THEME: Kawakami
CLASS – Oakland for 1LDK AOYAMA HOTEL –
こんにちは。
1LDK AOYAMA HOTELの河上です。
まずは本日までの3日間、1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEWにお越しいただいた方々、本当にありがとうございました。
混雑する時間帯も多く、全てのお客様と十分にお話しする事が出来ないタイミングもあったかと思いますが、どこのお店でも同じ様なものが買えてしまう今のマーケットの中で1LDK AOYAMA HOTELにてお会い出来た事、本当に嬉しく思います。
明日からは普段通りの時間が流れる店内に戻ると思いますが、そんなゆっくりとした店内で、手にとって欲しい洋服があります。
僕からの最後の商品紹介をさせてください。
CLASS
“Oakland”
私物です。
これは約5,6年前に中目黒の1LDKに当時在籍していたSTAFF武生から1LDKにて買った洋服。
僕が1LDKを初めて訪ねた当時も職業は洋服屋。
お金も無くてそんな大層な買い物も出来なかったのに「自分と好きな物が似ているから」と、言って武生さんが仲良くしてくれたのが嬉しかったからかどーなのかは今ではあまり覚えていませんが、気付いたら1LDKの看板を叩いていて、気付いたら僕も1LDKの一員に。
生地はコットンポリエステルのジャージー素材。
後ろは左袖の先から右袖の先まで一枚の生地。
和装の様な作りのリラックスしたジャケットは、当時ドレスクロージング店舗に在籍していた自分にとって、肩の力をストンと落としてくれる様な洋服。
3パッチポケット、ラペル幅も広く、特徴的なバランス。
当時は今ほどビッグシルエット全盛でも無かった為イージージャケットに分類されるであろうこのアイテムは「元々ジャケットが好きな人がこの不思議なバランスを面白いと思う。」洋服だったと思います。
前職のドレスクロージング店舗でジャケットに対する下地が出来ていた自分にとっては最高の洋服。
起き抜けに時計を見て「あー、今日は歯磨きする時間くらいしかねえなぁ。」と悟るタイミングの多かった僕は、とりあえず羽織れば形になってしまうこのジャケットは当然着る頻度も多く、裏地が今まで3度擦り切れました。
決して安くはないお直し代を払って裏地を直して着る理由が、このジャケットにはあったのです。
そこまで着続けていると、ありがたいことに「そのジャケット良いね。絶対に買うから作ってくれないかな。」
という声も多く頂きます。
” CLASS “という一見癖の強く、商売っ気を本当に感じないブランドの洋服に対してその言葉は尚更嬉しかったのですが。。。
このジャケットの”着丈の長さを確保できる生地幅があり用尺も多く取る生地を必要とする作り”の性質や、
イージージャケット主流になった時代感の中で、「単純にお客様が欲しがっているから。」という理由だけしか無い状況で、安易に復刻をお願いするのはなんか違う様な気がしたので、ブランド側に掛け合う事すらしませんでした。
半端じゃなく物が多い今の世の中で、人に動いてもらって自分が好きな物を作るのは、お店の売り上げ以外、お客様の需要以外の何らかの理由が必要だったのです。
少なくとも僕にとっては。
” CLASS ”
– Oakland for 1LDK AOYAMA HOTEL – ¥87,000+TAX-
CLASS 2019S/Sコレクションの展示会にて。
ようやくその「理由」を見つけることが出来ました。
表は超撥水加工が施されたポリエステルの糸。
肌に当たる部分はシルクの糸。
日常的な要素もありながら、着心地は非日常的な快適さを持つジャージー素材。
単純に復刻しただけでない、オリジナルを超えるリラックスさを持つアイテム。
余談ですが、ベースのジャケット”Oakland”は当時三枚しか生産がされませんでした。
その内の一枚を偶然1LDKで手にし、1LDKで着続け、1LDKで働いた結果。
僕は自分にしかお願いする事の出来ない別注を作ることが出来たと思います。
僕は、2月末日をもって株式会社アイディーランドカンパニーを退職致します。
1LDK AOYAMA HOTELでの出勤は、本日が最後になります。
今までお付き合い頂いた皆様、本当にありがとうございました。
僕がこの場所で好きな事を好きなだけ行うことが出来たのは。
僕達の提案に共感いただき、お店に通ってお話を聞いてくださったお客様の存在が全てです。
このジャケット計30枚はそのお客様/支えてくれた方々に渡したいと思って作る別注でした。
年末に納品され、今日までにお渡ししきる事が出来たと思います。
もちろん似たような物を最近買われた方や、そもそもの洋服の好みやライフスタイルを始めとする多くの要素がこの別注の提案から外れている方もいらっしゃるので、そういった方にはお声がけしていません。
ここまで気持ちが入った物をぶつけられると実際に着るか着ないかわからなくても無理矢理買ってしまわれると思ったのと、「ヒト/コト/モノ」の中の「モノ」以外の要素に強い焦点が当たりすぎた商品を買うという行為が、僕は結局最後まであまり良い買い物の方法だとは思えないからです。
折角高い金額を頂いて売るのだから、ちゃんと着てくださる方にお渡ししたい。
特に僕達が提案したいものは絵でも陶器でも石でもなんでも無い、その人のライフスタイルに沿った日常着としての洋服だから。
そんなCLASS “Oakland for 1LDK AOYAMA HOTEL”ですが、SIZE:2を一枚だけ。
店頭のラックにかけておきます。
まずは一度、着てみてください。
このジャケットは僕にとって1LDKのはじまりのジャケットでもあり、おわりのジャケットでもあります。
当時僕が手にとった同じ様な状況の元で、どんな方が手にとって、どんな方が買われていくのか想像する事を、僕の今後の楽しみにさせてください。
○ お問い合わせ先
1LDK AOYAMA HOTEL
〒107-0062
東京都港区南青山6-8-18
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今後とも1LDK AOYAMA HOTELをご愛顧賜りますよう何卒お願い申し上げます。
4年半の間、本当にありがとうございました。
2019年1月20日
1LDK AOYAMA HOTEL STAFF 河上 尚哉
cantate 2019S/S presentation at 1LDK AOYAMA HOTEL
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW
cantate 2019S/S presentation at 1LDK AOYAMA HOTEL
cantate for 1LDK AOYAMA HOTEL ” Gun-club Fishing Jacket “
こんにちは。
1LDK AOYAMA HOTELの河上です。
昨日より開催している1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW / cantate 2019S/S presentation。
会期は明日の20日まで。
cantateのデザイナー:松島さんも2日間とも店頭に立たれるので、皆様是非遊びにいらしてください。
毎シーズンcantateのコレクションの立ち上がりの際にデザイナー:松島さんが店頭に立ってくださるのですが、
会期中は1LDK AOYAMA HOTELでオーダーしていないアイテムも特別に店頭に並んでいます。
コレクションがフルボリュームでご覧いただける滅多に無い機会です。
” cantate ” – Trench Coat – ¥168,000+TAX-
昨日サイズの欠けたTrench Coatも、今日サイズを補充して改めて店頭に並べています。
経糸をオレンジ、緯糸をブルーがかった薄いグリーンにすることで、昨年のモデルとは異なる色合いで表現。
高密度で織り上げられた生地は光の加減で独特の玉虫色に輝き、色の奥深さと独特な光沢感を楽しむ事が出来るはず。
肩がいかつく見えないよう、エポレットを省いてラグランショルダーに。
ガンパッチは前を閉じた時に一番上のボタンで留める特別な仕様。
今回も襟裏は限りなく細かいジグザグステッチを配し、通常のステッチの間にもう一度ステッチを入れる事で、襟を立てた姿も美しく凛とした表情に仕上げています。
ベルトには落としてしまわないようボタン付きのストラップを付けると共に、左腰部のループを二重にして留める事が出来るという、気を利かせた独自のディテールを取り入れています。
トレンチコートではまず見られない大見返し、袖浦のシルクリネンの生地使い。
そして背裏に採用されたキュプラウールは汗をかいてもすぐに吸収/放湿する為常にサラッとしたドライな肌触りに。
背中が非常に美しい、こだわり抜いたパターン。
従来のトレンチコートの持つ魅力はそのままに、厳しさと重々しさを綺麗に取り除いたcantateのトレンチコート。
永きにわたり、持ち主の定番的なアイテムとなってくれるはず。
” cantate ” – Gun-club Balmacaan Coat – ¥185,000+TAX-
同じく昨日サイズの欠けたバルマカーンコートも本日サイズ補充をしています。
経糸/緯糸ともに原料も紡績もヨーロッパのリネンを使用。
通常リネンは経糸/緯糸ともに単糸が多いのですが、今回は一手間加え経糸を双糸にすることによって高密度に織り上げています。
その為一般的なリネンと比較するとダレにくく、綾目が綺麗に見えるとともに、生地の復元力が高いのも特徴。
最終工程でシルケット加工を施し、さらに尾州産地特有の強い押さえをかけることにより上品でシルキーな光沢と発色の良さ、膨らみを感じさせる風合いを。
そのこだわり抜いた生地を載せるのはシンプルな佇まいと使い勝手の良さが好まれて定番となったバルマカーンコート。
シルエットはややゆったり。
背中にはドレープが出るようにタックを取ることで後ろ姿もエレガントに見せ、ボタン付きのバックベルトを高めに配して、脚を長く見せる効果も加えています。
両玉縁の比翼仕立て、袖裏のシルクとリネンのシアサッカー地使いなど、他に類を見ない作りにもご注目下さい。
軽く羽織れる一方で生地感はしっかりとあるリネンのコートは、季節の移り変わりの多い日本の気候にぴったりなアイテムです。
” cantate ” – Band Collar Shirt – ¥42,000+TAX-
