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なんでもありの彫刻。

 

 

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こんにちは。1LDK annexの杉浦です。

 

 

酷暑が続き、身体が勝手にスリープモードに入ってしまいます。

 

何もやる気が起きない。

ブログもここらで終わりにしようかな。

 

とサボっていたら半年ほど前に展示会で観た、例の服たちが入荷してきました。

さっきまでの怠惰な心が一瞬にして消し飛ぶ。冷房の効いた室内で楽しみにしていた服たちを着るだけで、やる気が出てきた。

寒くなったらアレしようとか、コレ食べようとか、ソレにこれ着ていきたいなとか。

いつまで続くかな、このやる気。

 

 

YOUTH OF THE WATER(ユースオブザウォーター)

24AWの立ち上がりからお取り組みさせていただいているこのブランドには、物質としての良さと、目には見えない精神面の提案をされています。

目の前のものに対して、どう感じるのか。僕も毎シーズンブログを通して咀嚼していく中でもまだまだ不明瞭で、曖昧な部分を抱えたままです。

そんなふわっとした部分も含めて、抱く高揚感こそ僕が魅了されている衣服の良さでもあるのかも。

 

僕がこの YOUTH OF THE WATER と向き合う上で最もリスペクトを送らせていただく部分は、”完璧ではないところ”。(デザイナーの上田さん自身は完璧主義チックな匂いを感じているので、苦い顔をすると思いますが。)

決してマイナスな要素を挙げているわけではなく。

当たり前のことですが、一人で全てを行わない限り、人と関わって何かを生み出さなければなりません。
自分が思い描く理想を、他の人が介入する。

デザインやパターン、生地の選定などはデザイナーの上田さんがやられていますが、それを量産する人達、販売する人、消費する人。

人が関わるたびにそれぞれの咀嚼や表現があって、それによって引き起こされる偶然性や変化を自然なことだと受け入れる姿勢が “完璧ではないところ” と僕は表現しました。

 

 

何かの表現者であれば、ある程度のエゴやフィルターを通さずにはいられないと思います。
実際に、ブランド側が表現のニュアンスをお店に指定されるケースも少なからずあると聞きますし。

結局、どこに対して自分自身が価値を感じるのか、どの部分が譲れないのか、という話で、ブランドが醸し出す空気のみを求めている方はそもそもこのブログを読んでいないしな。とか思ったり。

なんにせよ、変えたくない部分を理解して、変わらない自信があるから”自由”を担保できるのかなと。

 

 

“BLOUSON(262-05001)”
Col:  BROWNE / BLACK
Size: M / L
¥64,900 tax in

“PANTS(262-05002)”
Col:  BROWNE / BLACK
Size: M / L
¥45,100 tax in

 

今回紹介するのは、国産羊毛を混紡したスウェットブルゾンとスウェットパンツ。

島根県の牧場で飼育された羊から回収した原毛を用い、綿との混紡糸として構成しています。

通常衣服で使用される羊毛は、専用の飼育方法で育てられますが、今回採用されている羊毛はフツーに牧場で放し飼いされていた羊から回収されたもの。

原毛の状態から洗って、付着しているゴミを除き、糸の長さを整え、生地にするだけで、いつもよりも手間がめちゃくちゃかかっているそう。

YOUTH OF THE WATERの理念である、「身近にある資源から始める」という考えを基盤に素材の選定を行っているので今回のウールもその一例。

ちなみに今回の制作のテーマとして、「Sculptures of Anything Goes (なんでもありの彫刻) 」を掲げ、折衷的なアプローチの中で”無名の手と素材”に向き合ったシーズンになります。

 


 


バラクータジャケットをベースに、パターンは袖が自然に前振りになるよう設計し、身体に沿う立体構造としています。
襟付近のスナップボタンを閉じることで、ジャケットのラペルのようなニュアンスを感じ、テーラリングに見られるディテールを細部に施していることで全体的にスウェットながらも、凛々しいバランスに。

 

 

組下のパンツも同生地で、製品縮絨を施し素材の表情と密度を高めています。


スウェットパンツのようなリラックス性を持ちながら、スラックスの構造を応用し、織物のような設計で構築しています。
ウールらしい重厚感を感じさせるパンツですが、秋冬のヘビーなスタイルに馴染みやすいフランクな印象を与えてくれる存在です。
ウエストにゴムとドローコード付属。裾に補強布の仕様。

 

 

メンズの洋服だと特に感じますが、他の衣服との差別化ってデザインやパターンだけでは限界があると思っています。

それに伴って、最近は新鮮さみたいなものに対する興味が薄れがち。

 

じゃあなんで新しい服買ってんだろ。

そう思って考えてみたら、やっぱり僕の”消費”に対しての欠かせないポイントはヒトでした。

ヒトそれぞれにクセやリズムがあって、その表現の一つに衣服を選んで。

言われないとわからないことに心血を注いで、かと思えば、説明を求めないと奥まった話は聞けないし。

でもそういった人間味ある部分にも好感を抱いている。

こういった、思想と言ってしまうと毛嫌いされてしまいますが、思いが籠ったものを創られる方々を無くさないために、僕は頑張ろうかなと改めて思ったシーズンです。

 

そうこうブログを書いているうちにユースの第二便が到着しました。

 

人間クサイ服、あります。

 

お盆の連休、ぜひお立ち寄りください。

 

 

 

 

 

 

 

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August 13, 2026, 4:17 PM

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