夢のコラボが実現しました。
こんにちは。1LDK annexの三浦です。
先日お知らせいたしました”BELPER × Paso”の別注スウェットに関しての詳細を今日は改めてお伝えしたいと思います。
BELPERとPasoがコラボレーションするのは今回が初めて。
そもそも何故この2ブランドが今回一緒に物作りをすることになったのか、そこからお話しさせていただきます。
普段1LDK annexでお取り扱いさせていただいている両者。
ブランドをご存知の方は特に驚かれたかと思いますが、全くテイストの異なる2ブランドで、ましてやウェアとジュエリーの相反するもの作りを行なっています。
前にも少しお話ししたかもしれませんが、そもそもBELPERの雰囲気は1LDKの中では異質?というかスタンダードというよりは”スパイス”のような役割のようなブランドです。
BELPERのお洋服はいつも服好きの純粋な気持ちを思い出させてくれるブランドで、コレクションを見るたびにトキメキが芽生えます。
コレクション全体で見るとかなりエッジの効いたデザインも多いので、正直うちでセレクトできるものは限られていますが、そんなBELPERに”普通”のものを作ってもらったらどうなるのだろう?
私の中でふとそんな好奇心が生まれました。
確かそんなタイミングでPasoの展示会にお邪魔する機会があり、みんなで雑談で盛り上がっていました。
BELPERのデザイナーの尾崎さん、Pasoのデザイナーの川畑さん、世代の近いお二人は普段から交流があるそうで、プライベートでも仲良しのお二人。
『いつか一緒に何かできたら楽しそうですよね〜♪』
初めは我々のそんな無責任な一声からこんな夢のような企画が実現するとは思っていませんでしたが、お店に帰ってから改めて真剣に考え、正式にお二人に依頼させていただく流れになりました。
実は店長の西脇もBELPERをannexで取り扱う前から尾崎さんとは仲良くさせていただいていたということもあり、この企画にとても前のめりになってくれていて、チームみんなでこれは絶対に成功させたいと強く思うようになりました。
初めはそんなノリみたいなところから生まれたアイディアでしたが、プロの皆さんの手にかかるとすごいスピードでどんどんと形になっていき、私の方が着いて行くのに必死みたいな感じ。
お二人の作るモノは勿論、お人柄も大好きないちファンとしては本当に夢のような出来事で、1LDK annexとしてここに参加できた事を嬉しく思います。
想いは積極的に声にするべきだなと思いましたし、伝えたもん勝ちですね。笑
そこから製作に関しては紆余曲折ありましたがなんとか無事に完成し、今週末のリリースを迎えることができました。
改めて尾崎さん、あゆみさん、ブランドに携わってくださった方々、ありがとうございました。
では、私たち3組のヒストリーをお伝えしたところで、本題に移りたいと思います。
実際にどんなものができあがったのか、お次は商品についてご紹介していきます。
今回私から依頼させていただいたのはとてもベーシックなハーフジップスウェットです。
annexといえばやはりこのアイテムに行き着きますし、今回は純粋に私が欲しかったものをお願いしました。
スウェットのボディをBELPERに、フロントジップの引き手部分をPasoに製作していただきました。
とことんプレーンなデザインに拘り、できる限り削ぎ落としていて、一見どこにでもありそうな”普通”を追求した逸品です。
ジップを開けると出てくる3者のロゴは何度見てもキュンとしてしまいます。
身幅やアーム周りにゆとりを持たせ、着丈を短く仕上げたボックスシルエットが特徴です。
ややゆったり着ていただけるように設計しており、サイズはFREEの1サイズにしています。
私くらいの150cm代の方から160cm後半の方は問題なく着ていただけるかと思います。(私三浦の身長は155cmです。)
個人的に大好きなポイントの一つが、裾、袖のリブ。
袖丈はやや長めになっていてキツめに取られた太めの袖リブによってクシュっと溜まるようになっています。
同じく裾リブも太めに設計されていて、ウエスト周りを強調してくれるようなデザインです。
