LOG: 2025
経験を伝えたい。
冬が来てる。いやもう来たのか?
こんにちは。1LDK annexの田代です。
朝起きて寒いのでタイマーで暖房をつけ始めました。朝の体感で服を選ぶと極端に寒がりな自分は防寒対策しすぎてしまうので、ちょっと寒いかもくらいを目指します。なんせ電車とかビルの中は暖房で暖かいので案外着込みすぎると汗かいちゃうんです。初冬の悩みです、、、
話は変わって、先月(10月)初めての山登りに行きました。標高1000mの初心者向けの山。誘われるがままに決めたので何も知識がないから行く前はとても不安でした。一番は山用のギア、洋服がないということ。シューズはSalomonがあるからなんとかなると思ってましたが聞いた話によると10月の山は寒いらしい。寒さに弱い私はどうしたらいいのだろうと右往左往していました。
山を舐めてはいけない。
灯台下暗し。あるじゃないですかお誂え向きなのが。お店にあった薄いシェルとOctaを使用した暖パンツをお迎えしました。
結論から言うとこのOctaがすごい。この凄さに感動して今回のblogを書いています。
Octaとは簡単に言うと新しい機能繊維のこと。保温性、吸汗速乾性、軽量性に優れた特殊なポリエステル繊維で昨今のアウトドアブランドではマストで採用されているように感じます。(山に詳しい方からすると既に当たり前かもしれないので暖かい目で読んでください)
調べたら色々出てくるのでそういった説明は割愛します。それよりも実際に穿いて感じたことをお伝えするのが最もリアルだと思うので。
感動した一番のポイントそれは”寒くない!暑くもない!”です。
なんだそれって思うかもしれないですがこれが全てです。動きが少ない状態は普通に暖かい。でも山を登ると言うことは運動をすると言うこと。体が動くので必然的に体温が上がり、暖かい服を着ていると汗をかきますよね?
これはそれがないんです。だから暑くもない。衣類内環境を良好に保ってくれる機能素材なんだと自分の体で持って理解しました。
と言うことはですよ?冒頭の日常生活を想像してください。運動しなくても暖房で暑いなと感じる環境が身近にあるんですよ。
Octa、、、適任ですよね?
そんなOctaを使用したコートを紹介したかったのですがめちゃめちゃ前置きが長くなりました、、、汗
本来、半年前の仕入れの段階ではand wanderをファッションとしてもっと提案したいという思いから、より視覚的な部分やスタイリングでのアイテム選びを重視していました。今回のフィッシュテールコートもまさにそれで、これまでのセレクトしてきたアウターと明確に表地の質感が違うのが惹かれていました。
ナイロンのリップストップ組織なのですが、生地全体の風合いが製品染をしたかのようなフェード感とドライな表情を持っており、所謂アウトドアの素材に連想されるツルっとパリッとしたイメージとは異なる感触にファッション的なスタイリングの広がりを感じたのです。
2種のフリーサイズのイメージで、[S/M ],[ L/XL]のサイズ表記となっています。ミリタリーのフィッシュテールをベースにしており、アウターレイヤーでガバッとしたサイジングのため、およそ身長を基準に選んでいただけるといいのかなと(自分で179cm/L/XL)。
それ単体で決まってしまうというある種の怠慢すら覚えそうですが、着た時に、「あ、かっこいい」と素直に思いその直感を信じてセレクトしてしましました。
個人的に気に入っているのが首のディテール。US ARMYのフィッシュテールコートをベースとしていると思うのですが、首フロントのテープによってフードも含めて首周りに立体感を生むことができます。この閉めた時が抜群にかっこよくて一番心を打たれました、、、
coat – and wander “fishtail Octa coat / BROWN“(着用サイズL/XL)
knit – extreme cashmere “tes / FELT“(着用サイズF)
pants – YOKE “River Melton Lounge Pants / BLACK“(着用サイズ3)
今期のand wanderは落ち葉、紅葉をテーマにしておりカラーパレットもそんな紅葉を連想させる編成になっています。このコートもベーシックなブラックに加えて、そんな落ち葉を思い浮かべるバーガンディブラウンとの2色で提案。ミリタリーコートだからの王道色ではなく、ブランドの世界観の中での表現を徹底しているからこそここにしかないムードについつい手が伸びてしまうのだと思います。
coat – and wander “fishtail Octa coat / BLACK“(着用サイズL/XL)
denim – UNIVERSAL PRODUCTS. “5POCKET BUGGIE DENIM PANTS / WASHED“(着用サイズ2)
羽織って完結できてしまうからこそ室内入って脱いだ後のことも考えたい。実際の朝の時間を想像しながらアドリブ的に組んでみました。急いでる日ならとりあえず羽織ってしまえばなんとかなる!それくらい服に甘える日があってもいいと思います。むしろ甘えましょ。
and wanderだからというある種の安心感で機能面に強く目を向けず、直感、感覚的にピックしたコート。実際に経験をすることで両軸の強みをさらに理解できたいい機会を得れました。アウトドアな洋服が広く一般的にファッションの舞台で受け入れやすくなっている今だからこそ、よりファッション的角度も強め、本来の機能によって日常を生きる私たちの助けになる部分をand wanderを通してこれからも伝えていきますね。
ちなみに山登りはとても楽しかったです。冬はまだ怖いので、春になったらまた登りに行こうと計画立ててます。30になっても新しいことを知れるのは嬉しいものですね。
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1LDK annex 田代
November 30, 2025, 5:01 PM
Category: PICK UP
チェックを纏って。
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こんにちは。1LDK annexの金澤です。
最低気温一桁。最近は毎朝布団から抜け出す戦いから始まります。
去年を思い返してみると、12月でも厚手のニットと薄い羽織りくらいでなんとかなり、年越しと同時にダウンが必須なくらい寒い日が続いていたような、、、
それを思うと今年は本格的な冬の到来が早く、鼻をムズムズさせながらも洋服好きにとっては嬉しい季節がやってきてくれました。そんな寒さに比例するように気分もアゲアゲな毎日です。
こうも寒くなってくると「今年のアウターを。または今年こそアウターを、、、!」というモチベーションの方も増えてきているのではないでしょうか?
