THEME: MIKAMI
矛盾の融和
こんにちは。
1LDK apartments.の三上です。
残暑が終わってようやく秋らしい気温になってきましたね。
当店もリニューアルオープンしてから早1ヶ月が経ちました。
リニューアルオープンに合わせて、ウィメンズでは新たに2ブランドのお取り扱いをスタートしました。
ということで、今日はメンズでも今季から新ブランドの取り扱いをスタートしたのでご紹介させてください。
ところで皆さん、やっと秋冬の買い物に本腰を入れるであろう今の時期に買いたくなるアイテムってなんでしょう?
シャツ?パンツ?ニット?はたまたライトアウター?
僕はこの時期になるとニットが着たくなるので、今になってようやく今季のニットを探し始めた頃です。
アパレルスタッフのくせに遅いですよね(笑)
でもきっと皆さんの中にも今から秋冬のアイテムを買い揃えるよって方もいるかと思います。
今日ご紹介するブランドではニット、パンツ、シャツなどなど、今すぐ着られるアイテムを中心に揃えているので乞うご期待ください。
まずはブランド紹介から。
コレクションの雰囲気も合わせてご覧ください!





< CMMN SWDN (コモン・スウェーデン) >
インポートブランドがお好きな方は既にご存知かもしれません。
僕も学生時代からずっとコレクションをチェックしていたブランドで、正直今までの当店の雰囲気とはまた少し違った印象だったので、今回取り扱いを始められてとても嬉しいです。
CMMN SWDNは2012年にスウェーデンのマルメで設立。(現在はイギリスのロンドンにアトリエを構える。)
進歩的で傑出したピースとハイブリッドな品質のワードローブの定番をミックスしたクリエーションを目指してコレクションを展開。
クラシックな仕立ての紳士服の優雅さと、若者のサブカルチャーからインスピレーションを結合し、新しい男性像を提案しています。
デザイナーは夫婦でもあるSaif Bakir(セイフ・バキール)と Emma Hedlund(エマ・ヘドルンド)。
それぞれセントラル・セント・マーチンズとロンドン・カレッジ・オブ・ファッションというデザイナーの名門で学び、2004年に出会いました。
二人はパリで、現在デザイナーやラッパー、音楽プロデューサーなど多方面で活躍するKanye West(カニエ・ウェスト)のデザインスタジオの指揮を任され、瞬く間にファッション業界から高い評価を与えられます。
2013年には英国ファッション協会による名誉ある新人デザイナー賞”NEWGEN Men”に選出されました。
僕が思うに、このブランドの最大の強みはそのバランス感覚だと思います。
マスキュリンとフェミニンといった相反する要素をバランスよくデザインに落とし込み、ブランド設立当初からファッション業界の注目を集めて続けています。
ということでアイテムに移りたいと思いますが、今回は新ブランドということでご紹介したい型数が多いのでスタイリングでご覧ください。

ニットから順番に見ていきます。
(SIZE 46 / 180cm)
“ELDER”
COL: BLACK
SIZE: 46
¥60,500 TAX IN
リラックスフィットのカーディガン。
全体的にシンプルでありながら、程よい深さのVゾーンやショート丈と洗練されたシルエットになっています。

素材には柔らかなシェニール糸を使用していて、ややドライタッチな質感でビロードのよう贅沢な手触りが特徴です。

ネックラインとヘムはリブ編みに対して、袖口と裾はそのまま仕上げることで無駄なテンションがかからず、リラックスした雰囲気に仕上がっています。
(SIZE 46 / 180cm)

“ALAIN”
COL: IVORY
SIZE: 46
¥62,700 TAX IN
大ぶりなポイントカラーが特徴のロングラインシャツ。
素材にはイタリアウールを使用しており、程よい厚みとサッと羽織りやすい軽いタッチで快適な着心地になっています。


ほど良い深さのサイドスリットとフロントは比翼仕立てになっています。
全体はシンプルでクリーンな印象で、ポイントカラーとのバランスが魅力の1枚です。
(SIZE 48 / 180cm)
“MARI”
COL: BLACK
SIZE: 48
¥69,300 TX IN
ハイツイストのプレミアムイタリアンウールを使用したワイドテーラードパンツ。
強撚によりシルクのようなサラッとした質感でオールシーズン使いやすく、美しいドレープが特徴です。


すっきりとした腰回りに対して、深めにタックを取ることでしっかりボリュームを出したメリハリのある一本です。
センタープレスにはステッチが施してあるので、着用の度にプレスが薄れていくこともありません。
使いやすくて毎日でも手に取りたいからこそ、こういった細かい仕事は嬉しいポイントですよね。

バックポケットも肩玉縁ポケットですっきりした作りになっています。
次のスタイリングにいきます。

こちらはシャツのみ同ブランドのアイテムなので、シャツのみご紹介します。
(SIZE 46 / 182cm)

“ARIO”
COL: NAVY
SIZE: 46
¥60,500 TAX IN
キャンプカラーのレギュラーフィットシャツ。
襟をオープンにしてリラックスした雰囲気と、ボタンを留めてよりシャープな雰囲気と2WAYでお使いいただけます。

生地には柔らかな質感と深みのあるオパール加工(バーンアウト)された生地を使用。
最近はあまり見かけなくなったので、あまり馴染みのない方も多いかと思います。
レースのような見た目ですが、実際にはレーヨンやコットンのような酸に弱い繊維を部分的に溶かして、透かし模様をつけた生地ですね。
エアリーな質感で、今からの時期の羽織として使いやすい1枚です。
次のスタイリングはこちら。

ニットからいきます。
(SIZE S / 180cm)
“ILYA”
COL: IVORY
SIZE: S
¥95,700 TAX IN
上質で柔らかいアルパカウールを使用したオーバーサイズカーディガン。
やや広めに設定された袖口や、身幅をそのまま直下させたボックスシルエットで重心を下に落とすことで、細めでも太めでもパンツのシルエットを問わないバランス感になっています。


デザインはモロッコの伝統的な”BENI OUARAIN(ベニワレン)”のラグマットからインスパイアされたアートワークを特徴としています。


背面にはロゴの刺繍があしらわれており、ボタンにはレザーボタンを使用。
細部まで拘りを感じる1着です。
(SIZE 46 / 180cm)

“POET”
COL: BROWN
SIZE: 46
¥66,000
スカーフ仕様の襟が特徴のリラックスフィットシャツ。
いやらしさややり過ぎ感がなく、さりげなく首元を華やかにしてくれます。
シャツ単体はもちろんのこと、ニットやジャケットのインナーとしても。
スタイリングの幅を広げてくれて、秋冬のスタイリングを一段格上げしてくれる1着です。

生地にはイタリア製の上質なリップストップウールを使用。
引っ張りや裂けに強く、 ハリ感と柔らかさも両立しています。
ミリタリーやアウトドアが発祥のリップストップ生地ですが、いなたさを感じさせない上品な生地感ですよね。
(SIZE 46 / 180cm)
“OTTO”
COL: BLACK
SIZE: 46 /48
¥66,000
程よくフレアのかかったワイドトラウザーズ。
フレアと聞くと好みが大きく分かれる印象ですが、実際に履いてみると本当に絶妙なバランス感で、フレアが苦手な方でも履きやすいシルエットになっていますので、ぜひ店頭で試してみてください!
こちらは最初のスタイリングにてご紹介したスラックスと同素材で、ハイツイストのプレミアムイタリアンウールを使用しています。

股上はかなり浅めで、腰回りのフィット感が抜群にいいです!