触って驚いて、着て更に驚いて下さい。
エジプトの超長綿:GIZAを使用し、70番単糸のコンパクト糸に紡績。
こうする事で毛羽も極力抑えられた高級糸に仕上がると共に、発色性が良く、柄のコントラストが鮮明に出るのが特徴。
その柔らかくサラッとした肌触りの良さは、従来のシャツのイメージをきっと覆してくれます。
ベージュ/ネイビー/ブルー/オレンジの糸を使用したベージュ。
ブラック/白/ネイビー/ライムグリーン/オレンジの糸を使用したグレーの2色をラインナップ。
チェックでもカジュアル過ぎる印象を与え過ぎないのは、高品質なコットンが放つ佇まいと味わいによるところが大きいと思われます。
一枚で着こなすのはもちろん、チェックの柄を効かせたレイヤードなど、様々な着こなしを楽しむ事のできる。
新しい表情のチェックシャツです。
” cantate ” – Moleskin Jodhpurs – ¥46,000+TAX-
2018A/Wシーズンもコレクションにラインナップされていた型。
2019S/Sシーズンも生地を変更して登場しました。
高級素材:GIZAコットンのモールスキンを採用。
オリーブドラブとベージュの2色展開で、オリーブドラブは同色の糸、ベージュはバナナイエローの糸を使用する事でヴィンテージの様な雰囲気を漂わせています。
モールスキンは細部にまで均等にパッカリングが生まれるのが特徴。
着込むほどにさらに良い風合いを生み出します。
縫製した部分にはバランスよく穿き込んだ様な風合いが現れています。
ただ、この生地の縫製には高い技術が必要な為、職人泣かせな作業です。
また、ジョッパーズパンツはほとんどの部分が曲線を描く為、仕立てるのが非常に大変です。
更にステッチの本数が細かく、他よりも圧倒的に多いcantateの製品に求められる縫製。
とにかく手間のかかった一本です。
裾紐は蝋引きで紳士靴に使われるものを使用しています。
是非一度、穿いて見てください。
緊張感のあるドレスシューズと合わせた際の凜とした表情が癖になるパンツです。
” cantate ” – Linen Chambray Shirt – ¥47,000+TAX-
従来リネンの糸は、糸自体が伸び縮みしにくい性質のため力がかかると切れやすく、ロープ染色には向きませんでした。
しかし技術が向上。
インディゴをロープ染色して染め上げる事が可能になり、遂に完成したリネンのシャンブレーシャツ。
リネン特有のシャリっとしてサラサラな清涼感と、表面のナチュラルな風合い。
そこにシャンブレー生地が持つ緯糸の白糸によるムラ感が加わるという、今まで見た事がない雰囲気の記事を味わえる貴重な一枚。
着丈はやや長め。
サイドのスリットも長くしてブラウスの様な雰囲気に。
両胸にはボタン付きのパッチポケットを付け、ヴィンテージライクになり過ぎない様に襟はロングポイントで現代的に。
タイドアップしても着用できる様にアレンジしています。
カフス裏には補強のために芯止めステッチを複数走らせ、アールのついたカフの形状に合わせて綺麗に美しいラインを描きます。
また、前立てには別に用意した布をチューブ状にして乗せ、生地を織り込みながら縫う「乗せ前立て」という手法でラッパと呼ばれる金具をミシンに付けてチェーンステッチで縫い付ける等、熟練だからこそ可能な職人技が施されています。
釦には上品な輝きを放つ白蝶貝を手で縫い付け、襟にはフラシ芯を使用するなど、ドレスシャツにも引けを取らない豪華な作りがウリのリネンシャンブレーシャツ。
着て洗う度に風合いを増すcantateのリネンシャンブレー。
ベーシックで普遍的な男性的なアイテムだからこそ、他とは違った一枚を楽しんでみては。
そして、前回のイベントから恒例(?)となった”cantateデザイナー:松島 紳による勝手に別注シリーズ”
今回も売り場に並んでいます。
ちなみに前回はrios of mercedes。
僕とSTAFF大谷は勢いで購入しましたが、半年間履き続けて買ってよかったなあ、と思っています。
自分のお店で思いも寄らない物を買う経験は初めてでした。
“cantate” – Linen Chambray Shirt [Limited Edition] – ¥47,000+TAX-
洗いをかけて着込むとブラックシャンブレーの様な風合いになる、雰囲気抜群の一枚。
枚数はそこまで多く無いので、ご興味ある方は是非。
それでは本日も、皆様のご来店を心よりお待ちしております。
○ お問い合わせ先
1LDK AOYAMA HOTEL
〒107-0062
東京都港区南青山6-8-18
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1LDK AOYAMA HOTEL STAFF 河上
January 19, 2019, 11:37 AM
Category: Kawakami Pick Up Sakakibara
cantate for 1LDK AOYAMA HOTEL ” Gun-club Fishing Jacket “
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW
cantate 2019S/S presentation at 1LDK AOYAMA HOTEL
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW “MAISON FLANEUR”
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW “m’s braque”
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW ” FRANK LEDER “
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW ” NICHOLAS DALEY “
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW ” BLESS “
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW ” CLASS “
こんにちは。
1LDK AOYAMA HOTELの河上です。
僕は昨日紹介したCLASSのデザイナー:堀切さんの様に。
自分が本当に好きな物/本当に良いと思う物を作り続けている方、そしてどうすればそれを実現する事が出来るかを考えながら働き、体現している人が好きです。
そういう方から受け取る物は極めて純粋で、嘘偽りがない。
その一方でわかりづらさや小難しさや単純に値段を高く感じてしまったり。
僕達の仕事の一つとしてあるのは、そういった全ての事をそれぞれ噛み砕いてお伝えし、納得してもらう事だと思っています。
そして今日紹介する別注も、cantateというブランドが大切にしている事がよりわかりやすく伝わるものになれば嬉しいです。
” cantate for 1LDK AOYAMA HOTEL ”
– Gun-club Fishing Jacket – ¥145,000+TAX-
「ガンクラブの生地がすごい格好良かったんですが、あれ使ってなんか作りたいんですよね。春でも秋でも冬でも着こなし次第で着られる物。そうなってくると活躍する場も増えるから、着込む程に風合いも雰囲気も良くなるリネンの生地がベストだなーって思っていて。」
と、伝えた数日後に、デザイナーの松島さんから提案を受けたのが”フィッシングジャケット”。
将来的に自身のコレクションで展開したい型であるのと、このリネン生地の美しい柄と元々の意味合いを活かす為のアイテムとして。
あとはドレス要素もあるcantateを取り扱う中で、比較的カジュアル要素の強い1LDK AOYAMA HOTELの提案にぴったりだと感じる、という意見。
加えてポケットの多いアイテムなので、cantateと普段タッグを組んでいる日本の高い技術を持った職人による仕事を活かし、脱いだ際にチラッと見える裏も美しいアイテムに仕上げる事が出来るはず。
「松島さんのやりたい事をとことん注ぎ込んでしまおう。」
そう考えて作り上げた物です。
カーブの効いたポケットが多いフィッシングジャケットにも関わらず、完璧な柄合わせ。
そして、裏のステッチすら美しいcantateらしい仕上がりを見ていただきたかったのと、着用するシーズンを極力制限しない様に裏地はつけない仕様に。
アイテムとしての癖を感じさせず、よりカジュアルなレイヤードを楽しめる様に襟はスタンドカラーに。
見る方向によって表情が変わる上質な風合いのコーデュロイのガンパッチ。
贅沢にも全ての釦に採用された、cantateらしい意匠の一つである本水牛のホーン釦。
とことんカジュアルにも、テーラードアイテムと合わせたドレッシーな着こなしにも対応の出来る物が出来上がりました。
フロントは前立て付き、釦とジップアップ、その日のコーディネート次第で細かなディテールも変化させられる仕様。
雰囲気のある生地/重厚なホーン釦の雰囲気に負けないwaldes製の男らしいジップパーツ。
生地が噛まない様に/ジップの開閉をスムーズにさせるコットンの付属は着用者のストレスを軽減する嬉しい気遣い。
新品の状態だとプレスがかけられハリのある表情を見せる今作ですが、
着込むほどにリネン特有の生地のクタりをはじめとする経年変化を楽しめるはず。
ポケットの捲れ上がってくる際の柄と柄の交差する表情すら楽しませてくれる様な完璧な柄合わせ。
裏返すと思わずテンションが上がってしまうのは、仕立ての良い洋服の醍醐味では無いでしょうか。
裏地を付けると確かに洋服としての強度が高くなり、防寒性/吸湿性が上がる、袖通りも良くなる、売り場に吊るした際の面も良くなる等のメリットも多いですが、一方では裏地の処理にかける手間を省いた際の粗を隠す事が出来てしまいます。
cantateはそういった洋服を作る側としての妥協を一切許しません。
“神は細部に宿る。”
普段目につかない場所、持ち主しか気づかない(もしくは持ち主すら気付かず、作り手しか知る事の無い)様な細かな部分にまで気を使った洋服というのは全体の表情として確実に浮きだってくるもの。
また、通常経糸/緯糸ともに単糸で織られるリネンの生地を、経糸を双糸で織る事で生地自体の強度をあげ、極めて細かい運針により縫製部分の強度を上げた今作。
肌に触れる部分はシルキーな滑らかさ。湿度が高くなる時期にはリネン特有の凹凸ある生地が清涼感を感じさせてくれるはず。
