らしい、らしくない、らしい。
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
今日は前置きをすっ飛ばして、前のめりでスタートしていきます。
クタッと?カサッと?フニャッと?
どんな言葉が的確な表現なのか。まるで手に取った僕らの想像力を試されているような。
優しくもあり気怠い、そんなアンニュイな空気感を纏いながらも、静かな迫力に圧倒されるこの出立ち。
ブランドのロゴやダグ。他人からの評価。価値観。
そんな風潮から最も遠い存在であり、ぶれないブランドの核があり、そこにしかないオリジナリティがある。
そうです。これは僕の大好きなブランド”FRANK LEDER”から。
一見すると「らしからぬ」ようにも見える、けどやっぱり「らしい」洋服のお話です。
FRANK LEDER
フランクリーダーが作る洋服は、いつ見ても格好がいい。
テーラードが得意なブランドだからこそ、必然的に生み出される洋服は肩がジャストであったり身幅もシャープなものが多い。そこにブランドたらしめる、レアなファブリックが乗っかってくる。
この”ブレない芯”があるからこそ、共通して「あっ、コレは確かに”らしい”ね。」ってなるわけです。
でも、今回のこれは、、、?
フロントヨークとバックヨークから直接袖にアプローチするパターンが引かれ、立体的に身体の曲線に沿わせた作り方によって、今までよりもリラックス感のある見た目と心地よい余白のある着心地に。
そうです。一見すると、いい意味で”らしくない”わけですね。
でも癖がないように見えるという事すらも、このブランドに掛ればそれが逆に癖として成立してしまうっていう矛盾すらも意図的なんじゃないかと勘ぐりたくなる自分もいる。

( CREDIT )
SHIRTS: FRANK LEDER “DEAD STOCK LIMITED RARE VINTAGE FABRIC SHIRT”
僕はフランクが作るシャツが昔からとにかく好きなので、これまでしつこいくらいにシーズン問わずシャツのご提案してきました(今シーズンもとっておきを3型ピックしてます◎)が、それらにバサッと羽織った姿を想像してもイケてると思いますし、いいアップデートになってくれるとも思います。
失礼な話ですが、正直これまで黒のブルゾンなんてどれも一緒でしょ。って思ってましたし、ギャバのツルッとした黒とかツイルののっぺりした黒。どれも僕にはモノの主張が前に出過ぎて苦手でした。
そんな自分でも抵抗なくいけてしまう黒だったからこそ、これまで同じように好きじゃなかった人にも前向きに捉えてみるきっかけになってくれるんじゃないかと思ってセレクトしました。個人的には今シーズンの羽織りランキング堂々の一位って言い切れるくらいすでに大満足の買い物です。
実はこの生地、25AWシーズンでも登場していてannexでも仕入れていたパンツと同じものなんです。
ウォッシュドウールという名前の通り、洗い込まれたことによって表面の毛が吹き、程よい厚みがありながらも軽いという謎の着心地が着るごとにクセになってきています。
ちなみに裏地ナシの仕様なので、今時期はいつも着てるようなニットやスウェット、シャツ、もっと暖かくなってきたら薄いTシャツくらいだっていい。春、秋、冬それぞれの楽しみ方をしていきたいです。
僕はパンツも手に入れているので、今シーズンの隠れテーマである「セットアップスタイル」がやや強引にも一つ目が完成。早くも休日のマイ定番スタイルになりつつあります。(まぁ特に外に出ることも無いんですけどね笑)
僕が好きなスタイリングの配色はある程度決まっていて、トップスパンツ共に一番クローゼットに多いのがネイビー。次にベージュやブラウン、チャコールといった感じで。ブラックの洋服は本当にこれの組み下のパンツくらいなもんで、それくらいには苦手で手を付けてこなかったカラーリングでした。
これまで革靴もブラウンばかりでしたし、そのスタイリングに見慣れているし結局それが好きなんですけど、幅を少しでも広げていきたい気持ちも少しばかりあったりして、、、
そういうわけで先月買うのをずっと迷っていたJ.M. WESTONのローファー(BLACK)も思い切って買い足し、毛嫌いしていたアイテムたちにも少しずつ向き合っていこうかなというタイミングでした。

( CREDIT )
CS: HERILL “Linen T-shirts”
PANTS: YOUTH OF THE WATER “PANTS(261-03001)”
昨年のAWから変わらず気分なウォッシュデニムに、インナーは今年楽しみにしていたHERILLのリネンTee、足元は昨年買ったHEREUのレザーサンダルで春先取りのスタイリング。
カジュアルな合わせ方でもラフに見え過ぎないというか、手を抜いてないように見せてくれる重厚感というのがフランクリーダーの懐の広さです。
めちゃくちゃ抽象的ですが、こういうダルっとしながらも存在感のある洋服が結局好きですし、飽きずに手元に残り続けてくれる気がするんですよね。
あれだけ苦手だったブラックが着れている理由は僕の中では大きく2つ。
一つ目は先ほどお伝えした洗いのかかった表情。
言わずもがな素材自体の存在感はありつつも、これまで着古してきたかのようなどこか安心する、そんなファブリックだったことが後押ししてくれました。
そして、二つ目は袖/裾の細リブ。
ここをブラウンの配色にしてくる辺り憎いですよねぇ、、、
もう少しリブ幅が太かったらきっと野暮ったく見え過ぎてしまいそうだし、これが同色のブラックだったら重厚感があり過ぎて一歩引いてしまっていたと思う。
最近マックでシャカシャカポテトの限定ピザポテト味を食べましたが、そのまんまでも美味しいあのポテトが革命的にレベルアップしていて、なんか近からず遠からずそんな感じな気がします。とにかく全体的なバランスでこのブラウンの配色がいいアジ出してくれてるってことですね。笑
やっと、黒を選ぶ理由が見つけられました。
ぱっと見だけで人を判断してはいけないように、この服もよく見たらっていうタイプの”らしい”やつ。
やっぱり僕にとってフランクリーダーとは、いつだって新しい選択肢や価値観を与えてくれる心強い存在です。
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1LDK annex 金澤
March 8, 2026, 5:07 PM
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