今日は僕目線でイチオシの逸品をブログに綴っていこうかなと思います。
質実剛健?堅実?そんな凝り固まったドイツへのイメージなんていい意味で吹っ飛ばしてくれる”自由さ”と”ユーモア”の融合。老舗ブランドだからこそ作り出せるモダンなクラシックをぜひご体感ください。
FRANK LEDER
“BROWN BIG CHEQUARED WOOL COAT“
日が暮れるのも早い冬の寒空。スッと息を吸い込むだけで肺が縮こまるような冷えた空気すらも、暖かくほのぼのとした雰囲気で全身を包み込んでくれるダイナミックなチェック柄のバルカラーコート。
実は2年前にも同じカタチでブラックがリリースされ、大胆なシルエットに当時衝撃を受けたのを覚えています。昨年はリリースされる事なく23AWのワンシーズン限りだったんだな、、と諦めていましたが、それが今シーズン何事もなかったかのような顔をしてひょっこりと「チェック柄」になって帰ってきてくれたので興奮気味にセレクトしてしまいました。笑
クリスマスにはケーキとチキン、正月にはかまぼことお雑煮。
そんな冬と言えばの当たり前な存在に、僕の中ではこのコートもなっていたようです。
フランクリーダーが作るロングコートは凛とした静けさと圧倒されるパワーがあって、袖を通すと背筋をシャンと伸ばしたくなる。少し背伸びするような存在なのかもしれないけど、自分の中の理想の大人像には少しだけ近づけるような気がします。
今シーズンのモデルはヨーロッパの街中をコーヒー片手に歩いている姿が目に浮かび、どこか肩の力が抜けたリラックスしたムードは僕らの生活にも自然と溶け込んでくれます。抑えきれない高揚から気がつけばいつもより少しだけ早歩きになっていたり、、、
グーグルで調べてみるとドイツは日本と同じく(?)いや、今や日本よりもはっきりと四季が存在するみたいで、その季節ごとに街並みや風景がガラッと表情を変え、今年転勤でドイツに行った知り合いのインスタを見ていても景観がほんとに素敵で今のところ人生で行ってみたい国ナンバーワンです。(写真はその友人から送ってもらいました)
そんなドイツの冬は氷点下の日が当たり前らしく、身を守るためにしっかりと防寒できるアウターは必須。ただ、日本と同じく屋内はポカポカな暖房が効いているため重ね着をして調整できる物がベストなんだそう。
実際フランクリーダーが活動するベルリンもすでに氷点下を記録していて、名古屋はここまで寒くならないにしても近しい気温帯の国通しだからこそ毎シーズンリアルな目線で提案したい洋服に出会うことができているのだと思います。
大胆な柄につい目を奪われますが、毎度のことながら何の気なくさらっと素晴らしいファブリックを使ってくるところにフランクリーダーの”らしさ”があります。
ウール100%のしっかりと目が詰まった、まるでブランケットかのような分厚さの生地。これが贅沢にもかなりの分量が使われ、脛の辺りまでしっかりと身体中を包み込んでくれます。(あったかい、、、)
ゆったりとした袖付けのおかげでスウェットでもシャツでもニットでも。何でもばっちこいな気軽さがコートの堅苦しさを取っ払ってくれる。昔から袖が細く、身幅もシャープな物作りが多いブランドですが、どこに行くにも適当にばさっと羽織ればそれでOKな器の広さに惹かれました。
小学生の時に久しぶりにおばあちゃん家に行った時のような、ほわっとした暖かな安心感に近い気がする。初見なのにすでに懐かしいとさえ思えてきます。
そうそう。このアウターには裏地がないのも驚きでした。
基本こういったウール系のコートには裏地が付けられ、袖通しの向上はもちろんのことシルエットを立体的に形成するためにも必要な要素のはずですが、フランクリーダーのこれにはそれがない。
にも関わらず、つい見惚れてしまうようなこの出立ち。これは一重にクラシックな洋服パターンニングに精通しているフランクリーダーだからこそできる業が詰まっているのだと思います。
この後ろ姿を見たら二度見しない人はまず居ないでしょう。控えめに言ってもそれくらい格好いい。

< CREDIT >
SWEAT: UNIVERSAL PRODUCTS. “JUMBERCA ZIP UP HOODIE”
PANTS: FRANK LEDER “WASHED WOOL 1TUCK WIDE TROUSER”
フロントには力強いファブリックに負けない大きなボタンが4つ。そしてカンガルーのような深めのポケットが2つ。
日本のブランドのように使いやすさや機能面で勝負をするのであれば敵いっこないのですが、そんなのどうだって良くなるくらいには愛嬌が抜群だし、僕はこの不器用な感じがたまらなく好きです。
コートとなるとしっかりと値段もしてきますし、柄物のハードルが高そうなのももちろん分かっています。それでも世界にはこんな洋服もあるんです。とご提案したくて、何かに駆られるようにセレクトしました。
誰だって無難に生きたがります。
こういうのは着たもん勝ち。似合ってるでしょって顔で歩き回ってやりましょうよ。
まだ出会ったことのない1人にでもこの気持ちが伝わってくれたなら、僕はそれだけで嬉しいです。
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1LDK annex 金澤
November 29, 2025, 5:27 PM
Category: PICK UP
25AW リアルバイ #3
Zarabiya at 1LDK annex 【 2025.11.15(sat.) – 11.27(thu.) 】
Valentine POP-UP STORE at 1LDK annex【 2025.11.21(fri.) – 11.30(sun.) 】
こんにちは。1LDK annexの三浦です。
「25AW リアルバイ」と題しまして私のリアルなお買い物事情を#1、#2とお届けしてきましたが、続きましては三浦のこの冬の本命アウターをご紹介します。
本格的に冬の気候になってくれたので、先日ようやく家に連れて帰ることができました。
前回ご紹介したMA-1は秋の初めからちょうど今時期の主力アウターとして活躍してくれていますが(毎日着ています)、今回購入したのは12月から2月頃にかけてを想定した、いわゆる”真冬用アウター”として選んだものになります。
やっぱり冬ファッションの醍醐味はアウターですよね。
今期は軽いものから重いものまで、気温に合わせた羽織りをとにかく買い集めたシーズンでした。
中でも真冬のアウターはここ何年かずっと探していたアイテムで、毎年「今年こそは!」と意気込んで冬を迎えるのですが、ついつい他のものに目移りしてしまいアウターが後回し・・なんて事が続いていました。
去年は確かカシミヤにどっぷりハマっていた頃だったのでニットを色々足したり、ジャケットを買ったりしていましたね。
何年も服と向き合っている私たちでもアウターは特にいざ探し始めるとなかなかコレという一着を決めるのが難しいです。
というのもどうしても冬の主役になってしまうものですし、大きなお買い物になることは間違いないので、他のアイテムよりもじっくり悩みたい。
きっと皆さんの中にも同じ気持ちの方も多いと思いますし、今ちょうどお悩み中の方もいらっしゃるようでしたので、参考までに私がアウターを決めるポイントだったり、今年の気分のスタイリングも踏まえてご紹介できたらと思っています。
PHEENY
“Nylon light ripstop M-65 field coat”
Col: BLACK
Size: 1 / 2
¥119,900- TAX IN
前置きが長くなってしまいましたが、私が今期ゲットしたのはこちらのPHEENYのコートです。
ロング丈のアウターをとても久々に買いました。
正直予め私がずっとイメージしていたのはショート丈のものだったので、ロングコートの購入はかなり想定外でもありますし、本当に偶然の出会いでした。
こちらのコートはM-65をベースに製作した中綿のデザインで、表地にはナイロンを使用した軽くて温かなカジュアルコートです。
そもそも中綿のロング丈のデザインは市場的にもとても珍しいと思います。
