【Blanc YM】 designer’s interview
こんにちは。1LDK annexの田代です。
前回取り扱いスタートのアナウンスをしましたBlanc YM
とても素晴らしいプロダクトに心掴まれ、絶対にannexで提案したいと強く思いました。ただ、始めるにあたってどうやってこの良さを伝えていこうかと、、、
始めます、アイテムこれです、スタイルこうです、だと味気ない気がしていて、製品の奥まった部分や温度を伝えたいと思いました。
であるならば作り手のお話をダイレクトに伝えることから始めるのが良いのでは無いかと、今回のインタビュー形式でのブログを敢行することになりました。
デザイナーの宮内さんの人柄や洋服作りへの考えなど、、、とても共感できる部分からannexで扱う意味など、その一端に触れてもらえたら嬉しいです。
だいぶ長尺となりますので、本格的な立ち上がりまでゆっくりと読み進めていただけたらと思います。
では、、、、
田代(以下:田)、杉浦(以下:杉)、宮内氏(以下:宮)
(田)ブランドの始まりはいつからですか?
(宮)2016年にはじまって今年で10周年になります。
始まりは文化服装を卒業するタイミングで東日本大震災があって就職の入り口が狭かったというのもあり、もともと独立願望があったので、一回若いうちにやってみよう。みたいなのがあって失敗したらしたでというので、アシスタントインターンを数年やって独立に至りましたね。当時は資金もなかったのでワンラックくらいからで3~4型の10着あるかないかでスタートしました。
(田)その時から作っている根本は変わってないですか?
(宮)アイテム的には変わってますが、根本は変わってなくて主観的なもの作りはしているというか、、、あんまり寄り添い過ぎず、時代の流れはキャッチしたいなと思いながらですね。トレンドや時代感を追ってものつくりしている感覚はなくて、ただ見る様にはしていて、、、
自分の考えとトレンドが近づきすぎず離れすぎず、常に一定の距離感は大事にしています。
(田)初めて見た時に素材や生地感にこだわりを感じました。あ、いい服だなって。
(宮)そうですね、素材とシルエットでできてるところがあると言いますか、服そのものがデザインで成り立つという考え方よりはアウトラインや、それを形成する素材は意識しています。
(宮)素材でいえば、毎シーズンスワッチをストックしているものや新しく取り寄せるものもたくさんあって、制作のはじめに見直しますね。機屋さんが提案しているものやオリジナルのものもありますが、それらを叩き台に進行していきます。
オリジナルだから良いとも思っていないので、良かったらそのまま使うこともあります。
(田)こういった素材や生地の良さはブランドの積み上げで深めていったんですね
(宮)そうですね。生地の良さっていうところと、とはいえ一番良い生地だから使いたいというのは無くて、リアリティのあるもの作りではあるので快適性や日常的であるための自分なりなアウトラインの形成をするための生地選びというところでの必然性はあるかもしれません。
(田)着やすさとか日常的なところに向かっていった結果が日本の生地なんですね。
(宮)インポートも全く使わないわけじゃないですが、自分で見て作ってとなるとそういうものが多いかもしれませんね。
自分が好きでストックしているのもあって、シーズンの初めになんとなく見返しながら気に入っているけどずっと使わなかったり、やったことないものとか、このタイミングなら良いかもというのをやっていますね。
(杉)ものつくりにおいてはおそらくご自身が着るから作るというタイプかなと思っているのですがどうですか?
(宮)まさにそうですね。先ほどの話じゃないですけど、割と主観的というか自分がベースになってて、自分のクローゼット的な意識はありますね。それこそ最初はそんなスタートで、徐々に型が増えていっても自分の身の回りの人を思い浮かべながら作ったりもしていますね。
デザイン先行しているよりは、リアリティのある部分に投げることが多いですし、意外と初期衝動だったりもします。
(杉)この人が着たらいいなというリアルがあるから変に浮いて見えないんでしょうね。
(田)オーセンティック、フラットに見えますが、引力があるように感じますし、既視感があるんだけど確実に異なる何かがちゃんとあるんですよね。
(宮)仰る通りですね。例えば古着とかこういった現物をベースにしますが、ただ古着だけをというよりは、それを継承している意識は持っていたいです。それを焼き直す、再現するよりかは一個自分に寄せるというのはあって、オーセンティックだったりそう見えるけど違うというのは、そのベースはあるんですけどその箱の中でデザインするというのはすごく意識しています。
ゼロイチといえばそうですが、完全に見たことないものを作るよりかは、角度を変える。そういうディテールのコンポジションだったりとか少し変えるだけで目新しさが出るかなと。それはシルエットやディテール様々ですが。
(宮)それこそ今期だと定番的にやっているトラックジャケットはソリッドな表情をしていますが形としては90年代的なものを元ネタにしています。ただ、これを再現するより自分に寄せたいといのがあって制作しています。
(田)確かにこう見ると同じとこからやってきているとは思えないですね。
(宮)それがわからないというとこまで行きたいのはありますし、逆にこういうディテールから始まることもあって、例えばこれのこの部分を再現したいな。から始まり、そういうマクロなところから服になっていくというか、、、音楽で言うリフから1曲が始まるだとか、映画だとこのワンシーンのために2時間半あるじゃないけど、そういった広がり方も時々ありますね。
(宮)ここにあるのもなんとなくの気分なやつで、ミリタリーやバーバリー、ヴェルサーチとかマルジェラ、ミッソーニスポーツや、、、
(田)近代のものもあるんですね、、、!
(宮)スポーツっぽいのもあったりとか、ヴィンテージから現行までジャンルを横断してますね。
(田)そこがジャンルレスな代わりに乗せる生地は日常的だったり身近な部分が共通しているから、コレクションになったときに一貫性があって美しいんですね。
(宮)そうですね。わかりやすくいうと綺麗なものは好きなので、そういうところで古着らしい再現をしたい、はないですね。素材もそうですし、自分らしくブランドらしくやっています。
(田)上品ではありますが、かしこまってない感じがすごく自然に受け取れるんですよね。
(宮)おしゃれである手前、ファッションとか服のやってる感があるとカッコよくはないなと思ってて、おしゃれとかっこよさの部分は絶妙に自分の中では違っています。家帰ってきてガサっと置いといて次の日そのまま着る。でもそういうテンションが様になるような人というか、それは意識的で、だからシワにならない素材を選ぶこともありますし、シワになってもいっか、ちょっと破けててもいっかみたいな。
サイズ展開ももちろんしてますが、本音のところで言うと、ちょっとデカければ切ればいっかみたいなそれぐらいのテンションでも雰囲気が出ると言うか、自分で体に合わせて着ると言うか、、
(田)かなり自由ですよね
(宮)その方が好きというか、人として生っぽいと言うんですかね。
(田)服を見ててもこの人着れなさそうみたいなのがなくて、受け皿の広さがブランド自体にある気がしています。
(宮)ほんとにその人次第ですけど、袖長いなや丈長いなと言うのも極端な話折っちゃえばどうにでもなるような、様になる服ですよというようなのが個人的に好きで、古着とかもそう言うやり方になるじゃないですか?その感じがうまくいくといいなと思っていて。
(田)その着こなしの感覚はファッション寄りですよね
(宮)そうですね、僕もスタートはモノですけど、モノからファッションに寄せていく、ムードを作っていくみたいなのはあって、漠然とした抽象的なものから始めるよりは、一点から初めて、これがあるからこれ作ろうかな、と連想していって、徐々にそれが広がっていって、自分の気分が自分でわかっていく感覚ですね。それがムードやファッション、一つのコレクションに変わっていきますね。なので最初にテーマやコンセプトはなく衝動的に初めて、徐々に全体像が見えていく感じです。
(田)先ほどのマクロなものの作り方が全般にも統一しているんですね。
(田)おそらくお店で始めるにあたって最初に見せるのがこのシャツになると思うのですが、
(宮)そうかもしれないですね。それもブラッシュアップしながら、200番手の相当詰まったタイプライターにしています。タッチが良くて、夏場も着やすいです。どこか突飛なことをするでもなく、オーセンティックでありながら、多少後ろ身頃にバランスや用尺を取ったり、段差があったりと調整しています。特別な色ではないですがいいですよね。
(田)ストレートな普通のシャツを久々に着たいと思いました。改めて買うって最近してなかったので、シンプルに着れる無地の綺麗なシャツに惹かれましたしとても高揚したのを覚えています。
(田)全部好きですけど、シャツだとこれめちゃくちゃ好きだなって、、変なことしてないし普遍的なものなのに惹かれるってある意味特殊だと思ってます。
(宮)そう言うものが服に限らず好きなんですよね。
角度を変えて面白くなっているものとかや、芸術なんかもそうですけど。常に微差で表現する事を意識していて、世の中にあるモノとぎりぎりないモノ。生地と洋服のアウトライン、アーカイブと時代感あるもの。などなど、、なんとなく間感を意識しています。
(宮)今期も作っていますけどシャツジャケットというかジャケットの面してシャツみたいに着れたり、シャツの表情なのにジャケット的に着れたりとか、絶妙に分類されないような服も好きで、、
(田)その感じが今の日本の気候にはマッチしてそうですよね。
(宮)暑くなるの早いけど、だからと言ってTシャツ一枚で過ごしたいかっていうのが別で、絶妙な服が欲しくなりますよね。
(田)それでシャツ以外のレパートリーがあると嬉しいんですよね
(宮)僕もシャツみたいなジャケット、ジャケットみたいなシャツとか、いわゆるアイテムのカテゴリーをどこに入れたらいいのかみたいな、その感じもいいなと思ってて。そういうのが結構好きで。
(田)既存の枠組みを壊すようなパンクさを感じますし、またそれも宮内さんのリアルなんでしょうね
(宮)そうなんですよ。それが結果的に今の日本の気候や湿度感に合っているんですよね。
(杉)ブランド内のお気に入りはコートですか?
