時間と共に
残暑の中に秋の香りを感じる季節。
過ごしやすくて好きです。
皆さん、こんにちは。1LDK apartments.の米谷です。
早速ですが、今回は”INNAT 26AW Colleciton Lineup”をご紹介いたします。
今回のブログでは、INNATをご存知の方にも、まだ知らない方にも、少しでもブランドのことを知っていただけたらと思います。
ということで、まずはブランド紹介から。
INNAT(インアット)は、
「LIKE AN INN “旅の宿のように”」
をコンセプトにした日本のファッションブランド。
「旅の宿のように」。
人それぞれ価値観が違うように、「旅」と聞いて思い浮かべるものもきっと人それぞれだと思います。
僕自身は、旅行に行くときに細かく予定を決めるというより、友達とその日に何をするかを決めて、時間に縛られずにその土地を歩くことが多い。
なので、「旅」と聞くとまず思い浮かぶのは「自由」。
一方で「宿」というのは、旅の途中で戻ってきてホッとできる場所。
実家に帰ったときのような安心感だったり、身体を休める場所だったり。
そう考えると、僕の中ではINNATというブランドは、服を通して旅先で感じるワクワク感と、宿に戻ったときのような安心感、その両方を感じさせてくれるブランドなのかなと思っています。
もちろん、これはあくまで僕の感じ方。
同じ服を見ても、好きなところや気になるところは人それぞれ違うはずです。
そうやって「自分はどう感じるんだろう」と考えることも、洋服の面白いところなのかなと。
……と、少し話が長くなりました。笑
ここからは今回入荷したアイテムをご紹介していきます。
今回は4型。
INNATらしいヴィンテージやワーク、ミリタリーからの引用がありつつ、素材や加工はしっかり現代的。
実際に触ってみると、それぞれのアイテムに違った面白さがあります。
まずは今回の中でも特に目を惹くこちら。



COL:BROWN KHAKI
SIZE:2 / 3
¥79,200 TAX IN

90年代の某ワークブランドの名作から着想を得た、INNATオリジナルのワークジャケットです。
ワークジャケットらしいポケットの数ですよね。
シルエットはベースになったワークジャケットの雰囲気を残しつつ、全体的にボリュームを持たせて今っぽくアップデート。

生地にはしっかりとした素材感があり、ワークウェアらしい無骨さを感じます。
そこにピグメントダイによる製品染めを施しているので、縫い目やエッジ部分には自然な濃淡が出ています。
特に注目していただきたいのがステッチワーク。
ただ均一に染まっているわけではなく、ステッチ周りに若干ではありますが、色の差が出ていて、最初からどこか着込んだような雰囲気があります。
そして、このジャケットは着てからがさらに面白い。
着用や洗いを重ねていくことで、少しずつフェードやアタリが出てきて、さらに自分のものになっていきます。

裏地にはキュプラ素材を使ったオリジナルのヘチマキルトを採用。
キュプラならではの滑りの良さがあるので、袖を通したときの引っ掛かりも少なく、見た目の無骨さに対して着心地はかなり軽やか。
ワークジャケットというと無骨なイメージがありますが、こういうところにINNATらしさを感じます。
新品だけど、ここから着る人と一緒に完成していく。
そんな一着です。
続いては、某デニムブランドの名作「TYPE Ⅰ」ジャケットをベースにしたこちら。


“SASHIKO TYPE-1 TRUCKER SHIRT”
COL:WALNUT-GRAY
SIZE:2 / 3
¥49,500 TAX IN
いわゆるクラシックなトラッカージャケットの形ですが、INNATらしく少しゆったりとしたシルエットに。

前立てのボタン間隔や胸ポケットの位置も調整されていて、オリジナルの雰囲気は残しながら、今の洋服として着やすいバランスになっています。
個人的に気になるのは、やっぱり生地。

刺し子のような表情を持ったドビー生地を使っていて、表面に凹凸があるので、平面的ではなく立体感があります。
遠目から見るとシンプルですが、近くで見ると生地の表情がしっかり分かる。
こういう生地って、シンプルなスタイリングでも少し雰囲気を出してくれるので、個人的にもかなり好きです。
さらに染色にはボタニカル染めを採用。
自然由来の染料ならではの、少し曖昧で奥行きのある色味。
製品染めなので、縫い目にはアタリやパッカリングも出ていて、一点一点少しずつ表情が違います。
着込んでいくとさらに変化していくので、デニムのように自分なりの経年変化を楽しめる一着です。
続いては、


