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月に向かって。

 

 

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【アポロ計画】アメリカ航空宇宙局(NASA)による人類初の月への有人宇宙飛行計画である。1961年から1972年にかけて実施され、全6回の有人月面着陸に成功した。アポロ計画(特に月面着陸)は、人類が初めて有人宇宙船により地球以外の天体に到達した事業である。これは宇宙開発史において画期的な出来事であっただけではなく、人類史における科学技術の偉大な業績としてもしばしば引用される。

 

 

こんにちは。1LDK annexの田代です。

 

 

今期のYOUTH OH THE WATERは冒頭より、NASAのアポロ計画における研究チームが、1960年代にアイスランドで実施したトレーニングの風景や、3カ月間の滞在期間中に記した日記をもとにコレクションを制作されています。まだまだ不明確な点ばかりの宇宙ですが、当時で考えると地球を飛び出して未開の地に踏み込むなんてなんと大それてロマンのあることなのか。自分が物心つく頃にはすでにアポロ計画は完了していて宇宙に向かってロケットが発射されるニュースなんて今では当たり前かのように流されていてこれを機に改めて考えるとすごいことだなと感じました。

当時の最新技術や頭脳を持って臨んだ環境に敬意を払いながら事実や想像を交え制作された今期のYOUTHには、そんなロマンがたくさん詰まった内容だったなと今回のblogを書くに当たって振り返り、改めてその偉業の壮大さに感銘を受けています。なので今回はそんなテーマを持ったYOUTHを研究する研究員になったつもりで次のブルゾンを解剖していきます。

 

 

YOUTH OF THE WATER “JACKET(253-02001) / KHAKI”

 

まず展示会時に一目見て”おぉ、、!!”となったのがこのブルゾン。
ぱっと見と色感でミリタリーの何がしかと思いましたが、どうやら違いそうだと思い、デザイナーの上田さんに話を聞くと、前述のアポロ計画の話題に。当時宇宙飛行士が訓練中に着ていたNASAのユニフォームをベースに作成したそう。

 

 

 

さぁここからが研究です。当時の訓練服を色々調査してみましたが、宇宙飛行士のユニフォームといったら想像する1番手はツナギ。年代遡ってみてもブルゾンタイプは見つからず、この辺りから上田さんの想像力の部分が垣間見得てきました(実際の元ネタはワシントンDCの航空宇宙博物館に収蔵されているものだそう)。単純にツナギをぶった斬っただけならそこまでなので、どう調理するかで力量が試されるのかなと。

 

 

jacket – YOUTH OF THE WATER “JACKET(253-02001) / KHAKI“(着用サイズL)
sweat – A.PRESSE “Vintage Sweat Cardigan / BLACK“(着用サイズ2)
pants – YOUTH OF THE WATER “PANTS(253-03003) / BLACK“(着用サイズL)

 

そんな想像力をパタンナーという経歴から堅実に着地させているように感じました。着心地がいいこと、モダンに馴染むというところにシンプルに現れています。個人的に先述したミリタリーの雰囲気を感じたのでそういうのを着るように楽しみたいなと。なので合わせもスウェットやコーディロイと少し無骨な素材使いをし、自分らしく着るならこんなかなぁなんてイメーシしました。

 

 

 

特徴的なカラーレスのデザインを採用しているのでインナーは襟がつくものやフーディなんかもいいのかなと。クルーネックも好きですがせっかくならこの辺りの遊びも楽しみたいですね。

 

とはいえアウターの方向性で全てが決まるといっても過言ではないのですが、このアウターはそんな無骨さを絶妙にソリッドにスライドしています。その理由は表地の素材に秘密がありそうです。

 

 

 

ポリエチレンという化学繊維。ポリエステルと同義に捉えられますが、低温に強く、防水・防湿性、加えて耐薬品性に強いことからプラスチック容器などに使われることの多い素材がポリエチレンです。

では、なぜこの素材なのか。

それは宇宙服に使用されることがある素材だからです。いろんなシチュエーションを想定して訓練するに当たって衣服の耐久力は切っても切り離せません。こういった合理的な素材使いやデザインの考え方はミリタリーやワークなどと同じですね。その所謂”ガチ感”みたいなのがファッション衣類になったときにただの模倣品ではなく、高い完成度のものとして仕上がることに僕たちは価値や感動を覚えるのかもしれませんね。

実際の触りとしてもこういった素材からなのか化繊特有のツヤ感はなく、パウダータッチでナチュラルな質感を得てもらえます。それもあってこのスタイル合わせに自然となったのかもしれません。

 

 

 

暖かさを担保するために裏にはフリースがついています。実際元ネタにはフリースはついておらず、おそらくですがレイヤリングで様々な環境に適応できるよう構成されていたのかなと思います。そこにYOUTHとしてのオリジナルで裏フリースの仕様に。

これがまた、とっても気持ちがいいフリースになっていて、毛布を着ているようなフワフワの質感はこれだけで買う価値あるなと思わせてくれるほど病みつきになってしまう魅力があると思っています。

寒さの堪えるタイミングですが、嵩張るものや、かわいさが出てしまうものがなんか違うなぁ。重ね着もたくさんしたくないなぁなんて自分のようなわがままな方にはとっても嬉しい防寒力とボリュームを備えています。(首周りだけはマフラーやネックのあるお洋服で対策します笑)

 

 

 

毎度のことながらYOUTHの洋服は良い意味でカロリーの高いメニューばかりで、新しい角度からのアプローチがあって自分としても知らないことが知れるので楽しみながらお取り組みをさせていただいています。実際着るとなんてことのない自然な馴染み方をしてくれるからこそ、その奥にとんでもない情報量やテクニックが駆使されているギャップにやられてしまうのです。

今期はブランドの新しい入り口になってくれるスウェットシリーズが出たりと、まだまだ進化をしていくYOUTH OF THE WATERから目が離せません。まずはこいつで月に向かって思いを馳せるロマンを。

 

 

 

 

 

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1LDK annex 田代

 

 

 

 

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December 26, 2025, 5:36 PM

Category: PICK UP

UPダウンシリーズ

 

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メリークリスマス。1LDK annexの金澤です。

 

忘年会やら初詣やら何かと外に出る機会が多くなる年末年始。

その日気分の洋服になんでも馴染んでくれる使いやすい”デザイン性”としっかりと身を包み混んでくれる”防寒性”。どっちが大事かなんて決められない。

一着いいものをでもヨシ。買い足しや買い替えもヨシ。とりあえずコレがあれば万事解決です。

 

 

ユニバーサルプロダクツが作る今シーズンのメインアウターは、ダイヤモンドキルトが目を惹くベストとジャケットの2タイプ。

どこかで見たことある気があるような、、?っていう、ほんのりとヴィンテージのアウトドア感を残しながらもユニバーサルらしいクリーンなムードに落とし込まれたこの佇まい。

 

元ネタのド直球な格好よさよりも、等身大の着方や今の生活にすんなりと馴染んでくれる、そんな心強さといつも通りの安心感がありました。

 

今年はコートが着たい!と意気込んでたくさん仕入れましたが、困ったことに本格的に寒くなってくると楽できるあったかいアウターばかり視界に入ってきちゃうもので、、、

まあ、年末ですしね。笑
「今年も頑張ったしいっか!」っていう、この時期に何回使ってきたわからない常套句を胸に、赴くままに買い物してみるのも悪くない。かもしれません。

 

 

ここ数年で人工保温素材(プリマロフト)などの中綿を使用した、軽くて暖かいアイテムをよく目にするようになりましたが、今回のUPでは「DOWN 90%, FEATHER 10%」の黄金比率。

これは高品質なダウン製品でよく目にする比率ですが、空気を多く含むことによる保温性と動きやすく軽快な着心地、そこにプラスして自然を生き抜いていくための天然の機能として通気性にも優れているので、アウターを選ぶ際に”暖かさ”を第一に重要視される方はとても大事な指標になってくれると思います。

雪が降ってもぱらぱら程度の名古屋の冬でも、寒いもんは寒いので天然素材の”羽毛”と”羽根”は安心して身を任せることができます。し、なんだかんだパッと出かける時にとりあえず羽織ってサクッと完結できるアウターって、高頻度かつ無意識に手に取ってしまうものなんですよね。

 

