Hender Scheme “zook”
こんにちは。名古屋1LDK annexのスタッフ西脇です。
昨日に続き本日も2016A/W Hender Schemeよりシューズのご紹介です。
Hender Scheme / zook ¥36,000+TAX
昨日のfabiric fabreとは変わり、足元にボリュームのあるサボ”zook”。
私西脇は前々から気になっていたサボ。そして今回このタイミングで購入に踏み切りました。
そもそもサボはメンズにあまり馴染のない方が多いアイテムだと思います。
なので初めに分かり易くサボの説明をするために私西脇が調べてみました…
もともとヨーロッパの農民が履いていた物で、北欧のスウェーデンが発祥とされています。
サボとはつま先から足の甲までを覆い、踵部分は露出したサンダルの事を指します。
甲部のシルエットに丸みがあり、靴底に木や厚めのコルクを使用しているのが特徴です。
サボの存在は知っていた西脇ですが、実際どの様な場所で用途で使用されていたかは知りませんでしたので思わず見入ってしまいました…。
簡単な説明になってしまっていますが、頭の片隅に置いて頂いて、”zook”を見ていきます。
アッパー部分にはオイルとワックスを含ませたステア(成牛)を使用しています。
革も厚く強いステアレザーですので、時間を掛けてしっかりと履きこんで頂けます。
また使用している木型も、日本人の足は親指の方が長いエジプト型という形の割合が多い事で、それに合ったオブリーク型の木型を使用しています。
その為日本人の私たちの足には優しく、多くの方の足に馴染んでくれます。
Hender Schemeのこの細部までの拘りがグッと心を掴まれます。
そして踵にはアジャスターがあるので、しっかりと自分の足に合ってホールドしてくれるので、サンダル特有の足への負荷も軽減してくれます。
そして一番注目したいのが、ソールです。
最初の話を思い出して頂いて、考えてみると、そもそもサボは木やコルクで作られていましたが(現在は木ではほとんど作られていないみたいですが…)、今やHender Schmeではお馴染みとなってきたカマボコソールを採用しています。
その為踵の返りが良く、歩きやすさも兼ね備えています。
ブランドの色と元にあった物が、現代にアップデートした絶妙な個性のあるバランスです。
CREDIT
THE NERDYS / TYPEWRITER B.D SHIRT ¥22,000+TAX
FRANK LEDER / DOTTED COTTON LINEN DRAW STRING TROUSER ¥43,000+TAX
スタイリングで見てみるとやはり、足元に目を引き付ける存在感です。
ただ、今回このzookは実際履いてみると、厚底ですが、甲とのバランスがしっかりと取れていますので合わせて頂きやすいと感じると思います。
そもそも私西脇がサボに興味を持ったのは、18歳の時でした。
高校を卒業して、地元の岐阜から、東京へ上京して原宿で勤務していた当時(といってもそんなに前ではないですが…)のお店の上司が履いていたことがきっかけでした。その時に恐らくサボを履いている人は今より限りなく少なかったと思います。
そんな中で、履いていた感じが妙に格好良く、自分という個性を投影している様で憧れました。
洋服の右も左も分からなかった西脇ですので、メッシュのトップスのレイヤードにスラックス+サボという組み合わせが僕の中では衝撃で「これが原宿か….」なんて思ったりもしました。笑
それから今にかけて色々な服や靴を試そうと着ている最中ではありますが、やっぱりシンプルな服が好きですが、ただ足元には遊びがあるのも好きです。
改めて新しい物に挑戦することは、服屋、服好きとしてはワクワクします。
長々となりましたが….
Hender Schemeのオフィシャルinstagramでも、動画で色々な組み合わせでご紹介されていますのでこちらも是非ご覧頂きたいです。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 西脇
June 16, 2016, 6:03 PM
Category: PICK UP