サイドポケットはシームに合わせ、バックポケットは先程ご紹介した”MARI”と同じツインジェットポケット。
こちらも無駄を削ぎ落とした洗練された1本になっています。
次のスタイリングです。

こちらはニットのみ同ブランドのアイテムですので、ニットのみご紹介します。
(SIZE 46 / 182cm)
“SETH”
COL: BROWN
SIZE: 46
¥81,400 TAX IN
スカーフ仕様の襟が特徴のニットカーディガン。
先程ご紹介した”POET”を思い出しますね(笑)
今季のCMMN SWDNのコレクションではこのスカーフ仕様の襟とポイントカラーのアイテムがとにかく目を惹く印象でした。



結んだり、そのまま垂らしてる感じも良いですが、個人的にはカーディガンのタイプは結ぶより後ろに流してマフラー風にするのが好みでした。
着る人によってスタイリングもバラバラだと思うので、ご自身のスタイリングに合わせて色々な着方を試してみてほしいです。

生地は柔らかく上質なメリノウールを使用しています。

こちらは今までご紹介したカーディガンとは変わってリブ編みで袖と裾を仕末していますので、裾を折り込んだり袖を捲ったり。
色々な着方でお楽しみください。
最後にウィメンズもご覧ください。

こちらもシャツのみ同ブランドなので、シャツのみご紹介していきます。
( SIZE36 / 165cm )
“JADE”
COL: SAND
SIZE: 34 / 36
¥69,300 TAX IN
生地は先程の”ALAIN”と同じ、軽量なイタリアウールを使用しています。
ウィメンズではより構築的なデザインで、ボディラインに沿う砂時計型のシルエットです。


切り替え部分にステッチワークを施すことでメンズと比べてややカジュアルな印象に。
より1枚で羽織りやすくなっています。



フロントに比翼はメンズと同じ仕様ですが、袖口は大ぶりなカフスで襟とのバランスをとっています。
カフス部分が長いので、折り返してダブルカフスのようにしても可愛いかと。
こちらも1枚で着ても、インナーとして差しても活躍してくれそうです。
今日はご紹介を省きますが、ウィメンズでは同じ形でデニム生地のものもあるので店頭でご覧いただければと思います。
さて、ここまで少し長くなりましたが新ブランドのCMMN SWDNのアイテム8型をご紹介させていただきました。
何か気になるアイテムはありましたか?
僕はすでに全部欲しい、、(笑)
CMMN SWDNのウェアってミニマルでシンプルなのに、どこか奥行きや独特な雰囲気を感じるんですよね。
そしてとにかく形が本当に美しい。
その独特なバランス感をもって、本来交わることのない矛盾した要素を融和させ、北欧らしいミニマルな美意識で再解釈する。
ラグジュアリーとデイリーの境界線を曖昧にし、モードとリアルクローズの間を行き来するコレクションは着る人に自由で洗練された印象を与えてくれます。
ぜひ店頭でお試しください。
○お問い合わせ先
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1LDK apartments. 三上
October 10, 2025, 5:15 PM
Category: MIKAMI
上質なベーシック
こんにちは。
1LDK apartments.の三上です。
メンズは先日DAIWA PIER39のブログを投稿したばかりですが、まだまだAWご紹介したいものがたくさんあるので連投にお付き合いください笑
みなさんシンプルな服はお好きですか?
僕は元々モードなアイテムが好きだったこともあって、シンプル過ぎるアイテムだと少し物足りないなと思うことが多々、、
そして今日ご紹介するブランドは”THE 普通“と言えるでしょう。
でもただ普通なのではなく、どこか特徴的なパターンニング、着たときにスッと肌に馴染む色使い、着心地のいい素材使い。
存在感はあるけど、他のアイテムと合わせると融和する。
ここに魅力を感じるブランドです。

< FUJI >
僕が大好きなブランドの1つ。
言葉では形容し難いのですが、凄く普通なのに着ると暖かみがあって安心感を感じるような、、
不思議と手に取ってしまう、そんなアイテムの多いブランドです。
今日は一部アイテムをピックアップしてご紹介していきます。

(SIZE5 / 180cm)
“WOOL MELTON BASIC BLOUSON”
COL: GRAY / NAVY
SIZE: 5 / 6
¥ 74,800 TAX IN
全てのリブブルゾンの原型とされる、イタリアの老舗ブランド「VALSTAR(バルスター)」の名作レザージャケット”ヴァルスタリーノ”の型をベースに、FUJIのエッセンスと解釈を施したウールブルゾン。



ヴァルスタリーノを彷彿させるポケットの配置やリブ使いでありながら、ゆったりとしていてベーシックに使いやすいサイジングに。
襟はあえてスタンドにしないことで、フライトジャケットの無骨な雰囲気を無くし同ブランドらしく柔らかな印象に仕上げています。

生地はメルトンを採用。ラグジュアリーブランドなんかでもよく使われていますね。
メルトンは紡毛糸という短い繊維の糸を織って縮絨加工を施したもので、簡潔にするとフェルトと同じと思っていただければ大丈夫です。
重厚感があり、暖かいアウターにはぴったりの素材です。
ただ一点だけ気になるところが、、
メルトンて表面がボソボソしているので、苦手な方はチクチクが気になるかと。
僕もその一人です。
ですが同ブランドでは、ウールの中でも一番綺麗な背中部分のpure super 100のラムウールに起毛を施して、カシミヤのような柔らかな風合いと光沢に仕上げています。
チクチクどころかむしろずって触っていたくなるような柔らかくもっちりした触り心地になっています。
これはぜひ店頭で一度触ってみて欲しいです!
お次はこちら。

(SIZE6 / 182cm)
“BRUSHED WOOL PULLOVER”
COL: ORANGE / NAVY
SIZE: 5 / 6
¥37,400 TAX IN
こちらはウールモッサを使用したハーフジッププルオーバー。



リラックスフィットでありながら袖口と裾のゴムのテンションは強めにしていて、メリハリのある一着です。
サイドにポケットがついているのも嬉しいポイントです。
このてのフリースって大抵ポケットがついてないですよね、、
襟元のジップにはYKK社の最高級ファスナーであるエクセラを採用しています。
もう少し寄ってみます。

先述した通り生地はウールモッサを使用していますが、原料に用いているのは上質なsuper 100です。
ところでモッサとは?
こちらも先程ご紹介したメルトンと同様に紡毛織物を縮絨加工したものですが、更に毛足を短く切り揃える「モッサ仕上げ」を施したものです。
メルトンと比べると軽くて、よりふっくらした素材感になっています。
柔らかく、軽くて暖かい。
やはり着心地にはとことんこだわっていますね。
次に行きます。

(SIZE6 / 182cm)
“CREW NECK SWEAT”
COL: OFF WHITE / CHARCOAL GRAY
SIZE: 6
¥ 24,200 TAX IN
クルーネックのスタンダードスエットトレーナー。
恐らく今回ご紹介するアイテムの中でも最も「ベーシック」なアイテムでしょう。
ただ、ちゃんとFUJIらしさ感じることのできる「ベーシック」になっているので詳しく見ていきます。



広めに取った襟には細めのリブを配してミニマルな雰囲気に。
袖口と裾のリブはやや緩めのテンションにしています。


僕個人的に最もFUJIらしいなと感じるのがここ。
これは実際に着てみないと分かりづらいのですが、実は結構独特なパターン設計になっています。
肩を大きく落として袖口に対してアームホールを広く取ることでいわゆるドルマンスリーブのようになっているので、身幅や着丈は比較的スッキリしているのですがリラックスした印象になっています。
このちょっとした工夫が、僕の思うシンプルな見た目の中に感じるFUJIというブランドのらしさですね。
次が最後のアイテムなのでもう少しだけお付き合いください(笑)

(SIZE6 / 180cm)
“WOOL CHECK STANDARD SHIRT”
COL: ORANGE / BLUE
SIZE: 5 / 6
¥35,200 TAX IN
デッドストックの生地を使用したウールチェックシャツ。
一枚でもしっかりとまとまるけれど、インナーに差し込んでも主張が強すぎず、スタイリングの幅が広がりそうな色合いが魅力的ですね。
色もですが、丈、身幅、袖丈のバランスが良くて、個人的にはここ最近見たチェックシャツでも特に使いやすそうな印象を受けました。



ディテールも至ってシンプル。
癖がなく、シンプルだからこそ色合いの良さが映える一枚です。

生地はウール100%でウールのハリとコシがしっかりと感じられる程よい厚みになっています。
縫製においては3cm間で21針と丁寧な仕立てになっています。
数字してみるとあまりパッとしないようにも思えますが、実は3cm間12針が標準。
品質の良さに拘っている人にこそ手に取ってほしいです!
さて少し長くなってしまいましたが、今日はここまでです。
FUJIのアイテムを着るとどこか優しさや温もりを感じるなと思うことが多々。
デザイナーさんとも何度か直接お話しさせていただいたことがありますが、性格や人柄がクリエーションによく現れているんですよね。
皆さんもなんとなく手に取ってしまう、着ていて安心できる服ってあると思います。
当店でもそんなアイテムを探すお手伝いができれば嬉しく思います。
店頭で皆さんにお会いできることを楽しみにしてます。
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1LDK apartments. 三上
October 1, 2025, 7:05 PM
Category: MIKAMI
今すぐ着たいもの
MY___ 2025SS Styling Pick Up !
こんにちは。
1LDK apartments.の三上です。
暑すぎる夏が過ぎ去って来週からようやく少しずつ涼しくなるみたいですね。
いよいよAWの本番が始まります。
みなさんはどれくらい秋冬物を揃えましたか?
僕はあれいいな!これいいな!と言いながらなんだかんだ毎度ギリギリになってから服を買っている気がします(笑)
今年も例年の如くまだシャツや薄手のニットくらいしか買えてません、、
どんどん売り切れていく、、(笑)
服が好きな方はデリバリーと同時に少し早めに秋冬の準備を始めるかと思いますが、僕のように買いたいものが多すぎて全然準備が進まない方もいらっしゃるかと思いますので、今日はオンタイムでもっとデイリーに使えるアイテムをご紹介していきます。
それでは早速。
<DAIWA PIER39>
DAIWA PIER39といえば、言わずもがな知れた日本の誇るフィッシングブランドのアパレルコレクションライン。
カジュアルでサッと着やすく、それでいて機能的。
“アウトドアと大都会をシームレスに繋ぐ”というブランドの通り、その汎用性と機能性の高さから今期何を買うか迷っている方にもおすすめしたいブランドです。
それではアイテムごとにご覧ください。


