24AW JOHN PARTRIDGE
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
昨年annexでもお取り扱いをスタートした、このブランド。みなさま覚えていただいていますでしょうか?
まずはおさらいがてら、ブランドの説明から入っていこうと思います。
『JOHN PARTRIDGE (ジョン パートリッジ)』
1969年、イギリス中西部に位置する町(スタッフォードシャー)で農業用品を取り扱うLandowner社のクロージングラインとしてブランドはスタートしました。
始まりは今から55 年前と歴史あるイギリスの伝統的なブランドから、昨年AWより日本限定コレクションがデビューし、僕たちのお店annexとも深い関わりのあるYOKEの寺田さんがデザイナーを務められています。これを初めて聞いた時はかなりの衝撃を受けました。
これまでのワックスドコットンのオーセンティックなイメージを覆し、現代的なアウターへと昇華させるためにデザイン、パターンは全て新しく作製されています。
また大きなポイントとして、全てのプロダクトが「イギリス製」ということ。
ここに拘りを持ち、日本から発信する新しいブリティッシュトラッドの形を表現されているのが”JOHN PARTRIDGE”です。
昨年annexではフィールドパーカーとキルティングコートの2型をセレクトし、カラーは深みのあるオリーブとブラックの2色展開でした。
対して、今シーズンはオイルドコットン縛りでアウター2型をセレクト。
「パターンはアメリカ軍のスノーパーカーをベースに、M-65 FISHTAIL PARKAのディテールを取り入れたフィールドパーカー」と「ベーシックなシングルラグランスリーブのバルカラーコートをベースに、大振りのサイズ感に仕上げたバルマカーンコート」
この生地を使用しているアウターでは珍しいカラー2色で24AWはご提案して行きます。
< 2024/10/05 (Sat.) 13:00~ Release >
“FIELD PARKA”
COL: CHARCOAL / BROWN
SIZE: 2
¥107,800-TAX IN
“BALMACAAN COAT”
COL: CHARCOAL / BROWN
SIZE: 2
¥107,800-TAX IN
「イギリス製産・オイルドコットン」と来たら、ファッション好きの方だと”Barbour”を初めに思い浮かべる方も多いのではないでしょうか、、?
僕もお恥ずかしながら、昨年お取り扱いを始めるまでは当ブランドの存在も知りませんでしたし、一番初めに思い浮かべたブランドでした。
実は先ほどお伝えした、イギリスLandowner社はBarbourの生地も開発していることで知られており、ここで採用されている生地もそれと同じものになります。
僕自身も大学生の頃にBarbourを購入しましたが、自分自身の洋服の着方に対してどこかキメすぎてしまう雰囲気がしっくり来なくて手放してしまった過去があり、少し苦い思いがあります。
IZUMIYAスタッフの窪野もよく話していますが、イギリス特有の”凜としていながら、すごく自然体”なあの感じは、日本人の僕らから見てすごく惹かれるものがありますし、真似をして自分自身に取り入れたくもなります。
正真正銘の伝統あるイギリスブランド”Barbour”ももちろん格好良い。
ですが、「日本人の僕らが見るイギリス」という視点で作られた”John Partridge”は僕にとってはすごく自然に身体に馴染んでくれる存在に感じました。
annexスタッフはみんな個性が強く、それぞれのスタイルが全く違いますが、そんなメンズスタッフ3人でスタイリングを組んできましたので、発売前に雰囲気を掴んでいただければと思います。
< Staff KANAZAWA (BALMACAAN COAT) >
< CREDIT >
FRANK LEDER “BLUE GREY WOOL SHIRT” (178cm / size M)
UNIVERSAL PRODUCTS. “WOOL WIDE TROUSERS” (178cm / size 3)
<Staff NISHIWAKI (BALMACAAN COAT) >
< CREDIT >
AFTERHOURS “BENDING LINE SWEAT SHIRT”
AFTERHOURS “BENDING LINE BAGGY PANTS(SWEAT)”
< Staff SUGIURA (FIELD PARKA) >
< CREDIT >
UNIVERSAL PRODUCTS. “JUMBERCA CREW NECK SWEAT” (OATMEAL: 165cm / size 1)
refomed “FRESH MAN DENIM WIDE PANTS (OW)” (165cm / size 2)
< Staff NISHIWAKI (FIELD PARKA) >
< CREDIT >
refomed “10WASH REVERSIBLE SWEATER” (CHARCOAL: 168cm / size 2)
AFTERHOURS “SIDE SEAMLESS PANTS” (BLACK: 168cm / size 2)
2型とも共通して、日常の生活に落とし込みやすい良い意味での”普通さ”が含まれていて、その中にはやっぱり憧れのイギリス製産という”特別感”がミックスされたスペシャルな洋服でした。
どちらのモデルも”4oz DRY WAX COTTON”が採用されていて、これまで僕が見てきた中ではかなり薄くベタつきも少ない生地ですので、オイルドコットンだからと言ってケアを神経質にする必要もなく、3シーズン気温に応じてスタイリングを楽しめそうです。
また、サイズに関して今回は2番のみのワンサイズでセレクトしています。
この2型は全体的に大振りなサイズ感で作られており、160cm台のスタッフから180cm台の方まで着ていただけますのでご安心ください!ここ数年の秋冬の気温を考えても、その日によって着込みやすく調節しやすいアウターは使い勝手が良さそうですね。
そして今シーズンのポイントとしてはやはりこの”カラーリング”が挙げられます。
いわゆるなコテコテ感を排除してくれる街着として着やすい、現代のオイルドアウターをぜひお試しください!
そしてそして、着なくなったシーズンに保管しておくための収納ケースも付属しますので、オイルの匂い、乾燥は気にしなくてOKです。ちょっとしたことですが、こういった気遣いは日本ならではでしょうし、安心して買い物をすることができる一つのポイントになりますよね。
オンラインストアも同日13時を予定していますので、こちらのリンクから飛んでご覧いただけます。
今週は他にもYOUTH OF THE WATERのポップアップ、COMOLI、HERILLからも納品を予定しています。
10月に入り気分的にもAWスイッチが入った方が多いタイミングだと思いますので、ぜひ今週もゆっくりと見にいらしてください!よろしくお願いします!
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 金澤
October 3, 2024, 6:30 PM
Category: PICK UP
YOUTH OF THE WATER POP UP SHOP at 1LDK annex
こんにちは。1LDK annexの西脇です。
今週末10月5日(土)~6日(日)の2日間YOUTH OF THE WATERのポップアップを開催します。
以前こちらのブログでご紹介しましたが、YOUTH OF THE WATERは24AWよりブランドがスタート。
今回ブランド初となるポップアップをannexで開催させていただけることになりました。
このイベントではデビューコレクションほぼ全てのアイテムをご覧いただけます。(既に完売していたアイテムも再入荷します)
またブランドコンセプトに繋がる「お茶」をイベント期間中デザイナー本人が皆様に振る舞い、直接洋服、ブランドが設立されたお話を聞いていただけます。(両日デザイナー上田氏が在店しています)
僕ららしくスタイリングしたのでイベントの予習としてご覧ください。
Left (178cm)
Jacket(251-04001) ¥118,800-TAX IN
T-Shirt(251-05002) ¥25,300-TAX IN
Pants(251-03001) ¥79,200-TAX IN
Center (168cm)
Rain Parka(251-02002) ¥96,800-TAX IN
PANTS(251-03004) ¥41,800-TAX IN
Right (165cm)
Jacket(251-04001) ¥118,800-TAX IN
Thermal T-Shirt(251-05001) ¥30,800-TAX IN
Pants(251-03001) ¥79,200-TAX IN
まずはこのイベントを通してたくさんの方に知っていただける機会になったら嬉しいです。
10月5日(土)19時よりIZUMIYA ONLINE STOREでも掲載予定です。
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 西脇
October 2, 2024, 6:30 PM
Category: PICK UP
「FRESH MAN」シリーズ
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
昨日のブログでは僕が購入したリフォメッドのトラウザーズについて書きましたが、今日はリフォメッドブログ第二弾。
今シーズン24AWから新しい試み(シリーズ)が始まり、リフォメッドらしいディテールの詰まった面白いアイデアのデニムがリリースされました。
その新しく始まる試みというのが「FRESH MAN」シリーズ。
前情報としてリフォメッドは”左官職人”にまつわるデザイン、ディテールを落とし込んだ洋服を多く展開されていますが、これまでのシリーズものでいくと、「OLD MAN」シリーズという”熟練の職人”をイメージしたアイテムがリリースされてきました。
対して「FRESH MAN」は、これからの可能性を秘めた”若手職人”をイメージしてデザインされている新シリーズで、大きめのニッカポッカを無造作に穿いている様や、どこかだらしなさがありつつもその着方が彼らのスタイルになっているような、そんな若者をイメージして作られているシリーズです。
annexではリフォメッドのお取り扱いがスタートして5シーズン目になりますが、僕も店長西脇も三浦もブランドの見せたい世界観、服作り、そしてデザイナー安藤さんのキャラクターが大好きでそれぞれの視点を加えて毎シーズンオーダーをさせていただいています。
そんな24AWの買い付けで展示会を見させていただいて、お店に戻り話し合いをしてまとめていくわけですが、僕ら1LDK annexはデニムショップと言っていい程、各ブランドさんから細かいニュアンスの違うデニムを毎シーズンセレクトしていますので、この「FRESH MAN」シリーズは満場一致でお店として提案して行きたいメニューでした。
< refomed >
“FRESH MAN DENIM WIDE PANTS (OW)“
COL: INDIGO
SIZE: 2 / 3
¥38,500-TAX IN
股上が極端に深く、存在感のあるワタリ幅からズドンと下に向かって落ちていくシルエット。
勝手に名付けますが別名「腰履き”風”デニム」です。
世代的にも腰履きというのは通ってきていませんが僕の目線から見てもすごく新鮮で、これまでの定番ニッカポッカとも違うニュアンス、見た目でいくとかなりボリューミーなバランスが、実際に穿いてみると「???」となる収まりの良さがきっとクセになります。
いい意味で、こんなデニムこれまでに見たことありますか?!
