Olga Basha
こんにちは。1LDK annexの杉浦です。
うぉぉぉ!
感情を文字で表すのにもどかしさを覚えますが、今とてもテンションが上がってます。
やっっと待ち望んでいた物がアメリカから到着しました。
Olga Basha(オルガバッシャ)というパンツメインで展開されているブランド。現在まで続くジーンズの原型を生み出したアメリカから生産されており、高品質で限られた販売方法の中、展開されています。
今回セレクトさせていただいたのはデニムパンツ。
決まった2つの形(ローライズ、ミッドライズ)から、ワンシーズンで大体5つの生地を選ぶという極めて限定されたスタイルで提案しています。洋服のブランドが2型しか提案されていないのは非常に興味をそそり、記事を探してこんな一文を見つけました。
「私たちのフォーカスは一見狭いように思うかもしれないけれど、細部をこだわることに喜びを見出す。」
洋服のブランドに限らずに、世の中の選択肢が多すぎることに疑問を抱いて、2種類の型のみで運営していく彼女たち。
僕個人としても、このやり方にとても好感を抱きました。有り余る情報に埋もれて、本当に良いものとはなんだろう。とか、大きなテーマですがそんなことを漠然と考えていた時に2年程前このブランドを知りました。
それから少し経ってannexに入社して、今年の初めに前店長西脇がオルガバッシャの展示会に行ってスタートする流れになるのですが。
オルガバッシャは日常的なスタイルの中に上品さがあるデニムパンツを提案されていて、今までannexではやってこなかった「ラグジュアリーなデニムパンツ」。極端に型数を絞って本場のアメリカからクラシックなデニムをわざわざ発信するオルガバッシャに、おこがましいですが親近感を覚えました。地方店と呼ばれるような名古屋の外れで、わざわざ洋服の提案をしている僕らと。素直に皆さんに紹介しなければと突き動かされて今に至ります。
選択肢を狭めるということは、興味を抱く母数も減ってしまうためビジネスとしては前向きに捉えられないチョイスかもしれません。
ですが、僕の洋服に対する考え方に似たものを感じます。かのYohji Yamamotoが「一着の服を選ぶってことは1つの生き方を選ぶということ。」と言う言葉が僕の根幹にあるのですが、今回もそれに通ずることだと感じています。(というか服全てに通ずることでもあると思います。)
何が言いたいかというと、自分自身のひとつひとつの選択にもう少し重きを置くきっかけになれば良いなと。
価格だけが先行する買い物ではなく、良いものを纏う経験や体験した時間、感情の高鳴りを選ぶ基準にする機会として今回を選んでくだされば余計に嬉しいなと思います。
ああなりたい。とかこうなりたい。そのためにこれが欲しい!とか。憧れやちょっとの背伸びの中にライフスタイルまで入り込んでくる、みたいな。
そこは、ライフスタイルを提案している1LDKだからこそ伝えられる部分かなと勝手に意気込んでいますが笑
洋服に限らず、音楽、ご飯、雑貨、などなど身の回りの生活の選択を重く捉えてみる視点も面白いかもしれません。
僕も音楽が大好きで、朝聴く音楽がその日を左右するくらい大切にしています。知らない世界やカルチャーに触れた時、思っている何倍も自分に影響を及ぼしてくれるのが楽しいので人に趣味を聞くのがとても好き。
話が逸れそうなので、一旦戻して。
“納品されてきた時はリジッド(生デニム)の状態でしたが、上の写真は2回洗って裾も直した状態です。(165cm / size 31)後ほど詳しくサイズ選びについて話します。”
今回私たちが選ばせていただいたのは、”PETRA”(ペトラ)。
サイズは30~34、形はミッドライズになります。ローライズよりも股上が深く、気持ち緩いイメージ。10.5オンスの比較的ライトでシーズンにとらわれない、非常にプレーンな生地です。共通しているのが、ストレートカットにボタンフライ。
“PETRA”は今回提案されていた生地の中で、唯一のアメリカ製の生地になります。ヴィンテージがお好きな方はピクッとされたかもしれません。まずこの生地を語る上でアメリカの生産背景にも触れておきます。
19世紀半ば、ゴールドラッシュ時代(金山が発見され、一攫千金を夢見る採掘者が殺到する現象)に耐久性を重視した作業着がきっかけで生まれたのがジーンズ。
そこからファッションとして活用されるなどさまざまな遍歴を経て、大量生産の時代に突入。製造コストや効率化を図り、利益を追求して中国や東南アジアに製造の拠点を移します。
この転換点がいわゆるマニア達の話題に上がるポイント。「デニムはアメリカ製がいい。」と聞くのはこれがあったからです。
でもなぜアメリカ製がいいの?と疑問を抱く方もいるはず。とてつもないほど精巧な縫製技術はお世辞にもあるとは感じないと思いますし。
とある古着屋?を営まれている方のブログを拝見させていただいた時にしっくりきた表現があったので、紹介させていただくと
「中国製の和服か、日本製の和服、どちらの方が感覚的に良いと思いますか?」という一文がありました。すごくナチュラルに自分でも飲み込めましたし、適切な表現かなと。
多分、日本製の和服が良い。と感じたと思います。それは、日本の古来から伝わる文化や歴史を何気なく生活してきて培ってきた日本人としての誇りがあるからです。今ではブランド化しているジャパンメイドと言われる日本で作られたから得られる安心感だとか、そういった感覚に近いと思います。
同様にアメリカで生産されるデニムもカルチャーを含め、アメリカンプライドの上に成り立っているとも言えます。だからデニムはアメリカ製が良い。となっているのかなと。
ヴィンテージとは対照的にオルガバッシャのデニムは綺麗。マニアが求めているコテコテな空気感ではなく、アメリカが作るワークな生地のテンションなのにスラックスのような美しさがあります。
5つ生地が選べる中でなぜペトラなのか。理由はいくつかありますが唯一、コーンミルズ社(現コーンデニム)というアメリカの老舗繊維メーカーの生地を採用していたからです。
憶測でしかないですが、彼女達が伝えたいことがすごく詰まっている気がしたのです。(もちろん他の生地がそんなことないとかではありませんが。)追求された現代的なパターンと伝統的な生地の融合。新しい時代のデニムはこれだよ!と言われているようで。
真面目な生地を採用されていたこの子だからこそトキメキました。デニムを普段穿かない方にも勧めたいし、デニム好きな人にも勧めたい。共通してみんなワクワクできそうな生地です。
それでもってこのペトラはものすごく柔らかい。オーガニックコットンを使用しているため、通常よりも肌あたりがとても良く、軽やかながらもデニムらしい無骨さを兼ね備えています。
リジッドの状態とは思えないくらい本当にしなやかで、シルクデニムのような繊細な光沢がとてもかっこいいです。
股上が浅いので足がとても綺麗に見え、シックなムードの中に感じる和むような温かみを含んだとても上品なデニムパンツ。このムードを自分のモノとして馴染ませていきたい。ラグジュアリーなデニムだけれど、あくまで普通に、そして日常の中に。
次にサイズ選びの話を。
あくまで個体差があることを念頭に置いて、サイズ31を例に挙げます。
洗濯未(リジッド)、1wash後、2wash後のサイズを測ってみました。
ウエストと股下は2センチ、それ以外は0.5センチほど縮みが出てます。(裏に返して洗剤など何も入れずにただ回すだけで、天日干しで乾かしました。)
最初の2回くらいは縮みが顕著に出るそうで、それ以外は大きく変化はなさそうです。
僕自身も人生で初めてリジッドのデニムを購入したので、最初は緊張しながら洗濯機に入れましたが想定内の縮みで安心しました。この状態から裾直しされる方はレングスを調整する流れです。
自分仕様のデニムが上がってきたので家に持ち帰って、鏡の前でニヤケながら意味もなく足を前後左右ひたすら満足げに動かし続けていたのですが、気がついたら30分経ってました。我にかえり、流石に自分でも気持ち悪いなと思って、何事もなかったようにいつもの生活に戻りましたが。自分が思っていた以上に嬉しかったんだなと、そう受け取ることにします。
一般的には洗ってから縮ませて穿きこむスタイルが主流ですが、リジッドのまま艶や色味を楽しみたい方はもちろんそのまま着用していただいて構いません。
ですので、基本的にウエストに合わせたサイズ選びをおすすめします。デイリーに使っていただくものなので基準はウエストで。
【30】ウエスト-80 (cm)
【31】ウエスト-85 (cm)
【32】ウエスト-86 (cm)
【33】ウエスト-90 (cm)
【34】ウエスト-91 (cm)
ここから2センチくらい縮む想定ですね。(オンラインショップに詳細のサイズ記載されているのでご確認ください。)
僕はサイズ30でもウエストは空きがありましたが、腰履きくらいのニュアンスで緩く穿きたかったので31を選びました。プラスで厚手のニットなんかもジャケットやアウターを着た時にタックインしたくてサイズを上げたのもあります。
(ウエスト次第ですが、165cm以下の方はよっぽどサイズ30で大丈夫です。最後の方に金澤(178cm)の着用写真載せますので合わせてご確認ください。)
基本的にレングスは長めなので、洗う、洗わない関係なしにお直し推奨です。
年齢問わず、幅広い方達にオーダーメイド感覚でサイズ調整ができるよう、細かなサイズもセレクトしましたので気になることがあればぜひ聞いてください。
参考までに1~2枚目は金澤(178cm) サイズ32、3~6枚目が僕(165cm) サイズ30をリジッドのまま着用しました。
当たり前ですが、そのままの状態でも完成されているかっこよさ。