この洋服は、そもそも裏地を付ける必要すらないのです。
と、こういった作りを見ると、この価格はとても安いと感じてしまいます。
インポート物で同じ様な気遣いが為された吊るしのジャケットで値段が3倍/4倍もする洋服もざらにあると思います。(その理由は、ハンドメイドという点や他の理由もちろんありますが。)
極めて丁寧に施されたパイピング処理。
裏をチラッと見ただけでは、このジャケットの表にポケットが無数につけられている事を想像するのは難しいでしょう。
cantateの極端なまでに丁寧な仕事からは、「折角良い物を買うのだから。」という着用者に対する優しいメッセージすら感じます。
こういった細かな処理が活きてくるのは、着用を繰り返した数年後。
ただ、その頃には表の表情は今よりも格段に良くなり、より手放したく無い存在になってくれるはずです。
ブルゾンの上にアウターとして羽織っても、柄と柄を合わせても。
ハイゲージ/ミドルゲージのニットの上に羽織っても。
上からブルゾンを羽織ってシャツの様に使っても。
着丈の長いテーラードジャケットの上に羽織っても。
ウールの生地感がある表情に負けない力強い生地なので、体感温度調節の難しい都市部の冬や季節の変わり目のライトアウターとしても。
スポーティながら上品な風合い。
このフィッシングジャケットの振り幅の広さは、一度羽織ってみると体感できます。
シーズンレスに使える事を加味すると、必然的に着用する機会は多くなるかと。
そして、着用する機会が増えるという事は、この素晴らしい生地の風合いも増し、よりこのジャケットを羽織るのが楽しくなるはず。
前述した通り通常のリネンと比較して非常に強度の高いcantateのリネン生地。
肘や首回り、袖周りが擦れるのは当分先になるかと思いますが、そうなった場合も当て布を施して着用する姿を思い浮かべて下さい。
数あるcantateの取扱店の中でも、1LDK AOYAMA HOTELはカジュアル要素の強いお店。
cantateはメディア露出も価格帯も、大人な方に寄る中で、僕達の様なお店が出来るのはこの洋服のハードルを無理なく正しく良い意味で、少しだけ下げていく事。
最初は価格に躊躇いを感じるかもしれません。
ただ、気付いたら手に取っている/手放す事無くずっと着続けている洋服という存在を一度実感してみてはいかがでしょうか。
「本質的に作りの良い洋服を羽織る。」
cantateというブランドは、そういった側面での新しい価値観も持ち主に与えてくれるはずです。
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皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK AOYAMA HOTEL STAFF 河上
January 17, 2019, 5:17 PM
Category: Kawakami Otani Pick Up Sakakibara
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW “CLASS”
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW
cantate 2019S/S presentation at 1LDK AOYAMA HOTEL
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW “MAISON FLANEUR”
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW “m’s braque”
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW ” FRANK LEDER “
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW ” NICHOLAS DALEY “
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW ” BLESS “
「好きなものしかつくらない。」
その言葉の通り、商業的な匂いを全く感じさせないモノづくりは、洋服が本当に好きな人達の心を強く惹きつけます。
トレンドであろうがなかろうが。
今の自分にフィットするもの/着たいと思うものを、物怖じすること無く作る姿勢は、いつだって新しい流れを自然と作り出してしまう様な強さを感じるのです。
クラシックな洋服から、出どころのわからないストリートな分野まで。
デザイナー自身の引き出しの多さに、常にハッとさせられる部分が本当に多いです。
着て楽しむこと。
見て楽しむこと。
聞いて楽しむこと。
触れて楽しむこと。
知って楽しむこと。
大げさでもなんでも無く、僕は洋服の楽しみ方の大半をこの人から学びました。
< CLASS >
デザイナーは堀切道之。
コンセプトは、「長く着られるシンプルなアイテムをアヴァンギャルドに、アヴァンギャルドなアイテムをリアルクロージングに」
CLASS / POOL BY CLASS 2019SS
THEME / 二項同体
西洋思想の二項対立を理解した上に成り立つ、日本独特の思考方法である、二項同体が今回のテーマです。
引き算を活かしたデザイン、足し算を活かしたデザインと対比的なものを、あくまでデザイン対比とはとらえず、それぞれの中に共通の構造や方法を探求することに重点を置いたコレクション。
<明治初期の仏教者の清沢満之の考え方の二項同体>
二項同体、消極主義、ミニマム・ポシブル。
まさに「日本という方法」です。
私たちの先祖たちは、水を感じたいから枯山水から水を抜いたのです。
墨の色を感じたいから、和紙に余白を担ってもらったのです。
それはすべてを描き尽くす油絵とは異なります。
油絵は白を塗って光や余白をつくるのですが、日本画は塗り残しが光や余白をつくるのです。
– 松岡正剛の著書、日本という方法からの引用 –
” CLASS ” – VCU – ¥67,000+TAX-
” CLASS ” – shizen – ¥72,000+TAX-
2019S/Sコレクションでは久々にCLASSがデザインを起こしたCORGIのニットがコレクションにラインナップされます。
イギリス製のテニス用ニットがデザインソースのVネックニットベストや、ネック寸が広く着丈がやや長めのクラシックなバランスのクルーネックニットなど。
ケーブル編みをインサイドアウトすることで、独特の編地の模様が浮かび上がります。
縁もあって約20年前に作られたCLASSのCORGI製のニットカーディガンを所有しています。
どこかに違和感を感じるバランスながら、不思議と忘れた頃にクローゼットの奥から現れ、その発見からの秋冬シーズンはしばらく着続けクローゼットの奥にまた眠る、というサイクルを繰り返す洋服。
個人的にニットは消耗品だと思っているので、早くて1シーズンでパジャマと化すのですが、
CORGIのニットは糸が飛び出ては不器用ながらも自分で直し、永い間着続けていたいと思える暖かみのあるプロダクト。
” CLASS ” – John Smith – ¥46,000+TAX-
昨シーズンの内覧会の際に復刻別注したSUPER SLIM SLACKSと同パターンのスキーパンツ。
ションヘル織機で織り上げた、縦横に伸びるウールポリウレタンの生地を使用したトラウザース。
センタープレスではなく、裏側にピンタックを取り、ラインを入れているのが特徴です。
膝下からストレートなラインになっており、膝を曲げたときに裾がくの字に立つパターンになっているのも特徴です。
この手のパンツは以前はレースアップシューズに合わせたいと思っていましたが、今はサンダルと合わせたいな、と思うところが時代感の移り変わりを感じる面白いところ。
特徴的なディテールを持ちながらもさり気なく普通に穿ける、シーズンレスなアイテム。
” CLASS ” – karachi – ¥32,000+TAX-
過去にも何度か復刻された、外脇にシームの無いミニマムなリブパンツ。
シームレスにすることで全体が丸く落ちシンプルながら独特なシルエットが特徴です。
素材には、7年前に作成したウルトラスエードをアップデートさせた、オールシーズン対応に適している、ウルトラスエード使用。
1LDK AOYAMA HOTELではブラック/ベージュの2色展開。
個人的にも所有しているモデル。
水洗い可能、そもそも汚れを気にせずに着用が出来る生地感、形。
冬は風を通さず、夏は湿気を外に逃がしてくれるのでオールシーズン着用が可能。
同系色のコーディネートをしても、ウルトラスウェードの異素材的な表情が奥行きを出してくれます。
遊び疲れた際や飲み歩いた際にソファやベッドで寝落ちしても全く気にならず、むしろ快適。
僕にとってのワンマイルウェアです。
” CLASS ” – Patric Henry – ¥52,000+TAX-
” CLASS ” -Susan Constant – ¥51,000+TAX-
CLASSがリリースするミリタリーウェアモチーフのアイテムの魅力は、元ネタの機能的な側面をデザインに落とし込んだユニークなディテールと生地での再編集。
ドライな風合いとシャリ感のあるサマーウール100%のエポレット付きのフラップポケットシャツや、2重織の立体的な生地感ながら、滑らかでふんわりとしたタッチのコットン100%の生地を使用したミリタリーパンツなど。
ベースの男らしさを抑えたキャラクターのある洋服。
このブランドの魅力は一言ではお伝え出来ませんが、なんといっても「着ていて楽しい。」
それに尽きると思います。
洋服にまつわる様々な要素を掘り下げたブランドや、生地の良さやテクニックを謳うブランド、クラシックな良さをその洋服から感じるブランド、編集力の高いブランド等、様々なブランドが今の世の中には溢れています。
CLASSというブランドの洋服からは、その全てをふとした瞬間に感じる事が出来るのです。
「だから」と言っていいのかはわかりませんが、なんとなく着ていても楽しく、ちゃんと考えて着るともっと楽しいのだと思います。
ファッションは表層に漂う物だけでなく、その裏側にある様々な要素を楽しむことが出来る、可能性のある世界。
CLASSという洋服は、それを改めて気付かせてくれるはず。
○ お問い合わせ先