独特な溜まり、裾周りの収まりの良さに直結してくるのが、この裾裏の仕組みです。
穿いた時に自然なクッションが生まれるようにゴムでギャザーを施し、意図的にボリューム感を作り出しているそうです。
まさにリフォメッドならではの斬新なアイデアが詰まったデニムで、いつもとは少しだけ違う”ちょっとした変化”の付け方が毎度のことながら上手く、実際これを穿いてどうスタイリングしていこうかとワクワクさせられる洋服を毎シーズン提案してくれるのでファン目線で純粋に楽しませてもらっています。
そして背面のレザーパッチは中央に配置されていて、上下のみステッチで固定されているのでベルトループ代わりとして使用できます。
よーくみると、「refomed」の刻印もされていて、穿き続けていってどんな革の変化が見られるのかも楽しみですし、リフォメッドの洋服は買った”その後”のことをすごく大切に考えられているので、着ていく方の環境、頻度によってもアジの出方が変わるのが面白いと思います。
< CREDIT >
refomed “10WASH REVERSIBLE SWEATER” (BEIGE: 178cm / size 3)
refomed “FRESH MAN DENIM WIDE PANTS (OW)” (size 3)
そんなキャッチーな見た目のデニムですが、こういった所謂ワイドデニムはそれぞれ職人たちがシルエットや色で個性を表現する、という文化が現場にはあるそうで、その中でも特に太い「超超ワイド」や「5超ワイド」と呼ばれる極太ワイドをベースにシルエットを調整したのが今回のデニムというわけです。
僕の中では勝手に、腰履きをして裾をずるっずるに擦ったヤンチャなにいちゃんをイメージしていましたが、このデニムの持ち主はきっと真面目なんでしょうね。笑
だって、腰骨位置でグッとベルトを絞って今日もやるぞ。と気合いは入れつつ、周りに合わせてちょっと気だるさは出したいな、、なんて矛盾した気持ちを叶えるためにきっと適正サイズより少しだけ大きなデニムを穿いているんです。勝手な僕の推測ですけどね笑
まあ、とにかくこれは実際に穿いてチャレンジしてみていただきたいアイテムで、変わり種だと敬遠せずポジティブに取り入れることができたらスタイリングの幅がもっと広がりそうです。
< CREDIT >
UNIVERSAL PRODUCTS. “ALBINI FRENCH FRONT L/S SHIRT” (STRIPE: 178cm / size 2)
AFTERHOURS “FIELD BLOUSON” (size 3)
さて、このデニムをどう着こなそうか。と色々と試してみましたが、まずは僕らしくシャツを使ったスタイリングを組んでみました。
最近はあまり穿いていませんが、もともとボトムスは太いモノばかり手に取っていたので、シャツスタイルはすんなり馴染んだ気がします。
単にシャツでこのデニムだけでもスタイリングのメリハリは付きますが、AWの楽しさはやっぱりレイヤードですよね。
その上に重ねるなら、とちょうど良くハマってくれたのがAFTERHOURSのフィールドブルゾン、しかも大好物の深いネイビーのウールメルトン生地、最高です。
単丈のアウターとの相性がバッチリでしたので、ぜひご試着される際も合わせてみてください!
< CREDIT >
refomed “GRANNY ZIPUP CARDIGAN” (size 3)
展示会で一目惚れしたニットもおんなじタイミングでお店に到着しました。
おばあちゃんをイメージして作られたそうで、素朴で温かみを感じられるジップカーディガンはバランスが完璧で、これまたネイビーときたら取らない理由がありません。
他にも先に届いていたドカジャンや、レザージャケット、10WASHのスウェットシリーズなど今のタイミングであればスタイルでご紹介できますのでぜひまとめてご覧ください!
< CREDIT >
refomed “CASTRO JAMPER” (BLACK: 178cm / size 3)
refomed “RIGHT HANDED DENIM PANTS (OW)” (size 3)
実はもう一型デニムはセレクトしていますが、話しすぎてしまったのでまたの機会にこちらもご紹介させてください!
早い話ですでに25SSのrefomedの買い付けも無事終わりましたが、このFRESH MANデニムは継続して展開されていて、これからの新たな定番アイテムにしていくのだなと展示会をお邪魔させていただいて改めて感じました。
ここまでブランドが進んできて、定番と呼ばれるアイテムはいくつも見てきましたが、そこで止まることなくさらに次へ次へと提案してくれる姿を見ると、僕らも負けじとannexらしいスタイルに落とし込んでご紹介をして行きたいと思わされます。
そして少数精鋭で物作りをされているリフォメッドですが、今シーズンからよりインスタグラムに力を入れられていて、不定期に「Dissertation」日本語訳すると”論文”と冠したページが作られ、もっとブランドのことを細かく、そして濃い部分を知っていただける内容で紹介されていますので、ぜひ下のリンクからチェックしてみてください!
なかなかここまで消費者目線で、一つ一つのプロダクトに目を向けてくれるブランドさんも少ないと思いますし、リフォメッドチームの温かい雰囲気がインスタグラムからも感じられて嬉しいです。
10月の一週目からannexでもイベントの計画(後日アナウンスします!)があり、他にも楽しみにしていたアウター系の到着を予定しています。ここからさらに秋らしい気温になっていくと思いますので、ぜひ買い足しにいらしてください!お待ちしています!
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 金澤
September 30, 2024, 6:56 PM
Category: PICK UP
リフォメッドの不思議なパンツ
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
今日のブログでは僕の推しブランド「refomed」から、個人オーダーしていたパンツが届いたのでやや主観強めのレビューを残してきたいと思います。
< refomed >
“FORMAN DUCK TROUSERS (PAINT)“
COL: OFF
SIZE: 2 / 3
¥41,800-TAX IN
これです。待ってました!
スッラクスとも言い切れないし、ワークパンツとも言い切れない。ちょうど中間のような不思議なパンツ。
展示会で穿かせていただいた時から、サイズ感、雰囲気、素材感がいまの気分ドンピシャで、お店に届くのをすごく楽しみにしていました。
僕が普段からよく穿いているボトムスはネイビーのチノパンや、インディゴのデニム、グレーのスラックスなどこの辺りの暗めのカラーのパンツが多いので、実際このパンツは挑戦的ではあるのですが、リフォメッドならいつものスタイルにプラスワンで足してみるのも面白いかも!と思い、取り入れてみた結果正解でした。
先ほどお伝えした「ワークパンツにも見える」見え方をしているのはこの生地からくるもので、カー○ートがよく使っている生地のイメージ。高密度に打ち込んだしっかりと肉感のある”コットンダック地”で、製品加工をかけることでイヤな硬さがなくふっくらと柔らかい肌触りになっています。
そこに全て手作業によるハンドペイントが飛ばされていて、リフォメッドならではの意味のあるアプローチにやられてしまったというわけです。
商品名に入っている”FORMAN”を訳してみると、”労働者の管理をする人”。
つまりリフォメッドで言うと、左官現場の現場監督的なポジションの方が穿いているイメージでしょうか?