この手のデザインはベンチコートみたいなスポーティなものが多い中で、レディースで可愛いものを探そうとする事は至難の技。
もちろん全く無いというわけではありませんし、そもそも天然素材のコートを探した方が可愛いデザインは沢山出てくるかもしれませんが、あくまでも私がこだわっていたのは化学繊維だったので、個人的にとてもインパクトのデカい出会いだった事をよく覚えています。
そもそもなぜ私が化繊のアウターに拘るかというと、単純に扱いやすさを重視しているという点が大きいです。
私は普段は田舎暮らしですし、仕事の日以外はほとんど街へ出かけることがないくらいのインドア人間。
たまに出かけることがあったとしてもアウトドアな遊びが多いので、お洒落なウールのコートやカシミヤのコートはあまり出番がないのが私のライフスタイルです。
都会に住んでいた20代の頃に比べるとライフスタイルがかなり変わりましたし、趣味や洋服への考え方の変化もあったので、ポリエステルやナイロンなどの機能的で取り扱いがイージーなものの魅力にどっぷりハマっていったように思います。
実は今回リリースされたこちらのコートは国内のアパレルブランド”Product Twelve(プロダクトトゥエルブ)”との共作のもの。
Product Twelveは生地の製法や糸の選定から拘り、実用性を重視したデザインと高機能素材を用いたアイテムが強いブランドです。
PHEENYとしてはこのコラボレーションを大々的には謳っているわけではありませんが、以前から継続的にお取り組みをされていて、アウターやパンツ、水着など様々な高機能ウェアをリリースされていました。
私自身コラボアイテムを愛用していたことのある一人のユーザーとして、この方々が作るプロダクトには絶対的な信頼を置いています。
機能面に強いProduct Twelveとレディースブランドとしてのデザイン美を持つPHEENYが融合されたことで生まれた今回のプロダクトは、2つのブランドの魅力が存分に発揮された一着になっていて、私がこのコートに決めた理由の一つにもなっています。
そんな2つのブランドが拘り抜いたディテールを順に説明していきますが、素材は超撥水のナイロンリップストップを使用しています。
これは小松マテーレ社という染色技術を基盤に衣料用生地から建築材、炭素繊維などの先端材料まで、多岐にわたる事業を展開する化学繊維に特化した生地メーカーのものを採用しています。
中綿アウターの最大の魅力はなんと言っても楽さ(軽さ)と防寒性に優れている点ですが、アウトドアシーンで使うことも多い為、生地のタフさという点においても妥協はできません。
今回は独自に開発された「ダントツ撥水」というものを採用しているそうで、抜群の水切れ性と高い耐久性を兼ね備えた耐久撥水を実現しています。
これは家庭洗濯を100回繰り返した後でも撥水性が持続し、さらに摩擦に強いという点も魅力。
雨や雪に濡れても大丈夫ですし、汚れてしまった時やシーズンオフの際は自宅での水洗いも可能。
日常使いをしても撥水機能が低下しにくく長く愛用できるというところにとても驚きました。
私も実際に色んなアウターを試してきましたが、同じ化繊アウターでも雨に強いかどうかでその実用性の高さが決まります。
お気に入りのアウターも雨で泣く泣く断念した経験が沢山あるので、私的にここはかなり強みになりました。
また裏面には透湿性、防風性に優れた「サイレントコーティング」を施すことで衣服内の環境を快適に保つことができるそう。
中綿やダウンの懸念点として挙げられるのが”蒸れやすさ”ですが、それを払拭したのがこの技術で、微多孔湿式PUコーティングにより高い透湿性と適度な通気性で、汗をかいても衣服内をドライで快適な状態に保ちます。
またコーティング層を極限まで薄膜化することで、生地の軽さとストレッチ性を損なわず着心地の良さを保ってくれるので長時間着用する際もストレスなく着続けることができます。
素材については専門的な分野になりますので、よく分からんな〜と思う方もいると思いますが、アウトドア好きなデザイナーの秋元さんだからこその視点で拘った素材ということで、見えない根拠と自信が私にはあります。
やはり何事も経験から学ぶ事が多いので、是非安心して選んでいただきたいと思います。
それに加えてもう一つ私がグッときたポイントとなるのがデザインです。
M-65をベースにしているとお伝えしましたが、古着を現代的且つ女性らしく昇華させることが本当に上手いブランドで、ミリタリーをベースとしたデザインはPHEENYを象徴するものだと私は思っています。
要素は残しながらもミニマルでクリーンなこのM-65は、私たち女性目線としてとても取り入れやすいものになっています。
“らしさ”がありながらも新しさを感じさせるデザインで、マニッシュなスタイルが好きな私にとっては本当にドンピシャなコートだったとでした。
細かなパターンの拘りは実際に着用していただくとわかると思いますが、腕の可動を快適に行えるように見頃と袖に縫い目のないドルマンスリーブパターンを考案していたり、肘部分にはタックを取り入れることで肘を曲げやすい構造にしたりと、動きやすさもかなり考慮してくれています。
また大容量の内ポケットを配しハンズフリーでアクティブな活動ができるようにデザインされていたりと、アウトドア好きとしても嬉しい、気の利いたディテールが詰まっています。
サイズは1と2の2サイズ展開です。
PHEENYの洋服ですと普段は基本的にサイズ1を着ていますが(身長155cmです)、今回のアウターはあえてサイズ2を選びました。
【1】着丈-107 身幅-62 裄丈-74(cm)
【2】着丈-112 身幅-65 裄丈-77(cm)
先ほどもお伝えしたとおり、私は極度の寒がりなのでたとえ暖かいアウターであったとしてもインナーは沢山着込みます。
アウトドアのシーンであればレイヤリングも沢山したいので、フリースやニットなどインナーの嵩が増えたとしてもストレスなく動けるようにアウターのサイズは予め大きめを選ぶことが多いです。
このPHEENYのコートは元々極端にビッグシルエットというわけでもないですし、着丈も引きずりそうなくらいのスーパーロングというわけでもないので、サイズアップして着るのにも全く問題はありませんでした。
もし私みたいに沢山着込みたいという方がいらっしゃったら、サイズをあげてみるのもお勧めです。
では最後に今年の冬私がやりたいスタイリングで実際に着てみました。
お気に入りの4パターンで撮影してみましたので、冬のイメージを膨らませていただけたら嬉しいです。
【 style 1 】
(CREDIT)
ANOTHER ASPECT “SCARF 1.0”
【 style 2 】
(CREDIT)
refomed “F-LINE refomed SUBU”
【 style 3 】
(CREDIT)
extreme cashmere “bandana”
OLD FOLK HOUSE “Jewelry Sweat Pants”
【 style 4 】
(CREDIT)
MY___ “MY BASIC DENIM”
実際に色々コーディネートしてみると私の好きなスウェットやデニムでカジュアルに着こなしながらも、いつものショートダウンで合わせた時とはかなり雰囲気が変わって新鮮でした。
スラックスや革靴を足すと上品な雰囲気に仕上がりますし、これならタウン使いとしてもしっかり活躍してくれそうです。
このコート自体はとてもシンプルなデザインということで今年は色や小物使いで可愛するのがポイント。
これに合わせて新しく手袋やスカーフも買い足せたらと、また次のお買い物の妄想を膨らませているところなので、#4も何かご紹介できるようにお買い物モチベーションを常に上げておこうと思います。笑
今年のアウターをまだゲットできていない方は、三浦の一押しアウターを是非チェックしてみてください。
○お問い合わせ先
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1LDK annex 三浦
November 27, 2025, 11:26 AM
Category: PICK UP
What is ordinary
“普通”ってなんでしょう?
