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– CANTON OVERALLSⓇ –

 

UNIVERSALのワッフルは今が旬です。

ーGUNCLUB PLAID IN THE CITYー

シーズンムード漂うVANSのOLD SKOOL

今回はニットキャップを集めてみました!

メリノウールのニット

季節を感じる服

 

こんにちは。1LDK/DEPOT.の網谷です。

デニムを選ぶ際に僕たちは今までより沢山の選択肢を持てるようになったのはここ5年くらいでしょうか。シルエットや素材感で選ぶ方もいれば、細かいディティールやその当時の雰囲気を纏ったヴィンテージのアイテムを選ぶ方もいるかと思います。最近では現代の技術の進歩により、デットストックで買うとしたら何百万もしてしまうアイテムを、同じクオリティーで数万円も出せば買えるようにもなりました。

あの米ブランドのことだよな〜とピンとくる方も恐らくいるかと思いますが、デニムの起源があのブランドならば、日本のデニムの起源はどこになるのかも気になりますよね。

– CANTON OVERALLSⓇ –

1963年に日本国内で初めて作られたジーンズがCANTONⓇ

当時、CANTONⓇは本場米国製の生地をはじめTALONファスナーやSCOVILLリベットまでも輸入し、縫製はUNION SPECIAL社のミシンで縫い上げるなど徹底した拘りを持って本格的ジーンズ作りに取り組んだ日本ジーンズの先駆的ブランドです。

 約半世紀を経た2008年にCANTONⓇはブランド名をCANTON OVERALLSⓇと改め新生スタート。 

そして僕の父が働いていたのが、ブランド名にもなっているCANTON COTTON MILLSというデニムメーカーからデニム生地を日本に卸していた大石貿易という会社です。笑 

そんな繋がりもあってか本日ご紹介させて頂くのはこのCANTONⓇのカバーオールとトラウザーのセットアップ。まずはジャケットから。


CANTON OVERALLSⓇ 1963-715 ¥48,000+TAX-

裾に向かって緩やかに広がるAラインになっていて、袖は腕に沿うように立体的にカーブしている為か、まず単純に着易いというのが感想です。

基本的にリジットに近いアイテムは覚悟して身体に馴染ませに行きますが、これは初めに袖を通した時も見た目に反してスッと着れました。(決して柔らかいわけではなく腕を綺麗に覆ってくれる感じです。)

フロントポケットは左右非対称。左胸にはスリットポケットの様なワークウェア特有の形で、右胸にはオーソドックスなパッチポケットを。用途や着用する際に必要とされる収納が見た目のデザインとしても嫌味無く活かされています。

シャツやジャストに近いニットやパーカーを合わせた時の着用感が1番のポイント。シンチバックなどで絞らずにともこの着用感はデニムに携わり続けた日本最古のデニムメーカーでなくては出せません。

次にパンツですが、これも物凄く穿き易いです。


CANTON OVERALLSⓇ 1963-715 ¥39,000+TAX-

無骨さであったり野暮ったさであったりと本来のデニムの特徴は抑えつつ、カバーオール同様に身体の線に沿ってくれるのでスマートさすら感じる仕上がり。このシルエットはデニムが誕生する以前のシルエットとのことで1800年代頃となるともはや想像も出来ないレベルなのですが、兎に角穿けば納得します。

使い勝手の良い大きめのバックポケットと右下にはサイドポケットを配置。ダメージの出易い膝から下にかけては生地を二重にしたダブルニー仕様。パッと思い浮かぶのはダック生地によるカーハートのもので、はっきりとした主張の強さがワークな雰囲気をムンムンと感じさせる為、少し取り入れ辛さが個人的にありますが、このデニムはその印象も控えめ。ニーパッチ部分のステッチを同色にすることで良い意味で存在感を消しています。さりげないです。。

カバーオールとトラウザーそれぞれに使われているのは、CANTONⓇ1963XXの12oz未加工デニム。凹凸感と粒状に隆起がまばらに現れるヴィンテージデニムの特徴を蘇りさせたオリジナルで、「XX」(Extra Exceed)と呼ばれる織物メーカー特有のデニムに限らず特別に丈夫で良質な物に対する呼称を現在に於いて継承するような新たなCANTONⓇの目指した生地。育てて行けばきっとそれが分かると思います。

昨日自宅で大量にストックされているCANTONⓇのデニムの中から同じくデニムのセットアップを引っ張り出してみましたが、雰囲気は感覚的に全く違いました。シルエットもタイプも違うので勿論なのですが、僕が生まれてくる前から存在するものと本日着用しているアイテムのルーツは同じではあるのに全くの別物として捉えられるのはとても感慨深いです。。

店頭BGMでも流れるカナダ出身のアーティスト、DANIEL CAESERの曲の中には「Japanese Denim」というタイトルのものがあり、それは”世界最高品質で一生穿ける”=”一生の愛”という比喩で使っています。世界的な信頼と品質を誇るMADE IN JAPANデニムを是非体感してみてください。

 

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皆様のご来店を、心よりお待ちしております。

1LDK/DEPOT.STAFF 網谷

November 2, 2018, 7:54 PM

Category: AMITANI Pick Up