今年の冬はとびきりを。
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
三度の飯より服が好き。今日はそんな方に向けたお話です。
半年前の今季のオーダーの時に、どうしてもこれだけは欲しい。着たい。
その一心で購入を即決した待ちに待った洋服が届きました。
“カシミヤのニットセットアップ”です。
先日のブログで今季のannexはスウェットセットアップに加えて新たにニットセットアップをおすすめしていきたいというお話をしましたが、これは究極系。
間違いなく今季セレクトしたニット部門でいくとナンバーワンのアイテムだと思います。
< HERILL >
Col : BLACK
Size : 2 / 3
Price : ¥90,000-(¥99,000-tax in)
Col : BLACK
Size : 2 / 3
Price : ¥120,000-(¥132,000-tax in)
アイテム、値段どれを取ってもやばいですよね、、笑
僕は見た瞬間、なにこれカッケー!で即決。
みなさんにとって”カシミヤ”ってどんな印象でしょうか。
軽くて、ふわっふわ、暖かい。それに値段もね、、
HERILLではブランド立ち上げ当初からPURE CASHMEREを使用したアイテムを毎シーズンリリースしていますが、今回のこの洋服は僕らのカシミヤの固定概念を簡単にぶち壊してきます。
そもそもですが、なんでカシミヤって高いんだろう。そんなこと考えたことありませんか?
無意識に「カシミヤ = 高級品」と頭の中で変換してしまいますよね。
カシミヤとはモンゴルや中国の寒暑の厳しい山岳地帯に生息する山羊から取れる動物繊維の総称を指します。
このように厳しい環境下で育つことで良質な原料となり、ウールに比べ人口飼育が難しく、大量に生産することができないことから希少価値が高くなるようです。
そのカシミヤをピュアカシミヤの名前の通り、なんの混じり気もない純度100%でニットを作っているのがヘリルです。
伝わりますかね。この肉感。
「軽くて暖かい」というストロングポイントを持つカシミヤをここまでぎっちぎちに編み込んでくるブランドは他にないと思います。原材料コストが高いカシミヤをこれだけ使用するとなるとあの値段も頷けます。
カシミヤ100で作られる洋服は他にもあるかと思いますが、この洋服はアイテム名にもある通りケーブル編みに編み立てられていて赤、黄、青といったカラフルなネップがそこら中に散りばめられています。
一般的にケーブル編みのニットといえば、油分を含んだウールのガシっとした男らしいアイテムをイメージしますが、ヘリルはそこを全てカシミヤで作り上げることで、中性的というかどこか柔らかい印象に仕上がっています。
カラフルなネップまでも全てカシミヤで仕上げる拘りっぷり。余すことなくカシミヤを堪能できるスペシャルなアイテムです。今まで見てきたニットとはレベルというのかベクトルが違ういい意味で変態の域にいるニットだと思います。
毎回新鮮で着たことがないし、これどう合わせたらかっこいいんだろうと考えさせられるからヘリルはかっこいいんですよね。
別にここまでカシミヤに拘らなくたって、今の時代技術の進歩で化学繊維や天然繊維を上手く配合して防寒性、保温性、撥水・防水性など○○性と名の付く機能に優れたアイテムは他にも山ほど存在しています。
ただ、これはどこにフォーカスして物を見るかで変わってくる部分だと思っていて、これは良し悪しの話ではなく例えばですが、100円の回転寿司に行くのか回らない高級寿司に行くのか。そこでマグロを頼むにしても赤身を食べるのか大トロを食べるのか。
その時の状況によって満足する基準は誰しも変わってくるはずです。
僕はこの冬、「回らない高級寿司で大トロ」のスペシャルセットでいきたかったのでこれを買いました。
それともう一点。
これは小言ですが、今のご時世食料品を始めとして日用品、ガソリンなどなど値上がりラッシュが続いていますが、この流れは洋服業界にも影響が出始めています。
原材料価格の高騰を受けて実際今シーズンから、値段を上げざるを得なかったブランドさんもいくつかありますが、ヘリルの大島さんはとりあえず今シーズンは据え置きで洋服を作ってくださっています。
もうあと何年かしたら天然繊維を100%使用する洋服は、今以上に嗜好品になっていると思います。
現時点でも高いんですけどね。こういう流れも考えて僕は今シーズンにでっかい買い物はしとこうかなっていう自分への言い訳はそんな感じです。(どうせ来年の自分も買い続けているとは思いますが、、、笑)
話を戻して、トップスのニットはある程度着るイメージがつくにしてもニットパンツってどうやって合わせればいいの?って感じですよね。
僕自身ニットのパンツを買うのは今回が初めてなので探り探りですが、僕と店長西脇のいつものスタイリングにプラスワンでニットパンツを組み込んで写真を撮ってきたのでまずご覧ください!
