THEME: PICK UP
おNEWなキャップpart2
題名からpart 1があったのかと思いますよね。
こんにちは。1LDK annexの田代です。
こちらがpart 1(お暇な時にでも)
前回、理想的な素材使いに魅了され、久しく被っていなかったキャップに手を出した高揚感のままに紹介したウォッシャブルウールのキャップ。実は今シーズンもう一つ掴まれた素材があり、秋冬をイメージする中でこの構成でいこうと決めていました。
カシミヤのキャップ。
ウォッシャブルウールが理想の通年キャップだとするならば、カシミヤはもう少し踏み込んだ、冬らしいスタイリングの隙間を埋める存在だと思っています。素材合わせという意味でのファッション的な解釈かもしれません。なので単純にみんながいるものかと言われたらそうではないのでしょう。だからこそそこに魅力を感じ自分のように”いいじゃん”と感じていただける方が増えたらいいなと思っています。
形は前回と同じ少し深めの6パネル型。この形が好きなのも素材違いで手に取った理由でもあります。自分は面長なので浅めのキャップだと頭に乗せてる感が出てしまい不自然に思えてしまうのです。COMESの提案する少し深めの形がそんなちょっとの、だけど大事なこだわりを解消してくれています。
そして載せた素材がカシミヤビーバー。物性的にウールが3割ほど使用されていますが、見た目や質感はカシミヤが前面に出ております。独特のヌメり感と光沢。ビーバーにすることで毛流れがあることによって質感もちゃんと感じられます。
ただ、残念なことに写真だと伝わりづらい、、、なんとかイメージしていただきので寄りの写真を。
実際見た時の暖かみが冬素材の洋服と合わせたらいいんだろうなぁと想像していました。急に冷え込んだのでダウンなどの化繊のアウターも選択肢に入ると思いますが、そんな時も天然繊維の風合いがスタイルに入るだけで温和な印象がプラスできたらなと。
使っていくうちに毛が立っていくのでそうなればよりこの素材ならではの視覚的な楽しみをさらに感じれそうです。途端に寒くなったので最近はこればっかり被っているから新品よりふわっとしてきた気がします。
coat – and wander “top fleece coat / BLACK“(着用サイズL/XL)
pants – YOKE “River Melton Lounge Pants / BLACK“(着用サイズ3)
cap – COMESANDGOES “CASHMERE CAP / BLACK”
自分は初詣で中綿アウターに暖かパンツでこれを被りたいです。風合い風合いと言ってますが、カシミヤウールなので実際しっかり暖かいのも大事なところです。最近風が寒くて強くなったので被り物なしだと頭寒いなと思っていて、一つ身につけるだけで体感が変わったのでやっぱり買ってよかったなぁと。
coat – FRANK LEDER “BROWN BIG CHEQUARED WOOL COAT / BROWN“(着用サイズM)
hoodie – refomed “10WASH HOODIE / T.GRAY“(着用サイズ3)
denim – refomed “OLD MAN DENIM WIDE PANTS / USED “(着用サイズ3)
cap – COMESANDGOES “CASHMERE CAP(ストッパー付き) / BLACK”
こちらも今期個人的にも購入したrefomedのフーディ合わせ。せっかくならちょっと決め込んでコートなんて着ようかなとか。こちらもまた、どのスタイルに組み込むか考えるのが楽しいです。
ちなみにこのモデルは2つのバックデザインから選べます。
オーソドックスなタイプと後ろにストッパーのついた2種。ストッパーは機能としても働いてくれ、スピンドルを調整するだけでフィット感を合わせてもらえます。シルバーのストッパーを採用しているのも素材の良さを損なわぬよう考えられた合わせなのだなぁと、part 1同様関心してしまいました。流石です。
タイミングとしてもギフトにも選んでいただきやすいと思うので、男女問わずちょっとしたプレセントに選んでみるのもいいかもしれませんね。COMESは専用の袋に入れてお渡しなのでラッピング映えも狙ってもらえますよ。
僕は自分で自分に買いましたが。笑
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1LDK annex 田代
December 15, 2025, 6:21 PM
Category: PICK UP
あれもこれも。
こんにちは。1LDK annexの杉浦です。
家のラックを一通り見ていて気がついたことがありました。
服がないなぁ。と。
毎シーズン何かしらにときめいて買い足してはいるのですが、にしても服が無い。お気に入りのアウターやパンツを飽きさせないためにインナーを買い足してみようかなと思い、今回のブログに至ります。今シーズンは、アナザーアスペクトのシャツをインナーとして皆さんに提案させていただきましたが、もう少しカジュアルにインナーを見せたい方は特に注目です。
前提としてアウターを羽織った時にインナーが程よく主張があるのが好みなので、それに引っ張られて今回は「フーディー」に着目してご紹介させていただこうかなと。
つらつらと話すブログではなく、写真多めで皆さんにお勧めしたい空気感も含めてお伝えできたらいいなと思います。
ピックしたアイテム達はブランドの色が濃く出ているものばかりですので着こなしの幅がグッと広がるかなと。
別に「これおしゃれやろ」と誇示するつもりがなく、目の前にあったから着てるだけよ。みたいなニュアンスでファッション的に見栄えするものを着たい天邪鬼な性格ですが、それが自分にとって心地がいい着方。まぁかっこつけたり、テンション上げるために服を選んでいるんですけど。
相手に悟られないような、そんな洋服の着方を皆さんにも伝えていきたいですねー。そんな意味でもフーディは、やり易いなと個人的に感じていて、寒いからフードを被ってるんだよ。と発信できる良い言い訳でもあり、尚且つファッションとしてもクールに昇華できる存在かなと思っています。
“Bee Sun Faded Waffle Zip up Hoodie”
Col: OLIVE / BLACK
Size: S / M / L
¥44,000 TAX IN
まずは、イタリアのテクニカルアウトドアウェアブランドのROAから。
軽量でふわっとしたサーマルにフェード加工を施したジップフーディ。ロアが提案するサーマルやシャギーが以前から好みなのですが、デザイナーズが作るテイストとはまた違った味があるんです。
機能美を追求するアウトドアの視点(生地の選定や服のディテール)を損なわずに現代的なファッションとしての感度を拾い上げるバランスがとても素敵。
でもそこに足し算をしてごちゃついている印象は無く、むしろミニマムな空気感を纏っているのです。
とりあえずアウターの下に忍び込ませたい一心で着てます。
フェードのグラデーションがインナーとして活用した時にのっぺりしないので、淡白に色を纏めても奥行きが出るスタイルに。
登場頻度の多いアウターやパンツが別物のように味を変えられるのが秋冬の醍醐味ですので、アウターを買い終わった方、以前までのアイテムで今年を乗り切ろうとしている方はぜひインナーに着目してみてください。
“FOAMORA SWEAT ZIP HOODIE”
Col: HEATHER GRAY / BLACK
Size: 2 / 3
¥49,500 TAX IN
お次はロトルのアイコニックであるジップが特徴のフーディ。現代の戦闘服を掲げる当ブランドらしいストリートのシーンにフォーカスを当てながら実用的なディテールを用いて表現されているスウェットシリーズになります。
FOAMORAというクッションのような柔らかいオリジナルの生地を採用。しっかり目の詰まった面のいい裏毛のフーディで、羽織りものとしての役割を果たしてくれます。
