新時代のレザーウェア
こんにちは。1LDK annexの三浦です。
今季のトレンドのひとつであるレザーウェア。取り入れるだけで今っぽく、小慣れて見えるアイテムで、注目している方も多いのではないでしょうか?
トレンドと言えど毎年この時期になると登場するレザージャケットは、もはや秋冬の定番アイテムです。
ただ、今までと大きく変わったのがレザー素材の新たなアプローチ。この時代のキーワードとなるのが「エコ」、「フェイク」。アパレル業界ではSDGsやエシカル消費のような動きが高まりつつあり、脱毛皮の動きなどもそうですが、大手メゾンやファッション業界を牽引するセレブの方々を含め、業界全体で環境に配慮した動きが広がり始めています。
エコ・フェイクレザーのメリットは環境問題における点だけではなく、実際に着用する私たちにとっても魅力たっぷりの素材です。リアルレザーと比べるとなんといっても手に届きやすい価格帯である事がまず購入するにあたって背中を押されるポイントではないでしょうか?
洋服好きであればリアルの良さは重々承知していますし、私も革靴や革小物が大好きです。
ですがやはり時代と共にファッションの流れも大きく変わり、もの作りの技術もどんどんレベルが上がっているので、10年前にはなかった高機能素材なんかも沢山目にする事も増えました。
レザーもその一つで、限りなく本物に近いクオリティで追及し続けられている素材です。
エコ・フェイクレザーは耐水性があるため汚れにくく、気兼ねなく使用いただけます。汚れてしまった場合のケアも簡単ですし、圧倒的に柔らかく軽いため着やすく、またレザー特有の匂いがないことや、動物愛護の観点からあえて選ぶ人が増えています。
こうした時代の流れから、自分自身の価値観も大きく変化した事で、こういった合皮のプロダクトにも興味を持つようになりました。
当店ですとあまり馴染みがなかったレザーウェアも今シーズンはメンズレディース共にチャレンジしていて、お客様の中にもジワジワと浸透しつつあるのかなと実感しています。
なかなか万人受けするアイテムではないかとは思いますが、まだチャレンジしたことのない方や少し苦手意識を持っている方にも興味を持っていただけると嬉しいなと思いますので、是非最後まで見てみてください。
COOME “ECHO LEATHER SHORT JACKET” ¥42,000-(¥46,200- tax in)(BLACK)
COOME “ECHO LEATHER LONG JACKET” ¥52,000-(¥57,200- tax in)(BLACK)
(スタッフ身長155cm)
レザーウェアをセレクトするにあたって大切にしたかったのは、ハードすぎないデザインと着こなしのイメージ。
私自身レザーを久しく着てこなかったので、どんな感じが今の気分なのか模索中でしたが、COOMEの展示会で出会ったこちらのジャケットは久々にビビッときた一着でした。
ショートとロングそれぞれ異なる2型ですが、今回リリースされたのは所謂カーコートのデザインで、この男臭さ満載のデザインがドンピシャで気分な感じ。
私はロングをゲットしました。
(CREDIT)(スタッフ身長155cm)
Nine Tailor “Cashmere Watch” ¥12,000-(¥13,200- tax in)(GRAY / サイズF)
なんとなくレザーといえば”ライダース”というイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、レザージャケットにもトレンドの波があり、着こなし方も何年か前と比べても大きく変化しています。
これまではタフさやハードさを生かした着こなしが多かったですが、今の流れは”脱こわもて”。カジュアルでライトなスタイリングがオススメです。
レザーウェアは小物と比べて辛口な印象が強く、ハードルが高いと思われがちなアイテムですが、合わせるアイテムによっては初心者の方でも日常的に使いこなせると思います。今の時期ですとカジュアルなロンTにサッと合わせることで、カジュアルダウンしながらもシティライクな装いに。