“TECH REVERSIBLE BRITISH HUNTER WINDBREAKER JACKET”
COL: BLACK / D.GREEN
SIZE: M / L
¥48,400 TAX IN

先にお伝えしておくと、こちらのジャケットはリバーシブルで着ていただけます。
裏面で着るとこんな感じに。

素材はメモリータッチのナイロン×ポリエステル素材に、光沢加工を付与したヴィンテージ調素材。
更に表面はWAX調光沢加工を施し上品な表情に。

個人的には、いい意味でいつものDAIWA PIER39と少し違った表情の生地感だなと思いました。
オイルドファブリックを彷彿とさせつつも、テクニカルな生地。
シルエット、ディテール、機能美は紛れもなく同ブランドでありながら、ほんの少しの遊び心が入り混じって普段に増してモダンな雰囲気に。
初めて見たときそんな印象を受けました。
もちろん急な天候変化にも対応できる撥水仕様。
リバーシブルといい、ウォータープルーフといい、この辺りは本当に抜け目がないです(笑)

フロントにはファスナー付きのサイドポケット。

インナーには複数のインサイドポケット。
シンプルな見た目以上に収納力の高いトラックジャケットですよね。

内側はメッシュ仕立てでドライタッチに着用できるので、まだ少し暑いかな?と思う時期でも気軽に羽織れちゃいます!
組下のパンツもご用意がありますので気になる方はぜひ店頭まで足を運んでみてください。
さて、お次はセットアップでのご紹介です。

“TECH SWEAT SNAP PULLOVER”
COL: BLACK / HEATHER GRAY
SIZE: M / L
¥22,000 TAX IN
“TECH SWEAT PANTS”
COL: BLACK / HEATHER GRAY
SIZE: M / L
¥16,500 TAX IN
スパンポリエステル糸を使用する事でコットンライクな風合いを出しつつ、MVS糸を組み合わせる事により、摩擦による毛羽立ちを抑えています。

上下セットで着るとこんな感じに。

生地感は秋冬にぴったりのヘビーウェイトに裏起毛。
裏起毛を強めにかけているのでフリースのような暖かさがあります。

トップスの襟はチンストラップ仕様でスタンドカラーとしても使えるので、今の時期はもちろん、風が冷たい日でもしっかりと防寒できます。


上下共にゆったりとしたシルエットですが、それぞれリブのテンションは強めで、細かいフィッティングにこだわったメリハリのあるセットアップです。
DAIWA PIER39はお伝えしたいポイントが多すぎて長くなってしまうので、ひとまずはこれくらいにしておきます。
もっと知りたい!という方がいらっしゃれば店頭でスタッフまでお尋ねください。
秋冬の準備を既に始めている方にも、これからの方にもまずはご紹介したいアイテムでした。
一枚でもしっかりとブランドの雰囲気が出るし、汎用性が高くて、きっとみなさんのクローゼットのアイテムとも相性がいいかと思います。
ぜひ店頭で一度手に取ってみてください。
お待ちしております!
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1LDK apartments. 三上
September 19, 2025, 8:00 PM
Category: MIKAMI
25AW Delivery Started !!
MY___ 2025SS Styling Pick Up !
こんにちは。
1LDK apartments.の三上です。
梅雨ももうすぐ終わり!
いよいよ夏本番が始まります。
夏の楽しみ方は色々とありますが、僕の場合は海ですね。
地元が海沿いということもあって、この時期になると休みの日は海ばっかり行ってますね(笑)
川派の方もいれば、山がいいという方もいるかと思います。
夏は自然を堪能したくなります。
けれどもちろん良いことばっかりじゃなくて、暑くて汗かくし、虫が多いし、早く夏終わらないかなと思うことも多々。
ここ数年は年々気温が高くなって敵いません、、
暑い夏に懲り懲りして、秋冬が待ち遠しい方も多いのではないでしょうか?
ということで、まだ少し着るには早いですが秋冬物を先取り。
みなさんも大好きなあのブランドから25AWの1stデリバリーが入荷したのでご紹介していきます。

早速アイテムごとに見ていきましょう。
(SIZE 2 / 183cm)
(SIZE 2 / 180cm)
<ANCELLM>
“VEGAN SUEDE WORK SHIRT BLOUSON”
COL: BROWN / BLACK
SIZE: 1 / 2
¥35,200 TAX IN
ヴィンテージワークブルゾンをベースに製作されたシャツブルゾン。
収まりの良い肩設計で、どの角度から見てもドレープ感、落ち感や陰影が美しく出ます。


ワークウェアの機能美に、光沢の美しいヴィーガンスエードを用いることで、ワークウェア特有のいなたさを上品に仕上げています。

ここで一つ。
ヴィーガンスエードはリアルレザーではなく、ポリエステルでできた合成皮革です。
みなさんなんとなく合成皮革って抵抗ありませんか?僕だけでしょうか?(笑)
もちろん環境や自然に配慮された素材ということは重々承知しているんです。
でもリアルレザーと比べてしまうと蒸れやすいとか、チープに見えるとか、服が好きだから気になってしまう所も多い素材だと思います。
だからこのヴィーガンスエードには驚きました、、
とにかく軽くてフランクに羽織れるし、それでいてコントラストが効いた毛足で全然安っぽくない。むしろ上品な光沢で高見えします。
今年は僕もヴィーガンスエードにチャレンジしたいと思いました。
シャツとしてはもちろん、アウターとしても様々なスタイリングに落とし込んでいただける一着かと思います。
みなさんも是非一度手に取って見てみてください!
お次はこちらです。
(SIZE 2 / 183cm)
(SIZE 2 / 180cm)
<ANCELLM>
“DAMAGE WAFFLE CREW LS T-SHIRT”
COL: WHITE / BLACK
SIZE: 1 / 2
¥18,700 TAX IN
同ブランドのスタンダードとして作り続けているベースレイヤーのワッフルT。


最大の特徴は、なんといってもこの “やり過ぎじゃない?” という裾のダメージ。
大丈夫です。やり過ぎくらいが格好いいんです(笑)
とは言いつつ僕も着てみるまではそう思ってました。
ここがANCELLMの凄さ。
こんなにダメージが入っているのに、何故か凄くナチュラルにスタイリングに馴染んでくれるんです、、
このダメージも全て計算し尽くして施しているみたいです。
トップスの裾周りでレイヤーできるよう、ゆったりと丈は長めの設定です。
ちなみにレイヤーで着るとこんな感じです。

レイヤーとして着るWHITEもいいですし、BLACKは白の糸がアクセントになっていて一枚でもしっかり活躍してくれそうです。
僕は二色買いしました(笑)

ワッフルの最大の特徴は洗うと縮み、着ることでまた伸びるという抜群の伸縮性。
使えば使うほど育っていきますので、ダメージも含めて経年変化をお楽しみいただけます。


もちろんインナーは素肌に着ることが前提。
ですので、フラットシーマという縫製方法を採用。
特殊なミシンを使って縫い目を平らに縫製することで、縫い代のゴロつきが無く、ストレスのない着心地に仕上げています。
ANCELLMはデニムパンツもそうですが、基本的にガシガシ使っていただきたいアイテムがほとんど。
デイリーに使っていただけたら嬉しいです。
最後にパンツのご紹介。
(SIZE 2 / 183cm)
(SIZE 2 / 180cm)
<ANCELLM>
“TUCK SWEAT PANTS”
COL: GRAY / BLACK
SIZE: 1 / 2
¥27,500 TAX IN
こちらは定番で展開されているスウェットパンツですが、実は毎シーズン少しずつアップデートされています。
今作ではよりスラックスのように落ち着きを持たせたパターンで、股上は浅め、やや細身のシルエットでの展開です。

2つのインタックから前後に膨らみ、美しい立体を描くシルエットになっています。
加工にばかり注目されがちなANCELLMですが、僕たちはその実パターンの美しさにびっくりすることの方が多々。
パンツだけでなく、どのアイテムにしてもとにかく身体にスッと馴染む。
オーバーサイズなのに綺麗。
僕も服飾学校に通っていたので服を作っていた時期がありましたが、これって思っている以上に難しくて一朝一夕ではできないので、ぜひ試着だけでも着てみてください!