かなりモチモチで重厚感があるタイプなので、秋冬のパンチあるアウターやパンツにも難なくフィットしてくれる存在。
こちらは先ほどのロアとは対照的に肉感があるタイプなのでジャケットとして着るのが落ち着きました。
かなり存在感のある一着なので、パンツはシンプルに。雄々しいグレイやブラックをロトルの解釈で、ポップとまではいかずともストリートカルチャーらしい自由でリアルな遊びとして表現されているのは流石です。
現にカーディガンのような側面とアウターのような重厚感を兼ね備えているのもそういった考えから来てるのかなと勝手に思っています。
“PLASTER HOODIE”
Col: BROWN
Size: 2 / 3
¥49,500 TAX IN
最後にリフォメッドから顔料をビタビタに塗りたくったフーディを。
佐官業を営まれている方々の服をモチーフにポップでエレガントな視点を持つリフォメッドのフーディは、その現場の壁にインスパイアされたものです。
フロントの大ぶりなカンガルーポケットやステッチワークが左右非対称になっている部分は当ブランドらしいディテール。粗雑なステッチワークや塗装のムラなど、あえて機械的では無く、人間味を残す洋服を手がけているのもデザイナー自身が体験してきた時間や見てきた物が「人」と密接に関わっているからこそだと思います。
一見クールな生地や色味、形でも胸の奥があったかくなる洋服がリフォメッドです。ですので臆せず、コートやインナーに柄物、シャツなどカッコつけちゃいましょう。外してるつもりでは無いのに小慣れたスタイルにしてくれる存在。
ウールのメルトンコートに顔料ビタビタコットンの合わせがしたかったんです。
面のいい(品がある)ジャケットやアウターと合わせても前向きなギャップを感じたのでかなり推しな合わせ。
同じブラウンでもかなりコントラストの違いが出るので、組んでいてとても楽しかった笑
真っ黒のギャバアウターと重ねても最高にカッコ良さそうです。
飽きてきたアウターを活躍させる一大チャンス到来と予感せざるをえないくらいビビッときたフーディ。着込みまくって脇下などが擦れて経年変化する様子も観察していきたいですね。
ざざっと3つのブランドからピックアップしてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。名古屋もかなり寒くなってきたので、この機会にぜひフーディを差し込んで冬を楽しんでいきましょう。
では、店頭でお待ちしております。
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1LDK annex 杉浦
December 8, 2025, 4:35 PM
Category: PICK UP
VAGUE WATCH Co. Custom Event in 1LDK annex
こんにちは。1LDK annexの杉浦です。
12月に入り、もう1年の終わりを迎えようとしてます、、。
早い。早すぎる。季節や記念ごとの節目を噛み締めないと、いつの間にか腰が曲がってヨボヨボになっているのでは、、と焦ります。
それにちなんで節目といえば、自分へのご褒美やプレゼントされた物。それらを五感で味わうたびに貰った時、買った時の時間や空気が舞い戻ってくる経験は唯一のものです。
僕も友人から貰った香水やご褒美で買った服など様々な思い出の物がありますが、ジップロックにその時の空間を詰めてるのかなというくらい生々しく記憶に残っています。
それだけ節目に買った物の効力はすごいのです。元恋人に記念日で貰ったアクセや疎遠になった友人からの誕プレ。とんでもないオーラを放ってませんか?
まぁ別れることを前提に関係を築く人はいないと思いますが。
なぜか余計なことを言ってしまった気がしますが、今回は節目に最適なあのイベントを今季も開催いたします。
VAGUE WATCH Co. Custom Event in 1LDK annex
Date: 2025/12/5(Fri.) ~ 12/25(Thu.)
時計のイベントを開催します。
1LDKではお馴染みのVAGUE WATCHという時計ブランド。annexではフェイスとベルトを自由に組み合わせることができるカスタム形式でここ数年は開催しています。
普段は組み合わせが決まった状態で販売させていただいているので、思うがままに組み替えることができるのは期間中だけ。すでにお持ちの方もベルトだけ、フェイスだけでも承っております!
実際、ベルトを変えるだけで別の時計に見えてくるくらい様変わりするので長年連れ添った相棒を衣替えさせてあげる気持ちでいらしてください。
期間設定もクリスマスまでと長めにしていただいたので、パートナーにプレゼントや自分へのご褒美としてこの機会にぜひ。
僕自身も今回で3回目になりますが、毎回勢いでビビッと来るものをついつい買ってしまっています。あえてこのモデル!と狙いにいかずに直感で増やしていくのを求めてしまっている自分もいるので、回数を重ねても楽しみが増す大好きなイベント。
電池式、自動巻き、レザー、ステンレスなどかなりの数を並べて開催するので今回は何を選ぶんだろうとワクワクしてます笑
全てスタッフのガチ愛用モデル達。
VAGUE WATCHのアイコニックでもあるビヨーンと伸びるエクステンションベルト率が高めなのもリアルです笑
着脱がすごい楽だし、生活防水なのでそのまま付けて手を洗えたりなど使っているからこそ余計魅力を感じて、抜け出せなくなっています。でも気分はレザーなので今回のイベントでレザーベルトにしてみようかな、、と考えてます。
12月の21日(日)、22日(月)はVAGUE WATCHの吉田さんが在廊くださるので、一緒に時計選びを手伝ってくださります!
では、12/ 5(金)から12/25 (木)まで駆け抜けますので暇でしたら顔を出してください。
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1LDK annex 杉浦
December 3, 2025, 7:02 PM
Category: PICK UP
経験を伝えたい。
冬が来てる。いやもう来たのか?
こんにちは。1LDK annexの田代です。
朝起きて寒いのでタイマーで暖房をつけ始めました。朝の体感で服を選ぶと極端に寒がりな自分は防寒対策しすぎてしまうので、ちょっと寒いかもくらいを目指します。なんせ電車とかビルの中は暖房で暖かいので案外着込みすぎると汗かいちゃうんです。初冬の悩みです、、、
話は変わって、先月(10月)初めての山登りに行きました。標高1000mの初心者向けの山。誘われるがままに決めたので何も知識がないから行く前はとても不安でした。一番は山用のギア、洋服がないということ。シューズはSalomonがあるからなんとかなると思ってましたが聞いた話によると10月の山は寒いらしい。寒さに弱い私はどうしたらいいのだろうと右往左往していました。
山を舐めてはいけない。
灯台下暗し。あるじゃないですかお誂え向きなのが。お店にあった薄いシェルとOctaを使用した暖パンツをお迎えしました。
結論から言うとこのOctaがすごい。この凄さに感動して今回のblogを書いています。
Octaとは簡単に言うと新しい機能繊維のこと。保温性、吸汗速乾性、軽量性に優れた特殊なポリエステル繊維で昨今のアウトドアブランドではマストで採用されているように感じます。(山に詳しい方からすると既に当たり前かもしれないので暖かい目で読んでください)
調べたら色々出てくるのでそういった説明は割愛します。それよりも実際に穿いて感じたことをお伝えするのが最もリアルだと思うので。
感動した一番のポイントそれは”寒くない!暑くもない!”です。
なんだそれって思うかもしれないですがこれが全てです。動きが少ない状態は普通に暖かい。でも山を登ると言うことは運動をすると言うこと。体が動くので必然的に体温が上がり、暖かい服を着ていると汗をかきますよね?