ただ、椅子に座って指示を飛ばしているだけでなく、ちゃんとバリバリ仕事されているんでしょうね。前も後ろもペイントだらけです。笑
でもそこが良かったんですよね。色味も真っ白だったらきっと手に取っていませんでしたが、リフォメッドが得意なオフホワイト、そこにやり過ぎてないペイント。しっかりして見えるんだけど、ちょっとやんちゃ、みたいな相反するバランスがいい感じにミックスされてる感じです。
< CREDIT >
refomed “FORMAN DUCK TROUSERS (PAINT)” (178cm / size 3)
まずは今シーズン買ったお気に入りのフランクリーダーのウールシャツと合わせてみましたが、ペイントは意外にもうるさくならずいつも通りのシャツ+ローファーのバランスでまとめることができました。
やっぱりこのパンツにもローファーで合わせることが一番に頭に浮かびましたが、いつもとボトムスを変えるだけでここまで見え方が変わるものかと驚かされます。
いわゆる王道なクラシックなスタイルももちろん好きですが、1LDK annexで提案させていただく以上、日常的な目線とファッション的な目線は常に心がけていて、
僕のスタイルの軸であるフランクリーダーに合わせるパンツを考えた時に、いつも通りのネイビーのチノパンでも、グレーのスラックスでもどちらも正解だとは思うのですが、たまには味変でリフォメッドが提案してくれる本質的な要素もありながらストーリー性もあって素材のチョイスも面白いこんなパンツを取り入れてみるのもいいんじゃないか、と思います。
もちろんAWの洋服を揃えていくにあたって最優先に揃えていくようなパンツではないと思いますが、ある程度下地が整っている方、ファッションとして取り入れてみるのもアリかもと思った方、僕と同じくリフォメッドが好きな方にはぜひチャレンジしてみて欲しいです!
< CREDIT >
FRANK LEDER “DARK BLUE HERINGBONE WOOL COAT” (178cm / size M)
HERILL “Goldencash Pullover” (NAVY: 178cm / size 3)
これがやりたかったもう一つの自己満スタイリング。
今シーズンおすすめしたいフランクリーダーのチェスターコートに、インナーは僕の今年の一軍ニット、へリルのゴールデンキャッシュ。
< CREDIT >
Hender Scheme “derby #2146”
そこにこのパンツを合わせたかったんですよね。
揉みほぐされたような柔らかさのある生地の見た目からか、いい意味でかっちりとし過ぎず、ヘビー級のアウター、ニットを難なく支えてくれています。それにダークネイビー×オフホワイトのバランスいいですね。ハマりました。
今年のannexはダウンよりもコートの仕入れが多めなので、AW特有の重さのある生地感のアウターから覗かせるパンツに、このオフホワイトダック地スラックスを試してみてください!
これに関しては、スタイリングどうこうの話ではなく、モノ単体に目を向けてお話をして行きますが、
ここの”ベルトループ” が個人的にはマニアックで良い!と思わされたコアなポイントでした。
僕は小、中、高とずっと野球をやってきて、デザイナーの安藤さんも同じく野球に打ち込んできた方で今もたまに野球チームで試合をされているそうで、
annexに来られる際や半年に一度展示会でお会いする時にはお決まりの会話があります。
(金澤)「最近の試合の調子はどうですか?」
(安藤さん)「この前柵越え(ホームラン)打ったよ!」
などと全く洋服とは関係のない話をしていますが、大人になってから柵越え打つのって本当にすごいことで毎度盛り上がる話のネタです。
何が言いたいかって、このベルトループ”野球のユニフォームパンツ”のソレなんですよ。(おそらく、、)
実際野球をやる時にはもっと太いベルトを付けるのですが、こういったデザイナーのパーソナルな部分も洋服に反映されているところに僕はリフォメッドの魅力を感じます。
ファッション的にみてもこれってスラックスなの?ワークパンツなの?という面白い切り口からのアプローチで、そこに手間暇のかかるハンドペイントは自然と愛着が湧いてきますし、ディテール一つ取ってもこれってもしかして、、、?みたいな仕掛けを見つけるのが面白いんですよね。なので、このパンツは僕に取っては買わない理由のないパンツでした。
僕の中では”これぞリフォメッド”と言わんばかりのストーリー性の詰まったアイテムでしたので、つい肩に力の入ったブログになってしまいましたが、共感いただける方がいたら嬉しいです。
他にもご紹介したいアイテムがありすぎるので、できるだけクイックにブログアップできるように準備して行きます。annexブログは長いですが、お時間のある時に目を通していただけたらと思います!
それでは、引き続きご来店お待ちしています!
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
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皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 金澤
September 29, 2024, 7:15 PM
Category: PICK UP
KAYLE
こんにちは。1LDK annexの三浦です。
今日は24AWシーズンよりスタートした新ブランドをご紹介します。
Brand – KAYLE
Designer – 加東 智恵 氏
アパレルの販売員を経験後、独立して2020年にKAYLEを立ち上げ。
繊細でいて大胆、力強くて柔らかい。相反する二面性の中に生まれる美しさ。
現代社会に生きる女性の二面性を表現し、価値観や概念にとらわれない強くしなやかな生き方、その力強さと柔らかさをディテールに落とし込む。
国内のレディースブランド「KAYLE(ケイル)」が1LDK annexで始まりました。
20AWシーズンよりスタートし、今期で9シーズン目を迎えます。
縫製工場と協業した丁寧なクリエイションを大切にしていて、すべての生産は国内の工場で行なっています。
まずはご挨拶程度に、ブランドルックはこんな雰囲気のブランドです。
ジャケット、シャツ、スラックス、ワンピースなど、ややドレッシーなアイテムが多い印象で、annexで展開している既存のブランドとはまた全然違った空気感だと思います。
レディな要素が強く前に出ているのも特徴的かと。
「annexちょっとテンション変わった?」と驚かれた方に誤解を解く為にあえて言うと、これからはあえてこういう”うちっぽくない”アイテムも少しずつ足していきたいと考えていて、今回のお取り組みから分かりやすく変化をもたせています。
とは言え、決して突拍子もない事をやりたいわけではなく、あくまでも変わらないものの中にある新しさを追求した結果です。
1LDK annexもレディースを展開し始めて8年目になりますが、おかげさまで全国の沢山の方に愛用していただいていて、私たちが提案したいものもかなり定着してきました。
長いお客様ほどお店の事を本当によく知っていただいていて、私たちもびっくりするくらいの知識量で、いつも沢山の愛をいただいています。笑
一方で「annexってこうだよね」の固定概念を少しだけ変えていきたいと言いますか、色んな可能性にチャレンジしていきたいと思っていて、そういった皆さんの期待があるからこそ、新たにKAYLEというブランドをうちでやってみたいと思ったわけです。
いつも新ブランドを始める時は楽しみが9割、皆さんがどうみてくれるかという不安が1割くらいありますが(笑)、今回もとっても素敵なブランドに出会えたので自信を持ってお勧めしたいと思っています。
まずは暖かく見守っていただければ嬉しいです。
KAYLE
“WOOL KNIT VEST WAIST WAMER SET”
Color: PINK × CHARCOAL / MUSTARD × GRAY / CHARCOAL × BLACK
Size: F
¥45,100- TAX IN
まずはKAYLEがどんなブランドなのかを知っていただくのが最善かなと思いますので、1stデリバリーで到着しましたこちらのアイテムからご紹介します。
KAYLEはニットにとても定評があり、AWコレクションは特に様々なデザインのニットアイテムを展開しています。
annexではファーストシーズンということもあり、まずはブランドらしいアイテムを中心にセレクトしました。
今週に入ってからようやく秋らしい気候になってきて、皆さんの洋服のムードも秋仕様に変わってきましたね。
店頭にはもう冬ものも続々と入荷していますので、これから本腰を入れてニットアイテムたちもご紹介していけそうです。
見るからに何かありそうな、2トーンが特徴的なこちらのニットベスト。
なんとベストとウエストウォーマーがセットになっています。
配色の違う2つがセパレートするデザインで、上下それぞれをサイドのボタンで着脱させることができ、各々を単品としても機能させることができます。
これがAWに継続して作られているKAYLEを代表するプロダクトで、他にもこういうギミックが効いたアイテムが沢山あるのですが、「どうやって着るんだろう」と好奇心を掻き立てられるようなデザインに完全にやられてしまいました。
