YOKE for 1LDK annex BONDING CUT OFF COAT
こんにちは。1LDK annexの西脇です。
アンリミテッドラウンジからブログを読んでいただいている皆さん、初めまして。
既に鵜飼さんから生地や取り組みについて、そして昨日三浦からは彼女が企画したジャケットをご紹介しました。
対談もさせていただき、もう既に話すことがないんじゃないか(笑)というくらいの情報量になっていますが、今日は私西脇から色々とご紹介させてください。
本題に入る前に少しだけこれまでに入っていなかったパーソナルな話もできたらと思います。
1LDKで働く私たちですが、実は僕と三浦も岐阜県出身。この企画に参加したのもお互い岐阜から名古屋へ向かう時には必ず通る場所で馴染みがあり、個人的に一宮は学生時代に夏の七夕祭りに行っていた青春の地。
今回企画に声を掛けていただいた鵜飼さんとはかれこれ10年以上のお付き合いで、自分が10代の時からよく遊んでいただいた先輩です。駆け出しの頃から仕事の相談やファッションの話をしてもらっていて、いつも刺激をいただいていました。仕事終わりに鵜飼さんの地元の一宮、稲沢のラーメン屋さんに連れていってもらったのも今ではいい思い出です。(有名店多いですよね)
当時は鵜飼さんも販売員で、僕はひよっ子だったので、時を経てこうして一緒に素晴らしい仕事に取り組ませていただけるのが本当に嬉しいです。
今年1月の初めてのパリ出張も海外買い付けの経験がある鵜飼さんが一緒に同行してくれました。実はこの企画が本格的に決まったのもその行き帰りのフライト中(笑)。お互いやりたいことを話していたらどんどん熱が入り、帰国後すぐに三浦に話して、彼女も熱が入り、その翌週には葛利さんへ行きと凄いスピード感だったのは忘れることはないと思います。(さらにその翌週に寺田さん、浅川さんとも食事し、参加が決定して..)
鉄は熱いうちにと言いますが、まさにそれです。普段から色々と考えている方々が集まり、気持ちの方向性が合うとこんなにもすごいパワーが生まれるんだと実感しました。
そして葛利さんの生地とも出会い、実際の現場を見て改めて洋服が完成していく道のりとそこに携わる多くの人がいること、一つ一つの過程を経て形になったものを僕らが皆さんに紹介していることを再認識しました。
この企画は特別な形でご紹介していますが、普段からお店に並んでいる多くの洋服も同じです。
やはり私たちの基準でご紹介している洋服はお値段もする訳ですが、そこには確かな理由と技術が詰まっていることを知っていただくきっかけになれば嬉しいです。販売する人間としてはこれからも変わらず強い責任感を持ち続けますし、お店、インスタグラム、ブログを通して洋服の魅力を伝えていきたいと思っています。
さて、ここからは私西脇が寺田さんにリクエストした「カーコート」をご紹介します。
YOKE for 1LDK annex “BONDING CUT OFF COAT”
Color: CHARCOAL
Size: 2 / 3
¥130,000(¥143,000-TAX IN)
これまでにも説明がありましたが、この葛利さんのフランネル素材はとても柔らかく本当に気持ちの良い生地。5年10年着用しても質感を失わず恒久的な価値を保つクオリティのこの生地なら、僕はアウターを見てみたいと。
annexのお客様なら分かると思うのですが長らくコートから離れていた自分でも、この生地のアウターなら絶対コートが良いと久しぶりに思い、せっかくの機会でしたので自分のライフスタイルに合ったコートを形にしてもらいました。
カジュアルなスタイルをベースにしっかりと着られるコート(やっぱり三浦とは似てます笑)というテーマで考えていただきました。ロング丈ではなく、着丈が80~90cmくらいのミドル丈が好きで、ミドル丈のコートって意外と選択肢がなく、普通のデザインを求める割に、普通過ぎるのも嫌だったりするので、以前YOKEのインラインで展開していたカーコートのデザインをヒントに依頼しました。寺田さんからも「それなら西脇くんっぽくいけそうだね」と意図を汲み取っていただき進行しました。
ただ一つ課題も発生。対談での話とも重複しますが、そのまま葛利さんのフランネルを使った場合薄手になってしまうと…。重コートにしたい訳ではありませんでしたが、あまりに薄いのは違う…。その解決方法としてウール生地をぜいたくにボンディングしていただきました。硬くならないように芯地の柔らかさを何度も調整し、手間をかけてトライしていただき、結果きれいなプロポーションと葛利さんのフランネルの良さであるしなやかな着心地と表面の光沢をしっかり感じていただける素晴らしい仕上がりになりました。
イメージしていた重すぎず、軽すぎない本当に理想の重量感とデザインになっています。
そしてなぜそもそもチャコールだったかもお伝えします。
フランネルのこの素材感としての理由も勿論ありますが、多分ここは鵜飼さんが話してくれると思うので、僕からはもう少しリアルなスタイル目線でお話します。
これまでNAVY企画をはじめ、ネイビーの洋服を中心、もはや特化したお店かと思います。ネイビー以外もブラックやグレー、ホワイトの基本カラーで構成されるラインナップ。今まで買っていただいたお客様の多くも僕らと同じだと思います。