これはそれがないんです。だから暑くもない。衣類内環境を良好に保ってくれる機能素材なんだと自分の体で持って理解しました。
と言うことはですよ?冒頭の日常生活を想像してください。運動しなくても暖房で暑いなと感じる環境が身近にあるんですよ。
Octa、、、適任ですよね?
そんなOctaを使用したコートを紹介したかったのですがめちゃめちゃ前置きが長くなりました、、、汗
本来、半年前の仕入れの段階ではand wanderをファッションとしてもっと提案したいという思いから、より視覚的な部分やスタイリングでのアイテム選びを重視していました。今回のフィッシュテールコートもまさにそれで、これまでのセレクトしてきたアウターと明確に表地の質感が違うのが惹かれていました。
ナイロンのリップストップ組織なのですが、生地全体の風合いが製品染をしたかのようなフェード感とドライな表情を持っており、所謂アウトドアの素材に連想されるツルっとパリッとしたイメージとは異なる感触にファッション的なスタイリングの広がりを感じたのです。
2種のフリーサイズのイメージで、[S/M ],[ L/XL]のサイズ表記となっています。ミリタリーのフィッシュテールをベースにしており、アウターレイヤーでガバッとしたサイジングのため、およそ身長を基準に選んでいただけるといいのかなと(自分で179cm/L/XL)。
それ単体で決まってしまうというある種の怠慢すら覚えそうですが、着た時に、「あ、かっこいい」と素直に思いその直感を信じてセレクトしてしましました。
個人的に気に入っているのが首のディテール。US ARMYのフィッシュテールコートをベースとしていると思うのですが、首フロントのテープによってフードも含めて首周りに立体感を生むことができます。この閉めた時が抜群にかっこよくて一番心を打たれました、、、
coat – and wander “fishtail Octa coat / BROWN“(着用サイズL/XL)
knit – extreme cashmere “tes / FELT“(着用サイズF)
pants – YOKE “River Melton Lounge Pants / BLACK“(着用サイズ3)
今期のand wanderは落ち葉、紅葉をテーマにしておりカラーパレットもそんな紅葉を連想させる編成になっています。このコートもベーシックなブラックに加えて、そんな落ち葉を思い浮かべるバーガンディブラウンとの2色で提案。ミリタリーコートだからの王道色ではなく、ブランドの世界観の中での表現を徹底しているからこそここにしかないムードについつい手が伸びてしまうのだと思います。
coat – and wander “fishtail Octa coat / BLACK“(着用サイズL/XL)
denim – UNIVERSAL PRODUCTS. “5POCKET BUGGIE DENIM PANTS / WASHED“(着用サイズ2)
羽織って完結できてしまうからこそ室内入って脱いだ後のことも考えたい。実際の朝の時間を想像しながらアドリブ的に組んでみました。急いでる日ならとりあえず羽織ってしまえばなんとかなる!それくらい服に甘える日があってもいいと思います。むしろ甘えましょ。
and wanderだからというある種の安心感で機能面に強く目を向けず、直感、感覚的にピックしたコート。実際に経験をすることで両軸の強みをさらに理解できたいい機会を得れました。アウトドアな洋服が広く一般的にファッションの舞台で受け入れやすくなっている今だからこそ、よりファッション的角度も強め、本来の機能によって日常を生きる私たちの助けになる部分をand wanderを通してこれからも伝えていきますね。
ちなみに山登りはとても楽しかったです。冬はまだ怖いので、春になったらまた登りに行こうと計画立ててます。30になっても新しいことを知れるのは嬉しいものですね。
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1LDK annex 田代
November 30, 2025, 5:01 PM
Category: PICK UP
チェックを纏って。
Valentine POP-UP STORE at 1LDK annex【 2025.11.21(fri.) – 11.30(sun.) 】
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
最低気温一桁。最近は毎朝布団から抜け出す戦いから始まります。
去年を思い返してみると、12月でも厚手のニットと薄い羽織りくらいでなんとかなり、年越しと同時にダウンが必須なくらい寒い日が続いていたような、、、
それを思うと今年は本格的な冬の到来が早く、鼻をムズムズさせながらも洋服好きにとっては嬉しい季節がやってきてくれました。そんな寒さに比例するように気分もアゲアゲな毎日です。
こうも寒くなってくると「今年のアウターを。または今年こそアウターを、、、!」というモチベーションの方も増えてきているのではないでしょうか?