実はリブの仕様も変わっていて、通常縦に筋が入るように付けるのがセオリーですが、それを逆に縫製しているところも尾崎さんの遊び心。
言われれば、あ〜!となるようなさりげないところにデザインを加えてくれるのがBELPERの魅力でもあります。
もう一つ私たちが拘りたかった点が素材。
ここは私が妥協したくなかった一番のポイントでもあります。
BELPERとしては普段スウェットはあまり馴染みのないアイテムで、尾崎さんとしてもやったことがないからこそやってみたい、と言ってくださった別注ならではアイテムです。
尾崎さんにいくつか候補の生地を探していただいたのですが、二人とも満場一致でこの素材に決定。
アメリカンコットンのようなドライタッチな裏毛で、使い込むほど風合いが良くなっていくんだろうなというイメージがありました。
実を言うと候補の中でも一番値の張る裏毛生地だそうで、工賃諸々を考えた時にとても迷ったのも正直なところ。
ですが私たちが好きな雰囲気と長く愛用していただく上でタフなものを作りたいと、ここは絶対に妥協せず私が拘ったポイントです。
実際に形になってできあがったものを見ると最高の仕上がりで、これにして良かったと実感しています。
スウェット好きのannexチームもみんなも納得の仕上がりになったと思います。
一方でPasoに依頼したのはジップタグ。
“ベーシックなものを少し特別に”
この企画を行うにあたり私の中で描いていたコンセプトみたいなものなのですが、普通ならきっとやらないであろうアイディアや、見逃しがちなものも価値のあるものにしたいと考えていました。
なので今回どういった形でPasoにご協力いただこうか悩んだ時に、単純にジュエリーを作ってもらうのは違うかなと思っていて、せっかくなら川畑さんもやった事のない事ものがいいなと、あえてこのパーツを作っていただく事にしました。
正直、シルバーでジップタグを作ったのは川畑さん意外にいないのでは?というくらい、かなり無茶振りをしたなと改めて思いました。笑
それをすんなり受け入れて実行してくださった川畑さんはさすがです。
こちらのタグにはPasoが普段使用しているSILVER925を使用した贅沢なパーツになっていて、片面にはPasoの刻印が刻まれています。
取り外しが可能で、お洗濯の際には外してお手入れしていただけるようになっています。
また、こちらも大きなポイントとして後々ジュエリーパーツとして二次利用ができるように意図して製作しています。
ジップタグとしての機能を果たしつつも、単体でもジュエリーとして成り立つようにデザインをしていただきました。
私も普段から愛用しているPasoのネックレスを毎日肌身離さずつけていますが、どんなスタイルにも馴染んでくれて、きっと幾つになっても使える人を選ばないデザインが魅力だなと思っています。
例えいつかスウェットがクタクタになって着られなくなった時も、タグ単体としてまた違う形で生まれ変わってもらえたらいいなと願いを込めて作りました。
この小さなパーツの中に川畑さんの愛情が沢山込められていますので、是非注目していただけたらと思います。
最後にデザイナーのお二方に改めてインタビューしてきました。
今回の別注に関しての想いやプロダクトの拘りを言葉にしていただき、ぜひ皆様にもお伝えしたいと、ブログへの掲載許可をいただきましたので、デザイナーの生の声もぜひ一読ください。
BELPERデザイナー 尾崎さん:
『そもそもこのブランドの並びでコラボレーションが成立することがレアなことなので、お話頂いた時に二つ返事でOKを出しました。
Pasoのあゆみちゃん(川畑さん)とは付き合いもかなり長いのですが、初めてこういう取り組みをするというのもありめちゃくちゃ嬉しかったです。
楽しい企画をして下さったよーたくん(店長西脇)、三浦さんの采配に感謝です。
アイテムについては、それぞれのブランドらしさが共存できるように、カジュアルさの中に品を保てるようなハーフジップのトップスを作りました。
アームホールのカッティングからくる袖の形状と、それが野暮ったくならないように着丈、襟の高さ、リブの幅を吟味したアイテムになってます。