こんにちは。1LDK annexの田代です。
“普通”だから良い。”普通”だから面白くない。前後につく意味合いで伝えたいニュアンスがガラリと変わるから、その一言自体はとても抽象的である。
はたまた、自分の”普通”が誰かにとっては”普通”ではない。その逆も然り。
自分も割と言うことが多いのが「”普通”にいいですね」
ということは自分の中では”普通”ってすごく前向きな言葉として捉えているんだな、と。
哲学的な話がしたいわけではありません。そんな普通にいいですねって言えるもののお話がしたかっただけなのです。
ENCOMING “ENST DENIM TROUSER / DARK NAVY“
普通のデニム。でも普通じゃない。だからセレクトしているとも言えますし、なぜわざわざENCOMINGなのかというのもちゃん理由があるのです。
ENCOMINGを語る上で個人的に大事なポイントの一つがパンツにあります。最初に穿いた時からそうなのですが形がとにかく綺麗。極端な話誰が穿いても美しいと言っても過言では無いくらいだと思っています。
ブランド内で提案されるスラックス、カジュアルパンツとジャンルに関わらずその認識は共通で持っています。だからこそ何からその良さを知ってもらうか考えた時に私たちにとっての”普通”であるデニムから紹介するのが素直なのかなと。
いろんなブランドでデニムをセレクトする中で、明確に違いを持って選んでいるのですが、ENCOMINGはその形と生地感にあります。英国的なムードを日本人目線でという特殊な体系のブランドだからこそ狙っていくデニムもアメリカ的ではなくヨーロッパ的な解釈が加えられています。それは先ほどの形やデザインによるところからも理解できますし、何よりデニム生地の産まれも関わってきます。
デニムといえば皆さん最初に想像する地域といえば岡山県だと思います。世界に誇る日本のデニム産地。ですがENCOMINGが使ったのは山梨県のデニム。デニムの産地として有名では無いですが、富士山の麓ということで良質な水の流れるその地域は衣類産業が発展し、素晴らしい生地を産む日本の代表産地の一つとなっています。
その土地ならではの特徴から、ブランドの狙いたいヨーロッパ的な雰囲気のデニムを制作するにはうってつけの場所だったのでしょう。
その特徴としては少し甘めで柔らかな質感に織られた12ozの少し軽めの生地。全体的な色味も少し濃いめのインディゴであり、ステッチも同色にすることで全体的に上品な印象のデニムになっています。デニムだからの粗野な印象を感じさないこの綺麗さをスラックス型ではなく、5ポケット型を採用しながら表現しているのがすごいなと(厳密には6ポケットなのですが)。
しかもこれはブランド内だと”普通”のアイテムなのも面白いです。
ブランドとして加工や織物に強みを持つので、アイテム単体でパワーを感じるラインナップからするとこのデニムはバランサーな立ち位置だと捉えています。
しかし、いろんなデニムをセレクトするannexからするとここのデニムは”普通”ではない。このギャップがセレクトの面白さであり、より私たちの表現したいイメージを強くお届けできるのだろうとポジティブなギャップとして捉えています。
coat – ENCOMING “OVER PARKA COAT / BROWN“(着用サイズM)
knit – YOKE “Cashmere Wholegarment Crewneck Sweater / ROSE RED”(着用サイズ3)
denim – ENCOMING “ENST DENIM TROUSER / DARK NAVY“(着用サイズ32)
合わせのとこでいえば、結局デニムなので自由な発想で取り入れては欲しいです。ただ、個人的には綺麗なパンツということで、革靴で合わせたい気持ちが強いです。スニーカーだとしてもソリッド寄りなものを選びたい。気合いを入れてるつもりは無いですが、そんな感じになってしまうくらいの心意気が大事だと思っています。
余談ですが、綺麗な形なのにヒップは少し下めなんです。正面、横の脚線美に反してどこかストリートなニュアンスのあるバックシルエット。デニムらしいカジュアルパターンの側面をちゃんと持っているのが親近感が湧く理由なのかも、、、?
coat – and wander “fishtail Octa coat / BLACK“(着用サイズL/XL)
denim – ENCOMING “ENST DENIM TROUSER / DARK NAVY“(着用サイズ32)
人それぞれな普通のニュアンス。皆様はこれを普通としますか?しませんか?
どちらとしてもポジティブな要素として捉えて見てください。
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1LDK annex 田代
November 24, 2025, 6:10 PM
Category: PICK UP
FELTED MERINO WOOL SERIES
Zarabiya at 1LDK annex 【 2025.11.15(sat.) – 11.27(thu.) 】
Valentine POP-UP STORE at 1LDK annex【 2025.11.21(fri.) – 11.30(sun.) 】
こんにちは。1LDK annexの杉浦です。
先日、坐禅を組みに京都に行ってきました。
慌ただしく過ぎていく繰り返しの日常が、途端に休符が入ったようにリズムが変わった感覚になりました。お寺の住職さんがおっしゃっていたのですが、やはり何事も体験してみること。だそうです。
体験して得た感情や動作を自分の中で噛み砕く。噛み砕いたものを反復していく。そんなことを伝えてくださりました。
全てを悟ったような語り口ですが、まぁ一回しかやってないんですけどね。また行きます、、。
そんなことは置いておいて。
今回はニットをご紹介します。
“FELTED MERINO WOOL CREW NECK”
Col: BROWN / NAVY
Size: 2 / 3
¥36,300-TAX IN
“FELTED MERINO WOOL HOODIE”
Col: BROWN / NAVY
Size: 2 / 3
¥41,800-TAX IN
“FELTED MERINO WOOL KNIT PANTS”
Col: BROWN / NAVY
Size: 2 / 3
¥39,600-TAX IN
UPから定番となった未防縮のメリノウールを縮絨加工した7Gのニットシリーズ。
未防縮のメリノウールは、水分、熱、摩擦を加えるとフェルト化するのですが、それをすることによって保温性が高く、切り口がほつれにくくなります。
それを編み目の密度をざっくりにして、やや厚手で軽い7ゲージを採用。一枚でもサマになる凛とした程よい厚みが特徴的。ゲージ数が増えると密度が上がり、糸が細くなって薄くなるイメージです。
このゲージ設定や生地選びが非常にUPらしいなと。
ゲージを上げてとろみや光沢を全面に醸し出すわけではなく、あえて大ぶりな編みでカジュアルさを出すという選択。そこにフェルト化した生地を持ってくる。
カッコつけないかっこよさへの執着を感じます。
常々言っていますが、自然体こそがファッションにおいて肝になってくる。(デザインの話ではないです。)もちろん、おしゃれをしないという意味ではありません。普段選ばないようなデザインや形も取り入れながら、着こなしのリアルな落とし所を探っていくのがとても楽しい。
そう言った面では、僕は都会的なかっこいい洋服が大好物なので、日常的にそんなものばかり着るのですが、そこに外せないのがユニバーサルです。
都会的な冷たい空気感で統一すると、息が詰まるような張り詰めた感じがするのですが、ユニバーサルが混じるだけで息継ぎができる。
人間的な隙を含んだカジュアルと品のバランスが気持ちよく表現できます。
今回のニットにしろ、ユニバーサルの役割は全ての架け橋として繋いでくれる普遍さ。今着たいサイズ感に調整しているからこそのバランス。トータルで見たときに何かしら身に纏っているのがユニバーサルです。いわば、ハンバーグのツナギみたいなもんです。
生地の面が良いのでセットアップでもおすすめ。
温かみのある柔らかい印象を持つぽやっとしたフェルトですが、リラックスしたサイズ感で生地に動きが生まれて陰影ができるのがとても上品。
車で公園にピクニックやカフェなんかに出かけても遜色ない、ファッションとして成立する絶妙なバランスです。ある程度の気だるさを含みながら余裕のある着こなし。
個人的に甘すぎる洋服に抵抗があるので、ニットのセットアップは避けてきましたがこれは絶対に着るやつ。適度にハリがあるのでグタグタなだらしなさではなく、綺麗なゆったりさが大人な方にも着やすいと思います。
リブの長さや裾口の切りっぱなしのようなディテールなど細部はかなりカジュアルな仕様。おしりポケットのダルさが個人的にかなり好みです。