今日は僕目線でイチオシの逸品をブログに綴っていこうかなと思います。
質実剛健?堅実?そんな凝り固まったドイツへのイメージなんていい意味で吹っ飛ばしてくれる”自由さ”と”ユーモア”の融合。老舗ブランドだからこそ作り出せるモダンなクラシックをぜひご体感ください。
FRANK LEDER
“BROWN BIG CHEQUARED WOOL COAT“
日が暮れるのも早い冬の寒空。スッと息を吸い込むだけで肺が縮こまるような冷えた空気すらも、暖かくほのぼのとした雰囲気で全身を包み込んでくれるダイナミックなチェック柄のバルカラーコート。
実は2年前にも同じカタチでブラックがリリースされ、大胆なシルエットに当時衝撃を受けたのを覚えています。昨年はリリースされる事なく23AWのワンシーズン限りだったんだな、、と諦めていましたが、それが今シーズン何事もなかったかのような顔をしてひょっこりと「チェック柄」になって帰ってきてくれたので興奮気味にセレクトしてしまいました。笑
クリスマスにはケーキとチキン、正月にはかまぼことお雑煮。
そんな冬と言えばの当たり前な存在に、僕の中ではこのコートもなっていたようです。
フランクリーダーが作るロングコートは凛とした静けさと圧倒されるパワーがあって、袖を通すと背筋をシャンと伸ばしたくなる。少し背伸びするような存在なのかもしれないけど、自分の中の理想の大人像には少しだけ近づけるような気がします。
今シーズンのモデルはヨーロッパの街中をコーヒー片手に歩いている姿が目に浮かび、どこか肩の力が抜けたリラックスしたムードは僕らの生活にも自然と溶け込んでくれます。抑えきれない高揚から気がつけばいつもより少しだけ早歩きになっていたり、、、
グーグルで調べてみるとドイツは日本と同じく(?)いや、今や日本よりもはっきりと四季が存在するみたいで、その季節ごとに街並みや風景がガラッと表情を変え、今年転勤でドイツに行った知り合いのインスタを見ていても景観がほんとに素敵で今のところ人生で行ってみたい国ナンバーワンです。(写真はその友人から送ってもらいました)
そんなドイツの冬は氷点下の日が当たり前らしく、身を守るためにしっかりと防寒できるアウターは必須。ただ、日本と同じく屋内はポカポカな暖房が効いているため重ね着をして調整できる物がベストなんだそう。
実際フランクリーダーが活動するベルリンもすでに氷点下を記録していて、名古屋はここまで寒くならないにしても近しい気温帯の国通しだからこそ毎シーズンリアルな目線で提案したい洋服に出会うことができているのだと思います。
大胆な柄につい目を奪われますが、毎度のことながら何の気なくさらっと素晴らしいファブリックを使ってくるところにフランクリーダーの”らしさ”があります。
ウール100%のしっかりと目が詰まった、まるでブランケットかのような分厚さの生地。これが贅沢にもかなりの分量が使われ、脛の辺りまでしっかりと身体中を包み込んでくれます。(あったかい、、、)
ゆったりとした袖付けのおかげでスウェットでもシャツでもニットでも。何でもばっちこいな気軽さがコートの堅苦しさを取っ払ってくれる。昔から袖が細く、身幅もシャープな物作りが多いブランドですが、どこに行くにも適当にばさっと羽織ればそれでOKな器の広さに惹かれました。
小学生の時に久しぶりにおばあちゃん家に行った時のような、ほわっとした暖かな安心感に近い気がする。初見なのにすでに懐かしいとさえ思えてきます。
そうそう。このアウターには裏地がないのも驚きでした。
基本こういったウール系のコートには裏地が付けられ、袖通しの向上はもちろんのことシルエットを立体的に形成するためにも必要な要素のはずですが、フランクリーダーのこれにはそれがない。
にも関わらず、つい見惚れてしまうようなこの出立ち。これは一重にクラシックな洋服パターンニングに精通しているフランクリーダーだからこそできる業が詰まっているのだと思います。
この後ろ姿を見たら二度見しない人はまず居ないでしょう。控えめに言ってもそれくらい格好いい。

< CREDIT >
SWEAT: UNIVERSAL PRODUCTS. “JUMBERCA ZIP UP HOODIE”
PANTS: FRANK LEDER “WASHED WOOL 1TUCK WIDE TROUSER”
フロントには力強いファブリックに負けない大きなボタンが4つ。そしてカンガルーのような深めのポケットが2つ。
日本のブランドのように使いやすさや機能面で勝負をするのであれば敵いっこないのですが、そんなのどうだって良くなるくらいには愛嬌が抜群だし、僕はこの不器用な感じがたまらなく好きです。
コートとなるとしっかりと値段もしてきますし、柄物のハードルが高そうなのももちろん分かっています。それでも世界にはこんな洋服もあるんです。とご提案したくて、何かに駆られるようにセレクトしました。
誰だって無難に生きたがります。
こういうのは着たもん勝ち。似合ってるでしょって顔で歩き回ってやりましょうよ。
まだ出会ったことのない1人にでもこの気持ちが伝わってくれたなら、僕はそれだけで嬉しいです。
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1LDK annex 金澤
November 29, 2025, 5:27 PM
Category: PICK UP
25AW リアルバイ #3
Zarabiya at 1LDK annex 【 2025.11.15(sat.) – 11.27(thu.) 】
Valentine POP-UP STORE at 1LDK annex【 2025.11.21(fri.) – 11.30(sun.) 】
こんにちは。1LDK annexの三浦です。
「25AW リアルバイ」と題しまして私のリアルなお買い物事情を#1、#2とお届けしてきましたが、続きましては三浦のこの冬の本命アウターをご紹介します。
本格的に冬の気候になってくれたので、先日ようやく家に連れて帰ることができました。
前回ご紹介したMA-1は秋の初めからちょうど今時期の主力アウターとして活躍してくれていますが(毎日着ています)、今回購入したのは12月から2月頃にかけてを想定した、いわゆる”真冬用アウター”として選んだものになります。
やっぱり冬ファッションの醍醐味はアウターですよね。
今期は軽いものから重いものまで、気温に合わせた羽織りをとにかく買い集めたシーズンでした。
中でも真冬のアウターはここ何年かずっと探していたアイテムで、毎年「今年こそは!」と意気込んで冬を迎えるのですが、ついつい他のものに目移りしてしまいアウターが後回し・・なんて事が続いていました。
去年は確かカシミヤにどっぷりハマっていた頃だったのでニットを色々足したり、ジャケットを買ったりしていましたね。
何年も服と向き合っている私たちでもアウターは特にいざ探し始めるとなかなかコレという一着を決めるのが難しいです。
というのもどうしても冬の主役になってしまうものですし、大きなお買い物になることは間違いないので、他のアイテムよりもじっくり悩みたい。
きっと皆さんの中にも同じ気持ちの方も多いと思いますし、今ちょうどお悩み中の方もいらっしゃるようでしたので、参考までに私がアウターを決めるポイントだったり、今年の気分のスタイリングも踏まえてご紹介できたらと思っています。
PHEENY
“Nylon light ripstop M-65 field coat”
Col: BLACK
Size: 1 / 2
¥119,900- TAX IN
前置きが長くなってしまいましたが、私が今期ゲットしたのはこちらのPHEENYのコートです。
ロング丈のアウターをとても久々に買いました。
正直予め私がずっとイメージしていたのはショート丈のものだったので、ロングコートの購入はかなり想定外でもありますし、本当に偶然の出会いでした。
こちらのコートはM-65をベースに製作した中綿のデザインで、表地にはナイロンを使用した軽くて温かなカジュアルコートです。
そもそも中綿のロング丈のデザインは市場的にもとても珍しいと思います。
この手のデザインはベンチコートみたいなスポーティなものが多い中で、レディースで可愛いものを探そうとする事は至難の技。