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1LDK/1LDK terrace/1LDK PARIS/UNIVERSAL PRODUCTS/MY_/I official
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皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK AOYAMA HOTEL STAFF 河上
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW ” BLESS “
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW
cantate 2019S/S presentation at 1LDK AOYAMA HOTEL
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW “MAISON FLANEUR”
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW “m’s braque”
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW ” FRANK LEDER “
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW ” NICHOLAS DALEY “
〈BLESS>
1997年にイネス・カーグ(Ines Kaag)、デジレー・ハイス(Desiree Heiss)などによってドイツ・ベルリンにて創設されたブランド。
ドイツのベルリンから活動をスタートし、現在はベルリンとパリを拠点としています。
コンセプチュアルな要素が強く、アイデアを出していくことに多くの時間を費やし、また入念なリサーチのもと過去のマテリアルを使用しながら現代への価値を生み出していく。
日常で使うことを念頭に置いたビジョンから、少なくとも今までなかった現実的なプロトタイプを作ることを目標に、独自なユニークな発想で、伝統にとらわれないものづくりを行います。
またフォッションのみならず、アート、スポーツ、デザイン、社会活動といった様々なジャンルで活動するブランドです。
こんにちは。
1LDK AOYAMA HOTELの大谷です。
引き続き内覧会に並ぶブランドより”BLESS”のご紹介です。
-The Maryan Nassir Zadeh Jeansjacket- (Asort) ¥74,000+TAX-
2つのLevi’sの古着のデニムジャケットを再構築して作り上げたデザインのデニムジャケット。前後で色のテンションが全く異なるモノを組み合わせたユニークなデザインが特徴的です。
イラン人デザイナーでNYに自身の名のセレクトショップも持つMaryan Nassir Zadeh(マリアム ナッシアー ザデー)とのコラボアイテム。
引き続き今季もコレクションで展開しており、個人的にも愛用しているモデルになるので、迷わずオーダーすることにしました。
デニムの気兼ねなく 着用できる素材の良さに独創的なデザインが加わった一枚。
合わせるインナーをコットンやリネンにすれば春アウターとして、ウールやカシミアなどの暖かみのある素材にすれば秋から冬にかけて着用出来るのもGジャンの良さの1つ。
裏地が付かない分、ジャケットやコートのインナーにしても◎
デニム素材の合わせるアイテムも比較的選ばない万能性と3シーズンそれぞれで楽しめるコーディネートし甲斐のあるジャケット。
ご用意しているのはサンプルになるので、全く同じ色味、サイズ。という訳にはいきませんが、プロダクトの雰囲気は感じていただけると思います。
続いてもう1アイテム。
-Stand-up Comedy Demimoorebag- ¥84,000+TAX-
外側に2つ、内側にも2つスリットポケットがついた、ベストとバックが組み合わさったかのような、こちらもデザイン性に富んだアイテム。
過去数シーズンに亘り素材を変えながら提案させていただきましたが、今季1年ぶりにオーダーすることにしました。
シャツやカットソーの上に、
ショルダーストラップのアジャスターで調整できるので、シャツやカットソーのライトな生地感のモノから、ジャケットやコートの生地感のあるアウターの上でも着用可能。
物足りないコーディネートに1癖加えるアクセントとしてのベストの顔。
あからさまに収納が優れたポケットがたくさん付いたベストとは違ったデザインながら、バックとしての機能面も持つ収納スペースに長けた設計。
シンプルにそれぞれの良さをを感じさせながら、「着用するバック」として1つに組み合わせたデザインアイディアには、初めて見たときには驚かされました。
ちなみに『Demimoorebag』というアイテム名は、あの”デミ・ムーア“から名づけられています。
1993年、アメリカの恋愛映画”INDECENT PROPOSAL”で彼女が着用していたこちらからインスパイアを受けたそうです。
独創的なデザインでアーティスティックな印象もありますが、日常生活に取り入れることで、僕らの生活に新しい視点を提案してくれるBLESSのコレクション。
勝手に感じていた固定観念を覆してくれるような、新たな驚きや楽しみを是非感じてみてください。
※BLESS SPRING/SUMMER 2019 の実際の発売は2月を予定しています。
1LDK AOYAMA HOTELでは1月18日〜1月20日までの間、掲載したサンプルを先駆けてご覧頂けます。
○ お問い合わせ先
1LDK AOYAMA HOTEL
〒107-0062
東京都港区南青山6-8-18
03-5778-3552
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皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK AOYAMA HOTEL STAFF 大谷
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW “NICHOLAS DALEY”
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW
cantate 2019S/S presentation at 1LDK AOYAMA HOTEL
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW “MAISON FLANEUR”
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW “m’s braque”
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW ” FRANK LEDER “
こんにちは。
1LDK AOYAMA HOTELの河上です。
先ほどのFRANK LEDERに引き続き、内覧会のご案内を。
長い間自分のお店以外で買い続けているブランドがあります。
設立当時は限られたお店のエクスクルーシヴブランド。
加えて辞めた会社の取り扱いブランドをすぐに引っ張るのも僕の選択肢としては無かった為、
取り扱い店で買っては仲の良いお客様に「かっこいいブランドありますよー。うちではやらないと思うんですけど。」という風に伝えて一緒にそのお店に買い物に行く、という付き合い方をしてきました。
ちなみに2016S/Sの内覧会では1LDK AOYAMA HOTELでセレクトしている内容に加えて、私物も織り交ぜてご案内していたのでちゃっかりLOOKと一緒に並んでいたり。
時間が経つにつれ、徐々に取り扱い店舗が増えて行く内に「やっぱり1LDK AOYAMA HOTELで提案したいなぁ。」と思う様に。
偶然近隣の店舗での取り扱いが無くなったタイミング。
少し時間は経ちましたが、2019S/Sシーズンよりお取り扱いをすることになりました。
– NICHOLAS DALEY –
デザイナーはジャマイカ系イギリス人のNICHOLAS DALEY。
ヴィンテージウェアを研究した知識をベースに。
自身のルーツを紐解き、民族的、音楽的、文化的を掘り下げ、従来のコレクションブランドとは違った側面から僕達の五感を刺激します。
そしてそれはきっと彼のプロダクトを手に取る方全てにしっかりと伝わるはず。
“私たちは音楽への愛と、世界の人々、とりわけカリブ海やアフリカの人たちが幸せに集まることができる場所を作りたいという思いからReggae Klubをはじめました。
当時は他の音楽プロモーターがレゲエを敬遠していました。そのギャップを埋めて行く日々でした。
私たちは一部の人が親しみを感じ、この国の新たなオーディエンスが魅力を感じることが出来る音楽を鳴らし続けました。
この文化の交流こそが求めていたものです。
このクラブは音楽によって人類が一つになれるという私たちの信念そのものだったのです”
-Jeffery& Maureen Daley
2019S/Sのコレクションテーマは‘SLYGO’。
British Fashion CouncilによるNEWGENプログラムのサポートのもと、イギリスのレゲエカルチャーに貢献したNicholas Daley(ニコラス・デイリー)の両親にオマージュを捧げるコレクションを発表。
ニコラスの実父「Jeffery Daley」のDJとしての別名ʻSLYGOʼをコレクションテーマに冠し、両親が1978~1982年にかけてスコットランドとその近辺で主催していたクラブイベント“Reggae Klub”からインスピレーションを得てコレクションを制作。
イギリスのサブカルチャーがいかにして今日のポップカルチャーに影響を与えたかを掘り下げたニコラスはブランドを形成する上で音楽はデザインプロセスの一環だと語る。
多くのミュージシャンと共にデザインを通じて音楽を再解釈する作業がコレクションを構築する上で重要なパートとなる。
ʻSLYGOʼコレクションではDJ / フィルムメーカー / Radio 6のプレゼンターとして知られる「Don Letts」がサウンドアーティスト「Thali Lotus」によって組み上げられた 「CAYA」サウンドシステムを通じて理念と共にビートを提供。
