今年もドイツ製のシャツが揃いました。
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
最近は新作の入荷が続きバタバタとしておりましたが、満開だった桜も散り目の前の公園も綺麗な緑の葉が生い茂る、まさに春といった日が続いていますね。
急に気温が上がり、日中はもうすでに半袖の方もちらほらと。
その気持ちも勿論分かりますが、
洋服好きの春といえば、、、そうです。シャツの季節!
個人的にもシャツが大好きなので一年中その時期によって素材を変えながら楽しんでいますが、
その中でも僕のスタイルには欠かせない”ドイツ製のクラシックなシャツ達”を今シーズンも揃えましたので今日はまとめてご紹介していこうと思います。
annexが出来てから10年以上にわたってお取り組みをさせていただいているFRANK LEDERは昔と変わらず今も一貫してドイツ製産。
昔からのお客様と今の僕と同世代の方達を繋いでくれているベテランのブランドです。
だんだんと自分がしたいスタイルのイメージが固まってきたこともあり、これまで以上にこのブランドに対して考える時間が増えました。
今でこそ10着程所有している大好きなブランドで半年に一度の楽しみで少しづつ自分のコレクションを増やしている最中ですが、
4年前僕が最初に買ったのは確かシャツからだったと思います。
それもあってか僕の中でのフランクリーダーは”良いシャツのブランド”というイメージが強いです。
ただ、”良いシャツ”というのはすごく曖昧な表現で人によっても価値観はバラバラですよね。
数あるブランドから僕がフランクリーダーのシャツを集めたくなるのは、
“ファブリック”と”パターンニング”
この2つの要素が大きく関わってきます。
ヴィンテージ、デッドのこれまでに見たこともない圧倒的なファブリックやアンティークのボタン、それらを使って作られるクラシックなシルエット。
これの掛け合わせが集めていくごとにクセになる中毒性があって、間違いなく僕の中での良いシャツの一つです。
それでは前置きは程々に、今日は3種類の生地からなる合計4枚のシャツをご紹介していきます。
まずは、フランクリーダー定番のシリーズから!
< FRANK LEDER >
“60’s VINTAGE OLDSTYLE BED SHEET STAND COLLAR SHIRT” (右)
“60’s VINTAGE BED SHEET OLDSTYLE SHIRT” (左)
COL: NATURAL
SIZE: S / M
¥53,900-TAX IN
60’sのデッドストック、ホテルなどで使われるベッドシーツを丸々一枚使って作られているのがこのシリーズ。
今シーズンは生地本来のカラーであるナチュラルのみで、スタンドカラーとレギュラーカラーの2型をセレクトしました。
このシリーズの魅力といえば、なんといっても”洗った後の生地の変化”にあります。
未洗いの商品の状態はまだハリがあって生地自体にゴワつきがあるのですが、
これを何度も何度も洗いにかけていくことで、自分の身体に沿うようなクタッとした風合いへと変化していきます。
ベットシーツシリーズは「育てる生地」なので、着方や洗う頻度にもよって変化の出方は十人十色。
僕自身フランクリーダーの入門編とも言えるこのシリーズが大好きで、シャツとジャケット、パンツで4着持っていますが、年数が経てば経つほど自分だけのモノへと変わっていく様はこのブランドならではの楽しみ方だと思います。
REGULAR COLLAR: 178cm / size M
どちらの型も共通して着丈が長く、裾の大きなラウンドが特徴的な昔ながらのディテールが散りばめられた”オールドスタイル”のシャツ。
どちらも縦に長い印象で、肩周りや身幅などゆとりはありつつ、だらしなく見せない品のあるサイジングです。
時代の流れ的にはもっとゆとりのあるサイズが流行りだと思いますが、そこに流されないブランドの強い意志が感じられて、袖を通すと自然と姿勢を正さなくては。と思わされるサラッと着ていきたいシャツです。
そんなベッドシーツシャツですが、ここ数年は”定番”として形を変えずにリリースされています。
昨年もこのシリーズはセレクトしましたが、一年経って自分自身組みたいスタイリングのバランスが変わってきたので、おんなじ洋服ですが毎年新鮮な気持ちで楽しめています。
< CREDIT >
AFTERHOURS “OVERSIZED T-SHIRT”
O- “COMFORT PAINTER”