(宮)そうですねぇ、僕はアウターをざっくり着たい。アウターをアウターらしく着たいというのがあって。その点、シルエットで言うと、所謂トワルを引いた時にディテールを含めて調整しながら理想のところに着地させていきます。
(田)すごい資料多いですね、、、!!美術的なものだったりとか、、
(宮)古着もそうですが、書籍や写真集、アートブックみたなのは好きで、、、これが直接的に影響するわけではないですが、インスピレーション源でありつつあくまで趣味と並列ですね。間接的ではありますが、今の気分はこの辺りかな、、、
(宮)割と悩むと外にアイデアを求めがちじゃないですか?僕はどっちかというと自分の経験したことを思い返すのがすっきりするんです。
(杉)内側なんですね、、!!
(宮)矢印はなるべく内側に向けたほうが悩んでる時は特に。きっかけとしては外に向けたことになるんですが、、笑
僕の悩みはほとんど何を作ろうかなってところなので、外出て古着屋、古本探しもしょっちゅうするんですけど、とはいえ色々なものを集めたり見たりしてきたんで何か自分の手元にあるものとか、自分で一回考えながら、「忘れてたけどあれあったな」とか「あん時やろうと思ったことあったじゃん」みたいな初心やその時の感性に戻ることはよくあります。
(田)そのスイッチを押すための資料でもあるってことですね。
(宮)大人になると新しいことを得ていたり、情報や感度は上がりながらも、一番下に結構いいこと埋まっているような、地層を掘り返す感覚ですね。そう言う意味でもこの本のタイトル、内容ともにとても好きです。
(杉)ちなみに何かを伝えるときに明確な言語化を求めるのか、空気感な部分なのかどっちですか?
(宮)服を作ってそれがブランドになっているわけなので、結局具体的な物作りと、抽象的な表現どっちも必要であって、モノだけでもなく、ムードを表現するのも大事だと思っています。言語化できればいいなと思うんですが、中間の部分を抜いたり、言葉にするとチープかなと思う時もありますし、自分が作ったものを自分で因数分解しすぎるのもムードや色気が失われるような気はしてます。もちろん蘊蓄(うんちく)も好きなので否定的ではないですが、バランス、余白は気にします。
そういった意味でも、お店側のフィルターを通した伝え方も正解で、むしろそうしていただけると興味をそそられますね。
(田)そう言う点では僕ら自身が見た時に、気に入っているというか、素直に好きだなぁ、と言うのがあるのでこれを伝えたいなと思っています。
(宮)それはとても感じましたし、提案、共感して欲しいと言うのが強く理解できました。
(田)ただ好きなだけでなく、annexとしての親和性も強く感じたのもありますね。
(宮)お店を見させていただいてよりそう言う雰囲気、マッチの度合いは感じました。
(杉)現実的にもこの感じで手が届く金額なのも大きいですよね
(宮)そこも意識的ではあって、リアリティや生っぽさと言うところを考えると高級なものには部類されるんですけどそれだけではないと言いますか、、、適当に着て、次の日そのまま着れるような感覚もあるからこそ、大事に大事に着るだけではないと思っていて。
自分でデザインをしていて、少人数のチームで作っているので今の型数が限界と言うのもありますし、一着作るのにも時間がかかるタイプなので、スケールを大きくして見せたいよりも一着でも魅せれるものを産みたいと言うのがありますね。
(田)最後にannexで取り扱うことでどう伝わることを期待していただけますか?
(宮)ブランドがお客さんに届くまでのフィルターを通して伝えていただけるとこですね。
うちの服もいくつかの地域や国でも買えるので、一つのお店で買える理由が近所だと言うのもあると思いますが、僕自身、Blanc YMが各お店さんに並んでいる時に、実際は一緒の服なんですけど、なんとなく違う服が並んでいる感覚があります。それはそのお店がそれぞれのムード感を作っていると言うのがありますね。
ブランドの表現をダイレクトに伝えてくれるのもとてもありがたいですし、ただ解釈があって伝えてくれる、世に広げてくれると言うのは、ブランドとしても新しい世界が見えるので、その点ではannexさんは特に強い部分がありそうな気がしてて。
特にこのようにブログであったり文字で表現されているのもお店としてのステートメントや丁寧さは感じてて、偉そうになりますがそう言うところがいいなと思っています。なので取り組みが楽しみですね。
(田)僕らもとても楽しみですし、早く皆さんにお披露目したい気持ちでいっぱいです。本日はありがとうございました。
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
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皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 田代
July 20, 2026, 7:00 PM
Category: PICK UP
今の時期、何を買おう。
こんにちは。1LDK annexの杉浦です。
職業柄か、気持ちは実際の季節より先走って、気分はもう秋冬。
かと言って、アウターや厚手のニットを着ることはできない。
どうしよう。
よし、靴を買おう。
“GEL-1130 MULE”
Col: WHITE × CLAY CANYON
Size: 23.5-28
¥14,300 tax in
インスタではさらっとご紹介していましたが、アシックスのGELシリーズからミュールが登場しました。
アシックスのポイントであるフィット感を担保しながら、サンダルのような手軽さを持つこのミュール型は、個人的にも楽しみにしていたモデル。
もはや履き心地と安定感については、絶大な信頼を寄せているアシックス。幾度となく長時間の履きっぱなしや僕の無茶に耐えてきたことか。
何かを新調したい気持ちと実際の気温がマッチしたタイミングだったので、今おすすめしたいと思えました。
裸足でも、寒くなってきたら厚手の靴下を履いても。
今のところは女性の方にとても好評で、レディースサイズの在庫のご用意が少なくなってしまいましたが、僕としてはメンズも履いて欲しい。
この手軽さ、色味、デザイン。むしろメンズに勧めたい。
今まで何型もアシックスを店頭やブログで紹介させていただく中で、口酸っぱく伝えていることがあります。
アシックスのシューズに求めているのは、かっこよさではありません。
じゃあ快適さなのか?