ライブの要素としてドラマーの「Yuseef Dayes」によってキュレーションされたスペシャルバンドには話題の「Cosmo Pyke」、ギタリスト「Mansur Brown」、「Simeon Jones」「、Rocco Palladino」、ピアニスト「Charlie Stacey」、パーカッショニスト「Yahael Camara Onono」、スポークンワードボーカル「Obongjayar」が参加。
ホストにはミュージシャンでありブロードキャスターの「Nabihah Iqbal」 を迎え、幾十もの要素をとりまとめ、SLYGO Reggae Klubの世界観を演出した。
ニコラスは音楽業界を活性化するコミュニティーに引き寄せられ、文化交流に取り組んでいる。
独自のサウンドシステムを用いたレゲエ文化はウィンドラッシュ世代がカリブ海からイギリスに音楽を持ち込んだことに起因する。
70年代後半には都心部では人種差別から諍いが生じることもしばしば。
その結果、サウンドシステムが移民による表現の場となり、大量のスピーカーから放たれる図太いベースラインが声なき声として比喩的に用いられた。
このプレゼンテーションを通して、ニコラスは如何にして両親がマイノリティだった移民のためのコミュニティスペースを音楽の力と共に築き上げたかを表現した。
アイテムのデザインにおいては前シーズンに続き、失われつつある歴史あるイギリス独自のクラフトや機屋に重きを置いた。
ノーザンプトンのシューメーカー「Trickerʼs」や、シルク専門の機屋「Vanners」といった老舗とビスポークによるプロダクトを制作。
コラボレーションとして「Christyʼs」とのアイコニックなベイカーボーイスタイルの帽子も再びラインナップする。
五感で世界観を感じることができるよう、日本を代表するお香ブランド「Kuumba」に協力を求め、オリジナルブレンドの香りが会場内を包み込む。
一見すると多少癖のある洋服に見えますが、どこの要素を拾ってどう解釈するかで人それぞれの見え方が変わってくる面白いブランドです。
民族的、音楽的、文化的。
洋服を形成する上で、必要な要素全てが織り混ざったグルーヴィな洋服。
サンプルが届いたのはほんの一部。
ですが、それでも十分な程。
彼のクリエーションは一際香り立つと思います。
内覧会に並ぶ様々な要素を持つ洋服と合わせて、NICHOLAS DALEYの持つ魅力をお楽しみください。
※NICHOLAS DALEY SPRING/SUMMER 2019 “SLYGO”の実際の発売は2月中旬ごろを予定しています。
1LDK AOYAMA HOTELでは1月18日〜1月20日までの間、掲載したサンプルを先駆けてご覧頂けます。
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1LDK AOYAMA HOTEL STAFF 河上
FRANK LEDER SPRING/SUMMER 2019 “SCHEUCHEN”
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW
cantate 2019S/S presentation at 1LDK AOYAMA HOTEL
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW “MAISON FLANEUR”
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW “m’s braque”
こんにちは。
1LDK AOYAMA HOTELの河上です。
本日は1LDK AOYAMA HOTELのラインナップには欠かせないドイツの天才的クリエイターのブランド:FRANK LEDERの2019S/Sコレクションを少しだけ紹介致します。
今シーズンは、FRANK LEDERの洋服の醍醐味をブランド自らが体現し強く訴えかけるコレクション。
お店に吊るしてある状態、買ってすぐの状態は70〜80%程の完成度。
FRANK LEDERの洋服は、持ち主が永く着用し、裏地が破け、生地がほつれ、釦が欠け、それを持ち主がどの様に補修していくか(またはせずにそのまま着続けるか)という状態になったら初めて100%に近い魅力を出す物。
ほとんどの洋服が大量生産され、大量に消費され、シーズンが終わるとともにマークダウンし投げ売りされていく中で、FRANK LEDERの自身のプロダクトに対するものづくりに対する考えを聞くと、とても安心するのです。
そして、その言葉は決して誇張ではなく、FRANK LEDERの洋服を長いシーズン買われている方はどんなにくたびれようと手元にずっと残り続けているガーメントが存在することにふとした瞬間に気付くはず。
独創的なアイディアが詰め込まれたピースももちろん中には存在しますが、そこまで気負わずリラックスしながら楽しむことの出来る、庶民的なリアルクローズとしての側面を持つブランドでもあります。
とはいえ、比較的高額な洋服ではある為、買ったはいいものの物凄く丁寧に扱ってしまう方がいらっしゃるのも事実。
もちろん良いことではあるのですが、売って終わり、買って終わりの洋服では無いので、もう少し適当に扱える様な提案をお店で行い続けてきました。
今回のコレクションテーマはそういった方の足枷を更に外してくれるきっかけになるはず。
カカシに着せられた(括り付けられた)過去のコレクションピース。
半年間、太陽に照らされ風雨にさらされ土埃にまみれ、もしかすると野鳥の休息所や虫の隠れ家としても活躍したであろう洋服たち。
何故そんな奇怪なことをしているのだろう。
と、普通の方は思うかと思います。
僕も話だけ聞いた段階では相変わらずイかれてるなあ、と思いました。
ただ、このカカシに括り付けられて自然下での激しい経年変化を経た状態を実際に目にして下さい。
これが本来のFRANK LEDERの洋服の姿なのだと納得が出来るはずです。
FRANK LEDER SPRING/SUMMER 2019 “SCHEUCHEN”
SCHEUCHEN(ショイヘン:脅かして追い払う)/SCHEUCHE(ショイヘ:かかし)
2018A/Wコレクションに引き続き、いくつかの異なるパートに分かれたコレクション。
<GROUP:ARCHIVE LINE>
過去のコレクションのアイコニックな洋服を選び、主にブルーの生地で再び製作するARCHIVE LINE。
2018A/Wシーズンがブラック一色に統一されていたのに変わり、2019S/Sシーズンではリネン、またはコットンを用い、全てブルーの素材を使用しています。
そして、過去のコレクションイメージをプリントしたブルーのバッグが付いています。
“ARCHIVE EDITION BLUE COTTON COAT ” ¥168,000+TAX-
[ A/W 2003/04 – Pay Attention – ]
ジャケットを開けるとそこに何かが潜んでいるような怪しい男。
顎髭をはやし、帽子を深くかぶっている。
コレクションは男の影のプリントや、内側には七つ道具のプリントなど、ひと癖ある人物が表現されている。
FRANK LEDERがベルリンに戻り発表した初のコレクション。
以前僕が企画し、1LDK AOYAMA HOTELで発売した“OVERCOAT for 1LDK”。
企画書を代理店様側に提出する前に、僕が所有しているアーカイヴのコートを原型にするか、このモデルを原型にするか非常に迷っていました。
散々悩んだ挙句このモデルのコートの上にブルゾンをレイヤードした様なデザインから着想を得て、ブルゾンとコートのセット販売にしようと考え付いたという個人的に思い入れのあるモデルです。
もはやバックヨークと呼んでいいのかわからないほどの大ぶりなバッグヨーク。
分量の多いインパーテッドプリーツが生み出す生地の動きが魅力的なモデルです。
打ち込みのしっかりとしたコットン100%の生地を使用。
染めと洗いの工程で入る味わい深いシワやムラ感。
ラグラン袖、身幅はゆったりとしているので、中さえ着込めば真冬でも活躍してくれるはず。
” ARCHIVE EDITION NAVY COTTON COAT ” ¥158,000+TAX-
[A/W 2005/06 – Break that vicious circle – ]
皮肉とユーモアを持って、ファッションサークルを否定する。
これをコレクションとかけたシーズン。
教会と牢屋、2つの厳格な規律と環境の元にあるものを例としてインスピレーションとしたコレクション。
コートにパンツのディテールを施したコートです。
何を言っているかわからないと思いますが、コートにパンツのディテールを施したコート。
コートのベルトループは通常のシェイプ位置よりも少し低め。
何故ならパンツの腰位置にパンツのベルトループのディテールが施されているから。
ポケットの位置も通常のコートよりも低め。
何故ならパンツのポケット位置にコートのポケットを設定しているから。
後ろポケットも付属しています。
さながらパンツのバックポケットの様に。
玉縁も施すなどコスト度外視のデザイン性豊かな一枚。
表面的なデザインだけではなく、しっかりと機能面として活きている部分が、このコートのディテールを安っぽく感じさせない理由の一つでしょう。
FRANK LEDER自身のクリエーションが光る一枚。
” ARCHIVE EDITON NAVY COTTON TROUSERS with SHIRT ” ¥58,000+TAX-
[2006S/S BACK TO THE ROOTS – Josef Leder – ]
タイトルどおり、彼の父、母、それは自分のルーツを探って手繰り寄せたコレクション。
メンズには父の名のタグ、レディスには母の名のタグをつけている。
パンツのウェスマンにシャツテイルが付属したモデル。
シャツの裾だけのレイヤードとかも楽しそうだなぁ、と思いオーダーしました。
ちなみにシャツの釦はちゃんと開閉が出来ます。
もちろんシャツの裾はパンツにイン出来るので、ディテールを省きたい時はそのまま普通のパンツとしてお使い下さい。
” ARCHIVE EDITION COTTON SILK 2B JACKET ” ¥98,000+TAX-
[2006S/S BACK TO THE ROOTS – Josef Leder- ]
先ほどのパンツと同じコレクションのアイテム。
さあ、このバッグの写真から果たしてあなたは先ほどの写真から成長したJosef青年を見つけ出すことが出来るでしょうか。。。
