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Fall for “ISSUETHINGS”

“Climb As You Love”

わたしの夏支度

TADO POP-UP STORE at 1LDK kyoto

TADO POP-UP STORE at 1LDK kyoto #2

今秋の始め方

こんにちは。

1LDK kyotoの細見です。

ISSUETHINGS 24AWがようやく揃いました。

明日21日(土)より一斉発売致します。

“TYPE65(120 broadcloth)”

COL: WHITE

SIZE: 1 / 2 / 3

¥63,800 TAX IN

着用モデル: 182cm / SIZE3

今シーズンのテーマは「製作過程に目を向ける」

完成までに選択しなかったアイデアや、思いがけない可能性をプロダクトに。

何かを作るとき、幾つもの選択肢の中から1つを選ばないといけない。

TYPE65において、まず完成形まで持っていこうと作られた1つ目がこの”120 broadcloth”。

表地に高密度に織られたシャツ生地、裏地には洗うと大きく縮むコットン生地を使用した本モデル。

パッカリングシリーズとしてリリースされているモデルの改良版で、こちらもハードウォッシュにより裏地を縮めることで表地にパッカリングを発生させています。

お店で過去に似たアーカイブを展開していたので、既視感がある方もいらっしゃるでしょうか。

それらの表地より糸を更に細く、より光沢感が増した印象。

真っ白なシャツ生地に煌々しい銀色のジップが走り、パターン上には切り替え線も盛り沢山。

ブランドらしいボリューミーなアウトラインながら、テンションのかかったリブと前後差のある身頃で着用感はややコンパクトに。

ミリタリー生まれラグジュアリー育ちみたいな感じだなとかこっそり思いつつ、

品良くネル生地のタックパンツと合わせてモデルさんに着こなしてもらいました。

1LDK Autumn Editorialとして、これも今日の夜上がってきます。


PANTS: UNIVERSAL PRODUCTS. “5P BUGGIE DENIM PANTS [BROWN]”

“TYPE65(cotton/nylon typewriter)”

COL: BLACK

SIZE: 1 / 2 / 3

¥63,800 TAX IN

着用モデル: 165cm / SIZE1

もう早速脱線しかけてますが、これがその完成形の他選択肢として残っていた生地2つのうちの1つ。

表地に高密度に織られたコットンナイロン生地、裏地には洗うと大きく縮むコットン生地を使用したモデル。

同じくしてハードウォッシュがかけられているので、やや褪色した雰囲気とカサッとした風合いが印象的です。

シャツ生地の方と違って、こっちはもっともっと気の抜けた感じで着たい。

言うなれば、生まれも育ちもこれからも、ずっと変わらないスタイルの根底みたいな。

ふと合わせた縦の短いスクウェアシェイプのサングラスに、少し土臭い印象のデニムといつも通りのスニーカー。

僕たちが得意としてきたオーセンティックなチノもピッタリですし、時代が回れど何時もヴィンテージなんじゃないかなんて、これもまたひっそりと。

ブランドとしては計3パターンを展開しているのですが、

最も対比が面白くてファッショナブルなこの組み合わせが僕の中ではベストだと思っています。

“TYPE70”

COL: BLACK

SIZE: 1 / 2

¥75,900 TAX IN

着用モデル: 171cm / SIZE1

続きましてコート。

9月頭の撮影、めちゃくちゃ暑かったです。

これ中に着てるの五分袖ですが、長袖もしくはニットだと思ってください。目瞑っちゃてますし。

このモデルのサンプリングソースは、ミリタリーアイテムとしてアメリカ軍の支給品だったコート。

元々完成品として存在していたはずが、サンプリング元としてみなされた時点でまた新たな出発点となる。

それも製作過程におけるヒントの一つ、というよりも大枠はファッションの変化の一つで、

ISSUETHINGSとして好き勝手に本来の文脈から切り離した、リ・プロダクション。

一重仕立てのゆったりとしたシルエットに、生地はギザコットンを使用した光沢のあるモールスキンを用いた、滑らかで優しい手触りが特徴の一着。

細部の仕様変更と併せて、古着再現のための軽いストーンウォッシュがこちらにも。

分かりづらいですが袖下には特徴的な2本のタックがあり、ボリュームのある袖口となっています。

いつもコーディネートにおいては、オートマ的に文脈や背景を意識させられつつ、辻褄というものにも雁字搦めにされているような気がして、そこからどうにか飛び出したかった。