裾はカットオフ仕様ですので、丈が長ければご自宅で程よい長さにカットしていただけます。
使い込んで自然にほつれてくるのを待つのも良し。紙やすりで削って、初めからダメージを足すのも良し。
こんなところでもお楽しみいただけます。
スウェットでありながらスラックスのような佇まいで、使い勝手の良さから毎シーズン人気のある一本です。
クローゼットに一本は欲しい!そんなスウェットパンツになっています。
最後に全身で合わせた雰囲気をご覧ください。


一着でももちろんいいですし、今回のデリバリーをトータルで合わせちゃっても最高です。
ぜひレイヤースタイルを楽しんでみてください。
という訳で1st デリバリーの3型をご紹介させていただきました。
毎度入荷するとすぐに完売してしまうので、ブログにできなくて困っていたのですが、別注ショーツのブログに続いてAWのスタートをお知らせできてとても嬉しく思います。
今回は3型のみのご紹介ですが、本日も新作の発売があります。
こちらはオンライン掲載もあるので併せてご覧ください。
まだまだ暑いですが、一緒に少しずつ秋冬の準備をしていきましょう!
ご来店を心よりお持ちしております。
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1LDK apartments. 三上
MENS S/S SHIRT PICK UP !!
YOKE 2025 Summer Capsule Collection
こんにちは。
1LDK apartments.の三上です。
いよいよ関東も梅雨入り。
洋服にとっては天敵の時期ですね。
みなさんはもう湿気対策しましたか?
僕の部屋はコンクリ打ちっぱなしなんですけど、夏は涼しくて冬は暖かくてすごく快適。
と思いきや、実はとても湿気が溜まりやすくてちゃんと除湿しないと、特にレザーのアイテムなんかはすぐにカビが、、、
しかも雨だと革靴が履けないので、普段スタイリングで高確率で革靴を使う僕にとっては本当に困った時期なんです(笑)
梅雨ってなんだかやる気出ないですよね。
だからこそ少し肩の力が抜けたアイテムを着ることが多くなる。
ということで、今回は梅雨でも快適かつ、ファッションを楽しむことのできるショートスリーブシャツをいくつかピックアップしたのでご紹介させてください。

それでは順番にご紹介していきます。

(SIZE: 3 / 180cm)
YOKE
“LANDSCAPE PRINTED TENCELL POPLIN OPEN COLLAR SHIRT“
COL: BEIGE / BLUE
SIZE: 2 / 3
¥39,600 TAX IN
詳しい商品説明については以前のYOKE 2025 Summer Capsule Collectionのブログでご紹介しているので、是非見てみてください。

夏の定番のシャツ素材といえば、レーヨンやキュプラ。
ところがこのシャツはテンセル100%。
どちらも再生繊維に分類されるわけなんですが、レーヨンやキュプラとどのように違うのでしょうか。
どちらもシルクのような光沢や、抜群の肌触り、吸湿吸水性の良さが特徴ですが、僕が思うに大きな違いは洗濯の可否です。
他の再生繊維と比べて水分を受けたときに縮みにくく、このシャツの場合では手洗いが可能。
もちろん水にすごく強いわけではないので、”手洗い”という部分で多少の一手間は必要ですが、汗をかく時期に着るシャツとして、自宅で洗えるというアドバンテージはかなりのものかと。
デザインも総柄でありながらすごくパンチが効いてるわけでもなく、このニュアンスな雰囲気がスタイリングに溶け込んでくれて、柄物が苦手な方でも取り入れやすいのではないでしょうか。


さらにシャツでは珍しい開閉式のスリットで、パンツポケットへアクセスしやすいのも嬉しいポイントです。
僕はシャツを着てパンツのポケットに手を入れた時に、シャツのシルエットが崩れるのが結構気になるんですけどこれなら問題なさそうですね。
お次はこちら。

(SIZE: M / 182cm)
YOKO SAKAMOTO
“OPEN COLLAR SHIRT”
COL: SKY BLUE / MINT GREEN
SIZE: S / M / L
¥33,000 TAX IN
ブランド定番のオープンカラーシャツ。
生地は綿の平織物に世界一こだわっているとされる遠州地方の歴史ある機屋で、旧式のシャトル織機を使って製織されたタイプライターが使用されています。
タイプライターでも、他の機屋では真似できない超高密度に織っていて、パリパリという布ズレ音やドライタッチな質感が特徴です。
ドレスシャツのような上品なパターンメイキングでありながら、ドロップショルダーや爽やかなカラー展開、タイプライターのドライな雰囲気が合わさって、どこかリラックスしていて清涼感のある雰囲気になっています。
さてここで、いつかのブログでもご紹介しましたが、タイプライターについて簡単におさらい。

タイプライターは基本的な3つの綿平織物の中でも一番密度の高い生地。
ドライな質感が夏らしさを感じさせる素材ですが、特筆すべき特徴は高密度で織ることで生まれるハリ感です。
薄手ながらしっかりと形が出るので、このシャツのようなボディラインを拾わない、リラックスしたシャツにはぴったりの素材というわけです。
少し脱線してしまいましたが、話を戻しまして次へ。

(SIZE: S / 180cm)
STUDIO NICHOLSON
“SHORT SLEEVE CAMP COLLAR SHIRT”
COL: SOFT CHECK
SIZE: S / M
¥69,300 TAX IN
みんな大好きボックスシルエットです。
着丈もやや短丈気味なので、下に合わせるパンツの形を選ばないシャツです。

あとここ結構気にされてる方多いかと思うんですけど、肘が隠れる袖丈の長さも嬉しいですよね(笑)
この袖丈の長さがあれば一枚はもちろん、下にロンTをレイヤーするのもいいかと思います。

柄はよくあるタータンチェックかと思いきや、よく見てみると少しボヤけたような薄いチェックになっていて、清涼感のある表情になっています。
タータンチェックと聞くと秋冬のイメージが強いですが、これなら夏でも重たい印象にならなそうです。
生地にはイタリア製のオーガニックコットンに、洗い加工を施しナチュラルな風合いに。
シャリ感がありドライな風合いでありながら、カシミヤのようなサラッとした柔らかさも併せ持った素材となっています。
お次はこちら。

(SIZE: 4 / 168cm)
NEITHERS
“Pioneer S/S Multi Pocket Shirt”
COL: Light Grey / Sky Blue
SIZE: 4
¥29,700 TAX IN
ミリタリー・ワーク・ビンテージ・アウトドア・クラシックウェアをベースにファッションから少し離れた様々な観点や視点から衣類を解釈するNEITHERS。
上の文にあるように同ブランドでは、各分野のエキスパートや様々な職業からインスパイアされ、実用的で面白いエレメントを取り入れたウェアを展開しています。
今回のシャツでは、ウェス・アンダーソンの映画『ライフ・アクアティック』でビル・マーレイが演じたキャラクターにインスパイアされています。
なんともデザイナーズらしいデザインソースですよね。

ビンテージユニフォームのユーティリティ機能は最大化し、全面に4つのポケットが配されています。

背面は背中のタックに加えてダーツを施すことで、ワイドフィットでありながらしっかりと身体にフィットするように調整されています。
夏は生地の薄さや着心地はもちろんですが、尚且つ収納力に優れていて軽装で出かけらるというところにも快適性を感じます。
それではラスト行きましょう。

(SIZE: 48 / 182cm)
THE RERACS
“BAND COLLAR POLO SHIRT”
COL: GUNMETAL GRAY / BLACK / WHITE
SIZE: 46 / 48
¥22,000 TAX IN
1LDK apartments.でもお馴染みのTHE RERACSから今回はポロシャツをご紹介。
快適、機能的といえばやはりこのブランドは外せないですね(笑)
まずはシルエットとディテールについて。


大きな特徴はバンドカラーであることと、芯地を入れ込んだワイドカフス仕様の袖口。
通常のバンドカラーよりもやや高めの設定にすることで、上品な印象に。
更に袖口はショートスリーブでは珍しいカフス仕様にすることで、印象のあるフロントに仕上げています。
シルエットはもちろん、重力に逆らわず直下する同ブランドらしいワイドシルエットです。