ただ僕の経験上、こんなハイスペック素材にもデメリットが、、、

表地が雨や雪で濡れてしまって中綿にまで浸水し、体感として分かるほど保温力が低下してしまって着なくなる。みたいな、気に入っていただけにとても悲しい想いをしたことがあります。そう、つまり水には弱い素材なのです。

この一件以降ダウンフェザーの良さは分かりつつ、同じ失敗を繰り返さないためにも慎重に目を光らせて探してきましたが、朗報です。ようやくネックだったそこの問題がクリアされたジャケットとベストを見つけることができました。

 

 

見映えや手触りはまるでコットンを思わせる実は”ナイロン100%”の撥水仕様のおかげで、どんな天候だろうと気にせずガシガシ着られるのは嬉しいところ。気に入っているアウターは毎日でも着たいし、寿命もグンと長くなる流石の生地チョイス。

普段化繊の洋服を全く手に取らない自分でも、いつものスラックスやデニムのスタイルにすんなりと馴染んでくれるコレは即一軍の心強い味方です。

annexでは僕世代から子育てしながら洋服も楽しみたい30代40代の幅広い年齢層の方にユニバーサルプロダクツを選んでいただいているので、お洒落をするだけではなく買った後の普段の生活まで見越した優しい気遣いが感じられて、今シーズンのUPのメインアウターはこれをじっくりおすすめしていこうと思いセレクトしました。

 

⚪︎QUILT DOWN JACKET / BROWN (178cm / size 3)


( CREDIT )
SWEAT: UP “JUMBERCA ZIP UP HOODIE
PANTS: UP for 1LDK annex “WOOL EASY TROUSERS

 

アパレル業界全体で見ても今シーズンは”ブラウン”がキーカラーの一つでした。

いやいや。とはいえダウンは無難にブラック一択。という方もいらっしゃると思いますが、ここ数年annexでも力を入れてきたチャコールとの相性もよく、どちらの色味もマットな質感なのでチャレンジしやすいはずです。

実際アウトドアブランドをそのまま着るのは僕のスタイルにはハード過ぎるし抵抗もある。でもユニバーサルがアレンジしてくれることで、自然体に無理なく取り入れることができるようになります。これこそ現行で買う意味であり、ベーシックだからこそ何に合わせたって正解。自分なりの着方を楽しんでみてください。

 

 

「○○○ Fill Power」の謳い文句をここ数年よく見かけますが、正直オーバースペックすぎて着ていく場所に迷ってしまうのはきっと僕だけではないはず。

もちろん目的があってそれに合った選び方なら素晴らしいと思いますが、ただ暖かければいいってもんでもないと思うんですよね。(暖かさを求めてダウンを買うのに何言ってんだよって感じですが、、笑)

 

今の時期はカシミヤのセーターも着たいし、ウールのシャツも楽しみたい。こんな感じでこの季節ならではの洋服を着ていると、そんなにスペックの高いアウターって意外と必要ないような気がしてます。

そんな中でUPのダウンは、着込みすぎて暑いなんていう本末転倒に陥らない、しっかりと寒さを凌げる”ちょうどいい暖かさ”がウリなのかなと思ったりしてます。ダウンジャケットをお探しの方はぜひご試着ください!(ネイビーの着用画像もオンラインに掲載してます◎)

 

 

さて、お次はダウンベスト。意外と持っていない方も多いアイテムでは無いでしょうか?

僕も今のライフスタイルだとダウンジャケットやコートを着る機会の方が圧倒的に高いのですが、車移動が多い方にはこちらのダウンベストをおすすめしたいと思います。

 

 

僕が唯一持っているダウンベストは、数年前に東京の先輩から譲ってもらったネイビーの古着のもので、今でも大切に着ています。

移動で少し外を歩くぐらいで、ほとんど室内にいるようなシチュエーションの休日だとジャケットやコートは荷物になるだけで、カシミヤニットやテーラードジャケットの上からばさっと羽織れるダウンベストは、室内外どちらもちょうどいい体感温度で過ごすことができるので重宝しています。

休日のお買いもので手が塞がり、小さなお子さんがいらっしゃる方にはピッタリな冬のアウターになってくれるはず、、、!

 

 

襟裏にはさりげなく配置されたコーデュロイ。ちらっと見えた時にはクラシカルな雰囲気を醸し出し、もちろん見た目だけでなく畝によって暖かい空気を閉じ込め首元までしっかり暖かく過ごすことができる、考えられた昔ながらのディテール。こういうさりげなさいいですよね。

プラスで今シーズンはユニバーサルから登場した上質でシンプルなカシミヤマフラーやANOTHER ASPECTのウールカシミヤマフラーをさらっと巻くのもいい。首元くらい華やかにって方には814 Ezcarayのモヘアマフラーもおすすめです。

 

⚪︎QUILT DOWN VEST / D.NAVY (178cm / size 3)


( CREDIT )
KNIT: extreme cashmere “xtra out
DENIM: refomed “OLD MAN DENIM WIDE PANTS

 

明日から寒くなるみたいですが、ここ最近は最低気温でもギリ一桁になるかどうか。これくらいであればニットにダウンベストだけでも全然いけちゃいそう。

アウトドアノリのベストにハイエンドなカシミヤニット、そこにいつも通りのデニムパンツで〆に革靴。いろんな要素を詰め込んでみましたが、そっと繋ぎ合わせてくれるのがユニバーサルプロダクツの強みです。

冬場のスタイリングはどうしてもアウターがメインになりがちで、手を抜いているように見えなくもない。それがダウンベストになるだけでトータルのバランスも新鮮な見え方をしてくれるんです。

気軽さとファッション性を併せ持ったUPのダウンベスト。僕はかなり好きです。きっと冬のマンネリ化を解消してくれる救世主になってくれると思いますよ!

 

 

ちなみに付け外しが可能なフードは内側背面の大きなポケットに収納することができ、両サイドのポケット(こちらはダウンジャケットの方にも)には携帯やお財布、貴重品などなんでも入れちゃってください。

ただでさえ嵩張る冬のお出かけ、手荷物はできる限り減らしたいものです。

 

僕の懸念点は見事に払拭され、その人の生活まで考えられた気の効き用。

本格的な冬が到来している地域の方もたくさんいらっしゃると思いますので、今年最後のメインディッシュにUPのダウンシリーズを拵えて、新年を気持ちよく迎えていきましょう!

 

 

今年の営業も残すところあと3日になりました。

1LDK annexとしては新しいメンバーを加えながらの一年で、なんとかここまで走り抜けることができました。

変わらずお店まで足を運んでいただいた皆様、遠方でなかなかお会いできない中オンラインショップでご購入いただいた皆様、本当にありがとうございました。

来年のSSにはイベントや特別なアイテムをいくつか企画しているので、そちらも楽しみにしていてくださいね。

それでは2025年ラストのブログ、ここまでご覧いただきありがとうございました。2026年も変わらず1LDK annexをよろしくお願いいたします。

 

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December 25, 2025, 6:57 PM

Category: PICK UP

Boa fleece collection

 

 

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こんにちは。1LDK annexの三浦です。

 

2025年もあと一週間で終わり。仕事、家のこと、遊びのスケジュールをぎっしり詰め込まれたカレンダーを見ながら本格的な師走を感じています。
せっかちな私は今から年末年始の事を考えながらせかせかと忙しない日々を送っています。

 

お店の方はというと、レディースのAW商品は全て店頭に出し切りましたので服屋もいよいよシーズンの終わりを迎えていますが、まだまだこれからが冬本番ということで、引き続き気合を入れてご紹介していきたいと思います。

 

インスタグラムの方ではアウターを中心に冬のスタイルをご紹介していますが、ブログではそれをより深掘りしていく形で、今日はボアアイテムの魅力について改めてお話しします。

 

 

 

 

今シーズンのレディースは特にボアアイテムに力を入れてセレクトしました。
ボアのフリースは保温性が高い且つ気軽に着られるアウターとして、子育て世代の方々や車移動が多い方などにとてもお勧めなアイテムです。

個人的にもフリースは大好きなので毎年色々チェックはしていますが、今年は特にお店でもご紹介したいなと思うものに沢山出会えました気がします。

 

フリースにも種類がありますが、毛足の長いモコモコとした見た目が特徴なのが私がお勧めしたいボアフリースです。

ボアフリースは寒冷地でのアウトドア活動を快適にするために開発された保温性に非常に優れた素材。
70年代にポリエステル素材のフリースが登場し、軽くて暖かく乾きやすいという機能性の高さから登山やキャンプなどで広まりました。