それはライフスタイルを提案する私たちにとって大前提の部分なので、伝えたいこととは違います。
お店の編集上、提案する洋服は素材、加工の風合いなど、ぱっと見では分かりずらい洋服が七、八割を占めています。
そんな洋服たちをベースにスタイリングを組んだ時、いつも感じるのは、ちょっとソリッドすぎるな。と。
かっこつけたいのは山々なんですが、私たちが提案するには小っ恥ずかしく、どこか人間味の感じる要素を求めた結果がアシックスです。
フォルムや色味、素材など単体で見ると、どこか鈍臭いアシックス。
だけれど洋服も含めると、一気にハイエンドなアイテムたちに親近感をもたしてくれる。
そういったリアリティの部分を私たちはとても大切にしていて、欠かせない考え方です。
なので、安直に合わせやすいとか、履いていて楽だから。などと言いたいわけではなく、annexの空気感を伝えるために、最適なスニーカーがアシックスだったというわけです。(ちょっと誇張した表現でしたね。汎用性や利便性も大事です。)
まぁ、でもこのミュールは履いていてあまりにも楽なので、提案する上でその点も外すことはできないのですが。
座敷タイプの居酒屋とか、展示の施設とか、何かと靴を脱がないといけない場面って意外とあるなぁ。と気がついてからはシューレースが無い靴に惹かれていました。
スリッポンのような革靴なども愛用していますが、変化球ではあるので少し癖が出るというか。
しっかりプレーンで、どこからどう見ても普通のバランスなのに実はスリッポンです。と言い切れるやつは探すと無かったので、ベストなタイミングで出会いがありました。
裾幅が広いパンツを穿くと、普通のスニーカーです。ちょーどよく変。
最近は決死の覚悟で出勤しています。(暑すぎるので。)
モラルの概念が存在しない世界であれば、裸で生活しているところです。でも、しっかり法律やモラルが存在する世界なので、服を着なくては。
せっかく何かを纏わないといけないのであれば、楽しむしかない。無理のない範囲で。
その序章としてこのミュールです。夏服も揃え終わって、秋冬の入荷待ちのこのタイミンング。少しでも気分が上がれば嬉しいです。
もう次のシーズンの立ち上がりが少しずつ始まっています。
晩夏のメニューもたくさん田代が仕入れているので、誇張ではなく、いますぐに着ていただけるアイテムも多々あるのでぜひ立ち寄ってください。
次のテーマは原点に立ち返り、「ファッションを楽しむ」です。
服屋が何を言ってんだと思いますが、純粋に楽しめるきっかけを作りたいと改めて思わされたシーズンでした。
それも踏まえてアシックスはスタイリングに欠かせない存在です。
ぜひ、お試しを。
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1LDK annex 杉浦
July 19, 2026, 6:26 PM
Category: PICK UP
New Brand 【Blanc YM】
こんにちは。1LDK annexの田代です。
題名から、26AWより新しくお取り扱いをするブランドを今週末よりお披露目いたします。
“Blanc YM”
「Universality,Diversity,+α」。
メンズ・レディースを問わず日常のワードローブに溶け込む、ミニマルなデザインを提案する。定番のアイテムを素材や表情から再考し、ディティールをストイックに追及することで、ありそうでなかった”新しい服”を作り出す。
端的に言えばベーシック。
ただ、普通なのではなく違和感や新鮮さを感じるベーシックは作り手のこだわりや考えがとても強く反映されています。
着ていて気持ちよかったり、日常的に手を伸ばしたくなるようなコレクションは僕たちの提案するスタイルともとても高い親和性があり、これからのannexにとっても大事なピースになってくれるであろうと感じています。
今回はローンチに先駆けてデザイナー宮内氏へのインタビューを敢行してきました。
明日のブログにて公開しますので、立ち上がり前のお楽しみとして。僕たちのモチベーションも合わせて感じていただけたら嬉しいです。
それでは明日のブログにて。
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皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 田代
July 19, 2026, 5:30 PM
Category: PICK UP
MY___ 2026 summer capsule collection
“DAUGHTERS JEWELRY” IN-STORE EVENT at 1LDK annex
2026.7.11(Sat.)〜7.19(Sun.)
こんにちは。1LDK annexの三浦です。
先日MYのカプセルコレクションがリリースされました。
本コレクションにはなかった新作が3型。
リアルタイムで今すぐ使えるアイテムたちを取り揃えました。
長袖シャツ、ショーツ、Tシャツ。
夏物はもうお腹いっぱい。と一度はお休みモードに入った皆さんも、「買い足しておかなきゃ!」と心変わりしてしまうものばかりだと思います。
まだまだ夏は長いですので、いざ真夏を迎えた時に慌てることのないように準備万端にしておいてください。
MY___
“LOOSE SHEER CHECK SHIRT”
Col: BEIGE / BLUE
Size: 1
¥25,300- TAX IN
まずはこちらのシャツから。
1LDK annexでは夏の長袖シャツを毎年欠かさず準備しています。
こだわりのポイントは軽くて(透け感がある)、気軽に洗えるもの。
私の記憶では去年も一昨年もこういったシャツをこの時期にご紹介していました。
夏に長袖?と思うかもしれませんが、日焼け対策、冷房対策としても使えるのでなんだかんだ真夏でも出番が多いアイテムなのです。
私も暑がりでありながら冷房が苦手な極度の冷え性でもあるので、長袖の羽織りは基本的に手元にないと不安になります。
お客様の多くが私と同じ悩みを持っているようで、春ごろに事前にご用意していたシャツたちは立ち上げ早々に完売してしまいました。
やはりSSのシャツ需要は高いのだと再認識。
本当に必要になるのはこれからだと思うので、求めている皆さんが困らないようにとしっかり新作を追加させていただきました。
今年も色んなタイプのシャツをセレクトしてみましたが、やはりシアー感のあるものが最近だと特に人気が高かったですね。(私も今年は透けシャツを一枚買い足しました。)
シアーシャツは長袖であっても軽やかなムードにしてくれるので、気温が上がったこの時期のファッションにも違和感なく取り入れることができます。
コットン50・ポリエステル50のさらっとしたドライな質感が特徴で、肌離れの良さが魅力で、Tシャツの上に軽く羽織っても良いですし、もっと暑くなってきたらタンクトップやキャミソールに変えてみるとより涼しく着られると思います。
先ほどもお伝えしたとおり真夏に着ることを予め想定して製作しているので生地自体が風通しに長けていて快適ですし、日除けとして使う事を考えるとむしろ半袖シャツよりも涼しく感じると思います。
淡いトーンの柔らかなベージュとブルー。
さりげない柄なので主張しすぎなくて取り入れやすく、。
夏はスタイルがシンプルになるのでアクセントカラーとして効いてくると思いますし、秋口はジャケットやブルゾンの中のインナーとして使うのも可愛いですよね。
(CREDIT)
MY___ × miller “SHEER T-SHIRT”
PHEENY “Kersey Gathered Pants”
