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ローカルプロダクション。

 

 

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こんにちは。1LDK annexの杉浦です。

 

ローカル。

その言葉を聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。

 

 

閉鎖的? 内輪ノリ?

 

 

 

僕は、温かみと信頼感です。

ロボットやマネキンが洋服を買ってくれるのであれば、「つくり手」の意図や思い、それにまつわる人との関係性は必要ないと思います。ハンガー面やトルソーに着せた時の”見た目の美しさ”にこだわれば良いから。

でもせっかく人間が着るのだから、そこに思いや個人的な解釈があっても良いのでは。

そんなことがより身近に感じていただけるのが、ローカルな取り組みで衣服を手がけている方達です。

annexでも、人の顔が見える範囲で、ものづくりをされている方達の衣服を意識的に店長田代はセレクトしています。

その一つがこちら。

 

 

YOUTH OF THE WATER

BLOUSON(261-02005)
Col: INDIGO
Size: S / M
¥57,200 TAX IN

 

数えきれきれないほど世の中には洋服のブランドがありますが、人の熱が籠った衣服はなかなか見ません。

必然的にコストが掛かってしまってメンタル的にも手を伸ばしにくかったりなど様々な要因がありそうですが、、。

YOUTH OF THE WATERは、まさに熱が籠ったブランド。アツアツです。

ですがユースのいいところは、その熱さをこちら側に求めていないところ。
フーフーして僕らの口元に運んでくれています。

熱さを楽しめる人はそのまま衣服の熱を感じてもらっても大丈夫ですし、そんなことは気にしないという方は冷めた後でも美味しい。

なんの話をしているのか分からなくなってきました。

まぁとにかく、提案されている衣服に対しての自由度がかなり高いのが特徴。かなり高いというか、自由。

どう着ようが、汚してしまおうが、お構いなし。目の前にある衣服が完成されたものとして捉えるのではなく、僕らの生活があってこその衣服だと。この考えは僕も大好きです。

(前提として、今回のブログも僕が思っていることを書いているので、正解ではないです。ご自身が感じたことが全て。フリーダムですね。なんか無敵になった気がする。)

 

165cm / size S

 

最初に挙げたローカルとはユースが取り組む、ローカルプロダクションのことです。

ユースの拠点である東京で縫製から加工まで一貫して行っています。
アイテムの縫製は、東京都東村山市の工場。

顔を合わせながら一緒に制作できる距離感を保つ取り組みをかなり意識してやっているのも、YOUTH OF THE WATER として大切にされていることの一つ。

実際、秋冬の展示会でもその距離感を大切にされているのを感じました。綿密なコミュニケーションからなる生産性や信頼を築き上げる人間性。

衣服というツールを超えた”人間”じゃないと成立できない取り組み。

デザイナーの上田さんのおじいちゃんが江戸の甲冑師ですので、その血を受け継ぐ、クラフトマンシップの塊だと勝手に思っています。

初めてお会いしたのが24AWのタイミングなので、二年前?ですかね。そんな思想を持つ方は、かなり堅実なイメージがあったのですが実際に会ってみるとびっくり。

柔らかくて、すごく丁寧で、ニヤニヤしていて、ピュアな衣服への愛情を持っている方でした。

 

 

そんな人間味ある人が作るシャンブレー生地のジャケット。

デザインソースは、1970年代のアメリカのハンティングジャケットです。

立体的なパターンにより、作業着としての背景を持ちながらもスッと体に馴染む、綺麗なシルエットに落ち着く。

ユースの服は、軍服(ミリタリー)やアメリカ滞在時、メンズウェアの原点を学ぶために古着の仕入れも経験されているのでそちらをベースに制作されています。

ミリタリーベースの洋服にテーラリングの仕立てやディテールが織り込まれているのも特徴の一つ。

なんで?と疑問に思ったので、出会った当初に聞いてみたら元々、60年代後半の米軍服研究所で働いていたチームの中に、テーラーの方が在籍していたそう。軍服を制作する過程で、シンプルに耐久性や可動域を確保するために専門の人が必要だったみたいです。

YOUTH OF THE WATERを形成する大きな核として、クラフトマンシップを掲げているからこそのテーラリングの引用。ただの当時の踏襲ではなく、ユースにとって仕立てる事が必要だったからです。

 

179cm / size M

 

完全なるテーラーでも、カジュアルでもない。

ボタンの感覚が広く、前立てがラフ。なのに全体のバランスはドレッシーな空気感を帯びていて、前端のラインも整っている。

シャープで端正なニュアンスを拾っているからこそ、スラックスがバチっと成立する気がします。

テーラーの視点から見れば、完全な玉縁ポケットとは言いづらいカジュアルな仕様が、曖昧さを生んでいます。この変な感じがまさにユースを表現するに相応しいなとも思う。

実際のプロダクトに至るまでの経過(思考)は、まさに職人と言える。でも着用するとその思考の堅さみたいなものを感じないんです。

これはこういうモノだから。みたいに直接的な表現ではなくて、もっとふわっとしている。自分でこういう風に着てみよー。と思うことができるプレーンさを持っているんです。

ワークジャケットであることは確か。ですが品を感じるのは、この生地だからです。

 

 

エジプト産ギザコットンの中でも最高級なFINXコットンで仕立てたシャンブレー生地。

天然繊維は長ければ長いほど、細ければ細いほど良い(金額的にも高い、、)とされるのですが、このFINXコットンは長くて細いリッチな綿。

ヘニャヘニャで柔らかい光沢があって、シルクかと思うやつです。

そんな生地にムラ感を生み出しています。

ニッチな話になりますが、通常旧式の織り機には錘(おもり)が付いています。糸を錘で引っ張って安定させるために。

そんな不可欠な錘をあえて外して織られているのがこの生地です。外すことで不安定になり、振動が加わって糸のテンションがズレていくんです。そのズレがムラ感をつくり出しています。

だからこそいい生地でありながらも柔らかい印象に。

こんな突拍子もないことを職人さんにお願いできるのも関係性あってこそです。やっぱすごいなあの人。

嫌味のない加工感もユースらしさを感じますし、自然に受け入れやすい。上田さんの真骨頂はこういう、”なんかいいじゃん。”を意図的に生み出せる力だとも思っています。

薄手で通気性もいいからこそ春夏に羽織りたいジャケットです。

 

 

実はフード付き。着脱可能です。

秋冬はミッドレイヤーでアウターの下に忍び込ませる時に使うのが僕は好み。

この付けるか付けないか論争は、ご自身のクローゼットの内容やその時の気分でかなり左右される気がするので、今回は逃げます。

個人的な気分はフードなしのシャツジャケ型。

 

 

まだまだ主観たっぷりでダラダラと語りたいですが、キリが無くなりそうなのでこれくらいで。

ミリタリーやワークの野暮ったさをここまで上手に省けるのは、パタンナー出身で適度に体のラインを拾える手段を取れるからですし、無骨さよりも軽やかでクリーンな印象を持てるのも生地の選定のおかげです。

全体的にかなり面白いジャケットだと思ってます。

なんかまた始まりそうですね。やめます。

 

別注が重なり商品の説明が追いついていないですが、店頭はかなり充実しています。

花見のついでに寄ってみてください。

では、店頭でお待ちしております。

 

 

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皆様のご来店を心よりお待ちしております。

1LDK annex 杉浦

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April 3, 2026, 3:56 PM

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