当時も今も僕の憧れ
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
急激に冬っぽさを感じる気温になってきたので、ここから本格的にお買い物スイッチを入れられる方も増えてくるのではないでしょうか?
僕は前々から冬に向けた買い物を進めてはいましたが、アウターはまだ先でいいかな、、なんて考えていました。でも、これだけ気温が下がってくるとそうも言ってられない。毎年恒例のアウター争奪戦がもうすぐ始まります。
今日のブログでは今シーズンおすすめしたいアウター2型(僕も狙ってます。笑)をピックアップしてご紹介していこうと思います!
、、、と、その前に。
2013SSよりスタートした「KAPTAIN SUNSHINE(キャプテン サンシャイン)」。
1LDK annexでもブランド初期から長いことお取り扱いをさせていただき、2年ほど前からIZUMIYA 2FにあるPARK SIDE STOREにて展開をしてきました。
僕個人的に入社前からブランドのファンで、19,20の頃カードで何分割にもしながら必死に買っていたのも今となってはいい思い出です。笑 そんないちファンとしてもそうですし、最近はお店の買い付けにも携わるようになり、ここ数年で色々な視点で洋服を見るようになりました。
そんな中でKAPTAIN SUNSHINEが作る洋服は、トラディショナルで大人な雰囲気を持ちながら真面目すぎない遊び心が詰まっていて、何よりオリジナルで開発されるファブリックは同ブランドの真骨頂であり、今のお店の方向性を考えた時に改めて必要な存在だと思いました。
とは言ってもしばらくお休みしていながら、再度今シーズンからフルコレクションでご紹介、というのもなんだか腑に落ちず、、、25AWから1LDK annexでリスタートしていくということで、まず今シーズンは自分自身昔から大好きだったキャプテンサンシャインが作るアウターに注目して厳選した5型をセレクトしました。(25AWシーズンは引き続き2FのPARK SIDE STOREでも展開しています。)
その中で今日ご紹介していく2型は、英国羊毛の最上品種として知られるブルーフェイスを使用したシリーズで、形は定番的に展開されているハンタージャケットとウォーカーコート。
ブルーフェイスの羊毛は特筆して繊維が細く、美しい青みがかかった光沢感からまるでシルクのようと評されることもあるほど優しい肌触りと型崩れがしにくい弾力を有しています。
そんな繊維を高密度に打ち込んだウールサージ生地は、しっかりとしたハリ感や奥深いドレープ感、軽快な着心地でありながらも動物繊維ならではの保温力は担保された、今着たい無理のないエレガントなムードを醸してくれます。
COL: TOP NAVY
SIZE: 2 / 3
¥132,000-TAX IN
ハンタージャケットとは元々はその名前の通り狩猟を目的として作られていたジャケットです。
見ての通りぱっと見で目につくポケットには爆薬や道具を収納できるようにであったり、銃を構える動作を妨げないよう背中には深めのプリーツが入れられていたりと意味のあるデザインが特徴的で、キャプテンが作るハンタージャケットにもそんなディテールが散りばめられています。
ただ元ネタでよく見られるのは、ターゲットとなる動物から見つかりづらいカモフラージュ効果がありつつ、仲間のハンターからは視認されやすいように赤やオレンジのチェック柄が用いられていたり、悪天候の中でも活動しやすいよう雨に強いワックスドコットンや茂みを歩いても破けづらいような頑丈な厚手のキャンバス生地が採用されていたりと、、、
自分の身を守るためであったり、その用途に合わせた生地が採用されるわけですが、ここで肝になってくるのが先ほどお話ししたブルーフェイスのサージ生地なんですよね。
こういった古着ならではの、その年代ならではの知識みたいなものは確かに調べ出すと面白いし男なら誰しもロマンを感じる部分だとは思います。ただ、その当時のものをいま着たいか。というと僕はそうではありません。
今の時代を生きる僕たちにはそこまでのタフな素材は必要ないし、何より当時と今とでは明確に用途が違う。
こういった当時のディテールを踏襲しながら、ファッションとして、日常的な防寒着としてのアップデートをしてくれるからこそ、キャプテンサンシャインの洋服は無理なく手を伸ばしやすいですし、元ネタを知らなかろうが素直に格好いいと思えるのは毎シーズン開発されている生地によるパワーも大きいように思います。

( CREDIT )
KNIT: ENCOMING “KNITTED V NECK JUMPER”
PANTS: UNIVERSAL PRODUCTS. “5POCKET BUGGIE DENIM PANTS”
当時のハンターがポケットに爆薬、銃、装備道具を忍ばせていたのであれば、今を生きる僕は左ポケットに文庫本、右ポケットに携帯と財布、左胸のミニポケットに定期と家の鍵といったところでしょうか。
シンプルに僕は今シーズンの生地とこのデザインとの相性が直感的に好きで、鞄を持たない自分的にはすごくありがたいアウターでした。(さりげないフラップのレザーパイピングや主張しない黒のボタンなど細かなアレンジも秀逸です、、、)
裾のドローコードの使い方次第でポンチョみたいに裾を広げて着るのもいいし、ぎゅっと絞って丸みを出してみたりと着方のアレンジができるのも嬉しい。それに何よりこの丈感は自転車や車移動が多い方にとっては使い勝手が抜群です。今季ショート丈のアウターをお探しの方はぜひお試しください!!!