素材自体のハリや光沢が強いからこそ、カジュアルなディテールがいいギャップとして映えますし、適度なラフさとして印象に残ります。
赤ちゃんの肌着でも採用されるメリノウールはゴワツキやチクチクといったストレスが無く、そこにプラスでフェルト化しているのでシンプルに暖かい。この上からアウターを羽織ったら完結できますね。
新型のフーディはスキッパーのような首元の空きは色物を着たくなる秋冬にはもってこい。なんで寒くなるとパキッとした思い切りのある色を着たくなるんでしょう。寒過ぎて生命の危機を感じ、色物で身を鼓舞してるんですかね、。なんにせよ秋冬の小物やインナーなどは、カラー物が活躍するのでそんな時にぜひ。
実は以前(2年ほど前?)、前店長西脇がこのフェルトシリーズでセットアップを企画していました。コロナによってライフスタイルが変動して行く中で、動きやすい洋服が好まれる方たちが落ち着いてきて、もう少しファッショナブルなスタイルに堅さ(上品さ)を求める方へと時代が移り変わっていると思います。
シャツやスラックスに目を奪われる瞬間が多くなったのもその影響かなと。
その中でリラックスさと品を感じるのが今回のセットアップ。
楽が先に来るスタイルではなく、かっこいい、と素直になれるニットのセットアップです。
フードもかなり深めに設計されているのでインナーにした時に出る立体感や耳までガバッと隠れる安心感は流石。
シャツにハマっているとはいえ、丸首のスウェットのようなプレーンな形は汎用性が高過ぎて手に取ってしまいます。朝忙しくてもインナーにこれ持ってくれば万事解決。
別に手を抜いているわけではありません。これ『が』いいんです。トラッドのノリでも、カジュアルでも、スポーティでも。洋服のスタイルが多々ある人も洋服に頓着がない人も。
集約してこれがいいんです。
今季も様々なニットがUPから提案されていましたが、annexではこちらのみ。
昨年でいくと、ラクーンの毛足が長いタイプなども提案させていただきましたが今季は、よりベーシックに、スタンダードに、それがテーマでした。
日常からは逸脱しないけれど、どこかラグジュアリー。ライフスタイルの質を底上げしてくれる存在です。
パターンから素材選びまでのクオリティを妥協しないことで新しいスタンダードを提案し続けるUP。
まさに名脇役です。
自然体でありながらも深みを感じるような。フツーなスタイルでも実はこだわっているのかも。と思わせられる品質の高さが日常着として手放すことができない大きな要因です。
そこに人間が着る面白さがあるなーと。普遍的で間口が広いからこそ、人が際立つと思いますし。いつものジャケット、パンツ、靴に合わせてあげてください。いつの間にか自分のスタンダードがUPになっているはず。
新型のパンツも作成されました。
同生地で、太いシルエットに裾はロール仕立て。
股上が深いので上げて調節すれば写真のように綺麗なスラックスっぽくも穿けます。あくまでリラックスパンツの枠組みですので、快適さは最高。スウェットパンツまでラフすぎるのに抵抗を感じる方はぜひこちらを。部屋着の類には収まらない光沢や質感がスタイルに柔らかさを与えてくれます。
ダウンを軽く羽織っても野暮ったく映らないのも魅力。ダウンを羽織るとそれで完結してしまうからこそパンツはこだわりたいので、適度なルーズさと綺麗な形は必須です。洒落た街着として、はたまた寒さを凌ぐ防寒着として、ファッションを楽しめると思います。
ざっとFELTED MERINOシリーズご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
気温も下がり、アウターやニットなど豊富に揃えておりますのでぜひ遊びに来てください。
では、店頭でお待ちしております。
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1LDK annex 杉浦
November 19, 2025, 5:49 PM
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ストーリーのその先。
Zarabiya at 1LDK annex 【 2025.11.15(sat.) – 11.27(thu.) 】
Valentine POP-UP STORE at 1LDK annex【 2025.11.21(fri.) – 11.30(sun.) 】
ぽこぽことした不均一な糸の表情。
何年穿き潰したんだろうってくらいの激しい縦の色落ち。
所々に飛んだ作業中に付着したのであろうシミ痕。
リフォメッドが作る洋服には、いつも”誰か”の人生が詰まっているように思います。
紛れもなく新品のはずなのに、お古を譲り受けたときのような温かい気持ちになる一本のデニムの物語です。
refomed “OLD MAN DENIM WIDE PANTS“
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
今シーズンの始まりにノリと気分で買い足したユニバーサルプロダクツのバギーデニム、最近リリースしたアメリカのオルガバッシャ、そしてリフォメッドのこのデニム。
ほんと、半年前の自分何考えてたんだよ。ってくらいデニムばかり買い足しているせいで、家のラックがそろそろとんでもない事になってきました。笑
他のスタッフからも何本デニム買うの、、、!?と呆れられてきましたが、自分的にはそれぞれ棲み分けがあるので全然別物。後悔なし。
ほんとにこのデニムは展示会で見たときから一目惚れして、予定では9月ごろには納品予定でしたが生産の関係でなかなか届かず、まだかまだかと待ち侘びてようやくお店に届いたというわけです。
かれこれ半年ぶりのご対面となったわけですが、相変わらず格好良くも渋くもある、待った甲斐のあるデニムでした。うん。やっぱりカッコいい、、、!
このブログでも触れましたが、カタチは今シーズンから登場した新型。
めちゃくちゃデカいウエストを前紐でギュッと絞って穿く存在感抜群のシルエットです。
ベルトループも付いているのでスタイリングによっては使うかな?って感じですが、僕的には紐をちょろんと見せてルーズに穿き崩したい。
OLD MANはきっとお洒落をするってよりかは、とりあえずそこに有ったから穿いてる。なんならデニムパンツはこれでいいんだよ。って言うと思うので、普段革靴派の僕もこのデニムは履き潰したコンバースとかでちょいダサで穿きたいな〜と思っています。
僕が惹かれたのはやっぱりこの加工で色落ちしまくった生地の風合い。
元々は青みのある濃いインディゴだったのでしょうが、左官職人になりたての頃から穿きまくって、洗いまくって、気がついたら色が少しずつ抜けて、、、といった感じでまるでヴィンテージデニムかのような力強い縦落ちにグッときました。
よく見るとポツポツと浮き出るようなスラブ糸が使われ、粗野な雰囲気はリフォメッドらしく漢気があり、おそらく13ozくらいの生地感なので時期も気にしなくていい。まさにこういうデニムを求めていたので、気分が上がりすぎてすでに穿きすぎちゃってます。笑
今シーズンは個人的にウォッシュデニムを取り入れようと思っていたシーズンだったのでいつも以上に色々なブランドさんで注目して見てきましたが、直感的にこのデニムパンツがいい!と思えたのは、ただ単に色を落としただけじゃないリフォメッドらしい”ストーリー性”に惹かれた部分が大きかったように思います。
気をつけていても左官というお仕事はやはり塗料が跳ねて洋服に付いてしまう事も少なくないんでしょうね。
膝周りにポツポツと”シミ痕”のようなものが見受けられて、他の洋服であれば間違いなくショックを受けるところも、このデニムパンツに関してはむしろそれが良い。とさえ思えてしまう。
「汚れなんてばっちこい。そんなちっさい事気にすんなよ。」
きっとOLD MANはそう言っていることでしょう。僕もそう思います。
このデニムはきれいに穿くんじゃない。もっともっとズタボロになるまで穿き潰してやりましょうよ。
そうそう。裾後ろにはこんな感じでレザーパッチが縫い付けられていて、まあ十中八九”擦れ防止”が目的なんでしょうけど、
OLD MANがあまりにも穿きすぎて、裾が擦り切れて紐がぴろんぴろん。みたいな。
そんなままじゃみっともないから、、!って言って奥さんが遊び心でレザーを縫い付けちゃった。みたいな。そんなストーリーまで想像してみたり、、、
最近はややすっきりめのストレートが気分。なんて言い続けてきましたが、そんな僕の気分をいとも簡単に乗り越えてきたリフォメッドのデニムパンツ。
こんなにだぼだぼなパンツは久しぶりに穿きましたが、最初からしっくりと馴染むのはきっとOLD MANからのバトンを僕たちが受け継いでいるから。
いち商品で終わらない”温かみ”とリフォメッドが作り出す”ストーリーのその先”を、一緒に紡いでいきませんか?
