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ネイビーブレザーとデニム

 

COMOLI for 1LDK AOYAMA HOTEL ” COMOLI BLAZER “

COMOLI for 1LDK AOYAMA HOTEL ” COMOLI BLAZER “ #2

 

こんにちは。
1LDK AOYAMA HOTELの河上です。

僕はジャケットを着る様になってから、デニムを全く穿かなくなりました。

なんとでも合わせる事が出来る便利なデニムに頼るのが勿体無く感じる程。

ジャケットに合わせられるパンツの種類の豊富さ。
そして同じジャケットを羽織った場合でも、ほんの細かなディテールの違いで全体の印象を変える事が出来るのがパンツだと気付いたからかもしれません。

 

そんな僕でも無性にデニムを穿きたくなる瞬間があります。

それはネイビーのブレザーを手に取った時。

ネイビーブレザーとグレーのスラックス。
ネイビーブレザーとベージュのチノ。

いずれもスタイルとして確立はされている物ですが、洋服屋に入りたての僕にとっては中々馴染み辛く落ち着かないコーディネートでした。

今でこそ老けて髭もモジャつきそのコーディネートの爽やかさに耐えられる様になりましたが、
二十歳そこそこのツルツルピカピカの僕がそういった風に合わせてもただの学生になってしまう。。。

ネイビーブレザーにM-45のフィールドトラウザーズ。
と、いうコーディネートは自分的には「これなら!」と感じましたが、それで出勤したら怒られました。

「お前にはコンサバさの欠片も無い。」

コンサバとは一体。。。

当時の僕の働く環境はとてもざっくりと言うと「根っからのクロージング気質の人」と「クラシックな分野を抑えつつ、デザイナーズメインのコーディネートをしている人」の両者に分かれていました。

僕の教育係の先輩は圧倒的に後者で、憧れでもあったので常に目で追うのは「クラシックな分野を抑えつつ、デザイナーズメインのコーディネートをしている人」。

 

それがいけないんじゃ無いかなぁ。と思って「根っからのクロージング気質の人」の人を目で追ってみました。

今日の先輩でジャケットにスラックス・チノパンを穿いていない人は一体何を合わせているんだろう。

それはインディゴデニムでした。

実際にコンサバなのかどうかは違うと思いますが、
一つのスタイルとして確立しているから納得してくれたのでしょう。

ようやくリラックスして売り場に立つ事が出来る様になりました。

そして、徐々にジャケットに合わせるパンツの種類の多さを楽しむ事が出来る様になります。

 

その後も「靴が〜」「靴下が〜」「チーフが〜」「シャツが〜」「ネクタイが〜」「働く姿勢が〜」等様々な課題が僕と僕の財布を、僕のアホさ加減が諸先輩を悩ませるのですが、本BLOGどころか1LDKにすら全く関係の無い話になりそうなので、そろそろ本題に入ります。

 

<SIZE:1 STAFF 荒木 height:169cm body weight:55kg>

CREDIT
cantate “Denim Tapered Trouser” ¥34,000+TAX-

デニムとブレザーの親和性は高いです。

中に合わせるアイテムはニットでもスウェットでも。
シャツにタイドアップしてもOK。

単純に「アメリカ繫り」な点はもちろんですが、バランスさえ間違えなければ子供っぽく見えず、上手くジャケットを着崩す事が出来る点や、何より普段取り入れている日常的な安心感が、「ジャケット」というよそ行きに思われがちなイメージを上手く打ち消してくれるのでしょう。

cantateのDenim Tapered Trouserは「スラックスの様に穿けるジーンズ」を目指したもの。

非常にジャケットと合わせやすいデニムパンツ。

穿き慣れたデニムに、着慣れたスウェット。

出かける際はネイビーのブレザー。

と聞くと、ジャケットというジャンルに対するハードルも少し低く感じるはず。

 

 


CREDIT
cantate “Denim Pants” ¥37,000+TAX-

先ほど紹介したDenim Tapered Trouserは「スラックスの様に穿けるジーンズ」を目指したもの。

逆にこちらのDenim Pantsは、本来のジーンズが持つコーディネートを気にせずにカジュアルに穿きこなせるより気軽さを感じるアイテム。
シルエットは程よい太さを持ったストレート。

生地はリーバイスのヴィンテージジーンズの47年モデルをイメージしたもの。
当時のデニムは青さよりも黒さがあり、男らしいムラ糸と色目が特徴的。

比較的長い間続いたテーパードシルエットブームも落ち着いた今、ストレートシルエットのパンツにジャケットを合わせても別になんら違和感を覚えないはず。

 


CREDIT
LIVING CONCEPT ” TUCK WIDE DENIM PANTS -BIO WASH – ” ¥18,000+TAX-

もちろん色落ちしたデニムと合わせても◎

良い意味での野暮ったさのある巻き縫いのデニムと合わせても。

これ程濃紺のブレザーであれば、デニムの色はかなり薄く、黒靴で締めてあげる方が今の気分かもしれません。

 

 


CREDIT
RICHFIELD ” D-4 ” ¥24,500+TAX-

デニム素材では無いですが、ジンバブエコットンをインディゴでロープ染色した経糸、ベージュに染めた緯糸を使用したムラ感のある生地が特徴的。

シンチバック付き、股上の深いワイドストレートトラウザーズ:D-4。
ワーク寄りの雰囲気ですが、スラックス専業工場で作られた品の良さがしっかりと表に出ているアイテム。

スラックスタイプのトラウザーの綺麗すぎる雰囲気が苦手な方にハマりやすいアイテムだと思います。

5ポケットパンツと比較して、スラックスタイプのトラウザーは全体的な印象を綺麗に整えてくれるので、
先ほどと全く同じトップス/ジャケットでも全体的な雰囲気が変わるのがわかりやすいかと。


CREDIT
RICHFIELD ” D-3 ” ¥23,500+TAX-

先ほどのワイドテーパードと同素材の2タックのテーパードトラウザー:D-3。
ヒップやワタリはすっきりとした印象、股下も短め。
裾はダブル。

デニムと同じ様な感覚で。
ただ雰囲気は綺麗に。

気軽に取り入れられる良いパンツです。

 

偶然僕も今日デニム素材風のパンツを履いて来たのでおまけとして。

経糸にコットン、横糸にカシミアを打ち込んだトリプルデニムにボールバイオ加工した生地を使用した、M-45 フィールドトラウザーズをベースにしたユニークなパンツ。
・・・洋服というのは一度注意されても自分の中で咀嚼して理解さえすれば、舌を出しながら着る事も出来ます。

 

“全ての洋服の原型は欧米から”

イギリス起源のリーファージャケットがアメリカに伝わり、今日僕たちが「ブレザー」として想像するアメリカントラディショナルなものが生まれました。

デニムはそのファッション性と自由度の高さが認められ、アメリカ発祥/ヨーロッパへ逆輸入される様な形で浸透していきます。

フランスではモーリス・レノマ氏が”デニムにジャケット”というコーディネートを定着させました。

 

イギリス生まれ/(大衆的には)アメリカ育ち/ファッションとして昇華させたのはフランス人。

そう考えると、ネイビーブレザーとデニムというのは面白い関係性があると感じるのです。

 

 

 

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1LDK AOYAMA HOTEL STAFF 河上

November 12, 2018, 8:20 PM

Category: Kawakami Pick Up