もちろん全く無いというわけではありませんし、そもそも天然素材のコートを探した方が可愛いデザインは沢山出てくるかもしれませんが、あくまでも私がこだわっていたのは化学繊維だったので、個人的にとてもインパクトのデカい出会いだった事をよく覚えています。
そもそもなぜ私が化繊のアウターに拘るかというと、単純に扱いやすさを重視しているという点が大きいです。
私は普段は田舎暮らしですし、仕事の日以外はほとんど街へ出かけることがないくらいのインドア人間。
たまに出かけることがあったとしてもアウトドアな遊びが多いので、お洒落なウールのコートやカシミヤのコートはあまり出番がないのが私のライフスタイルです。
都会に住んでいた20代の頃に比べるとライフスタイルがかなり変わりましたし、趣味や洋服への考え方の変化もあったので、ポリエステルやナイロンなどの機能的で取り扱いがイージーなものの魅力にどっぷりハマっていったように思います。
実は今回リリースされたこちらのコートは国内のアパレルブランド”Product Twelve(プロダクトトゥエルブ)”との共作のもの。
Product Twelveは生地の製法や糸の選定から拘り、実用性を重視したデザインと高機能素材を用いたアイテムが強いブランドです。
PHEENYとしてはこのコラボレーションを大々的には謳っているわけではありませんが、以前から継続的にお取り組みをされていて、アウターやパンツ、水着など様々な高機能ウェアをリリースされていました。
私自身コラボアイテムを愛用していたことのある一人のユーザーとして、この方々が作るプロダクトには絶対的な信頼を置いています。
機能面に強いProduct Twelveとレディースブランドとしてのデザイン美を持つPHEENYが融合されたことで生まれた今回のプロダクトは、2つのブランドの魅力が存分に発揮された一着になっていて、私がこのコートに決めた理由の一つにもなっています。
そんな2つのブランドが拘り抜いたディテールを順に説明していきますが、素材は超撥水のナイロンリップストップを使用しています。
これは小松マテーレ社という染色技術を基盤に衣料用生地から建築材、炭素繊維などの先端材料まで、多岐にわたる事業を展開する化学繊維に特化した生地メーカーのものを採用しています。
中綿アウターの最大の魅力はなんと言っても楽さ(軽さ)と防寒性に優れている点ですが、アウトドアシーンで使うことも多い為、生地のタフさという点においても妥協はできません。
今回は独自に開発された「ダントツ撥水」というものを採用しているそうで、抜群の水切れ性と高い耐久性を兼ね備えた耐久撥水を実現しています。
これは家庭洗濯を100回繰り返した後でも撥水性が持続し、さらに摩擦に強いという点も魅力。
雨や雪に濡れても大丈夫ですし、汚れてしまった時やシーズンオフの際は自宅での水洗いも可能。
日常使いをしても撥水機能が低下しにくく長く愛用できるというところにとても驚きました。
私も実際に色んなアウターを試してきましたが、同じ化繊アウターでも雨に強いかどうかでその実用性の高さが決まります。
お気に入りのアウターも雨で泣く泣く断念した経験が沢山あるので、私的にここはかなり強みになりました。
また裏面には透湿性、防風性に優れた「サイレントコーティング」を施すことで衣服内の環境を快適に保つことができるそう。
中綿やダウンの懸念点として挙げられるのが”蒸れやすさ”ですが、それを払拭したのがこの技術で、微多孔湿式PUコーティングにより高い透湿性と適度な通気性で、汗をかいても衣服内をドライで快適な状態に保ちます。
またコーティング層を極限まで薄膜化することで、生地の軽さとストレッチ性を損なわず着心地の良さを保ってくれるので長時間着用する際もストレスなく着続けることができます。
素材については専門的な分野になりますので、よく分からんな〜と思う方もいると思いますが、アウトドア好きなデザイナーの秋元さんだからこその視点で拘った素材ということで、見えない根拠と自信が私にはあります。
やはり何事も経験から学ぶ事が多いので、是非安心して選んでいただきたいと思います。
それに加えてもう一つ私がグッときたポイントとなるのがデザインです。
M-65をベースにしているとお伝えしましたが、古着を現代的且つ女性らしく昇華させることが本当に上手いブランドで、ミリタリーをベースとしたデザインはPHEENYを象徴するものだと私は思っています。
要素は残しながらもミニマルでクリーンなこのM-65は、私たち女性目線としてとても取り入れやすいものになっています。
“らしさ”がありながらも新しさを感じさせるデザインで、マニッシュなスタイルが好きな私にとっては本当にドンピシャなコートだったとでした。
細かなパターンの拘りは実際に着用していただくとわかると思いますが、腕の可動を快適に行えるように見頃と袖に縫い目のないドルマンスリーブパターンを考案していたり、肘部分にはタックを取り入れることで肘を曲げやすい構造にしたりと、動きやすさもかなり考慮してくれています。
また大容量の内ポケットを配しハンズフリーでアクティブな活動ができるようにデザインされていたりと、アウトドア好きとしても嬉しい、気の利いたディテールが詰まっています。
サイズは1と2の2サイズ展開です。
PHEENYの洋服ですと普段は基本的にサイズ1を着ていますが(身長155cmです)、今回のアウターはあえてサイズ2を選びました。
【1】着丈-107 身幅-62 裄丈-74(cm)
【2】着丈-112 身幅-65 裄丈-77(cm)
先ほどもお伝えしたとおり、私は極度の寒がりなのでたとえ暖かいアウターであったとしてもインナーは沢山着込みます。
アウトドアのシーンであればレイヤリングも沢山したいので、フリースやニットなどインナーの嵩が増えたとしてもストレスなく動けるようにアウターのサイズは予め大きめを選ぶことが多いです。
このPHEENYのコートは元々極端にビッグシルエットというわけでもないですし、着丈も引きずりそうなくらいのスーパーロングというわけでもないので、サイズアップして着るのにも全く問題はありませんでした。
もし私みたいに沢山着込みたいという方がいらっしゃったら、サイズをあげてみるのもお勧めです。
では最後に今年の冬私がやりたいスタイリングで実際に着てみました。
お気に入りの4パターンで撮影してみましたので、冬のイメージを膨らませていただけたら嬉しいです。
【 style 1 】
(CREDIT)
ANOTHER ASPECT “SCARF 1.0”
【 style 2 】
(CREDIT)
refomed “F-LINE refomed SUBU”
【 style 3 】
(CREDIT)
extreme cashmere “bandana”
OLD FOLK HOUSE “Jewelry Sweat Pants”
【 style 4 】
(CREDIT)
MY___ “MY BASIC DENIM”
実際に色々コーディネートしてみると私の好きなスウェットやデニムでカジュアルに着こなしながらも、いつものショートダウンで合わせた時とはかなり雰囲気が変わって新鮮でした。
スラックスや革靴を足すと上品な雰囲気に仕上がりますし、これならタウン使いとしてもしっかり活躍してくれそうです。
このコート自体はとてもシンプルなデザインということで今年は色や小物使いで可愛するのがポイント。
これに合わせて新しく手袋やスカーフも買い足せたらと、また次のお買い物の妄想を膨らませているところなので、#4も何かご紹介できるようにお買い物モチベーションを常に上げておこうと思います。笑
今年のアウターをまだゲットできていない方は、三浦の一押しアウターを是非チェックしてみてください。
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
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1LDK annex 三浦
November 27, 2025, 11:26 AM
Category: PICK UP
What is ordinary
“普通”ってなんでしょう?