ベスト、ウォーマー共に前開きのデザインになっていて、ボタンの開き方次第でもニュアンスに変化をつけることができます。
更にウォーマーの下部にはカッティングが施されているので、垂らしても良し、インナーをチラ見せするのも可愛いです。
(CREDIT)(身長155cm)
PHEENY “Wool circular rib crew neck”
BELPER “OVERLAP STRAIGHT SKIRT”
(CREDIT)(身長155cm)
MY__ “WOOL TELECO TURTLE NECK TOPS”
MY__ “MY BASIC DENIM”
ウエストウォーマーは付ける位置で雰囲気が変わり、胸の高さまで上げて着るとビスチェのような役割も果たしてくれますし、真冬はシンプルに腹巻きとして実用させてあげることもできます。
それぞれ単品で使うとなるとまた色んなレイヤードが楽しめますし、その人それぞれのアイディアとセンスが発揮できる面白い服です。
私も色々なパターンを試して”自分の可愛い”をいろいろ見つけました。
可能性は無限大だと思うので、皆さんそれぞれのキャラクターで洋服のポテンシャルを存分に引き出してあげてほしいと思います。
(CREDIT)(身長155cm)
YOKE “REVERSIBLE SEWING MINIMAL AWARD JACKET”
MY__ “MY BASIC DENIM”
私だったらやはりカジュアルに着こなしたい。
このモノ自体は個性の強いものではありますが、これをいつものワードローブに自然に溶け込ませたいと思っていました。
デニムやTシャツ、シャツなどのカジュアルでベーシックな私たちの相棒たちに、ちょっとスパイスを足すようなイメージで時々味変してもらえたらという気持ちです。
独自のカッティングや目を惹くような可愛らしい配色はKAYLEの世界観を体現している大きな要素で、華やかさ、大人の色気、可愛らしさ。様々な表情を持ち合わせているところも魅力だと思っています。
きっと着る人によって洋服のイメージも大きく変わるだろうと思いますし、annexではこういったデザインが強く前に出る洋服は今までにあまり無かったので、今後どのようにお店に馴染んでいくのか未知数な分とても楽しみにしています。
ニット×半袖。私がやりたかった組合わせ。
日中はギリギリ半袖でいけるという日もあるので、こういった端境期にしかできない着こなしこそ可愛いなと思います。
風合い豊かなウールでもカットソーと合わせるといい感じに軽さを出してくれるので、デニムやコットン系のパンツと合わせるとこの時期から着られます。
涼しい日は勿論ロンTでもいいので、気温によって変えて使ってみてください。
ウールのニットベストは少しだけ秋を意識したスタイルができるので、この時期の衣替えにちょうど良いと思います。
ジャケットの中のインナーとしてもシンプルなデザインのアクセントとして活躍してくれます。
フロントにあしらわれている大ぶりの黒蝶貝ボタンもコーデのポイントに。
ベストとウォーマーで大きさを変えているのも加東さんの拘りを感じて好きです。
ボタンフェチの方はこちらも要チェックです!
(CREDIT)(身長155cm)
UNIVERSAL PRODUCTS. “3PATCH POCKET TAILORED JACKET”
MY__ “WOOL SILK PINSTRIPED TROUSERS”
一枚で着ると大胆な肌見せもできますが、巻き方や重ね着のアレンジで何通りもの着方が楽しめる。こういった余白のあるデザインが私は大好きです。
そしてスタイリングアイデアが試される服。燃えますね。笑
個人的にも最近はベストを着ることが多くて、その汎用性の高さにはいつも助けられています。
既存のワードローブに合わせて着るとまた新鮮なコーディネートができますし、眠っていた服たちが生き返ることもあります。
着る服がマンネリしてきたな〜という方にはぜひ手に取ってみてほしいです。
またKAYLEの洋服の良さとしてもう一つお伝えしたいのが、アフターケアがイージーである点。
自宅で洗えるものが多く、初めからシワになりづらい素材を選んでいるのもデザイナーの拘りです。
デザイナーの加東さんは現役のママさんでもあるので、着る人に寄り添ったもの作りを大切にされています。
リアルクローズとして日常に溶け込んだ際に変に気負うことなく着られる服というところも私が共感したポイントです。
同世代の方や現役ママの方々には特に有り難みが伝わるのではと思います。
私たちが大切にしているのはやはり”日常着”。
毎日着たいと思ってもらえるような愛着の湧く服を今後も提案していきたいと思っていますので沢山の方に手に取っていただけると嬉しいです。
本日より2ndデリバリーのアイテムも一緒にお店に並べましたので、このブログを読んでいただいた方はぜひ一度チェックしにいらしてください。
引き続き新ブランドのKAYLEにご注目をお願いします。
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 三浦
September 28, 2024, 5:16 PM
Category: PICK UP
やっとこの時期。
こんにちは。1LDK annexの杉浦です。
寒くなる未来が全く見えない中である日を境に気温が急に下がって急に季節の変わりが現実味を帯びてきました。
秋冬物に手を出すにはもってこいの気温。
圧倒的冬派の僕からしたらめちゃくちゃ嬉しくてその日はテンションがずっと高かったです笑
日中の過ごしやすさはとてつもないですね。外に出歩きたくなる季節。
早くも今年の冬の予定を計画中なのでワクワクです。
まぁ遊びのことは置いておいて。今回も書きます。ブログを。
何をご紹介すれば気温が下がったことによる僕の喜びが伝えられるだろうなと考えていたら、こんなアイテムが、、。
COL : BLACK
SIZE : 2 /3
¥52,800-(tax in)
ユニバーサルのミリタリーブルゾン。
イギリス軍のミリタリーブルゾンから着想した短丈のブルゾンです。
オリジナルよりも着丈は短く、身幅はゆとりを持って作られているのでインナーを仕込んでも、パンツをメインにしたい時でも使い勝手がとてもいいアイテムです。
フロントにあるダーツのおかげで着用した時に立体的に見え、マットな艶のあるウールを使用しておりミリタリー特有の男臭さや野暮ったさを感じさせない一着。
このアイテムのポイントとしては、スタイリングのバランスを取ってくれる物だと感じています。
何はともあれ着用イメージをどうぞ。
inner :YOKE “BRUSHED CASHMERE SWEATER”
pants : AFTERHOURS “SIDE SEAMLESS PANTS”
ちょうどヨークのかっこいいセーターが入荷していたので合わせてみました。
黒と赤の相性は最強です。
以前もブログで言ったことがある気がしますが、黒が大好きでほぼ毎日黒な僕にとってはとてもありがたいカラーリング。
ミリタリーベースのアイテムに対してサイズ感はもちろん、フラップボタンで柔らかい印象になっているため他のアイテムとの親和性が抜群。
ジップ全開けでフラップを見せるとアクセントにもなるのでシンプルすぎずだけどやりすぎてない絶妙な塩梅に纏まってくれます。
個人的にはチンストはつけてカッコつけたい。首周りにアクセントがあるアイテムは妙に男心をくすぐります。
ユニバーサルらしいあくまで他のアイテムを映させてくれ、引き立て役として使用できる一着。
他にも好みなポイントがあるのですが、それはダブルジップ。
実は、ブルゾンだけでなくパーカーやアウターなどダブルジップには目がないんです笑
インナーをチラ見せするだけで全体のバランスを整えてくれてスタイルも良く見えます。
今回のアイテムはカラーリングがブラックですのでオールブラックでももちろんかっこいいのですが、いつも秋冬は重ための印象になってしまうなーという方。今年はダブルジップをフル活用していきましょう。
pants : refomed “FRESH MAN DENIM WIDE PANTS (OW)”
シンプルにジャケットとして活用パターン。
先程までは一枚でもサマになる着方でしたが、こちらの羽織るだけスタイルでもかっこいいなぁ。
インナーが暗い色でも重たい印象になりすぎずになってくれます。
大きめな襟や身幅はカジュアルに見せてくれますが、色味であったりシンプルであるにも関わらず洗練された形が無骨な雰囲気を与えてくれるので何も考えずに羽織っても他のアイテムを邪魔せず調和してくれます。
普段はジャケットやアウターは閉めることが多いですが、思わず開けて内側のディテールを見せて歩きたくなるくらい。
refomedのパンツのシルエットが印象的なので引き立て役として今回のアイテムを。
スタイルの主役はパンツだと言い切れるほどパンツ好きの僕からしたらここまでパンツを「ヨイショ」してくれるアウターはないのでかなり推していきたい。
pants : refomed “RIGHT HANDED DENIM PANTS (OW)”
裾に絞りが付いており、がっつり絞ったバージョン。
先ほどとは打って変わってスッキリしたデニムと。
このデニムもたまらなく形がいいです。
このまま行くとデニムを紹介するブログにすり替わりそうなのでやめます。