<スウェット> 168cm / Pants : Size 2
<ジャケット> 178cm / Pants : Size 3
<ニット> 168cm / Pants : Size 2
どうでしょう?いつもの洋服と合わせてみましたが、食わず嫌いと一緒ですね。今まで穿いてこなかっただけで、というかニットパンツ自体そもそもあまり目にしてきませんでしたが、いけるんじゃない?ただの穿かず嫌いでした。
イメージ的にはスウェットパンツなので、だらしなくなり過ぎないようにトップスなのか靴でメリハリをつけてあげると、スタイリングのいい外しになってくれます。
買ってみて思ったことですが、僕はパンツの方が穿いてみて感動しました。
トップスだと直で着ることはほぼほぼ無いと思いますが、パンツは一枚で穿くと思いますのでカシミヤの柔らかさ、しっとり具合を直接肌で感じることができます。
カシミヤの良し悪しはほっぺたに当ててみて判断するといいという話を聞いたことがありますが、これと同じ要領な気がしてます。
こればっかりは穿いていただかない限り伝えるのが難しいところですが、ニットを得意とするヘリルだからこそ作ることができるパンツだと思いますし、安心感もあると思います。
それではカッコよくないはずがないメインディッシュを。
178cm / Tops: Size 3, Pants: Size 3
やっぱりセットアップで作られた洋服はセットアップが一番輝きますね、、、
先ほどお見せした通りものすごく密に編み込まれているので、持った時はズッシリと重さを感じます。ただ着ると意外に軽い。嫌な肩が凝るような重さは無く、しっかりと包み込んでくれます。
ニットならではの動きのある生地だからこそ生まれるこの溜まり感が新鮮で、太さはあるんだけど太すぎない絶妙なシルエットがもうドンズバです。
この洋服は見る距離によって、太陽光が当たるか当たらないかによって見え方が変わってくるところが面白いんです。
一定の距離があると少し抜けたようなブラックのケーブルニットに、あれ?なんかポツポツ付いてる?くらいなんですけど、近づくほどネップの表情がはっきりと見えてきてケーブルよりもネップに目が行くようになるんですよね。
デザイナーの大島さんが意図しているところかは分かりませんが、こういう遊び心といい意味での違和感を感じることができる不思議な感覚がヘリルを好きな理由の一つです。
袖のリブは若干長めの設計で、初めて着た時は少しきつく感じましたが、着ているうちにちょっとずつ馴染んできてました。
この少し長めのリブに加えて少しきつめのテンションにすることで、自然と袖が溜まってくれます。このだるゆる加減が可愛いんですよね〜
いいと思ってくれた人に着て欲しい。
まさにそんな想いが詰まった妥協なく突き詰めて生み出されるヘリルの洋服。
何年経っても冬になったら引っ張り出してきて毎年着てるんだろうな〜というのが容易にイメージできますし、この時期が楽しみになります。
これまで着たことのなかった唯一無二のニットセットアップ。まさに理想形です。
今年の冬は家でも外でもとびきりのニットで過ごしてみませんか。
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1LDK annex 金澤
October 29, 2022, 7:00 PM
Category: PICK UP