洗って雑に穿くタイプと洗わずに色を残すタイプの2本買いの可能性が出てきてヒヤヒヤしてます。
ウエストが変わってくると必然的にワタリ幅も変わってくるので、サイズを上げると気持ち緩いニュアンスに。ジャストサイズで選んでいただいてもある程度の気の抜けたルーズなイメージは担保されています。
お直しはどのくらいすればいいんだろう。とお困りの方はぜひ店頭に来ていただいて、一緒に理想の長さに調整しましょう。(日数はいただきますが、当店でそのままお直しに出すか、お近くのお直し屋さんに持っていくかになります。)
今季買っていた物たちと一緒に。
基本的にスニーカー信者なのでラフに穿くシーンが増えそうです。
クラシックなストレートカットを最も現代的なシルエットに落とし込んでいるので、ヴィンテージのような着られている感も全く感じません。変に今っぽさみたいなものではなく、今この時代に着用していく上でナチュラルなスタイルへと昇華してくれる存在。
だからこそ裾幅の広さであったり、ウエストのゆとりが担保されています。
めっちゃ普通。ですが、心地良い。ド直球に良いデニムパンツだからこそ、変なことはせずに普遍的なスタイルで輝きます。
数少ないですが、日本でオルガバッシャを提案されているショップさんは、メンズだと結構若い方に向けてのイメージがあるのですが、annexでは大人の方にもおすすめしたいです。自身のライフスタイルの中で本当に良いものを纏おうと思うゆとりのある感覚を味わって欲しい。
以前のアシックスのブログに近しいですが、これを穿いたらかっこよくなる。という感覚ではなく、この生活にこれだからかっこいい。それこそが僕が思うおしゃれです。洋服の主張さえも丸め込める「人」にフォーカスした着方。
寒っ。と口ずさむ回数が増えてきたのでダウンも着ました。元々ダークブルーのような黒っぽい染色なので重たい衣服でも難なく相性抜群。
気合い入れてデートに行くわけでも、身の丈にあってないレストランに行くわけでもない。何気ない日常にお供してほしい。
ここまでいろんな話をしましたが、正直うんちくを垂れてこれがこうとか、あれがどうとか、あまり好きではありません。ですが、込められている思いとか、計算された形とか。それらをひっくるめて僕はテキトーに穿きたい。
ちゃっかり買っていたヘリルのゴールデンキャッシュにイベントで開催したDO NOT DO のリング。今季も本当にたくさん買いまくりましたが、それらを差し置いて、間違いなく今回のデニムはベストバイ。
というか、これに合わせるために揃えてました。
金澤(178cm)Size31
最後の締めは、金澤に。彼も実は購入していて、ウエストに合わせてサイズは31。僕と同様、2回洗ってお直し済みです。
金澤は革靴好きですので、僕とは対照的にクラシックな匂いを感じます。洋服の好みが全く違うのに、お取り扱いさせていただくかどうかのミーティングでは二人とも意見は合致してました。
余計に皆さんにおすすめしたくなったし、ワクワクしました。しっかり伝えられたか不安ですが、、。
安易な表現ですが、着る人によって本当に様変わりするので、年齢問わずたくさんの人に届いてほしい。各々の生活の中で自分らしい着方を模索して、グタグタになったオルガバッシャを愛でましょう。
では、週末お待ちしております。
Olga Basha
“Petra”
Size: 30,31,32,33,34
¥77,000-TAX IN
2025年11月8日(土)13時〜店頭、オンラインともに発売開始
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
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皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 杉浦
November 7, 2025, 6:03 PM
Category: PICK UP
25AW リアルバイ #2
こんにちは。1LDK annexの三浦です。
先日のブログでは私のリアルな購入品と題しまして、KAYLEのニットベストをご紹介しましたが、その後もスウェットやTシャツなど細々と色々買い足しながら引き続き冬に向けて準備を進めています。
11月に入り一気に冬っぽい気候になってきたので、ベスト一枚で出かけられる日は少なくなってきてしまいましたが、次はアウターとのレイヤードスタイルを満喫しているところです。
おかげさまで色欠けも出てしまっていますが、気になっていた方は引き続きチェックしてみてくださいね。
ご購入いただいた方は一緒に冬のスタイルを楽しみましょう。
さて、今日のブログではそんな私がベストと共にヘビロテしているアウターをご紹介したいと思っています。
BELPER
“MA-1”
Col: KHAKI / BLACK
Size: FREE
¥75,900- TAX IN
今年は絶対にアウターを買うぞと半年前から意気込んで臨んだ25AWシーズン。
お店のライナップとしましても今期はアウター類を沢山取り揃えてみました。AWの醍醐味はやっぱりアウターですからね。
ここからはアウター祭りになりそうなので、情報解禁を期待しておいていただけると嬉しいです。
そんな私がまず選んだのがこのMA-1。中綿入りで保温性に優れた軽量のショートブルゾンです。
毎度のことではありますが、必ずお店の買い付けも終盤かという時期にインビテーションが届くのがBELPER。レディースブランドではいつもほぼほぼ最後に出向くブランドです。
お店的にも個人的にも色々と物色し尽くし、ある程度半期の内容が固まってきたなというタイミングで大きな爆弾を投下してくるのが当ブランドです。笑
これは勿論いい意味での爆弾という表現ですが、いつも予測不可能で斬新なコレクションを展開してくれるBELPERだからこそのインパクトで、毎シーズンの私の楽しみにもなっています。
このMA-1はその展示会の時から目をつけていたアイテムで、まだかなまだかなと心待ちにしていたメニューでした。
なぜか昔からMA-1が大好きで、おそらく歴代で3,4着は持っていたと思います。
ほとんど手放してしまったので今ではお気に入りのUNUSEDのカーキの一着を毎年大切に着ていましたが、BLACKのMA-1をいつか買い足したいとずっと思っていました。
このBELPERのMA-1に惚れた大きな理由の一つがこの色味と生地感。
“私が求めていた理想の黒だ!”と興奮したのを今でもよく覚えています。
綺麗にできた製品を破ける直前までストーンウォッシュしたという加工にとことん拘り抜いた一着で、サンプルの段階でいくつかの失敗を経て出来上がった渾身の仕上がりです。
ストーンウォッシュとはデニムなどでよく使われる加工方法ですが、製品を軽石と一緒に洗うことによって生地の表面を摩耗させ、古着のような雰囲気を表現しています。
今回これをナイロンのジャケットで再現。
私が求めていたビンテージライクの掠れたBLACKの質感はこれによって実現しています。
石と一緒に洗うことで出せるこの”アジ”。
と同時にやはり加工時のリスクもあるそうで、タフさがウリのデニムとは加工の条件がまるで違うので、きっと色んな壁があったことは容易に想像できます。
過酷なストレスを生地に与えることで表地、裏地のコシがなくなり、このクタクタの表情にできるわけですが、加工時に生地が破けてしまうこともあったそうで、部分的に手縫いでリペアしたりとまたプラスで手間がかかっているそう。
その加工環境を物語るのが、加工前にあえて取り付けしたという付属たち。
フラップポケットについたドットボタンは表面が削れてボロボロになっているのが分かります。
ファスナーの引き手に使っているレザーも原寸よりかなり小さくなり、革の周囲も削れて白くなっていたりと、この加工方法だからこその偶然の産物が至る所に見受けられ、それがデザインになっているのも面白いなと思いました。
またリブ部分もウール100%で編むのをやめてアクリルを混ぜたものに変更し、劣化にならないギリギリのところを攻めながら試行錯誤の上で完成。細かいところまで抜かりなく表現されています。
各縫製部分のパッカリング、ファスナーの波打ち方を見ても古着さながらの仕上がりになっていて、尾崎さん自身の満足気な様子が見れて何故か私が嬉しい気持ちになりました。
そしてシルエット、サイズ感もドンピシャ。
必要以上に丸みを意識したシルエットにしていて、これは中綿が加工で痩せてしまう事を想定してのパターンだそうです。
着丈のバランスも独特で、後身頃の丈が短くなっており、ポケットに手を入れた際に横から見たらシルエットがぐっと前に下がった印象を強調しています。
「映画のワンシーンを見てるようなかっこよさを感じるシルエットを実現したくてそういう癖の付け方をした。」とデザイナーの尾崎さんは言っていました。
確かに鏡で見た自分の姿がめちゃくちゃカッコ良くてアガります!笑
デザイナーから製品の特徴や加工時の苦労のお話を聞くことができなかったら見逃しがちな細かなディテールが詰まった一着。
服好きとしてはこういうものにやはりグッときてしまいますね。
そしてより愛着を持って長く着ようと思える瞬間です。
そんなこんなでブログを途中まで書いている段階で、なんと2色とも全て完売してしまいました・・ブログ更新間に合わずすみません!涙
迷われていた方、逃してしまった方には申し訳ないですが、私のインスタを見て気にかけてくださっていた方が沢山いてとても嬉しかったです。
こちらのアウターは店頭で見ていただくことができませんが、今シーズンのアイテムは他にもまだございますので、是非そちらも見に来ていただけると嬉しいです。
私の最近の推しブランド、引き続きBELPERにご注目お願いします!