どシンプルスタイル。かっこいいと思います。一番リアルに着たいと思えるスタイリングではないでしょうか。
絞った後内側に織り込んでいるのですが、溜まり具合もちょうど良い。
絞ったことでスッキリとした印象になりながらもフロントのボタンが際立つこのアイテムの良さがわかるスタイリング。
序盤でも説明させて頂きましたが、艶感のあるウールを使用しているためラフすぎず適度なカッチリ感も演出してくれます。
袖口のマジックテープも付属しているのでご自身で絞りを調節していただけます。
パンツや靴によって袖の溜め具合も変えていくとより面白く着用できそう。
今回は以上になります。
日中と夜の気温差が激しいですが体調を崩さないようにしていきたいですね。
九月も終盤ですので気合を入れて秋冬を楽しんでいきましょう。
では店頭でお待ちしております。
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 杉浦
September 27, 2024, 6:20 PM
Category: PICK UP
24AW YOKE
こんにちは。1LDK annexの西脇です。
やっと名古屋もジメジメした暑さが和らぎ少しづつ秋を感じられる気候になってきました。
買い物スイッチがオンになった方も多い1週間で、連日たくさんの方にご来店いただいています。
日々各ブランドからメインアイテムの入荷が続々と到着し、今期のメインディッシュをどれにしようか悩むラインナップが多く、インスタグラムではクイックに情報を出せるようにして、ブログでしっかりと具体的な情報をお届けできたらと思っています。
引き続きそれぞれチェックしていただけたら嬉しいです。(今週末も盛りだくさんです)
さて数日前にYOKEから新作デリバリーがあり一斉に商品を並べました。
24AWのYOKEはブランドがさらに進化していく様子を強く感じていただけるコレクションになっています。
そのインパクトとしてこれまでで1番多い140品番で構成。カラーバリエーションを含めるとさらに増え、それはもう圧巻な雰囲気でした。
もちろんただ多くなった訳ではなく、これまでの経験を踏まえてテーマに沿ってアプローチしたいことを表現したらこうなったとデザイナーの寺田さんは仰っていましたが、ワンシーズンでこれほどの洋服を考えらるのかとただただ驚かされました。「ぜひ全部見て欲しいです。大変かもだけど。笑」の言葉通り三浦と二人で脳内とんでもないカロリーを消費したことは忘れません。
全て見た後の私たちの感想は「本当にすごい。とてもよかった。」とシンプルにそう思いました。
これまでも一緒に様々な取り組みをしており、いつも近くでブランドのことを見させていただいていたのでよりいろんな感情で溢れました。
そんな24AWコレクションのシーズンテーマはピエール・スーラージュの作品からインスピレーションを受け、”黒へのアプローチ”を色々な角度から考え、追求したコレクション。
黒と言ってもさまざまな黒がある訳ですが、色々な素材を使って表現しているのも特徴です。例えばマットなブラックはレザーやニットの素材で、光沢感のあるブラックは合成系で。
そしてそのブラックスタイルに重ね、アクセントを加えていくためのカラーバリエーションとしてブランド初となる発色の良いカシミヤを使ったニットやリバーシブルのストールが用意されています。
他にも植物由来のバイオマスを主な原料として、微生物発酵(ブリューイング)プロセスにより作られる人工タンパク質素材「Brewed Protein™」をカシミヤ、ウールとブレンドさせた上質な生地を取り入れたり、リバー、スプレー加工等々あらゆるテクニックで作られているところにも注目していただきたいです。
色、素材、加工、そして作る上での様々な技術、どれか一つを強みにしても十分コレクションとして成立する訳ですが、この構成と選択肢は今の寺田さんの最大限の経験を生かして勝負したラインナップだと思っています。
とても悩みましたが、ブランドとしてのスタイルと、annexのスタイルとして提案していきたいアイテムの両面を考えてセレクト。絞りに絞り今期は全17型で皆さんに提案します。濃い部分を抽出できたと思います。
前置きがいつも長くなってしまいますが、今日はそのYOKEのコレクションから僕がおすすめしたいアイテムをご紹介します。
YOKE
“REVERSIBLE SEWING MINIMAL AWARD JACKET”
“REVERSIBLE SEWING DOUBLE BREASTED HALF COAT”
リバー仕立てのハーフコートとアワードジャケット。
18.5μのエクストラファインメリノウールとカシミヤの混紡糸で織り、両面ビーバー加工を施したやや起毛感があるのが特徴です。程よい厚みがありながらも柔らかさと軽さがしっかりと感じられる着心地です。
なんと言っても注目したいのが縫製部分。
先程お話したウール生地を縫い繋げて1枚の生地に仕立てたリバー仕上げになっています。
店頭で「リバーってなんですか?」「ダブルフェイスとは違うんですか?」とご質問いただきますので説明します。
まずリバーとは2枚の布を縫い繋げて1枚の布に仕立てる技法のことです。ダブルフェイスは生地を2枚重ねて使用することです。共通しているのは裏地(キュプラやポリエステルなど)がなく、どちらも触り心地が良いなどの特徴があります。
今回はリバー仕立てに着目してお話しますが、率直にこの製法は本当に大変なんです。
全て手作業で丁寧に仕上げていかなければいけないので、膨大な時間と労力が求められます。まさに職人さんありきなんです。
表から縫い目が見えないように縫い合わせる手まつりになるので上質に美しく洋服が仕上がることから着物や高級テーラードなどに用いられることが多い技法です。
時間を掛けて作られた生地はなんと言ってもとにかく軽くて暖かいのが魅力だと思います。
今回こちらの二型もできる限りミニマルにするため、ステッチを出さない縫製やフロントのファスナーテープが見えない仕様にするなど、各所手の込んだデザインになっています。
僕がこのYOKEのリバーシリーズに惹かれた点はこうした製法で作られたこと以外にも理由があります。
自分が提案しているスタイルにリバー仕立てのような上品で綺麗な生地の服はデニムやスウェットのスタイルに合わせるには、品の良さが際立ち過ぎてうまく馴染まないのが懸念点でした。
ただ寺田さんが提案する部分の良さは以前別注したMA-1とかのミリタリーアイテムもそうですが、「やり過ぎない」温度感の生み方が本当にうまいと思っています。
今回で言えばこの綺麗なリバー仕立ての生地をアワードジャケット で仕上げているのは目が惹かれました。所謂ストリート、カレッジのアイテムを逆の雰囲気で仕上げているのは面白いですし、自分の様なスタイルにも合わせやすくなり、実際に着てみて凄くよかったのでセレクトを決めました。
refomed “10WASH REVERSIBLE SWEATER”
refomed “FRESH MAN DENIM WIDE PANTS (OW)”
YOKE “BRUSHED CASHMERE SWEATER”
YOKE “Brewed Protein™ Blend Wool 3PLEATED WIDE TROUSERS”
いつもの雰囲気で合わせつつ、アイテムは全て今期の新作アイテムでスタイリングしました。
金澤には今期のブランド提案である、カシミアニットと「Brewed Protein™」のパンツで合わせてもらいましたが、僕ららしいYOKEで提案したい空気感が伝わったら嬉しいです。
そしてやはりリバー仕立ての魅力がしっかりと伝わるコートを。
シンプルに凄くかっこいいと思います。しかもロングではなくミドル丈なので色気が強く出過ぎず着やすいコートになっています。
前を開けて着るとラフな雰囲気で生地の良さが出ますし、逆に寒い日には首までしっかり締めて着ると防寒面とコートの格好良さをしっかりと感じていただけます。
こちらのコートは三浦も気に入っていて、ぜひ女性にも提案したいということでサイズ1も用意しています。またどこかのタイミングで彼女の着こなしも見れると思うので楽しみにしてください。
それぞれのモデルどちらも本当に素晴らしいのでたくさんの方に試していただきたいです。
まだまだご紹介したいアイテムがありますがまた次回ご紹介していきます。今日お伝えした情報含めて引き続きYOKEのコレクション、アイテムを楽しみしていただけたら嬉しいです。
さてちょうど先週末の三連休にお越しいただいた何人かのお客様から「今年は天然繊維が多いですね。」と声を掛けていただきました。
まさに一番変化させた部分を気づいていただけて嬉しかった訳ですが、現在の店内を見ていただくと本当にその様子がよく分かると思います。
コロナ禍から昨年までは「化繊」を中心に日常的に「過ごしやすい」スタイルを意識して買い付けしていました。(ゼロになる訳ではありません) ただ結構この手の服はしっかりとやり切れたと思っていて、むしろ今まで選んでいただいた服をどうアップデートして着られるかを考えていました。
そこで24AWからは初めて海外出張の買い付けもチャレンジさせてもらい、取り扱いあるないに関わらずこれまでで一番たくさんの国内外のブランドの洋服を見て視野を広げる時間を大切にしました。(100ブランド以上数千着..)