“PIGMENT PRINT TYPE-2 TRUCKER JACKET”
COL:BROWN
SIZE:2 / 3
¥46,200 TAX IN
こちらはTYPE Ⅱのトラッカージャケットをベースにしたモデル。
TYPE Ⅰと同じくクラシックなディテールを踏襲しながら、シルエットには程よくボリュームを持たせています。
そして、こちらも生地と加工がかなり面白い。

ベースにはダック素材を使用。
元々は、オランダの「リネン製キャンバス」という意味の「Doek」から由来されています。船の帆に使われていたみたいです。
なので、ハリとコシがありワークウェアらしいタフさがあります。
そこに白顔料プリントを施してから、さらに製品でストーンバイオウォッシュ加工。
この加工によって、表面に色の濃淡やアタリが生まれ、長年着用したようなフェード感を表現しています。
なので、単純に「新品の茶色いジャケット」という感じではなく、最初から少し着古したような雰囲気がある。
こういう加工感のあるアイテムは、Tシャツやスウェットの上からサッと羽織るだけでもスタイリングがまとまりやすいと思います。
ヴィンテージが好きな方にはもちろんですが、ざっくり羽織れるジャケットを探している方にもおすすめしたい一枚です。
パンツからはこちら。

COL:CHESTNUT-BROWN
SIZE:2 / 3
¥44,000 TAX IN
50〜60年代に見られる、ウエストタブ付きのベイカーパンツをベースにしています。
シルエットは当時のものをそのまま再現するのではなく、少しテーパードを効かせて現代的に。
INNATらしいディテールもいくつか入っています。

まずウエスト。
ベルト切り替え仕様になっていて、INNATが定番的に使っている子供服由来の平ゴムによるサイズ調整機能を、タブ付きのデザインとして落とし込んでいます。


さらに、90年代のスケーターカルチャーから着想を得て、シューレースのような共生地の紐も付いています。
ベルトと紐の両方を通せる二重構造になっているので、その日のスタイリングに合わせて見せ方を変えられる。
こういうちょっとした遊びが面白いです。
生地にはコットンヘリンボンツイルを使用。
普通のツイルよりも,ヘリンボンの細かな織り柄が、特有の表情を持たせています。
さらにボタニカル染めを採用。
今回のCHESTNUT-BROWNは栗を使って染めています。
こういう自然由来の染料だからこそ出せる、少し曖昧で奥行きのある色味が魅力。
最後にバイオウォッシュ加工を施しているので、生地は最初から柔らかく、少し穿き慣らしたような風合いになっています。
ワークパンツらしいディテールがありながら、穿き心地はかなりリラックス。
個人的には、トップスを選ばずかなり使いやすそうな一本です。
着ていくことで、完成していく服
今回のINNATを見ていて改めて感じたのは、どのアイテムにも「時間を重ねる」楽しさがあるということ。
ただ古着を再現するのではなく、染めによって今の洋服として成立しつつも、最初から少し着込んだような表情を持っているものも多い。
そうやって時間を重ねることで、その人だけの服になっていく。
冒頭で話した「旅」と少し似ているのかもしれません。
旅先で見た景色や、そのとき一緒にいた人、そこで過ごした時間。
その一つ一つが少しずつ自分の記憶になっていくように、INNATの服も着る人と過ごした時間が、そのまま服の表情になっていく。
ただ服を着るだけじゃなく、その服と一緒に時間を過ごす。
今回のINNATは、そんな楽しみ方ができるコレクションだと思います。
気になるアイテムがあれば、ぜひ実際に袖を通してみていただきたい。
僕たちとはまた違った、皆さんなりのINNATの楽しみ方を見つけてもらえたら嬉しいです。
店頭でも数が少なくなってきております。気になるものがあれば、ぜひ店頭にて。
スタッフ一同、皆さんのご来店をお待ちしております。
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1LDK apartments. 米谷
October 1, 2026, 7:44 PM
Category: YONEYA