なんて意味は特に無いと思います。
コットンシルクのネップ感が味わい深い2B JACKET。
ジャケットにパンツのディテールを施した一枚。
下ボタンをパンツのフロント釦位置に設計。
ジャケットのポケットはパンツのポケットのディテール。
内側にも玉縁付きのポケットを。
FRANK LEDERらしいユニークなジャケット。
とにかく生地がカッコいいな、と感じてオーダーした個人的に一押しのモデル。
通年使えるコットンシルクは使い込むほどに表情を変化させます。
以上が1LDK AOYAMA HOTELでピックアップしたARCHIVE LINE。
実際のコレクションには13型ラインナップされているので、お店ごとにセレクトが変わって来るのもこのラインの面白いポイントだと思います。
続いて過去20シーズンに渡って使用したリネンとコットンをパーツごとにはめ込んで一枚のピースを作り上げるVINTAGE FABRIC LINE。
“VINTAGE FABRIC MIX SKIPPER SHIRT” ¥58,000+TAX-
1LDK AOYAMA HOTELでピックアップしたのは一型のみ。
新型のロングスリーブのスキッパーシャツです。
春先のコート/ジャケット/ブルゾンのレイヤードから、初夏のシャツとしてのコーディネート、真夏のショーツとのコーディネートなど、幅広く活躍する一枚。
そして、ヴィンテージのベッドリネンをブルーベリー(!)で手染めした”BLUEBERRY DYED LINE”
“BLUE BERRY DYED VINTAGE BEDSHEET SHIRT+JEWERY/with side pocket” ¥77,000+TAX-
ベッドリネンをブルーベリーと一緒にすりつぶし、1日乾かした後、ブルーベリーの果肉を洗い落としています。
その工程の都合上、一つ一つのシャツの色はそれぞれ異なります。
ベルリンの金細工師によって手作業で作られたブルーベリーのジュエリーネックレスと共に、スペシャルボックスに入ってきます。
もはや洋服を作る工程とは。。。と考えさせられてしまう様な内容ですが、
この人は過去にパンの中にシャツを詰めて焼いているので、それと比較するとまだ納得が出来るでしょう。
思わずオーダーしてしまう様な、風合いの良さを持つアイテム。
1LDK AOYAMA HOTELでは、春夏シーズンだとあると嬉しいサイドポケット付きのモデルをピックアップしています。
そして”MAIN LINE”。
今回は新型の羽織やすくレイヤードしやすいシャツジャケットをいくつか出していたので、1LDK AOYAMA HOTELではそのアイテムをメインにピックアップしています。
” SPECIAL SEASON VINTAGE BED SHEET SHIRT JACKET ” ¥58,000+TAX-
通常糊付けされているヴィンテージのベッドリネン。
従来FRANK LEDERで用いられていたベッドリネンは、新品の洗いがかかっていない状態ではノリのついた堅い風合いでしたが、今回用いられるのは糊がつけられていない物。
柔らかく、従来のFRANK LEDERのベッドリネンのイメージを変える一枚。
“STRIPED COTTON / LINEN SHIRT JACKET” ¥68,000+TAX-
リネンのネップが生地の風合いを増すアイテム。
インナーとして用いて柄をさりげなく使っても、夏場のシャツジャケットとしても。
先ほどのベッドリネンと同じパターンですが、生地によってポケットの仕様などが変わるので、その違いもお楽しみ下さい。
そして、MAINのラインで最も特徴的な生地なのが”CHACOAL DYED FLAX”
4つの異なるFLAX(亜麻)の生地。
全て手作業で炭の粉で染められています。
着込んで洗いをかけた後の風合いが非常に楽しみになる、雰囲気抜群の生地。
1LDK AOYAMA HOTELではこの生地をメインに5型ピックアップしています。
ラペル付きのジャケットだけサンプルが届かなかったので、そちらは製品の納品をお待ちください。
” CHACOAL DYED FLAX SHIRT JACKET ” ¥68,000+TAX-
先ほどのベッドリネンとコットンリネンのシャツジャケットと同タイプのアイテム。
用いる生地によって雰囲気が一変するので、その違いもお楽しみ下さい。
この生地は型見本。
実際選択した生地は後述します。
“CHARCOAL DYED FLAX SHIRT COVERALL” ¥78,000+TAX-
CHARCOAL DYED FLAXの生地で個人的に一押しなのがカバーオール型のオールドスタイルシャツ。
中にジャケット、ブルゾン、スウェット、ニットを重ねてシャツアウターとして。
シャツやカットソーを重ねてシャツジャケットとして。
パンツにインして普通のシャツとしても使える振り幅の広いアイテム。
必然的に活躍する機会も増えるので、風合いも増すはずです。
この生地も型見本。
実際に選択した生地は次のベストのサンプルに用いられた生地。
” CHARCOAL DYED FLAX VEST ” ¥43,000+TAX-
シャツの上、ニットの上に重ねても活躍するFRANK LEDERのベスト。
ポケット部がボディからはみ出すユニークなディテールです。
先ほどのシャツジャケット、カバーオール共にこの細かなグレンチェックの生地でオーダーしています。
一番黒みが強い生地なので、経年変化もより顕著に出やすいかと。
” CHARCOAL DYED FLAX TROUSERS ” ¥48,000+TAX-
この型はサンプルずばりの生地。
組上としてジャケットも用意しています。
ゆったりとしたパターンのジャケットに対し、パンツはスリムなストレート。
同じフラックスシリーズでもこの生地は柄が入っていないので、先に紹介したシャツジャケット/カバーオール/ベストと組み合わせても色のグラデーションが効いて面白いかと。
“SMOKEY LINEN OLDSTYLE SHIRT” ¥48,000+TAX-
スモーキーな風合いと、ふんわりとした肌触りが特徴的なリネンのオールドスタイルシャツ。
生地の耳使いはFRANK LEDERがたまに使うディテール。
ヴィンテージのデッドストックの釦と、生地の色のコントラストもまた魅力的。
“HERRINGBONE LINEN TROUSERS” ¥58,000+TAX-
そして最後は新型のバギートラウザーズ。
FRANK LEDERにしては珍しくデコラティブなベルトディテールが特徴的ですが、単純にイージーパンツとしても使用がイメージできたのでオーダーしています。
とにかく男らしい極太シルエット。
ベルトは後ろでリボンの様に結んでも、サイドで結んでも、フロントで結んでも。
気分によって全体の印象を変化させることが出来ます。
清涼感を感じるふんわりとしたリネンの風合いもまた、湿度が高く蒸し暑い日本の夏場に活躍してくれるでしょう。
サンプル全てを用意出来たわけではありませんが、1LDK AOYAMA HOTELで今期オーダーした、ほとんどの内容が今回の内覧会でご覧いただけるかと思います。
毎シーズン、ユニークな発想と独自のクリエーションで僕達を楽しませてくれるブランド:FRANK LEDER。
決して表層的なデザインだけではない、奥底に潜む様々な要素に一つずつ気付く度に、このブランドの魅力を肌で感じられるはず。
※FRANK LEDER SPRING/SUMMER 2019 “SCHEUCHEN”の実際の発売は2月中旬ごろを予定しています。
1LDK AOYAMA HOTELでは1月18日〜1月20日までの間、掲載したサンプルを先駆けてご覧頂けます。
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皆様のご来店を心よりお待ちしております。
1LDK AOYAMA HOTEL STAFF 河上
cantate 2019S/S presentation at 1LDK AOYAMA HOTEL
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW
こんにちは。
1LDK AOYAMA HOTELの河上です。
昨日ご案内した通り、1/18(金)よりcantateの2019S/Sコレクションが立ち上がります。
実際に着用して紹介したいのが正直なところですが、商品/サンプルの到着が開催日前日になる為、先にブツ撮りだけで紹介致します。
“Gun-club Balmacaan Coat” ¥185,000+TAX-
英国の狩猟クラブのメンバーが好んで着ていたガンクラブチェック。
ベージュをベースにブラウン、ネイビーの3色で表現し、さらにイエローのオーバーペーンを加えるといったcantateらしい上品な色合い。
素材には経糸/緯糸ともに原料も紡績もヨーロッパのリネンを使用。
通常リネンは経糸/緯糸ともに単糸が多いのですが、今回は一手間加え経糸を双糸にすることによって高密度に織り上げています。
その為一般的なリネンと比較すると生地がダレにくく、綾目が綺麗に見えるとともに、鋭角なシワが入りにくく生地の復元力が高いのも特徴。
最終工程でシルケット加工を施し、さらに尾州産地特有の強い押さえをかけることにより上品でシルキーな光沢と発色の良さ、膨らみを感じさせる風合いを。
そのこだわり抜いた生地を載せるのはシンプルな佇まいと使い勝手の良さが好まれて定番となったバルマカーンコート。
シルエットはややゆったり。
背中にはドレープが出るようにタックを取ることで後ろ姿もエレガントに見せ、ボタン付きのバックベルトを高めに配して、脚を長く見せる効果も加えています。
両玉縁の比翼仕立て、袖裏のシルクとリネンのシアサッカー地使いなど、他に類を見ない作りにもご注目下さい。
軽く羽織れる一方で生地感はしっかりとあるリネンのコートは、季節の移り変わりの多い日本の気候にぴったりなアイテムです。
“Trench Coat” ¥168,000+TAX-
昨春夏シーズン、1LDK AOYAMA HOTELでもインライン/別注ともにご好評いただいたトレンチコートが今シーズンもコレクションにラインナップされています。
今回もスーピマコットン60番双糸を使用。
経糸をオレンジ、緯糸をブルーがかった薄いグリーンにすることで、昨年のモデルとは異なる色合いで表現。
高密度で織り上げられた生地は光の加減で独特の玉虫色に輝き、色の奥深さと独特な光沢感を楽しむ事が出来るはず。