また昔からお世話をしてもらっている名古屋栄にあるUnlimited-lounge-のバイヤー鵜飼さんと一緒にパリ出張へ行き、お互い違うお店同士でコミュニケーションを取りながら買い付けしたのも初めての経験でした。鵜飼さんならではの洋服の本質を大切に考える視点と、徹底的にこだわりを持って洋服を選ぶ姿勢はとても勉強になりました。(個人的にこちらのブログが好きなのでぜひ読んでみてください)
色々な国の方の価値観や考え方、デザイン、素材、本当に様々な選択肢と解釈があることを肌で実感し、改めて世界は広いんだなと思うと同時に、日本の洋服ブランドの豊富さと製品のクオリティの高さも再認識した訳です。
そこで24AWシーズンの買い付けでは自分の中の考え方を広げて、新しい基準も持ちながらセレクト。素材が強い服、高い技術が求められる服、アイディアが面白い服等、より様々な視点で考えて選んだ服が揃ったと思います。連日ご紹介している一つ一つの洋服がその答えになります。
あくまでもannexらしいベースは変えず、今までご紹介してきたアイテムとの親和性も大切に考えながら皆さんに楽しんでいただける提案を心掛けています。
様々な理由で価格帯も顕著に振れ幅が広くなっていますが、annexのお客様はかなり幅広い層の方に来ていただいているのでそれぞれの方に合ったニーズの洋服を用意しています。慎重になるアイテムも多いと思いますが皆様に納得して選んでいただけるよう僕らも努めていきます。
分からないことや気になることがあればお気軽にご質問ください。
長くなりましたが、今週も自信を持っておすすめできるメニューばかりですのでたくさんの方のご来店お待ちしています。
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1LDK annex 西脇
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September 26, 2024, 6:40 PM
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WOOL TRACK JACKET & PANTS
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
あっという間に9月も終わりに差し掛かり、昨日の雨を境に一気に湿度がなくなってカラッとした秋の気温になってきましたね。
早めから買っていた秋服、冬服が全然着れないぞ!と、全国の洋服ラバーが嘆いていたと思いますが、ここからがようやく本番です!
自分自身チャレンジしてみようかなと思っていた、オススメしたいアイテムが届きましたので、今日はそちらのご紹介を!
< UNIVERSAL PRODUCTS. >
“WOOL TRACK JACKET”
COL: BLACK
SIZE: 2 / 3
¥39,600-TAX IN
“WOOL TRACK PANTS”
COL: BLACK
SIZE: 2 / 3
¥33,000-TAX IN
それがこちら。いい感じに気の抜けたセットアップです。
僕個人でいくとこういったトラックジャケット、そのセットアップとなるとこれまでに一度も手を出してきたことのないアイテムで、セットアップといえばテーラードのジャケットにスラックスのような王道をこれまで少しずつ集めてきました。
スポーツ系のアイテムは正直苦手意識を持っていて、自分が着たい洋服の着方に対して上手く取り入れられるイメージが持てず中々選べずにいました。
ただ今回このユニバーサルのトラックジャケット、トラックパンツはそういったことを気にせず取り入れることができた訳です。
というのも、某アウトドアブランドやスポーツブランドでいくと所謂ジャージ素材で作られていることが多く、スポーティーな印象がどうしても拭えないアイテムですが、
ユニバーサルでは「WOOL 44%, COTTON 56%」
メリノウールとコットンを配合したダブルフェイス生地ということで、まず第一にアイテムとしての”見え方”がかなり落ち着いた印象に変わっていると思います。ここが僕にとっては大きなポイントでした。
また、ダブルフェイス生地というのは2枚の生地を縫い合わせて1枚の生地にしているもののことを指しますが、これによって裏地を貼る必要がなくなり肌に触れる部分はサラッと着心地がよく、言うまでもなく保温性能は高いアイテムになります。
今年の冬はどうなるか分かりませんが、昨年の冬は暖冬で本格的に寒くなったのは年を越してからだったような覚えで、これからご紹介するスタイリングでいくとかなりの時期までこの2アイテムは活躍してくれるはず。
僕が今シーズンおすすめしたいスタイル、ニュアンスをお伝えできたらなと思います!
< CREDIT >
UNIVERSAL PRODUCTS. “WOOL TRACK JACKET” (178cm / size 3)
YOUTH OF THE WATER “PANTS(251-03001)” (178cm / size L)
まずはジャケット単体から。
自分がこのジャケットをスタイリングに取り入れるならと真っ先に浮かんだのは、シャツにスラックスのいつものバランスでした。むしろ展示会で見た時からこれがしたくて入れたまであります。笑
今シーズンのユニバーサルで買ったALBINIシャツをインナーに、新ブランドYOUTHのウールニット地スラックス。
そこにこのブログの主役を羽織るわけですが、先ほどお話しした質感からスタイリング全体のバランスが軽くなり過ぎず、むしろシャツにスラックスのままだとコテコテのバランスになるところを絶妙な立ち位置で取り持ってくれています。
いま着たい”普通さ”を追及するユニバーサルは、どんなキャラの人が着てもスタイルに馴染んでくれるアイテムばかりですが、僕のように今までだったら手に取ってこなかったアイテムを、こういった解釈で提案してくれることで一気に着たいと思える存在に変わるのも面白いですし、いままでやりたいとは思っていても自分は似合わないしな〜で諦めていたスタイリングをできることが嬉しいです。
< CREDIT >
UNIVERSAL PRODUCTS. “WOOL TRACK PANTS” (178cm / size 3)
さてお次はパンツですが、スタイリング云々の前にめちゃめちゃ穿き心地がいい!(ぜひ一度試しに穿いてみてください!)
そもそもトラックパンツとは陸上競技用のトレーニングウェアとして作られたパンツになりますが、ユニバーサルのコレはちょっと上品な街着用の休日パンツといった感じ。
ワタリから裾にかけてほぼストレートに落ちるようなシルエットで、ニットのようなもちもちとした生地感、スウェットパンツにはない素材のとろみ、動き方がクセになります。
(絞りあり)
< CREDIT >
Hender Scheme “tirolean #2146”
そして裾にはドロストが入っていて、178cmの僕でサイズ3を穿くと絞りなしで大きめにワンクッション、絞りありでくるぶしで止めて被せて穿くと下のようにややスッキリとしたバランスになります。
僕的にはローファーを履く時は絞りなしでダルっとあえてルーズに穿いて、Henderのようにボリュームのあるスニーカーの時は絞ってすっきりと見せてあげると収まりが良かったように思います。
< CREDIT >
HERILL “Goldencash Pullover” (T.GRAY: 178cm / size 3)
YOKE “LEATHER FLIGHT JACKET” (178cm / size 3)
ダブルフェイス生地ですが、生地自体はそこまで分厚くないため店頭でちらほらと「これって冬寒くないですかね、、?」と。
そこはご安心ください。
もうすぐくる秋口から春先までしっかりと快適に過ごせるパンツです。
シャツやスウェット、ブルゾンなど色々とスタイリングを組んでみましたが、改めて太過ぎず細過ぎないシルエットが本当に万能。
annexには欠かせないゴールデンキャッシュをインナーに今シーズン楽しみに待っていたYOKEのレザージャケットを羽織って色のトーンは暗めで抑えましたが、素材感も際立ち冬の装いはこれにて完成。
あとはアチアチのおでんを食べてキンキンに冷えたビールをぐいっといけば最高ですね。
< CREDIT >
UNIVERSAL PRODUCTS. “JUMBERCA CREW NECK SWEAT” (OATMEAL: 178cm / size 2)
Hender Scheme “tirolean #2146” (BLACK)
< CREDIT >
COMESANDGOES for 1LDK annex “CLEAR TWILL CAP” (BLACK)
UNIVERSAL PRODUCTS. “WOOL TRACK JACKET” (168cm / size 2)
UNIVERSAL PRODUCTS. “WOOL TRACK PANTS” (168cm / size 2)
さて、ラストはやっぱりセットアップスタイルです。
ここまでのアイテム単体のスタイリングは僕の主観を強く入れたものでしたので、セットアップはユニバーサルらしい雰囲気で店長西脇と撮影してきました。
これまでにセットアップ系を買ったはいいものの、単体使いしかしてないな。なんてパターンも少なくないはず。
僕もよくこの現象に陥りがちですが、今回のこのセットアップは休日にすごく重宝しそうなんですよね。家の近くのコメダで通称ホットミルコ(ホットミルクコーヒー)を飲んでる想像が付きます。笑
ラフなんですけど手は抜いているように見えない、でも実際かなりラクをしているスタイル。まさに大人のオフスタイルにはぴったりなアイテムではないでしょうか。
普段はこういった洋服に手を伸ばさない自分も、セットアップを着ている謎の大人の余裕感に憧れてチャレンジしてみようと思います。
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1LDK annex 金澤
September 23, 2024, 7:01 PM
Category: PICK UP
カシミヤの虜
こんにちは。1LDK annexの三浦です。
今日は私の今シーズンのリアルバイについて書きたいと思います。
“extreme cashmere”
皆様チェックしていただいていますでしょうか?
