リフォメッドの思い出のシャツ。
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
ここ最近の名古屋は急に秋らしさを感じる肌寒い気温が続いていて、ここまで早めに買い揃えてきた洋服たちがようやく日の目を浴びはじめています。
このちょうどいい気温がずっと続いてくれればいいんですけどね、、、きっと毎年のことながらあっという間に凍える冬がやってくるので、今から長い時期活躍してくれそうなアイテムを今日はご紹介していこうと思います。
< refomed >
“GRANNY REPAIR WRIST PATCH WIDE SHIRT”
Color: WINE
Size: 1 / 2
¥36,300-TAX IN
“GRANNY REPAIR WRIST PATCH WIDE CHECK SHIRT”
Color: GREEN × BLACK
Size: 1 / 2
¥41,800- TAX IN
またもやリフォメッドが面白い洋服を作ってくれていましたので、一つずつ紐解きながらお伝えさせてください。
まずはリフォメッドといえばのポイントから。
一つ一つの洋服に対してストーリー性の詰まったモノ作りをされているのがブランドの大きな特徴だと思いますが、この洋服も面白い切り口からのアプローチでした、、、
所々に刺繍が施されていて、リペアされたようなデザインが目を惹きます。
デザイナーの安藤さんが、「幼い頃破けてしまった作業着などを祖母に手縫いで直してもらった。」というなんとも微笑ましいほっこりエピソードを元に表現して生まれたのが今回のこのシャツです。
僕も小さい頃から野球をやっていたので、スライディングでパンツの膝が破けては何度も直してもらっていたな〜と思い出しました。
みなさんも思い返すと何かしら近しい経験はあるのではないでしょうか?
大人になった今、洋服にしろ家具にしろガタがきたらすぐに代替品を見つけて買ってしまいがちですが、リペアしたいと思うものっておそらくこれから先も長く大切に付き合っていきたいと思うアイテムですよね。
これは僕の憶測に過ぎませんが、消費のサイクルが目まぐるしく早い今の時代だからこその、デザイナー安藤さんからのメッセージなように感じました。
このシャツに関しては既にリペアされた状態からのスタートですが、愛着を持って長く着たい一着になってくれるはず。
一枚目はロンティーをインナーに、二枚目はスウェットを着てみました。
リフォメッドをお好きな方はもうご存知かと思いますが、身幅やアームにはゆとりは持たせつつ着丈はコンパクトな、ならではのボックスシルエット。
このシルエットによってインナーを着込むことも簡単にできるので、今時期はシャツとして、もっと寒くなってきたらジャケットとして、ユーティリティーに活躍してくれます。
着丈がすっきりしている分ある程度肉感のあるインナーをレイヤードをしても裾まわりがもたつく事なくボトムスとのバランスを整えてくれるのが本当に優秀です。
< CREDIT >
inner: HERILL “Goldencash Pullover”
pants: is-ness “RELAX WIDE SWEAT PANT”
凍えるような冬にはこんなスタイリングで使いたいイメージです。
スウェパン、ニットのラフな装いに最後の味付けとしてこのシャツを羽織ってみるのはいかがでしょう。
ウールのシャツは個人的にも好きなアイテムなのでよく着ていますが、アウターにもできるとなるとスタイリングの幅がグッと広がりますね。
視覚的な温かみもプラスされるのはもちろん、保温性の面でも長けているので冬を越して春先まで行けちゃいます。
春はウォッシュデニムにスニーカーくらいでお花見のお供として連れて行ってあげてください。
< CREDIT >
inner: Y “NON MULESING WOOL KN PO”
pants: refomed “RIGHT HANDED DENIM PANTS(USED)”
coat: FRANK LEDER “BLACK WOOL COAT”
続いて、コートのインナーに差し色として着てみました。
オープンカラーシャツっぽく一番上のボタンだけ開けて、首の詰まったインナーをレイヤードするのもおすすめです。
色物のアイテムだからこそ、アウターからチラッと覗いてるくらいでも十分存在感がありますね。
色気はありつつカッコ良くなり過ぎないWINE
大ぶりのヴァッファローチェックが目を惹くGREEN
ここまで何気なく2色のご紹介を進めてきましたが、、この服の面白いポイントは生地にも隠されています。
実は色によって異なる生地を使用して出来上がったのがこの2つのアイテムになります。
WINEは太番手のウール糸を使用した平織素材なのに対して、GREENは秋冬といえばのウールネル素材を使用しています。
WINEの方は、平織素材という固く丈夫で透け感も出ない編み方をした生地に加工を加えることでふんわりと起毛感はありつつも、しっかりとコシのあるタフな素材感です。
ウールならではの発色の良さ、色味の深さを感じていただけるのがこちらのストロングポイント。
それに対して、GREENの方は起毛感がありとろみのある柔らかな生地感で、コットンネルでは野暮になりがちなカラーリングもウールを使用することで上品かつ重厚感のある仕上がりです。
単純にこっちの色の方がウールの割合が多い(GREENは90%, WINEは70%)ので、質感の変化は当たり前ですが、同じ形で作られたシャツでここまで見え方、組みたいスタイリングのイメージが変わってくるのは面白いと思います。
今シーズンannexとして他のブランドさんからもウールのシャツはセレクトしましたが、いい意味でリフォメッドが一番ウールのシャツに対しての解釈は自由度が高かったと思います。
というのも、ここまでお話してきたようにリフォメッドの場合シャツとして作っていながら、ジャケットのようにも着れてしまうので、着られる時期がとにかく長い。
それに色物/柄物でありながら、落ち着いたトーンで作られているので重ねても、インナーに忍ばせても馴染みがいいんですよね。
度々思うことですが、今はこう着たい!というスタイリングも年齢を重ねていけば着たいと思うスタイリングが変わっていくのは当たり前の事だと思います。
そんな変化のタイミングが訪れた時に、これはあの時に着ていたからもういいや。で手放すのではなく、その都度今の自分だったらでアップデートしていけたらかっこいいな〜と思うんです。
なので最近はこの”アップデート”という言葉がすごく好きになってきました。
物のせいにして切り捨て、新しいものを次へ次へと買っていく。
それもいいとは思いますし人それぞれですが、大量消費のサイクルが出来上がってしまっている今だからこそのリフォメッドからの提案の一つがこのシャツで、僕はその考え方、アプローチがとても好きでした。
同じようで見え方が全く異なるこの2枚をどうアレンジするか。
これからスタイリングを組むのがもっと楽しくなると思いますし、最近の気分的にタンスの肥やしになっていた洋服達も生き返ってくれるアイテムだと思います。
まずは今年の、今の気分で選んでみてください!
積み木を積み重ねていくように年々アップデートを繰り返して一つの洋服を長く楽しんでみるのもいいのではないでしょうか?
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1LDK annex 金澤
October 21, 2023, 7:00 PM
Category: PICK UP