SCULPTURE(造形物)
こんにちは。
自称バッグ大好き女の三浦です。
お店の中では私が”バッグ担当”みたいな立ち位置でやらせてもらっていますが、今期も鞄好きを代表しまして色んなブランドから沢山の鞄をご用意させていただきました。
基本的に私は人一倍荷物が多いので、仕事の時は大きめのバックパックを愛用しています。
今はMONOLITHのSとMサイズを状況によって使い分けていて、かなり調子が良いです。
MONOLITHには出張の際や旅行の時にも沢山お世話になりました。
こちらは残念ながら今在庫がほとんど欠けてしまっている状況なので、また揃ったタイミングで改めてお話しさせていただければと思っています。
合わせてもう一つ私が愛用しているのがMARROWのバッグ。
今日メインでご紹介したいのがこちらのブランドです。
鞄以外にもウォレットやカードケースなどレザーを使ったプロダクトを展開しています。
「美しい鞄を手にすると何気ない日常が変わる」をコンセプトに、どこか独特な雰囲気のある鞄を生み出しています。
使用する革や真鍮の金具といった部品、縫製に至るまで日本製に拘ったものづくりで、日常に寄り添うミニマルな美しさが魅力です。
私はバックパックのような大きいものと、真逆の小さいバッグもどちらも大好きです。
休みの日は身軽で出かけたいのでなるべく小さいカバンを選ぶようにしていますが、MARROWのバッグはコンパクトなバッグが沢山あり、ファッションとして楽しいデザインが多いです。
MARROW
“CIRCLE FLOWER”
Color: VERMILION / BROWN / BLACK
¥14,300- TAX IN
個人的に今シーズン初めて登場した”CIRCLE FLOWER”というモデルを今シーズンはプッシュしたいと思っています。
同じ形状の正円のパーツ7枚を三角のラインで縫い合わせることで、花びらを模ったようなデザインです。
中央の口を開閉することで物を出し入れできる仕組みになっていて、ユニークで存在感があります。
MARROWの24SSシーズンのテーマは「SCULPTURE(造形物)」。
このフラワーバッグは特に今期を象徴するアイテムの一つで、一見バッグ、、? なのか、、?
と、オブジェのようにも捉えられるアートのようなプロダクトです。
MARROW
“TWIST TOTE”
Color: USUTAMAGO / BLACK
¥27,500- TAX IN
“TWIST SHOULDER”
Color: USUTAMAGO / BLACK
¥18,700- TAX IN
同時に新作で登場した”TWISTシリーズ”も同じく形に拘ったアイテムで、一見バッグらしくない不思議な形をしています。
こちらも作りは至ってシンプルで、斜めに裁断された同じ形のパーツ2枚を前後でずらして縫い合わせることで”ねじれ”た立体感を生み出しています。
バックとしては珍しいディティールでとても驚きましたが、この新鮮なフォルムにやられました。
サイズは大小2種類あり、大きい方はハンドタイプ。小さい方はショルダーバッグとして着用できます。
形のベースは同じですが、それぞれ仕様が変わることで雰囲気も異なります。
どちらのコレクションもベーシックな鞄の概念の枠には納まらない新しさがあります。
“CIRCLE FLOWER”に関してはブランドとしても鞄としてお使いいただくだけでなく、花器を入れてカバーのように使用したりすることもお勧めしていて、違った角度から活用できるのも面白いところです。
そしてこちらのフラワーバッグは全て過去のコレクションで使用した残りの革を使用し製作されています。
レザーブランドとしてのサスティナブルな活動のひとつとして、廃材を捨てるのではなく有効利用することで意匠性の高い商品を作りたいという意図から生まれたもの。
MARROWの取り組みとしても以前から、DEFECTIVE(=欠陥品)として返品された商品や過去のコレクションや材料を無駄なく使い切るため、多めに出来上がった商品やサンプル品などをオンラインストアで販売しています。
これは商業目的というよりは、行き場がなくなってしまう商品を減らすと共にブランドの商品について知ってもらうことが目的です。
アパレル業界のこの早いサイクルの中で、セールなど安い価格で時間が経つほど値下げされてひっそりと売られるのではなく、必要とする方に適正な価格で譲り、使ってもらいたいという意図で始められたそうです。
