リフォメッドの不思議なパンツ
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
今日のブログでは僕の推しブランド「refomed」から、個人オーダーしていたパンツが届いたのでやや主観強めのレビューを残してきたいと思います。
< refomed >
“FORMAN DUCK TROUSERS (PAINT)“
COL: OFF
SIZE: 2 / 3
¥41,800-TAX IN
これです。待ってました!
スッラクスとも言い切れないし、ワークパンツとも言い切れない。ちょうど中間のような不思議なパンツ。
展示会で穿かせていただいた時から、サイズ感、雰囲気、素材感がいまの気分ドンピシャで、お店に届くのをすごく楽しみにしていました。
僕が普段からよく穿いているボトムスはネイビーのチノパンや、インディゴのデニム、グレーのスラックスなどこの辺りの暗めのカラーのパンツが多いので、実際このパンツは挑戦的ではあるのですが、リフォメッドならいつものスタイルにプラスワンで足してみるのも面白いかも!と思い、取り入れてみた結果正解でした。
先ほどお伝えした「ワークパンツにも見える」見え方をしているのはこの生地からくるもので、カー○ートがよく使っている生地のイメージ。高密度に打ち込んだしっかりと肉感のある”コットンダック地”で、製品加工をかけることでイヤな硬さがなくふっくらと柔らかい肌触りになっています。
そこに全て手作業によるハンドペイントが飛ばされていて、リフォメッドならではの意味のあるアプローチにやられてしまったというわけです。
商品名に入っている”FORMAN”を訳してみると、”労働者の管理をする人”。
つまりリフォメッドで言うと、左官現場の現場監督的なポジションの方が穿いているイメージでしょうか?
ただ、椅子に座って指示を飛ばしているだけでなく、ちゃんとバリバリ仕事されているんでしょうね。前も後ろもペイントだらけです。笑
でもそこが良かったんですよね。色味も真っ白だったらきっと手に取っていませんでしたが、リフォメッドが得意なオフホワイト、そこにやり過ぎてないペイント。しっかりして見えるんだけど、ちょっとやんちゃ、みたいな相反するバランスがいい感じにミックスされてる感じです。
< CREDIT >
refomed “FORMAN DUCK TROUSERS (PAINT)” (178cm / size 3)
まずは今シーズン買ったお気に入りのフランクリーダーのウールシャツと合わせてみましたが、ペイントは意外にもうるさくならずいつも通りのシャツ+ローファーのバランスでまとめることができました。
やっぱりこのパンツにもローファーで合わせることが一番に頭に浮かびましたが、いつもとボトムスを変えるだけでここまで見え方が変わるものかと驚かされます。
いわゆる王道なクラシックなスタイルももちろん好きですが、1LDK annexで提案させていただく以上、日常的な目線とファッション的な目線は常に心がけていて、
僕のスタイルの軸であるフランクリーダーに合わせるパンツを考えた時に、いつも通りのネイビーのチノパンでも、グレーのスラックスでもどちらも正解だとは思うのですが、たまには味変でリフォメッドが提案してくれる本質的な要素もありながらストーリー性もあって素材のチョイスも面白いこんなパンツを取り入れてみるのもいいんじゃないか、と思います。
もちろんAWの洋服を揃えていくにあたって最優先に揃えていくようなパンツではないと思いますが、ある程度下地が整っている方、ファッションとして取り入れてみるのもアリかもと思った方、僕と同じくリフォメッドが好きな方にはぜひチャレンジしてみて欲しいです!
< CREDIT >
FRANK LEDER “DARK BLUE HERINGBONE WOOL COAT” (178cm / size M)
HERILL “Goldencash Pullover” (NAVY: 178cm / size 3)
これがやりたかったもう一つの自己満スタイリング。
今シーズンおすすめしたいフランクリーダーのチェスターコートに、インナーは僕の今年の一軍ニット、へリルのゴールデンキャッシュ。
< CREDIT >
Hender Scheme “derby #2146”
そこにこのパンツを合わせたかったんですよね。
揉みほぐされたような柔らかさのある生地の見た目からか、いい意味でかっちりとし過ぎず、ヘビー級のアウター、ニットを難なく支えてくれています。それにダークネイビー×オフホワイトのバランスいいですね。ハマりました。
今年のannexはダウンよりもコートの仕入れが多めなので、AW特有の重さのある生地感のアウターから覗かせるパンツに、このオフホワイトダック地スラックスを試してみてください!
これに関しては、スタイリングどうこうの話ではなく、モノ単体に目を向けてお話をして行きますが、
ここの”ベルトループ” が個人的にはマニアックで良い!と思わされたコアなポイントでした。
僕は小、中、高とずっと野球をやってきて、デザイナーの安藤さんも同じく野球に打ち込んできた方で今もたまに野球チームで試合をされているそうで、
annexに来られる際や半年に一度展示会でお会いする時にはお決まりの会話があります。
(金澤)「最近の試合の調子はどうですか?」
(安藤さん)「この前柵越え(ホームラン)打ったよ!」
などと全く洋服とは関係のない話をしていますが、大人になってから柵越え打つのって本当にすごいことで毎度盛り上がる話のネタです。
何が言いたいかって、このベルトループ”野球のユニフォームパンツ”のソレなんですよ。(おそらく、、)
実際野球をやる時にはもっと太いベルトを付けるのですが、こういったデザイナーのパーソナルな部分も洋服に反映されているところに僕はリフォメッドの魅力を感じます。
ファッション的にみてもこれってスラックスなの?ワークパンツなの?という面白い切り口からのアプローチで、そこに手間暇のかかるハンドペイントは自然と愛着が湧いてきますし、ディテール一つ取ってもこれってもしかして、、、?みたいな仕掛けを見つけるのが面白いんですよね。なので、このパンツは僕に取っては買わない理由のないパンツでした。
僕の中では”これぞリフォメッド”と言わんばかりのストーリー性の詰まったアイテムでしたので、つい肩に力の入ったブログになってしまいましたが、共感いただける方がいたら嬉しいです。
他にもご紹介したいアイテムがありすぎるので、できるだけクイックにブログアップできるように準備して行きます。annexブログは長いですが、お時間のある時に目を通していただけたらと思います!
それでは、引き続きご来店お待ちしています!
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1LDK annex 金澤
September 29, 2024, 7:15 PM
Category: PICK UP