2020 A/W FRANK LEDER Vol.2
こんにちは。1LDKの上田です。
シャツ1枚で過ごしても熱くも寒くもない丁度良い気候の今が続いて欲しいなぁと思っていた矢先、肌寒くなってしまい季節の移ろいは思うようにいかないものだなと思っている今日この頃です。
店頭にはニットやコートといった冬らしいアイテムが本格的に並び始め、寒い季節が来ることを感じさせてくれます、、、。
健康の為ではありませんが、昔から散歩というか、徘徊に近い感覚で帰り道や休みの日に歩き回っております。
そのせいで一向に蓄えられてないから寒いのかとも感じているので、この秋は食って寝るを繰り返す努力をします、、、。
さて、本日は先週ご紹介し損ねたFRANK LEDERのご紹介です。
FRANK LEDER
“BROWN WOOL DRAWSTRING SHIRT”
¥48,000+TAX-
ツイルで織り上げたブラウンウールは味のある素材感と程良い光沢とが魅力の一枚。
CREDIT
UNIVERSAL PRODUCTS. “CANTON 5POCKET WIDE TAPERED DENIM PANTS XX” ¥32,000+TAX-
REPRODUCTION OF FOUND “GERMAN MILITARY TRAINER” ¥23,800+TAX-
高めの位置で設定されているオープンカラーは品の良い佇まいに。
お腹周りのドローコードを絞ることでシルエットの変化やアクセントが生まれる仕様。
この感じの素材に色味だったらくるみボタンという外さないアプローチ。
サイドポケットも配されているので、シャツジャケットの感覚で使うことが多そうです。
配色や素材選びは同ブランドらしいですが、今までフランクに手を出したことがない方も使い易い一着なのかなと思います。
“VINTAGE BEDSHEET OLD STYLE SHIRT”
¥43,000+TAX-
FRANK LEDERの王道、ベッドシーツシリーズのレギュラーカラーシャツ。
最早説明は不要なのかもしれません。
デザイナーのフランク自身がドイツ中で選りすぐって掘り出した60’sのヴィンテージものを使用しています。
CREDIT
UNIVERSAL PRODUCTS. MADE BY J.PRESS “TAPERED SLACKS” ¥28,000+TAX-
かなり高密度に目が詰まっており、その分ハリ感やコシが強く、その頃の織り機の特徴でもあるネップ感が味のある表情を生み出しています。
生成りの色合い、皺感やネップ感、パッカリングといった経年変化を楽しめる一枚。
最近のベッドシーツシリーズはウォッシュがかかっており、洗っても殆ど縮みがなく、サイズ選びが容易になっているので是非袖を通してみて下さい。
“DEUTSCHELEDER 2B JACKET”
¥88,000+TAX-
これまた王道のジャーマンレザーを使用したブランドの代名詞的存在の2Bジャケット。
これまでも何度もジャーマンレザーについては触れてきましたが、改めて軽く。
CREDIT
UNIVERSAL PRODUCTS. “LOW GAGE CREW NECK KNIT” ¥22,000+TAX-
UNIVERSAL PRODUCTS. “WOOL EASY SLACKS” ¥28,000+TAX-
“DEUTSCHE” = ドイツの、“LEDER” = 革。
とはいうもののコットン100%です。
昔のドイツの労働者がとても高価であったレザーの代用として高密度に織り込んだこの素材を使用しておりました。
高価なレザーの代わりに使用していたジャーマンレザーでさえ、一部の労働者しか所有していなかったというのも納得の堅牢な面構え。
見た目通り、最初は取り扱いに困る生地の硬さに躊躇してしまいますが、長い間をかけて自分の一着に仕上げていく男のジャケットといった感じでしょうか。
革というのにも納得の経年変化、こういったワードに弱い、ロマンを求める方は是非。
“COW LETHER BIKE JACKET + SPADE”
¥298,000+TAX-
FRANK LEDERの過去のコレクションからデザイナー自身が選んだアイコニックな洋服たちを再び製作したARCHIVE EDITION。
そんなARCHIVE EDITIONから同ブランドの名作、バイクジャケットを復刻したこちら。
斜めの配されたポケットのジップや、サイドのアジャスターベルトといったベーシックなディテールをベースにしたダブルのライダースジャケット。
CREDIT
UNUSED “SWEAT PANTS” ¥30,000+TAX-
しっかりと厚みがあるカウレザーにオイルをたっぷりと染み込ませ、肉厚ながらしなやかで艶やかに仕上げています。
敢えて毛穴やシボといった革本来の表情を残し、使う毎に自分だけの皺やアタリが表情を変えていくまさに経年変化を楽しむ一生もののジャケットに相応しいのではないでしょうか。
なんと言っても背中部分に共生地で切り替えた同ブランドのシンボルである“スペード(シャベル)”のデザインが目を惹きます。
労働のシンボルであり、ファッションの世界で、新しい道と可能性を切り開くための道具という意味合いがあるのですが、今のコレクションでは登場しないスペードからブランド初期の想いを垣間見ることが出来ます。
このデザインについての受け取り方はそれぞれかと思いますが、デザイナー自身の洋服に対する純粋な想いのかたちだと楽しんで頂ければと思います。
“HEAVY WOOL STAND FALL COLLAR COAT”
¥158,000+TAX-
圧倒される存在感を放つのは、ヘビーウールを使用したステンカラーコート。
フラノより生地厚でかなりしっかりと目が詰まり、重みとハリが特徴的なメルトン生地がヘビーウールですが、まず手に取って直ぐに感じる重量感。
名前に違わないヘビーさ、そして極厚な生地。
この時代に於いて、こんなに重く、厚いコートはそうは見かけないと思います。
この生地だからこそ、存在感のある独特な立ったシルエットを生み、コートを着ていると絶対的に確信出来る着心地も冬らしいかと思います。
高校時代、僕の父が若い頃に買ったという超重量級のウールのピーコートを貸してもらい、冬場はお世話になっていましたが、慣れないうちは1日歩くと高校生なのに肩凝りするという副作用がありました。
でもシャツの上に羽織るだけで全く寒くなく、何故か包まれてる気分になるので、億劫だけどついつい着てしまうという不思議なコートでした。
展示会でこれを羽織ったときその感覚が蘇り、やっぱりこういう不便なコートも良いなという個人的な想いと、今の時代だからこそ昔ながらの重いコートを取り敢えず羽織ってみることは楽しいよなという理由でオーダーを決めました。
取り扱いも大変で、正直不便かもしれません。
買う買わないは置いておいて、是非羽織ってみて欲しいコートです。
“HERRING BONE BLANKET”
¥58,000+TAX-
長々書いておりますが、これで最後です。
VINTAGE FABRIC EDITIONから147 × 177cmの大判のブランケット。
ウールのネップ感のあるヘリンボーン素材を使用しており、赤と緑を主とした何色かの糸を織り交ぜた生地は切り替えのデザインに。
最初からどこか懐かしく、味わい深い表情をしており、中目黒のスタッフの中では「生地バカ」という言葉がありますが、良い生地がいっぱいあるというだけで個人的にかなり惹かれてしまいます。
使い方は家のブランケットとしてだったり、三角形に折って、ざっくり羽織ってみるのも良いかもしれません。
羽織る際には端のフリンジが雰囲気を出してくれて、エスニックなテイストにも感じられます。
使い方云々ではない、生地の魅力をダイレクトに感じられるブランケット、「生地バカ」には溜まりませんね。
ご紹介が遅くなってしまいましたが、FRANK LEDERのアイテムは店頭に並べておりますので、是非袖を通してみて下さい。
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