腹八分目。
こんにちは。1LDK annexの杉浦です。
今シーズンからお取り扱いをスタートした、Blanc YM(ブラン ワイエム)。
ブランドの概要、デザイナー宮内さんの考え方、お店として提案させていただきたいと思った訳などは、こちらのブログにありますのでぜひ読んでみてください。
僕がブランワイエム(勝手に省略してブランと呼ぼう)に抱いた最初の印象は、満足感でした。
良い料亭に行った時にちょうど腹八分目で食事が終わる感じ。満腹でもお腹が空いているわけでもない、欲張ってどっかデザート食べに行こっか。と思える感覚。
物足りないではなく、ちょうどいい。
現代の洋服において、この感覚になれるブランドは少ないと思います。
個性を追い求めて、圧迫感のあるコンセプトになり、そういった服を着ると”そういった服を着ている人”になる。
いわゆる満腹状態。
その点ブランの洋服を纏っても何者にもなれない。
シャツなのか、ジャケットなのか、アイテムを断定できない曖昧なラインに包まれた物は、自分にお茶を飲んで落ち着く余白を与えてくれる気がする。
なんかめんどくさいからそんな気張らずにテキトーでいいよ。と言いいつつ、平気な顔をして面構えの良い素材で居座っている。
なんかよくわからない。 それが良さなんだと思う。
Blanc YM
“Cupro Nylon Browsing Pants”
Col: Gray
Size: S / M
¥37,400 TAX IN
まず一発目はこれでしょ。と言わんばかりにテロテロシャカシャカパンツ。
秋冬の新作と言いつつ、このまま穿いて帰れる薄さ。
なんだか時代を感じますね。服を寝かさずに新作を楽しめる時代。いいね。
ジャケットの裏地に採用されることが多いキュプラの光沢とトロッとした落ち感に、ナイロンの芯のあるシャリ感が合わさった福井県の生地です。
ブランの生地を説明するときに日本の産地の名前が多く上がる理由は、できる限り自分で足を運んで判断できるから。ちょうど良さを提案できる裏には、生地の出来不出来がストレートに直結すると思っているので、そういうことかなと勝手に解釈。
この独特な色味は山形県の加工。
精錬染色加工という、糸や生地に本来含まれている油脂分などの不純物を取り除いた状態で染め上げる方法を採用しています。吸水性や染色性を高め、製品に美しい発色と、今の時期からでも着用できる機能性や奥行きのある風合いが与えられます。
想像するイージーパンツよりも品があるし、スラックスよりも砕けている。この変なバランスは、ブランが得意とする形。
今シーズンでは1型だけ真面目なトラウザーズがありましたが、それ以外は全てイージー仕様。
もちろん真面目なトラウザーもセレクトしていますが、初めてブランを知った方はこのイージー型を強くお勧めします。
生活感を出さずに、楽さと上品さを生み出せるパンツ。
より自身の生活に馴染んでくれるはず。
最近は、気の使い方が上手なブランドさんに目が行きます。せっかく買ったなら擦り切れるまで使いたいし。
お店を見ていると分かりますが、半年のサイクルで消費を考えるものづくりよりも、消費がもっとスローになるラインナップで annex は構成されています。
一生モノです。とかしょうもない事を言っているわけではなく、気分が変わっても数年後、また着に戻って来れるような服を提案したい。
そのために不可欠なことは、プレーンであること。
だからこそ気の使い方に目が向きます。
共生地でジャケットもお勧めです。セットアップできるならセットで持っておいて損ナシ。カーディガン?シャツ?ジャケット? なんかよく分かんないけど、まぁいっか。
一重仕立てなので、こちらも即戦力。
朝、着て出掛けて夜に帰ってきて、ハンガーにも掛けずにソファに置いて、また翌日羽織って出かける。
そんな”無”なアイテムです。いやもはや”有”なのか。
まずはこの一本からブランの魅力に浸ってくれることを願います。
入荷ラッシュで紹介が追いついていないですが、とりあえず店頭来ていただければ何かしらビビッとくるものがあります。あるはずです。なかったら田代に文句言ってください。
では、店頭でお待ちしております。
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1LDK annex 杉浦
August 28, 2026, 1:39 PM
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