ASICS “GEL-1130 MULE”
コットンポリエステルは自宅で水洗いが簡単にできてしまう上、速乾性も高く、またシワになりづらい所も魅力で、一着バッグに忍ばせておきたい時にも便利です。
シワを気にせず肩掛けしたり、腰巻きしたりもしやすいので、脱ぎ着するタイミングが多い日はこのシャツを選んでいただくと良いと思います。
MY___
“DENIM HALF PANTS”
Col: BROWN / BLACK
Size: 0 / 1
¥23,100- TAX IN
そしてこのシャツに合わせて楽しんでほしいのがこちらのショーツです。
今年の本命ショーツと言っても過言では無いくらいのお気に入りアイテム。
特徴はお店として今まであまりやったことのなかった膝下丈のシルエットです。
ここ数年は私個人としてもショーツは夏の必須アイテムとなったくらい春から秋にかけて本当に沢山着るのですが、お客様の中にはやはりまだ苦手意識のある方の方が圧倒的に多いと感じています。
そんな方々にチャレンジしていただきたいと思いセレクトしたのがこちらで、ガッツリ足が見えすぎない分、ショーツデビューの際に感じやすい羞恥心が少しでも抑えられるのではいかと思いました。
(CREDIT)
UNUSED “DROP PULLOVER KNIT”
MARROW for 1LDK annex “FABRIC PILLOW”
ショーツは膝が見えるか見えないかですごく印象が変わるので、シルエット選びはとても重要です。
子供っぽく見えやすいとか、スタイルに自信が無いとか、合わせ方が分からないなど、それぞれ様々な理由があるかと思いますが、私も昔はショーツを避けていた側の人間でもあったのでその気持ちはよく分かります。
初めは合わせ方を色々模索しながら、いろんなタイプのショーツを試すことから始めましたが、勿論失敗もありながらも自分に合う形、スタイルのバランスを徐々に見つけてからはショーツが大好きになりました。
私的なコツはトップスに長袖を合わせてより大人っぽい雰囲気で着ること。
以前にもシアーのニットやシャツ、ジャケットなど夏に着られるトップスを定期的にご紹介してきたと思いますが、これらはショーツを楽しむためのアイテムでもあります。
また靴下を履くのか、革靴にするのかでも大きく変わるので、ちょっと少年感が出過ぎるなと思う時は足元を調整しています。
(CREDIT)
UNIVERSAL PRODUCTS. “TRAINING JACKET”
最近はかなりボーイッシュに着こなすのにも慣れてきたのでアウトドアのアイテムを合わせたりもします。(梅雨時期にとても良いです。)
こちらのショーツはデニム生地を使用していて、シャカシャカの化学繊維のアイテムとも相性が良く、シルエットも結構ゆったりとワイドな作りにしているので体のラインも出づらい所も気に入っています。
コンパクトなトップス、オーバーサイズなトップスどちらも合わせやすいのも有り難い。
デニムは私たちの一番馴染み深い素材でもあるので、より親近感を持って臨めるのではとも思っています。
外でアクティブに動く日にも良いですし、合わせるアイテムを変えるだけで様々な雰囲気を楽しめるので、シチュエーションの幅も広い気がします。
ショーツ初心者さんには、まずこの2つを合わせて着てもらえたら完璧です。
慣れないうちはインナーや靴を変えて楽しむことから始めてみてください。徐々に自分のバランスが見つかってくると思います。
MY___ × miller
“SHEER T-SHIRT”
Col: OFF WHITE / AQUA / NAVY BORDER / BLACK
Size: FREE
¥4,950- TAX IN
最後はこちらのTシャツを。
先ほどのシャツの中に、もしくはショーツの上に合うというのは大前提としながら、幅広いスタイルに合わせられるように作られたアイテムです。
MYではお馴染みのmillerとのコラボレーションアイテム。
毎年タンクトップ(キャミソール)をリリースしていますが、今年は新たにTシャツが追加されました。
Miller(ミラー)は1937年創立のアメリカのアンダーウエアブランド。
良質なアメリカコットン100%素材と、パネルリブ仕様の独特の織り方は当時では画期的なもので、従来の素朴なフライスとは違い肌触りは抜群です。
程よい透け感で、柔らかい肌触りのmillerオリジナルの針抜き素材を使用したTシャツ。
タイトすぎないフィット感でフェミニンなシルエットに仕上げています。
カラーは全4種(すみません。既に一部色欠けがあります。)
ネイビーだけボーダー柄になっていますが、どれもシンプルで使いやすいデザインで、価格も5千円アンダーという良心的な価格設定なのでまとめ買いも前向きになれると思います。
薄くて軽やかな素材なのでレイヤーを楽しむのにオススメの一枚です。
(CREDIT)
PHEENY “Natural Slub Denim Wide Painter Pants”
(CREDIT)
PHEENY “Hard Compact French Terry Wide Pants”
先日、スタッフ金澤からはUNIVERSAL PRODUCTSとのコラボTEEをご紹介したと思いますが、私たちみたいな服オタクにとってはインナーは本当に大事なアイテムなんですよね。
annexのメンバーもそれぞれ違った拘りを持っていて微妙に好みは違ったりもしますが、一貫して”見えない部分も追求する”が私たちの共通点かもしれません。
メンズはガシッとヘビーウェイトでゆったりとしたシルエットだったのに対し、レディースは透け感を持たせたかなり軽い生地感で、さらにジャストフィットなコンパクトサイジングになっています。
私も昔と好みが少し変わり最近はこういったライトでコンパクトなインナーが好きです。
様々な重ね着を楽しむようになったので薄くて軽いTシャツがあると何かと便利。
ネックのリブも細く仕上げることによってカジュアルさが軽減され、ボーイッシュなスタイルをした時にもやや洗練された雰囲気になります。
私はFRUIT OF THE LOOMのボディが好きでインナーはずっとガシッと硬さのあるTシャツを着ることが多かったですが、今年はMYのリブTを買い足してみたりしてインナーでちょっとした変化をつけて夏のスタイルを楽しんでいます。
(CREDIT)
MY___ “DENIM MAXI SKIRT”
MARROW for 1LDK annex “FABRIC PILLOW”
どうしても夏服はなかなか冒険がしにくくワンパターンになってしまいがちなので、少しでも新鮮な気持ちでいられるように皆さんもこういう細い部分にも拘りながら暑い夏を乗り切っていただきたいと思います。
現在店頭、オンライン共にSALEを行っています。
今日ご紹介したものは除外になりますが、今すぐ使える夏アイテムがお得にお買い求めいただけます。
ぜひそちらも合わせてチェックしてみてください。
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
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皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 三浦
July 13, 2026, 5:00 PM
Category: PICK UP
“DAUGHTERS JEWELRY” IN-STORE EVENT at 1LDK annex
DAUGHTERS JEWELRY IN-STORE EVENT
Date🗓
2026.7.11(Sat.)~7.19(Sun.)
