経験と癖。
TRACE FORM(トレースフォーム)
日常や作業の中で自然と生まれる「姿勢」を、服の形に落とし込む。
職人が同じ作業を繰り返すことで生まれる姿勢や身体の癖。その積み重なりを、服の形や構造として表す。
こんにちは。1LDK annexの田代です。
今期のrefomedのテーマでありますが、ここまで明確にテーマ性の強いのも珍しいですね。
僕も中高6年間バスケをしてきたのですが、シュートを打つときに後ろに飛んでしまう(上に飛ばないと先生に怒られる)クセが抜けなくて、ここ最近久々にプレイした時も全く変わってなかったです。笑
繰り返される日々の中で研鑽されていくこと、伴ってその人に合う型みたいなものが、どんな事柄にもあると思います。refomedも積み重ねていく中で癖がアイデンティティとなりそれがベースとなって新しいことを産んでいるように感じます。
最近だと少し大人な側面を、ということで落ち着いた様相のものが増えましたが、単なるベーシックではなく、やはりその癖みたいなものはちゃんとあるんですよね。
“PIGEON WIDE PANTS”
Col : USED WASH
Size : 2, 3
Price : ¥ 60,500 TAXIN
新型のデニムパンツにもそんな思惑がとても強く表れています。
長年同じ作業台に向かうことで無意識につま先が内側へ向く、少し不器用な立ち姿をワイドシルエットで表現しているそうな。
それだけでこれを穿いている職人が歳を召した熟練の方だと想像できてしまいます。
背中を丸め、黙々と作業に向かう情景を想像するとそりゃデニムもこんな色になるよな。
そんな受け取り方ができてしまうほどに重厚な加工がされており、やはり加工の塩梅といえばrefomedは流石だなと。歳を経るにつれての重さがちゃんと表現されています。
て、これ色だけじゃなくて最大の特徴あるじゃないですか。と。
サイドシームが内側に向かってカーブしている。パッと見たらカーブデニムなのか?と思うようなシームの流れなのですが、違います。
シルエット自体は筒形のストンと落ちるワイド。refomedの作るワイドには一定の信頼を寄せていて、やっぱ良い形だなと思わされるのですが、そこに湾曲したシームが物語を添えている。
正に内側に向かっていくシームにそんなつま先の行く末を感じさせます。
sweater – “Cotton V-Neck Sweater“(着用サイズ4)
カーブデニムはO脚の人はとても似合いますが、そうでないと良い形にはなりずらい。僕がまさに後者なのでそういったパンツに出会うとその現実を目の当たりにさせられます。
しかしこれは違う。けどこのディテールのおかげてそんなムードだけでも拾えてしまうわけです。
jacket – “OVER SHIRT 3.0“(着用サイズM/48)
sweater – “SOFT FORM“(着用サイズ180)
ちなみにデザイナーの安藤さんは内股。お恥ずかしながらなテンションで教えてくれました。笑
作り手自身がそうだから物も物語も解像度がすごく高いんだなと、この話でとても腑に落ち、人の手で作られている暖かさを感じるからrefomedの服は面白いけど、着る側のリアルに馴染むのだと思いました。

(とってもrefomedらしいゴム素材のパッチ)
特にくどいようですが、デニムが大事なお店なので、軽率にデニムだからと選ぶことはしません。ピュアに上質なもの、突き詰めた普通、はたまたオリジナリティ。と選ぶ基準を様々設ける中で、refomedに求めることはリアルと変化。
当たり前に過ごせる普通の日々にちょっとしたスペシャルな気持ちをもたらしてくれる一本になってくれると思います。
最後に、商品名はピジョンワイドデニムと言いますが、ピジョンは鳩。
英語で内股を表すpigeon-toedから拝借しています。名前からこのお話は始まってたみたいです。
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1LDK annex 田代
September 28, 2026, 5:06 PM
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