生地は最高品質のコンパクト糸を3本撚糸した100/3鹿の子編みを採用し、表面の美しさと高い耐久性を与える加工を施したブランドオリジナルテキスタイル。
吸湿吸水性と速乾性に加え、しっかりとしたハリを持たせることで型崩れしにくく、何度もの洗濯に耐えうる高い耐久性に富んだ生地となっています。
ワイドシルエット、ワイドカフス、生地のハリ感が合わさることで、肌との接触面積が少なく、夏でも快適に着用していただけます。
僕個人的にもTHE RERACSは大好きなブランドで、着心地はもちろんですが、洗濯可能なアイテムは洗濯して外に干すと30分もあれば乾いているので、ラグジュアリーブランドのような上品さがありながら機能的で扱いやすいところがすごく嬉しいポイントです。
少し長くなりましたが、今回は梅雨から夏にかけておすすめのショートスリーブシャツ5型をご紹介させていただきました。
オシャレはしたい。だけど蒸し暑いとどうしても楽な格好になってしまう。
そんな時に迷わず手に取れるシャツだと思います。
今回ご紹介したもの以外にも皆さんにおすすめしたいアイテムがたくさんありますので、ぜひ暑い夏を乗り切るお手伝いをさせてください。
ご来店をスタッフ一同お待ちしております。
○お問い合わせ先
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1LDK apartments. 三上
YOKE 2025 Summer Capsule Collection
こんにちは。
1LDK apartments.の三上です。
みなさんゴールデンウィークはどのように過ごされましたか?
気温もすっかり暖かくなって、最終日の雨の日以外はとても過ごしやすい連休でしたね。
僕たちアパレルスタッフは当然GWなど無く店頭に立っていましたが、遠方からいらしてくださるお客様や普段とは少し違った層のお客様に会うことができ、充実した連休になりました。
そんなGWがひと段落したところで、そろそろ夏の準備が始まりますね。
ここ最近の夏は異常なくらい暑いですが、それ以上に僕らが服を好きな気持ちはもっと熱いはず、、(笑)
今年の夏も思いっきりファッションを楽しみましょう!
ということで、今回は1LDK apartments.で長らくお取り扱いさせていただいているYOKEから25SSカプセルコレクションが届いたので、スタイリングポイントと併せてご紹介。
まずはコレクションの概要から。
YOKE
2025 Summer Capsule Collection
発売日: 5月10日(土) 12:00〜
毎コレクションで画家やアーティストをインスピレーションにデザインをするYOKEですが、今回は19世紀イギリスのロマン主義を代表する画家、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーの抽象的な風景画から着想を得たコレクションになっています。
自然をそのままカンバスに再現するのではなく、自然を形作るエネルギーを表現することに力を注いでいたターナー。
印象派の先駆けとも呼ばれ、その独特な画風は後世の画家たちに大きな影響を与えています。
今回のコレクションではターナーらしい光と色彩を感じることのできるものになっていると思います。
それでは早速アイテムとスタイリングのご紹介にいきます。


“BORDER MESH KNIT SKIPPER POLO SHIRT”
COL: IVORY / PEACOCK GREEN
SIZE: 2 / 3
¥35,200 TAX IN



ドライタッチなギマコットンでボーダーを組んだスキッパーニットポロ。
風通しがよく、ニットでありながら夏でもTシャツやタンクトップの上から快適にご着用いただけます。
ワイドフィットで、広めにとった身幅にすっきりした着丈になっています。
( SIZE2 / 168cm )
( SIZE3 / 180cm )
スタッフ川田はボーダーのグリーンを拾って統一感のあるスタイリングにしています。
僕は川田と逆に、アイボリーを拾ってスラックスで合わせてみました。
こうしてカラーに統一感を持たせることで、合わせずらそうなカラーのアイテムでもスタイリングに落とし込みやすくなるので、ぜひチャレンジしてみてください。
個人的には少し肩を抜いて、ワイドパンツで合わせるのがバランスがいいかなと思います。
( SIZE2 / 168cm )
レディース着用もかなりいい。
淡い色のデニムで合わせて夏らしい色合いに。
汚し加工のデニムがリラックス感のあるスキッパーニットポロと合わさって、夏らしい抜け感を演出してくれています。
お次はこちら。


“LANDSCAPE PRINTED TENCELL POPLIN OPEN COLLAR SHIRT”
SIZE: 2 / 3
¥39,600 TAX IN


今回のコレクションテーマである”ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー”の作品をプリントしたオープンカラーシャツ。
テンセルブロード生地に近江晒しを施し、しなやかなドレープ感に加え、ナチュラルなシボ感のある雰囲気に仕上げています。
さらっとした着心地にゆったりとしたサイズ感でリラックスした印象でご着用いただけます。


再度にはボタンで開閉が可能な深めのスリット。
ポケットへのアクセスがしやすいのも嬉しいポイントです。
( SIZE2 / 168cm )
( SIZE3 / 180cm )
川田はショーツとシューズを黒で締めて、重くなりすぎないようにインナーとソックスに白を。モノトーンで、プリントを最大限に際立たせたスタイリング。
僕はベーシックにデニムを合わせていますが、色合いは夏らしく、全体的にリラックスしたリゾートスタイルでスタイリングしてみました。
最後はこちら。


“FRINGE CHECK TWEED OPEN COLLAR SHIRT”
SIZE: 2 / 3
¥44,000 TAX IN


リラックスフィットのオープンカラーシャツ。
切りっぱなしのようなフリンジをジャカードカラミ織りで表現したツイード素材。
2週類の太さの糸をミックスした凹凸感のあるチェック柄で、チェックの端がほつれたフリンジにが特徴的で、ニットのような軽さと膨らみがありながらも、型崩れも防止された設計ななっています。
色味がシンプルですが、一枚でもしっかりと存在感を感じれる一着です。

ここで、カラミ織りについて。
経糸同士を絡ませながら織ることで、透かし模様を作る技法で、生地に独特の透け感と軽さが生まれ、通気性が非常に良いのが特徴です。
ここで用いられているジャカードカラミ織りは、ジャカード織機を使用してカラミ織りの模様を作る高度な技術です。
( SIZE2 / 168cm )
( SIZE3 / 180cm )
スタイリングは、川田はECRUとのコントラストが効きすぎないようにグレーのデニムをチョイス。
シャツのデザインが強めなので、スタイリングはシンプルに。
僕は夏のブラックのフリンジは少し重たく感じるので、ショーツを使ったスタイリング。
足元はショーツもシューズもブラウンでほんのり軽く仕上げました。
ここまでやや早足で3型のアイテムをご紹介しましたが、どのアイテムもシンプルになりがちな夏のスタイリングに一捻り足してくれるアイテムで、周りと差別化するにはもってこいなアイテムだと思います。
今からでもすぐに使える即戦力で、夏も活用すること間違えなし。
ぜひこの夏のお供に。
皆さんのご来店、スタッフ一同お待ちしております。
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1LDK apartments. 三上
自分らしさ。
MY___ pop up store by 1LDK®︎ at NEWoMan SHINJUKU
THE RERACS × 1LDK × F/STORE triple collaboration 第3弾
こんにちは。
1LDK apartments.の三上です。
お待たせしました。待たせ過ぎたかもしれません、、
メンズのブログはCAMPER LAB以来でかなり久々で、いつの間にか春がやって来ていました。
暑かったり寒かったりな気温もようやく落ち着いてきて、むしろ最近は少し暑いくらいです。
そろそろ皆さんも夏物をタンスの中から引っ張り出す頃合いなのではないでしょうか?
僕は我慢できず、早々に夏物を買い漁ってますが、まだまだ欲しいアイテムが沢山残っていて財布が緩む一方です(笑)
質問ですが、皆さんが春になると着たくなるものは何でしょうか?
僕はセットアップですね。
セットアップって、服選びが楽とか、何も考えずに選べるとかって人も結構いて、それはもちろんその通りだと思います。
でも、僕は「自分らしさ」を体現できるアイテムなんじゃないかと。
そこに何をプラスするか、どんな着方をするかで全く見え方が変わってくる。
その人のセンスが直に出る。
そんなファッションの楽しさを見出すには絶好のアイテムだと思っています。
とういことで前置きが長くなりましたが、今回はスタイリングを交えてセットアップをご紹介していきます。

<THE RERACS>
それでは早速スタイリングをどうぞ。
上下共にSIZE 46 / 168cm
スタッフ川田は全体的にワントーンで揃えたスタイリングに、足元はブラックのレザーシューズで締めています。
スタンドカラーのポロシャツをインナーに選び、胸元の余白をポロシャツのボタンで埋めることで、落ち着いたワントーンのスタイリングにこなれ感を感じることができます。
上下共にSIZE 48 / 180cm
僕はブルーのギンガムチェックのシャツをインナーに。
とにかくVゾーンが深いので、カラーがよく際立ってくれます。
Vゾーンが深いと視点が低くなるので、僕は襟のあるシャツをチョイスしましたが、スカーフやアクセサリーで少し顔周りを華やかにすると全体のバランスがとれると思います。
ではアイテムごとにご紹介していきます。
まずはジャケットから。


