T.T 24 Spring Summer Collection.
こんにちは。1LDK の田村です。
さて、早速ですが世界から今一番熱視線を浴びている日本のスポットは何処だと思いますか?
私は最近、店頭で海外からお越しの方とお話しする度に良く聞く町があります。
それは「神保町」です。
書き出しの文章の答え。
私はここ最近では「神保町」だと思っています。
あの大手カレー店が影を潜める程カレーの町としての認知度も高い神保町ですが、もうひとつの側面が今海外の方から注目を浴びているようで、それは「古本」です。
日本の歌謡曲や、時代を少し遡った曲が海外の方からすごいと評価されて海外で日本のレコードのムーブメントが起きている事は知っている人もいるかも知れません。
それもまた同じで、所謂日本のサブカルチャーのひとつが形となって体験できるとだけあってその魅力は計り知れません。
日本人も一度訪れてみて、感じても良いかも知れません。その際、カレーもお忘れ無く。
話が逸れすぎているので本題へそろそろ。
1LDK では、先週の土曜日1月20日から 24 Spring Summer のシーズンをスタートさせていただいております。
その中でも、一番乗りで 1st Delivery を迎えたブランドをご紹介します。
< T.T > 24 Spring Summer 1st Delivery
・LOT.004 NEWSBOY BAG
・LOT.111 WORK SHIRT
・LOT.515 A.R.C SWEATER
・LOT.516 KNIT SPORTS JACKET C.1930’S
・LOT.603 SWEAT SHIRT
・LOT.611 HALF ZIP SWEAT SHIRT
・LOT.701 DENIM JACKET
・LOT.704 DENIM TROUSERS C.1920’S
・LOT.801 AUTOMOBILE LEATHER COAT
こちら T.T です。
私たちもすっかりお馴染みとなりました同ブランド。
リリースした土曜日には雨にもかかわらず、多くの目的の方にご来店いただいて早くも完売品番がいくつか、、、
さすが T.T 。
今回も熱量が留まることを知りません。
そんな中でも、まだまだご紹介できるアイテム達もございますので足早にはなりますが、ご紹介させていただきます。
カリフォルニアで発見され、1930年代の新聞配達の子供達に持っていたとされるニュースボーイバッグを、レファレンスにしている T.T といえばのバッグ。
肩への負担を軽減する幅広のショルダーハンドルと、広いマチは当時の作りのままという拘りもありながらショルダーハンドルの長さを短く調整し、ボディバッグのように再構築しています。
こちらも1930年代のワークシャツがベース。
当時のワークジャケットやシャツは、収めるモノを想定してポケットをデザインしているため、左右非対称なバランスのアイテムが多く見られたらしく、その様式美とも感じられるディティールが、大量生産前のこの時代の面白さの一つ。
1987年製のオーダーシャツの生地ブックから抽出したドビーストライプ再設計したオリジナル生地を使用しており、サイズとシルエットは T.T のスタンダードを採用しています。
1940年代のAMERICAN RED CROSS のニットをベースにしたボトルネックプルオーバー。
身頃から編み続けた衿のリブを折り込んでリンキングした、今では珍しい仕様や手まつりの補修跡も当時を忠実に再現しつつ、アームホール・袖を含むシルエットを独自に調整し再構築しています。
LOT.516 KNIT SPORTS JACKET C.1930’S
そしてこちらは同じ編地の綿のギマ糸とシルク / リネンの混紡糸を引き揃えたミックス感のある糸を使用して作られた、1930年代のスポーツジャケットをベースにしたニットカーディガン。
ショート丈のボディ、ボクシーなシルエット、裾と袖口のリブなど、ヴィンテージを忠実に再現しています。
毎シーズン人気のこちらは今シーズン、日本の伝統染色技法「墨染め」を用いて仕上がっております。
一枚一枚丁寧に染められたこちらのアイテムは濃淡がひとつとして同じものがなく、唯一無二の表情が楽しめます。
シルエットは人工素材が広く普及する1950年代より以前のアメリカンスポーツウェアの原点から生まれたスウェットシャツをレファレンスとし、T.T ならではの直接的な裁断に、平面的な形で作られております。
1950年代の好景気でジッパー(ファスナー)が大きく普及し、様々なアイテムに利用された中で生まれたハーフジップスウェットシャツ。
こちらの衿はシャツのような2枚仕立てではなく1枚で効率的に作られた仕様であり、洗い後のヨレ感がナチュラルになるように仕上げられています。
丸胴の裏毛は和歌山にある吊り編み機で製作しており、1920年代によく見られるアールデコ調の刻印を施したファスナーの引手もオリジナルです。
LOT.701 DENIM JACKET
T.T のアイコンともいえるデニムジャケット。
髙橋大雅はリーバイスよりもストア系と呼ばれるブランドのデニムが好きでした。
数あるビンテージデニムを蒐集し、彼らが試行錯誤してリーバイスと差別化を図るかという意志をディテールの随所に感じ、その意思を引き継ぎT.Tのオリジナルデニムが誕生しています。
米国産オーガニックコットンを採用し、岡山にある旧式力織機で織り上げた3/1左綾、ライトオンスデニムを使用。
経糸は硫化染料をミックスしたインディゴで、風化したようなグリーンキャストな色味が特徴で、ロープ染色で芯白に染めています。
仕上げにはサンフォライズドと呼ばれる防縮加工が施されており、試着した段階でサイズ感のイメージがつきやすいありがたい仕様です。
シグニチャーの革パッチは奄美大島で泥染めを施しています。
LOT.704 DENIM TROUSERS C.1920’S
こちらもLOT.701と同生地を使用したブランドアイコンのデニムトラウザーズ。
1940 年代になると武骨な鉄製のボタンから装飾性のあるスナップボタンを使用するなど、ディティールに変化がみられるようになったそう。
その時代に多用されたアールデコ調のボタンやリベットを研究し、オリジナルカラーにして再現しております。
もちろんこちらもシグニチャーの革パッチは奄美大島で泥染めを施しています。
LOT.801 AUTOMOBILE LEATHER COAT
今回のデリバリーの目玉とも言えるアイテム。
こちらは”Lot.801 Automobile Leather Jacket”の BLACK にダメージ加工を施したレザージャケット。
黒の下に沈んでいる茶 (茶芯)を浮きだたせ、ヴィンテージ特有の変色、経年変化を職人の手作業で再現しております。
前身頃に接ぎのない一枚革仕立ては珍しく、贅沢な仕様です。
袖口にはクラシカルな形状のカフスが付いており、バックスタイルは車のシートを傷つけることがないよう金具を使用しないウエスト調整用のタブがついています。
留まることを知らないビンテージに対するリスペクトがこのアイテムには詰まっています。
T.Tは「過去の遺物を蘇らせることで、未来の考古物を発掘する」をコンセプトに提案をするブランド。
飽くなき探究心が形となって毎シーズン昇華されていく様をこの時代に共に見れている事自体がとても貴重に感じます。
だいぶ長くなってしまいましたが冒頭でも話したとおり、今ある完成され尽くした服ももちろん素敵な部分が多いと思いますが、一度立ち止まって過去のアイテムの声に耳を傾けてみても良いかも知れません。
まだまだ寒いですが、春の足音はもうすぐそこです。
店頭にて春一番を感じてください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
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1LDK 田村
January 24, 2024, 6:35 PM
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