こんにちは。1LDK annexの田代です。
“普通”だから良い。”普通”だから面白くない。前後につく意味合いで伝えたいニュアンスがガラリと変わるから、その一言自体はとても抽象的である。
はたまた、自分の”普通”が誰かにとっては”普通”ではない。その逆も然り。
自分も割と言うことが多いのが「”普通”にいいですね」
ということは自分の中では”普通”ってすごく前向きな言葉として捉えているんだな、と。
哲学的な話がしたいわけではありません。そんな普通にいいですねって言えるもののお話がしたかっただけなのです。
ENCOMING “ENST DENIM TROUSER / DARK NAVY“
普通のデニム。でも普通じゃない。だからセレクトしているとも言えますし、なぜわざわざENCOMINGなのかというのもちゃん理由があるのです。
ENCOMINGを語る上で個人的に大事なポイントの一つがパンツにあります。最初に穿いた時からそうなのですが形がとにかく綺麗。極端な話誰が穿いても美しいと言っても過言では無いくらいだと思っています。
ブランド内で提案されるスラックス、カジュアルパンツとジャンルに関わらずその認識は共通で持っています。だからこそ何からその良さを知ってもらうか考えた時に私たちにとっての”普通”であるデニムから紹介するのが素直なのかなと。
いろんなブランドでデニムをセレクトする中で、明確に違いを持って選んでいるのですが、ENCOMINGはその形と生地感にあります。英国的なムードを日本人目線でという特殊な体系のブランドだからこそ狙っていくデニムもアメリカ的ではなくヨーロッパ的な解釈が加えられています。それは先ほどの形やデザインによるところからも理解できますし、何よりデニム生地の産まれも関わってきます。
デニムといえば皆さん最初に想像する地域といえば岡山県だと思います。世界に誇る日本のデニム産地。ですがENCOMINGが使ったのは山梨県のデニム。デニムの産地として有名では無いですが、富士山の麓ということで良質な水の流れるその地域は衣類産業が発展し、素晴らしい生地を産む日本の代表産地の一つとなっています。
その土地ならではの特徴から、ブランドの狙いたいヨーロッパ的な雰囲気のデニムを制作するにはうってつけの場所だったのでしょう。
その特徴としては少し甘めで柔らかな質感に織られた12ozの少し軽めの生地。全体的な色味も少し濃いめのインディゴであり、ステッチも同色にすることで全体的に上品な印象のデニムになっています。デニムだからの粗野な印象を感じさないこの綺麗さをスラックス型ではなく、5ポケット型を採用しながら表現しているのがすごいなと(厳密には6ポケットなのですが)。
しかもこれはブランド内だと”普通”のアイテムなのも面白いです。
ブランドとして加工や織物に強みを持つので、アイテム単体でパワーを感じるラインナップからするとこのデニムはバランサーな立ち位置だと捉えています。
しかし、いろんなデニムをセレクトするannexからするとここのデニムは”普通”ではない。このギャップがセレクトの面白さであり、より私たちの表現したいイメージを強くお届けできるのだろうとポジティブなギャップとして捉えています。
coat – ENCOMING “OVER PARKA COAT / BROWN“(着用サイズM)
knit – YOKE “Cashmere Wholegarment Crewneck Sweater / ROSE RED”(着用サイズ3)
denim – ENCOMING “ENST DENIM TROUSER / DARK NAVY“(着用サイズ32)
合わせのとこでいえば、結局デニムなので自由な発想で取り入れては欲しいです。ただ、個人的には綺麗なパンツということで、革靴で合わせたい気持ちが強いです。スニーカーだとしてもソリッド寄りなものを選びたい。気合いを入れてるつもりは無いですが、そんな感じになってしまうくらいの心意気が大事だと思っています。
余談ですが、綺麗な形なのにヒップは少し下めなんです。正面、横の脚線美に反してどこかストリートなニュアンスのあるバックシルエット。デニムらしいカジュアルパターンの側面をちゃんと持っているのが親近感が湧く理由なのかも、、、?
coat – and wander “fishtail Octa coat / BLACK“(着用サイズL/XL)
denim – ENCOMING “ENST DENIM TROUSER / DARK NAVY“(着用サイズ32)
人それぞれな普通のニュアンス。皆様はこれを普通としますか?しませんか?
どちらとしてもポジティブな要素として捉えて見てください。
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1LDK annex 田代
November 24, 2025, 6:10 PM
Category: PICK UP
FELTED MERINO WOOL SERIES
Zarabiya at 1LDK annex 【 2025.11.15(sat.) – 11.27(thu.) 】
Valentine POP-UP STORE at 1LDK annex【 2025.11.21(fri.) – 11.30(sun.) 】
こんにちは。1LDK annexの杉浦です。
先日、坐禅を組みに京都に行ってきました。
慌ただしく過ぎていく繰り返しの日常が、途端に休符が入ったようにリズムが変わった感覚になりました。お寺の住職さんがおっしゃっていたのですが、やはり何事も体験してみること。だそうです。
体験して得た感情や動作を自分の中で噛み砕く。噛み砕いたものを反復していく。そんなことを伝えてくださりました。
全てを悟ったような語り口ですが、まぁ一回しかやってないんですけどね。また行きます、、。
そんなことは置いておいて。
今回はニットをご紹介します。
“FELTED MERINO WOOL CREW NECK”
Col: BROWN / NAVY
Size: 2 / 3
¥36,300-TAX IN
“FELTED MERINO WOOL HOODIE”
Col: BROWN / NAVY
Size: 2 / 3
¥41,800-TAX IN
“FELTED MERINO WOOL KNIT PANTS”
Col: BROWN / NAVY
Size: 2 / 3
¥39,600-TAX IN
UPから定番となった未防縮のメリノウールを縮絨加工した7Gのニットシリーズ。
未防縮のメリノウールは、水分、熱、摩擦を加えるとフェルト化するのですが、それをすることによって保温性が高く、切り口がほつれにくくなります。
それを編み目の密度をざっくりにして、やや厚手で軽い7ゲージを採用。一枚でもサマになる凛とした程よい厚みが特徴的。ゲージ数が増えると密度が上がり、糸が細くなって薄くなるイメージです。
このゲージ設定や生地選びが非常にUPらしいなと。
ゲージを上げてとろみや光沢を全面に醸し出すわけではなく、あえて大ぶりな編みでカジュアルさを出すという選択。そこにフェルト化した生地を持ってくる。
カッコつけないかっこよさへの執着を感じます。
常々言っていますが、自然体こそがファッションにおいて肝になってくる。(デザインの話ではないです。)もちろん、おしゃれをしないという意味ではありません。普段選ばないようなデザインや形も取り入れながら、着こなしのリアルな落とし所を探っていくのがとても楽しい。