肩がいかつく見えないよう、エポレットを省いてラグランショルダーに。
ガンパッチは前を閉じた時に一番上のボタンで留める特別な仕様。
今回も襟裏は限りなく細かいジグザグステッチを配し、通常のステッチの間にもう一度ステッチを入れる事で、襟を立てた姿も美しく凛とした表情に仕上げています。
ベルトには落としてしまわないようボタン付きのストラップを付けると共に、左腰部のループを二重にして留める事が出来るという、気を利かせた独自のディテールを取り入れています。
トレンチコートではまず見られない大見返し、袖浦のシルクリネンの生地使い。
そして背裏に採用されたキュプラウールは汗をかいてもすぐに吸収/放湿する為常にサラッとしたドライな肌触りに。
背中が非常に美しい、こだわり抜いたパターン。
従来のトレンチコートの持つ魅力はそのままに、厳しさと重々しさを綺麗に取り除いたcantateのトレンチコート。
永きにわたり、持ち主の定番的なアイテムとなってくれるはず。
“Fish Tail Parka” ¥110,000+TAX-
アメリカ陸軍が防寒対策用にフィールドジャケットの上に羽織るパーカとして使用したのが、1951年型のモデルである「M-51」
通称モッズコート。
襟にはフードが縫い付けられ、両脇にはフラップ付き大型ハンドウォーマーポケット。
両肩にはエポレットが配されています。
また、裾の後ろが燕尾上に先割れし、裾に縫い込まれたドローコードにて下腿に巻きつけられる仕様が最も特徴的。
官給品の払い下げとして安く流通し、その使い勝手の良さからヨーロッパのモッズたちに愛用されたことから「モッズパーカ」。
裾の形状から「フィッシュテールパーカ」などと呼ばれています。
コットン60%/ナイロン40%からなる混紡生地:ロクヨンクロスに塩縮加工を施し、綿糸で縫い上げた後に製品洗い。
各所にパッカリングが現れる独特な風合いの表情に。
是非実物を見ていただきたいのですが、ジップを止める3本のステッチは3本針ミシンではなく、一本針のミシンで3度縫うという巧みな職人技が光るディテール。
その証拠に最後の糸留めに至るステッチはそれぞれカーブして一本にまとまります。
見た目とは裏腹に軽い着心地。
梅雨時や季節の変わり目の雨が降るのか降らないのかわからないような不安定な天気の際は、くるくると折りたたんでバッグに詰めても邪魔にはなりません。
ハリのある生地は多少の雨であれば避けられます。
レインコートとしての機能服としての着用にも期待が出来る一枚。
普遍的で様々な解釈が可能なモッズコートを、cantateの美学を元に再編集した一枚。
普遍的なアイテムだからこそ、他との違いを確実に感じる事ができるはずです。
“Band Collar Shirt” ¥42,000+TAX-
触って驚いて、着て更に驚いて下さい。
エジプトの超長綿:GIZAを使用し、70番単糸のコンパクト糸に紡績。
こうする事で毛羽も極力抑えられた高級糸に仕上がると共に、発色性が良く、柄のコントラストが鮮明に出るのが特徴。
その柔らかくサラッとした肌触りの良さは、従来のシャツのイメージをきっと覆してくれます。
ベージュ/ネイビー/ブルー/オレンジの糸を使用したベージュ。
ブラック/白/ネイビー/ライムグリーン/オレンジの糸を使用したグレーの2色をラインナップ。
チェックでもカジュアル過ぎる印象を与え過ぎないのは、高品質なコットンが放つ佇まいと味わいによるところが大きいと思われます。
一枚で着こなすのはもちろん、チェックの柄を効かせたレイヤードなど、様々な着こなしを楽しむ事のできる。
新しい表情のチェックシャツです。
“Safari Shirt” ¥49,000+TAX-
cantateのシャツを手掛けている職人が作り上げたサファリタイプのシャツジャケット。
シャツ地で綺麗なラペルを形成するのは困難を極めますが、納得して頂けるクオリティに仕上がっています。
襟のフラシ芯を見て触れると裏面がサラッとし、表面は若干起毛しているのが分かります。
起毛した表面はステッチが沈むので、立体的かつソフトな風合いの襟のロールの表現が可能に。
糸にはエジプトの超長綿GIZAを使用。
贅沢にガス焼きして細く痩せた糸を双糸に紡績する事で、発色性が良く、また上質な光沢を持ち、極力毛羽を抑えた高級糸に仕上がっています。
その手間をかけた高級糸をドレスシャツと同じく平織りのブロードに織り上げ、贅沢に仕上がったサックスとホワイトのシャツ生地をサファリジャケット型に仕立てた今作。
袖はあえて長めに。カフやボタンを省いています。
無造作に袖捲りし男らしい色気を楽しめる様な一枚。
上からジャケットをレイヤードしても、夏にショーツと合わせたコーディネートも可能な、シーズンを通して着用が出来る一枚。
“B.D Collar Shirt” ¥38,000+TAX-
ブルックスブラザーズが、19世紀末に生み出したボタンダウンシャツ。
英国でポロ競技を観戦していた創業者のジョン・E・ブルックスが、風にあおられてもシャツの襟が邪魔にならない様にと襟先をボタンで留めている選手の姿を見て、このシャツのデザインを思い立ちました。
そんな誕生の背景や、襟のロールの美しさを常に保てることから。
今ではメンズファッションに欠かせない存在となったアイテムを、cantateはブランド設立当初からワンランク上の上質な素材と縫製で作り上げています。
今回素材に採用したのは高級素材「GIZA86」
40番をガス焼きして毛羽を落とし36番単糸にした経糸と、3本の糸を撚った三子糸を緯糸に使用。
こういったオックスフォード地の生地には珍しく、ハリやシャリ感のあるしっかりとした風合いと、美しい表情が特徴的。
襟先はロールが綺麗に見える様に襟腰を3.8cmと低めに設定。
背中のショルダーヨークの位置が高い点は前作と同じですが、首回りに余裕をもたせたり、若干身幅を大きくする等、サイズ感とシルエットに変化を加えています。
時代感に合わせたマイナーチェンジ。
リラックス感が漂う一方で、B.D シャツの持つ男らしい印象を残した一枚。
“Linen Chambray Shirt” ¥47,000+TAX-
従来リネンの糸は、糸自体が伸び縮みしにくい性質のため力がかかると切れやすく、ロープ染色には向きませんでした。
しかし技術が向上。
インディゴをロープ染色して染め上げる事が可能になり、遂に完成したリネンのシャンブレーシャツ。
リネン特有のシャリっとしてサラサラな清涼感と、表面のナチュラルな風合い。
そこにシャンブレー生地が持つ緯糸の白糸によるムラ感が加わるという、今まで見た事がない雰囲気の記事を味わえる貴重な一枚。
着丈はやや長め。
サイドのスリットも長くしてブラウスの様な雰囲気に。
両胸にはボタン付きのパッチポケットを付け、ヴィンテージライクになり過ぎない様に襟はロングポイントで現代的に。
タイドアップしても着用できる様にアレンジしています。
カフス裏には補強のために芯止めステッチを複数走らせ、アールのついたカフの形状に合わせて綺麗に美しいラインを描きます。
また、前立てには別に用意した布をチューブ状にして乗せ、生地を織り込みながら縫う「乗せ前立て」という手法でラッパと呼ばれる金具をミシンに付けてチェーンステッチで縫い付ける等、熟練だからこそ可能な職人技が施されています。
釦には上品な輝きを放つ白蝶貝を手で縫い付け、襟にはフラシ芯を使用するなど、ドレスシャツにも引けを取らない豪華な作りがウリのリネンシャンブレーシャツ。
“T-back Jacket” ¥49,000+TAX-
18AWシーズンにて、1LDK AOYAMA HOTELでご好評頂いたT-BACK JACKETも19S/Sシーズンのコレクションにラインナップされています。
完売しておかわりし、その後も問い合わせを多く頂いたモデル。
詳しくはこちらのブログをご参照ください。
便利すぎて僕はこのデニムジャケットの在庫がある内はコーディネートに大体このT-back Jacketを使用していました。
“Denim Tapered Trousers” ¥34,00+TAX-
“1947type Jeans” ¥37,000+TAX-
T-back Jacket同様に毎シーズン完売しておかわりする、という流れを繰り返しているcantate定番のDenim Tapered Trousersや、1947type Jeansも入荷致します。
サイズが欠けてご案内しきれなかった方、この機会に是非。
こちらのデニムも過去のBlogにて紹介しておりますので、こちらのBlogをご参照ください。
“Moleskin Jodhpurs” ¥46,000+TAX-
2018A/Wシーズンもコレクションにラインナップされていた型。
2019S/Sシーズンも生地を変更して登場しました。
高級素材:GIZAコットンのモールスキンを採用。
オリーブドラブとベージュの2色展開で、オリーブドラブは同色の糸、ベージュはバナナイエローの糸を使用する事でヴィンテージの様な雰囲気を漂わせています。
モールスキンは細部にまで均等にパッカリングが生まれるのが特徴。
着込むほどにさらに良い風合いを生み出します。
縫製した部分にはバランスよく穿き込んだ様な風合いが現れています。
ただ、この生地の縫製には高い技術が必要な為、職人泣かせな作業です。
また、ジョッパーズパンツはほとんどの部分が曲線を描く為、仕立てるのが非常に大変です。
更にステッチの本数が細かく、他よりも圧倒的に多いcantateの製品に求められる縫製。
とにかく手間のかかった一本です。
裾紐は蝋引きで紳士靴に使われるものを使用しています。
是非一度、穿いて見てください。
緊張感のあるドレスシューズと合わせた際の凜とした表情が癖になるパンツです。
“Rugby Shirt” ¥37,000+TAX-
初登場となるラガーシャツ。
カーキに白と、白にベージュのボーダー2色で展開。(※1LDK AOYAMA HOTELではカーキと白の1色のみのお取り扱いになります。)
ラガーシャツといえば、比翼の前立てがポイントですが、裏にはcantateを代表する意匠の一つでもある、シルクのグログランテープを配しています。
この仕様は裾のスリットにも採用。
一本をVで縫い付ける丁寧な縫製が施されています。
ボディはGIZAコットンで、番手は50番を双糸使い。
カットソーではなかなか見られない高密度で編み立てる事で、丈夫で肉厚な素材に仕上がっています。