足元もスニーカーにすることでレザーが悪目立ちすることなく絶妙なバランスに仕上がります。
また、スポーティな着こなしが好きな方にプッシュしたいのがショート丈。着丈を極端に短くしているので、ボトムとの合わせがしやすいシルエットです。ワイドでハイウエストなパンツは必然とマッチしますし、着丈の長いマキシスカートやワンピースの上に羽織っても可愛いです。
全身で異素材ミックスが楽しめるので、もう少しグッと気温が下がってきたら、カシミヤニットと贅沢に合わせるのもいいですし、コーデュロイやウールのスラックスなんかと合わせて着たいなと思っています。
艶々のレザーと柔らかなのニットとの合わせはこれからの季節のテッパンコーディネートです。
カラーものとの相性も抜群なので、色物で遊ぶのもオススメです。
(CREDIT)(スタッフ身長155cm)
YLEVE “COTTON CORDUROY TR” ¥35,000-(¥38,500- tax in)(PINK/サイズ0)
MY__ “WASHABLE FAKE LAMBSKIN EASY PANTS” ¥22,000-(¥24,200- tax in)(BLACK)
今シーズンはジャケットに加えてもう一つ、レザーパンツもセレクトしています。
こちらは昨年も展開していたMYのフェイクレザーパンツです。
ジャケットに比べると若干気軽に取り入れられるアイテムではないかなと思います。
ストレッチの効いた素材で、ウエストにはドローコードを備えたイージー仕様。レザーパンツ特有の窮屈さは一切ありません。
また生地の裏は微起毛しており、ウォーム感のあるはき心地も魅力です。
このパンツの最大の特徴は、水洗い・ドライクリーニングの可能なレザーというところ。
やはりレザーを着る上で普段のお手入れに気を使わなければと不安に思われる方も多いと思いますが、ご自宅で洗濯ができるとなるとハードルは一気に下がる気がします。
雨の日なんかも気にせずはけてしまうのも嬉しいポイントです。
(CREDIT)
YOKE “IRREGULAR KNITTED CREWNECK SWEATER” ¥42,000-(¥46,200- tax in)(YELLOW/サイズ2)
最後にエコレザーとフェイクレザーに関してご説明をしておきます。
呼び名の異なるエコレザーとフェイクレザーは特性も異なります。
エコレザーは、本革の切れ端と天然素材の樹脂を混ぜて作られる革のことを言います。本革の切れ端を再利用した天然素材の革です。エコレザーは製造から輸送、販売、再利用までの全ての行程で環境負荷を減らし自然に影響が及ぼさないように生産されていたりとその名の通りエコな素材。
フェイクレザーは人工の合成皮革のことを言います。ぱっと見違いが分かりづらいですが、特性が違えばお手入れの仕方も異なるのでこちらは予めご注意ください。
先程、MYのパンツは水洗い可能とご説明しましたが、COOMEのエコレザーは水洗い不可です。
リアルレザーと同様に日常的に天然ブラシで汚れを落とし、1ヵ月に1回を目安にオイルやクリームを少量ずつ塗り込むケアをしてあげると長持ちするそうですなので、気が向いた時にお手入れをしてあげてください。
とは言え、本革よりも圧倒的にお手入れは簡単なのでご安心を。
10月に入ってからは気温が下がってくれたので、外出時に沢山活躍してくれるようになりました。
久々にレザーの着こなしを色々と考えるのが楽しいです。
冬に向けて皆様色々とお洋服の準備をしている頃だと思いますので、今季はレザーアイテムも一つの選択肢に入れていただけると嬉しいです。
秋冬に出番が増えるニットやフリースなど、異素材ウエアとの相性も抜群ですので、是非旬な着こなしを楽しんでみてください。
○お問い合わせ先
1LDK annex
〒461-0001
愛知県名古屋市東区泉1-12-33
052-211-9546
info@1ldk-annex.jp
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK annex 三浦
October 15, 2022, 4:59 PM
Category: PICK UP