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 金澤
November 16, 2025, 4:22 PM
Category: PICK UP
Valentine POP-UP STORE @1LDK annex
Zarabiya at 1LDK annex 【 2025.11.15(sat.) – 11.27(thu.) 】
こんにちは。1LDK annexの三浦です。
現在開催中のモロッコラグに引き続き、本日ももう一つイベントの告知をさせていただきます。
“Valentine(ヴァレンタイン)”
26SSシーズンより1LDK annexで新たにお取り扱いするジュエリーブランドです。
2020年にデザイナーの橋本 麻由氏によって設立された、日本のハンドクラフトジュエリーブランド。
恋人や大切な人を表す単語としても用いられる “Valentine”という言葉をブランドネームに掲げています。
恋愛を彷彿させるような甘さと鋭さを併せ持つ、独自のバランスを追及したジュエリーを展開。
幅広い身体表現をバックボーンに持つ橋本さんは、 クラシックバレエの作り込まれた幻想的な世界観、ストリートダンスのリアリティや即興性をヒントに、デザインに応じてジュエリー CADとロストワックス製法を使い分け、 ストイックかつユーモアを感じさせるジュエリーを生み出しています。
そんなValentineをお取り扱いするにあたり、まずはブランドの自己紹介と致しまして期間限定のPOP-UPにてお披露目です。
期間は今週末11月21日(金)から30日(日)の10日間。
今回のイベントではブランドの定番メニューに加え、いち早く新作コレクションをご覧いただける機会となっています。
“Lost in Sweet Reverie (ロスト・イン・スウィート・レヴェリー )”
26SSシーズンは、とある映画に登場する女性がインスピレーションソースになっているそうです。
地に足のついた現実的な思考を持ちながら、 恋愛に対する抑えきれない感情を抱く女性像。感情の波に敏感で、人の心に寄り添う繊細さを持つ人間らしい彼女をミューズに掲げ、 本能的に生きることの美しさを肯定するようなコレクション。
ブランドらしい遊び心はそのままに、 繊細でありながらもどこかセンシュアルなムードを纏ったラインナップです。
( Valentine instagram: https://www.instagram.com/valentine__tokyo/ )
私が初めてValentineのジュエリーを拝見した際、ハートのモチーフやストーンモチーフなど、デコラティブで可愛いらしいアイテムがとても印象的でした。
これは手作業で削り出すロストワックス製法と3Dソフト設計の精密な型を使い分けて作られていて、温かみを持ったクラフト感とインダストリアルな雰囲気が両方掛け合わされたようなこの不思議な感覚に惹かれたのを覚えています。
例えばハートモチーフの真ん中に指穴を開け、シルバー925でソリッドな雰囲気に仕上げたHeart ring(full eternity)というコレクションは、Valentineを彩る代表的なアイテムですが、ロマンティックなムードが全面に出過ぎず、カジュアル嗜好な私たちにとっても取り入れやすい遊び心な気がしています。
相反する要素が心地よいバランスで混在するよう計算されたValentineのジュエリーは、私たちが潜在的に持っているロマンや、ユーモアの部分をうまく表現させてもらえるアイテムです。
このムードは1LDK annexであまりやってこなかったようなデザインで、皆さまにもまた新鮮な気持ちでジュエリーを選んでいただけるのではないかなと期待しています。
2024年の7月にはドイツのベルリンにも出店し、初のコラボレーションコレクションを発表するなど、海外へも活躍の幅を広げている今とても勢いのある注目の若手ブランドです。
今後1LDKの洋服とどのようにミックスしていこうか色々とコーディネートするのが楽しみです。
ユニセックスで楽しんでいただけるよう華やかなものからシンプルなものまで幅広く展開されていますので、お持ちのジュエリーや今annexでお取り扱いしているPasoやXOLOとも一緒に楽しんでいただけたらと思います。
11月23日(日)はデザイナーの橋本さんにも在店いただきますので、製作のお話やジュエリーのコーディネートについて直接聞くことができる貴重な機会になります。
ぜひ今からスケジュール調整していただき、ラグとジュエリーどちらも見にいらしてください。
Valentine POP-UP STORE
Place: 1LDK annex
Date: 2025.11.21(fri.)〜11.30(sun.)(Tuesday closed)
Time:13:00〜19:00
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 三浦
November 16, 2025, 11:42 AM
Category: PICK UP
Zarabiya at 1LDK annex #2
こんにちは。1LDK annexの三浦です。
先日お知らせさせていただきましたが、現在1LDK annexではラグのイベントを開催しています。
インテリアの分野でこうして大々的にイベントを開催するのは久々で、私もずっと楽しみにしていました。
AWも終盤に差し掛かり、洋服のお買い物はひと段落という方もいらっしゃると思いますので、そんな方に是非お次はインテリアにも目を向けていただきたいなと思い企画しました。
1LDK annexでは以前にも一度展開したことのある”モロッコラグ”にフォーカスしたイベントになりますが、またまた素敵なご縁がありお店でご紹介できることに。
今回のイベントは「Zarabiya(ザラビヤ)」というモロッコラグを中心に現地の民藝品などを扱うショップさんにご協力いただき実現しました。
実はこの縁を繋いでくれたのが先日ブログに登場した、前annexバイヤーの鈴木です。
現在は1LDKを離れ、同じ建物内のIZUMIYAのマネージャーとして今でも私たちannexチームに関わってくれていますが、普段はそのIZUMIYAの中にある( blankspace )というお店も運営しています。
そんな鈴木とは長い付き合いでありますので私がインテリア好きだという事は当然知ってくれていて、一緒にやらないかと声をかけてくれたわけですが、会場はその( blankspace )で行い、久々に鈴木と一緒のフロアで店頭に立っています。
正直洋服よりはまだまだ知識と経験の浅い分野にはなるので不慣れな部分もあるかと思いますが、私自身がモロッコラグの愛用者でもあるので、よりリアルな声をお届け出来たらいいなと思っています。
ご興味ある方はこの機会に是非お越しください。
(鈴木の方からも詳しい概要をお話してくれていますので、こちらのブログも是非一読ください。)
とは言っても、急にラグなんてよく分からん・・!という方がほとんどだと思います。
今日のブログではモロッコラグとは?というお話と、私が好きなラグの魅力についてご紹介し、ラグの世界に少しでも興味を持っていただけると嬉しいなと思っています。
( 「Zarabiya(ザラビヤ)」Instagram: https://www.instagram.com/zarabiya_deco/ )
そもそもモロッコラグとはその名の通り北アフリカの北西部に位置するモロッコで作られた手織りのラグを指します。
今回ご用意したラグたちはZarabiyaオーナーのルイさんという方がキュレーションしたもので、現地で直接買い付けたものをこうして各地のショップとコラボレーションしながら店頭販売したり、オンラインで販売したりしています。
このイベントのために沢山持ってきていただいたので、かなり見応えのあるイベントになっていると思います。
モロッコラグは元々高地の山岳地帯に暮らす遊牧民族が寒い冬でもあたたかく過ごせるように、羊の毛を使って手織りして日常的に使っていたものですが、ヨーロッパの人々を中心にどんどんと世界への流通量が増加。現代ではインテリア好きに絶大な人気を誇るラグの一つになっています。
