐久性が非常に高く、ションヘル織機で織った生地から作られた服は長く愛用できることも特徴です。
この素材感は、身体にやさしく馴染み、5年10年着用しても質感を失わずプロダクトとして恒久的な価値を保ちます。
この地元の素晴らしい素材をUnlimited-lounge-と1LDK annex のブランドに依頼しデザインして頂きます。
“ssstein”と”YOKE”
会期:2024年11月2日(土) 〜 3日(日) 12:00-17:00
会場:葛利毛織工業
〒493-0004 愛知県一宮市木曽川町玉ノ井宮前1
※名古屋鉄道玉ノ井駅徒歩2分
近隣にコインパーキング有り
このプロジェクトは店舗ではなく、この生地が産まれた場所で販売いたします。
当日はsssteinデザイナー浅川氏、YOKEデザイナー寺田氏、Unlimited-lounge-鵜飼、1LDK annex 西脇、三浦葛利毛織工業スタッフがお迎えします。
デザイナー、バイヤー、生産背景それぞれと会話をしながら洋服を選ぶ新たな体験型の販売会になります。
詳細に関しましては、両店のInstagramやBLOGにて順を追って公開して参ります。
11/2.3日に皆様と葛利毛織工業でお会いできることを楽しみにしています。
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
Unlimited lounge 鵜飼
October 20, 2024, 8:45 PM
Category: PICK UP
MELTON STAND COLLAR ZIP BLOUSON
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
この24AWがYOKEにとってターニングポイントなのかもしれません。
そう思うくらい個人的に今シーズンの24AW YOKEはとにかく衝撃を受けました。
日本を代表するブランドになっていくのを身近で感じることができるのは素直に嬉しく思う反面、annexとしてのYOKEをさらに徹底して発信していきたいと強く思うようになりました。
西脇も以前のブログで話していましたが、24AWコレクションのラインナップは過去イチの量で構成されていて、その中からannexとしてお店のスタイル、僕らスタッフそれぞれが提案していきたいアイテムを厳選して全17型をセレクトしています。(おそらくお店としてもコレまでで一番仕入れています。)
YOKEは毎シーズン世界各国のアーティストの作風にフォーカスしたコレクションテーマを設けて洋服を展開されていますが、今シーズンは「フランスの画家 Pierre Soulages(ピエール・スーラージュ)の作品」をインスピレーション源に制作したコレクションです。
ピエール・スーラージュは”黒の画家”として知られ、「黒は光の反射である」という信念で、黒い絵具を用いた抽象的な絵画で、 光と影、色と反射の効果を追求されたそうです。
そんな”黒”という色は、暗く見えたり明るく見えたり、くすんでいたり光り輝いていたり、灰色であったり白に近い色に見えたりもする。
「黒には思いがけない可能性がある。」
今シーズンのYOKEは”黒”と”光”にフォーカスしてコレクションが展開され、ルック撮影場所として黒をより際立たせるために選んだのが、”真冬の雪山”です。
ブランドオフィシャルサイトからルックをご覧いただけますが、(いい意味で)僕はこんなルック初めて見ましたし、写真に釘付けになりました。
モデルさんにスタイリスト、カメラマン、総勢数十人の撮影チームで雪が降り頻る山まで全部の洋服を運び、だだっ広い自然のランウェイ会場を歩いて踏み固められた一本の道がすごく印象的で、自然光が当たった洋服の質感や色味、動きがその場で見ているかのように分かり本当にカッコいい、、、!と思いました。
“MELTON STAND COLLAR ZIP BLOUSON”
COL: GREIGE / BLACK
SIZE: 2 / 3
¥71,500-TAX IN
10月に入り本格的に今年のアウターを探しに来ていただく方が増えてきましたので、今日は僕から今シーズンおすすめしたいアウターのご紹介をしていきます。
ルックのようにアウターの上からも羽織れるようなゆったりとしたシルエットで、バランスのいい大ぶりな襟も特徴のフルジップブルゾンです。
しっかりとした厚みがありながら、着てみると重さを感じさせない軽さを併せ持ったSUPER140’sウールを使用した2重織のパイルメルトン素材が採用されています。
ウールの中でも最高級原料に分類されるSUPER140’sウールは16.5マイクロンと繊維が極めて細いのが特徴で、ここまで厚みを出しても軽く、柔らかく、しなやかな仕上がりは良い原料を惜しみなく使っているからこそで、見た目的にも美しさがありつつ実用性の高さに惹かれます。
