半世紀前の生地
初めまして。1LDK annexの金澤です。
もう既に店頭でお会いした方も、そうでない方もこれからよろしくお願い致します。
まずは、簡単に僕の自己紹介から。
今年、大学4年で化学を専攻しています。
平日は大学で研究があるので、この一年は基本的に休日出勤になると思います。
早いことにannexで働き出して、もう一ヶ月が経ちました。
基本的にバイト代はほとんど洋服代へと変わるのですが、
ここ一ヶ月入荷してくる新しい服達を見ていると物欲が沸々と上がり、
気が付けばかなりの量の洋服達を家のクローゼットまでお持ち帰りしておりました。(笑)
その中の一つが今日ご紹介するFRANK LEDERの洋服です。
FRANK LEDER “SHIRT WITH POCKET” (手前) ¥48,000 + tax
FRANK LEDER “SHIRT JACKET WITH DRAWSTRING” (真ん中) ¥58,000 + tax
FRANK LEDER “2TUCK TROUSERS” (後ろ) ¥48,000 + tax
定番ヴィンテージベッドシーツシリーズに新色”ミリタリーカーキ”が追加されました!
もうご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、
そもそもこのヴィンテージベッドシーツって?なに??って方も多いはず。
お恥ずかしながら、僕もその一人でした。
この定番のシリーズは、1960年代にベッドシーツとして用いられていた生地を
贅沢に丸々1枚使用して作り上げているんです。
初めて見た時、学生の僕からしたら値段がかなりネックでした、、、
でももうこの時点で、生地にものすごく拘りがあるブランドであることは理解できましたし、ざっと50年以上も前の生地を使って、今こうして洋服が出来上がっていると思うと興味が湧いてきませんか?
次は、今シーズンからの新色について。
この色は、ドイツ軍のために開発されgreen greyという名前でカモフラージュのために採用されていたそう。
自然光に当ててみると、軍物でイメージするような濃いオリーブではなく、
green greyという名前がしっくりくる柔らかい色味になっています。
でも、生地はすっごい硬いんです。この色味とのギャップが個人的にはすごく気に入っています。
ちなみに僕は、ドローストリングタイプのジャケットを購入しました。
一度洗った状態が次の写真になります。
色はそこまで抜けなかったですが、一番変わったのは生地感です。
実際、洗濯表記的には洗わない方がいいっぽいですが
そこは気にせず洗濯してみました。(笑)
ごわごわした硬い生地が、シワ感が出て柔らかくなりました。
こんな感じで、ボタンホールの糸も良い感じにほつれました。
おそらく皆様が懸念するであろうポイントは、洗ったら縮まないのか。というところだと思います。
数年前に書かれたFRANK LEDERに関するブログには、ワンサイズ縮んだ。とあったのである程度は覚悟して洗濯機に入れました。
しかし、サイズにほとんど変化は見られませんでした!
これは数年前のモデルとは違い、生地に染色する段階で縮みを発生させ、商品化する時には最も縮んだ状態となっているため、洗濯をしてもサイズに変化は生じない様です。
皆様、安心してガンガン洗っちゃって大丈夫みたいです(笑)
そもそも色的にそこまで男臭い感じは受けないですが、
より柔らかい印象になったと思います。
セットアップで着るとこんな感じに。
前は開けて、シャツはタックイン、足元はスニーカー。
トータルコーディネートとしては、上手くまとめられたと思います。
ここまで話してきてなんですが、、
正直な話個人的にはこのコーデも、普段よくするインナー白ティーにデニムの組み合わせも、どうもしっくりこない。
今までの自分だったら、きっと手を出すことの無かった洋服。
今までの自分だったら、その時似合う服。その時着たい服を選んでいました。
でも今回は、今は着こなせないけど、着込んで、着倒して、一緒に成長したいな。という思いでこの服を買いました。
このFRANK LEDERの洋服は特に、着れば着るほど味が出て、
自分だけの一着に仕上げる楽しみが感じられると思います。
まだまだ未熟な自分と、まだまだ未完成な洋服。
何が言いたいかというと、たまには直感的に、数年後の自分に期待して背伸びをした買い物をすることも悪くないということです。
是非気になった方は、試着だけでも構いません。とことん一緒に悩みましょう。
それでは、洋服の知識も、文章を書く力もまだまだですが、
僕の感覚、イケてると思うスタイリングを発信していきますので、これからよろしくお願い致します。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
March 15, 2021, 7:07 PM
Category: PICK UP