Time🕒
13:00-19:00 (Closed on Tuesday)
Place📌
1LDK annex
こんにちは。1LDK annexの田代です。
みなさん、”DAUGHTERS JEWELRY” 聞いたことはありますか?もしかしたらインスタをフォローしてる方もいらっしゃるかもしれませんね。
なぜそんな問いかけをするのか。かく言う僕もその一人だったから。
縁があってお取り扱いをすることになったのですが、ブランドを聞いた時になんか聞き覚えあるな、と。
そうしてインスタを見てみると、自分フォローしてますやん。
おそらくパートナーにプレゼントを探していたときに見つけたのでしょうね。ただどこで見れるのかもわからぬままそのままにしていました。
今回のイベントをするにあたってわかったのが、今まで常設で買えるお店はなかったとそうな。百貨店等のポップアップや自社オンラインでの販売のみで現物を見て選ぶ機会というのはとても限られていたそうです。
ちなみにこちら日本のブランドです。勝手にインポートだと思っていました。恥ずかしながらこれもこのタイミングで知りました。
このように知っているけど見たことはない。どこで見れるのだろうと思っていた方には朗報です。この度愛知、名古屋では初となるポップアップ形式でのローンチをannexでできることとなりました。
このタイミングからお取引も始め、せっかくなら盛大にいこうということでブランドにご協力いただき9日間に渡り、モアバリエーションのイベント形式にてお披露目となります。
華奢で繊細なデザインをベースに作られるアクセサリーは付ける人自身を前に出し、寄り添い、日常を彩ってくれます。
レディなイメージを捉えられますが、逆にメンズからするとこの華奢さは見つけられない。僕はこのニュアンスがとても好きです。
図らずもこのタイミングからブランドとしてユニセックスでの提案を広げていくことにもなり、これからのannexとしても親和性の高さもしっかりと感じました。
また、扱いたいと思ったきっかけが”14k”のシリーズ。ラグジュアリーな雰囲気は持ちながらも日本人の肌に馴染みやすい質感と、普段使いしやすい価格帯。特別な日でなくとも付けていたいと思えるゴールドアクセサリーに出会えるというのは数少ない経験だと思います。
そして以前のVAGUEのイベントでもそうですが、ゴールドを推しています。今までは女性が身に付けやすいカラーであったイメージですが、僕自身歳を重ね、落ち着きが出てきた中で似合い方が変わったように思えたからです。シンプルな中での品を上げてくれる存在として。性差に関わらずこれからプッシュしていくのはゴールドとここで名言させていただきます。
主なラインナップとしては顔まわりでピアスやイヤカフ、ネックレス。腕周りでバングルを中心としたラインナップとなっています。この辺りはひとまず写真で見てもらえると、ピックしたムードを感じていただけるのではないかと。
ピアスは穴が空いている、空いていないがありますが、カフは関係なくみなさん付けていただけると思います。また、DAUGHTERS自体、素材やデザインはもちろんのこと、付け心地のところにも余念がなく、日々身につけるものとしての認識から、その辺りの技術的な部分にもしっかりと力を入れております。
会期中はお店のインスタでラインナップを色々見せて行きますのでそちらも楽しんでいただき、是非ともお店に足を運んでみてください。
一部商品についてはONLINE STOREでの販売もいたしますので遠方の方はそちらをお楽しみにください。
トレンドを追いかけるのではなく、変わらず長く使えるものとして。少し背伸びをして、理想の自分に近づく一助として。
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1LDK annex 田代
July 6, 2026, 7:00 PM
Category: PICK UP
おNEWなキャップpart4
題名の通り、勝手にシリーズ化しているキャップブログの第4段となります。
毎度毎度よくそんなにあるなと思われるかもしれませんが、手を抜く時しか帽子を被ってこなかった自分からするとCOMESのキャップに出会えたと言うのはそれだけで革命的で、新しい生地に出会い、スタイルとの親和性を考えると自然と持っている数は増えてしまいました。
こんにちは。1LDK annexの田代です。
COMESANDGOSE
“OLMETEX PUNCHING CAP”
Col : BLACK
Size : FREE
Price : ¥18,700 TAXIN
前回の通り、機能にフォーカスした今シーズン。前回のSOLOTEXはコットンのような質感で実は、、、な機能が素敵でした。
今回は”OLMETEX”1952年にイタリア・コモ地区で創業された高級テキスタイルメーカーで、世界のトップメゾンや一流ブランドが採用する世界的名門として知られています。
OLMETEXの素材を使った服に出会うと、そのブランドに一つのステータスを感じます。特に化繊ともなると軽さのある見た目になるところが、ここの素材はその真逆で重厚感や高級感を感じずにはいられません。その存在感がブランドの作る服に落とし込まれることでグッと格を上げてくれると言いますか。あぁ、いいブランドだなと直感的に思わされます。
化繊ではあるのでもちろん、優れた撥水性、防水性、防風性、透湿性を備え、軽量でタフ。現代の都市型アウターに最適な機能性を発揮しながら、そこに格上げの要因でもある美しい生地面があることで気分の上がるプロダクトになります。歴史が物語る。とでも言いますか、そこに裏打ちされた独特な空気感が僕は好きです。
そんな”OLMETEX”を使ったキャップ。上がらないわけがないです。
展示会の際に一際輝きを放っていたように感じました。最初に手を取りどんな生地なのか裏を見るとこのパッチ。なるほど。欲しい。といった流れ。
既にCOMESの作るキャップの形には信頼を寄せているので被った時のシルエットに疑いの余地はなく。素材買いをしたかと言われると極端それくらいでもいいかもしれません。
信頼×信頼=安心
しかも今回はパンチング加工をされたテキスタイルを採用。盛夏にピッタリな軽快な見た目に通気性の良さから頭ムレする心配もなし。もはや日本の夏は暑すぎますし、直射日光も危険な域になっているので被り物なしに長時間の外出はできないのかなと。
頭を守る意味でも被る行為は必要でありながら、被る上でのストレスもあるので夏場は特にその辺りは解消したい。それを解消しているテキスタイルなので、僕の中では確実に夏キャップの立ち位置です。
jacket – UNIVERSAL PRODUCTS. “TRAINING JACKET”
shorts – is-ness “Quick-Drying Shorts”
shoes – ASICS “GEL-KINETIC FLUENT”
jaket – HERILL “Nepdenim ChoreJacket”
shorts – HERILL “Ripstop Chinoshorts”
去年に比べて雨が多いので、想定以上に機能に助けられています。夏本番のゲリラ豪雨でも安心。
多くを語らずとも、もはや良さが体に染み付いてきています。靴を履くのと同様なほど自然と手が伸びている。
やっぱり、カムズのキャップは最高だ。
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1LDK annex 田代
July 5, 2026, 2:58 PM
Category: PICK UP
細やかな美。
こんにちは。1LDK annexの杉浦です。
やっっぱりパンツが好きだな。
下着の方じゃないです。みんなに見せても大丈夫な方です。
自分のクローゼットを見返すと、明らかにパンツが多い。
朝、服を決める時も絶対パンツから選びます。その結果トップスが同じよーなものになるのも僕のあるある。
でもパンツが違うだけで、別人になったような感覚にもなるし、、 まぁいっか。と過ごす日々。
多分、飽き性なので印象が強くなるトップスの入れ替わりが激しく、残ったのがとてもベーシックなアイテムたち。様々なパンツに対応できるメタモンしか無くなってしまいました。
だからこそ、パンツはいつまでも僕の主役であってほしい。
側から見れば同じようなモノであっても、僕の中では印象が異なりますし、着たいニュアンスが違う!と声を張りたくもなります。
ということで今回は、「それ持ってんじゃん。」とパートナーや友達に突っ込まれるモノを紹介します。もしそう言われたら、持ってないわ。と言い返してやりましょう。実際、ちょっと変なので。
“ENST DENIM TROUSER”
Col: DARK NAVY
Size: 30 / 32
¥42,900 tax in
デザイナーの加藤さんは、イギリスでの生活が長く、洋服の土台となるパターンやデザインが英国テイストに対して、生地や縫製は日本で行うという稀有な存在です。
元の型紙が日本人の感覚と少しズレている気がして、イギリスらしいモダンで優雅な重厚感のあるスタイルを匂わせながら、日本人にも親近感のあるバランスになっている。
簡単に言ってしまうと、日本人が着るヨーロッパ服と言ったところでしょうか。
ただ単純に、憧れのスタイルを自分でも着ることができる。と言いたいわけではなく、異なる文化を肌馴染みよく吸収できる、緩衝材のようなイメージを僕は持っています。
実際、アーティスティックな感覚を洋服として表現されているインカミングに、デザイン的な嫌悪感を全く抱かないのが良い例です。
染色や織物の柄が多少奇抜であっても、インカミングだから。と許容してしまう。
単に、基準がゆるゆるになっているわけではなく。
お店としての編集上、僕の好み、諸々に対して相性が良いと感じているからこそ何でも良い。
実際、アップテンポなアイテムをお店に並べても、インカミングの洋服は裏切らないです。
基本的な洋服の構造(パターン、ディテール等)がとても日常的。ポケットの位置、大きさ、着やすい身幅。決して普通とは言えないですが、とても落ち着くバランスになっています。
