根っこ。
こんにちは。1LDK annexの杉浦です。
毎シーズンの立ち上がり時期にこのブログを書く習慣がついてきました。
形は変わらず。伝えたいことも解像度はあがれど変わらず。シーズンを通して満足感のあるこのシャツに対しての想いも変わらず。でも、値段は上がってしまいました、、。
ANOTHER ASPECT
“SHIRT 4.0”
Col: Light Blue / DARK GRAY / BROWN CHECK
Size: S / M
¥42,900 tax in
着丈は程よく短めで身幅は比較的ゆとりがあり、肩からのラインが秀逸で、シャツ感もジャケット感も演出できる万能な形。大ぶりな襟、ボタン、ポケットなど要素を挙げれば全てなんじゃないかと思えるほどカジュアルなのに、、っていうシャツです。
日本人が制作されるシャツよりも肩幅を合わせにいきつつ、リラックスしたフォルム。言葉に起こすと淡白な表現ですが、あくまで綺麗なシャツとしての見えツラを求めて、砕けた?と言うか、大袈裟に言えばカットソーを着てる感覚にもなりたい。
そんな時に出会ったのがこのシャツです。
一丁前にシャツに対してこだわりをツラツラと話せるほどシャツ歴は無いですが、僕ほどシャツ苦手だったやつが抵抗感なく買い足せて、自信を持って人に勧められるバランスを見つけることができた喜びと今までの皆さんの反応に自負を感じています。
シャツに求めている清潔感や色気、知性みたいなものに、なぜか小っ恥ずかしさを覚えて逃げていたのを思い出しましたが、今ではフツーの顔しながらいろんなシャツを羽織れるようになったのもこのシャツのおかげ。
ですのでこのアイテムは、僕にとって最もニュートラルなシャツ。
拠点は、デンマーク・コペンハーゲン。ビジネスシーンでフォーマルなスーツを着る文化が日本よりも弱く、役職や立場を服装で強く示すことよりも、フラットで自然な部分を尊重する国です。
そんな彼らが思い描く、現代に則ったクラシックなスタイル。
提案されているシャツ、ジャケット、アウター、ニットなどの基本は、カジュアルなスタイルに合わせるためのもの。
165cm / Col: DARK GRAY / Size: S
スローファッションを掲げる彼らのコレクションは、原材料・製造工程に比重を置き、不良在庫の生地やデッドストック生地、リサイクル素材、オーガニックコットンなどをベースに展開。
その中でこの”SHIRT 4.0″の生地は毎シーズン、デッドストック生地だけで提案されています。
私たち消費者に、「より良いものを少なく。本当に自分にとって必要な物なのかどうか。」そんなファッションとビジネスというジレンマを抱えたカテゴリの中で模索する彼らに、僕は好感を抱いています。
カラバリで生地を変えていて、今シーズンどんな生地が提案されるのか心待ちにしていましたが、このグレーは起毛感のあるコットン。
肌触りがとんでもないくらい良いんですが伝わらないので、生地スワッチを気になっている人に送りつけたい。無理なんですけど。
コットンカシミヤの質感が一番近いです。ふわふわで奥行きがある感じ。最高です。個人的にこれが一番好き。
とりあえずシャツ探していたら迷わずこれを僕からはおすすめします。
159cm / Col: BROWN CHECK / Size: S
こちらのチェックは、少しシャリ感のあるイタリアンデッドストックのコットン。(今回は3色ともイタリアのデッドストック生地)
彼らが選ぶチェックには安心感があって、ほぼほぼヨーロッパの生地なので鈍臭さすぎずにスッキリ垢抜けた印象です。いや、ちょっと鈍臭いか。その少しのほっこりさが、インナーにした時のバランス感を担保してくれている気がする。
シンプルに色の重ね方がめちゃくちゃ上手なんでしょうね。イギリスよりもイタリアの方が美意識があったかいイメージで、重さよりも洒落が効いたような。そんな感じのシャツです。
180cm / Col: BROWN CHECK / Size: M
この時期に提案するアナザーのシャツの良さはインナー使いです。ディテールも含めてシャツ自体にジャケットの匂いも感じるので、シンプルに主張を残すシャツをアウターで包むのが好みです。
質素でも、華美でもなく。僕にとっての”適切”を体現するインナーでもあります。
180cm / Col: Light Blue / Size : M
最後のカラーはブルー。素敵な色です。
生地感はグレーとチェックのちょうど中間くらい。皆さんが想像するフニャッとした柔らかめのコットンです。
私たちがよく春夏に提案するサックスとは毛色が違い、ちょっと燻んだライトブルー。この色こそ秋冬にお勧めする価値がある色味かなと。
僕の私物やお店のラインナップを含め、アウターは暗めの色が多い内容になっています。そんな時にこれです。
うん、良いです。
シャツ挟むだけで街着としてのクオリティが一段上がりますね。無理をしなくて良いシャツ限定ですが。
ワークなのか、クラシックなのか、ダル着なのか。
僕としてはダル着の延長でシャツを羽織りたいですが、たまにかっこつけたい日もあって良いかも。と思わせてくれるのがシャツだと思います。
監督に目線を送り出場機会を伺う選手のように、ギラギラした内なる熱を持っている気がする。そんな人、起用しちゃいますよ。っていうことの繰り返しで、週何回着てんのこのシャツ。
180cm / Col: Light Blue / Size : M
とあるインフルエンサーが購入して紹介されたことをきっかけにANOTHER ASPECTの認知が広まり、紹介された同じアイテムの問い合わせや購入が続出していました。
嬉しい反面、複雑な気持ちでもあります。
本当に着てくださるかな。とお節介な気持ちが湧くくらい、対応させていただいた方達の体型やお話を聞いた限りのライフスタイルのアンバランスさが頭でよぎってしまって。(ルッキズムをしているわけではなく。僕自身もチビでがっしりしているので、人のスタイルにとやかく言えるほど服は似合わない。)
まぁ、ファッションなので良いんですけど。良いんですけど、180度自身のスタイルを変えるトライをするブランドでは無いよとだけ伝えたいです。
必要なモノを、必要な分だけ。
消費に対してのアプローチを繊細に捉えている彼らに、買って・売ってをフルスピードで行われる事態。
こうやって現代の消費って行われているんだなと改めて感じた瞬間でした。
私たちは、かっこいいと思う物をこれからも提案させていただきますが、それを着たからといってかっこよくなるわけではありません。かっこよくなる手助けをしてくれる存在です。
こういう服着てる人は、余裕を持って人に接することができるよな。とか、コレ着てて知らない人にタメ口だったらめちゃくちゃダサいな。とか。まぁそんな人は何着ててもダサいんですけど、振り返るきっかけをくれると言うか。
“形から入る”といったところでしょうか。ネガティブな意味で囚われがちですが、僕は褒め言葉だと思っています。洋服がきっかけでそういった考えを選択肢として持つことができたら最高です。
人間、実際に思ってなくても行動に移したり、言葉に発してみたり、それをやり続けるだけで、そう思ってくるんです。
明日から皆さんもこれを反復していきましょう。
お年寄りには優しく。
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1LDK annex 杉浦
September 19, 2026, 2:51 PM
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