結構前にブログやインスタで軽くご紹介したことがあるのですが、今シーズンから1LDK annexで新たにスタートしたブランドです。
その名の通りカシミヤをメインとしたニットブランドで、2016年にオランダ・アムステルダムで誕生しました。
高品質のモンゴル産ゴートカシミアを使用し、ベーシックでタイムレスなコレクションを展開しています。
当店に入荷したのは6月頃だったでしょうか?
これから夏が始まろうという時に大量のカシミヤニットが到着しました。
以前に他店舗で何度か見たことはありましたが、じっくり見て、触れるのはこれが初めてで、テンションが上がったのを覚えています。
今回からお取り扱いをさせていただくことが決まり、私も絶対着てみたい!と、とても楽しみにしていました。
既にいくつか愛用しているので、今日は実際に私が気に入ったポイントだったり、ブランドの魅力についてご紹介していきます。
「素材に拘りながら、着る人の性別や体型、年齢にとらわれず、全ての人が楽しめるニット」
デザイナーのサスキア・ダイクストラ氏とカミラ・セーラ氏は20年以上にわたり、海外のメーカーでニットデザイナーとして活躍されていました。
著名なハイブランドやメゾンのカシミアのニットを手がけてきたカシミアのエキスパートです。
extreme cashmereの大きな特徴として、各モデルワンサイズのみで展開されています。
フィット感を楽しんだり、自分で好きなようにサイズ調整をしたり、自由なスタイルで楽しめる服で、ジェンダーや国境、年齢を超えて、ファッションラバーに支持され続けてきました。
初めはまず一つのセーターを100枚販売することからスタートしたそうですが、今ではコレクション毎に50品番以上ものアイテムを展開しています。
カシミヤに特化した、極端に振り切ったアプローチはなかなか受け入れられるのが難しかったといいますが、こうして彼らのポリシーを貫きながら徐々に徐々に展開規模も大きくなり、今では世界中のファッションユーザーに愛されるブランドに。
ブランドチームの並々ならぬカシミア愛によりこのextreme cashmereというブランドが存在しています。
extreme cashmere
“singlet(tanktop)”
“tina(tee)”
Color: SNOW / GRAY / NAVY
私はまずこちらの半袖Tとタンクトップをゲットしました。
半年くらい前に西脇から「来期extremeをやろうと思うんだけど」と相談を受けてから私も本格的にブランドについてリサーチするようになったのですが、個人的にレディースでやるならこれ!と決めていたのがこちらのシリーズです。
“コットンとカシミヤ”を使ったニットウェア。
数々のシルエットのインナーアイテムを中心にパンツやワンピースに至るまで幅広いアイテムを展開しています。
extreme cashmereをannexで展開するなら絶対にインナーをやりたいと強く思っていました。
普段はコットンをこよなく愛する私たちですが、最近はウールTにものすごく注目していて、様々なブランドからウールを使ったインナーをセレクトしています。
直接素肌に触れるアイテムだからこそ、心地よさ、快適さは常に追求し続けてきましたが、保温性、吸湿性に優れ、年中快適に着られるのが動物原料。
そして繊維の宝石とも称されるカシミヤ。
そんな贅沢で、最高なTシャツに我々は出会ってしまいました。
「cotton70,cashmere30」
季節によってカシミアがフィットしない国もありますが、コットンをミックスすることで暑い夏も快適に過ごすことができる。
そういう意図で生まれたこのコットン・カシミヤシリーズは日本の暑い夏にこそお勧めしたいです。
何度も改良を重ねて誕生したという拘りの素材。
さらっと軽く、柔らかで、肌触りの良さには本当に驚きました。
これは実際に体感していただかないと伝わらない感動だと思いますので、ぜひ店頭で試してみてください。
私は普段は下着の上に一枚で着ます。
もちろん汗もかきますし、ニットということでやや抵抗感があるのも分かりますが、できれば素肌で着て存分にこの気持ちよさを体感していただくのをお勧めしたいです。
この素材の利点として吸湿性の良さに優れ、汗を素早く逃がしてくれるので、むしろ心地よく着ていただけるはずです。
コットンを混合することでより気軽にシーズンレスで着られますし、夏が終わってからもインナーとして沢山使おうと思っています。
Tシャツのデザイン自体はこんなに沢山種類があるのですが、annexではコンパクトなサイズ感の”tina”というモデルをセレクトしました。
コンパクトなシルエットではありますが、ニット特有の伸縮性の良さによりイージーな着心地を実現しています。
トレンド感のあるこのサイズ感がとても気に入っていますし、風合いも相まって女性らしく上品に着られるTシャツなのではと思います。
同じくタンクトップもお勧めで、こちらもインナーとしてこの夏とても重宝しました。
Tシャツよりもネックの開きが大きいので、インナーとして使った時かなり印象が変わります。
シャツやジャケットを羽織った時の抜け感が可愛いのでとてもお勧めです。
また、サイズ感はややゆったりなのでこちらは男性にも着ていただけるのですが、実際に店長西脇も愛用していて本人もとても気に入っていました。
西脇の場合、私みたいにインナーとして見せる着方はしませんが、Tシャツやスウェットの中に着るのにちょうど良いです。
こういった見えないところの贅沢って自分一人で楽しむ高揚感と言いますか、むしろテンションが上がるのは私だけでしょうか?