“THE JACKET CARDIGAN FEELING”
COL: BLACK / GUNMETAL GRAY
SIZE: 46 / 48
¥63,250 TAX IN
もう少し寄ってみます。

スタイリングの部分でも触れたように、このジャケットの最大の特徴は1つボタンでVゾーンが非常に深いこと。
ネックからウエストにかけて伸びる深いVゾーンとピークトラペルを合わせたシングルフロントがより洗練された印象に。
インナーにどんな色を差し込むのか、襟の形はどんなものがいいだろうか、はたまたタイドアップするのか。
考えるのが楽しくなるジャケットです。
皆さんの腕の見せ所ですね。

セットインスリーブと身幅に適度にゆとりをを持たせた直線的なボックスシルエットになっています。

腰ポケットはフラップポケットでトラディショナルな印象に。

ボタンはブランド定番のオリジナル水牛ボタンを採用。
通常のものよりも厚みがあり、重厚感のあるボタンになっています。
テーラリングの美しさを感じながらも、細部に施されたステッチワークや、マイクロリップストップなど、どこかミリタリーやアウトドアらしい一面も見ることの出来るジャケットです。
ここで生地について。

ウール30% × ポリエステル70%のハイブリッド混率で構成したリップストップ素材になっています。
通気性に優れ、夏でも着用しやすいドライな風合いに。
薄くて軽量ながら、防シワ、保形性にも富んだ機能素材です。
通常はテントやアウトドア製品に用いられる引き裂き強度の高いリップストップ組織を細かい格子状に変化させたオリジナルテキスタイルで、 しなやかでありながらハリのあるドレープが生まれ、日常に馴染みつつ気品も感じられる雰囲気に仕上がっています。
お次にパンツのご紹介です。


“US CARGO PANTS”
COL: BLACK / GUNMETAL GRAY
SIZE: 46 / 48
¥43,450 TAX IN
アメリカ軍のM-65カーゴパンツをベースにデザイン。
ダイナミックなワイドシルエットに、ミリタリーの要素を踏襲したデザインながら、オリジナルテキスタイルを採用することでハリのあるドレープがあり、スラックスのような上品さも感じられる1本です。
パンツをメインにしてもいいし、スタイリングに馴染ませてもいい。
これまたスタイリングが楽しくなりそうなパンツですよね。
ではもう少し寄ってみます。



ポケットは前後共にフラップポケットで、物を落とす心配はなさそうですね。

ウエストはややゆったり目の作りですが、サイドアジャスターで調整可能になっているので、ウエストというよりは好みの太さやレングスで選ぶのが良さそうです。


裾はドローコードがついていて絞ることでシルエットの変化を楽しんでいただけます。

裾を絞っていないとこんな感じです。

膝部分にはアクションプリーツが施されていて、動きやすさ○
パンツあるあるなのが、座った際に膝部分の生地が伸びて抜けてしまうこと。
アクションプリーツが入っているとその心配がいらないのも嬉しいポイントです。
さてセットアップのご紹介でしたが、ここからは番外編。
もう少しデイリーユースしやすいスタイリングで、今度は別々に撮影してみたのでご覧ください。
まずはジャケットから。

ジャケットをデニムで着崩す王道スタイルですね。
インナーは白のTシャツで極力シンプルに。
さらにキャップなんかを加えてみると良いかもしれません。
お次にパンツです。

こちらはパンツの持つミリタリー要素にナイロンのシャツジャケットで少しだけスポーティな要素を加えて、全体的にカジュアルにまとめてみました。
なんだかんだこれくらいラフな感じがが一番デイリーユースしやすいのかと。
さて少し長くなりましたが、今回はこれくらいにしまして、、
この時期って着たい服は沢山あるけど昼は暑いし、夜は寒くて何をどう着れば良いかわからないですよね。
そんな時はセットアップ一択です。
セットアップって服を選ぶのがすごく楽。
でもその中でも自分らしい着方を模索してみるのもファッションの面白さだと思います。
僕たちスタッフも皆さんの「自分らしさ」を見つけるお手伝いができればと思います。
ぜひ店頭でお試しください。
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1LDK apartments. 三上
新しいレザーシューズの在り方
こんにちは。
1LDK apartments.の三上です。
突然ですが、皆さん靴はレザーシューズ派ですか?それともスニーカー派ですか?
僕は断然レザーシューズ派なのですが、たまにスニーカーも履いてみると楽過ぎて気持ちが揺らぎそうになります(笑)
でも、他のアイテムを邪魔せずスタイリングに溶け込んでくれて、靴自体もしっかり印象を残してくれる。
そんな良さがレザーシューズにはあるので、ついつい手に取っているのはレザーシューズのことが多いです。
あとはやっぱりスタイリングで見た時にスニーカーより締まって見えるというのも、僕がレザーシューズが好きな理由の1つです。
最近はレザーシューズでもソールが革でできている、いわゆるグッドイヤーウェルト製法やマッケイ製法のようなカチッとしたクラシックなものだけでなく、ソールにラバーを使って少しカジュアルに仕上げたものも増えましたよね。
少し前置きが長くなりましたが、今回は1LDK apartments.で新たにお取り扱いさせていただくシューズブランドをご紹介します!

<CAMPER LAB>
今回はそもそもCAMPER LAB(カンペール ラボ)って何?というところからお話ししていこうと思います。
まず始めにCAMPER LABはスペインのマヨルカ島発のコンテンポラリー・シューズブランドであるCAMPERのハイエンドラインです。
ハイエンドラインというのも、元々はパリとロンドンのみの取り扱いで、本家スペインの店舗にも置いていない特別なラインだったそうです。
今は国内の店舗や当店のようなセレクトショップでも見ることができるのでご安心を。
CAMPERは1975年にロレンソ・フルーシャによって創設されて以来、新鮮なコンセプトが評価され、靴作りの豊かな伝統と他に類を見ないブランドとして世界中で支持されています。
CAMPER LABは2015年に初めて発表され、ブランドを象徴する美学を追及し、先進的なデザインを再構築するべく、時代をリードするスタイルを創造しています。
2020SSよりアレキス・イオン・ガブリエルがクリエイティブ・ディレクターとして起用されてからは、マヨルカの伝統を強く反映しており、ブランド設立から確率されてきた価値観や倫理観を伝えていくことを目的としています。
CAMPER LABの大きな特徴といえば豊かな色使いとディテール。
シンプルでありながら洗練され、少し皮肉めいた独創的で繊細なデザインが非常に高く評価されています。
端的に言うと、とにかく攻めたデザインが多い!(笑)
でもどこか安心するような繊細さも感じ取ることができるんですよね。
と言うことで、スタイリングも交えてアイテムをご紹介。

“MIL 1978”
SIZE: 42 / 43
¥46,200 TAX IN
「Mil-1978(ミル1978)」は、70年代からインスピレーションを得た、ボリューム感が特徴のローファーです。
光沢のあるレザーアッパーとラバーアウトソールを耐久性のある構造で組み立て、クッション性に優れた取り外し可能なリサイクルOrtholite®(オーソライト)インソールが快適な履き心地を実現。
流行に左右されず、シーズン通して履いていただけ、すっきりした足元を演出してくれます。
僕も3年くらい前から気になっていたこちらのモデル。
なかなか実物に巡り会えず、、
当店で取り扱うようになって、ようやく念願の一足目をゲットしました。

スタイリングは正統派にトラッドなスタイリングに。
アイテム自体が少し個性的なデザインなので、シンプルに合わせてローファーをメインにしてみました。
履いた感想を素直に言うと、個人的には凄く履きやすかったです。
ラバーソールを使ったレザーシューズの利点は、ソールであれば水に濡れても問題ないこと、こまめなソール張り替えが必要なくメンテナンスが楽なこと、レザーソールと比べて履き心地が柔らかいこと。
などなど様々ですが、個人的に一番の利点だなと思うのは、カジュアルなアイテムとも相性がいいということ。
と言うことで2スタイリング目もご覧ください。