そこに羊の毛のようなループ状の起毛加工が加わり(これがボア。)、より保温性とデザイン性が向上。ファッションアイテムとしても定着していきました。

 

フリースも大きく分けて「カジュアルフリース」と「テクニカルフリース」と呼ばれる2種類のシリーズが存在していますが、今日ご紹介するのはどちらかというとカジュアルフリースに当たるものでしょうか。

アウトドアブランドが展開するガチガチの高機能アイテムというわけではありませんが、デイリーに着ていただく為の必要最低限の保温力とタフさを兼ね備えており、気を使わずに着られるという安心感に私はとても惹かれています。

 

ボアフリースは基本的にカジュアルなデザインではありますので決して万人受けするものではないですが、1LDKのスタイルがお好きな方やアクティブなライフスタイルの方などにはきっとフィットしてくれると思います。

 

メニューは全4型あるので、皆さんにも何かお好きなものを見つけていただけると嬉しいです。

 

 

PHEENY
“Wave boa jacket”
Col: GRAY / PURPLE
Size: FREE
¥59,400- TAX IN

 

 

シルエット、カラーなど様々ですが、今年個人的にすごく惹かれたのが柄物のフリースで、特に私好みだったのがこちらのPHEENYのアイテムです。

 

グレーとパープルそれぞれのカラーで、波と山の稜線をイメージして作ったというブランドオリジナル柄になります。

古着のようなレトロな雰囲気とキャッチーさを備え、patagoniaやL.L.BEANのような所謂なアメカジスタイルを体現したくなるようなアウトドアなムードが個人的にも刺さりました。

 

この柄を存分に活かしたシンプルなデザインで、前身頃に3つポケットがあるだけ。
それでも十分に存在感を放っているので、一枚でシンプルに着るのがカッコいいかなと思います。

ポケットのジップも目立たないようにブラックでさりげなく備え付けられていて、柄物ながらこのミニマルさがスタイル全体をすっきりと見せてくれています。

 

 

(CREDIT)
COMESANDGOES “DICROS & KNIT MUFFLER CAP
PHEENY “Nylon light ripstop M-65 field coat

 

 

またレディースブランドらしいコンパクトなサイズ感が可愛らしく、ボトムスにはワイドパンツを合わせてメリハリをつけて着る感じが今っぽくて好きです。

 

アームは程よくゆるさがあるので、パーカーやニットの上にもサッと羽織れますし、今時期ならこの上にアウターを着れば野外での行動も問題ありません。(以前紹介したNylon light ripstop M-65 field coatを重ねて着るのもお勧めです!)

 

インナーアウター、どちらにも活用できるのはシンプルに有難いですよね。時期によってうまく使い分けることで秋口から春先までのロングスパンで使えるところもとても魅力的だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FARAH
Camo Fleece Stand Collar Zip Up Blouson
Col: GREYISH TREE CAMO
Size: M
¥37,400- TAX IN

Camo Fleece Stand Collar Zip Up Vest
Col: GREYISH TREE CAMO
Size: M
¥30,800- TAX IN

 

 

お次にご紹介したいのが、こちらも柄に惹かれてセレクトしたFARAHのアイテムです。

こちらはジャケットとベストの2型ご用意があります。

 

 

 

 

グリーンベースのツリーカモで、一見派手そうに見えますがグレイッシュな落ち着いたトーンに仕上げ、大人の方でも着ていただきやすいような雰囲気を目指して製作されました。

元々はアメリカのハンティングウェアから生まれた柄ですが、木の葉や枝などの自然物をモチーフにしていることから通常の迷彩柄よりも派手すぎずナチュラルな印象を受けます。

またそれをボアという柔らかな素材に落とし込みながらFARAHらしくモダンに仕上げることで私たちのスタイルにも取り入れやすくなっており、柄物に苦手意識のある方にも手に取っていただけたらと思いセレクトしてみました。

 

 

(CREDIT)
UNIVERSAL PRODUCTS. “FELTED MERINO WOOL CREW NECK
ANOTHER ASPECT “SCARF 1.0
is-ness “CORDUROY TUCK TROUSERS

 

 

FARAHは基本的にユニセックスでコレクションが展開されていてMサイズが最小サイズになるのですが、かなりゆったりとしたオーバーサイジングで設計されているのが特徴です。

メンズスタッフの杉浦が着ても身幅やアームに余裕が出るくらいの設計で、PHEENYのものよりも幅広い体型の方に着ていただけます。

 

 

車移動の方なんかは杉浦のようにニットにマフラーみたいな軽装でのお出かけもアリだと思います。

ボアはしっかりと肉感があり生地を重ねるほどに暖かいので、室内、野外で体温調整ができるようにレイヤーリングを駆使しながら着ていただくのがお勧めです。

 

 

(CREDIT)
refomed “CASTRO JAMPER

 

 

私は軽いジャケットの上から重ねてみました。
アームがしっかり広いので、軽アウター系もレイヤードできます。

私みたいに寒がりな方はこれくらいの重ねるくらいがちょうど良いかもしれません。

春先はスウェットやロンTの上にサラッと。みたいな感じで使えると思うので、むしろロングスリーブよりも長い時期楽しんでいただけるのでお勧めです。

 

 

 

 

 

 

amiu.c
“hood-in blouson”
Col: NAVY / BLACK
Size: FREE
¥59,400- TAX IN

 

 

とはいえ柄物はやっぱりハードルが高いな〜という方に向けて、最後はもう少しプレーンな物を。

レディースブランドamiu.cからリリースされたボアブルゾンで、これはしっかりアウターとして活躍してくれる一着です。

 

 

 

 

ポリエステル60%、ウール40%。
デザイン以外に先ほどの2ブランドとの大きな違いとしてこちらは素材にもご注目いただきたいです。

大体のボアはアクリル、ポリエステルなどの化繊で作られるのに対し、こちらのブルゾンはウールを使って製作されていて、ボアの柔らかさやボリューム感をより感じていただけるものになっています。

 

 

天然繊維を使うことで保温力も上がる上、吸湿性にも長けているウールは蒸れにくく、より快適に着用できるというメリットがあります。

ポリエステルと混ぜることで耐久性もしっかり担保されているので、気兼ねなくガシガシ使っていただくという点では先ほどの2つと変わりないですが、風合いの良さ、着心地の良さという点ではこちらのアイテムが頭一つ出ているかなといった印象です。

 

 

 

 

 

また襟には撥水のフードが収納されており急な雨などにも対応できるようになっていて、アクティブなシーンでも活用できるというところもポイント。

袖口と裾はゴムで調整が可能で、切り替えの位置やダーツが独自のパターンによって動きとボリューム感のあるシルエットになっています。

 

柄無しのデザインですとスポーティさが主張されにくく、見た目も少し上品な印象になりますし、かといってコートほど気張らない抜け感がすごく好きです。

それ故にスタイリングの幅もかなり広がるなという印象を受けたので、汎用性の高さを重視するのであればこちらのフリースがお勧めです。

 

 

(CREDIT)
PHEENY “High strech taffeta gathered pants

 

 

 

(CREDIT)
KAYLE “WOOL CASHMERE KNIT PANTS

 

 

 

(CREDIT)
ANOTHER ASPECT “SCARF 1.0
extreme cashmere “tes
OLD FOLK HOUSE “Jewelry Sweat Pants

 

 

ニットやフリースは冬の主軸アイテムとして毎年お買い物候補に上がるメニューだと思いますが、私自身今年は外出する機会が多かったり、アクティブな休日を過ごすことが増えたこともあり、ニットよりもフリースを着る機会が多かったです。

冒頭でもお伝えしましたが、取り扱いのしやすさといった点ではニットよりも遥にハードルが低いので、私みたいなライフスタイルの方にはきっと重宝していただけると思います。

 

カシミヤのニットももちろん大好きですが、こういう気兼ねなく着られる服があるからこそでもあると思うので、メリハリのある洋服の楽しみ方が私の肌に合う気がしています。

冬のお買い物も終盤かと思いますが、最後のお買い足しにボアのフリースをお手に取ってみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

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December 24, 2025, 3:30 PM

Category: EVENT

クセとノーマル。

 

