初めまして。
初めまして。1LDK annexの田代と申します。
前職では名古屋のセレクトショップUnlimited-lounge-にて8年、服の業界としては10年務めてきました。
国内外のデザイナーズやクラフトマンシップのあるブランドに触れ、洋服の本質的な部分や意味を培ってきました。
昨年の葛利でのイベントの関係も記憶に新しいのではないでしょうか。
良い洋服を買う上で皆様が少しでも豊かになれるような情報や物などの新しい要素になれたらと思っております。
環境が変わるということで、まだまだ不慣れな点もありますが、新たな人、洋服との出会いにワクワクしております。
少しずつではありますが、自分のことも知っていただけますと嬉しいです。
さて、自分からの一発目となる今回。
徐々に立ち上がり始めた25SSのラインナップからオススメをさせてください。
個人的に心機一転としても購入したものになりますので、
そこも交えながら自分の事を少しでも知っていただく機会になればと筆を進めて参ります。
HERILL
“Goat suede jacket “
Col : BROWN
Size : 1 , 2
Price : ¥132,000 in tax
最近のファッションの流れで増えてきたレザーアイテム。
黒の表革のアイテムのレパートリーはここ数年でグンと増えたように感じます。
もちろんその汎用性の高さや、レザーといえばな醍醐味は魅力的であり、
今だに憧れの一つとして自分の中でも確立されたアイテムです。
前のお店でもいろんなレザーに触れてきました。
ブランドとしての格をあげる一因でもあり、提案の広がりも出る。
ただ、実際20歳の頃にライダースを買った以来レザージャケットは購入に至ってませんでした。
そのソリッドなアイテムとしての格好良さが、スタイルとして格好良すぎる要因になってしまうのが
自身の好むスタイルでバランスが取りにくいなと感じていたのです。
その上で、今回のHERILLのレザーの選択肢に心を掴まれてしまいました。
格好良さはそのままに、良い具合にソリッドさを削った仕上がり。
それが今回のブラウンのスウェードジャケット。
文字だけ見ると男臭さの代表、みたいなイメージがありますが、見事にそう感じさせなかったのもポイント。
自分の中で、HERILLといえばの代表格がゴールデンキャッシュ。
上質で特別な素材を使っているからこそ、合わせる他のアイテムもそれに負けないものであるのが筋。
ここ最近ではレザーがそんな立ち位置として定着してきたように感じています。
実際に着てる方や、レザーアウターの候補として挙げている方がいたりと、
店頭でお話ししていても、伺う機会が多かったです。
故に、きっと次はどういうのなのだろうと楽しみにしている方が多いはず。
満を持して提案された今回はシンプルに削ぎ落とされたカーコート型のジャケット。
しかもブランドとしては初となるスウェードでの新型。
個人的にスウェードと聞いて連想するのは短丈のGジャンタイプや、ウエスタンな雰囲気のアイテム。
手を出すには少々ハードルの高さがあり、スタイルも絞られる。
そこをシンプルなカーコートにすることで、レザーアイテムならではの特別感と、
気張った感じのない、身近に感じられるデザインや着用時のバランスが心地良く。
コレクション全体を通してそんなところが皆さんから愛好されている一つなのだろうと。
その感覚に触れた部分と、素直に惚れたのもありセレクトし、購入に至りました。
なにより、ニット、シャツ、スラックスなどアイテムを使った綺麗めを崩すくらいの
スタイルが好きな自分としても、実際に使う上での馴染みが良いのだろうというイメージに加えて、
最初の選択肢になかったからこその衝撃的な出会いというのが印象的でした。
しかも、この仕上がりでこの価格帯なのかと、展示会時に驚きました、、、
jacket -HERILL “Goat suede jacket ” (size 3 着用)
shirts – UNIVERSAL PRODUCTS. “DJA L/S DRESS SHIRTS / BLACK STRIPE” (size 3着用)
pants – UNIVERSAL PRODUCTS. “JUMBERCA SWEAT PANTS / NAVY” (size 3 着用)
参考までに、自分は身長179cm/痩せ寄りの標準体型ですので基本的に大きいサイズを着ることが多いです。
なので春先をイメージするならスウェットパンツにシャツのスタイルで。
基本的に革靴をベーススタイリングに組むのがマイルールなのでそこは外せません。
そしていつもなら軽めのジャケットをオンするところにスウェードジャケットを。
シャツジャケットを羽織るような軽やかさでありながらレザーにしか出せない重厚感が気分を上げてくれます。
欲していた高揚感がようやくです、、、
使われている山羊革に軽さがあり、しなやかで柔らかいこともあって、
気軽に手に取れてしまうので、ここ最近はかなり高い頻度で着用しています。
レザーを着る時っていつもより少し気合いが入ってしまうのですが、
そんな気持ちとしての重たさすらなかったことにしてくれるくらいに軽快な着心地。
今時期であれば、ニットをインナーに暖かいパンツを。
一年通してニットを着ることが多いので、冬を勢みに春も想像します。
なので今季は春夏用のニットも提案したく、仕入れを行っています。
ニットに着るとなると裏は大丈夫なの?というお話。
簡単に、スウェードは革の裏面が表に来ます。
ということは表のつるりとしたのが裏に来るということ。
写真の通り、裏は摩擦の少ないツルッとした表情となっているので、
ニットやスウェットなども難なく来ていただけます。
この辺りは自分で実際使っているので、ストレスがないのは素直にお伝えできます。
レザーに負けない、厚めのボタン。
前立ては比翼の仕立てになっているので、デザイン的にもミニマルな様相。
サイドシームに沿うように付けられたポケットからもそのミニマルさは感じていただけます。
また、外付けポケットだとワークのテイストが強くなるので、そこを違和感ないよう削ってあるところにグッときます。
しかも大きな袋の作り方なので、物も、手もしっかり入れられるのは嬉しい。
これだけレザーが浸透した中で、良くも悪くもその強さが自分で着るにはどうもしっくりこない部分があり、、、
今回のスウェードに出会ってレザーアウターに対する価値観みたいなものが広がった感覚があります。
レザー手出したいけど、なんか、、、ていう方にこそトライしてほしい1枚。
恐らく悩みの種が同じだと思うのでその解決策の一助となってくれるはず。
その他ラインナップも少し揃ったので、スタイリングの幅もようやく見ていただけるようになりました。
皆様のご来店お待ちしております。
また、新参者ではありますが、これからよろしくお願いいたします。
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皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 田代
January 12, 2025, 2:19 PM
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