ここではデニムを合わせていますが、極端な例を挙げるとするならスウェットパンツでしょうか。
最近はスウェットパンツが部屋着としてだけでなく、ワードローブに欠かせないアイテムになっている方も少なくないのでは?
僕の中ではスウェットというラフなアイテムに、ジャケットやブレザーのようなテーラーなアイテムを合わせて最後にローファーで締めるというスタイリングが流行ったのは記憶に新しいことです。
僕自身もUNIVERSAL PRODUCTS.のスウェットパンツを愛用しているのですが、正直今までの綺麗なローファーだと少しボリュームが負けてしまう上に、ローファーが綺麗過ぎてスウェットパンツのラフさとアンバランス。
MIL 1978はラバーとスクエアトゥでしっかりボリュームがあるので、ドカッとワイドなシルエットのパンツと合わせてもボリューム負けしない上に、履きやすいときた。
もうヘビロテしますよね(笑)
皆さんにもぜひ一度足を通していただきたいです。
洋服の在り方が時代と共に変化していくように、革靴の在り方も様々です。
今は既成概念に捉われないCAMPER LABのような新しいデザインのレザーシューズもありますので、スニーカーでないと合わなそうなスタイリングでも、レザーシューズも視野に入れて色々なスタイリングを楽しんでいただきたいなと思います。
今回は取り扱いが始まったばかりでまだ1型のみの取り扱いなので、ざっくりスタイリングも交えてご紹介させていただきました。
今後型数を増やしてご用意できる時は、またこちらでご紹介できればと思います。
ご来店心よりお待ちしております。
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1LDK apartments. 三上
Jazzyなブランドより。
THE RERACS × 1LDK × F/STORE triple collaboration 第二弾
こんにちは。
1LDK apartments.の三上です。
最近はAWのアイテムがたんまり入荷してきてバタバタと毎日を過ごしていたら、気づけばもう冬に差し掛かる時期になっていました、、、
ようやく暑い夏が終わってニットやアウターが着れる時期がやってきましたね。
話は変わりまして、皆さん音楽はお好きですか?
僕はジャズ、ヒップホップ、RnB、ハウスと幅広く聞きますね。
最近もライブに行ってきたのですが、その話はさておき。
今回はジャズ用語からヒントを得て、名前を取ったブランドから24AWのアイテムが入荷してきたのでご紹介していこうと思います。

< AFTERHOURS>
「AFTER HOURS(アフターアワーズ)」とはクラブで演奏を終えたジャズミュージシャンが仲間同志で集い、思いのままにおこなったジャム・セッションの時間のことをいいます。
そんな自由なセッションのように服作りをおこないたいという思いのもと、デザイナー、パタンナー、生地開発者の4名が集結し2022年の秋冬シーズンに誕生したプロジェクトがAFTERHOURSです。
ファッション業界のスペシャリストが集まり、各々のバックグラウンドが共鳴して生まれる折衷主義と、ものづくりへの礼賛という共通言語を通じた品質へのこだわりを基にタイムレスなアイテムを提案しています。

同ブランドは毎シーズンいくつかのオリジナルテキスタイルを作成。それらの生地を使ってコレクションを作成していて、ブランドタグにはそのシーズンに使われたテキスタイルの説明が付属されています。
メンバーに生地開発者がいることもあってここには本当に拘りを感じられますね。
パターンについても、和服の平面的なパターンと洋服の立体的なパターンのバランスをとったアプローチを実施。
必要に応じた立体性と布のゆとりを生み出すパターンが採用されています。
これは和服と洋服を知る日本人ならではの発想で、着てみると発見が多くすごく面白味があるパターンワークだなと思いました。
ブランドについてはこれくらいにしまして、早速アイテムをご紹介していきます。




(3 / 168cm)
“FUNNEL NECK DOWN JACKET”
COL: CHARCOAL
SIZE: 3
¥108,900 TAX IN
こちらは昨年のAWでもコラボレーションのあった、ダウンメーカー”NANGA”とのコラボレーションダウン。
極限まで装飾性を排したミニマルデザインで、大きな前身頃はシングル二層構造(ダウンパックを2層に重ねたもの)になっています。

2枚のダウンパックのキルトステッチに段差を作りシングルキルト構造の欠点であるキルトステッチのコールドスポットを排除。
2層の外側のダウンパックはセンターフロントのファスナームシ隠し部分まで延長し、冷気をシャットアウトする仕組みになっています。
と難しい話になってしまいましたが簡潔にお伝えするなら、2層のダウンパックを縫い合わせる際に位置をずらして縫うことで、縫い目から侵入する冷気をシャットアウトするということです。

さらにに衿付け線を中心部分で身頃につなげることで、寒気を感じやすい首筋のコールドポイントの発生を防いでくれます。



サイドポケット付きで、ファスナーはダブルジップ。
簡単に脱着可能なショルダーベルトも付いてます。

生地は20デニールのブライトナイロンを高密度に織り、塩縮加工することでシワの中に特殊な光沢感と独特の触感を表現。
細番手の生地による軽さを感じられる素材となっています。
このダウンを着ていれば日本の冬は余裕で越えられそうですね。
お次はこちら


(3 / 180cm)


(2 / 168cm)
“BENDING LINE SWEAT SHIRT”
COL: BLACK / WHITE
SIZE: 2 / 3
¥46,200 TAX IN
24AWから新たな新型として登場したベンディングラインシリーズで、ブランド初となるプルオーバースウェット。
なのですが、”BENDING(ベンディング)”、、、
聞き馴染みのない言葉だと思います。
ベンディングは直訳すると湾曲のことをいいます。
伝統的な日本建築の軒先のラインは一見するとまっすぐに見えますが、実は微妙に曲がっていることが多く見られます。
同ブランドでは、日本の建築が自然の形を取り込むように、二次元の直線を体に沿わせることで自然な曲線を作り出しています。
着装することで縫い線が身体に添い、自然に湾曲した線が現れるパターンニングになっています。
ということで特殊なパターンメイキングになっているのでまずはご覧ください。


ご覧の通り、背面のヨークに当たる部分が袖まで延長したパターンになっていて、こうすることで自然に肩に馴染みながらも生地の重さを活かしたボリュームのある袖になっています。
実にAFTERHOURSらしい仕上がりだなと感じました。
ここで生地について触れていこうと思います。

原綿に滑らかな肌触りが特徴の最高級スーピマコットンを採用しています。
さらにエイジングとも呼ばれる超熱加工を施すことで、綿本来のふっくらとした風合いを再現。
仕上げにバイオ加工を施すことで、しなやかな風合いをより一層引き立てています。
スウェットといえばラフで、少しカジュアルなイメージがありますが、スーピマコットン特有の上質な滑らかさと光沢感があることで、ドレッシーなアイテムとも相性が良く、きっとコーディネートの幅が広がるはずです。
しかも厚さが程よく、1枚で着てもしっかりとボリュームがありつつ、生地が柔らかいのでインナーとしても収まりの良い一着になっています。

袖の溜まり具合も最高です。
お次はこちら



(3 / 180cm)
“BENDING LINE BAGGY PANTS”
COL: BLACK
SIZE: 3(FREE)
¥59,400 TAX IN
先述したスウェットと同じく、新型のベンディングラインシリーズのバギーパンツ。
どこがベンディングなのかといいますと、横から見ていただければわかります。

こちらはよく見てみると前に向かってややカーブしたパターンになっていますね。
正面から見ると綺麗に落ちたテーパード、横や後ろには自然なボリュームが出ていてます。
もう少し寄ってみましょう。


少しわかりづらいのですが、サイドポケットは2重になっていて中で仕切ることができるようになっています。
僕も含め、男性はバッグを持ちたくない方も多いかと思います(笑)
同じポケットに複数の物を入れた時に仕切りがあると意外と便利なんですよね。
もちろん後ろにも大きめのパッチポケットが付いています。


丈は少々短めの設定ですが、ウエストはゴム入りのドローコード付き、スナップボタンとかなりイージーな仕様になっているので自在にウエスト位置を変えることができます。
もちろんバギーパンツなので腰で履くのもOK。むしろ腰で履くのが正解だと思います。
参考までに180cmで着用した感じ、丈はかなり短く感じたのですが僕自身も着用画像ではかなり落として穿いてます。
そして最後にご紹介するのはこちら




(3 / 180cm)
“BALMACAAN TOPCOAT”
COL: CHARCOAL
SIZE: 3(FREE)
¥80,300 TAX IN
チンストラップと一体化した特徴的な襟を持つ、バルマカーンコート。
こちらは最初にご紹介したダウンと同素材となっています。
ソリッドなボックス形のパターンにすることで、体型を限定せずに着用することが可能に。
AFTERHOURSではフリーサイズをよく目にするのですが、着る人を選ばない服でありながらファッション性を追求することができる服って本当に少なくて、同ブランドのパターン技術や素材を活かす力があってこそできる凄みだなと感じさせられます。


前身頃と前袖を繋げて裁断することで可動域を広げ、動きやすくありながら、見た目にも同ブランドらしい和服を想起させるようなデザインに。
さらに袖口にはクッション性のある芯地を入れ込むことで和服に見られる広がりのある袖になっています。