○お問い合わせ先
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〒461-0001
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1LDK annex 三浦
November 5, 2025, 6:38 PM
Category: PICK UP
ASICSの存在。
こんにちは。1LDK annexの杉浦です。
突然ですが、足元は同じ物を履き続ける癖がある僕。
年間を通して足元が変化する回数は片手で収まるほどです。
立っていることが多いため、クッション性が高くて疲れにくいものが良いし、たくさんの服を着るので汎用性の高さも求めたい。(わがままですが、プラスでファッション性も)
ですが、極々稀に突飛な靴に目を引かれることもあって、一瞬の気分かと思いきや数年履き続けているのです。
突飛なアイテムを選ぶ時は自分なりのフィーリングの部分が強く、選ぶ基準を明確に枠組みできないのがまた厄介で面白いと感じるのですが、、。
今回はどちらかといえば感覚ではなく、ある程度の道筋で選ぶ理由があったものを皆さんにもご紹介したいなと。
“GEL-K1011”
Col: BLACK × PURE SILVER
Size: 25 / 26 / 26.5 / 27 / 27.5 / 28
¥17,600-TAX IN
今年の春夏シーズンからご提案させていただいているアシックス。
その中で、今年の新型となる “GEL-K1011” 。
1990年代後半から2000年代前半のGEL-KAYANOシリーズの象徴的なデザインディテールを組み合わせ、現代のソールシステムと組み合わせたモデルです。
先日、店頭で対応させていただいた時に「アシックスは学生時代の部活動で使ってたから、ファッションとしてはちょっと見れないなぁ。」とお声をいただきました。
僕はこの空気感めっちゃかっこいい!と思って履いていた物がそういった見え方の人もいるのか。と衝撃を受けましたが、改めて考えると自分もサッカーやっていた時に履いてたヤツいたなと。
ですが、そういった人たちに伝えたいです。アシックスかっこいいぞと。
厳密に言うと、アシックスそのものにかっこよさを感じているわけではありません。
ハイエンドな洋服を纏った時に起こる背筋が伸びて浮き足立つ感覚にアシックスという歪なダサさ(良い意味で)が加わることで一気に日常へと引き戻すナードなリアリティさに魅力を感じています。
なので、安直に合わせやすいとか、履いていて楽だから。などと言いたいわけではなく、僕の人柄や空気感を最大限表すための必須なピースがアシックスだと。強い表現になりましたが、そんな風に捉えてます。
それに合わせる僕の最近の気分はというと。
今シーズンはアナザーアスペクトのシャツからスタートしてへリルやエクストリームのカシミヤ、インカミングのジャケット、OFHのスラックス、などなど個人的なムード感が上品な装いでした。
ニットなんかもいつもだったらウールだったところがカシミヤであったり、パンツはギャバのトロみや光沢があるものだったり。
肩肘張らないのは大前提として、どこかしら品を求めているのが気分です。
そんな気分だからこそ、足元はアシックスが良い。
お店に到着してから履きまくってるので、インスタでもチラチラ映ってましたが。
僕のベースの合わせはこれです。基本はスラックスに合わせたい。
あくまでたくさんある提案の一つですが、カシミヤのニットでウールのギャバスラックス、そしてアシックス。
これがかっこいいんです。
ラグジュアリーなアイテム達に身を包みながらも足元はアシックスというギャップに心躍りますし、日常の枠組み(自然体)に引き摺り込めるポテンシャルを秘めています。
サロモン、アディダス、annexで言えばロアなど、名前をあげ出したらキリがないですが多々あるシューズメーカーの中でなぜアシックスなのか。実際僕もロア履きますし。
ニュアンスにはなってしまいますが、例を挙げさせていただいたブランドだとカッコ良すぎるなと感じてしまうのです。洗練されて削ぎ落とされたクールなアッパーであったり、機能美を追求したゴツメのソールであったり、、。(逆にニューバランスとかだと可愛らしすぎるなぁとか思ってしまいます。)
もちろん、どれもかっこいいですが、今の合わせたい空気感とは違うなーと。
その点アシックスが作るシューズには、ファッションとライフスタイルのバランスが完璧。
後ほど今回のモデルの形に触れますが、ブランド全体の雰囲気として妙に親しみやすいというか、隙があるというか。
全く隙が無い完璧人間!ではなく、とっつきやすいけどなんか惹きつけられる魅力がある人みたいなイメージです。
今シーズンもたくさんのモデルがありましたが、じゃあなぜこのモデルなのか。
しつこいくらいに言いますが、スラックスは穿きたい。だけれど堅すぎず、ポップで愛嬌があるようなスタイルにしたい。そんな時にこれです。
両側面のリフレクターパッチや丸いフォルムが可愛らしいのに、スエードが混ざったアッパーというカジュアルさと上品さのふざけたギャップがスラックスと相性抜群で、とても気に入ってます。
こういうバランス感覚みたいなのが僕にはすごくしっくりきてます。
デザイナーズブランドとのコラボレーションやインラインでもファッショナブルな提案をしているアシックス。素敵なのはわかるけれど、それでも私にはまだちょっと、、、。と声が聞こえてきそうになりますが。
今回のモデルは、アシックスを避けてきた方にこそ勧めたい。
そんな人達とファッションとしてのアシックスとの架け橋になれる存在が今回のモデルだと思っています。
歴代のKAYANOシリーズを組み合わせているので、「適度な」ファッション性を担保しつつ、あくまで控えめなタイプです。
数あるアシックスの中でも、比較的スタイリッシュな形。これこそが馴染みない方にもお勧めできるポイントです。ナードすぎて芋っぽいと感じさせるメッシュのアッパーが浮き彫りに見えない黒。街着として活用するためのシャープなソール。さまざまな要因がありますが、とてもクールです。
スタイリッシュな風味を感じさせながらも無骨な黒が、嫌味のないプレーンなスタイルに。
スタイリングのコツは都会的なムードを織り交ぜることです。シャツやスラックス、コートなどなど。どこか一つはカチッとさせてあげると履きこなせます。
ファッションとしてはお腹いっぱいだとして、そこにプラスで譲れないのが最初に言ったような機能性であったりの面。
機能面も素晴らしいです。
高度な衝撃緩衝性と反発性を兼ね備えている割にシンプルで控えめなソール。
足元に比重を掛けたくないからこそ無難なソールに惹かれます。
実際に1ヶ月程着用していますが、長時間の立ちっぱなしでも難なく対応可能です。
朝出勤して、営業後に飲みに行ってもヨユー。流石はアシックス。
今では日本にとどまらず、世界にまで影響を及ぼす規模感になっているからこそ、メイドインジャパンクオリティの安心感や手頃な価格帯で提案できるというのも魅力です。
最後にオマケで。
基本はスラックスと言いつつも、デニムも穿きたくなりました。
アシックスにデニムは芋っぽすぎてハードル高めかと思いきや、これもコツで裾幅が広いものを選んであげて靴に溜まってくれる物がベスト。スラックスばかりだと気疲れするのでたまにはこういうスタイルも。
都会的なムードを拾いたかったのであくまで気は抜きつつもコートを選びましたが、面の良い(ウール、カシミヤ)などのブルゾンでウォッシュのかかったデニムパンツなどでも最高ですね。
これにはコレ!とルールを決めるのは好きじゃないので、僕のスタイリングもあくまで選択肢の一つですが、、。
まぁいろいろ言いましたが、気張らず各々のライフスタイルに連れて行ってみてください。
靴を買い揃えない僕がお勧めする“GEL-K1011”。
ぜひお試しを。
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 杉浦
November 2, 2025, 11:30 AM
Category: PICK UP
25AW リアルバイ #1
こんにちは。1LDK annexの三浦です。
最近の名古屋はというと朝晩は上着がないと震えるくらい寒くなり、ようやくちゃんと秋が来た感じがします。
この時期のために買い足しておいたジャケットたちをやっと登場させることができて嬉しいです。
おかげさまで物欲スイッチがずっとONのままの私。
あれも欲しい!これも欲しい!と改めてお店のアイテムを物色しながら、本当にナイスセレクトだと自画自賛してしまうくらい(笑)お店には素敵な商品で溢れています。
レディースはオーダーしていた商品のほとんどが既に届いたかなといった具合で、ニットやフリース、コート、ダウンももうお店に到着していますので、ご要望いただければ何でも出せます。
