“FRANK LEDERが作る”ウールシャツ
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
今シーズンセレクトした洋服の納品が落ち着き、名古屋もようやく過ごしやすくちょうどいい気温になってくれました。長かった暑い時期から一変、朝方や夜は「寒っ、、!」と身震いするほどに。
洋服好きは皆自然と笑みが溢れるシチュエーションが整いましたので、あとは今年の洋服をしっかりと準備していくだけですね。
ということで、今の時期から即戦力で着ていくことができる、今シーズンおすすめしたい洋服のご紹介をしていきます。
FRANK LEDER
COL: NAVY
SIZE: S / M
¥75,900-TAX IN
今年もようやくやってきましたね〜、ウールシャツの季節が。
僕は我慢できずに店内で9月ごろから着ていましたが、リアルに外で着られる時期を心待ちにしていたのですごく嬉しいです。
ところでみなさん、これまでにウールシャツを着たことはありますか?
提案されているブランドさんは国内でもいくつもありますので、特段物珍しいな、、という感じはなくなってきているかなと思いますが、
僕が好きなのは、「”FRANK LEDERが作る”ウールシャツ」。
もはやイコールで繋げてもいい程に僕の中では絶対的な信頼がある洋服で、毎シーズン少しずつ買い足して自分だけのコレクションを増やしている最中です。
フランクリーダーの洋服は目で見て、触れて、実際に着てみることで自然とスイッチが入ってしまうようなパワーを秘めているように思います。
そもそも僕がフランクリーダーの洋服を好きになったのは、これまでに見たこともないような生地の迫力に圧倒されたことがきっかけで、
デッドストックの生地を世界各地の倉庫やディーラーの元へデザイナー本人が赴き、今から数十年前の用途不詳の眠っていたファブリックを選び、それをブランドとしてのフィルターを通して今の時代に洋服として新しい価値を生み出しているところが唯一無二でかっこいいと思わされる部分です。
そして今も変わらずドイツ生産を一貫しているブランドの背景にも惹かれますし、独自の美しいシルエットにどっぷりとハマってしまう方たちをこれまでに何人も目にしてきましたし、何より僕自身フランクリーダーが作るウールシャツが大好きなので自信を持っておすすめしていきたいと思います。
今回のこのシャツも、なんだこの生地、、!?となる不思議な色味のものでした。
引きで見ると表記にある通り奥行きのあるネイビーに見えるのですが、近くで見てみると経糸は白っぽい糸で、緯糸はほぼ黒に近いネイビーと青みのあるネイビーの糸が格子状に織られていることで生まれる違和感のある不思議な生地が出来上がっているようです。
一見シンプルなようで実はシンプルじゃない。なんていう天邪鬼さはまさにブランドらしさ満載。
当時何用で作られていた生地なのかは定かではありませんが、ウールならではの毛羽立ちが若干あることで織り柄の主張はありながらも柔らかい印象になっています。
フランクリーダーのシャツにはいくつか定番のシルエットがありますが、今回はオールドスタイルのスタンドカラーをセレクトしました。
着丈やや長め、アームすっきりバランスのブランドらしいシルエットで、そこまで地厚な生地ではないため”タックイン”も難なくできますし、なんなら今回バンドカラーのウールシャツを入れたのも「秋冬に着るシャツのレイヤードスタイル」をおすすめしたかったからです。
COAT: FRANK LEDER “DARK BLUE HERINGBONE WOOL COAT”
PANTS: YOKE: “3PLEATED WIDE-LEG TROUSERS”
LOAFER: VINNY’s “RICHEE PENNY LOAFER“
一枚で着ても存在感を放ってくれるシャツではありますが、冬本番となればそうは言っていられません。
今年は断然コートの気分なので、ダークネイビーのチャスターを上から羽織って、パンツはYOKEのどかっと太いストレートシルエットのベージュあたりでいかがでしょう?
このシャツはモヤッとした独特なニュアンスカラーのネイビーなので、重ためのアウターを羽織るときは淡いカラーのパンツを持ってきてあげるとコントラストが効いてバランスが取りやすかったです。
ボタンは2つ開け、白Teeちょい見せがシャツを着る時のマイルールですが、襟が無い分レイヤードした時の首周りのすっきり感はバンドカラーシャツならでは。
フランクリーダーのウールシャツは癖がありスタイリングしづらいと思われがちですが、このシャツだからと特段いつもとスタイリングを変えたところはないので、比較的取り入れやすいアイテムに感じましたし、ぜひシャツ好きの方には秋冬に着るウールシャツの魅力を感じていただきたいです。
KNIT: extreme cashmere “xtra out”
PANTS: O- “IOS COMFORT“
さて続いては、ウールシャツとカシミヤニットの秋冬には欠かせない存在のドンズバネイビースタイル。
昨年まではフランクリーダーのみのスタイリングも好んでよくやっていましたが、今年はSSから継続して引き算したフラットなスタイルが落ち着きます。
濃紺デニムにextreme cashmereのカシミヤフルジップ、贅沢なスタイリングですがあくまで普通で自然な着方で取り入れるのが僕なりのこだわり。
オールネイビーとは言いつつも着丈でメリハリが付き、柄のような模様のおかげでのっぺりとせず物足りなさも感じさせません。
年々自分の中で着たいニュアンスは変わりますが、それでもこれまで買い足してきたフランクリーダーの洋服は手元に残り続けていますし、流行りのないクラシカルな洋服ですので自分だけのマイ定番にしていただけたら嬉しいです。
改めまして、僕にとってフランクリーダーのウールシャツはAWスタイルに欠かせない存在です。
今から数十年前のヴィンテージ生地にアンティークボタン、変わらずドイツ生産を貫き、独自のクラシックを表現し続けているのがFRANK LEDERです。
その日の気分で王道にクラシカルなスタイリングも、カジュアルに合わせる時も。
これからの寒くなってくる季節、なにを重ねていこうか考えるのが楽しくなります。
このブランドにしか出せない異国の香りを、いかに自然体に着ることができるか。
特別な洋服を日常的に取り入れてみていただきたいです。
1LDKらしく、僕らしく、これからも追求していこうと思います。
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1LDK annex 金澤
November 8, 2024, 8:15 PM
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