title[特別対談] 人こそすべて『1LDK ID』創刊

1LDKが、人こそすべてという視点からショップスタッフのパーソナリティやライフスタイルにフォーカスしたタブロイド版『1LDK ID』(ワンエルディーケーアイディー)を創刊。それはブランドのルックブックでもなければカタログでもない。

創刊のねらいから今後の展開まで、1LDKゼネラルマネージャー関さんと企画・デザインを担当したワヴデザインの松本さんが語り合った。そして、今回の表紙モデル・表参道/青山店店長三好さんもたまらず、対談に分け入ることに……。

文 : 和田知巳(SIXPENCE

 

松本:やっと発行となりましたね。どうですか仕上がりは?

関:ありがとうございました。思った通りの出来映えに満足しています。

松本:関さんから発信力のあるメディアをつくりたいという話があったとき、スタッフのパーソナリティを最大限に活かすということにとても共感しました。

関:いまの時代どこに行っても同じものが買える時代なので、ものだけでは差がつかない。どういう空間で誰から購入したいか、そこに価値を感 じています。だから、いいスタッフが必要なんです。
いいスタッフがいっぱい集まってきてほしいし、そういう環境にしたい。
今回ショップスタッフにフォーカスしたタブロイドをつくった理由は、おもしろいスタッフがいることを知ってほしかったし、これを機に新しい優秀なスタッフに集まってほしいということです。

松本:たしかに。アマゾンなどでなんでも買えるわけだから、どこで差を出すかということになると空間。

関:人かなあというふうになりますよね。すごく感じます。ありがちな話ですが、昔はショップスタッフがかっこよかったなんて言われて久しい。そういうことを言われるのも、言うのも嫌なんですよ。
昔はもっと緊張感があったとかそればっかりは嫌なんですよね。今は今で若い人でもかっこいい人もいっぱいいるし、やっぱり僕たちだってお客さまからかっこいいと思われたい。
そういった意味では憧れの対象を意図的につくることも必要なことかなと思っています。こういうの嫌らしいかな。(笑)

松本:いやー、それはいいんじゃないですか。お客さまにとってもリアルなサンプルができるわけですから。
ところで、表紙ですが、関さんと僕で話した時に、スタッフのぱりっとしたポートレート案がおもしろいってことになりましたね。

関:バストアップでポートレート。コーディネート写真でいわゆるショップスタッフです!的なクリエイティブではなく、ある意味もっとモードな緊張感のある写真がいいと。
ショップスタッフは撮られる側としてはアマチュアなので、つくっていない世界に置いてしまうと緊張感がなくなる、それを表紙にするとカタログで終わってしまうんですよね。シャレも効いてますよね。なんだよー、三好かよって。というかこの人誰だろう?
それがお客さまの興味を引くというか。

松本:『ファンタスティックマン』のようにとぼけている感じ。どこまでマジなんだろうって。まぁユーモアなんですが。

三好:えっ、ぼく大マジでしたけど……。

関:いいのいいの。それが出るかなーっていうのがあったので、表紙案は一番最初に決まったことですよね。

松本:取材撮影も三好さんのパーソナリティがわかる部分で、ゆかりのある場所とか普段の行動範囲を元に選んでいきましたよね。

関:そこもつくられていない感じというか、リアルなところが見えるほうがよかった。お客さまから共感してほしいというのはあるので、抜けた感じは必要だと思いました。僕もそこ行ったことあるとか、これ知っているとかそういうところのやさしさがあったほうがいいかなと。

松本:そうですね。目黒通りの月光レコードとか知っている人もいるでしょうしね。普段行っている場所の紹介はあるんだけれど、コーディネートも自社のアイテムばかりではなく、自然と普段の三好さん自身が出ていたのが大きなポイントだったかなと。

関:スタッフはお店に立つとき、普段もそうですけど、別に1LDKで売っている服で全身を固めるというわけではありません。とくにルールはない、かっこよければいい、逆におもしろいものとかかっこいいものをどんどん探してほしい。1LDKで全部が揃うわけじゃないから、お客さまによっては希望を聞いたうえで、それならここのこれがいいですよってアドバイスできないくらいではちょっと寂しいっていうか。だから、つねに新しいものにアンテナ張っている人、それを楽しめる人は向いていると思います。

松本:配布場所は決まりましたか? 1LDKには置くんですか?