そう言った面では、僕は都会的なかっこいい洋服が大好物なので、日常的にそんなものばかり着るのですが、そこに外せないのがユニバーサルです。
都会的な冷たい空気感で統一すると、息が詰まるような張り詰めた感じがするのですが、ユニバーサルが混じるだけで息継ぎができる。
人間的な隙を含んだカジュアルと品のバランスが気持ちよく表現できます。
今回のニットにしろ、ユニバーサルの役割は全ての架け橋として繋いでくれる普遍さ。今着たいサイズ感に調整しているからこそのバランス。トータルで見たときに何かしら身に纏っているのがユニバーサルです。いわば、ハンバーグのツナギみたいなもんです。
生地の面が良いのでセットアップでもおすすめ。
温かみのある柔らかい印象を持つぽやっとしたフェルトですが、リラックスしたサイズ感で生地に動きが生まれて陰影ができるのがとても上品。
車で公園にピクニックやカフェなんかに出かけても遜色ない、ファッションとして成立する絶妙なバランスです。ある程度の気だるさを含みながら余裕のある着こなし。
個人的に甘すぎる洋服に抵抗があるので、ニットのセットアップは避けてきましたがこれは絶対に着るやつ。適度にハリがあるのでグタグタなだらしなさではなく、綺麗なゆったりさが大人な方にも着やすいと思います。
リブの長さや裾口の切りっぱなしのようなディテールなど細部はかなりカジュアルな仕様。おしりポケットのダルさが個人的にかなり好みです。
素材自体のハリや光沢が強いからこそ、カジュアルなディテールがいいギャップとして映えますし、適度なラフさとして印象に残ります。
赤ちゃんの肌着でも採用されるメリノウールはゴワツキやチクチクといったストレスが無く、そこにプラスでフェルト化しているのでシンプルに暖かい。この上からアウターを羽織ったら完結できますね。
新型のフーディはスキッパーのような首元の空きは色物を着たくなる秋冬にはもってこい。なんで寒くなるとパキッとした思い切りのある色を着たくなるんでしょう。寒過ぎて生命の危機を感じ、色物で身を鼓舞してるんですかね、。なんにせよ秋冬の小物やインナーなどは、カラー物が活躍するのでそんな時にぜひ。
実は以前(2年ほど前?)、前店長西脇がこのフェルトシリーズでセットアップを企画していました。コロナによってライフスタイルが変動して行く中で、動きやすい洋服が好まれる方たちが落ち着いてきて、もう少しファッショナブルなスタイルに堅さ(上品さ)を求める方へと時代が移り変わっていると思います。
シャツやスラックスに目を奪われる瞬間が多くなったのもその影響かなと。
その中でリラックスさと品を感じるのが今回のセットアップ。
楽が先に来るスタイルではなく、かっこいい、と素直になれるニットのセットアップです。
フードもかなり深めに設計されているのでインナーにした時に出る立体感や耳までガバッと隠れる安心感は流石。
シャツにハマっているとはいえ、丸首のスウェットのようなプレーンな形は汎用性が高過ぎて手に取ってしまいます。朝忙しくてもインナーにこれ持ってくれば万事解決。
別に手を抜いているわけではありません。これ『が』いいんです。トラッドのノリでも、カジュアルでも、スポーティでも。洋服のスタイルが多々ある人も洋服に頓着がない人も。
集約してこれがいいんです。
今季も様々なニットがUPから提案されていましたが、annexではこちらのみ。
昨年でいくと、ラクーンの毛足が長いタイプなども提案させていただきましたが今季は、よりベーシックに、スタンダードに、それがテーマでした。
日常からは逸脱しないけれど、どこかラグジュアリー。ライフスタイルの質を底上げしてくれる存在です。
パターンから素材選びまでのクオリティを妥協しないことで新しいスタンダードを提案し続けるUP。
まさに名脇役です。
自然体でありながらも深みを感じるような。フツーなスタイルでも実はこだわっているのかも。と思わせられる品質の高さが日常着として手放すことができない大きな要因です。
そこに人間が着る面白さがあるなーと。普遍的で間口が広いからこそ、人が際立つと思いますし。いつものジャケット、パンツ、靴に合わせてあげてください。いつの間にか自分のスタンダードがUPになっているはず。
新型のパンツも作成されました。
同生地で、太いシルエットに裾はロール仕立て。
股上が深いので上げて調節すれば写真のように綺麗なスラックスっぽくも穿けます。あくまでリラックスパンツの枠組みですので、快適さは最高。スウェットパンツまでラフすぎるのに抵抗を感じる方はぜひこちらを。部屋着の類には収まらない光沢や質感がスタイルに柔らかさを与えてくれます。
ダウンを軽く羽織っても野暮ったく映らないのも魅力。ダウンを羽織るとそれで完結してしまうからこそパンツはこだわりたいので、適度なルーズさと綺麗な形は必須です。洒落た街着として、はたまた寒さを凌ぐ防寒着として、ファッションを楽しめると思います。
ざっとFELTED MERINOシリーズご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
気温も下がり、アウターやニットなど豊富に揃えておりますのでぜひ遊びに来てください。
では、店頭でお待ちしております。
○お問い合わせ先
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1LDK annex 杉浦
November 19, 2025, 5:49 PM
Category: PICK UP
ストーリーのその先。
Zarabiya at 1LDK annex 【 2025.11.15(sat.) – 11.27(thu.) 】
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ぽこぽことした不均一な糸の表情。
何年穿き潰したんだろうってくらいの激しい縦の色落ち。
所々に飛んだ作業中に付着したのであろうシミ痕。
リフォメッドが作る洋服には、いつも”誰か”の人生が詰まっているように思います。
紛れもなく新品のはずなのに、お古を譲り受けたときのような温かい気持ちになる一本のデニムの物語です。
refomed “OLD MAN DENIM WIDE PANTS“
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
今シーズンの始まりにノリと気分で買い足したユニバーサルプロダクツのバギーデニム、最近リリースしたアメリカのオルガバッシャ、そしてリフォメッドのこのデニム。
ほんと、半年前の自分何考えてたんだよ。ってくらいデニムばかり買い足しているせいで、家のラックがそろそろとんでもない事になってきました。笑
他のスタッフからも何本デニム買うの、、、!?と呆れられてきましたが、自分的にはそれぞれ棲み分けがあるので全然別物。後悔なし。
ほんとにこのデニムは展示会で見たときから一目惚れして、予定では9月ごろには納品予定でしたが生産の関係でなかなか届かず、まだかまだかと待ち侘びてようやくお店に届いたというわけです。
かれこれ半年ぶりのご対面となったわけですが、相変わらず格好良くも渋くもある、待った甲斐のあるデニムでした。うん。やっぱりカッコいい、、、!
