SUNNEIの洋服作りとは。
POP TRADING COMPANY 19SS STYLING.
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こんにちは。1LDK apartments.の木下です。
仕事をしている時の事を考えると、誰しも勿論真面目に仕事をしている事かと思います。
しかしその中でもある程度ラフに仕事をしながら自分達の形を体現している方は多くいます。海外なんかは特に(イメージですが、、)
職業で言うとカメラマン、お笑い芸人、そしてデザイナー。
ファッションのデザイナーであれば、むしろある意味ふざけて好きな様にデザインして、そしてそれを服という形にして。
簡単なようで非常に難しい事、しかし僕が今まで知って来た中でこのSUNNEIというブランドは、それを見事に体現しているのではないかと思っています。
前々回のシーズンからお取り扱いしているSUNNEI(スンネイ)。
ロゴは見た事ありましたが、ブランド知識は無かった僕に教えてくれたSTAFF緒方は、
ふざけて服を作っているブランドだよ。と言いました。
しかしそれは全く悪い意味を含んでおらず、
(自分達が好きな様に楽しく)ふざけて服を作っているブランドだよ。という意味。
中々しっくりと来ませんでしたが、納品された服達を見ているとすんなり伝わってくる気がします。
LEFT : SUNNEI “OVER T-SHIRT W DUOMO PRINT” ¥21,000+TAX-
RIGHT : “OVER T-SHIRT W IPHONE PRINT” ¥34,000+TAX-
まずSUNNEIというのは、英語のSUNNY(太陽)から来ています。
車でBONEY M.の”SUNNY”を聴いたイタリア人であるデザイナーの彼らは、イタリア人がSUNNYのスペルを間違って書いたらどうなるか？ということで考え、そこから生まれた造語だそうです。
そんなブランドの由来を聞いて感じられるような遊び心を大事にしてデザインされたこのTシャツは、僕らの必需品でもあるiPhoneがプリントされています。
左のTシャツには沢山のiPhone、そしてイタリアはミラノの象徴ドゥオーモが。
そしてもう一枚は大胆に一個のiPhone。敢えてOFFの状態でもなくONの状態でもない、スクリーンをミラー調に仕上げている事で景色がそこに映し出されるようなデザインに。ちなみに二枚目の並べている写真には店前の道路とカメラを持ちシャッターを切っている僕が映っています(笑)
肉厚な生地感を用いたこのカットソーは非常にオーバーサイズに仕上げられ、ハリのある生地感がシルエットをしっかりと強調してくれるようになっています。
SUNNEI “CUFF OVER PANTS” ¥41,000+TAX-
続いてはアイスウォッシュのようによく見るとグレーの様な色味にも見えるデニムパンツ。
見ての通りアレンジ次第でスタイリングのイメージを変化させる事が出来ます。
裏地に太いストライプを施し、ロールアップすることでそこを見せる事が出来る仕上がり。表にはステッチが入っている事で下ろした状態でもそこがさりげなくアクセントになってくれます。
前回前々回とデニムのシルエットはおおよそ同じですが、シンプルだったので大きく雰囲気が変わった様に思えます。
ワイドシルエットなストレートシルエット。春夏なので分厚くはありませんが、程良く厚みがある事で膨らみのあるような立体感を生み出しています。
色味としては三枚目の色が最も近いように思います。
USED感漂うシルバータブでよく見るような色落ち加減ながら、上品なシルエット、そして裏地の遊び心等を合わせたあまり見ないデニムパンツではないでしょうか。
ルーズながら気崩しているように見えない綺麗なシルエットです。
ファッションシティでもあるイタリア。良質な素材や高度な技術を持った職人が沢山いる為、仕上がりは申し分ありません。
SUNNEI “VELCRO SHIRT” ¥56,000+TAX-
SUNNEI “OVER PANTS” ¥45,000+TAX-
納品されて検品後、一目散に試着したのはこのアイテム達でした。
ポリエステルを使用した光沢、そしてハリのある表情で、かつスポーティーさも垣間見えるデザイン。
ポケット等のディテールで考えるとワークな雰囲気が。
うーん、自由だなぁ(笑)
と感じたと共に、こういった洋服は、そもそもスタンスがそうでないと生み出されないのではないかと思いました。
フロントはボタンではなくベルクロ。しかもオレンジです。
色使いにも感服しますが、上下単体でも非常に使い易いこのアイテム達。夏物の半袖ジャケットとして使う事の出来るシャツに、スラックスながら快適かつ動き易さを考慮されたパンツ。
毎シーズンこの生地感のアイテムを目にしますが、色味も雰囲気も完全に異なっていることで全く違う表情を見せてくれます。
これを着て、そして見てから考えましたが、正直に言うと何と表現すれば良いのか分かりませんでした。しかしそれが新感覚であり、始めてこういった服装に出会ったという素直な感想なのかも知れません。
ベージュが大好きな僕は、勿論上下セットで着用して頂きたいと思っています。
ベルクロの主張自体はそこまで大きなわけではないので、フロントを締めていれば目立ち過ぎることはありません。
下をデニムや黒系のパンツにして、フロントを開けて最大限にシャツを主張させてスタイリングするとまた一気に雰囲気が変わるのではないでしょうか。
SUNNEI “WOVEN BAND OVER SHIRT” ¥49,000+TAX-
続いてはサックスのストライプシャツ。
大胆に肩を落としたルーズなサイジング、そしてボタンを沢山施すというユニークなデザインです。
サックスのストライプシャツは多くありますが、このシャツはよくみると前、後ろ身頃、そして袖までもが三パターン構成に。
一個一個ストライプをずらして繋ぎ合わせた再構築な仕上がりです。
比較的薄めのカラーリングなので、パッと見ではそこまで見て取る事は出来ませんが、よく見ると、という非常に変化のある一着。
サックスのストライプシャツは僕も好きなので沢山持っていますが、ラルフもブルックスも、正直被ります。
少し変わったものをお探しの方に!!
そしてここ最近気温も上がって半袖が丁度良いとも言えるような天候ですが、まだ半袖は早いという方にはこのサイズ感を活かしてショーツを合わせて頂きたいです。
SUNNEI “WOVEN T-SHIRT W SUNNEI PRINT” ¥16,800+TAX-
今までこの手のシンプルなカットソーはオーダーしていませんでしたが、ロゴ物をオーダーしました。
パーカーのロゴ物はありましたが、カットソーは無かったので新鮮です。
ロゴというのも様々あり、ブランドのロゴの書体をそのままプリントするのが通常。SUNNEIのロゴは書体が立体的かつ模様の様なイメージなので、可愛さもあります。
夏の一着に選んでみて下さい。
僕の中でSUNNEIは、始めに書いたようにある意味ふざけているブランド、それは今も変わりありません。
最もそう感じたのは数シーズン前の、顔がプリントされたTシャツ。
MY SPACE(Facebookのようなもの)の創設者、トム・アンダーソンがプリントされていました。有名人でもない、しかし誰もが、
あ、なんか見た事あるなんていう絶妙なライン。
以前読んだ記事には、そのTシャツを通してソーシャルネットワークの在り方を伝えているのだそうです。
服を通して何かを伝える。服はもとより自由な表現ツールであり、僕らも知らず知らずにそうして自分を表現しています。
そういったSUNNEIの洋服作りには、少なからず共感してしまう方も多いのでは無いでしょうか。
一度も手に取った事が無い、という方は是非一度。
少し長くなってしまいましたが、また後日バッグ等をご紹介させて頂きます！
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1LDK apartments. STAFF 木下