買ってきた服を振り返った時、やはり気になるのがネイビーとブラックの洋服を合わせるのって難しかったり、苦手だと思っている方もいるかと思います。もちろん色味にもよりますが、ネイビーはネイビーで合わせたいし、ブラックもワントーンで合わせることが多いですよね。特にこの感覚は男性の方に多いイメージで、実際自分のマイルールもネイビーとブラックは合わせない(小物意外)と決めています。
だけどやっぱり変化も欲しい気持ちと、いつも通りな雰囲気のままどちらのカラーも悩まず合わせられる役割を持っているのがチャコールだと思っています。
今期annexのお店でもチャコールの洋服のセレクトが多いですが、その理由がこれです。
チャコールと言っても様々な加減がありますが、私たちが思っているチャコールは限りなく黒に近いこの葛利さんの生地が正解でした。
本当に万能性が高いカラーで、三浦のスタイリングもそうでしたが、明るい色物にだって馴染んでくれます。
スタイリングも後ほどご紹介していきますが、そういった視点でも見ていただけたらと思います。
ここからはディテールについてお話します。
先程お話した普通だけど普通すぎないっていう部分はここで一番感じていただけると思います。
コートを着る時は襟立て派なので襟と袖裏にレザーを使ってアクセントを加えていただきました。
また写真だと分からないのですが、デザインのヒントにしたレザーのデザインがカットオフだったので、今回のカーコートにも採用していただき襟と袖口がカットオフのデザインに。よく見てみないと分からないこの感じが最高です。
コートの両サイドはドットボタンが付いていて、ボタンを外すとスリットになります。開けて着ると生地の風合いと共に気持ちの良い抜け感が生まれるので個人的には開けて着るのをおすすめします。
そして今期自分らしく着たかったスタイリングがこちらです。
いつも通りじゃん!ってツッコミをいただきそうですが、スウェットは最近別注発売したAFTERHOURSのスウェットセットアップです。実はこのコートに合わせたくて超熟コットンのスウェットもお願いしていました。
最高の天然素材の掛け算で超ベーシック。やりきました。超気持ちいいです。
こちらはいつもの自分らしい日常スタイル。
今期手に入れたO-のフリースフーディーにWELCOME-RAINのデニム、そして買い足したROAのシューズでちょっとだけアップデート。
素材感の良いコートですがテーマ通りにしっかりと馴染んでくれます。
格好良さはありつつも、この雰囲気に落とし込めるコートはannexのお客様にとってはちょうど良いのかなと思っています。
あくまでも日常的にしっかりと着られる洋服が僕は良い洋服だと思っているのでこの特別なカーコートもガシガシ着ようと思います。
サイズは2サイズで作っていただきました。私の体型は168cmでサイズ2を着ています。同じ160cm代の方から170cm前半の方はサイズ2、170cm半ば以上の方はサイズ3になります。
そして僕からもう一型ご紹介させてください。
ssstein for Unlimited
“WOOL FLANNEL EASY WIDE TROUSERS”
Color: CHARCOAL
Size: S / M
¥58,000(¥63,800-TAX IN)
アンリミテッド別注のアイテムですが、このパンツは僕と三浦の意見も反映していただきましたので少しご紹介させてください。
というのもやはりこの素材で、チャコールだったら3人とも欲しかったのがパンツ。
鵜飼さんが「このシルエットとディテールどうかな?」と見せてもらったのが、もうドンズバ!ですぐに満場一致でした。
ご覧の通りストレート見えするシルエットで、レングスも長めでワンクッションさせて穿ける設定。
ルーズになりすぎず、綺麗目な雰囲気ももつ本当に絶妙なバランスです。
そして注目はウエスト部分。
前から見るとスラックスですが、後ろから見るとギャザーが入っており、実はイージーパンツってところがラウンジとannexらしさを掛け合わせたバランスにしていただきました。
ウエストの内側に紐も付いていますがベルトループも完備したことで、スタイルによってイージーパンツとしての役割と、綺麗目にタックインスタイルをする場合もしっかりと使える万能パンツが誕生しました。
annexだとスニーカー、ラウンジだと革靴といったイメージでそれぞれのお店のスタイルにもリンクした内容になっています。
本当にざっくりとした説明になっているので、鵜飼さんから詳しく紹介していただきます。
最後にこの企画だからできたシュタインとヨークの贅沢で最高のセットアップスタイルでannex側の紹介を締めくくります。僕と三浦もセットアップで手に入れたので当日はこちらで皆様をお迎えします。
そしていよいよ明日、ラストの商品紹介は鵜飼さんです。
※当日のスケジュールや、アクセス、販売方法等をまとめた情報は別途ブログとインスタグラムでお伝えしますので今しばらくお待ちください。
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 西脇
October 29, 2024, 7:00 PM
Category: PICK UP