このブログでも触れましたが、カタチは今シーズンから登場した新型。
めちゃくちゃデカいウエストを前紐でギュッと絞って穿く存在感抜群のシルエットです。
ベルトループも付いているのでスタイリングによっては使うかな?って感じですが、僕的には紐をちょろんと見せてルーズに穿き崩したい。
OLD MANはきっとお洒落をするってよりかは、とりあえずそこに有ったから穿いてる。なんならデニムパンツはこれでいいんだよ。って言うと思うので、普段革靴派の僕もこのデニムは履き潰したコンバースとかでちょいダサで穿きたいな〜と思っています。
僕が惹かれたのはやっぱりこの加工で色落ちしまくった生地の風合い。
元々は青みのある濃いインディゴだったのでしょうが、左官職人になりたての頃から穿きまくって、洗いまくって、気がついたら色が少しずつ抜けて、、、といった感じでまるでヴィンテージデニムかのような力強い縦落ちにグッときました。
よく見るとポツポツと浮き出るようなスラブ糸が使われ、粗野な雰囲気はリフォメッドらしく漢気があり、おそらく13ozくらいの生地感なので時期も気にしなくていい。まさにこういうデニムを求めていたので、気分が上がりすぎてすでに穿きすぎちゃってます。笑
今シーズンは個人的にウォッシュデニムを取り入れようと思っていたシーズンだったのでいつも以上に色々なブランドさんで注目して見てきましたが、直感的にこのデニムパンツがいい!と思えたのは、ただ単に色を落としただけじゃないリフォメッドらしい”ストーリー性”に惹かれた部分が大きかったように思います。
気をつけていても左官というお仕事はやはり塗料が跳ねて洋服に付いてしまう事も少なくないんでしょうね。
膝周りにポツポツと”シミ痕”のようなものが見受けられて、他の洋服であれば間違いなくショックを受けるところも、このデニムパンツに関してはむしろそれが良い。とさえ思えてしまう。
「汚れなんてばっちこい。そんなちっさい事気にすんなよ。」
きっとOLD MANはそう言っていることでしょう。僕もそう思います。
このデニムはきれいに穿くんじゃない。もっともっとズタボロになるまで穿き潰してやりましょうよ。
そうそう。裾後ろにはこんな感じでレザーパッチが縫い付けられていて、まあ十中八九”擦れ防止”が目的なんでしょうけど、
OLD MANがあまりにも穿きすぎて、裾が擦り切れて紐がぴろんぴろん。みたいな。
そんなままじゃみっともないから、、!って言って奥さんが遊び心でレザーを縫い付けちゃった。みたいな。そんなストーリーまで想像してみたり、、、
最近はややすっきりめのストレートが気分。なんて言い続けてきましたが、そんな僕の気分をいとも簡単に乗り越えてきたリフォメッドのデニムパンツ。
こんなにだぼだぼなパンツは久しぶりに穿きましたが、最初からしっくりと馴染むのはきっとOLD MANからのバトンを僕たちが受け継いでいるから。
いち商品で終わらない”温かみ”とリフォメッドが作り出す”ストーリーのその先”を、一緒に紡いでいきませんか?
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1LDK annex 金澤
November 16, 2025, 4:22 PM
Category: PICK UP
Valentine POP-UP STORE @1LDK annex
Zarabiya at 1LDK annex 【 2025.11.15(sat.) – 11.27(thu.) 】
こんにちは。1LDK annexの三浦です。
現在開催中のモロッコラグに引き続き、本日ももう一つイベントの告知をさせていただきます。
“Valentine(ヴァレンタイン)”
26SSシーズンより1LDK annexで新たにお取り扱いするジュエリーブランドです。
2020年にデザイナーの橋本 麻由氏によって設立された、日本のハンドクラフトジュエリーブランド。
恋人や大切な人を表す単語としても用いられる “Valentine”という言葉をブランドネームに掲げています。
恋愛を彷彿させるような甘さと鋭さを併せ持つ、独自のバランスを追及したジュエリーを展開。
幅広い身体表現をバックボーンに持つ橋本さんは、 クラシックバレエの作り込まれた幻想的な世界観、ストリートダンスのリアリティや即興性をヒントに、デザインに応じてジュエリー CADとロストワックス製法を使い分け、 ストイックかつユーモアを感じさせるジュエリーを生み出しています。
そんなValentineをお取り扱いするにあたり、まずはブランドの自己紹介と致しまして期間限定のPOP-UPにてお披露目です。
期間は今週末11月21日(金)から30日(日)の10日間。
今回のイベントではブランドの定番メニューに加え、いち早く新作コレクションをご覧いただける機会となっています。
“Lost in Sweet Reverie (ロスト・イン・スウィート・レヴェリー )”
26SSシーズンは、とある映画に登場する女性がインスピレーションソースになっているそうです。
地に足のついた現実的な思考を持ちながら、 恋愛に対する抑えきれない感情を抱く女性像。感情の波に敏感で、人の心に寄り添う繊細さを持つ人間らしい彼女をミューズに掲げ、 本能的に生きることの美しさを肯定するようなコレクション。
ブランドらしい遊び心はそのままに、 繊細でありながらもどこかセンシュアルなムードを纏ったラインナップです。
( Valentine instagram: https://www.instagram.com/valentine__tokyo/ )
私が初めてValentineのジュエリーを拝見した際、ハートのモチーフやストーンモチーフなど、デコラティブで可愛いらしいアイテムがとても印象的でした。
これは手作業で削り出すロストワックス製法と3Dソフト設計の精密な型を使い分けて作られていて、温かみを持ったクラフト感とインダストリアルな雰囲気が両方掛け合わされたようなこの不思議な感覚に惹かれたのを覚えています。
例えばハートモチーフの真ん中に指穴を開け、シルバー925でソリッドな雰囲気に仕上げたHeart ring(full eternity)というコレクションは、Valentineを彩る代表的なアイテムですが、ロマンティックなムードが全面に出過ぎず、カジュアル嗜好な私たちにとっても取り入れやすい遊び心な気がしています。
相反する要素が心地よいバランスで混在するよう計算されたValentineのジュエリーは、私たちが潜在的に持っているロマンや、ユーモアの部分をうまく表現させてもらえるアイテムです。
このムードは1LDK annexであまりやってこなかったようなデザインで、皆さまにもまた新鮮な気持ちでジュエリーを選んでいただけるのではないかなと期待しています。
2024年の7月にはドイツのベルリンにも出店し、初のコラボレーションコレクションを発表するなど、海外へも活躍の幅を広げている今とても勢いのある注目の若手ブランドです。
今後1LDKの洋服とどのようにミックスしていこうか色々とコーディネートするのが楽しみです。
ユニセックスで楽しんでいただけるよう華やかなものからシンプルなものまで幅広く展開されていますので、お持ちのジュエリーや今annexでお取り扱いしているPasoやXOLOとも一緒に楽しんでいただけたらと思います。
11月23日(日)はデザイナーの橋本さんにも在店いただきますので、製作のお話やジュエリーのコーディネートについて直接聞くことができる貴重な機会になります。
ぜひ今からスケジュール調整していただき、ラグとジュエリーどちらも見にいらしてください。
Valentine POP-UP STORE
Place: 1LDK annex
Date: 2025.11.21(fri.)〜11.30(sun.)(Tuesday closed)
Time:13:00〜19:00
○お問い合わせ先
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愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
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皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 三浦
November 16, 2025, 11:42 AM
Category: PICK UP




























































































