そしてここもYOKEの変態性が垣間見えるポイントで、通常メルトン生地というのは太番手の糸で織り上げた起毛感のある厚手織物の認識だと思いますが、ここではまず繊維が極細のウールを使用しており、起毛と剪毛を時間をかけて繰り返し行うことで”パイルメルトン”という微起毛の表情ある生地が出来上がり、ブランドらしい上品さに繋がっているのだと思います。正直生地だけ見ても相当凝ってます、、、
また裏地も総裏仕立てですので、シャツやスウェット、ニットを重ねてもストレスなくレイヤードすることができます。風通しはもちろん防ぎますが、こういった気遣いもリアルに普段着ていくことを考えるとすごく助かります。
年末になるとグッと冷え込む名古屋も寒い地方にお住みの方も真冬にしっかりと活躍してくれるアウター間違いなしです。
YOKE “HALF ZIP PULLOVER SWEATER”
YOKE “3PLEATED WIDE-LEG TROUSERS”
まずは今シーズンのYOKEらしく”黒”をベースにスタイリングを組んでみました。
ブランドで定番化しつつある3プリーツスラックスに、黒をより活かすためのごま塩ハーフジップ。
普段からあまり黒の洋服を着ることがないので個人的にはすごく新鮮さはありますが、黒だけでまとめるわけではなく黒を馴染ませるためのスタイリングはこれを機に今後もチャレンジしたくなりました。
そして実際に着てみて思いましたが、改めてものすごく軽い、、、!
生地量も相当使っていると思いますし、もちろん防寒性も申し分ないのですが、着心地はすごく身体にフィットする、着ていて楽なアウターです。
UNIVERSAL PRODUCTS. “JUMBERCA CREW NECK SWEAT”
refomed “RIGHT HANDED DENIM PANTS (OW)”
お次はグレージュ。こっちも好きなんですよねぇ、、、、
ナチュラルにスタイリングに馴染んでくれて、スウェット・デニム・革靴のいつもの3点セットにプラスワン。
この手のブルゾンはさっきみたいに前開けで着るのがマイルールですが、首元までジップを上げて大ぶりな襟だけ寝かして着るのもいいですね。ポケット突っ込んだ時の横のシルエットもすごく綺麗で、ブルゾン型な分パンツもしっかりと見えるので、その日の気分でこれを着る時のスタイリングを考えるのもすごく楽しそう。
そしてその横のシルエット、サイドのボタンで調整も効かせられます。
元々ゆったりとした設計のアウターなので、両サイドちょっと閉めるだけでも生地がより動きニュアンスが変わってくるので、味変したい時にはぜひお試しを!
さらにさらに、特徴的な大振りの襟を立ててジップを全部締めるとこんな感じ。
面倒くさがりな僕にとっては真冬でもマフラー要らずなのはありがたく、自転車移動もこれさえあれば年末の凍えるような寒さは怖くありません。
HERILL “Goldencash Zipup Sweater”
正直これ単体で十分なスペックですが、自分が着るならの理想系は上のようにフランクリーダーのウールシャツやへリルのカシミヤをイン。
一見シンプルなブルゾンですが、ジップの使い方次第でもアレンジが無数にできそうなのが、やっぱりYOKEらしいなと感じるデザイン面だけではない細やかな配慮が詰まっています。
YOKEが掲げる大切な洋服作りのキーワード「モノとヒト、ヒトとヒト、ヒトとモノ」。
寺田さんの作る洋服を、お店として、また個人としての両面で提案したい。と思ったアイテムのみを集約しているのが1LDK annexという一つのセレクトショップです。
そして素直にいいと思った洋服を、そのままみなさまへ。YOKEでいう”ヒト”に繋げていくのが僕らの仕事です。
今回ピックしたジップブルゾンも24AWのアートコレクションの中では一つのピースに過ぎず、余白がたっぷりと残されたアイテムだと思います。
過去最大にYOKEのインラインを取り組んでいるシーズンになりますので、これまで以上にブランドが魅せたい世界観、そしてannexとしての軸をみなさまへお伝えできたら嬉しいです。
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 金澤
October 19, 2024, 8:28 PM
Category: PICK UP
ちょうどいいニットポロ
こんにちは。1LDKannexの金澤です。
10月も後半に差し掛かり、蒸し暑かった名古屋もようやく長袖で過ごせる気温に落ち着いてきました。
来週からは最低気温が10度台に落ち着くようで、ここまで店頭で気合いで着ていた洋服たちもようやく日の目を浴びそうです笑
ここ最近のannexのインスタグラムでは各ブランドさんから入荷が続いていたことから、秋冬のヘビー級メニューばかりご紹介していましたが、今日のブログではリアルタイムに着ていける今欲しいアイテムに目を向けていこうと思います。
UNIVERSAL PRODUCTS.