そろそろニット帽やマフラーなんかも買い足しておきたいですよね。
まだ店頭に並びきっていないものが沢山ありますし、インスタグラムの投稿も追い付いていませんが、何か具体的にご要望があればご紹介させていただきますのでお気軽にお声がけください。
さて、そんな絶賛物欲モンスターの私ですが、最近色んなアイテムを一気に買い足したので私個人としてはAWの準備が着々と整ってきました。
自店のものとそれ以外のものもありますが、せっかくなのでannexで買い足したものはブログでもご紹介していけたらなと思っています。
どれもこれからの即戦力として活躍してくれるものばかりなので、皆さまのお買い物の参考になれば嬉しいです。
KAYLE
“WOOL VEST WAIST WAMER SET”
Col: BEIGE / CHARCOAL / BLACK
Size: F
¥45,100- TAX IN
ではまずその第一弾として、こちらのKAYLEのニットベストをご紹介します。見ていただいた通り少し風変わりなデザインで、ウエスト部分が3段に分かれていて切り離された仕様になっています。
このシリーズは去年もお取り扱いさせていただいたことのあるKAYLEを代表する人気品番。
毎年少しずつデザインがアップデートされているので全く同じデザインではないのですが、継続的にコレクション展開されているファンの多いメニューです。
ニットベスト自体は季節かかわらずの普遍的なベーシックアイテムですが、それをKAYLE流にアレンジし唯一無二のデザインに昇華させたもの。
着こなしの可能性の高さを予感させ、洋服好きの好奇心が掻き立てられる一着だと思います。
秋冬は勿論、私のイメージでは春までしっかり活躍してくれるアイテムでもあるので、色々な可能性を加味して今回このアイテムを買い足してみました。
所謂〇〇way的なアイテムは私も大好物なので、これからどんな風に着ようか考えるのがとても楽しいです。
BEIGEとCHARCOALは3色全て異なるカラーの組み合わせになっていて、BLACKはワントーンです。
デザインとしてはとてもシンプルで、ショートベストとウエストウォーマーが2つ付いている構造になっています。(私はチャコールをゲットしました。)
両サイドのボタンでそれぞれのパーツが取り外しできるという仕掛けになっているので、コーディネートによって付けたり外したり、自由度の高さがポイント。
一番下は腹巻きとしても使えるので、冷え性女子たちにもお勧めです!
様々アレンジができますが、まずそのまま3段で着るとこんな感じ。
最近はシンプルなハイゲージニットをインナーとして着ています。
ちなみにインナーもこのベストに合わせて購入したもので、私がこの秋にやりたかったバランスです。
アルパカをブレンドしたふんわりと柔らかなMYのシアーニット(MY___ “ALPACA BLEND SHEER KNIT”)で、タイトフィットなサイズ感で色んなレイヤードスタイルに活用できます。
ロンTの代わりとして新しくインナーを探してい時に出会いましたが、薄いのに温かくて今の季節にとても便利なアイテムなので、こちらも合わせてお勧めさせていただきたいと思います。
気分によってはロンTで合わせることも多いですが、デニムと合わせてカジュアルダウンして着る感じも好きです。
このスタイリングでは一番下のウォーマーを外して2段バージョンで着てみましたが、少し太めのデニムで合わせたのでこのショートのバランスがとてもしっくりきました。
ウール100%を使用した軽くて暖かいミドルニットで、数種類のメリノウールのやさしい膨らみ感を持った気持ちの良い肌触りです。
気温の変化が激しいこの時期だからこそ、程よく体温調整ができるのがベストというアイテムの便利な所でありますが、肉厚すぎず軽すぎずの非常に丁度いい生地感なので自由に重ね着ができます。
ロンTやシャツを重ね着した時のゴワゴワ感も無く、秋冬の悩みでもある着膨れ感もないのでストレス無く着回しができますし、冬はこの上にアウターを重ねる予定ですが、ジャケット、ブルゾン、コートのどのパターンにも馴染んでくれる汎用性の高さもあるので、皆さんにも安心して着てもらえると思います。
ニットやロンT以外に最近試しているのはシャツ合わせ。
個人的に今年の秋はスウェットを着ることが多かったので、なかなかシャツの出番がなかったのですが、ベストを買ったことによって眠っていたシャツたちを甦らせることができ、また新たな着こなしを楽しんでいる所です。
シャツにベスト。少し優等生な合わせになってしまう所ですが、一癖あるこのKAYLEのニットはそうはいきません。
まるでウエストベルトのような雰囲気でアクセサリー感覚で楽しむことができるのもこのアイテムならでは。
着こなしのコツとしてはインナーを出したりしまったり、そのちょっとしたバランス感を変えることによっても一気に見え感を新しくすることができるので、どちらの雰囲気も交互に試していただけたら楽しいのではと思います。
最終的にはベストだけ一枚で着るのもありかなと思いますが、こんな感じでウエストウォーマーを垂らす小技を効かせたりなんかしても面白いかなと。
冒頭でもお伝えしたように、ある意味ルールのない服だからこそ、その人自身の個性が光る服です。
私がこのベストを買おうと思った理由も、いつもの自分に少し変化求めていたところが大きな理由としてあるのですが、ご存知の通り普段はベーシックな洋服を好んで着ているので、こういうデザインがすごく魅力的に見える時があります。
特に今年の私の個人的なムードとしてはいつもより少しテンション高めの洋服を潜在的に求めていて、守りより攻めな服と言いますか、引き算より足し算。シンプルさを極めたいというよりは、ファッションの面白さをもっと体現したい。そんな風に洋服と向き合ってきたシーズンだったかなと、買い付けのお仕事を振り返ってみても同時に感じています。
普段はすごく論理的にスタイリングを考える方ですが、たまにはあまり深く考えすぎないフィーリングを重視したファッション観もこの仕事をしていると大切だな〜と日々感じているので、今回は私なりの新しい服にチャレンジしてみました。
私と同じ気持ちの方がいたら是非KAYLEのコレクションをチェックしてみていただくと新しい発見があると思います。
皆さんだったらこのベストどんな感じで着たいですか?是非好きな雰囲気を教えてください。
まだまだ先の話にはなりますが、暖かい気候になった春先にはノースリーブで着るのも楽しみです。1
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 三浦
November 1, 2025, 7:47 PM
Category: PICK UP
annexだけの特別なトラウザーズ
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
SSでご提案させていただいたリネントラウザーズに引き続き、今シーズンも名古屋店annexだけの特別なパンツをUNIVERSAL PRODUCTS.にリクエストしました。
前回の企画では「春夏に穿く”リネン素材”の心地よさ」をテーマとして、どうしたら素材特有の取っ付きにくさを解消できるのか、、と試行錯誤しながら出来上がったのがイージー仕様のトラウザーズでした。
個人的にもあのパンツはすごく気に入っていて、名古屋の長い夏を乗り越える強い味方になってくれました。
ありがたいことに完売してからもお問い合わせをいただいたり、実際に店頭で穿いていて褒めていただくことも多く、改めていいパンツがご紹介できてよかったなぁと安心していたのですが、
よくお店に来ていただく方の中には「これの秋冬バージョンがあったらなぁ、、、」といったコメントをいただいていた事もあり、本格的に自分の中で企画を練り始めたのが今回の25AW verの始まりです。
2025年11月1日(土)発売
UNIVERSAL PRODUCTS. for 1LDK annex
“WOOL EASY TROUSERS”
COL: CHARCOAL
SIZE: 2 / 3
¥35,200-TAX IN
今回のテーマは「休日でも穿きたくなるトラウザーズ」。
僕は仕事柄、年がら年中私服で過ごしていますが、お話を聞いているとビジネスシーンはジャケットにパンツスタイルもしくは通勤は私服だけど仕事場に着いたら制服で。みたいな方がほとんどだと耳にします。
そんな中で、休日にannexへお買い物をしに来ていただく方は僕世代の若い子達もいれば、ご結婚を機にライフスタイルが変わってきた方やお子様連れの方などなど幅広いニーズがそれぞれある中で、お休みの日は”楽な服を着て過ごしたい”という想いは僕だけでなく皆さま共通の重要視するポイントの一つではないでしょうか?