(CREDIT)
HERILL “Linen ramie Opencollar”
HERILL “Linen ramie Easypants”
MARROWのアイテムはよく吟味して作った本革と日本製の細やかな技術に、少しエッジの効いたミニマルなデザインが組み合わさって出来上がります。
傷などの無いものを作ろうとすればするほど、革の表面に加工をして隠したり捨てる部分が増えたりしますし、加工を増やすと革本来の風合いの良さや経年変化を損ねる事にもなります。
傷がつくからこそ風合いを生かした良い素材であるという考え方と、経年変化し育っていくという楽しさを感じていただきたいという想いを大切に、デザインする際にはまず素材選びから徹底的に行います。
シンプルだからこそ、作りや素材の良し悪しで仕上がりが大きく左右されてしまうので、その妥協は許されません。
このマニアックな作りの良さを分かっていただける方に向けて、何よりも気持ちの上がる心ときめくものであるために、一つ一つ心を込めて製作されています。
(CREDIT)
Nine Tailor “Agapanthus Hat”
LENO “PETITE T-SHIRT”
HERILL “Egyptian Cotton Chinopants”
使い込むほどに味わいの出る植物タンニンと、軽くしなやかで汚れなどにも強いクローム化合物とのコンビネーションでなめした両方の特徴を併せ持つ革を使用していて、自然な風合いを大事に仕上げている為、しっかりとした厚みと膨らみと使用していくうちに革らしいツヤや味わいが出てきます。
本来の風合いを損ねないよう革をほとんど漉かずに使用している為、このような仕上がりになっていると共にこの立体的なフォルムを保っています。
直立するように取り付けられた丸手のバランスも相まってこの造形美ができあがります。
また形の個性を最大限に生かす為に口元の開閉も隠しマグネットにし、あえて鞄という情報を削ぎ落とすことでこのアイテムの魅力が増しているような気がします。
ショルダータイプの方はややコンパクトなサイズ感ではありますが、貴重品はしっかり入るのでしっかり実用的です。
角線の棒状の真鍮を職人が手曲げし、さらに上側を90度捻った形状のオリジナルの金具にショルダーを通すことで本体の口が閉まる仕様になっています。
ショルダーは短く持っていただいてアレンジすることもでき、個人的には手持ちで持っていただくのが好みです。
(CREDIT)
PHEENY “Print-T COURT”
COOME “RELAXED SWEAT PANTS”
VERMILIONカラーのフラワーバッグが私は大好きで、この鮮やかな赤が夏のスタイルに良く合います。
ショルダーは元々かなり長めに設定されていて、自分で自由に調整して使う仕様になっています。
斜めがけ、肩がけ、手持ち。どのバランスも洋服、身長に合わせて変えられるのはとても便利です。
アートの要素を強く持たせながらも実用面も気を抜かないのが、やはり”日常”を大切にしたMARROWのプロダクトだな〜と共感ポイントしかありません。
(CREDIT)
YOKE “BORDER MESH KNIT SKIPPER POLO SHIRT”
HEREU “Pesca”
MARROWのお取り扱いを始めてからまだ2シーズン目と日は浅いながらも徐々にannexの定番として認知していただけているのかなと実感しています。
商品の詳細などはいつもインスタグラムで発信させていただいていますが、ブランドのお取り組みだったり、メッセージのようなところはなかなかお伝えできるタイミングが無かったので、少しでもみなさんに知っていただければと思い、今回ご紹介させていただきました。
MARROWってそんなブランドだったんだ〜と頭の片隅に入れていただくだけでも大丈夫です。
ご興味を持っていただいけた方はぜひ一度手に取ってみてください。
(CREDIT)
YLEVE “ELS ORGANIC COTTON OPEN WORK KN HENLY”
refomed “RIB KNIT PANTS”
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1LDK annex 三浦
June 10, 2024, 5:01 PM
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