 

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こんにちは。1LDK annexの杉浦です。

 

 

いきなりですが、annexでも長らくお取引させていただいているHender Scheme(エンダー スキーマ)。

皮小物の財布などが皆さんもよくご存知だと思います。そんなエンダー、実は靴からブランドはスタートしているんです。

東京の下町、浅草で本格的に靴作りを始め、既存の革靴とは一線を画す独特な切り口や遊び心で提案される靴たちに僕もワクワクさせられます。

ありそうでなかった物を生み出す発想力が、痒いところに手が届くと言いますか、、。
ポップな見た目とは裏腹に職人技が光る縫製や履き口のパターンなど、革靴ではめずらしい「分業制」を採用されているのも面白さの一つです。

街の職人と連携して、それぞれの専門分野で役割を振り分けながらとても高いクオリティを担保しています。

そんなエンダースキーマの靴を今回はご紹介します。

 

 

 “Derrida”
Col: CAMEL / BLACK
Size: 4 / 5
¥42,900 TAX IN

 

“side gore”
Col: TOBACCO / BLACK
Size: 4 / 5 / 6
¥74,800 TAX IN

 

どちらもレースレス型。店長田代の好みが顕著に反映されてるなとニヤニヤしてます。

年齢を重ねて、楽な着心地や着脱がイージーなものに惹かれているそう。

そして、身長が高めの田代は基本的に革靴ラバーでスニーカーをあまり好みません。そして靴自体にボリュームがあるタイプも苦手。さらにスリッポンのような着脱が楽な物が好み、、。なんとわがままなことでしょう。僕もかなり靴にはこだわりがある方と自覚していましたが、そんな話を聞いていると僕はこだわりないかもしれません。

そこでこの2型。side goreはビブラムソールながらも全体的にスッキリとしたバランスで、Derridaは言わずもがなガムソールのベタベタのスニーカータイプで幅が狭く見える見た目です。

 

 

先ほど言っていたスッキリとしたバランスはなんとなく理解できると思います。
スニーカーのソールなのに比較的シュッとしたトゥが革靴としての見た目を放ちながら、履き心地の良さ、履き終わった後の疲労感などはヘタなスニーカーよりも優っているのです。

 

 

緩めのスラックスにブーツ。

字面だけだとクラシカルな装いですが実際に着た時、その印象は変わると思います。ブーツだということを忘れてしまう馴染みやすさと共に汎用性も高い。

ポテっとした愛着の湧くソールもカジュアルベースな洋服を好む皆さんにも抵抗感なく飲み込めそうです。

 

 

やっぱり実際に履くと分かりますが、足を入れた時のストレスの無さが尋常じゃないです。

フィット感を重視して履き口をキツキツにするタイプとは違い、そもそものパターンを変えて縫い上げてから熱を加え、形の癖をつけているので当たり前ですが、人間が履くために計算され尽くしたブーツですね。

履きやすいからと言って、中はゆるゆるという訳でもなくフィット感もかなり高いです。ブラウンの滑らかなスエードが温かみを含みながら、スタイルにクラシカルな要素を付け足してくれる存在。

それにしても色味がとても素敵です。

 

 

基本的にスニーカー信者の僕も革靴に求めているラフさとある程度の上品さがマッチしたアイテムだと思っています。

メンズのブーツと聞くとエロさが出過ぎてしまうなと感じていましたが、エンダーらしい無骨すぎないポップなバランスで「ブーツ」という難しいカテゴリを解釈されているなと。

基本に忠実な物造りがあるからこそ、当ブランドらしいディテールも幅広い方に溶け込める要因の一つです。矛盾していますが、クセとノーマルが混在しているアイテムたちを提案しているのがエンダーの特徴。

革靴を履くといつもよりデニムやワークパンツを穿きたくなるので、野暮ったく、程よく鈍臭さを残したスタイルが落ち着きます。

嫌でも重めの色使いになってしまう秋冬には足元だけでも彩りが欲しくなってしまいますね。

 

 

こちらのデリダはかなりエンダーらしい視点で作られたシューズ。
既視感のある配色やステッチのディテールを引用して、既存にはない別のシューズへと変化させた物です。

サッカーシューズのようにスウェードとライニングの間にウレタンスポンジを挟み込んでいるので、レースレスながらもかなりのホールド感を体感できます。

余談ですが、僕は小学校から高校までサッカー小僧だったのと田代はサッカー観戦好き。毎週プレミアの結果をあーだこーだ言いながら語り合っています。(ちなみに二人ともスパーズファン。)

履いていたスパイクを彷彿させるもちっとした圧迫感に、思わず人工芝の照り返しがきつい中走らされまくったあの頃を思い出しました。

 

 

ガムソール自体がカジュアルな空気感を纏っているのでリラックスしたジャケットやパンツがしっくりきました。
スウェパンでダウンジャケットにデリダ。でもありですね。
先ほどのside goreと比べるとかなり砕けた柔らかいイメージ。

パンツの裾からチラっとつま先が見えた時に友人やパートナーから「なんか見たことある気がするなぁ、これ⚪︎⚪︎でしょ。」「いやこれエンダースキーマなんだよね。」っていうラリーが聞こえてきますね。

革靴よりはスニーカーに近い空気感なので、チノパンやスウェパンなど親しみやすい洋服がお好きな方は断然デリダです。

僕は無縁ですが、身長が高い方の悩みの一つとして靴のボリューム問題をよく聞きます。

どうしてもボリュームのあるスニーカーを履くと靴だけが大きく見えてバランスが悪くなることを懸念点として挙げられます。そういった悩みの時にこのデリダ。薄いガムソールのカジュアルなスニーカー感とレースレスならではのシャープなトゥ周り。

それでいて、ど直球のスニーカーほどカジュアル見えしない質のいいスウェード。文句なし。

 

両型ともいい塩梅で履き込んでいけるシューズですので今年最後のご褒美にぜひ。

 

今年最後の僕のブログでした。毎年感じていますが一年あっという間すぎて、ついこの前年明けをしたばっかりだと思っていたらもうこの時期です、、。

来年も店頭やブログで皆さんと繋がれたらなと。楽しみな企画なども控えているのでいつも通り全力で、一緒に楽しんでいきましょう。

では、良いお年を。

 

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1LDK annex 杉浦

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December 22, 2025, 6:37 PM

Category: PICK UP

おNEWなキャップpart2

 

 

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題名からpart 1があったのかと思いますよね。

 

 

こんにちは。1LDK annexの田代です。

 

 

こちらがpart 1(お暇な時にでも)
前回、理想的な素材使いに魅了され、久しく被っていなかったキャップに手を出した高揚感のままに紹介したウォッシャブルウールのキャップ。実は今シーズンもう一つ掴まれた素材があり、秋冬をイメージする中でこの構成でいこうと決めていました。

 

 

 

カシミヤのキャップ。
ウォッシャブルウールが理想の通年キャップだとするならば、カシミヤはもう少し踏み込んだ、冬らしいスタイリングの隙間を埋める存在だと思っています。素材合わせという意味でのファッション的な解釈かもしれません。なので単純にみんながいるものかと言われたらそうではないのでしょう。だからこそそこに魅力を感じ自分のように”いいじゃん”と感じていただける方が増えたらいいなと思っています。

形は前回と同じ少し深めの6パネル型。この形が好きなのも素材違いで手に取った理由でもあります。自分は面長なので浅めのキャップだと頭に乗せてる感が出てしまい不自然に思えてしまうのです。COMESの提案する少し深めの形がそんなちょっとの、だけど大事なこだわりを解消してくれています。

 

 

 

そして載せた素材がカシミヤビーバー。物性的にウールが3割ほど使用されていますが、見た目や質感はカシミヤが前面に出ております。独特のヌメり感と光沢。ビーバーにすることで毛流れがあることによって質感もちゃんと感じられます。

ただ、残念なことに写真だと伝わりづらい、、、なんとかイメージしていただきので寄りの写真を。

 

 

 

実際見た時の暖かみが冬素材の洋服と合わせたらいいんだろうなぁと想像していました。急に冷え込んだのでダウンなどの化繊のアウターも選択肢に入ると思いますが、そんな時も天然繊維の風合いがスタイルに入るだけで温和な印象がプラスできたらなと。