普段からトラウザーズが好きで穿いていますが、パッとイメージをする限り格好いい印象が強くなりがちなアイテムですし、実際僕もお休みの日にまで手を伸ばすことはなかったな、、、ということで、ブランドにわがままを言って今回も僕が欲しかったものをしっかりとカタチにしてもらいました。
まず、”WOOL EASY TROUSERS”の商品名にもある通り、「イージー仕様」は外せないポイントでした。
とは言っても、あからさまにフロントにドローコードが見えていたりするのは、トラウザーズとしてあまり好きではなく、タックインするかどうかは分からないけれどフロントの見栄えは美しくありたい僕のエゴで、人からは見えない”隠れイージーさ”が小さなこだわりです。
これによって、大きいウエストをギュッと絞った時のイヤな穿き心地や生地が寄って不格好になっていた後ろ姿などプチストレスが解消されて、より安心して穿きやすくなってくれました。
生地の種類って本当にたくさんあるので迷いましたが、今回選んだのはウールサージという弱起毛した風合いがありつつ存在感のあるファブリックです。(携帯で撮った写真なのでリアルな色味に近いと思います!)
いわゆるなトラウザーズでイメージされるウールギャバのようなとろみやハリがあるものだとどうしても格好良さが先行してしまうので、今回はあえてグダっとしたキメ過ぎない見た目、かつ今時期からは圧倒的にカシミヤニットの出番も増えてくるので、そういった重たい素材に負けないパンツであることは外せない条件でした。
そして色味を”ダークチャコール”にこだわったのも、今シーズンお店として注目しているブラウンやannexらしくネイビーとの合わせにも相性がよく、これまで集めてきた洋服なんにでもいけちゃう万能カラーというわけです。
時間のない朝や何も考えたくない日に、スッと手を伸ばしたくなる。そんな存在になってくれるはず。
ちなみにチャコール単色でも良かったのかもしれませんが、考えてみると僕の手持ちには柄物のパンツが一本も無く、かといって飽き性の自分には主張が強すぎるものはすぐに穿かなくなる未来が目に見えるので、嫌味なく薄っすらと走るピンストライプはすごく今の気分でした。
ゆとりのある太めのパンツは昔から変わらず好みですが、最近は少しだけすっきりとした太すぎず細すぎずのワイドストレートが気分なので、ブランドのインラインで展開されているスラックスよりも少しだけバランスを変更してもらっています。
また筒状のシルエットになるよう裾幅はサイズ2で25cm、サイズ3で26cm取っているので、スニーカーから革靴まで限定することなく合わせることができます。
僕は店頭では革靴で過ごすことが圧倒的に多いのですが、休日だと足を休ませるためにコンバースやメフィストなどのローテクスニーカーを履くことが多いので、どんなシーンでもとりあえず穿いていける。そんな気軽さは求めていた部分でした。
⚪︎Staff SUGIURA ( 165cm / size 2 )

⚪︎Staff TASHIRO ( 179cm / size 3 )

好きな服も着方もそれぞれ違う2人にも穿いてみてもらいましたが、それぞれの性格や今の気分を反映させた着こなしをしてくれました。
デリケートな繊維だろうととりあえず洗っちゃえ!タイプの男前な性格の杉浦は彼らしくルーズに穿き崩し、はたまたM-1視聴に1年をかけるほどお笑い好きな店長田代はきっちりエレガントに大人なスタイリング。
このように”誰が穿くか”が重要で、名脇役のユニバーサルプロダクツだからこそ、その人それぞれの個性を存分に引き出してくれると思います。
時にはラフに、時にはきっちりと。
いつだって穿いていけるちょうどよさを詰め込んだ、ちょっぴり特別なパンツ。
トラウザーズがお好きな方も、これまであまり穿いてこなかった方も。休日でも穿きたくなるラフでラクなannexだけの一本をぜひお試しください!
※名古屋店 1LDK annexのみの販売となります。
※11月1日(土)13:00~店頭発売、同日20:00~IZUMIYA ONLINE STOREで販売予定です。
それでは皆さま、店頭でお待ちしています!11月もよろしくお願いいたします!!!
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
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皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 金澤
October 30, 2025, 5:03 PM
Category: PICK UP
当時も今も僕の憧れ
こんにちは。1LDK annexの金澤です。
急激に冬っぽさを感じる気温になってきたので、ここから本格的にお買い物スイッチを入れられる方も増えてくるのではないでしょうか?
僕は前々から冬に向けた買い物を進めてはいましたが、アウターはまだ先でいいかな、、なんて考えていました。でも、これだけ気温が下がってくるとそうも言ってられない。毎年恒例のアウター争奪戦がもうすぐ始まります。
今日のブログでは今シーズンおすすめしたいアウター2型(僕も狙ってます。笑)をピックアップしてご紹介していこうと思います!