繊維長がとても長いことから均質で、強度にも大変優れ、適度な油脂分を含んでいる為優しい風合い、美しい光沢が見て取れます。
加えてサラッとした肌触り。
湿度の高い日本の夏でも爽やかな肌触りを保ちます。
春先から夏までのカットソーやシャツとのレイヤードを是非お楽しみください。
“Horizontal Stripe Shirt” ¥34,000+TAX-
cantateのカジュアルアイテムの中でも核となるロングスリーブのボーダー。
今まで生地の変更などマイナーチェンジはありましたが、今季はデザインを一新。
今までよりも身幅を大きく取り、ゆったりと着られるシルエットに。
また、ネックラインはボートネックと呼ばれるタイプですが、前身頃を水平に切った様なデザインに変更。
ラガーシャツと同じくGIZAコットンで、番手は50番を双糸使い。
カラーもラガーシャツと同様に2色展開です。
一枚で着こなしてもよし。
襟のカッティングをポイントにシャツを重ねるなど、ネック周りのアクセントを楽しむことが出来るボーダーカットソー。
ここまではcantateの2019S/Sコレクションのインライン。
1LDK AOYAMA HOTELでは毎年内覧会のタイミングでデザイナーの松島さんにお願いして別注アイテムを用意しています。
そして、もちろん今回の内覧会でも。
今までの別注は、2018S/SシーズンのTrench Coatの色別注であるTrench Coat for 1LDK AOYAMA HOTELや、
2018A/WシーズンのCoverallの生地変更を行ったRoyal Flannel Coverall等、従来のコレクションラインのピースをマイナーチェンジする別注を行って来ました。
毎回展示会や内覧会の際に別注の内容を松島さんとお話しして決めることが多いのですが、
今回は「せっかく別注を作るのだから、一から作りましょうか。」という話に。
cantate for 1LDK AOYAMA HOTEL
“Gun-club Fishing Jacket” ¥145,000+TAX-
「ガンクラブの生地がすごい格好良かったんですが、あれ使ってなんか作りたいんですよね。春でも秋でも冬でも着こなし次第で着られる物。そうなってくると活躍する場も増えるから、着込む程に風合いも雰囲気も良くなるリネンの生地がベストだなーって思っていて。」
と、こちらの希望だけ伝えて出来上がったのがこのフィッシングジャケット。
写真だけで伝わるこの美しい佇まい。
カーブの効いたポケットが多いフィッシングジャケットにも関わらず、完璧な柄合わせ。
そして、裏のステッチすら美しいcantateらしい仕上がりを見ていただきたかったのと、着用するシーズンを極力制限しない様に裏地はつけない仕様に。
アイテムとしての癖を感じさせず、よりカジュアルなレイヤードを楽しめる様に襟はスタンドカラーに。
見る方向によって表情が変わる上質な風合いのコーデュロイのガンパッチ。
贅沢にも全ての釦に採用された、cantateらしい意匠の一つである本水牛のホーン釦。
とことんカジュアルにも、テーラードアイテムと合わせたドレッシーな着こなしにも対応の出来る物が出来上がりました。
その他、細かな仕様は実物が到着した際に詳しくお伝えさせてください。
※cantate for 1LDK AOYAMA HOTEL “Gun-club Fishing Jacket”は、1/18(金)から販売を開始致します。
○ お問い合わせ先
1LDK AOYAMA HOTEL
〒107-0062
東京都港区南青山6-8-18
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1LDK AOYAMA HOTEL STAFF 河上
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW
1LDK AOYAMA HOTEL 2016S/S PREVIEW -WELCOME TO OUR “ROOTS”-
1LDK AOYAMA HOTEL 2016A/W PREVIEW -Keyhole-
1LDK AOYAMA HOTEL 2017S/S PREVIEW -OVERALL-
1LDK AOYAMA HOTEL 2017A/W PREVIEW
1LDK AOYAMA HOTEL 2018S/S PREVIEW
1LDK AOYAMA HOTEL 2018A/W PREVIEW
こんにちは。
1LDK AOYAMA HOTELの河上です。
「河上さ。来週末に青山で河上商店やろうよ。お前が好きなもん、売っていいからさ。」
2015年の7月頭頃だったでしょうか。
1LDKディレクター:三好が今はもう撤去された中目黒の川沿いの喫煙所で、僕に言ったこの言葉から始まりました。
「これでお客さん全然来なかったら、俺一回底まで潰れるんだろうなぁ。」
「全然準備する時間無いけど、上手く形に出来るのかなぁ。」
「っていうか、試されているのかなぁ。。。」
思いもよらぬプレッシャーをかけられて、帰りの電車で色々な方向から様々な考えが自分の頭の中を駆け巡りましたが、試されるのなんて当たり前。
「やります!やりたいですー!」と、勢いで伝えてしまった以上やるしかない。
1LDK AOYAMA HOTEL 2015A/W PREVIEW -河上商店-
結果的にそれは、自分にとって本当に良いプレッシャーでした。
「自分はお客さんに生かされてるんだなあ。」と、本当の意味で理解が出来たのもこの経験があったからだと思います。
以降、様々な方のご協力のおかげで徐々に規模感を拡大しながら開催し続け、今回で8回目を迎える当内覧会。
1月18日(金)から1月20日(日)の3日間、1LDK AOYAMA HOTELの内覧会を行います。
「なるべくそのシーズンに用意した、特にお勧めしたいものを全部一気に見て欲しい。」という理由から始めたイベント。
生産の都合や、お客様にお楽しみいただく為の諸々の事情で用意出来る物、出来ない物というのはもちろんありますが、
「入荷したらすぐに売り切れてしまう。」という理由から出来なかった提案を、可能な限り出来る機会があれば良い、と考えて行っています。
プレスや業界関係者に向けた内々の場ではなく、全てのお客様に向けた内覧会です。
併せて1/18(金)の内覧会の当日から、cantate 2019S/Sコレクションの立ち上げを行います。
当日までにデリバリーが間に合わなかった商品に関しては、サンプルを用意してご案内致します。
また、会期中はcantateデザイナー:松島氏が店頭に立ってくださいます。
(※店頭にいらっしゃる日数/時間帯は変更になる場合がございます。開催日前日に改めてアナウンス致します。)
商品一つ一つに対する説明なども直接お聞き出来る良い機会になるかと。
今シーズンもある特別なアイテムを用意しています。
cantateの魅力にのめり込んでしまった方、来週末は是非1LDK AOYAMA HOTELにお越しください。
明日以降、順次細かく紹介していきます。
僕が1LDKで携わるイベントはこれで最後です。
当日、皆様にお会いし、お話出来る事を楽しみにしております。
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1LDK AOYAMA HOTEL STAFF 河上
FRANK LEDER / m’s braque – ARCHIVE & SAMPLE SALE –
S.E.H KELLY ARCHIVE & SAMPLE SALE
こんにちは。
1LDK AOYAMA HOTELの河上です。
先日のBlogで「告知しますー。」と、書いておきながら見事に爛れた年末を過ごしていました。。。
年をまたぐのもアレなので、本日まとめて。
毎シーズン、1LDK AOYAMA HOTELでは恒例の”FRANK LEDER -ARCHIVE&SAMPLE SALE-”
1月2日からスタート。
今年もまとまった数を用意しています。
2018AWシーズンで僕達がオーダーしなかった物や、過去のアーカイヴ含めて数多くのアイテムを見られる良い機会です。
何かと理由をつけて買ってしまえる様な内容なのでお楽しみに。
改めて見ると「これは何故オーダーしなかったんだろう。。。」と考え込んでしまう物や、
予算や他のブランドのアイテムの兼ね合いで泣く泣くオーダーを諦めた物を含めて、改めて提案させてください。
そしてm’s braque ARCHIVE/SAMPLE SALE。
前回の春夏シーズン好評だった為、秋冬シーズンも開催することにしました。
結構な物量があるので、是非店頭までお越しください。
m’s braqueは設立当初からヨーロッパ各地を巡って探し出したヴィンテージのデッドストックの生地や釦といった付属品を多用しています。
その理由から、特にコレクション初期のものに関しては付属する釦もバラバラ。
用いるのはデッドストックの取りきりの生地が多く、オーダーがまとまって入ってしまうと事実上そのお店のエクスクルーシヴ扱いになってしまう事も多々あったそうです。。。
と、なんとも商業的な匂いを全く感じさせない、非常に好感度の高い不器用さを持つプロダクト。
現在ではそういった生産的な問題(これはお客様に対する、というよりかはビジネスとしての)は比較的解決されてきている様ですが、ヴィンテージやデッドストックの素材・付属を使う点は一貫して変わっていません。
パッと見るとなんでも無さそうにサラッと使っている生地でも、実はヴィンテージの生地だったりするから見ていて面白いです。
年に2度ほど、代理店の方から過去のサンプルを含めて見せて頂ける様な機会があるのですが、細かく見ていると何日かかるんだろう。。。と、ワクワクする様な内容。
サンプルなので全て一点物。
1サイズのみのシンデレラサイズ。
ちなみに用意したものは全て店頭に並べているわけでは無いので、お話ししている内に裏からお客様にオススメしたい物が追加されて徐々に選択肢が増えて行く。。。なんていう可能性もあるかもしれません。
この様な機会でしか味わえない様な買い物の仕方をお楽しみいただければ嬉しいです。
セールをとことん楽しみたい方は是非1LDK各店を。
街の喧騒から一息つきたい方は是非1LDK AOYAMA HOTELまでお越しください。
それでは年明けにお店でお会い出来る事を楽しみにしております。
みなさま、良いお年をお迎えください。
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