< CREDIT >
A.PRESSE “Type.2 Melange Gabardine Trousers”
今年の現時点での僕はメタルフレームやブリッジのメガネでナード感を出しつつ、足元はローファーですっきりさせるバランスがしっくりときています。
パンツの好み自体はデニムやトラウザーズと昨年とあまり変わっていないように思いますが、小物を揃えた一年だったのでそれだけでもかなり印象は変わったように思います。
最近はちょうどいい気温が続いているので、インナーを半袖Teeにして羽織りのように前開けで着るのもいいですし、シャツとしてざっくり腕まくりスタイルもおすすめです。
僕的には春夏シーズンをメインで着ることが多いのですが、コットン100%なので秋口にこのシャツをインナーにブルゾンを羽織ったりなんてスタイリングや冬の素材にも負けない面構えのシャツなので、ちゃんと一年着回せます。
そんなこんなで一年過ごしていると、気分も変わりもっと違うスタイリングも組みたくなってくるはず。
きっとそうなる頃にはクターっと身体に馴染んでくれていると思いますよ。
このシャツに完成の状態なんてないのかもしれませんが、じっくりと自分だけの一着に育てていきたい方におすすめのベッドシーツシリーズ、ぜひこの機会にどうぞ!
< FRANK LEDER >
“RARE CZECH VINTAGE PLAIN SHIRT“
COL : L.BEIGE
SIZE: S
¥96,800- TAX IN
ファブリックに目を向けると、今シーズンで一番特別感があるのはこのシャツです。
襟元のタグを見てみると、、、
「RARE VINTAGE CZECH FABRIC limited to 8 pieces worldwide」
ものすごく貴重な生地を使用しているというのが、この英文だけで分かりますよね。笑
フランクリーダーではここ数シーズン貴重な限定ファブリックを使用するラインが存在するのですが、僕としてもこのブランドの独特な生地選びには目が無いので欠かさずピックするようにしています。
そんな今シーズンは何種類かある中で、このシャツが抜群にカッコよかったので一着だけセレクトさせてもらいました。
というのも、ここで使われているのが1950年代の戦前に織られたモノだそうで。もはや博物館レベルの代物です。笑
そんな特別な生地を収集しているコレクターからフランク自身が生地を買い取りシャツに仕上げたというわけです。
< CREDIT >
EYEVAN 7285 “359”
HERILL “Egyptian Cotton Chinopants”
今時期であればこんなスタイリングが気分ですね。
2年前に買った私物のフランクリーダーのリネンジャケットにヘリルのチノパン、そして足元には今年の頭に奮発したウェストンのローファーのワントーンスタイル。
もちろんカジュアルダウンしてラフに着ていただくのも良いのですが、主張が強すぎないチェック柄が程よくアクセントになってくれるので、クラシックにまとめても少し柔らかいニュアンスを醸し出してくれます。今年の春はジャケットスタイルもおすすめさせてくださいっ!
僕が選んでくるフランクリーダーのシャツは、好みというのもあって着丈が長くゆったりとしたシルエットのモノが多いのですが、このシャツの場合は例外でした。
サラッとした着心地は70年以上前のものとは思えない程の仕立てですが、この生地こそが今回のメインディッシュなので、一番生地が映えるであろう無駄のないプレーンなシルエットにされているところも気に入っています。
ここ数年はコロナの影響もあり、国内国外問わず洋服にもその情勢が反映されてきましたが、フランクリーダーも例に漏れずオーバーサイズの流れやリラックス感のある生地選びが見受けられてきました。
そんな中で今回のこのシャツは、一昔前のフランクリーダーらしいフィッティングが懐かしくも感じられる、時代に左右されない普遍的なモノでした。
年齢や流行りなんて気にしなくて良いんです。
大量消費の今の時代、一着一着思い入れのある買い物をしてみるのもいいと思いますよ。
< FRANK LEDER >
“STRIPED LINEN / COTON PULLOVER STAND COLLAR SHIRT“
COL: NAVY
SIZE: XS
¥75,900-TAX IN
これで今シーズンセレクトしたシャツのご紹介がラストとなります。
熱を入れすぎてすでにロングブログですが、、、もう少しだけお付き合いください!