こうして横から見ると肩から袖にかけてのラインがすごく綺麗なシルエットになっていますよね。
さて、ここまで24AWで入荷した全4型のご紹介で少し長くなってしまいましたが、AFTERHOURSの魅力を知っていただけたでしょうか?
日本の和服と西洋の洋服という、今まで交わることのなかった服のそれぞれの良さを引き出した服。
ファッションのスペシャリストたちが作り出す服。
ファッション好きの皆さんだからこそ、一度手にとっていただきたいです。
ぜひ店頭にてお試しください。
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1LDK apartments. 三上
October 25, 2024, 6:44 PM
Category: MIKAMI
ワードローブの一軍
こんにちは。1LDK apartments.の三上です。
皆さんそろそろ秋冬のアイテムを揃え始める時期なのではないでしょうか。
新しいシーズンの服を買い揃える前に1つ質問なのですが、皆さんは服を選ぶときにどこに重きを置いていますか?
素材やシルエットはもちろんですが、僕が特に気をつけていることは自分のワードローブの一軍に加えることができるのかということです。
僕は性格上、飽き性なので決まってこんなスタイルをするというのが決まっていません。
アーバン・モード・ミリタリー・ワーク・トラッド・ストリートなどなど、、、
良く言えばなんでも楽しみたいタイプってところですかね(笑)
だからこそ僕のワードローブにあるアイテムは必然と色々なスタイリングに馴染んでくれるものが多いです。
ワードローブといえばここぞという勝負服のようなアイテムをイメージする人もいるかもしれませんが、僕は全くもって逆。
むしろ肩に力が入り過ぎず、「日常着」として多用できるアイテムがほとんどです。
それでいて素材が良く、長く使えて愛着の湧くものであるか。
そんなことを考えて服を選んでいます。
前置きはこのくらいにしまして、今回はそんなワードローブに加えるのに最適なブランドから、1st deliveryが入荷してきましたので一部抜粋してご紹介しようと思います。


<YOKO SAKAMOTO>
1LDK apartments.では昨シーズンから取り扱いをスタートした同ブランド。
毎シーズンテーマは設けずできるだけ肩の力を抜いて、無駄なデザインをせず 本質に寄り添う事を心がけて洋服を作りだしている。
つまりは「素材やシルエットの性質を邪魔しないデザインにする事で、元々持っている良さを活かせる」という考えのもと「日常着」として常に身に付けたくなるプロダクトを提案しているブランドです。
2016年秋冬のブランドが始動当時はメンズのみを展開したブランドでしたが、現在では少しずつレディースも展開しています。
同ブランドはもともとデザイナー自身のワードローブがメンズ服ばかりだったことから、自然とメンズ服がベースにあるブランドを始めるに至ったといいます。
コレクション毎に各地の幡屋に足を運び、オリジナル生地の開発をするなど、コレクション制作を生地作りから始めている。
ここからは早速アイテムについて話を進めていこうと思います。


“BAND COLLAR SHIRT”
COL: WHITE / NAVY
SIZE: S / M
¥38,500 TAX IN
バンドカラーのドレスシャツです。
もう少し寄ってみます。




ドレスシャツらしい上品なパターンメイキングでありながら、大きくドロップしたショルダーライン、ゆったりと広い身幅、力の抜けた同ブランドらしいルーズなサイズ感になっています。
素材には綿の平織物に世界一こだわった遠州地方の歴史のある機屋にて、旧式のシャトル織機を使用して製織したハイカウントタイプライターを使用。
他の機屋では真似出来ない限界を超える超高密度に織り上げた平織の生地です。
縫製後には製品にガーメントダイを施し、より味わい深い風合いに。
着用を重ねる度、独特な経年変化がお楽しみ頂けます。
ここでタイプライターという生地について触れたいと思います。

簡潔にいうとタイプライターとは、高密度の綿平織物のことをいいます。
ちょっとややこしいですが、そもそも綿平織物は基本的には3種類しかありません。
「ローン」「ブロード」「タイプライター」の3つで、順番に密度が高くなると思っていただければ大丈夫です。
タイプライターは3種類の中でも1番高密度でハリ感があるのが特徴です。
今回のシャツでは細番手の糸を極限まで高密度に織り上げることで甲高い布ズレ音を発生させ、あたかも布を纏っているかの様な感覚をご体感頂けると思います。
お次はこちら。


“REGULAR COLLAR SHIRT”
COL: KAKISHIBU / INDIGO SUMI INK
SIZE: S / M
¥49,500 TAX IN
こちらも先程ご紹介したシャツと同生地のハイカウントタイプライターで作製した、レギュラーカラーのドレスシャツ。

シルエットも至ってシンプル。
ドロップショルダーにゆったりと広い身幅のルーズなサイズ感。
先述でご紹介したシャツと違うところといえば、襟がレギュラーカラーかバンドカラーかの違い。
と、思いきや特質して違うところがあります。
それは「染め方」の違いです。
この違いで経年変化の仕方や着心地などが凄く変わるんです。
今回のシャツは「柿渋染め」と「墨染め」の2種類なのですが、同ブランドが良く使う染め方なので詳しくご紹介していこうと思います。
どちらも京都の歴史ある染め工場にて、熟練の職人が一点一点手染めでガーメントダイを施していて、着用を重ねる度に唯一無二な経年変化がお楽しみ頂けます。
僕もYOKO SAKAMOTOの柿渋染めのデニムジャケットを一着持っているのですが、本当に毎度洗濯するたびに違う表情を見せてくれて、今ではワードローブに欠かせない愛着のあるアイテムになっていますね(笑)
そんなことはさておき、早速柿渋染めからご紹介していきますね。

KAKISHIBU GARMENT DYE
柿渋液を何回も塗り重ねることで「柿渋茶」とも言われる灰がかった黄赤色を発色させるのですが、この色は化学染料にはない独特の風合いで自然がもたらす独特の色合いといえます。
古くから漁網や紙衣、和傘など、あらゆる日用品に用いられてきた柿渋染めですが、大きく分けて3つの特徴があります。
1つ目は「防水・防腐・防虫効果」
塗り重ねることで一種のタンニンの皮膜のようなものが形成され、タンニンの性質で皮膜がどんどん丈夫になって防水効果が得られるわけですね。
昔の番傘には柿渋が塗られていたそうで、それくらい防水性に優れているということでしょう。
2つ目は「塗布物を堅牢にする」
柿渋の成分に含まれるペクチンの影響で塗布物は次第に丈夫になるそうです。
3つ目は「日毎に色味が増す」
最大の特徴と言えるのがこれ。
タンニンが年月とともに縮合重合することで、使い込むほどに、日を重ねるほどにより一層味わい深い色に変わるんです。
僕のデニムジャケットもその一例で、使う人の使い方や環境によってそれぞれ違う表情を見せてくれるのが魅力なんですよね。
お次は墨染め。

SUMI INK GARMENT DYE
文字通り墨汁を使って染める手法ですね。
まず天然染色と言われて真っ先に思いつくのは墨染めではないでしょうか。
それくらい様々なシーンで多用されている天然染色の王道ですよね。
煤(すす)に皮や豚の油を練ったものが墨汁な訳ですが、単純にこれだけではなく炭を練る技術の熟練には約3年もかかるそう。
そういった墨汁で染めることで黄色みがなく、顔彩のようなムラっぽく味わい深い色合いを表現しています。
そしてその歴史は1300年以上続いていて、まさに日本の伝統技術の代表と言えるでしょう。
だからこそただの色だけでなく、そこに感じる奥ゆかしさや温もりのようなものがあるのかなと思います。
ちなみに今回のシャツではIINDIGO SUMI INKを使用しているので、黒ではなく経年変化では青みが増していきます。
やや小難しい話もありましたが、日本独自の伝統と技術があって初めてできる染色方法なんです。
さて、ここまで素材や染色方法を踏まえて、シャツ2型をご紹介させていただきましたがいかがでしたか?
僕はYOKO SAKAMOTOの服ってまるで全て手作りで作っているかのような、どこか作り手の思いや温もりを感じられるような服だなと思っています。
沢山の洋服を着てきましたが、そう感じることのできる服って滅多にないんですよね。
だからこそ必然とワードローブに欠かせないアイテムになっているのかなと、、、
なので皆さんのそんなアイテムを探すお手伝いができれば嬉しく思います。
今回は1st Deliveryの中からシャツ2型を抜粋してご紹介しましたが、まだまだ他のアイテムもありますのでそちらは順次ご紹介していきます。
皆さんのご来店、心よりお待ちしております。
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