「インナーの新しい選択肢」
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
ここ最近通勤時に周りの方の服装を観察していると、軽めのコートやスウェット、ニットなどを着ている方がつい一週間前と比べても増えてきたように思います。
そりゃそうですよね。あんなに暑かった名古屋も最低気温が一桁の日も出てくるくらいには冷え込んできました。
店頭では意気込んで前々から着ていたユニバーサルのスウェットやへリルのゴールデンキャッシュも、ようやく外でちゃんと着れるようになってきて嬉しい限りです。笑
11月に入ったということで、そろそろリアルタイムに買い足しを検討される方も増えてくるタイミングなのかな、、?と思いますので、今日のブログでは僕の今シーズンの”挑戦枠”をおすすめしていこうと思います。
annexでお取り扱いを始めて2シーズン目となる、ENCOMING(インカミング)。
イギリス・ロンドンの大学でファッションデザインを学んだデザイナー加藤さんは、その後2年間イギリスブランドにて修行を積んだ後に、帰国後21SSに立ち上げたのが当ブランド。
素材、縫製、加工など日本ならではの忠実さ、丁寧さ、探究心でベーシックウェアをそれぞれの視点で強みを追求されるブランドさんが増えてきた中で、インカミングが作り出す洋服たちはその路線とは明らかに空気感が異なります。
僕は海外にほとんど行った事がないので、あくまで想像でしかありませんが、、、
「日本から見たイギリス」のワンシーンを切り取ったかのような、洗練された紳士的なムードが漂ってくるこの感覚。一度袖を通せばきっと共感いただけるはずです。
今シーズンのこのルックでのスタイリングが個人的に刺さりまくりで、Vネックニットへの価値観が一変しました。
これまでのannexのセレクトを振り返ってみても、僕の記憶が正しければここ4~5年はVネックニットの仕入れをしていなかったと思います。
それもそのはず。僕も前店長もキャラじゃないですし、キザになりすぎるのも色気がありすぎるのも苦手だったので手を伸ばそうとも思っていませんでした。
そんな僕でも着てみたい、、、!と素直に思えたVネック。同じくこれまで敬遠されてきた方必見です!
インカミングでは定番的に提案されている、ややタイトめなシルエットのVネックニット。
annexではサイズ3のみをセレクトし、程よくゆとりのあるサイズバランスでおすすめしています。
さて、僕がこのニットで気に入っているのはブランドが推奨している”着方”にあります。
今季のインカミングのコレクションには、ブルゾンやテーラードジャケット、レザージャケットやコートなど様々な羽織りものを提案されていましたが、このニットは初めからそれらの「インナー」に着ることを想定してバランスが整えられていました。
自分ごとですが、ここ数年ジャケットを着たい欲がマシマシで、いつもであればユニバーサルのスウェットやへリルのゴールデンキャッシュをインナーに持ってくる事が多く、どちらもクルーネックということで若干マンネリしていたところに、タイミング良く出会う事ができたのがこのニット。
セレクトをする段階で、私物のジャケットのインナーに着てスウェパンで合わせたいな〜と想像していたので、ようやく念願叶いました。
「首元のちょっとした変化」って意外と侮れません。
僕だけでなく、きっとみなさんにとっても”新しい選択肢”になってくれると思います。

( CREDIT )
PANTS: YOUTH OF THE WATER “SWEAT PANTS”
見ての通りインカミングが作る”浅V”には嫌味がなく、着る前に抱いていた不安要素なんて一瞬にして吹き飛びました。
改めて考えてみると、こういった”映える”インナーって持ってなかったな、、、と。何度も着てきたジャケットも全然違った顔をしてくれますし、意外と何色にも馴染んでくれる発色のいい水色が新鮮さもあって、いい意味で拍子抜けしています(笑)もっと早く出会いたかった、、、
ちなみに繰り返しの着用で首元がヨレにくいよう計算された編み方もしてくれているみたいです。ほんとに気が利いてますよね。
ほんとにすごく偏見なんですけど、Vネックニットには夜中3時くらいに薄暗いバーでワイングラス回しながら嗜んでます。みたいな少しムーディな印象を持っていて、、、だから距離を取っていたところもあったのですが、
インカミングはそんな雰囲気がなく、あくまで控えめに、首元にそっとアクセントを与えてくれる、あのさりげなさに僕の心は掴まれました。
少しカジュアルさを足したい方は、写真のように白Teeをインしてあげると首元にちらっと見えるバランスになりますので収まりもだいぶ良くなってくれますし、タンクトップの方は少しだけセクシーさはプラスされますが、大人が着ていてもやり過ぎな印象にならない絶妙なバランス。
先ほどのルックのようにシャツをインするのも素敵ですし、自分らしいスタイリングを考えていただくのも楽しみの一つになってくれると思います。
また、セレクトを決めた要因として”素材”が後押ししてくれました。
僕らannexメンバーは自他ともに認めるカシミヤ狂なわけですが、インカミングでも今シーズンはカシミヤで提案されていたんですよね、、、そりゃ目を惹くわけだ、、、
他でもないカシミヤを使うことで色の出方も素晴らしく、目で見てもトロッとした質感が伝わってくるほど、ふわっふわとろとろな着心地をぜひ肌で感じてみてください。
個人的に特に気に入っているのが生地の”厚み”です。
ロンTee以上スウェット未満の肉感によって、レイヤードしてもストレスにならないちょうどいい分厚さ。
かつ、ブランドとしてはややタイト目に提案しているニットなので、カシミヤ素材ならではの保温力は申し分なしです!(ブランドのサイズ展開の中では一番ゆとりのあるサイズ3なので、窮屈感はなく安心して着る事ができます◎)
大前提一枚で着ていただいても勿論OKですが、明確な”着方”のイメージを持って買い物をするのもいいのかもしれないなと今回痛感してます。

( CREDIT )
JACKET: ENCOMING “FRONT ZIP BLOUSON”
PANTS: ENCOMING “ENST DENIM TROUSER”
冒頭でもお話ししたように、インカミングの洋服には大人な色気が少しだけまぶされていて、その余裕を感じさせるムードは憧れの対象でもあり、ただ一度立ち止まって背伸びをする事なく今の自分に取り入れるには?の自問自答もシーズンを追うごとに増えてきました。
あくまで一例の僕なりのこだわりですが、「このニットにはスラックスは合わせない事」をマイルールにしています。
どうしても綺麗にまとめすぎるとセクシーさが強くなってしまいがちなので、スウェットパンツやデニムなどのカジュアルスタイルのインナーに差し込むイメージで取り入れてみると、「あれっ、、?ちょっといつもと違う、、?」くらいの”微アップデート”ができる訳です。
ずっと同じスタイルをし続ける格好良さも勿論あります。し、僕も好きです。ですが、自分の好きな軸はブラさずに少しづつアップデートしていきたいと最近は思うようになってきました。
僕にとっての今シーズンの挑戦枠、インカミングのニットはスタイルの幅を”少しだけ”広げてくれる、そんな存在になってくれそうです。
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1LDK annex 金澤
November 9, 2025, 7:00 PM
Category: PICK UP