今回は、そんなインカミングの中でも定番に位置するプレーンなデニムパンツのご紹介です。
シーズンを重ねるごとにannexでもファンが増え続けているインカミングのデニムトラウザー。
わざわざ”トラウザー”と付け足したくなる気持ちが分かります。この辺は加藤さんの美意識が顕著に現れているのかなと。
どうしてもデニムと聞くとアメリカ的視点であーだこーだ言いたくなりますが、そもそもの着眼点が違います。
あくまで英国としてのデニムの立ち位置をインカミング(日本)として表現。テーラードジャケットや艶のあるニット、どことなく品を感じるスタイルを体現するためのデニム。
デニム特有のもっさりしたワーク感を排除するわけでも、再現するわけでもない。なんか綺麗で変なデニムパンツ。
それを実現するための生地やパターンです。
生地は、山梨県で生産されるデニム。
あまり知られていないですが、伝統的な織物や染色が盛んで、岡山県のような大規模産地とは異なり小規模ですが、生地の表情や風合いなどの品質に特化したデニムを作られています。
濃いインディゴ。甘織り。エレガントと柔らかさが共存した、とても素敵な生地だと思います。激しく色落ちしたり、カジュアルなステッチワークが魅力なザ・アメリカの空気とは打って変わります。
山梨の良質な水によって生産される先染めは、色落ちしにくく、たとえ色落ちしても奥行きを感じる大人なエイジングが特徴。ステッチは同色で露出していません。
優雅さ(品格)を持つ洋服には、特有の緊張感を含んでいる気がします。インカミングもその緊張感を感じられると言える洋服。でもポケットの付き方や大きさなど、デニムだからこその手軽さを忘れていないのが最高です。
こういう細かな部分の編集力が粋なのがインカミングの魅力だと感じます。毎シーズンの土台として提案されている意味が分かりますね。
ブランドの下げ札のデザインが腰のレザーパッチに。輪っかにカラビナやキーチェーンを引っ掛けて遊んでください。
最近は何かとジャケットを羽織りたくなります。
少しずつ年齢を重ねているというのもありますが、それが理由でも無い気がする。ちゃんとするためにジャケット羽織る感覚というよりかは、スタイリングで遊ぶために羽織っている気がします。
この手のデニムパンツを穿くために、利便性が高いインナーを着るためのジャケット。
甘織りのデニムなので、洗うと多少縮みが出ることを考えてサイズは30。ワタリも広くてデニムパンツ本来のカジュアルさも楽しめます。165cm~174cmくらいの方はよっぽど30、175cm~の方は32で大丈夫です。
トップスの手札が少ない僕でも、普遍的なバランスのようで新鮮さを感じる。自身のクローゼットがマンネリ化している方はぜひ。
結構気に入っている合わせ。鈍臭さとか、頓着のなさを感じるのに、どこか小粋な空気を持てるのは、このパンツのおかげ。専らこのパンツにはスニーカー派。
雨が続き、気が滅入ってしまいますが、気分転換に服でも見に来てください。
テンションが上がって、少しは気が紛れるかも。ワールドカップの話であればいつでも聞きますよ。
では、店頭でお待ちしております。
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1LDK annex 杉浦
June 29, 2026, 4:45 PM
Category: PICK UP
UPのパックTee
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
今日は、みなさんお困りの”インナー問題”に終止符を。
漫画だったら「ド ド ン ッ、、、!」とデカ文字で強調されてそうな、、。笑
とまぁ、最初っから大きく出てみましたが、実際夏場のインナーなに着たらいいのって思いません?
前回のブログでご紹介したポロシャツ、普段着るシャツやジャケット、ニットのインナーに。
僕は昔センパイに勧めてもらった、ヘインズの金ラベル(3枚組のパックTee)を使い続けてきました。
初めの頃はほんとなんにも気にしてなかったんですけど、年々ちょっとした部分が気になる様になってきて、、、
例えば、クルーネックニットを着たときにチラ見えする首元両サイドの1cmだったり、第2ボタンまで開けたシャツの見え方だったり。
正直コスパを考えると十分すぎるくらいなんですけど、あくまで僕の中ではインナー用で。それが表に出過ぎるとどこか頼りなく、少しモヤッとする悩みの種でした。
本格的に蒸し暑い日が続く、ここからの数ヶ月。
屋内に入った途端キンキンの冷房で身体は冷え、一歩外に出れば蝉が鳴き喚き、ジトッとした湿気と刺すような日差しのお出迎え。
どこかのブログでも書いたような気がしますが、今までだったら無理してでも長袖を羽織り続けていました。
でも。多分今年もどうせ暑いし、我慢の範疇を越えた記録的気温を叩き出す事でしょうから、自分の中の決め事なんて取っ払わないとそろそろぶっ倒れそうな気がしてきました。笑
だからこそ、シチュエーションに対応できるインナーが、今年はすごく重要なポジションだったんです。
UNIVERSAL PRODUCTS.
“MILLER 2PACK T-SHIRTS”
COL: WHITE×NAVY / WHITE×BLACK
¥14,300-TAX IN
現場(お店)にとって、必要なものだけを生み出し続けてきたユニバーサルと、アメリカ発のアンダーウェアブランドRobert P.Miller(ミラー)のコラボレーション。
このパックTee最大のウリは、インナー用ではなく”インナーでも使える”ところにあります。
なにかしらのインナーで着ることを考えると袖丈は長すぎると他に干渉するし、一枚で着ることを考えると身幅や着丈にはゆとりが欲しい。
そんなどちらのバランスも考えた上で、1LDK annexではどちらの色も欲張れる「ホワイト×ネイビー」と「ホワイト×ブラック」の2パターンをご用意しました。
僕(178cm)の中での感覚ですが、サイズ2はインナー使い、サイズ3は一枚で着ることの方が多くなりそう。
とはいえ、ご自身のライフスタイル、手持ちの洋服と照らし合わせて決めていただくのがおすすめです!
僕はどちらかというとインナー使いがメインで、シャツやジャケットを脱いだ時にも恥ずかしくないモノを探していたので、とりあえずサイズ2(WHT×NVY)からゲットしてみようと思います。

( CREDIT )
HERILL “Wooltropical Jacket”
ENCOMING “ENST DENIM TROUSER”
ここ数年日本市場では、ウールTeeやリネンTeeのような天然素材の存在がメジャーになりつつあり、機能面は言わずもがなですが、どうしてもハイプライスになってしまうのも事実。
その日の気温やスタイリングによって使い分けたいので僕も何種類かは持っていますが、それでもそれなりに値段がするTシャツはなんとなくヘビロテしづらかったりします。
コットンの方がいい。ウールの方がいい。
そんな話をここでしたいわけではなく、
用途に応じて使い分けるためには、今回のパックTeeは最適なのではないかと思うのです。
USA製ボディをリプロダクトした、薄手の生地感ながらタフさもあり特有のカサッとしたドライな質感は、洗い込むことで毛羽が立ちふっくらと馴染む。
まさにアメリカコットンのそれが再現、凝縮されています。
ぶっちゃけ。Tシャツなんて、なんでもいいじゃん。
かもしれませんが、サイズ感や首元のバランス、生地の分厚さ。
案外、拘りだしたら理想とするカタチが程遠いことに気が付きます。
僕の中で特に譲れない条件が「首元の締まり具合」と「リブ幅」。
締め付けもキツ過ぎることなく、それでいてダレてもいない。そしてリブ幅は2cmと、僕にとってはパーフェクトなバランスでした。
ポロシャツしかり、開襟シャツしかり。
顔まわりにくるディテールというのは、その人の第一印象に大きく関わる部分だと言っていいと思います。
それは、少しだけ覗かせるTシャツでも同じ話。
2cm以上のリブ幅というのは主張がグッと強くなり、1枚で着るには良くてもインナーで着るとなると、どこかチグハグな印象を与えます。
これがウールTeeみたいなエレガントに着たいTシャツであればもっと細幅のリブでも頷けますが、今回の場合ガシッとしたコットンTeeであり、幅広いシーンで着ることを想定するとベストなバランスに思えます。

( CREDIT )
YOUTH OF THE WATER “PANTS”
梅雨はまだ明けてないはずなのに、晴れた日には余裕の30℃超え。
毎年思い出す。焦げそうになる、あの感覚。
洋服屋として「どうぞ、Tシャツ一枚で。」なんて言いたくないけれど。
まあそんな日があっても仕方ないですね。だって暑いんだもん、、、
Tシャツ=消耗品
ただ、使い分けることでその寿命は格段に伸ばすことができるはずです。
ウールTeeにシャツを羽織りたい時だって、リネンTeeにジャケットを重ねたい時だってある。
それでもやっぱり、僕の中でのごはん的存在はコットンTeeに変わりはない。
主役であり脇役。またその逆も然り。
まさに、ユニバーサルが提案するに相応しいパックTシャツだと思います。
ユニバーサルプロダクツのモノ作りの根底には、ファッションである前に日々の生活があります。
それが僕らの日常において、必要だったから。
「ライフスタイル提案」というキーワードが1LDKというお店を形づくり、ここまでバトンを受け渡し続けてきました。
今回のTシャツも、派手さはありませんが、しっかりと活躍してくれる自信作。
インナーでも、主役でも。
夏目前。欲張れるもんは、素直に欲張っちゃいましょう。
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1LDK annex 金澤
June 25, 2026, 11:51 AM
Category: PICK UP
rus
VAGUE WATCH CO. Custom Event
2026.6.13(Sat.)〜6.28(Sun.)