厚手でふわふわと柔らかな毛足の長さが特徴で、天然ウールで作られたモロッコラグは調湿作用がある為冬以外の時期も快適に使用でき、我が家では季節限らず一年中お世話になっています。
洋服でもウールやカシミヤ製品を年中お勧めしているのと同じ感覚で、冬はとても暖かく夏に裸足で乗った時にも心地良く過ごすことができるので、とっても便利なものなのです。
これは天然の動物繊維ならではの魅力で、四季のある日本にも適したインテリアだと思います。
気分によってリビング、寝室、廊下など色々模様替えしながら楽しんでいますが、やはり一つ一つ高価なものではあるので長く楽しめるというのは嬉しいポイントですよね。
我が家のラグはもう6~7年は使っていると思いますが、使うほどに味わい深くなっていきますし、経年変化して毛の雰囲気や色味が変わって行くのもモロッコラグの楽しみ方の一つだと思います。
またモロッコラグのほとんどは女性たちが家事や育児の合間に手織りしているため、その一つひとつが唯一無二の貴重な存在。要するに一点物です。
洋服の世界ではオートクチュールでない限りは、そいうった一点物の製品に出会うことはまずないと思いますが、量産をしていないインテリアではこういう出会いがふとした時に訪れたりするので、グッと心を掴まれてしまいます。
モロッコラグと一括りに言っても、実は種類が色々ありまして、モロッコには現在ラグの産地が20以上もあるそうで、そこで作られるラグには地名や部族の名前が付けられています。
中でも”ベニワレン”が一番有名なデザインかと思いますが、その他にも”ザナフィ”や”アジラル”というのも多く出回っていて、産地や部族の特色がデザインに強く反映されるため色やデザインが異なります。
サイズや柄、装飾も様々で、深掘っていくととても面白いです。
またこうした伝統的なに手仕事にはそれぞれの製品に特別な意味が込められて作られているのですが、部族のアイデンティティや家族の歴史を象徴していたり、織り手の経験や願いが表現されていて、シンプルな幾何学デザインから、カラフルで複雑なデザインまでさまざまなスタイルのものがあるので、そういうのも気にしながら探していただくとより楽しいと思います。
我が家はベニワレンとザナフィを愛用していますが、私がモロッコラグの好きなポイントとしては、色んなテイストに馴染んでくれるシンプルさがとても気に入っています。
インテリア以外にも雑貨類も大好きで、普段から世界各国色んな国の民藝品や家具を集めていますが、古いものから新しいもの、国も限定せずにミックスした空間が好きです。
モロッコラグ以外にもトルコ絨毯や中東のギャッベなどの異なるテイストのものをいくつか持っていますが、私の経験上、中東系のものだったりアフリカ系のものだったりはエスニックなムードが強かったり、柄の主張が激しかったり、シンプルを好む部屋のコーディネートには少々使いづらいなと思うこともありますが、一方でモロッコラグの親和性の高さには驚きました。
モロッコのインテリアはラグに限らず、フランス植民地時代の影響を受けたことで洗練された雰囲気を持っている反面、アフリカ大陸の独自の文化による素朴さ、またイスラム圏の文化も入ってくることから、どこかエキゾチックさを持っていたりと、多様な文化やテイストがミックスされているので、私の好きなものに良くマッチしてくれるのだと思います。
洋服と同じで皆さんの好きな空間やインテリアも様々あるので一概には言えませんが、比較的どんなテイストにも取り入れやすく、新しいお部屋作りをするにもチャレンジしやすいジャンルかなと思いますので、モロッコラグは本当にお勧めです。
今回ご用意いただいたラグは家族でお住まいの方は勿論、一人暮らしの方のお部屋にも使える小ぶりなサイズのものも幅広く取り揃えましたので、色んなライフスタイルの方に手に取っていただけたら嬉しいです。
店内こんな感じでかなり盛り沢山で見応え抜群です。
モロッコの可愛い食器や雑貨もご用意いただいたので、お土産感覚でお持ち帰りいただけてお勧めです。
と、色々店内を物色していたらまた一つ可愛いラグを見つけてしまいました。最終日までに検討しようと思います。笑
そんな感じで今回のイベントは鈴木と一緒に盛り上げていきたいなと思っていますので、皆様どうぞ宜しくお願いいたします。
イベントは11月27日(木)まで開催しておりますので、どこかのタイミングで是非。
ラグは全て一点ものになりますのでお早めのご来店がお勧めです。それでは皆さまにお会い出来ることを楽しみにしております。
○お問い合わせ先
1LDK annex
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1LDK annex 三浦
November 15, 2025, 7:04 PM
Category: PICK UP
Zarabiya at 1LDK annex
こんにちは。鈴木です。
こちらのブログではかなりお久しぶりです。その昔、annexで店長をしておりました。最近はコチラに生息しております。
いきなりなんですが、ここ1LDK annexで「モロッコラグ」のイベントを行います。
ベニワレンを始めとした、様々なモロッコラグやモロッコ雑貨をご覧いただき、当日お持ち帰りいただくことも可能です。
全て”Zarabiya(ザラビヤ)”というモロッコラグやモロッコ雑貨を扱うショップのモロッコ人オーナー、ルイ氏がキュレーションしたラグたちで、モロッコ民族のベルベル人が一枚一枚丁寧に編み込んで制作した物になります。
今回このイベントを行うに至った経緯だけ説明をさせていただきますと、別のイベントで知り合ってお世話になっている現”UZ GENERAL STORE”の店主、Shunさんからお声がけいただいたことがきっかけでした。
Shunさんは前職で海外出張が多く、プライベートでもよく色んな国に飛び回っているようでして、外国人の友人が非常に多く、とにかくバイタリティに溢れる方です。
昨年にうちでShunさんがやっているブランドのPOP UPイベントで来られた際も道を歩いているでっかいナイジェリア人に何の躊躇もなく声をかけていて、その光景に圧倒されました。
そのShunさんから「モロッコ人の友人から相談受けてて〜」みたいな感じで電話越しにモロッコラグのお話を聞き、興味はあったのですが私自身インテリアにはかなり無頓着でして、、自分が主導してイベントを行ったとしても何だか嘘っぽくて説得力に欠けるな、と。
で1LDK annexでインテリアに最も精通している人物といえばレディーススタッフの三浦でしたので、三浦に話を振ってみたところ二つ返事でOKをもらいました。
実際に三浦はモロッコラグを自宅で愛用しており、聞いた話で印象的なのはアフリカの仮面を飾っていたりとか、モロッコないしアフリカ由来の物をインテリアに積極的に取り入れているお人です。
ですのでまた後日、三浦視点で今回のイベントやモロッコラグについてブログで語ってもらいたいと思います。
Zarabiyaのラグはモロッコ人オーナーのルイ氏が直接買い付けているため、相場的にもやや安めな値段設定になっているのも魅力です。
とは言え高価な物ではありますが、やはりナイロンやポリエステルのそれっぽく似せて作られた物とは全くの別物。
ハンドメイドならではのオーラを纏っており、インテリアに疎い私でもその違いははっきりとわかります。
今回のイベントではZarabiyaがセレクトしたラグを30点ほど展示販売する予定です。
会期は長めに設定しておりますが、全てデザインやサイズなどが異なりますので、早めに来ていただいた方ほど選択肢がございます。ので、是非お早めに。
またイベント初日は現在このZarabiyaのラグの販売業務を担っているShunさんが在店してくれます。
ラグの話ではなく、実際モロッコに訪れた際の話、それ以外にも掘れば掘るほど面白く興味ある話が色々と出てくるお方ですので、モロッコラグやShunさんの旅の話に興味がある方は是非11/15にご来店くださいませ。
『 Zarabiya at 1LDK annex 』
11月15日(土)〜11月27日(木)
※イベント会場は1LDK annex同建物内、入って通路左側の( blankspace )で行います。
それでは沢山のご来店をお待ちしております!