それがこれをセレクトした理由なのかも。

違う視点で、と思わされてか好き勝手に色や素材をミックスしてみました。

これはこれで好きだなと思いつつ、もう少し季節に合わせて上手くご提案できるのでその辺りは店頭で何卒よろしくお願いいたします、と。

(追記:襟の付属のストラップやウエストの内側のドローコードでシルエットにも変化を加えられます。)

“TYPE74”

COL: BLACK

SIZE: 1 / 2 / 3 

¥39,600 TAX IN

着用モデル: 173cm / SIZE2

こちらはマスターパターンTYPE53bとバランスの良い組み合わせになることを考えて作られたノーカラージャケット。

TYPE53aは24SSで展開していたシャツのモデルで、マスターパターン:TYPE53bとは所謂その発想の源流となる至極プレーンなもの。

24AWではそこから襟を外し、着丈を短く袖をデザインし直しすことで本モデルを生み出しています。

生地はオリジナルのコットンキュプラを使用していて、もうすぐにでも着れてしまうから明日までよく待った方。

度々M’s→L’sへのセクションを跨いだ提案をしていて、これも例に漏れずそれで、

ハイネックのインナーやハイライズのパンツ、キャミやワンピース,スカートもバッチリ。

「アイデアを探すために新たな何かを外部へと求めてしまいがちだが、役割を与え直されるだけで十分活躍できるものは意外とすぐ近くにあるかもしれない。」

なんとなく考えていたことも改めて文字に起こされると、

激しめに首肯せざるを得ないなって。

“TYPE68(sprayed&faded)”

COL: BEIGE&BROWN

SIZE: 1 / 2

¥44,000 TAX IN

着用モデル: 175cm / SIZE2

秋の深まりと共に、最後のこれが届くのを待っていました。

今季大本命の1本でもあるTYPE68(sprayed&faded)。

一点ずつ職人によってスプレー染めされたストレートデニムから更に、ストーンより細かいサンドウォッシュ加工を施したモデル。

通常のスプレー加工の3倍の厚さでスプレーし、元の生地の色がほとんど見えなくなるまで染めた後、サンドウォッシュして表面を満遍なく削り、独特の表情を表現しています。


sprayed


sprayed&faded


Left: sprayed / Right: sprayed&faded

“sprayed”は製作における途中工程で止まった、言わば”sprayed&faded”の前身モデル。

本来設計図の途中工程で作業が止まってしまうことはトラブルとして扱われるが、デザイナーが工場でサンプルを確認した際に途中経過のスプレーで染めただけのものが置かれており、それが非常に魅力的だったとのこと。

未完成と言えば聞こえは今ひとつだけど、そもそも完成までの設計図自体の是非や、もしかしたらその刷り込まれたイメージが新しい発見を妨げているのではないか。

そんな解釈と、思いがけない可能性をプロダクトにしたモデルです。

とまで言っておきながら”sprayed”は今季取り扱いがないのですが、どちらを選ぶかはあくまで僕たちのフィルターで。

パリッとした印象が薄れてシルエットも出やすくデイリーにも穿きやすかったり、

純粋にこの色加減と風合いが良いなと感じた第一印象と衝動に身を任せて”sprayed&faded”の”BEIGE&BROWN”だけを。

最近暑いの長いなと思いつつ閃いた「ドライな温かみ」みたいな個人的今秋のテーマにも持っていけそうだし、とこれもまた細々と。

自分なりにも、いつもと違う視点で考えていました。

徐々に色付いて来るいつもの景色を見ながら、

敢えてモノクロで捉える方が情景をもドラマチックに表現できるんじゃないかということで、今回の物撮りはそうしてもらったり。アイテムならではのアウトライン・質感も強調できるし。(デニムは例外)

また洋服の買い方や合わせ方なんかも同じく、

自分で自分を縛るルールを定期的に脱いで、少し考え方も変えてみる。

まだ暑いけどどうせ寒くなるし、今着れるものより先にアウターを手取っても良いはず。

残暑ぼちぼち、あきましたしね。

 

そんな感じで、今回のラインナップは僕たちの秋をきっともっと楽しくさせてくれます。

是非袖を通しにいらしてください。

明日からどうぞよろしくお願い致します。

 

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September 20, 2024, 11:22 AM

Category: Blog HOSOMI