さて、先ほどのクラシックなシャツと比べると、ずいぶんと気の抜けたゆったりとしたシルエットのシャツ。
昨年もマルチストライプのコットンリネンシャツはセレクトしていたのですが、
今シーズンは僕のセレクトでは初のプルオーバー型。しかも大好きなネイビーです。
(正確にはパープルみの強いフェード感のあるネイビー。ストライプも控えめでいい感じです。)
このシャツは見た瞬間お店に入れることを決めたくらい、一目惚れのやつでした。
< CREDIT >
WELCOME-RAIN “1P TROUSER”
全スタイル共通して今シーズンはやっぱりローファーが欠かせません。
着丈が長いこの洋服、これってどうやって着ればいいですか、、、?
なんてご質問をたまにいただきますが、プリーツの入ったワイドスラックスに革靴のバランス、いかがでしょう。
他には僕だったら、ネイビーのチノパンかインディゴのデニムとかで合わせたいですね。
ちなみにサイズ感についてですが、いつもだともっと大きめのサイズでセレクトするのですが、このシャツの場合作り的にかなりルーズなバランスなので、XSのみで入れてます。
表記だけ見ると少し心配になるサイズだと思いますが、178cmの僕でもちょうどよく着れるのでご安心ください!(ちなみに僕と10cm違う店長西脇も緩すぎることなく着れていましたのでほとんどの方がいい感じに着れるサイズ感だと思います。)
あと、首元は下のボタンを2つだけ閉めてあげると、白Teeの首がチラ見えするのでバランス良くまとまってくれそうです◎
そして、このシャツでして欲しいスタイルが”タックイン”です。
昨年の冬くらいからスラックスは気分だったので、SSでもその気分に合うシャツがあればな〜で見つけてきたのがこのシャツなので、僕的にはこのスタイルがかなり落ち着きます。
ただ、店頭で大人の方とお話をしていると、「もうタックインとか気恥ずかしくてさ〜」なんてお声をよく聞きます。
僕もあまりしてきませんでしたが、やってみると食わず嫌いのようなもので案外しっくりきますし、合わせられるパンツの選択肢がグッと広がってくれるのも嬉しいところ。
< CREDIT >
MASTER & Co. “SADDLE PULL UP BELT 25mm”
そして、フランク自身このシャツはタックインを推奨しているのでは、、、?と思わされるボタン下の生地のつまみ。
これによってインした時に、もたつくことなく品よく見せてくれています。
なんとも考えられたサイズ設計やディテールの数々。
着丈を活かしたタックアウト、時にはすっきり見せたいタックイン。
今年の春夏、一押しの二刀流シャツをぜひお試しください!
いかがでしたか?
定番のベッドシーツシリーズに、70年の時を経て形にされた激レアヴィンテージのシャツ、そしてプルオーバーの2つの顔を持つシャツ。
今シーズンも最高にかっこいいシャツを作ってくれていましたし、どれも”良いシャツ”のポイントが違うモノばかりだったので、現時点での気分を反映してくれるモノがあれば直感的に選ぶのもいいと思います。
気温も上がってきて、シャツを一枚で着るにはもってこいの日が続いてます。
今シーズンのおすすめシャツが勢揃いのタイミングですので、ドイツ製のシャツ達も候補に入れてみてください!きっとこれまでの洋服の見え方を変えてくれるはずです。
もうすぐ長いGWも始まるので、この機会に東海圏の方々はもちろん、遠方の方もお会いできるのを楽しみにしています!
フルパワーで毎日お待ちしていますので、よろしくお願いいたします!!
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1LDK annex 金澤
April 24, 2024, 6:35 PM
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