使っていくうちに毛が立っていくのでそうなればよりこの素材ならではの視覚的な楽しみをさらに感じれそうです。途端に寒くなったので最近はこればっかり被っているから新品よりふわっとしてきた気がします。

 

 

coat – and wander “top fleece coat / BLACK“(着用サイズL/XL)
pants – YOKE “River Melton Lounge Pants / BLACK“(着用サイズ3)
cap – COMESANDGOES “CASHMERE CAP / BLACK

 

自分は初詣で中綿アウターに暖かパンツでこれを被りたいです。風合い風合いと言ってますが、カシミヤウールなので実際しっかり暖かいのも大事なところです。最近風が寒くて強くなったので被り物なしだと頭寒いなと思っていて、一つ身につけるだけで体感が変わったのでやっぱり買ってよかったなぁと。

 

 

coat – FRANK LEDER “BROWN BIG CHEQUARED WOOL COAT / BROWN“(着用サイズM)
hoodie – refomed “10WASH HOODIE / T.GRAY“(着用サイズ3)
denim – refomed “OLD MAN DENIM WIDE PANTS / USED “(着用サイズ3)
cap – COMESANDGOES “CASHMERE CAP(ストッパー付き) / BLACK

 

こちらも今期個人的にも購入したrefomedのフーディ合わせ。せっかくならちょっと決め込んでコートなんて着ようかなとか。こちらもまた、どのスタイルに組み込むか考えるのが楽しいです。

 

 

 

ちなみにこのモデルは2つのバックデザインから選べます。
オーソドックスなタイプと後ろにストッパーのついた2種。ストッパーは機能としても働いてくれ、スピンドルを調整するだけでフィット感を合わせてもらえます。シルバーのストッパーを採用しているのも素材の良さを損なわぬよう考えられた合わせなのだなぁと、part 1同様関心してしまいました。流石です。

タイミングとしてもギフトにも選んでいただきやすいと思うので、男女問わずちょっとしたプレセントに選んでみるのもいいかもしれませんね。COMESは専用の袋に入れてお渡しなのでラッピング映えも狙ってもらえますよ。

 

 

 

 

僕は自分で自分に買いましたが。笑

 

 

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December 15, 2025, 6:21 PM

Category: PICK UP

あれもこれも。

 

 

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こんにちは。1LDK annexの杉浦です。

 

 

家のラックを一通り見ていて気がついたことがありました。

服がないなぁ。と。

毎シーズン何かしらにときめいて買い足してはいるのですが、にしても服が無い。お気に入りのアウターやパンツを飽きさせないためにインナーを買い足してみようかなと思い、今回のブログに至ります。今シーズンは、アナザーアスペクトのシャツをインナーとして皆さんに提案させていただきましたが、もう少しカジュアルにインナーを見せたい方は特に注目です。

前提としてアウターを羽織った時にインナーが程よく主張があるのが好みなので、それに引っ張られて今回は「フーディー」に着目してご紹介させていただこうかなと。

つらつらと話すブログではなく、写真多めで皆さんにお勧めしたい空気感も含めてお伝えできたらいいなと思います。

 

 

 

ピックしたアイテム達はブランドの色が濃く出ているものばかりですので着こなしの幅がグッと広がるかなと。
別に「これおしゃれやろ」と誇示するつもりがなく、目の前にあったから着てるだけよ。みたいなニュアンスでファッション的に見栄えするものを着たい天邪鬼な性格ですが、それが自分にとって心地がいい着方。まぁかっこつけたり、テンション上げるために服を選んでいるんですけど。

相手に悟られないような、そんな洋服の着方を皆さんにも伝えていきたいですねー。そんな意味でもフーディは、やり易いなと個人的に感じていて、寒いからフードを被ってるんだよ。と発信できる良い言い訳でもあり、尚且つファッションとしてもクールに昇華できる存在かなと思っています。

 

 

 

ROA

“Bee Sun Faded Waffle Zip up Hoodie”
Col: OLIVE / BLACK
Size: S / M / L
¥44,000 TAX IN

 

まずは、イタリアのテクニカルアウトドアウェアブランドのROAから。

軽量でふわっとしたサーマルにフェード加工を施したジップフーディ。ロアが提案するサーマルやシャギーが以前から好みなのですが、デザイナーズが作るテイストとはまた違った味があるんです。

機能美を追求するアウトドアの視点(生地の選定や服のディテール)を損なわずに現代的なファッションとしての感度を拾い上げるバランスがとても素敵。
でもそこに足し算をしてごちゃついている印象は無く、むしろミニマムな空気感を纏っているのです。

 

165cm / size S

 

 

BLACK

 

とりあえずアウターの下に忍び込ませたい一心で着てます。

フェードのグラデーションがインナーとして活用した時にのっぺりしないので、淡白に色を纏めても奥行きが出るスタイルに。

登場頻度の多いアウターやパンツが別物のように味を変えられるのが秋冬の醍醐味ですので、アウターを買い終わった方、以前までのアイテムで今年を乗り切ろうとしている方はぜひインナーに着目してみてください。

 

 

 

ROTOL

“FOAMORA SWEAT ZIP HOODIE”
Col: HEATHER GRAY / BLACK
Size: 2 / 3
¥49,500 TAX IN

 

お次はロトルのアイコニックであるジップが特徴のフーディ。現代の戦闘服を掲げる当ブランドらしいストリートのシーンにフォーカスを当てながら実用的なディテールを用いて表現されているスウェットシリーズになります。

FOAMORAというクッションのような柔らかいオリジナルの生地を採用。しっかり目の詰まった面のいい裏毛のフーディで、羽織りものとしての役割を果たしてくれます。

かなりモチモチで重厚感があるタイプなので、秋冬のパンチあるアウターやパンツにも難なくフィットしてくれる存在。

 

165cm / size 3

 

BLK / SIZE 2

 

こちらは先ほどのロアとは対照的に肉感があるタイプなのでジャケットとして着るのが落ち着きました。

かなり存在感のある一着なので、パンツはシンプルに。雄々しいグレイやブラックをロトルの解釈で、ポップとまではいかずともストリートカルチャーらしい自由でリアルな遊びとして表現されているのは流石です。

現にカーディガンのような側面とアウターのような重厚感を兼ね備えているのもそういった考えから来てるのかなと勝手に思っています。

 

 

 

refomed

“PLASTER HOODIE”
Col: BROWN
Size: 2 / 3
¥49,500 TAX IN

 

最後にリフォメッドから顔料をビタビタに塗りたくったフーディを。

佐官業を営まれている方々の服をモチーフにポップでエレガントな視点を持つリフォメッドのフーディは、その現場の壁にインスパイアされたものです。

フロントの大ぶりなカンガルーポケットやステッチワークが左右非対称になっている部分は当ブランドらしいディテール。粗雑なステッチワークや塗装のムラなど、あえて機械的では無く、人間味を残す洋服を手がけているのもデザイナー自身が体験してきた時間や見てきた物が「人」と密接に関わっているからこそだと思います。

一見クールな生地や色味、形でも胸の奥があったかくなる洋服がリフォメッドです。ですので臆せず、コートやインナーに柄物、シャツなどカッコつけちゃいましょう。外してるつもりでは無いのに小慣れたスタイルにしてくれる存在。

 

165cm / size 3

 

 

ウールのメルトンコートに顔料ビタビタコットンの合わせがしたかったんです。
面のいい(品がある)ジャケットやアウターと合わせても前向きなギャップを感じたのでかなり推しな合わせ。

同じブラウンでもかなりコントラストの違いが出るので、組んでいてとても楽しかった笑

真っ黒のギャバアウターと重ねても最高にカッコ良さそうです。

飽きてきたアウターを活躍させる一大チャンス到来と予感せざるをえないくらいビビッときたフーディ。着込みまくって脇下などが擦れて経年変化する様子も観察していきたいですね。

 

 

ざざっと3つのブランドからピックアップしてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。名古屋もかなり寒くなってきたので、この機会にぜひフーディを差し込んで冬を楽しんでいきましょう。

では、店頭でお待ちしております。

 

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December 8, 2025, 4:35 PM

Category: PICK UP

VAGUE WATCH Co. Custom Event in 1LDK annex

 

 

 

 

 

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こんにちは。1LDK annexの杉浦です。

 

 

12月に入り、もう1年の終わりを迎えようとしてます、、。

早い。早すぎる。季節や記念ごとの節目を噛み締めないと、いつの間にか腰が曲がってヨボヨボになっているのでは、、と焦ります。

それにちなんで節目といえば、自分へのご褒美やプレゼントされた物。それらを五感で味わうたびに貰った時、買った時の時間や空気が舞い戻ってくる経験は唯一のものです。

僕も友人から貰った香水やご褒美で買った服など様々な思い出の物がありますが、ジップロックにその時の空間を詰めてるのかなというくらい生々しく記憶に残っています。
それだけ節目に買った物の効力はすごいのです。元恋人に記念日で貰ったアクセや疎遠になった友人からの誕プレ。とんでもないオーラを放ってませんか?
まぁ別れることを前提に関係を築く人はいないと思いますが。

なぜか余計なことを言ってしまった気がしますが、今回は節目に最適なあのイベントを今季も開催いたします。

 

 

 

 

VAGUE WATCH Co. Custom Event in 1LDK annex

Date: 2025/12/5(Fri.) ~ 12/25(Thu.)