関:1LDKでは配りたくないんですよね。

松本:おお、それは大きな特徴になりますね。お店にはないんですよねって、それは独特かなって思います。

関:本当はお店で置くほうがいいんでしょうけど、なにか新しい出会いにしてほしくて。
1LDKを知らない人とか、三好を知らない人とか、なんだこの人と思って、手に取って。(笑)
何だ1LDKって店あるんだとか、1LDKって聞いたことあるけどこんな人が働いてるんだとか、こんな着こなしの人なんだとか。結構面白いことやってるんだとか、みたいな。
BLOGとかfacebookとかはそういうきっかけになるんですが、紙は内輪ウケで終わりたくないというのがあります。
『1LDK ID』は内輪ウケ記事なのでなるべく外に出したいんです。内輪ウケをお客さまと共有するっていうのは広がりがなくなってしまう。
僕たちに共感してくれるお客さまが来そうな場所を少し考えています。

松本:現状決まっている、あるいは置きたいところは?

三好:代官山蔦屋書店、NADiff、VACANT、世田谷ものづくり学校、kitギャラリー、CLASKA、Tas YARDなど、です。

松本:では、そのあたりで実際、手に取って見れるということですね。配布場所が確定したら、またブログなどで告知があると思います。

ところで、待望の2号目の表紙を飾るスタッフは女性の方ですよね?

関:レディースは始めて2年。まだまだお客さまが少ないので、レディースの知名度を上げていきたいんです。

松本:どなたかはまだ未定ですか?

関:中出かなー。中出がレディースのバイヤーで、スタイルがかなり幅広いのですごくいいと思っています。振り幅の広さとか。そう、2号目ももう動かないとね。

松本:いろいろやることありますね。

関:スタッフをアイドルにというか、スタッフをお店としてバックアップしたいんです。それに見合う努力をするスタッフじゃないと当然なれませんが。その人のもうひとつの分野、洋服以外のこと、ライフスタイルもすごく大事。また、おもしろいイベントを考えられたり、友達がたくさんいて人を巻き込めたりとか、洋服好きだけではない、人としてのパワーが当然必要になってくる。

三好:本とかイベントとかバイイングとかもそうだけど、自分でやって、お店にもいて、それをお客さまに話をして。当たり前ですが、それが一番ダイレクトに伝わりますよね。うちの規模だとそれができて、このチームだとできる。

松本:確かにそうですね。自分たちでつくって自分たちのお客さまと対峙して、自分たちでプロモーションもやっていける。いわゆる1LDKの今後っていうのはそこにあるのかなって思います。まさにそこに進み出していますよね。自分たちでメディアを持ちながらスタッフにフォーカスしてSNSで自分たちでアカウントをもって、推したいと思う商品をフィーチャーしている。

関:基本的に自分たちがおもしろいと思わないことはやりたくない。僕がおもしろくなくてもいいんですが、誰かは本当におもしろいなって思っていることだったら、多分共感してくれる人も多いだろうと。いいね!の数を増やしたいけど、無理には増えないし。

松本:SNSに対しても、お店としてどんな距離で接し、ツールとしてどう使うか、が問われますよね。そこもブランディング。
SNSにも自分たちらしさをどういう風に打ち出していくかが、すごく重要ですね。

関:昔は新しいブランドを見つけたり、知らない洋服を持ってくるのが重要だったけど、今はそれだけじゃなく、それをどういう感じで伝えるのが正しいのか、効率的なのかを考えるのが必要なのかなって思います。SNSは正直ですかね。つまらない記事は、20いいね!くらいしかつかない。それもおもしろいよなあ(笑)

松本:ブログでも明らかに記事によって、いいね!数の違いがありますよね。

三好:そこで反応を感じる尺度にはなりますよね。

松本:お店をやっている人にとっては、すごいおもしろい時代ですよね。

関:そう思います。インスタのフォロワー数はまだまだ伸びてますし。

松本:もっともっと伸びそうですね。(※現在約4800人)

関:始めて半年経たないですが、この勢いだといくと思います。いってほしい(笑)

松本:次のステージが楽しみです。

(終)

 

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