、、、と、その前に。
2013SSよりスタートした「KAPTAIN SUNSHINE(キャプテン サンシャイン)」。
1LDK annexでもブランド初期から長いことお取り扱いをさせていただき、2年ほど前からIZUMIYA 2FにあるPARK SIDE STOREにて展開をしてきました。
僕個人的に入社前からブランドのファンで、19,20の頃カードで何分割にもしながら必死に買っていたのも今となってはいい思い出です。笑 そんないちファンとしてもそうですし、最近はお店の買い付けにも携わるようになり、ここ数年で色々な視点で洋服を見るようになりました。
そんな中でKAPTAIN SUNSHINEが作る洋服は、トラディショナルで大人な雰囲気を持ちながら真面目すぎない遊び心が詰まっていて、何よりオリジナルで開発されるファブリックは同ブランドの真骨頂であり、今のお店の方向性を考えた時に改めて必要な存在だと思いました。
とは言ってもしばらくお休みしていながら、再度今シーズンからフルコレクションでご紹介、というのもなんだか腑に落ちず、、、25AWから1LDK annexでリスタートしていくということで、まず今シーズンは自分自身昔から大好きだったキャプテンサンシャインが作るアウターに注目して厳選した5型をセレクトしました。(25AWシーズンは引き続き2FのPARK SIDE STOREでも展開しています。)
その中で今日ご紹介していく2型は、英国羊毛の最上品種として知られるブルーフェイスを使用したシリーズで、形は定番的に展開されているハンタージャケットとウォーカーコート。
ブルーフェイスの羊毛は特筆して繊維が細く、美しい青みがかかった光沢感からまるでシルクのようと評されることもあるほど優しい肌触りと型崩れがしにくい弾力を有しています。
そんな繊維を高密度に打ち込んだウールサージ生地は、しっかりとしたハリ感や奥深いドレープ感、軽快な着心地でありながらも動物繊維ならではの保温力は担保された、今着たい無理のないエレガントなムードを醸してくれます。
COL: TOP NAVY
SIZE: 2 / 3
¥132,000-TAX IN
ハンタージャケットとは元々はその名前の通り狩猟を目的として作られていたジャケットです。
見ての通りぱっと見で目につくポケットには爆薬や道具を収納できるようにであったり、銃を構える動作を妨げないよう背中には深めのプリーツが入れられていたりと意味のあるデザインが特徴的で、キャプテンが作るハンタージャケットにもそんなディテールが散りばめられています。
ただ元ネタでよく見られるのは、ターゲットとなる動物から見つかりづらいカモフラージュ効果がありつつ、仲間のハンターからは視認されやすいように赤やオレンジのチェック柄が用いられていたり、悪天候の中でも活動しやすいよう雨に強いワックスドコットンや茂みを歩いても破けづらいような頑丈な厚手のキャンバス生地が採用されていたりと、、、
自分の身を守るためであったり、その用途に合わせた生地が採用されるわけですが、ここで肝になってくるのが先ほどお話ししたブルーフェイスのサージ生地なんですよね。
こういった古着ならではの、その年代ならではの知識みたいなものは確かに調べ出すと面白いし男なら誰しもロマンを感じる部分だとは思います。ただ、その当時のものをいま着たいか。というと僕はそうではありません。
今の時代を生きる僕たちにはそこまでのタフな素材は必要ないし、何より当時と今とでは明確に用途が違う。
こういった当時のディテールを踏襲しながら、ファッションとして、日常的な防寒着としてのアップデートをしてくれるからこそ、キャプテンサンシャインの洋服は無理なく手を伸ばしやすいですし、元ネタを知らなかろうが素直に格好いいと思えるのは毎シーズン開発されている生地によるパワーも大きいように思います。

( CREDIT )
KNIT: ENCOMING “KNITTED V NECK JUMPER”
PANTS: UNIVERSAL PRODUCTS. “5POCKET BUGGIE DENIM PANTS”
当時のハンターがポケットに爆薬、銃、装備道具を忍ばせていたのであれば、今を生きる僕は左ポケットに文庫本、右ポケットに携帯と財布、左胸のミニポケットに定期と家の鍵といったところでしょうか。
シンプルに僕は今シーズンの生地とこのデザインとの相性が直感的に好きで、鞄を持たない自分的にはすごくありがたいアウターでした。(さりげないフラップのレザーパイピングや主張しない黒のボタンなど細かなアレンジも秀逸です、、、)
裾のドローコードの使い方次第でポンチョみたいに裾を広げて着るのもいいし、ぎゅっと絞って丸みを出してみたりと着方のアレンジができるのも嬉しい。それに何よりこの丈感は自転車や車移動が多い方にとっては使い勝手が抜群です。今季ショート丈のアウターをお探しの方はぜひお試しください!!!
COL: TOP NAVY
SIZE: 3 / 4
¥132,000-TAX IN
昔からブランドの定番(顔)としてリリースされ続け、これまで何度も見て、着てきた型のはずなのに今シーズンのモデルはいい意味で全く別物に見えました。
当時annexで取り扱っていた頃はウールのギャバジンやツイル生地でリリースされていた覚えで、自分自身20代前半だったこともあり、その艶っぽさがどうにも大人すぎて自分にはまだ早いと泣く泣く諦めていた記憶があります。
先ほどのハンタージャケットも同様ですが、ここで採用されているウールサージ生地はじっくりと洗いの工程を経て仕上げられているため、自然なシワが入ることでコートのエレガントさは保ちつつもカジュアルに、気軽に羽織れるバランスへとアップデートされていたことが今シーズンこのシリーズをセレクトする決め手になりました。
毎年のようにコートが着たいと言いつつも、ついつい楽なダウンに逃げてしまっていましたが、ようやく出会えました。これは欲しい。
基本的にはシンプルなバルカラーコートゆえにスタイリングやシーンはなんだっていいし、お気に入りの洋服にとりあえず羽織っとけばOKなのですが、、、
キャプテンサンシャインのウォーカーコートはラグランの余裕のある袖付けと膝下の長すぎず短すぎない着丈が本当に絶妙で、海外の方が気取らずに着ているスナップに憧れを抱いてきましたが、今回のこのコートであれば無理なく理想のスタイリングを体現できそうです。
来る真冬には襟を立てて色物のマフラーなんて巻いちゃったり、、、今年はカシミヤマフラーも買いたいな〜とそんな妄想ばかり膨らませています。

( CREDIT )
KNIT: HERILL “GC Twist Pullover”
PANTS: YOUTH OF THE WATER “SWEAT PANTS(253-05004)”
SHOES: Paraboot: “Domingue Suede”
どれも今シーズン買い足した洋服たちです。
自分でも買いすぎじゃない、、!?って突っ込みたくなるくらい買い足しちゃってますが、それくらいいい洋服との出会いが多かったんだからしょうがない。そう言い聞かせることにしています。笑
ただ意識的に、自分の洋服の着方を広げるためにチャレンジしたシーズンでもありました。
コートってどうしても「カッコいい」が先行してしまって、気取っているように見られがちなのが自分の中ではネックでしたが、このコートは自然体で受け入れられる潔さが魅力的でした。
これまであまりコートに手を出してこなかった方でも、「これなら、、!」と思っていただけると思います。”ウォーカーコート”ですからね。今年の冬はばさっと羽織って街中歩き回ってやりましょう。
改めてキャプテンサンシャインのアウターはやっぱり格好いい。
当時と変わらず今も僕にとって憧れのブランドです。
今シーズンを皮切りに再びannexでご紹介していけるのが本当に楽しみ。店頭でもブログでもしっかり力入れていきます!(26SSではラインナップを増やしていくのでお楽しみにしていてください!)
そろそろアウターを本格的に探し始めるタイミングになってくると思いますので、ぜひ今シーズンのKAPTAIN SUNSHINEにご注目を!!!