 

 

時計のイベントを開催します。

1LDKではお馴染みのVAGUE WATCHという時計ブランド。annexではフェイスとベルトを自由に組み合わせることができるカスタム形式でここ数年は開催しています。

普段は組み合わせが決まった状態で販売させていただいているので、思うがままに組み替えることができるのは期間中だけ。すでにお持ちの方もベルトだけ、フェイスだけでも承っております!

実際、ベルトを変えるだけで別の時計に見えてくるくらい様変わりするので長年連れ添った相棒を衣替えさせてあげる気持ちでいらしてください。

期間設定もクリスマスまでと長めにしていただいたので、パートナーにプレゼントや自分へのご褒美としてこの機会にぜひ。

僕自身も今回で3回目になりますが、毎回勢いでビビッと来るものをついつい買ってしまっています。あえてこのモデル!と狙いにいかずに直感で増やしていくのを求めてしまっている自分もいるので、回数を重ねても楽しみが増す大好きなイベント。
電池式、自動巻き、レザー、ステンレスなどかなりの数を並べて開催するので今回は何を選ぶんだろうとワクワクしてます笑

 

 

 

全てスタッフのガチ愛用モデル達。
VAGUE WATCHのアイコニックでもあるビヨーンと伸びるエクステンションベルト率が高めなのもリアルです笑

着脱がすごい楽だし、生活防水なのでそのまま付けて手を洗えたりなど使っているからこそ余計魅力を感じて、抜け出せなくなっています。でも気分はレザーなので今回のイベントでレザーベルトにしてみようかな、、と考えてます。

 

12月の21日(日)、22日(月)はVAGUE WATCHの吉田さんが在廊くださるので、一緒に時計選びを手伝ってくださります!

では、12/ 5(金)から12/25 (木)まで駆け抜けますので暇でしたら顔を出してください。

 

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December 3, 2025, 7:02 PM

Category: PICK UP

経験を伝えたい。

 

 

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冬が来てる。いやもう来たのか?

 

こんにちは。1LDK annexの田代です。

 

 

朝起きて寒いのでタイマーで暖房をつけ始めました。朝の体感で服を選ぶと極端に寒がりな自分は防寒対策しすぎてしまうので、ちょっと寒いかもくらいを目指します。なんせ電車とかビルの中は暖房で暖かいので案外着込みすぎると汗かいちゃうんです。初冬の悩みです、、、

 

 

 

話は変わって、先月(10月)初めての山登りに行きました。標高1000mの初心者向けの山。誘われるがままに決めたので何も知識がないから行く前はとても不安でした。一番は山用のギア、洋服がないということ。シューズはSalomonがあるからなんとかなると思ってましたが聞いた話によると10月の山は寒いらしい。寒さに弱い私はどうしたらいいのだろうと右往左往していました。

山を舐めてはいけない。

 

 

 

灯台下暗し。あるじゃないですかお誂え向きなのが。お店にあった薄いシェルとOctaを使用した暖パンツをお迎えしました。

結論から言うとこのOctaがすごい。この凄さに感動して今回のblogを書いています。

 

 

 

Octaとは簡単に言うと新しい機能繊維のこと。保温性、吸汗速乾性、軽量性に優れた特殊なポリエステル繊維で昨今のアウトドアブランドではマストで採用されているように感じます。(山に詳しい方からすると既に当たり前かもしれないので暖かい目で読んでください)

調べたら色々出てくるのでそういった説明は割愛します。それよりも実際に穿いて感じたことをお伝えするのが最もリアルだと思うので。

 

 

 

感動した一番のポイントそれは”寒くない!暑くもない!”です。

なんだそれって思うかもしれないですがこれが全てです。動きが少ない状態は普通に暖かい。でも山を登ると言うことは運動をすると言うこと。体が動くので必然的に体温が上がり、暖かい服を着ていると汗をかきますよね?

これはそれがないんです。だから暑くもない。衣類内環境を良好に保ってくれる機能素材なんだと自分の体で持って理解しました。

と言うことはですよ?冒頭の日常生活を想像してください。運動しなくても暖房で暑いなと感じる環境が身近にあるんですよ。

 

Octa、、、適任ですよね?

 

 

 

そんなOctaを使用したコートを紹介したかったのですがめちゃめちゃ前置きが長くなりました、、、汗

本来、半年前の仕入れの段階ではand wanderをファッションとしてもっと提案したいという思いから、より視覚的な部分やスタイリングでのアイテム選びを重視していました。今回のフィッシュテールコートもまさにそれで、これまでのセレクトしてきたアウターと明確に表地の質感が違うのが惹かれていました。

 

 

 

ナイロンのリップストップ組織なのですが、生地全体の風合いが製品染をしたかのようなフェード感とドライな表情を持っており、所謂アウトドアの素材に連想されるツルっとパリッとしたイメージとは異なる感触にファッション的なスタイリングの広がりを感じたのです。

2種のフリーサイズのイメージで、[S/M ],[ L/XL]のサイズ表記となっています。ミリタリーのフィッシュテールをベースにしており、アウターレイヤーでガバッとしたサイジングのため、およそ身長を基準に選んでいただけるといいのかなと(自分で179cm/L/XL)。

それ単体で決まってしまうというある種の怠慢すら覚えそうですが、着た時に、「あ、かっこいい」と素直に思いその直感を信じてセレクトしてしましました。

 

 

 

個人的に気に入っているのが首のディテール。US ARMYのフィッシュテールコートをベースとしていると思うのですが、首フロントのテープによってフードも含めて首周りに立体感を生むことができます。この閉めた時が抜群にかっこよくて一番心を打たれました、、、

 

 

coat – and wander “fishtail Octa coat / BROWN“(着用サイズL/XL)
knit – extreme cashmere “tes / FELT“(着用サイズF)
pants – YOKE “River Melton Lounge Pants / BLACK“(着用サイズ3)

 

今期のand wanderは落ち葉、紅葉をテーマにしておりカラーパレットもそんな紅葉を連想させる編成になっています。このコートもベーシックなブラックに加えて、そんな落ち葉を思い浮かべるバーガンディブラウンとの2色で提案。ミリタリーコートだからの王道色ではなく、ブランドの世界観の中での表現を徹底しているからこそここにしかないムードについつい手が伸びてしまうのだと思います。

 

 

coat – and wander “fishtail Octa coat / BLACK“(着用サイズL/XL)
denim – UNIVERSAL PRODUCTS. “5POCKET BUGGIE DENIM PANTS / WASHED“(着用サイズ2)

 

羽織って完結できてしまうからこそ室内入って脱いだ後のことも考えたい。実際の朝の時間を想像しながらアドリブ的に組んでみました。急いでる日ならとりあえず羽織ってしまえばなんとかなる!それくらい服に甘える日があってもいいと思います。むしろ甘えましょ。

 

and wanderだからというある種の安心感で機能面に強く目を向けず、直感、感覚的にピックしたコート。実際に経験をすることで両軸の強みをさらに理解できたいい機会を得れました。アウトドアな洋服が広く一般的にファッションの舞台で受け入れやすくなっている今だからこそ、よりファッション的角度も強め、本来の機能によって日常を生きる私たちの助けになる部分をand wanderを通してこれからも伝えていきますね。

 

 

 

ちなみに山登りはとても楽しかったです。冬はまだ怖いので、春になったらまた登りに行こうと計画立ててます。30になっても新しいことを知れるのは嬉しいものですね。

 

 

 

 

 

 

 

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November 30, 2025, 5:01 PM

Category: PICK UP

チェックを纏って。

 

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Valentine POP-UP STORE at 1LDK annex【 2025.11.21(fri.) – 11.30(sun.) 】

 

 

 

 

こんにちは。1LDK annexの金澤です。

 

最低気温一桁。最近は毎朝布団から抜け出す戦いから始まります。

去年を思い返してみると、12月でも厚手のニットと薄い羽織りくらいでなんとかなり、年越しと同時にダウンが必須なくらい寒い日が続いていたような、、、

それを思うと今年は本格的な冬の到来が早く、鼻をムズムズさせながらも洋服好きにとっては嬉しい季節がやってきてくれました。そんな寒さに比例するように気分もアゲアゲな毎日です。

 

こうも寒くなってくると「今年のアウターを。または今年こそアウターを、、、!」というモチベーションの方も増えてきているのではないでしょうか?