鈴木
November 11, 2025, 5:40 PM
Category: PICK UP
「インナーの新しい選択肢」
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
ここ最近通勤時に周りの方の服装を観察していると、軽めのコートやスウェット、ニットなどを着ている方がつい一週間前と比べても増えてきたように思います。
そりゃそうですよね。あんなに暑かった名古屋も最低気温が一桁の日も出てくるくらいには冷え込んできました。
店頭では意気込んで前々から着ていたユニバーサルのスウェットやへリルのゴールデンキャッシュも、ようやく外でちゃんと着れるようになってきて嬉しい限りです。笑
11月に入ったということで、そろそろリアルタイムに買い足しを検討される方も増えてくるタイミングなのかな、、?と思いますので、今日のブログでは僕の今シーズンの”挑戦枠”をおすすめしていこうと思います。
annexでお取り扱いを始めて2シーズン目となる、ENCOMING(インカミング)。
イギリス・ロンドンの大学でファッションデザインを学んだデザイナー加藤さんは、その後2年間イギリスブランドにて修行を積んだ後に、帰国後21SSに立ち上げたのが当ブランド。
素材、縫製、加工など日本ならではの忠実さ、丁寧さ、探究心でベーシックウェアをそれぞれの視点で強みを追求されるブランドさんが増えてきた中で、インカミングが作り出す洋服たちはその路線とは明らかに空気感が異なります。
僕は海外にほとんど行った事がないので、あくまで想像でしかありませんが、、、
「日本から見たイギリス」のワンシーンを切り取ったかのような、洗練された紳士的なムードが漂ってくるこの感覚。一度袖を通せばきっと共感いただけるはずです。
今シーズンのこのルックでのスタイリングが個人的に刺さりまくりで、Vネックニットへの価値観が一変しました。
これまでのannexのセレクトを振り返ってみても、僕の記憶が正しければここ4~5年はVネックニットの仕入れをしていなかったと思います。
それもそのはず。僕も前店長もキャラじゃないですし、キザになりすぎるのも色気がありすぎるのも苦手だったので手を伸ばそうとも思っていませんでした。
そんな僕でも着てみたい、、、!と素直に思えたVネック。同じくこれまで敬遠されてきた方必見です!
インカミングでは定番的に提案されている、ややタイトめなシルエットのVネックニット。
annexではサイズ3のみをセレクトし、程よくゆとりのあるサイズバランスでおすすめしています。
さて、僕がこのニットで気に入っているのはブランドが推奨している”着方”にあります。
今季のインカミングのコレクションには、ブルゾンやテーラードジャケット、レザージャケットやコートなど様々な羽織りものを提案されていましたが、このニットは初めからそれらの「インナー」に着ることを想定してバランスが整えられていました。
自分ごとですが、ここ数年ジャケットを着たい欲がマシマシで、いつもであればユニバーサルのスウェットやへリルのゴールデンキャッシュをインナーに持ってくる事が多く、どちらもクルーネックということで若干マンネリしていたところに、タイミング良く出会う事ができたのがこのニット。
セレクトをする段階で、私物のジャケットのインナーに着てスウェパンで合わせたいな〜と想像していたので、ようやく念願叶いました。
「首元のちょっとした変化」って意外と侮れません。
僕だけでなく、きっとみなさんにとっても”新しい選択肢”になってくれると思います。

( CREDIT )
PANTS: YOUTH OF THE WATER “SWEAT PANTS”
見ての通りインカミングが作る”浅V”には嫌味がなく、着る前に抱いていた不安要素なんて一瞬にして吹き飛びました。
改めて考えてみると、こういった”映える”インナーって持ってなかったな、、、と。何度も着てきたジャケットも全然違った顔をしてくれますし、意外と何色にも馴染んでくれる発色のいい水色が新鮮さもあって、いい意味で拍子抜けしています(笑)もっと早く出会いたかった、、、
ちなみに繰り返しの着用で首元がヨレにくいよう計算された編み方もしてくれているみたいです。ほんとに気が利いてますよね。
ほんとにすごく偏見なんですけど、Vネックニットには夜中3時くらいに薄暗いバーでワイングラス回しながら嗜んでます。みたいな少しムーディな印象を持っていて、、、だから距離を取っていたところもあったのですが、
インカミングはそんな雰囲気がなく、あくまで控えめに、首元にそっとアクセントを与えてくれる、あのさりげなさに僕の心は掴まれました。
少しカジュアルさを足したい方は、写真のように白Teeをインしてあげると首元にちらっと見えるバランスになりますので収まりもだいぶ良くなってくれますし、タンクトップの方は少しだけセクシーさはプラスされますが、大人が着ていてもやり過ぎな印象にならない絶妙なバランス。
先ほどのルックのようにシャツをインするのも素敵ですし、自分らしいスタイリングを考えていただくのも楽しみの一つになってくれると思います。
また、セレクトを決めた要因として”素材”が後押ししてくれました。
僕らannexメンバーは自他ともに認めるカシミヤ狂なわけですが、インカミングでも今シーズンはカシミヤで提案されていたんですよね、、、そりゃ目を惹くわけだ、、、
他でもないカシミヤを使うことで色の出方も素晴らしく、目で見てもトロッとした質感が伝わってくるほど、ふわっふわとろとろな着心地をぜひ肌で感じてみてください。
個人的に特に気に入っているのが生地の”厚み”です。
ロンTee以上スウェット未満の肉感によって、レイヤードしてもストレスにならないちょうどいい分厚さ。
かつ、ブランドとしてはややタイト目に提案しているニットなので、カシミヤ素材ならではの保温力は申し分なしです!(ブランドのサイズ展開の中では一番ゆとりのあるサイズ3なので、窮屈感はなく安心して着る事ができます◎)
大前提一枚で着ていただいても勿論OKですが、明確な”着方”のイメージを持って買い物をするのもいいのかもしれないなと今回痛感してます。

( CREDIT )
JACKET: ENCOMING “FRONT ZIP BLOUSON”
PANTS: ENCOMING “ENST DENIM TROUSER”
冒頭でもお話ししたように、インカミングの洋服には大人な色気が少しだけまぶされていて、その余裕を感じさせるムードは憧れの対象でもあり、ただ一度立ち止まって背伸びをする事なく今の自分に取り入れるには?の自問自答もシーズンを追うごとに増えてきました。
あくまで一例の僕なりのこだわりですが、「このニットにはスラックスは合わせない事」をマイルールにしています。
どうしても綺麗にまとめすぎるとセクシーさが強くなってしまいがちなので、スウェットパンツやデニムなどのカジュアルスタイルのインナーに差し込むイメージで取り入れてみると、「あれっ、、?ちょっといつもと違う、、?」くらいの”微アップデート”ができる訳です。
ずっと同じスタイルをし続ける格好良さも勿論あります。し、僕も好きです。ですが、自分の好きな軸はブラさずに少しづつアップデートしていきたいと最近は思うようになってきました。
僕にとっての今シーズンの挑戦枠、インカミングのニットはスタイルの幅を”少しだけ”広げてくれる、そんな存在になってくれそうです。
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1LDK annex 金澤
November 9, 2025, 7:00 PM
Category: PICK UP































































































































