今年こそコートを。
こんにちは。1LDK annexの杉浦です。
ここ数ヶ月、密かにコートのスタイリングをディグるのが日課になってました。お店として今年はコートを推していこうというのもあったのですが、シンプルに僕の今着たいアウターがコートだったのも大きな要因です。何かと苦手意識がありコートを避けてきたので今年は勇気を出して挑戦してみようと思えました。
なぜそう思えたかというと僕と同じくらいの身長の方がめちゃくちゃかっこよく着こなしていたり、海外のスナップを見ている時にとても自然に羽織っていて影響を受けたからです。すみません、単調な理由で笑
でもそれくらい気軽な入口の方が縛られたスタイルになりづらいと思います。日々スナップを見ていて気になるスタイルがあったので、載せておきます〜。
見れば見るほどいいですねー。この自然体で着飾らないラフな雰囲気でコートを着るという魅力に気がついてしまってからはずっとスナップを追いかけてます。
ではそろそろ今回の本題に移り、僕のおすすめのコートを紹介させていただきます。
MASTER SHIELD BALMACAAN COAT
COL : KHAKI / BLACK
SIZE : 2 / 3
¥79,200-(tax in)
ベースは商品名にもある通り、ユニバーサルプロダクツが作るバルマカーンコートになります。
襟腰の後ろが高く、前に向かって低い状態で折り返る襟が特徴のコートを指し、ゆとりを持ったサイズ感ですので体に馴染みやすく、僕のようにコート初心者の方は入りやすいとてもベーシックな一着です。
こちらのコートの一番の特徴は「生地」になります。
少し説明が多くなってしまいますが、極力分かりやすくご説明します!
1893年に創業され、傘の約4倍の耐水性を兼ね備えた”MASTER SHIELD”という特殊な生地を採用しています。写真で見ても分かる通り、圧倒的な水の弾き具合ですよね。
元々、英国空軍のパイロットが脱出した際に冬の冷たい海峡や海に対して1分でも命が長く守れるように開発されたのが起源で、打ち込み本数を極限まで上げることで水に浸ると繊維が膨張して水を通さなくする防水布になります。戦後の日本でも自衛隊や海上保安庁にて納入された生地になります。
わざわざユニバーサルがこの生地を採用したのは加工ではなく織り込むことでこの機能を実現しており、日常生活の普段使いはもちろん仕事着でも着用でき、デイリーに使い続けても長持ちするからこそだと思います。
素材はcotton 100%になります。しかもただのコットンでは無いです。もうお腹いっぱいだよと思うかもしれませんが少しだけ説明します笑
世界3大コットンといえば服好きはもうご存知かと思いますが、そのうちの一つとされるエジプトのGIZA cottonを100%使用。特徴としては繊維がとても長く、肌触りがとてもいい為、主にベビー服や肌着そして寝具などに使用されます。そして自然由来のコットンがゆえに高い透湿性も兼ね備えています。生地感は最初は硬めですが、着ていくうちにとっても柔らかくなり、体に馴染みながら風合いが増していきます。
これくらいでざっと生地等の説明は終わりにします笑 少し省略した部分もあるのでもっと知りたい!という方はぜひ店頭でお待ちしております。
袖口に2つボタンが付属しているので履いているパンツによってシルエットを変化させても良いです。個人的には絞った形が体に寄り添うので好みでした。
色々説明させていただいて、流石にやりすぎだよ!と思うかもしれませんが、このアナログで本質的な生地を現代に落とし込んだのが今回のアイテム。1枚袖で着込みやすいゆったりとしたサイズ感、そして現代に生きている自分が見てもフィットするパターンメイキング。これはスタイリングを組んでみたいなと思い今回のブログに至りました。
では、見ていってください。
tops : HERILL “Goldencash Zipup Sweater”
shoes : UNIVERSAL PRODUCTS. × PLAYGROUND “CRISP”
カーキはウォッシュデニムとの相性が最高ですね。気張らずにスニーカーで街を歩きたくなります。
撮影時は風が強い日だったのですが、全く風を通さず生地のクオリティの高さを改め感じました。今年の冬は寒くなる予想がされているそうで、着込みまくりの冬を過ごすことになりそうですね笑 ちゃんと着込めるサイズ感ですのでご安心ください。
グレーのニットにデニムでコートの王道なカジュアルなスタイルですがやっぱりかっこいいです。いつものスタイルに羽織るだけでもなんかサマになるので癖になりそう。コート初心者の僕からしたら新鮮すぎて何を着てもキラキラして見えます笑
お次は別カラーで。
muffler : Mantas Ezcaray “SCARF LISO”
tops : UNIVERSAL PRODUCTS. “JUMBERCA CREW NECK SWEAT”
pants : O- “COMFORT JAZZ”
個々のアイテムで見たらとてもシンプルかと思いますが、マフラーの色味を活かしたスタイリングだと思います。もちろん秋冬はしっかりと着用していただけますが、インナーを調節することで春先までストレスなく着ていけるのでそこも個人的にポイントが高いです。着ていくことで味が出てくるアイテムは着用期間が長く取れると愛着も倍増するからですね笑
何はともあれ、イメージはこんな感じになります。もちろんかっこつけてはいるのですが、街や人に溶け込むような。浮いて見えるのではなくその人に馴染む感じです。言葉にするのが難しいですが雰囲気だけでも伝わってくだされば幸いです笑
次は金澤のスタイリングを紹介します。
tops : YOKE “BRUSHED CASHMERE SWEATER”
pants : HERILL “Blacksheep Slacks”
いやコートはクラシックに着たい!という方は金澤のようにスタイリッシュな合わせがおすすめ。迷わせてしまうようですが、こちらのスタイルでも別のかっこよさがあります。どう着ていきたいかのよって変わってきますが、その都度系統を変えても着れてしまうくらいシンプルな作りが良さだと思いますのでぜひご参考になれば。
金澤と同じくらいの背丈であればどシンプルにスタイリングを組んでも際立つのでめちゃくちゃ素敵ですね。僕と身長変わっていただきたいです。でもそんな僕でも抵抗なく着こなすことができたので「今年こそはコート」にチャレンジして欲しい。
最後に番外編でこう着てもかっこいいなーと思ったスタイルがあったのでご紹介します。
muffler : Mantas Ezcaray “SCARF LISO”
arm warmer : Nine Tailor “Stalk Armwarmer”
系統がガラリと変わりますが、秋冬らしい小物を使った防寒スタイル笑
カーキは、色を使いやすく個性が出しやすいなーと感じました。2スタイルとも小物で色を使って一見派手に見えるかと思いますがコート特有のクラシックな雰囲気を損なわずに尚且つラフに着やすい。遊びを持たせるのであれば、小物を使っていけばバランスも取りやすいなと思いました。気に入ったスタイリングがあれば大枠は参考にしつつ小物などでふざけていければその人らしい着飾りが出てくるのも秋冬の醍醐味ですので積極的に今年は取り入れていきたいと思います。
秋冬は暗めで単調なスタイルに落ち着きがちですが、これくらい落ち着いた色味であればそこまで意識せずに着れるかなーと思っているのでいつもは黒いきがちな方こそあえてのカーキも良いかもしれません。僕は自宅のクローゼットが真っ黒になりつつあるのでカーキ推しですかね笑
今回は以上になります。
なかなかたっぷりとした内容になりましたが、楽しんでいただけましたでしょうか。
今年もラストスパートですので思いっきり楽しんで駆け抜けていきましょう!
では、店頭でお持ちしております。
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皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 杉浦
November 30, 2024, 6:50 PM
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