今日は僕目線でイチオシの逸品をブログに綴っていこうかなと思います。

 

質実剛健?堅実?そんな凝り固まったドイツへのイメージなんていい意味で吹っ飛ばしてくれる”自由さ”と”ユーモア”の融合。老舗ブランドだからこそ作り出せるモダンなクラシックをぜひご体感ください。

 

 

FRANK LEDER
BROWN BIG CHEQUARED WOOL COAT

 

日が暮れるのも早い冬の寒空。スッと息を吸い込むだけで肺が縮こまるような冷えた空気すらも、暖かくほのぼのとした雰囲気で全身を包み込んでくれるダイナミックなチェック柄のバルカラーコート。

実は2年前にも同じカタチでブラックがリリースされ、大胆なシルエットに当時衝撃を受けたのを覚えています。昨年はリリースされる事なく23AWのワンシーズン限りだったんだな、、と諦めていましたが、それが今シーズン何事もなかったかのような顔をしてひょっこりと「チェック柄」になって帰ってきてくれたので興奮気味にセレクトしてしまいました。笑

クリスマスにはケーキとチキン、正月にはかまぼことお雑煮。
そんな冬と言えばの当たり前な存在に、僕の中ではこのコートもなっていたようです。

 

178cm / size M

 

フランクリーダーが作るロングコートは凛とした静けさと圧倒されるパワーがあって、袖を通すと背筋をシャンと伸ばしたくなる。少し背伸びするような存在なのかもしれないけど、自分の中の理想の大人像には少しだけ近づけるような気がします。

今シーズンのモデルはヨーロッパの街中をコーヒー片手に歩いている姿が目に浮かび、どこか肩の力が抜けたリラックスしたムードは僕らの生活にも自然と溶け込んでくれます。抑えきれない高揚から気がつけばいつもより少しだけ早歩きになっていたり、、、

 

 

グーグルで調べてみるとドイツは日本と同じく(?)いや、今や日本よりもはっきりと四季が存在するみたいで、その季節ごとに街並みや風景がガラッと表情を変え、今年転勤でドイツに行った知り合いのインスタを見ていても景観がほんとに素敵で今のところ人生で行ってみたい国ナンバーワンです。(写真はその友人から送ってもらいました)

そんなドイツの冬は氷点下の日が当たり前らしく、身を守るためにしっかりと防寒できるアウターは必須。ただ、日本と同じく屋内はポカポカな暖房が効いているため重ね着をして調整できる物がベストなんだそう。

実際フランクリーダーが活動するベルリンもすでに氷点下を記録していて、名古屋はここまで寒くならないにしても近しい気温帯の国通しだからこそ毎シーズンリアルな目線で提案したい洋服に出会うことができているのだと思います。

 

 

大胆な柄につい目を奪われますが、毎度のことながら何の気なくさらっと素晴らしいファブリックを使ってくるところにフランクリーダーの”らしさ”があります。

ウール100%のしっかりと目が詰まった、まるでブランケットかのような分厚さの生地。これが贅沢にもかなりの分量が使われ、脛の辺りまでしっかりと身体中を包み込んでくれます。(あったかい、、、)

ゆったりとした袖付けのおかげでスウェットでもシャツでもニットでも。何でもばっちこいな気軽さがコートの堅苦しさを取っ払ってくれる。昔から袖が細く、身幅もシャープな物作りが多いブランドですが、どこに行くにも適当にばさっと羽織ればそれでOKな器の広さに惹かれました。

小学生の時に久しぶりにおばあちゃん家に行った時のような、ほわっとした暖かな安心感に近い気がする。初見なのにすでに懐かしいとさえ思えてきます。

 

 

そうそう。このアウターには裏地がないのも驚きでした。

基本こういったウール系のコートには裏地が付けられ、袖通しの向上はもちろんのことシルエットを立体的に形成するためにも必要な要素のはずですが、フランクリーダーのこれにはそれがない。

にも関わらず、つい見惚れてしまうようなこの出立ち。これは一重にクラシックな洋服パターンニングに精通しているフランクリーダーだからこそできる業が詰まっているのだと思います。

この後ろ姿を見たら二度見しない人はまず居ないでしょう。控えめに言ってもそれくらい格好いい。

 


< CREDIT >
SWEAT: UNIVERSAL PRODUCTS. “JUMBERCA ZIP UP HOODIE
PANTS: FRANK LEDER “WASHED WOOL 1TUCK WIDE TROUSER

 

フロントには力強いファブリックに負けない大きなボタンが4つ。そしてカンガルーのような深めのポケットが2つ。

日本のブランドのように使いやすさや機能面で勝負をするのであれば敵いっこないのですが、そんなのどうだって良くなるくらいには愛嬌が抜群だし、僕はこの不器用な感じがたまらなく好きです。

コートとなるとしっかりと値段もしてきますし、柄物のハードルが高そうなのももちろん分かっています。それでも世界にはこんな洋服もあるんです。とご提案したくて、何かに駆られるようにセレクトしました。

 

誰だって無難に生きたがります。
こういうのは着たもん勝ち。似合ってるでしょって顔で歩き回ってやりましょうよ。

 

まだ出会ったことのない1人にでもこの気持ちが伝わってくれたなら、僕はそれだけで嬉しいです。

 

 

 

 

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November 29, 2025, 5:27 PM

Category: PICK UP

25AW リアルバイ #3

 

 

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 Zarabiya at 1LDK annex 【 2025.11.15(sat.) – 11.27(thu.) 】

Valentine POP-UP STORE at 1LDK annex【 2025.11.21(fri.) – 11.30(sun.) 】

 

 

こんにちは。1LDK annexの三浦です。

 

「25AW リアルバイ」と題しまして私のリアルなお買い物事情を#1、#2とお届けしてきましたが、続きましては三浦のこの冬の本命アウターをご紹介します。

本格的に冬の気候になってくれたので、先日ようやく家に連れて帰ることができました。

 

前回ご紹介したMA-1は秋の初めからちょうど今時期の主力アウターとして活躍してくれていますが(毎日着ています)、今回購入したのは12月から2月頃にかけてを想定した、いわゆる”真冬用アウター”として選んだものになります。

 

 

やっぱり冬ファッションの醍醐味はアウターですよね。
今期は軽いものから重いものまで、気温に合わせた羽織りをとにかく買い集めたシーズンでした。

中でも真冬のアウターはここ何年かずっと探していたアイテムで、毎年「今年こそは!」と意気込んで冬を迎えるのですが、ついつい他のものに目移りしてしまいアウターが後回し・・なんて事が続いていました。
去年は確かカシミヤにどっぷりハマっていた頃だったのでニットを色々足したり、ジャケットを買ったりしていましたね。

 

何年も服と向き合っている私たちでもアウターは特にいざ探し始めるとなかなかコレという一着を決めるのが難しいです。
というのもどうしても冬の主役になってしまうものですし、大きなお買い物になることは間違いないので、他のアイテムよりもじっくり悩みたい。

きっと皆さんの中にも同じ気持ちの方も多いと思いますし、今ちょうどお悩み中の方もいらっしゃるようでしたので、参考までに私がアウターを決めるポイントだったり、今年の気分のスタイリングも踏まえてご紹介できたらと思っています。

 

 

 