素材は空紡糸を使った、ドライタッチの裏毛を使用しております。(マジ高い生地!笑)
シンプルな中だからこそ、素材感やシルエットを体感してもらえると思います。』
Pasoデザイナー 川畑さん:
『お話を頂いた際に、「やってみたい。」と思った事が今回参加させて頂いた経緯です。
ジュエリーという垣根をプロダクトとして捉える発想がとても心地よく、楽しく制作をさせて頂きました。
正直なところ1LDK annex、BELPER、Pasoそれぞれ三者三様のイメージを一つに落とし込む事自体あまり想像が出来ないと思っておりました。笑
新しい視点やイメージに対して、私たち当人同士が楽しく分かり得る関係性が今回のプロダクトに1番反映されているのではと思っております。
素晴らしい機会をありがとうございました。
今回ジップタグをSILVERでお作りさせて頂いております。
プロダクトとしてはあくまでも誇張のないシンプルなモノづくりで、Pasoらしい柔らかな揺らぎをささやかなポイントとしております。
一つ一つハンドメイドのジュエリータグ。とても制作が楽しかったです。
お洋服に限らずそのまま単体でジュエリーをカジュアルに楽しんで頂けると幸いです。』
また今回の別注アイテムをリリースするにあたりビジュアル製作も色々な方にご協力いただきました。
前回のブログにもアップした写真は、普段Pasoのルックも手がけられているフォトグラファーの堀口拓也さん(@takk_ho_)と、モデルで協力いただいた山口イレーネさん(@yamaguchi_irene)のご協力のもと完成しました。
拓也さんは準備の段階から1LDKの雰囲気を汲み取って素敵に仕上げてくださり、等身大の姿がとっても素敵なイレーネさんに可愛く着ていただけて嬉しかったです。
これにて私の準備は完了。
あとは皆さんにお届けできるのを楽しみに待つのみです。
今回の企画は1LDK annexの事をよく理解してくださっている皆さんとだからこそ良いものが出来上りましたし、annexのスタイルには欠かせないスウェットというアイテム通して新しい発見もできました。
馴染み深い日常着を少しでも特別にし、長く愛用いただきたいという想いを込めて製作しましたので、ぜひ沢山の方に袖を通していただけると嬉しいです。
こちらの別注商品は名古屋1LDK annexでの限定販売です。
都内店舗、京都での販売はございませんのでお間違いのないようお願い致します。
また、店頭優先で販売させていただきますので在庫状況次第、8月18日(日)20:00よりIZUMIYA ONLINE STOREにて販売開始致します。
尚、店頭で完売した場合はオンライン販売を行いませんので予めご了承ください。
また、スウェットの発売に合わせましてBELPERとPasoの2ブランドの合同POP-UPも開催致します。
8月17日(土)、18日(日)の二日間限定と短い期間にはなりますが、ブランドの世界観を知っていただくと共に、スタイリングを楽しんでいただけたらと思います。
スウェットに合わせて可愛いボトムスを尾崎さんに選んで持ってきていただきました。
いつもはannexではセレクトしていないような華やかなものが沢山あります。
Pasoは久々のポップアップです。
長らくお待ちいただいていた皆様にしっかりご覧いただけるように準備していただきました。
新作もお持ちいただく予定なので、こちらも楽しみにしていてください。
当日はデザイナーのお二人にも在店いただく予定ですので、直接いろんなお話しを聞いてみてください。
このお二人が同時に店頭に並んでいただけるなんて今でも不思議な気持ちで、私たちスタッフも本当に楽しみにしています。
またと無い機会かと思いますので、沢山の方にお越しいただけると嬉しいです。
週末は盛り沢山の内容になっていますので、夏休みの締めくくりとしてぜひannexのお祭りにご参加ください。
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 三浦
August 14, 2024, 6:30 PM
Category: PICK UP