rus(ルース)
RUS is the brainchild of two sisters proposing long-lasting high quality pieces for the nonconformist muses of now. Founded in Galicia, Spain, we aim to inspire women to curate and create their own dressing ritual, layering pieces in infinite ways. RUS is part of a global movement that believes in selecting rather than accumulating, producing garments meant to be rediscovered season after season.
RUS は 2 人の姉妹の発案であり、型にはまらない現代のミューズに向けて長く使える高品質の作品を提案しています。スペインのガリシアで設立された私たちは、女性たちに、無限の方法でアイテムを重ね合わせながら独自のドレッシングの儀式を厳選し作成するようインスピレーションを与えることを目指しています。 RUS は蓄積するのではなく選択し、シーズンごとに再発見されることを目的とした衣服を生産することを信条とする世界的な運動の一部です。
(about the rus: 公式HPより)
こんにちは。1LDK annexの三浦です。
今シーズンから当店でお取り扱いをスタートしたレディースブランドrus。
当ブランド二人の姉妹により2019年にスペインで設立されました。
主にニットウェアにフォーカスしたコレクションを展開していて、優れた紡績業者から厳選された高品質な糸を使用し、素材が持つ独特の風合いや形、色に重点を置いて製作されています。
素材選びのユニークさや製造技術を活かしたデザインがrusの持つ魅力そのものでありますが、ブランドのもう一つのテーマでもある環境への配慮という点においても精力的に取り組まれており、可能な限り環境への負荷を減らしながら長く愛用できる高品質な商品が私たちの元に届けられます。
RUS knits are crafted in family-owned factories in Portugal, Spain, and Italy, just a short distance from our office in Galicia, Spain. Producing locally allows us to keep our carbon footprint to a minimum. It’s also allowed us to forge close, trusting relationships with our factories, so we can ensure our knits are being produced to the highest ethical and ecological standards.
RUSのニットは、スペインのガリシアにあるオフィスからすぐ近くにある、ポルトガル、スペイン、イタリアの家族経営の工場で作られています。地元で生産することで、二酸化炭素排出量を最小限に抑えることができます。また、工場と緊密な信頼関係を築くことができ、当社のニットが最高の倫理的および環境基準に従って生産されていることを確認できます。
(Sustainable practices: 公式HPより)
ブランドのシグネチャーでもあるエッセンシャルなニットアイテムは、比較的独自性の強いカラーパレットや彫刻的なカッティングが目立ちます。
海外ブランドということもあり、日本人だとあまり合わせることのない配色だったり、身体のラインがしっかりと出るようなボディコンシャスなシルエットだったりと、私自身久々に新鮮な感覚で洋服と向き合えたような気がします。
お店でrusをご紹介したいと思った理由の一つはそこで、1LDK annexが長らく伝えてきた定番をアップデートしていきたいなと思ったのがきっかけです。
3月頃からお店での展開が始まりましたが、有難いことに立ち上がりすぐに欠品商品が続出しました。
初めてのブランドということもあり、皆さんに受け入れてもらえるだろうかと不安な部分もありましたが、実際に店頭での反応を見てそれはすぐに解消されました。
このブランドをきっかけにいつもと少し違うカラーを選んでみたり、女性らしいシルエットにチャレンジしてみたりと、お客様自身が新たなスタイルを模索されている様子がとても印象に残っています。
(rus 公式intragram: https://www.instagram.com/rusthebrand/)
rusのデザイナーのお二人は自然の美しさやアート、建築デザインに大きく影響を受けていて、それがカラー、柄、風合いに反映されています。
着ること以前にプロダクトにフォーカスして見るだけでも面白いですし、annexのお客様はアートやカルチャーが好きな方が多いので、きっとそいう美的感覚にも共感していただけるのではと思っています。
様々なニットの技術を駆使して表現されたユニークなデザインや、着こなしを何通りにも楽しめるように工夫を凝らしたレイヤードスタイルの提案もrusの魅力の一つだと捉えていますが、どんなふうに着こなそうかと想像するのも楽しいですし、きっと皆さんの洋服の可能性をさらに広げてくれると思います。
rusの洋服は「こう着てください。」と提示するのではなく、各々の自由に楽しんでください。と着る側に優しく委ねられている気がして、私自身ファッションをピュアに楽しむことができています。
とにかくスタイリングが楽しい服なので色んなコーディネートにトライしてみてください。
ブランドさんのご協力のもと、当店でセレクトしていなかったメニューや長らく欠品していたアイテムを追加していただき、今日から店頭でご覧いただけるようになりました。
本格的な夏が始まるこのタイミングでブランドの世界観をより深く感じていただけるようなラインナップになっています。(遠方の方はこちらからチェックしてみてください。)
この機会にもっとブランドの認知が広がったらいいなと思っています。ちなみにモアバリは期間限定になるのでぜひお早めにチェックしにきてくださいね。
今日のブログでは商品の詳細を詳しく。ではなく、私たちが体現するrusの魅力やスタイリングの幅をお伝えできるように、スタッフ大久保と沢山スタイリングを組んでみました。
ブランド雰囲気を感じていただきながら、皆さんのお気に入りのアイテムを見つけていただけると嬉しいです。
Shirts: rus “NEGOTO shirt”
Inner: KAYLE “WASHI BRA TOP”
Skirt: rus “LUCE skirt”
Tops: rus “CHOWA top”
Pants: FARAH “US Army Wide Pants”
Tops: rus “IBUKI top”
Dress: rus “DELIRIO dress”
Pants: MY___ “MY BASIC DENIM”
Inner: rus “JUNKO top”
Scarf: rus “HOSHI scarf”
Tops: rus “USUGIRI top”
Tops: rus “HONKAI top”
Pants: MY___ “MY BASIC DENIM”
Dress: rus “HINOKI dress”
Pants: PHEENY “Checkered High Waist Wide Pants”
Bag: ED ROBERT JUDSON “bressball drawstring(BRATON)”
Tops: refomed “WOOL DRIFT”
Skirt: rus “NAGARE skirt”
Pants: MY___ “MY BASIC DENIM”
Shoes: ROA “Arpy”
T-shirt: MY___ “YAK BLENDED RANDOM RIB T-SHIRT”
Dress: rus “DELIRIO dress”
Pants: rus “FUTON pants”
Scarf: rus “HOSHI scarf”
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1LDK annex 三浦
June 20, 2026, 10:19 AM