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1LDK annex 金澤
October 24, 2025, 5:33 PM
Category: PICK UP
10WASH HOODIE
こんにちは。1LDK annexの田代です。
グッと秋めいてきましたね。購入していた秋服がちゃんと着れる時期になってきてとてもホクホクしています。何から着よう、どう着ようと考えるのは何年経っても楽しいものです。
個人的に色々チャレンジしたシーズンでもあり、その中から今日は一つご紹介をさせていただこうかなと。
スウェットのフーディ。ずっと憧れはあったものの、以前は髪が長かったこともありフードにかかる髪が煩わしくて敬遠していました。そんな悩み男性にしたらとても少数派だと思うのでなかなか共感は得難いと思いますが。笑
髪を切ったことでそんな悩みとおさらばできたわけですが、ではどれを着ようとなるわけで。そこで出会ったのがrefomedのフーディでした。
refomedのフーディを知ったのは何シーズンか前で、その時はフェードのかかった加工にフードにイヤホンホールの空いた仕様が衝撃的にかっこよかった記憶があります。もちろん当時は髪が長かったので手に取ることはなかったですが、、、
それもあってかrefomedの作るスウェットには勝手に信頼感を寄せていたところがあります。10ウォッシュシリーズとしてお店でも定着してきて、出る度に買い足す方もいるくらいなのでその信頼は僕だけが思っていることではないのでしょうね。
次フーディが出たら買うぞ、、!と意気込んで臨んだ展示会。
そしたら出てました。嬉しい気持ちを抑えずに買いました。
refomedの特徴でもありますが広い身幅に対して着丈が短い。それがアイコン的なシルエットでありながらも180cm近くある自分からすると少々物足りないとも感じていました。いわゆる170cm前後の平均身長の方が着られるrefomedってとても素敵だな、このバランス感やりたいなと思いながらも2番3番のサイズでは再現できない。
最近登場したサイズ4だとどうだろうか。
これこれこの感じ。このゆったりとしながらも要所でコンパクトにまとまったシルエット。
昔来ていたギルダンのXXLでは着丈が長すぎてすぐ飽きてしまった思い出が蘇りながら、これなら飽きることなくワードローブに入れていけそうという確信。
個人的な願望とは別にフーディに手を出したのも理由があって、あわせたいイメージのアウターが豊作だったこともあり、フードがあることによっての首回りのボリュームとアクセントを楽しみたいなと想像していました。しかもこれまたタイミングが良いのか、今までで最もシンプルであり初めての王道杢グレー。ウォッシュ加工による生地の柔らかさをダイレクトに感じながら、ブランドらしいシルエットを楽しむ潔いシンプルさ。
アウターとの組み合わせのところもあり、このシンプルな杢グレーに絞っています。組み合わせが豊富だからこそ全体の調和を保つ意味でも定番のカラーリングと無駄のないデザインが良かったのです。
coat – KAPTAIN SUNSHINE “Walker Coat / TOP NAVY“(着用サイズ4)
hoodie – refomed “10WASH HOODIE / T.GRAY“(着用サイズ4)
pants- FRANK LEDER “WASHED WOOL 1TUCK WIDE TROUSER / CHARCOAL GRAY“(着用サイズM)
shoes – ASICS “SKYHAND OG / REDDISH BROWN × OATMEAL”
都会的な雰囲気で着たかったのでバルカラーコートをセレクトしていたり。
かっこいいコートをかっこいいままにもいいですが、時には気取らず着れたらもっとコートが身近に感じれる気がしています。首周りに干渉させたくないのでバルカラーでも柔らかさや嵩が出ない生地で選んでいます。
首のボリュームをアクセントにフーディを着る意味を見出したい。よくあるフードの紐もないシンプルなデザインなのでこのボリュームがよく活き、甘さも軽減。
blouson – YOUTH OF THE WATER “JACKET(253-02001) / KHAKI“(着用サイズL)
hoodie – refomed “10WASH HOODIE / T.GRAY“(着用サイズ4)
襟周りに干渉しないということでノーカラーのブルゾンもチョイスしております。フーディのスウェットはそれ自体で柔らかい印象になるので、個人的にはこの辺りのアウターで無骨さや力強さを足したいなと思っていて気にしながらセレクトしました。
refomedでも提案されている”CASTRO JAMPER“も今シーズンはこういった合わせもオススメしたいです。
そんなアウターはまた別の機会に紹介しますね。
ブログを更新した本日は天気が悪いこともありグッと寒さを感じる気温。10ウォッシュの特徴でもある潰れた裏起毛が心地よい暖かさで体を包み込んでくれています。こないだまで暑かったのに急に寒くなって難儀ですが、、、
スウェット買っておいて良かったと心の底から思いました。皆様も是非。
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1LDK annex 田代
October 22, 2025, 7:14 PM
Category: PICK UP
美意識。
こんにちは。1LDK annexの杉浦です。
今年は個人的にインナーにお金をかけようと思っていたシーズンでした。
ですから、ライトブルゾンやアウターなんて部類には目を合わせないようにしていたのですが。
まぁ嫌でも目に入りますよね。
先シーズンから形いいなぁ。と気になってたブランドから今シーズンも新たな形で提案されていたので、少し前のめりになってしまいました。
それがこちら。
“FRONT ZIP BLOUSON”
COL: BLUE GREY / BROWN
SIZE: M / L
¥68,200-TAX IN(BLUE GREY)/ ¥64,900-TAX IN(BROWN)
形は同じですが、生地違いで2色。
日本人が制作しているとは思えないくらいブランド全体の空気感がクールで、ついつい手に取ってしまう独特なかっこよさがあります。(以前田代の方からannexとしてインカミングを始めた経緯についてブログが更新されているのでぜひそちらもご覧ください。)
身長のせいか、カッコつけすぎてもどこか着せられているような感じがして普段は少し気崩している物が大半ですが、インカミングの洋服は素直にカッコつけられるのです。
後々、その理由や生地感も含めて紹介しますー。
今回のブログでは、ブルゾンを紹介するのはもちろんですが、僕個人としてのインカミングの捉え方も少し話せたらなと。
インスタやらなんやらで日々普通に生活しているだけで、とんでもない量の情報を摂取できる時代ですから、なんかどっかでみたことあるな。とかめっちゃ普通だな。とか思うかもしれません。
でも実際にそれは本当にそうでしょうか。百聞は一見にしかず!とか言ってみちゃったり。
結構これは的を得ている気がします。
ちゃんと足を運んで着てみて体感する着心地やその場の空気感みたいな衝撃は、僕の中にずっと残っていて。
その点では、インカミングというブランドは衝撃を与えてくれるでしょう。
古着がお好きな方は馴染みがあると思いますが、ユーロ古着などのあの独特なシャープさと小慣れた感じ。それを日本人らしく、素材やパターンで表現されています。(デザイナーのベースはイギリスなので一般的なユーロ古着とは少し異なりますが。)
序盤に言った素直にカッコつけられる要因の多くは、日本人が手がけていることにあると思います。
大小限らず、身体的なコンプレックスを露感させずらい「着やすさ」が見た目のかっこよさに比例しているのも魅力。
前面だけセットインと呼ばれる肩を作るパターンですが、後ろはラグランのような形になっています。
生地感もトロみがありますが、これによって肩は綺麗に出て無骨さが、後ろは少し気の抜けた砕けた印象に。
肘周りにタックが2つ摘ままれているのが、パッと見のインパクトとして残るのではないでしょうか。
立体的なボリューム感もさることながら、カジュアルなバランスで着用することが可能なインカミングのブルゾンは、ドンピシャで僕の欲望を満たしてくれました。
あくまでもやりすぎてない普通な物こそ自分なりのこだわりが顕著に出るのがとても面白い。ここは譲れない!というポイントを押さえてくれ、尚且つかっこいい。最高ですよね。
ちなみに僕のポイントは身幅のゆとりでした。
冒頭でも言いましたが、インナー(ニット系)を買い足しまくったので着込んでも嵩張らない緩さを探していました。秋冬の大外に持ってきても良いなと思うので、とりあえず着込んで冬を越します。マフラーなんかを付け足したらヨユーで過ごせそう。
裾にドローコードも付属。
一気にラフで街着感が出ますね。
意図せずですが、シンプルに防寒としての機能も高いなと感じました。ニットで暖かくなった体温を逃さずに守ってくれてました。
首の高さも特徴で、ジップを閉めたソリッドな空気感が妙にカッコつけたくなる笑
コーヒー片手に街を闊歩する系です。
生地や色味が変わるだけで一気に見え感は変わりますね。
インカミングらしい織物の良さを最大限に活かした肉厚コットン。
生地は英国のいわゆるなガサっとした野暮ったさがある物ではないのが、インカミングの良さです。織物の表現方法が秀逸で、粗野な英国なテイストを日本人のフィルターを通して伝えていく姿勢はものすごく素敵。
経糸を中心の糸とその糸に巻き付ける2色の糸を使用することで、霜が降っているような独特な色味になっています。(ワンウォッシュされていることでより風合いも加わっています。)
無骨なのに妙に色っぽいインカミングのブルゾンは、こういうところからきていたのか。と改めて関心を寄せられました。
今回のブルゾンで一番好きなポイントがジップを開けた時の襟の折れ方。インナーを数枚買い足したので、どうしても見せたかったのですがこのさりげなさがたまりません。
大ぶりな襟に沿ったジップの光沢も相まってとてもかっこいいです。
ブラウンと比べてハリがあるので、いなたくふってもヨーロッパの街に居る小慣れたお爺ちゃんみたいな洗練されたスタイルができそう。
共通している玉縁ポケット。