COL: TOP NAVY
SIZE: 3 / 4
¥132,000-TAX IN
昔からブランドの定番(顔)としてリリースされ続け、これまで何度も見て、着てきた型のはずなのに今シーズンのモデルはいい意味で全く別物に見えました。
当時annexで取り扱っていた頃はウールのギャバジンやツイル生地でリリースされていた覚えで、自分自身20代前半だったこともあり、その艶っぽさがどうにも大人すぎて自分にはまだ早いと泣く泣く諦めていた記憶があります。
先ほどのハンタージャケットも同様ですが、ここで採用されているウールサージ生地はじっくりと洗いの工程を経て仕上げられているため、自然なシワが入ることでコートのエレガントさは保ちつつもカジュアルに、気軽に羽織れるバランスへとアップデートされていたことが今シーズンこのシリーズをセレクトする決め手になりました。
毎年のようにコートが着たいと言いつつも、ついつい楽なダウンに逃げてしまっていましたが、ようやく出会えました。これは欲しい。
基本的にはシンプルなバルカラーコートゆえにスタイリングやシーンはなんだっていいし、お気に入りの洋服にとりあえず羽織っとけばOKなのですが、、、
キャプテンサンシャインのウォーカーコートはラグランの余裕のある袖付けと膝下の長すぎず短すぎない着丈が本当に絶妙で、海外の方が気取らずに着ているスナップに憧れを抱いてきましたが、今回のこのコートであれば無理なく理想のスタイリングを体現できそうです。
来る真冬には襟を立てて色物のマフラーなんて巻いちゃったり、、、今年はカシミヤマフラーも買いたいな〜とそんな妄想ばかり膨らませています。

( CREDIT )
KNIT: HERILL “GC Twist Pullover”
PANTS: YOUTH OF THE WATER “SWEAT PANTS(253-05004)”
SHOES: Paraboot: “Domingue Suede”
どれも今シーズン買い足した洋服たちです。
自分でも買いすぎじゃない、、!?って突っ込みたくなるくらい買い足しちゃってますが、それくらいいい洋服との出会いが多かったんだからしょうがない。そう言い聞かせることにしています。笑
ただ意識的に、自分の洋服の着方を広げるためにチャレンジしたシーズンでもありました。
コートってどうしても「カッコいい」が先行してしまって、気取っているように見られがちなのが自分の中ではネックでしたが、このコートは自然体で受け入れられる潔さが魅力的でした。
これまであまりコートに手を出してこなかった方でも、「これなら、、!」と思っていただけると思います。”ウォーカーコート”ですからね。今年の冬はばさっと羽織って街中歩き回ってやりましょう。
改めてキャプテンサンシャインのアウターはやっぱり格好いい。
当時と変わらず今も僕にとって憧れのブランドです。
今シーズンを皮切りに再びannexでご紹介していけるのが本当に楽しみ。店頭でもブログでもしっかり力入れていきます!(26SSではラインナップを増やしていくのでお楽しみにしていてください!)
そろそろアウターを本格的に探し始めるタイミングになってくると思いますので、ぜひ今シーズンのKAPTAIN SUNSHINEにご注目を!!!
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1LDK annex 金澤
October 24, 2025, 5:33 PM
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