Category: PICK UP
大人の本気。
こんにちは。1LDK annexの杉浦です。
ジブリ作品がリバイバル上映され、歓喜です。
特段ファンというわけでもないですが、あらゆる事象や行動に対して良し、悪しの判断が付かないあの感じがなんとも言えなくて。
ジブリの作品は、もはや文化だとも感じます。多分、誰に聞いても好きな作品は一つあるはず。
手描きの生々しく生命力を感じる描写。脚本、キャラ、食事、音楽など挙げだしたらキリがないくらい全てにおいて”大人の本気”をカマしてきます。
本気出してる大人ってかっこいいよな。
ありがたいことに、本気出している人と会いやすい環境にいる気がします。
でもそういう人って、ホンキ!マジ本気!みたいなハツラツとしたエネルギーを外に出していないんですよね。
話を聴いているうちに。何気ない所作。さらっと垣間見える内側の熱量の異常さにブルッとなります。
失礼なことですが、僕の中で変な人のカテゴリーに属する人たちが僕に本気を見せてくれる傾向にある。
だから僕は変な人、大好きです。変な人にあったら、ラッキーと思ってます。
そんな変な人が制作したアイテムがこちら。
“PANTS(261-03005)”
COL: INDOGO
SIZE: S / M
¥52,800 tax in
1906年、明治時代の思想家・美術研究家である岡倉天心(岡倉覚三)が、「The Book of Tea」という本を英語で執筆し、ニューヨークで出版しました。
タイトルの名前から茶道の手引書を日本人が執筆した著書と思われがちですが、実際は、茶道を切り口に東洋および日本の潜在的な美意識、精神性を西洋に向けて紹介した思想書です。
その本の一幕で、唐時代の茶人たちが理想とした「お湯の最も美味しい沸かし方」を指す言葉で、YOUTH OF THE WATERと表現したのがブランド名の由来です。
「沸騰したやかんに一杯の冷水を注ぐことで、湯を落ち着かせ、再び”YOUTH OF THE WATER(水の若返り)”を取り戻させた。」
天心はこの行為を、ただめっちゃ美味いお湯の沸かし方を提唱しているだけではなく、自然の摂理と向き合い、対等な関係で最高の一杯を追求する茶人たちの真摯な姿勢として紹介しました。
今の話は、「茶の本」第二章の中ですが、YOUTH OF THE WATERを語る上でもう一つ大事な章があります。
日本人の自然観を語った岡倉天心の「茶の本」第六章、”花”。
茶道における生け花を題材に、自然とは支配するものではなく、あるがままの姿を尊重する姿勢こそが、寄り添う不断の友であり、生から死まで人間の暮らしに欠かせない存在である。
自然を友人と。そう表現するんだ。
エゴの対象でもなく、崇拝する対象でもない。あくまで対等な関係だと。
展示会でお話させていただくと、決まって作り手の方達の温度感が伝わってきます。
異なる本や衣服、文化からインスピレーションを受けている YOUTH OF THE WATER が伝えたいキーワードは一貫して”対等な関係”。
小難しい言葉を並べていますが、こうして僕の普段の生活には決して交わることの無かった領域にヌルッと入るきっかけを与えてくれるのもユースの魅力です。
衣服という土台を形成して、そこに何を積み上げるのかを私たち消費者に促す。
毎日、毎日忙しくてルーティンワークをこなし、思考する時間を持たないことは勿体無いぞ。そう言われている気がして背筋がピンっと伸ばされ、目の前のモノは、勝手に産まれた訳ではないと改めて感じさせられる。
ある程度、ブランドに対して共感や好意、リスペクトがなければ成り立たない取り組みだと思います。
だからこそ、伝え方が回りくどく感じてしまうかもしれません。これを書いている自分ですらそう思います。
まぁまずは、ユースを好きになっていただければおっけいです。
上田さんの私物「The Book of Tea」。ブランド名の由来になった英文が記載されています。
ふぅ。なんか疲れましたね。
この序盤だけでも異質さが少し伝わったと思います。
引用元から思想の幅まで、飽きることのない情報量に戸惑いつつも、上田さんという人への好奇心がやみません。
何食べたらこんな思考になるんだろう。
グミとか食べるのかな。
食べないか。
今回紹介するパンツは、FINXコットンのシャンブレー。
ただでさえシャンブレーは薄手で軽いのに、超長綿のおかげでよりしなやかに、カシミヤのような肌触りとシルクのような光沢が際立ちます。
タテ糸とヨコ糸の色を変えることで色ムラをつけるのが一般的なシャンブレー。
こちらも当然、タテ・ヨコと糸の色を変えていますが、それにしては不規則な色ムラですね。
その秘密は、織り機。
このシャンブレー生地は、旧式の織り機を使用して織っています。通常旧式の織り機には糸を安定させるために錘(おもり)が付いているのですが、錘をあえて外して織られているのがこの生地です。
安定させるものを取り除くと不安定になるのは言わずもがな。
そうすることで織っている最中に振動が加わって、糸に掛かるテンションがズレていきます。その不均一なズレで織りムラを出しているのがコチラのパンツ。
ある程度関係値がないと、職人さんに錘を外してくれ。なんてことは言えないだろうし。でも実際に実現できているということは、上田さんの人柄あってこそ。
そういう意味も含めて、展示会で感じる作り手の温度感が伝わってくる衣服だと思います。
ユースが制作するパンツは、生地はかなりこってりしているのに対して形はスラックスのような綺麗さを持っています。
この独特なギャップが着た時にとても活きてくる。華奢とは言えないけれど、クリーンさは担保しつつ無骨さもある。
暗い色を好む僕にとって、明らかな発色の良さはネガティブな要素ではありますが、春夏にしか挑戦できないとも思っています。
物理的に暗い色は暑いし、、。色物でテンション上げたいし。
せっかくシャンブレーを選ぶのであれば軽やかにカッコつけたいので、あまりごちゃつかずに、薄いニット、シャツ、ロンT、Tシャツなど一枚で完結するのが好きです。
クラシカルなポケットフラップであったり、横ポケット内に小ポケットが付いていたり。
些細なディテールも魅力なのがユースです。
製品ブリーチ加工を施しているのでシワ感と柔らかい表情が印象的に映ると思います。ただでさえ、細くてしなやかな生地なのに、加工のおかげでよりヘニャヘニャに。
シャンブレーが春夏の時期に選ばれる理由が分かった気がします。軽くて、薄手。デニムのようなタフさも持ち合わせている。霜降りの淡いブルー。
なるほどな。
今でこそ黒やグレー、ネイビーばかり手に取っていますが、実は根っからの青好き。
小さい時から好きな色聞かれた時は絶対青って答えていたし、身の回りの自分で揃えられる物はとりあえず青を選んでいました。
でもランドセルだけは黒を選んで心から良かった。あの時の自分。マジでナイス。ランドセルは黒よ、、。
シャンブレーってかなりコテコテで、土臭さが拭いきれない感じがしていましたがユースのシャンブレーは非常に前向きです。
選定する生地が最高というのもあります。でも一番は、パターン。
全体的にゆとりを持ちつつも、体のシルエットを活かした生々しい綺麗さを持つ。
元々パタンナー出身なので、シルエットや洋服の基本的構造に対して、僕は絶大な信頼を置かせていただいています。
実際、洋服の作りで分からないことがあれば一番に頼るのは上田さんです。
コレクションのラインナップ的にも表面上は比較的静かなので、ほぼほぼ着てみないと違和感を覚えませんが、着たら分かる。
軍服を参考にディテールを詰めていくことが多いので、こういった裾の仕末の補強など、細部に対しても妥協点を全く感じません。
あくまで、今の時代に適したディテールなのは前提です。
ウエスト内側にサスペンダーボタン。タックインした時にシャツがズレにくく、ウエスト部分の型崩れも防止できるマーベルト仕様。
こういったディテールはクラシックなトラウザーの要素です。
あくまでトラウザーとして扱いながらも、シャンブレーだからこそ堅苦しさを感じないカジュアルな柔らかさ。
その結果、穿きやすい。
上田さんは、自分からガツガツ話すタイプでは無いけれど、実物の衣服を見るとすごく人柄が見えますね。
衣服に語ってもらうスタンスのブランドです。
金額のハードルをも超え、自分の衣服に対するモチベーションにも繋げてくれる。
触って、着てみてください。その一言が似合うブランド。
ぜひ、店頭で。
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