これを見るだけでも服好きはニヤけてしまうのではないでしょうか。
通常よりも手間がかかりますが、立体感が生まれ、美しい見た目と共に耐久性も担保。
手を入れるポケットも外から見えにくい仕立てです。
こういった細部の「美意識」とも取れるスマートさには脱帽します。
自然と背筋が伸びるような。纏うだけで己の美意識が磨かれている感覚に。
つらつらと言葉を並べていますが、シンプルにこんなかっこいい服を自然体に、嫌味の無い着方に憧れます。
僕もこんな風になりたい。と願望の詰め合わせみたいな買い方はたまには悪くないですね笑
さて、甲乙つけがたい2色ですが、いかがでしたでしょうか。
懸念点等あればご相談に乗りますので、お気軽にご来店ください。
では、店頭でお待ちしております。
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
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1LDK annex 杉浦
October 19, 2025, 6:16 PM
Category: PICK UP
【定番】
【定番】: 流行に左右されない基本的な商品。代表的なもの。お決まりのもの。
こんにちは。1LDK annexの田代です。
この言葉は1LDKとしてもとても大事な言葉です。いつも行くご飯屋さんで困ったら頼んでしまうような安心感のあるメニュー。新しい味を探したい気持ちは常に持ちながらも安定的な美味しさがあるからこそ冒険ができるというもの。
そんな定番に新メニューとしてラインナップされるパンツがUNIVERSAL PRODUCTS.から登場しました。
UNIVERSAL PRODUCTS.はもともとセレクトショップをする上でいろんなブランドとの架け橋になるパンツがなかったことから1LDKで産まれたブランドです。その最初はチノパンから始まり、その時のトレンドや時流に応じて少しづつアップデートを重ねながら進化してまいりました。
ノータック、ワンタックときて新しく登場したのが今回のツータック。7月に最初の納品がされてからあれよあれよの間に旅立っていき、すぐに追加をかけていた分が今回のデリバリーで届きました。
私たちにとっても待望だったツータックのワイドストレート。今まではノータックがワイドな立ち位置でしたがこれを知るとあれはスッキリした印象に感じますね。これまでのファッションの流れからワイドの形が一般的になり、昔に比べて感度が高い人しか穿けないものでは無くなったからこそ今回でいう【定番】という立ち位置がとても適切なのだろうなと思います。
またツータックになることでよりスラックス寄りな見え方をするのも個人的には嬉しいです。僕自身スラックスや綺麗なパンツが好きなのですが、大体そういったものはウール素材のものが多くマンネリすることも、、、顔が濃くて男性らしい風体だったらチノパンも似合うのでしょうが僕自身が真逆の風体なのでそのままのチノパンだと子供っぽくなってしまうのが悩みで10年以上手は出していません。
それがこういったスラックス見えする形で提案されたおかげで自分でも納得して穿けるというのがスタイルの幅が広がるきっかけになってとても嬉しいのです。
タイミングもバッチリで秋冬がピークに向かっている最中に来てくれたのでこの時期ならでは、これからの時期を想定したスタイリングでお見せできます。土台を固めながらワクワクな秋冬を迎えてもらえそうです。
jacket – HERILL “Lambnaked Jacket / BLACK“(着用サイズ1)
knit – UNIVERSAL PRODUCTS. “WOOL CASHMERE WAFFLE KNIT / BLACK“(着用サイズ3)
pants- UNIVERSAL PRODUCTS. “2TUCK CHINO WIDE TROUSERS / CAMEL“(着用サイズ2)
shoes – ASICS “SKYHAND OG / REDDISH BROWN × OATMEAL”
今シーズンのテーマ”ブラウン”に沿わせたスニーカーにいつものキャメルチノで。ニット、レザーで季節感マシマシにツータックのお上品な感じがとてもいいです。タックアウトでラフにもいいですが。せっかくなら見せたいのでタックインなんて決め込んでみたい気分ですね。
cardigan – extreme cashmere “tokio / FELT”
shirt – ANOTHER ASPECT “SHIRT 4.0 / ECRU ROSE STRIPE“(着用サイズM)
pants – UNIVERSAL PRODUCTS. “2TUCK CHINO WIDE TROUSERS / NAVY“(着用サイズ2)
こちらも同様にタックインになってしまいました、、、それくらいにはスラックスの容量で穿きたいなと思えてしまったわけですね。いい意味でノーマルだからこそファッション的な着こなしでイジる時に邪魔にならない。それがユニバーサルの良さであり、あったら助かるというもの。
秋冬のメインにプラスワンの気持ちで併せて見てください。
(ノータックチノもリストックされてます)
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1LDK annex 田代
October 12, 2025, 1:51 PM
Category: PICK UP
至れり尽くせりなシェル。
こんにちは。1LDK annexの杉浦です。
天候を操りたい。
なんて、バカみたいなことを考えたくなるくらい名古屋の天気は気分屋です。
天気が悪いと頭痛くなるし、気分が下がるなぁと。そんな時は服の力に頼りましょう。
着ると気分が上がるものか、天気が悪くても気にせず着られるものか。どっちを取りましょう、、。
答えは両方です。
“VENTILATION SHELL PARKA 3L”
Col: GRAY / BLACK
Size: 2 / 3
¥75,900-TAX IN
鬼の多機能最強シェル。
これ一つで雨、風、雪などあらゆる天候に対応可能です。
透湿防水という建築用のシートや登山ウェアにも採用されるもので、水滴は弾きながらもそれよりも小さい分子は通過させる優れもの。(着用している時の蒸れなどを外に追い出してくれます。)
重ねて大容量の収納力と利便性を兼ね備えているので都度説明していきます。
まずは、パッと見で分かるくらい存在感のあるフロントポケットから。
正直僕自身、荷物は少ない方なのでフロントのポケット達で完結できるくらいです。バッグ要らず!なんて安直な言葉が漏れるくらいには大容量。
あれもこれもなんて詰め込みまくってめちゃくちゃ重たくなるのは予想できますが笑
尚且つ、大きい下側のボタンはマグネットボタン仕様になってます。
ここは非常にニヤけます。大雑把な性格の人は共感していただけますが、ポケットに物を入れて手を抜いたら勝手に閉まってくれるなんて、、。
トイレの蓋が自動で閉じてくれるやつと同じ感覚で、やるやん。と思ってしまいました。
貴重品系は胸のジップに仕舞っておくのがベスト。
息をするように落とし物、無くし物を繰り返す僕はもうジップ無しでは生きていけません。
これで酔っ払っても大丈夫。お酒を溢しても止水ジップが僕の味方。
余談ですが、この間出勤の時によく使っているOEMの”EX HELMET BAG”という結構デカ目のバッグを丸ごとお店に置き忘れて、流石に自分でも引きました。
店員の方が後で持ってきてくださったのですが、、。もう自分は信じません。一緒にいる人に頼ります。
本題に戻して、冬場でも着込みすぎて汗をかいたり、蒸れてしまう経験ありますよね。
僕は暑がりなので結構日常茶飯事なのですが、そんな時にこれ。
胸から脇あたりに隠れているジップを開けてみると、、、。
熱を逃がしてくれる部分が顔を出しました。
コンシールジップというファスナーが目立ちにくい様になっているのも流石。ファッションという観点においても至れり尽くせりな多機能シェルになっています。
さらに、ロトルの代名詞でもあるベンチレーションを兼ねたシルエットを変化させることができる背面ジップにも面白い要素が。
リフレクター仕様なんです。
東京、大阪、名古屋などなどにお住まいの方は日々の生活で自転車を活用されている人が多くいますが、そんな時に開けてビカビカ光らせてください。
通りさる車達は、颯爽と光りながら駆けていくあなたに魅了されることでしょう。
俺もチャリ乗りてぇな。と思わせることができたら百点満点。
深めのフードは2種類のドローコードが搭載されています。
口周りから首にかけて絞るタイプと頭のフィット感が変わるタイプ。
真冬の自転車とかでギャンギャンに絞って活用する未来が見えます。
というか普通に登山で使ってもいい。少しずつ登山グッズを集めているので山登りいつでも誘ってください。
手が出てるから寒そうだなと思った方。
下の大きいポケットの横側に手を突っ込んでください。内側だけフリースになっているのでポカポカです。
ここまで紹介してきて、ずっと細部に洗練された手助けをされている気分になりました。気を遣いすぎですよ。と声をかけたくなるくらい日本人らしいこだわりが詰まってます。
あくまでベースは街着として。
化繊のシャカシャカがとてもいいパンチを効かせてくれて、ついついウールやらカシミヤやらと合わせたくなってしまいます。
ど直球にかっこいいと思わせてくれる見た目なので、変な付け加えをしてもキャラになりますし、対照的にめっちゃプレーンな合わせでもスタイリッシュに。
一つの洋服としてかなりのポテンシャルを秘めた存在ですので、ぜひ手に取ってみてください!
入荷が最盛期を迎えていてまだまだ皆さんにお伝えできていないアイテムも多数ありますので、暇だったら顔出してみてくださいー。
○お問い合わせ先
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1LDK annex 杉浦
October 10, 2025, 5:41 PM
Category: PICK UP





























































































