PHEENY
Nylon light ripstop M-65 field coat
Col: BLACK
Size: 1 / 2
¥119,900- TAX IN

 

 

前置きが長くなってしまいましたが、私が今期ゲットしたのはこちらのPHEENYのコートです。
ロング丈のアウターをとても久々に買いました。

正直予め私がずっとイメージしていたのはショート丈のものだったので、ロングコートの購入はかなり想定外でもありますし、本当に偶然の出会いでした。

 

こちらのコートはM-65をベースに製作した中綿のデザインで、表地にはナイロンを使用した軽くて温かなカジュアルコートです。

そもそも中綿のロング丈のデザインは市場的にもとても珍しいと思います。
この手のデザインはベンチコートみたいなスポーティなものが多い中で、レディースで可愛いものを探そうとする事は至難の技。

もちろん全く無いというわけではありませんし、そもそも天然素材のコートを探した方が可愛いデザインは沢山出てくるかもしれませんが、あくまでも私がこだわっていたのは化学繊維だったので、個人的にとてもインパクトのデカい出会いだった事をよく覚えています。

 

 

 

 

そもそもなぜ私が化繊のアウターに拘るかというと、単純に扱いやすさを重視しているという点が大きいです。

私は普段は田舎暮らしですし、仕事の日以外はほとんど街へ出かけることがないくらいのインドア人間。

たまに出かけることがあったとしてもアウトドアな遊びが多いので、お洒落なウールのコートやカシミヤのコートはあまり出番がないのが私のライフスタイルです。

都会に住んでいた20代の頃に比べるとライフスタイルがかなり変わりましたし、趣味や洋服への考え方の変化もあったので、ポリエステルやナイロンなどの機能的で取り扱いがイージーなものの魅力にどっぷりハマっていったように思います。

 

 

実は今回リリースされたこちらのコートは国内のアパレルブランド”Product Twelve(プロダクトトゥエルブ)”との共作のもの。

Product Twelveは生地の製法や糸の選定から拘り、実用性を重視したデザインと高機能素材を用いたアイテムが強いブランドです。
PHEENYとしてはこのコラボレーションを大々的には謳っているわけではありませんが、以前から継続的にお取り組みをされていて、アウターやパンツ、水着など様々な高機能ウェアをリリースされていました。

私自身コラボアイテムを愛用していたことのある一人のユーザーとして、この方々が作るプロダクトには絶対的な信頼を置いています。

機能面に強いProduct Twelveとレディースブランドとしてのデザイン美を持つPHEENYが融合されたことで生まれた今回のプロダクトは、2つのブランドの魅力が存分に発揮された一着になっていて、私がこのコートに決めた理由の一つにもなっています。

 

 

 

 

そんな2つのブランドが拘り抜いたディテールを順に説明していきますが、素材は超撥水のナイロンリップストップを使用しています。

これは小松マテーレ社という染色技術を基盤に衣料用生地から建築材、炭素繊維などの先端材料まで、多岐にわたる事業を展開する化学繊維に特化した生地メーカーのものを採用しています。

 

中綿アウターの最大の魅力はなんと言っても楽さ(軽さ)と防寒性に優れている点ですが、アウトドアシーンで使うことも多い為、生地のタフさという点においても妥協はできません。

今回は独自に開発された「ダントツ撥水」というものを採用しているそうで、抜群の水切れ性と高い耐久性を兼ね備えた耐久撥水を実現しています。
これは家庭洗濯を100回繰り返した後でも撥水性が持続し、さらに摩擦に強いという点も魅力。

雨や雪に濡れても大丈夫ですし、汚れてしまった時やシーズンオフの際は自宅での水洗いも可能。
日常使いをしても撥水機能が低下しにくく長く愛用できるというところにとても驚きました。

私も実際に色んなアウターを試してきましたが、同じ化繊アウターでも雨に強いかどうかでその実用性の高さが決まります。
お気に入りのアウターも雨で泣く泣く断念した経験が沢山あるので、私的にここはかなり強みになりました。

 

 

また裏面には透湿性、防風性に優れた「サイレントコーティング」を施すことで衣服内の環境を快適に保つことができるそう。

中綿やダウンの懸念点として挙げられるのが”蒸れやすさ”ですが、それを払拭したのがこの技術で、微多孔湿式PUコーティングにより高い透湿性と適度な通気性で、汗をかいても衣服内をドライで快適な状態に保ちます。

またコーティング層を極限まで薄膜化することで、生地の軽さとストレッチ性を損なわず着心地の良さを保ってくれるので長時間着用する際もストレスなく着続けることができます。

 

素材については専門的な分野になりますので、よく分からんな〜と思う方もいると思いますが、アウトドア好きなデザイナーの秋元さんだからこその視点で拘った素材ということで、見えない根拠と自信が私にはあります。

やはり何事も経験から学ぶ事が多いので、是非安心して選んでいただきたいと思います。

 

 

 

 

それに加えてもう一つ私がグッときたポイントとなるのがデザインです。

M-65をベースにしているとお伝えしましたが、古着を現代的且つ女性らしく昇華させることが本当に上手いブランドで、ミリタリーをベースとしたデザインはPHEENYを象徴するものだと私は思っています。

要素は残しながらもミニマルでクリーンなこのM-65は、私たち女性目線としてとても取り入れやすいものになっています。
“らしさ”がありながらも新しさを感じさせるデザインで、マニッシュなスタイルが好きな私にとっては本当にドンピシャなコートだったとでした。

 

 

 

 

細かなパターンの拘りは実際に着用していただくとわかると思いますが、腕の可動を快適に行えるように見頃と袖に縫い目のないドルマンスリーブパターンを考案していたり、肘部分にはタックを取り入れることで肘を曲げやすい構造にしたりと、動きやすさもかなり考慮してくれています。

また大容量の内ポケットを配しハンズフリーでアクティブな活動ができるようにデザインされていたりと、アウトドア好きとしても嬉しい、気の利いたディテールが詰まっています。

 

 

 

 

サイズは1と2の2サイズ展開です。

PHEENYの洋服ですと普段は基本的にサイズ1を着ていますが(身長155cmです)、今回のアウターはあえてサイズ2を選びました。

 

【1】着丈-107 身幅-62 裄丈-74(cm)
【2】着丈-112 身幅-65 裄丈-77(cm)

 

先ほどもお伝えしたとおり、私は極度の寒がりなのでたとえ暖かいアウターであったとしてもインナーは沢山着込みます。

アウトドアのシーンであればレイヤリングも沢山したいので、フリースやニットなどインナーの嵩が増えたとしてもストレスなく動けるようにアウターのサイズは予め大きめを選ぶことが多いです。

このPHEENYのコートは元々極端にビッグシルエットというわけでもないですし、着丈も引きずりそうなくらいのスーパーロングというわけでもないので、サイズアップして着るのにも全く問題はありませんでした。

もし私みたいに沢山着込みたいという方がいらっしゃったら、サイズをあげてみるのもお勧めです。

 

 

 

 

では最後に今年の冬私がやりたいスタイリングで実際に着てみました。

お気に入りの4パターンで撮影してみましたので、冬のイメージを膨らませていただけたら嬉しいです。

 

 

【 style 1 】

(CREDIT)
ANOTHER ASPECT “SCARF 1.0”

 

 

 

 

【 style 2 】

(CREDIT)
refomed “F-LINE refomed SUBU”

 

 

 

 

【 style 3 】

(CREDIT)
extreme cashmere “bandana”
OLD FOLK HOUSE “Jewelry Sweat Pants”

 

 

 

 

【 style 4 】

(CREDIT)
MY___ “MY BASIC DENIM”

 

 

実際に色々コーディネートしてみると私の好きなスウェットやデニムでカジュアルに着こなしながらも、いつものショートダウンで合わせた時とはかなり雰囲気が変わって新鮮でした。

スラックスや革靴を足すと上品な雰囲気に仕上がりますし、これならタウン使いとしてもしっかり活躍してくれそうです。

 

このコート自体はとてもシンプルなデザインということで今年は色や小物使いで可愛するのがポイント。
これに合わせて新しく手袋やスカーフも買い足せたらと、また次のお買い物の妄想を膨らませているところなので、#4も何かご紹介できるようにお買い物モチベーションを常に上げておこうと思います。笑

 

今年のアウターをまだゲットできていない方は、三浦の一押しアウターを是非チェックしてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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