“HIGH GAUGE KNIT POLO”
COL: L.GRAY / NAVY
SIZE: 2 / 3
¥31,900-TAX IN
1LDKの普通でちょうどいいニットポロ、リアルタイムのいい時期に届きました。昨日お店に届いた納品ほやほや、急ピッチでブログを仕上げていきます!
昨年もおそらくコレくらいの時期にご紹介させてもらいましたが、新たに定番の仲間入りをしたユニバーサルのニットポロ。
昨年はアイボリー、カーキ、ダークネイビーの3色でしたが、今シーズンは肌馴染みのいいライトグレーと青みのあるネイビーの2色、どちらも新色でご用意しています。
メリノウールを100%使用した14Gのハイゲージニットで、”スムース編み”という名の通り表面がすべすべとした滑らかな肌触りが特徴で、もちもちとした程よい肉感がクセになる気持ちのいい生地です。
感覚としては「ロンTee以上スウェット未満」みたいなところでしょうか。
デザインはユニバーサルらしく引き算された至ってシンプルな面構えですが、ポロシャツの気難しい雰囲気を取っ払い、お休みの日につい手を伸ばしたくなる使い勝手の良さがやはりユニバーサルの洋服には詰まっています。
店長西脇はデニムにスニーカーで、いつものらしさのある雰囲気でスタイリングを組んでいましたが、一枚で着てもしっかりと様になる”普通だけどちょうどいいバランス”のユニバーサルらしさを存分に感じていただける洋服です。
一枚でもスッと身体に馴染んでくれるのは先ほどお伝えしたハイゲージの肉感がポイントで、ボディラインを拾わないよう身幅やアームにゆとりを持たせつつ、メリハリの効いたリブがいいアクセントとなってこのバランスが生み出されています。
また、ポロシャツに用いられることの多い生地として表面に凹凸のある編み地が特徴的な鹿子が挙げられますが、スムース編みで仕上げていることもクリーンな見た目に仕上がっている理由の一つです。
さらに細かいところで言うと、襟を少しだけ大ぶりにデザインし、ファッション的に編集することで、ちょっとだけ普通じゃない、、?新鮮な感覚にする少しのズラし方がユニバーサルはやっぱり上手く、それでいて全体的にはシンプルなのでどんなスタイルの方にも馴染む万能な一枚になってくれると思います。
UNIVERSAL PRODUCTS. for 1LDK “WOOL REVER WORK COAT”
続いてネイビー。
ネイビーと一口に言っても、素材や編み方、色の濃さによっても様々ですが、ここでのネイビーは青みの強い発色のいいカラーで個人的にはすごくタイプな色味です。
自分が持っている洋服も入社以降ネイビー率が爆上がりしてすっかり虜になっていますが、先日発売をスタートしたリバーコートのインナーに持ってきてもいいグラデーションで、インナーとしてもしっかり使っていただけます。
また1LDKの伝統として西脇と僕は絶対に白の半袖をインナーに年中着ていますが、僕だったら一枚で着る時はボタン一つ開けでやや白Tの首元が見えるくらい、インナーで着る時は全締めで、といった感じで、たかがボタン一つの違いですが印象はかなり変わってきますので、細かいニュアンスをお好きなバランスでアレンジしてみてください。
最近だと朝晩は寒いと感じる日も増えてきましたが、ロンTにわざわざ何か羽織るのもめんどくさい、またはスウェットまで分厚いのはまだ要らない、、、なんて方は、こんなニットポロがベストアンサーかもしれません。
他にも発売系がまとまっていますので明日からの週末ぜひゆっくりとお店でお試しください!お待ちしています!
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 金澤
October 18, 2024, 7:30 PM
Category: PICK UP