こんにちは。1LDKの大谷です。

JOSEPH CHEANEYにお願いして作って頂いた1LDK別注のグルカサンダルを明日から発売開始いたします。

ジョセフチーニーは、1886年に英国靴の聖地とされるノーザンプトンで創業。チャーチやエドワードグリーン、クロケット＆ジョーンズなど名靴として名高いメーカーの多くが19世紀に誕生し、英国の靴作りの伝統を守りながら、今でもここノーザンプトンで靴の生産を続けているブランドの1つです。

1896年に工場を移転して以来、レザーのカッティングからファイナルポリッシュまで、すべての工程を当時から続くノーザンプトン州の自社工場で行ない、“PURELY MADE IN ENGLAND”を貫きます。

(コチラで詳しくご紹介されております。)

今回僕らが別注をお願いしたモデルは”PENZANCE 2/ペンザンス2″と呼ばれるグルカサンダル。

去年に（たしか）新しいモデルとして作れらたこちらは、今シーズン若干のアップデートを加えてリリースされていましたが、素材やディテールに少し僕らのお願いを反映して頂きました。

~Black~

~Dark Brown~

JOSEPH CHEANEY for 1LDK “PENZANCE Ⅱ” ￥57,000+TAX-

アッパーはグレインレザー(シボ革)とスムースレザーのさり気無いコンビ仕様。トゥとストラップからヒールにかけてのパーツはグレインレザー、甲の箇所はスムースレザーに変更して頂きました。

凹凸のはっきりしたしたシボ革なので、キズのつきやすいパーツには目立ちにくいように、履き込むことでのエイジングをより楽しみやすいように、甲にはスムースレザーを。

ラインニングもNaturalカラーに変更しております。

本来ライニングは同色のカラーでブランドネームが刻印されていたのですが、ドレスジュースのような見た目になっていたのと、靴下に色移りし易いのが気になったので、もっと気軽に履く事を考えるとNaturalがベストでした。(靴下に全く色移りしないわけでは無いのですが…)

Blackには鈍い輝きの落ち着いたGummetalのバックルを、Dark BrownにはエレガントなGoldで、それぞれアッパーとライニングのエンボスのカラーとマッチするように。

長すぎず、短すぎない絶妙なラウンドノーズと、丸みのあるラウンドトゥの「1886」と呼ばれるラストはそのままに。ややゆとりがあるボールジョイントは、幅広な日本人の足に馴染みやすいラストです。また、土踏まずを絞る事で足を支えるフッティングになっているのが特徴で、やや小さめのヒールカップも日本人の踵にフィットしやすい形です。

「修繕を繰り返しながら長く使っていく」という価値観を反映した、ノーザンプトン伝統の靴作りにはグッドイヤーウエルト製法が挙げられます。丈夫で履き続けていくほどに自分の足に馴染んでくることで知られ、アッパーとインソールをアウトソールに直接縫い付けず、ウェルトと呼ばれる一枚革を挟んで接合するため、ソール交換を容易に行えることも特徴の1つです。

今回のこちらもグッドイヤーウエルト製法を用いているので、ケアをしながら長く大切に自分のものとして履いていくことができます。