非常に自己満足度の高いアイテムかなとは思いますが、大人としてそんなアイテムを持っているのもカッコイイですよね。
ちょっと背伸びしてでも実際に体感して欲しいアイテムです。
また、個人的にハマっているのがアンサンブル。
2アイテムゲットするとこんなこともできちゃいます。
私は同色で持っているのでこんな感じで着ています。
シンプルながらどこか小慣れたニュアンスがカシミヤならではだなと、カシミヤの魅力に益々ハマってしまいました。
時期によってはスカーフやベルト、ビスチェなどの小物類も展開していて、少し遊びを効かせたスタイルも楽しいのがextreme cashmere。
私もコツコツと集めていろんな合わせ方を発見していきたいと思っています。
extreme cashmere
“zoe(pullover)”
Color: SNOW / GRAY / NAVY
もう一つ、同じコットン・カシミヤを使用したニットプルオーバーも追加購入してしまいました。
こちらもワンサイズの作りでかなりゆったりとした作りになっています。
ふわっとボリュームのあるお袖が特徴的で、中性的な雰囲気がブランドらしいデザインかなと思います。
これからの時期は一枚で着るのにちょうど良いですし、寒くなってきたらジャケットのインナーで着たいです。
(CREDIT)(身長155cm)
MY__ “WOOL SILK PINSTRIPED TROUSERS”
(CREDIT)(身長155cm)
BELPER “WASHED LINEN VEST”
カラー展開はSNOW,GRAY,NAVYの3色。(今は欠品があります。すみません。)
カラバリが豊富なextremeですが、私たちはまずベーシックカラーで攻めました。
こちらを提案する上で第一に、常に私たちのクローゼットにいて欲しいスタンダードアイテム。その視点を軸にピックアップしています。
どれも普遍的なデザインばかりなので、流行に左右されないのもこのブランドの強みだなと思います。
一つ豆知識として、各商品についているこちらの刺繍。
コレクション毎に展開されているカラバリをここにあしらっています。
この些細なデザインにもキュンとしてしまいます。
個人的にはカラーものが大好きなので、次はカラフルなニットを沢山仕入れてみたいです。
展開されるカラーバリエーションはコレクションによって変わるのも楽しみなところで、その年々の気分によって合わせる色を変えることができます。
今回ベーシックカラーをゲットしてくださった方は次のデリバリーもぜひ期待していてください。
気になるカシミヤのお手入れ方法ですが、すべてのアイテムが自宅の洗濯機洗いが可能です。
これはかなりポイント高いですよね。
皆さんにもカシミヤに対するハードルを少し下げていただけたのではと思います。
私たちが実際にやっているお手入れ方法としましては、ネットに入れてウール用の洗剤かお洒落着用のものを使っています。
洗濯機に入れるのは気が引けるという方も多いですが、案外タフで私も正直びっくりしています。
手洗いなんてとてもやってられん!というのが我々の本音でもありますので、簡単にお手入れできるのは本当にありがたい。忙しい主婦の強い味方です。
またお買い上げいただいた際には、オリジナルのコームをお渡しさせていただきます。
こちらでブラッシングして毛玉を処理していただけますし、消臭、防虫効果も。
保管する際は付属の袋に一緒に入れてしまっていただくのがお勧めで、パッケージデザインも可愛くてテンション上がりますし、できる限り長く愛用していただけるようにとブランドさんの想いも伝わり温かい気持ちになります。
私たちも最後まで皆さんに安心してお買い物をしていただけるよう責任を持ってケアさせていただきますので、何かご不明点があればいつでもご相談ください。
長くなりましたがこの辺でそろそろ終わりにしようと思います。
ブランドを初めて知るという方も少しは興味を持っていただけましたでしょうか?
モノのクオリティは勿論、私はブランドの世界観が本当に大好きで、ルックやインスタグラムを見ていてもそうですが、1LDKとの親和性をものすごく感じています。
自由で、飾らず自然体の中に強さがある。
勝手ながら「私たちと一緒じゃん!」と共感してます。笑
(CREDIT)(身長155cm)
MY__ “CHECKED FLANNEL REGULAR COLLAR SHIRT”
MY__ “WOOL LIKE JERSY TROUSERS”
カシミヤの洋服はHERILLを筆頭に色々とお取り扱いしてきましたが、今シーズンからはannexの2大カシミヤブランドとしてこちらの2つをご提案していきます。
ここ数年はカシミヤカシミヤとうるさいくらいに毎年言ってきましたが、extreme cashmereに出会ったおかげで今年はさらにその魅力についてお伝えできるようになったと思っています。
両者とも全く違った世界観で勝負していますので、どちらの良さも直接お伝えしていけると嬉しいです。
おかげさまで在庫はかなり無くなってしまい、ものによってはご覧いただけないものもありますが、冬に向けたカシミヤ100の厚手のニットもまだご用意があるのでぜひ一度見にいらしてください。
最後に、以前西脇が書いたブログを載せておきます。
彼が実際にパリでバイイングしてきた時の生の声が記載されています。
とにかくチームの皆さんも本当に素敵な方々ばかりだったそうで、ブランドの大きなエネルギーを私も感じました。
まだスタートしたばかりなので、これからが本当に楽しみです。
annexチームのメンバーもそれぞれ気に入ったアイテムが違っていたり、これからどう展開されていくのか我々もまだ未知のブランドではありますので、ぜひ一緒に楽しんで欲しいなと思います。
○お問い合わせ先
1LDK annex
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皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 三浦
September 18, 2024, 6:24 PM
Category: PICK UP
今だからこの色を。
こんにちは。1LDK annexの杉浦です。
九月に入って着々と秋冬に向けての買い物は進んでいますでしょうか。
僕自身はエクストリームカシミヤから秋冬がスタートして、ユニバーサルのスウェットそしてパンツ等購入していますが、まだまだぶっ飛ばして爆買いしていきます笑
これからの納品で楽しみにしているアイテムもありますので、追々お話しさせていただきます。笑
さて今回は、店頭で見る限り熱量を持ってニットやライトアウター系を見に来てくださる方がいる中でこちらを紹介させていただきます。
HERILL
COL : Vintage Worn
SIZE : 0 / 1
¥47,300 – (tax in )
アウターやニットじゃなくてデニムかいと思われた方、待ってください。もう少しだけお付き合いください。
ワイドシルエットのタック入り4ポケットデニム。
腰回りにゆとりを持たせて太過ぎない綺麗なバランスで、すっきりとした落ち感も兼ね備えたシルエットが特徴的です。
この時期にこの色のデニムをHERILLが提案として出したことを自分なりに解釈してお伝えさせていただきます。
ですので今回はスタイリング多め。こんな感じで着ることも出来るんだと雰囲気だけでも掴んでいただきたいです。
ぜひ見ていってください。
jacket : YOUTH OF THE WATER
ウールのライトアウターで夜出かける際やもう少し気温が下がったらこのスタイルでも。
ウールとの相性が思った以上に良くて重たい素材でも負けないので暗くて重たい色になりがちな秋冬だからこそこのデニムの色合いでバランスが取れると思います。
個人的に黒が好きなので一番リアルに活躍するだろうなというスタイル。
独特なとろみがあるのでウォッシュの加工の見た目ですが、上品に纏まる。
僕はラフさを出したかったのでスニーカーで合わせましたが、もちろん革靴でも。
tops : extreme cashmere
shose : Hender Scheme
最初に説明したこの時期にへリルがこのアイテムを出した理由がわかりやすいスタイリング。
一見重ためのフルジップのカシミヤですがデニムの色合いで軽い印象になります。
この季節にあえて履きたくなるなと改めて感じさせてくれました。
上品なカシミヤと合わせることで気合を入れて着てる雰囲気がなくて気の抜けたあくまで生活の一部として着用しているのが大人の遊びという感じ笑
贅沢な遊びです。
股上をあげて履くと本当に綺麗なシルエットなのでスラックスのように使って抜け感も。
jacket : AFTERHOURS
個人的に好きなスタイリング。
アフターアワーズのウールジャケットにいなためのスニーカーで合わせているスタイリングが好きで、野暮ったい雰囲気を出したくてあえて腰履きしてます。
ちょっとナードなスニーカーが入るだけで今っぽい雰囲気に。
裾幅も比較的取られているので自然に靴に溜まってくれる為、雰囲気を変えるのがとても良いです。アフターアワーズやへリルの贅沢な生地でどうふざけようかなと考えるのが楽しい笑
序盤でも説明した通り、腰回りにゆとりがあるのでストレスがなく着ていてとても楽です。意外とこの着ていて楽なポイントがとても大切。普段から気に入って着ている物の多くは着ていて楽なものが多いように感じます。
coat : AFTERHOURS
秋冬といえばコート。
合わせた時に驚くほど自然に馴染んだので今までにない新しい発見でした。
今まででだったら黒のスウェットパンツで合わせるだろうなと思ったので自分のスタイルの幅が広がってより服を楽しめそうです。
僕のように溜めて履かなくてもジャストで着て綺麗目に振っても面白そうだと思ったのでぜひ試してみて下さい。
カジュアルに合わせたくてスニーカー多めのスタイリングになっていますが、シンプルにシャツと革靴だけでもこの時期からサラッとかっこよく着用できます。
どのスタイリングがご自身に会うかも踏まえて見ると印象も変わってくるかと思います。
今回はこれから寒くなるということで秋冬をイメージしたスタイリングでしたが、夏でもTシャツ一枚でデニムの履き方を変えていくと同じものでも違った雰囲気を出せ、通年使っていける物なので愛着も。
どう履きたいかによって選ぶサイズ感は変わってくるので、まずは今年のスタイルを決めてそれから選ぶとスムーズかと思われます。
スタイルの基盤となるのはパンツだと思っているので、良いものを長く着用していただくお手伝いができたら幸いです。
今回は以上になります。
実際に履いて感じる印象も変わってくるかと思いますのでまずは試着だけでも。
では、店頭でお待ちしております。
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 杉浦
September 16, 2024, 6:30 PM
Category: PICK UP